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【保育士専攻から民間企業に変えられる?】切り替え理由の作り方も解説!

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

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保育士になるために保育を専門にして大学に通っていたのですが、民間企業への就職に切り替えようと考えています。

その場合、企業から切り替え理由を聞かれそうなのですが、その答え方が分かりません?

なるほど!では保育士専攻だったのに、民間へ切り替える理由の作り方を今回は詳しく解説していくね。 

 

今回は僕の友人からの相談を記事にします。

友人は大学生で、保育士資格を取るために大学に入学したのですが、実習を通して「やっぱり自分には保育士は向いていない」と思ったそうです。

 

大学生のうちにこのように自分への向き不向きが分かることは非常に良いことなのですが、彼女は「せっかく保育士資格を取るために大学に行ったのにどうしよう」と悩んでいました。

 

そこで「民間企業への就職に切り替える場合は、企業からなぜ保育士にならないのか?と聞かれるよね?」という相談を受けたんですよね。

それに対して回答をしたのですが、同じ悩みを持つ人は多いと思ったので、今回は記事にしてみました。

保育士資格を取るために大学に入ったからと言って固執する必要はない

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まず最初に、そもそも世の中の人は「◯◯の資格があるから◯◯しなくては」とか「◯◯の経験があるから◯◯しなくては」と資格や経験に固執しすぎです。

 

これはホリエモンこと堀江貴文さんのメルマガでのことなのですが。

「◯◯の資格があるので・・・」という質問を投げかけてくる質問者に対して、堀江さんは「◯◯の資格に固執してる時点でうまくいかないよ」といった回答をしていました。

 

これに関しては完全に同意ですね。

順番が逆なんですよ。

 

資格は「どうしても◯◯したいから」仕方なく取るものである

 

「どうしても◯◯がしたくてたまらないから、それに絶対に必要な◯◯に資格を取らなくてはならない」というのが正しい順番です。

 

つまりは「どうしても◯◯がしたくてたまらないから」が前提にあることが重要なんですよね。

「◯◯の資格があるから・・・」というのはもうダメです。

 

話を保育士志望者に戻しましょう。

僕の友人は「保育士として働くことは自分に合わないかもしれない」と思っています。

つまりこの時点で「どうしても◯◯がしたくてたまらない」という大前提から離れてしまっていますよね。

 

つまりもう彼女は「せっかく保育士資格が取れるから・・・」という思考になってしまっているのです。それで縛られてしまっては元も子もありませんよね。

 

「サンクコスト効果」という心理を知っておくべき

 

皆さんは「サンクコスト効果」という言葉を知っていますか?

 

まず「サンクコスト(埋没費用)」とは、回収が不可能な費用のことを指します。

人はこのサンクコストが無駄になることを嫌うので、どうにかして回収しようと意地になってしまう心理を持っています。

これをサンクコスト効果と言います。

 

つまり保育士資格を取るために払った「学費」や大学で学んだ「時間」、更には自分が保育士資格を取るために費やした「労力」などのサンクコストを、意地でも回収しようと無理に保育士になろうと考えるのは、心理学的に仕方のないことなんですよね。

 

しかしそもそも「自分には合わないかもしれない」と思っている時点で、おそらく1年後や2年後にボロが出始めます。

人には「資質」があるので、Aさんは1ヶ月の保育園実習を「超楽しい!最高!」と思うかもしれませんが、Bさんは「毎日つらい!大変!」と思うかもしれません。

 

これはBさんが悪いということではなく、資質の問題です。

 

Bさんは企業での事務職が合うかもしれないし、Aさんは企業での事務職が合わないかもしれない。つまりどんなことに合うのかは人によってそれぞれということですね。

 

サンクコスト効果があることを知ることで、サンクコストに引きづられずに冷静に判断することが重要だよ。

食べ放題へ行って「元を取ろう」と無理して食べようとするのは、まさにサンクコスト効果によるものですよね。

民間企業へ就職する時に「なぜ保育士にならないの?」と聞かれた際の回答法

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ここまで話したとおり、保育士資格を取るために大学に通っているからと言って無理に保育士になる必要はありません。

無理に保育士になって、1年後鬱になる方がよっぽど不幸せなので冷静に考える必要があります。

 

そしていざ民間企業への切り替えを考える場合は、就活時に企業から確実にこの質問をされます。

「なんで保育士資格を取るために大学に行っていたのに民間企業に就職することにしたのですか?」

企業の人事の立場に立てば、この質問をすることは当然ですよね。

 

本音の理由は「ネガティブ」なので就活には不向き

 

企業からこの質問をされた時、本音としては以下のような理由ですよね。

 

【保育士になるのを辞める本音の理由】
  • 実習したら大変すぎて続けられる自信がないと思ったから
  • 子供は好きだけど仕事となると大変で辛い
  • 責任のある仕事でプレッシャーを受け止めきれない
  • 給料が低すぎる
  • 家への持ち帰り仕事が多すぎる 

 

保育士の仕事は本当に「労力」と「報酬」のバランスが悪く、割にあわない仕事です。

だからこそ実習を通してこれらの理由から保育士になることを辞めるのは、納得できますね。

 

しかしこれらの理由は「本音の理由」です。

本音の理由でも良いのですが、これらの理由は非常に「ネガティブ」ですよね。

 

就活においてネガティブな理由を言うと、「この子は忍耐力がない子なのかな?」とか「この子は給料ばかり見て企業を決めているのかな?」と思われるリスクがあります。

 

よって就活ではこれらのネガティブな本音の理由を言うのではなく、「ポジティブ」な建前の理由を用意する必要があるんですよね。

 

「ポジティブ」な建前の理由の作り方

 

では建前としてどんな理由を用意すべきなのか?

その友人にアドバイスしたのは、こんな作り方です。

 

「例えば自動車業界の企業を受ける場合は、大学入学前から保育士になるのか、自動車関係に進むのかずっと迷っていました。自動車に興味を持ったのは◯◯の理由からです。どちらの道に進むべきか迷った結果、資格が必要な保育系の大学に進むことにしたのですが、実習を通して子供に触れても最終的には自動車関係の道に進むことを捨てきれず、保育士になることを辞め、自動車業界への就職を志すことにしました。」

 

いかがでしょうか?

ポイントは以下です。

 

  • 元々、保育士になるのか◯◯業界に進むのかずっと迷っていた。
  • 保育士は資格が必要だから大学は保育系の大学に進んだ。
  • でもやっぱり◯◯業界への興味を捨てきれず、保育士になることを辞めて◯◯業界に進むことを決意した。

 

この3つのポイントを押さえていれば、面接官は必ず納得します。

更にはネガティブな理由を1つも言っていないので、むしろ「◯◯業界への志望度が非常に高い人」として評価されます。

 

◯◯業界への興味を元々持っていたことは嘘になってしまうかもしれません。

しかし就活において僕は「性格や自分の価値観」に関する嘘はダメだと思いますが、志望度に関して嘘をつくことは、建前として重要だと思うんですよね。

 

ぜひ保育士専攻から民間企業への切り替えを考えている方は、この理由を就活ではうまく使ってみてください!

「残業が多くて給料が低いから!」などネガティブな理由を言う人は、就活では評価されにくいので。

 

なるほど!もともと◯◯業界か保育士か、夢が2つあったとすれば納得性の高い理由になりますね。

これは非常に便利だと思うし、志望度の高さも伝わるから一石二鳥だよ。

保育士は本当に大変な仕事

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保育士について、就活攻略論では初めてこんなに話しました。

もともと保育士をしている友人がいるので、その大変さはよく知っているのですが、Youtubeの「フェルミ研究所」というチャンネルの動画に保育士の大変さが分かる動画があります。

 

▼Youtubeフェルミ研究所の保育士に関する動画

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この動画を見れば、保育士の大変さが一発でわかるのですが、やはり労力と報酬のバランスが悪すぎる仕事だと思います。

 

個人的には月収30万は絶対に払ってあげるべき仕事だと思うのですが、手取りは16万円ほどだそうです。

更には土日仕事や持ち帰り仕事も多いそうなので、えげつないですよね。

 

それでも志望者が多いのは、「子供と関わる仕事」という夢ややりがいのある仕事だからだと思います。

世の中、需要と供給があります。夢ややりがいを持ちやすい仕事がゆえに、保育士を志望する人が多く、それによって報酬が少なくなってしまっていますね。皮肉なことに。

 

ですが、個人的にも将来を背負う子供たちのためになる本当に素晴らしい仕事だとも思います。

ぜひ自分の夢ややりがいと、現状や実情(給料の低さや持ち帰り仕事の多さなど)を比較したうえで選択すると良いでしょう。

 

最後に重ねて言いますが、別に保育士資格を取るためにここまで勉強してきたからといって保育士になる必要はありません。

サンクコスト効果を理解しつつ、10年後の自分の幸せを実現する最善策を取ることが重要です。

 

今日も読んでくれてありがとう。

君の就活はきっとうまくいく。

 

ーまた次回もお楽しみに。本日もありがとうございまシューカツ!!ー