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【帝国データバンクの評判は?】就活生は利用すべきか解説!

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

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※本気で就活を成功させたい方のみ読んでください。

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こんにちは!

就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。

 

帝国データバンクと存在を知ったけど、利用すべきなのか?

僕が大学生の時も、1度帝国データバンクを利用しようと考えたことがあります。

 

そこで今回は帝国データバンクの評判を元に、就活生は利用すべきなのか解説していきます。

個人的には就活生ががっつり活用するのは難しいと考えており、openworkやライトハウスなどの口コミサイトの方がおすすめ度は高いですね。

しかし帝国データバンクの細かい情報を押さえておくべきなので、解説していきます!

 

帝国データバンクという言葉は聞いたことがあるのですが、どんなサイトなのかいまいち理解できていません!

そうだよね。今回はそんな帝国データバンクについて詳しく解説していくよ!

 帝国データバンクとは?

 

株式会社帝国データバンク(TDB)とは、日本で最大手の信用調査会社のことです。

 

そもそも信用調査は、企業間で取引をする際に、取引相手の企業のことを調査する行為のことを指します。

「いざ取引を開始してみたけど、この会社全然お金払ってくれないじゃん…」

「契約前は良いことばっかり言っていたのに、実際は借金まみれじゃん…」

なんてことになれば、自分の会社が危機に晒されることになりますよね。

 

だからと言って、これから取引をする会社にお金のことを根掘り葉掘り聞くのは失礼なことです。

こんな時に役立つのが、帝国データバンクなどの信用調査会社なのです。

 

信用調査では取引相手の経済状況はもちろん、技術や長所を含めた総合的な観点から企業の実情を調査してくれます。

要するに、「企業の支払い能力の高さや倒産リスクがあるかどうかを調査する会社」だと認識しておけば問題ないでしょう。

 

東京商工リサーチとの違いって?

 

日本で有名な信用調査会社は、帝国データバンクだけではありません。

「東京商工リサーチ」という会社も帝国データバンクと同じくらい知名度があり、両者合わせて信用調査のシェアは80%を超えると言われています。

 

それでは、就活生は帝国データバンクと東京商工リサーチ、どちらを利用したら良いのでしょうか。

それぞれの特徴や違いについて解説していきます。

 

料金は東京商工リサーチがやや安い

信用情報の購入でまず気になるのが、料金についてではないでしょうか。

結論から言いますと、東京商工リサーチの方が料金は安いです。

 

後ほど説明しますが、個人が帝国データバンクなどにある信用情報を詳細まで閲覧する時は、「@niftyビジネス」もしくは「ジー・サーチ データベースサービス」に登録する必要があります。

それぞれのサービスの利用料金は、以下のようになります。

 

  帝国データサービス 東京商工リサーチ
@niftyビジネス 1,600円 1,200円
ジー・サーチ データベースサービス 1,600円 1,600円

 

東京商工リサーチを利用する場合、@niftyビジネスであれば帝国データバンクよりも400円安い1,200円で情報が購入できます。

少しでも料金を抑えたい場合は、東京商工リサーチを利用した方が良いでしょう。

 

調査項目はほぼ同じ

 

帝国データバンクと東京商工リサーチでは、調査内容に違いはほとんど見られません。

基本情報や業績、従業員や経営者など、調査項目はどちらもしっかりと網羅されています。

 

ただし、帝国データバンクでは、事業内容や会社の特色、最新期の業績や最近の動向と見通しなど、複数の項目で独自のコメントが記載されています。

数値的なデータだけでなく、取材と調査員による分析を加味した評価を見ることができるため、より企業を知りたい方には帝国データバンクがおすすめだと言えるでしょう。

 

調査企業によって使い分けることがおすすめ!

 

調査内容や料金にはそこまで大きな違いのない帝国データバンクと東京商工リサーチ。

「結局どちらを使ったら良いの?」と思っている学生も多いでしょう。

 

僕がおすすめするのは、調査企業によって使い分ける利用方法です。

明確には公開されていませんが、帝国データバンクよりも東京商工リサーチの方が中小企業や零細企業の情報が豊富だと言われています。

そのため、帝国データバンクでは見つからなかった企業も、東京商工リサーチでならデータが見つかる可能性があるのです。

 

通常時はより情報量が多い帝国データバンク、中小企業を探す時は東京商工リサーチと使い分けると、より有意義な使い方ができるでしょう。

 

帝国データバンクが提供するサービス(=利用メリット)

 

普通に生活している学生には関係ないように見える帝国データバンク、実は就活でも十分に活用できるのです。

 

具体的に帝国データバンクでは、主に以下の4つのサービスが提供されています。

 

  • 会社情報の閲覧
  • 帝国データバンク会社年鑑
  • 景気業界動向
  • ビッグデータ分析

 

それぞれがどう就活に役立っていくのか、詳しく解説していきます。

 

会社情報の閲覧

 

帝国データバンクを利用すると、企業の信用情報に関する評価が見られます。

 

ちなみに、帝国データバンクで評価している項目は以下の通りです。

 

  • 業歴:企業の継続性を評価
  • 資本構成:企業財務の安定性を評価
  • 規模:売上高や従業員数などから経営規模を評価
  • 損益:会社の損益を決算報告書などから客観的に評価
  • 資金現況:業況や収益、回収状況や支払い状況、資本調達余力を評価
  • 経営者:経営者個人の資産背景や経営経験、人物像を評価
  • 企業活力:人材や取引先、生産販売力や将来性を評価

 

企業規模や損益などについては、大きな企業ならIRなどでもチェックできます。

しかし、数字だけではなく経営者や企業活力まで見られるのが、帝国データバンクの大きな魅力だと言えるでしょう。

帝国データバンクでは、実際に企業に足を踏み入れてこれらの情報を調査しています。

ゆえに、情報としての信用度は高いものになっています。

 

志望する企業や内定が出た企業のデータを調べておけば、入社後の倒産リスクや社員の年収目安などをあらかじめ知ることができますよね。

求人応募する企業全ての情報を知っておく必要はありませんが、志望度が高い企業や入社予定の企業の情報は知っておくと安心できるのではないでしょうか。

「複数社の内定が出た時に、帝国データバンクの評価が高い方を選ぶ」という使い方もできるでしょう。

 

ただし、企業のデータを閲覧するには料金がかかります。

企業の個人情報を誰でも無料で見放題というわけではない点に注意しましょう。

 

帝国データバンク会社年鑑

 

帝国データバンクは、全国の有力・優良企業14万社の最新企業情報を収録した「会社年鑑」と呼ばれる本を発行しています。

調査で集めた最新期決算情報を中心に収録しており、ほかの就活生が知らないような優良企業を知ることができます。

 

こちらの年鑑の価格は、何と11万円!

就活生が購入できるような本ではありませんが、国立国会図書館に行けば誰でも無料で閲覧可能です。

企業の選択肢を広げたい時や優良企業を探したい時に一役買います。

 

景気業界動向

 

「自分が志望する業界がこの先どんな展望なのか」

「その業界に進んで将来食いっぱぐれることがないのか」

など、業界に関する疑問を解消したい時も、帝国データバンクが役立ちます。

 

帝国データバンクの景気業界動向のページでは、業界・業種ごとに今後の展望を天気予報形式で教えてくれます。

併せて業界のニュースなども閲覧可能です。

自分が進みたい業界の将来性を確認したい学生はもちろん、これから志望業界を絞っていきたい学生にも確認しておいて欲しいページです。

 

業界だけではなく、都道府県別の景気や経済動向も確認できます。

Uターン就職やIターン就職を希望している場合は、忘れずに志望地域の動向をチェックしておきましょう。

 

ビッグデータ分析

 

ビッグデータ分析とは、「さまざまな形、性格、種類のデータを分析すること」です。

例えばスーパーの売り上げを分析する時に、「天気」「時間」「曜日」「購入客の特徴」などの複数の要素を用いることを指します。

要するに、「とにかくたくさんの情報を分析に用いることだ」と思っておけばOKです。

 

帝国データバンクでは、企業や経済に関するビッグデータ分析考察事例を見ることができます。

未来を牽引する企業の一覧や生存企業の特徴など、就活の参考になる情報がたっぷり掲載されています。

 

隙間時間を利用してビッグデータ分析も見ておくと、より納得のいく就活ができるのではないでしょうか。

 

帝国データバンクの評判まとめ

 

帝国データバンクが就活生にも役立つことが分かりましたね。

実際に、帝国データバンクを就活で利用している学生はいるのでしょうか。

 

ここからは、就活における帝国データバンクに関する評判を集めてみました。

 

帝国データバンクの良い評判

 

まずは、帝国データバンクに関する良い評判から見ていきましょう。

 

財務分析に使える 

実際に企業のIR情報や帝国データバンクから企業の財務分析を行っている学生の口コミです。

自己資本利益率や総資産利益率などをしっかりと数字で把握することで、企業の安定性が分かります。

全ての企業をここまでしっかりとまとめる必要はありませんが、入社する企業に関しては確認しておくと安心ですね。

 

就活の時に使いたかった!

こちらは、「就活の時に帝国データバンクを使っておけばよかった」と感じている方の口コミ。

入社してから財務状況が悪いことを知ったり、入社後すぐに倒産したりと、就活生は内定後も不安だらけですよね。

後悔の残らない就活のためにも、帝国データバンクを活用しておきたいところです。

 

最終面接前に見ておくべき

最終面接まで行ったら、潰れない会社かどうかを帝国データバンクで調べておくべきという投稿。

やっぱり、入社前に財政状況を知っておくのは大事なことですね。

最終面接や内定の連絡が来ると嬉しくなって浮かれてしまいますが、冷静になって「本当に入社しても良い企業なのか」をしっかりと分析することが大切です。

 

非上場企業のデータ収集に便利

非上場企業や中小企業など、IRが非公開になっている企業の財務内容は入手困難です。

こんな時も帝国データバンクを使えば、企業の財務状況を知ることができます。

とくに中小企業は倒産のリスクがあるため、しっかりと調査しておく必要がありますね。

 

帝国データバンクの悪い評判

 

次に、帝国データバンクの悪い評判を見ていきましょう。

 

就活生向けではないかも

帝国データバンクは企業や転職者が使うものだから、就活生向けではないという口コミです。

確かに帝国データバンクは企業向けのサービスですが、売り上げや利益が分かれば企業の安定性も分かります。

したがって、就活生でも十分役立てられるツールであると僕は思いますね。

 

情報量が高い・見方が分からなかった

就活のために帝国データバンクに登録した方の意見。

料金がかかる点と、情報の見方がよく分からなかった点がマイナス評価だったようです。

確かに財務状況などは、ある程度知識がないと何が書いているかが分かりにくいと思います。

使用しながら、ある程度情報の見方や使い方を勉強していく必要はありそう。

 

就活生におすすめの帝国データバンクの利用方法

 

ここからは、実際にどうやって帝国データバンクを活用して行ったら良いのか、具体的な利用方法についてお伝えしていきます。

 

帝国データバンクの利用方法① Webサイトで購入する

 

ひとつ目の利用方法は、帝国データバンクの公式サイトでの会社情報の購入です。

企業から掲載希望があった「開示情報」は無料で閲覧できますが、資本金や業績などの詳細については有料情報となります。

個人でも利用が可能な「T D B会社情報」は500円で購入でき、就活生でも購入しやすい良心的な値段になっていますね。

 

【利用方法】

  1. TDB企業サーチのトップページから企業を検索する
  2. 『¥会社情報』をクリックし、利用約款に同意する
  3. 申し込み画面でアドレスや氏名を入力する
  4. 支払いに使用するクレジットカード情報を入力する
  5. 決済完了後、会社情報が開示

 

利用方法は非常に簡単で、ネット通販のように気軽に会社情報を購入可能です。

ただし、本家よりも情報量が少なめで評点もついていません。

本家同様の情報が欲しい場合は、次にご紹介する方法で利用しましょう。

 

帝国データバンクの利用方法② @niftyビジネス/ジー・サーチ データベースサービス

 

企業向けの詳しい情報や評点を知りたい場合は、「@niftyビジネス」「ジー・サーチ データベースサービス」経由の情報購入がおすすめ。

個人でも無料の会員登録をするだけで、企業が信用情報の調査を依頼する時と同様の情報が購入可能になります。

 

@niftyの方は月額料0円で、企業1件あたり1,600円払えば情報が得られます。

ジー・サーチ データベースサービスでは、月額料300円+1件あたり1,600円の料金がかかる点に注意しましょう。

@niftyの方が月額費がかからない分若干安く済むので、@niftyの利用がおすすめです。

 

帝国データバンクの利用方法③ アプリ「NOKIZAL」を利用する

 

帝国データバンクの情報は、「NOKIZAL」というアプリでも閲覧可能です。

 

「NOKIZAL」は元々プレインワークス社が提供していた企業情報活用無料アプリ。

帝国データバンクと提携することにより、アプリ上でも手軽に「TDB会社情報」が閲覧可能になりました。

 

詳細情報は1社あたり610円で購入する必要がありますが、売り上げや経常利益などは無料で確認できます。

まずは無料で企業情報を閲覧し、最終的に入社する企業は@niftyなどでしっかりと調査しておくなど、使い分けることが大切です。

 

帝国データバンクの利用方法④ 大学のキャリアセンター

 

帝国データバンクの有料の利用方法ばかりを紹介してきました。

ここまで読んで、「利用した方がいいのは分かっているけれど、できるだけお金はかけたくない」と考えている学生も多いはず。

 

実は帝国データバンクの情報は、大学のキャリアセンターでもゲットできます!

もちろん、利用料金は無料です。

 

帝国データバンクだけではなく、大学のキャリアセンターでは企業の離職率などオープンにされていない情報も教えてもらえます。

大学のキャリアセンターを味方につけておけば、気になる企業や内定先を吟味する時に大きな助けになるでしょう。

 

さらにキャリアセンターでは、企業・業界ごとに合格した先輩のエントリーシートや面接での質問事項などが閲覧できます。

役立つ情報が豊富なので、空きコマなどを利用してキャリアセンターを覗いてみることをおすすめします。

 

帝国データバンクを利用する際の注意点

 

ここまで就活生に対して帝国データバンクの利用をおすすめしてきましたが、帝国データバンクの利用には注意点もあります。

「帝国データバンクで大丈夫な企業は100%安心だ!」なんてことは、残念ながら絶対にありません。

ここからは、帝国データバンクを利用する時に意識して欲しい注意点について解説していきます。

 

信憑性100%ではないことを理解しておく

 

帝国データバンクの信用調査は、全てが必ず信用できるものではないことを知っておきましょう。

 

帝国データバンクの調査では、商業登記簿などの公的情報や一般に公表されている情報を元に客観的な信用評価をつけています。

しかし、企業には公的な書類に載っている情報以外の情報もありますよね。

 

帝国データベースの調査には、一切の強制力はありません。

答えたくない質問には答える義務がないため、会社に深刻な問題がある場合は言わなくても良いのです。

 

そのため、本当は業績が悪い企業に良い評価がついていたり、情報を公開していない優良企業に悪い評価がついていたりするケースもあります。

 

信用調査の全てを鵜呑みにせず、企業を判断する参考程度に留めておくようにしてくださいね。

 

「評価を上げる方法」が流通している

 

信憑性にも通じる話になるのですが、ネットで検索をすると「帝国データバンクで高評価を獲得するコツ」などの記事を見つけることができます。

「良い印象を与える振る舞い方」や「評価を上げる書類の用意の仕方」などが紹介されているため、これを実践して実力以上の評価をつけられてしまっている企業も中にはあるでしょう。

 

もちろん企業からすれば、少しでも良い評価をつけてもらいたいと考えるのは当然のこと。

評価を上げるために努力することは悪いことではありません。

 

しかし就活生からすると、「ありのままの企業を見て比べたい」と思ってしまうものです。

公開されている方法を試したからといって評価が上がるわけではありませんが、身の丈以上の評価をされている企業があることも念頭に置いておいてくださいね。

 

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました! 

 

帝国データバンクを利用することで、企業に関する細かな情報が得られます。

よって「内定を獲得した企業について調査する」という目的での利用はおすすめ度が高いですが、就活生が利用するとなるとかなり高度ではあります。

 

よって大学のキャリアセンターに1度相談し、調査をお願いできないか確認することをおすすめします。

僕が通っていた大学では、帝国データバンクのデータを取ってくれるサービスがありました。

今回の記事が帝国データバンクへの理解に繋がったなら嬉しいです。

 

それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。

 

【本記事の要点】

  • 帝国データバンクとは日本で最大手の信用調査会社である。
  • 帝国データバンクを利用することで企業の細かなデータが得られる。
  • 帝国データバンクの利用者の評判を確認すると、就活生の利用をおすすめする声がある他、就活生が利用するにはハードルが高いとする意見も見られる。
  • よって利用するなら内定を獲得した企業に対して、本当に入社すべきかどうかを考える最終判断時に利用するのが良いと考える。