就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
内定獲得というゴールのためには、一次面接の突破が必須です。
しかし書類選考には問題なく通過できるのに、一次面接になるとなかなか受からないと悩む人は少なくありません。
とくに複数の企業の一次面接に落ちているとしたら、このまま面接に苦戦し続けて内定も得られないのではと不安になりますよね。
一次面接での苦戦が続くなら何らかの原因がある可能性が高いですが、自分自身でその原因に気がつくことは簡単ではありません。
この記事では、前提知識となる一次面接の位置づけを共有したのちに、一次面接に受からない主な原因や対策を紹介します。
実体験を踏まえた選考突破の秘訣や具体的な改善策を多数共有していくので、一次面接に苦戦して悩んでいる人はぜひ最後までご覧ください。
一次面接に受からないので悩んでます。
実は共通する原因があるんだ。主な原因と合わせて突破率を高めるコツもお伝えするから、ぜひ参考にしてほしい。
- 一次面接に受からない人は”面接の位置づけ”を把握しておくべき
- 一次面接に受からない原因
- 【実体験】一次面接の突破のカギは場数を踏むこと
- 一次面接に受からない人の特徴と対策|見た目や態度
- 一次面接に受からない人の特徴と対策|設問への回答
- 一次面接の突破率を高めるための具体的なコツ
- 本記事の要点まとめ
一次面接に受からない人は”面接の位置づけ”を把握しておくべき
受からない原因として想定されるものを紹介する前に、まずは前提知識となる一次面接の位置づけを共有させてください。
というのも、適切な振る舞いをするには位置づけの把握が必須だからです。
面接は複数回設定されることが通常ですが、企業側が何回かに分けて面接をしているのは各選考にそれぞれ意図を持っているからなんですよね。
よって一次面接の突破率を高めたいなら、企業側がどんな観点を持って選考ステップを設けているか把握することが重要なんです。
ここでは、そんな企業側の視点を把握する上で重要な内容のみまとめました。
いずれも簡潔に整理しているので、最初にさくっと確認していきましょう。
【一次面接の位置づけ・概要】
- 目的は二次面接に進めたくない人の選別
- 評価方法は基礎スキルのチェックが中心の減点式
- 面接官は若手社員や現場社員が中心
概要① 目的は二次面接に進めたくない人の選別
まず知っておくべきなのは、一次面接の目的です。
面接の受け手からすると合格を得ることだけが目的になりがちですが、企業側は面接フェーズごとに異なる意図を持っているんですよね。
一次面接に関しては、二次面接に進めたくない人の選別が目的とされています。
直接的な表現をすると足切りの側面が強くて、大勢いるエントリー者のなかから次の選考に進めてもよい人を判断しているイメージですね。
これは、各面接を担当する面接官の違いを意識すると納得しやすいかと。
業務が忙しく重要な意識決定をしないといけないような役員の方とかは、最終面接などでしか出てきませんよね。
逆に一次面接では、役職のない現場社員や人事が出てくるかと思います。
選考フェーズを進むほど会社にとって重要な人物に時間を使わせるために、一次面接ではできる限り見込みのある人だけを選別したい意図があるわけですね。
微妙な人を二次以降に進めると一次面接の面接官も判断基準を疑われるので、二次に進めてもいいか?という観点で見極められるわけです。
概要② 評価方法は基礎スキルのチェックが中心の減点式
足切りの側面が強い一次面接では、主に基礎スキルのチェックをされます。
具体的には、面接マナーや挨拶・受け答えや態度・一般的なガクチカや志望動機などに問題がないかを見られることが多いですね。
そしてこれらの基礎スキルを総合的に見て、減点式で評価されることが一般的です。
「誰に内定を出すか」のような最終判断ではなく「誰なら次に通してもよいか」という視点で見られるので、減点式で評価をして基準以上だった人を合格にするわけですね。
よってガクチカや志望動機などの回答だけでなく、マナーや受け答えの態度といった振る舞いの部分にも力を入れないと苦戦する可能性が高いです。
面接マナーなどを軽視して一次面接に苦戦してしまう人は毎年多くいる印象なので、適切な振る舞いも意識して面接に臨むようにしましょう。
概要③ 面接官は若手社員や現場社員が中心
目的の見出しでも触れましたが、一次面接を担当する面接官も知っておきましょう。
一次面接では、若手社員や現場社員が中心となる企業が大半です。
二次面接になると課長や部長クラス、最終面接になると役員クラスなどのように徐々に役職の高い人が面接官になっていくイメージですね。
ゆえに一次面接では年齢の近い若手社員を相手にする可能性が高いですが、かといって軽い気持ちで本番に臨むと痛い目を見る恐れがあります。
若年層の面接官だからこそ基礎マナーなどはシビアに見られるものなので、どんな相手であっても気を抜かずに面接に臨んできてくださいね。
なるほど、二次以降に進めてもよいかどうかを見られているので、基礎マナーなどの部分でマイナス評価を受けないことも合否に大きく影響するわけですね。
まさにそのとおりだよ。二次以降では基礎スキルのある人しか残らないから語られることは少ないけど、一次面接ではとくに気を抜かないで臨むことが大切なんだ。
一次面接に受からない原因
次にこの章では、一次面接に受からない主な原因を紹介します。
僕はこれまで数多くの就活生を見てきましたが、一次面接に苦戦している人には共通点がいくつか見られるんですよね。
なかでも根本の原因だと感じているのが、以下の2つです。
もし以下2つのいずれかに少しでも心当たりがあれば、まずはこれらに改善の余地がないかどうか検討することを強くおすすめします。
【一次面接に受からない原因】
- 自信や余裕がないと感じられている
- 結論ファーストや根拠の説明がうまくできていない
原因① 自信や余裕がないと感じられている
1つ目は、自信や余裕がないと感じられていること。
前章で伝えたように、一次面接は足切りの側面が強いため質問への回答と同様に振る舞いやマナーなども注視されています。
そして振る舞いから自信や余裕を感じられない人は、仕事ができなさそうな印象を与えてしまい二次以降に進めないものなんですよね。
これは、一次面接を担当する面接官の立場を想像すると理解できるかと。
一次面接の面接官は、二次以降を担当する自分よりえらい立場の人に見てもらっても恥ずかしくないような応募者だけを通したい気持ちがあります。
その状況下で、回答や振る舞いから自信を感じられる人・不安そうな人がいたら、確実に前者を次に進めようと思いますよね。
もちろん回答でも差がつくことはありますが、それと同じくらい視覚的な印象でも評価を下される可能性が高いわけです。
本番で不安になる気持ちは痛いほど理解できますが、意識次第で表情などは変えられるはずなので、少しでも余裕のある雰囲気をぜひ意識してみてください。
原因② 結論ファーストや根拠の説明がうまくできていない
印象的な部分以外でも意識すべきことはもちろんあります。
なかでも重要度が高いのは、結論ファーストを徹底することですね。
これは一次面接に限った話ではないですが、短時間で自分の印象を伝える・面接官側は評価する必要がある場なので、いかに簡潔に伝えるかが重要です。
とくに一次面接は集団でおこなわれるなど一人あたりの時間も少ないことが多いので、結論から話せないだけでも低評価に直結します。
面接官からすると限られた時間で応募者の魅了を引き出したいと思っているのに、質問に対する答えがなかなか得られないともどかしいですよね。
もちろん結論ファーストで答えるだけでなく、必要に応じて根拠も交えないと説得力に欠けるので注意が必要です。
話がわかりやすい就活生は、もれなく確実に結論から話をします。
印象的な部分と同じく意識しておけば回答の仕方が変わってくるはずなので、これまで認識できていなかった人はぜひ取り入れてみてくださいね。
振る舞いから余裕や自信を感じてもらうこと、結論ファーストを徹底することが一次面接を突破する上ではかなり重要なんですね。
ほかの面接でも大切だけど、一次面接ではとくに差が付きやすい部分だね。この2点を意識するだけでも評価は変わるはずだし、改善の余地があるならぜひ意識してみよう!
【実体験】一次面接の突破のカギは場数を踏むこと
ここまで、前提知識となる一次面接の位置づけや苦戦する主な原因を紹介しました。
一次面接に受からないことが続いている人は、前述した内容を元に改善策を考えるだけでも評価のされ方は変わってくるかと思います。
ただ、この記事を読むあなたが本当に知りたいのはより具体的な対策ですよね。
僕自身も現役時代、偏差値50の中堅大学から複数内定を獲得した実体験から伝えたい秘策があるので、ぜひ共有できたらと思います。
結論、一次面接の突破率を高めるには場数を践むことが最重要だと考えています。
場数を践むと面接自体に慣れて自然と余裕を持って回答できるようになりますし、頻出質問なども身体で覚えた状態で本番に臨めるんですよね。
では、一次面接の場数を践むにはどうしたらよいのか?
僕の結論は、自分が気になる優良企業を効率的に見つけてエントリー数を増やすこと、模擬面接をお願いできる相手を見つけることの2つが重要と考えています。
以下ではこれらにつながる具体的な対策をまとめたので、順に見ていきましょう。
【場数を増やす上でおすすめの対策】
- ホワイト企業ナビで優良企業を効率的に見つける
- 逆求人サイトで企業との接点獲得を自動化する
- 就活エージェントを使って模擬面接をこなす
対策① ホワイト企業ナビで優良企業を効率的に見つける
場数を践むには、自分の希望条件に合う企業を効率的に見つける必要があります。
闇雲にエントリー数を増やして、興味のない企業の面接にチャレンジしてもあまり意味がないですからね。
ただ、いい感じの会社をうまく探せずに困っている就活生がかなり多いかと。
そこでおすすめしたいのが「ホワイト企業ナビ」の活用です。
ホワイト企業ナビは僕が立ち上げたサイトですが、企業に対して掲載条件を課すことで優良度の高い会社しか求人を出せないようにしています。
よって就活生はホワイト企業ナビを使うだけで、優良度の高い企業のなかからエントリー候補を効率的に探せるんですよね。
▼こんなサイトです!見やすいデザインにこだわりました!
具体的に企業に課している条件は、以下の3つです。
【ホワイト企業ナビに掲載している優良企業の条件】
- 残業時間が月25時間未満
- 3年後離職率が30%未満
- 年間休日数が120日以上
3条件すべてを満たさないと掲載できない仕様なので、どの企業もある程度の働きやすさが保証されているといえるかと。
プロライターが所属する編集部が各求人の中身をまとめており、企業の悪い部分も書くなど情報の質に強くこだわっている点もポイントです。
現状はまだ掲載企業数が少ないですが、愛される求人サイトを目指して1つずつ丁寧に着実に企業を探して掲載しています。
一度でもサイトを見てもらえたら一般的なサービスとの違いを感じてもらえると思うので、少しでも興味を持ってくれた人はぜひ気軽にサイトをのぞいてみてください!
対策② 逆求人サイトで企業との接点獲得を自動化する
企業候補を効率的に増やす上では、逆求人サイトの活用もおすすめです。
逆求人型サイトとは、プロフィールを登録すると自分に興味を持った企業からスカウトが届くサービスのこと。
通常、マイナビなどでは就活生側が企業に対して連絡をしますよね。
逆求人サイトはこれの真逆で、自分のプロフィールを見て魅力的に思ってもらえるとその企業からスカウトの連絡がきます。
つまり企業との接点獲得を自動化できるので、エントリー候補を効率的に増やしたいときにはかなり有用なんですよね。
自分にとって微妙な企業からもスカウトは来ますが、逆に大手や有名企業の内定を得ている人もいるので、選択肢を増やす意味で使わない手はないかと。
▼逆求人サイトの最も賢い運用方法
結論、僕が考えるおすすめの逆求人サイトは「Offerbox(オファーボックス)」です。
登録企業数が圧倒的に多く、ほかのサイトと比べてスカウトが届く期待値も高いんですよね。
上記以外の逆求人型サイトはランキング形式で紹介しているので、その他のサイトも気になる人はぜひ一読してみてください!
対策③ 就活エージェントを使って模擬面接をこなす
模擬面接によって場数を踏みたいなら、就活エージェントの利用がおすすめです。
就活エージェントとは、人材会社が無料で次のような支援をしてくれるサービスのこと。
【就活エージェントのサービス内容】
- 就活相談
- 自分に合った求人の紹介
- 選考支援(ES添削や面接対策)
- 企業との面接のセッティング
- 面接後のフィードバック共有
端的に説明すると、内定獲得までを幅広く支援してくれるサービスですね。
ゆえに面接対策にも対応していて、模擬面接によって経験を積みたい旨を伝えると就活市場に精通した担当者が相手をしてくれるんです。
就活支援を専門にしているプロなので経験豊富ですし、サービス自体に蓄積された情報なども踏まえて客観的なアドバイスももらえます。
一次面接に苦戦している旨を伝えると、その観点も踏まえてどこに改善の余地がありそうかなども意見をもらえますよ。
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)
経験が浅いとどうしても余裕のある振る舞いが難しくなる。でも場数を践むとそれだけで自信が生まれやすいから、騙されたと思ってでもぜひ行動に移してみてほしいな!
一次面接に受からない人の特徴と対策|見た目や態度
この章と次章では、一次面接に受からない人の特徴と対策をまとめました。
前述したように自信や余裕を感じてもらうこと、結論ファーストを徹底することが根本の対策となることは間違いありません。
ただ、そのために具体的にどうすべきか?を知るとより理解が深まるかと思います。
この章では見た目や態度に関する内容、次章では設問への回答に関する内容をまとめたので、ぜひ順に目を通してみてください。
【一次面接に受からない人の特徴と対策|見た目や態度】
- 暗い雰囲気で頼りない感じがある
- 声が小さく自信がなさそう
- コミュニケーション能力に怪しさを感じる
特徴① 暗い雰囲気で頼りない感じがある
暗い雰囲気で面接に臨んでいる人は、確実に改善する意識を持ちましょう。
面接官の立場を想像するとわかるはずですが、暗い雰囲気の人には仕事ができそうな印象を受けないですし、それでは合格にしようと思いません。
自信や余裕を感じてもらうためには、明るい雰囲気で振る舞うことが基本になると僕は考えています。
一般的には、暗い人より明るい人と働きたいと思われることが多いはずですからね。
面接では誰しも緊張するものですし、性格的なことから暗い雰囲気で話をしてしまう人もいるかもしれません。
ただ、意識した状態で面接に臨めば多少なりとも振る舞いは変わってくると思うので、ぜひ明るさを意識して回答することをおすすめします!
特徴② 声が小さく自信がなさそう
印象に影響を与える要素としては、声の大きさもあります。
単純な話ですが、声が小さい人にはどうしても自信を感じにくいんですよね。
一次面接は集団でおこなわれることも多いですが、多数の学生がいるなかで声が小さいとそれだけでも頼りなさそうな印象が残りやすいです。
悪目立ちすると、一次面接の足切り対象になる可能性は高まると考えられますね。
日常生活でも声が大きいほどいいとは一概にはいえませんが、面接の場では堂々とした人ほど評価されやすいのは間違いないかと思います。
明るい雰囲気と同様に意識次第で改善できる内容だと思うので、とくに声が小さいといわれることが多い人はぜひ心がけてみてください。
特徴③ コミュニケーション能力に怪しさを感じる
会話力に問題があると感じられると、やはり低評価につながりやすいです。
社会人の仕事は基本自分一人では完結しないので、自分の意見や状況を端的に伝えたり、相手の意向を汲み取ったりする必要があります。
ただ、業務に費やせる時間は限られているので、できる限り円滑にコミュニケーションできるかどうかが重要なんですよね。
よって面接の時点でも、コミュニケーション力はじっくり見られるわけです。
では会話力を伝えるにはどうしたらよいかというと、前述のとおり結論ファーストを徹底することが重要になってきます。
短時間で面接官とやり取りする場ともいえるので、相手の質問に的確な回答を続けることが会話力のアピールにもなるわけですね。
逆にいえば端的な回答ができないと、それだけでコミュニケーション力に難があると思われて不採用につながる可能性があります。
根本の会話力を高めるのは簡単ではないですが、結論ファーストの徹底は意識次第で実践できるので、ぜひ意識して面接に臨むようにしましょう。
明るい雰囲気で振る舞ったり、声の大きさを意識したりするだけでも一次面接の評価は大きく変わる可能性があるのですね。
見た目や態度などに関する評価を軽視すると本当に痛い目をみるよ。どれも意識次第で改善しやすい内容だから、気を抜くことなく確実に実践して不要な減点をなくそうね。
一次面接に受からない人の特徴と対策|設問への回答
続いてこの章では、設問への回答に関して改善すべきことをまとめました。
一次面接を突破する上では印象的な部分に力を入れることが必須ですが、もちろん質問への回答を軽視してよいわけではありません。
回答に関する重要度の高い3つをまとめたので、順に確認していきましょう。
【一次面接に受からない人の特徴と対策|設問への回答】
- 自己PR・志望動機・ガクチカが浅い
- 企業選びの軸が曖昧で回答に一貫性がない
- 逆質問から熱意を感じられない
特徴① 自己PR・志望動機・ガクチカが浅い
就活3大質問といわれる自己PR・志望動機・ガクチカは、どの企業でもほぼ間違いなく聞かれます。
感覚的ですが、一次面接に関してはこれらの質問に対する回答の質だけ高めておけば、余裕で突破できるようなイメージがありますね。
逆にいえば3大質問への回答が浅いと、それだけで不採用の可能性が高まります。
もちろん一次面接を突破できたとしても二次・最終面接などでも頻出なので、内定獲得というゴールに向けても対策は必須ですよ。
定番の質問として認知されているので、完全に対策なしの状態で本番に臨む人はいないかもしれません。
でも、だからこそ質を追求せず惰性的な考えを語っている人も多くいる印象です。
数多くの就活生を相手にしている面接官には妥協するとすぐにバレるので、質にこだわって完成度の高い回答をぶつけるようにしましょう。
就活3大質問の回答の作り方はそれぞれ個別に記事を用意しているので、いまいち改善方法がわからない人はぜひ一読してみてください!
» 【自己PR例文42選】これが評価される自己PRだ!|就活の面接での回答例文を共有
▼志望動機の書き方はこちら!
» 志望動機の書き方を新卒に解説【就活ブロガーが丁寧に語る!】
▼ガクチカの書き方はこちら!
特徴② 企業選びの軸が曖昧で回答に一貫性がない
企業選びの軸を端的に説明すると「企業を選ぶ際の第一条件」のこと。
具体的には、自分が実現したいビジョンを達成できる・人の役に立っていることを実感しやすいなどのことですね。
面接ではこの企業選びの軸を探られつつ、その軸を踏まえてなぜその会社を志望しているのかを聞いてきます。
ゆえに納得感のある回答ができないと、面接官は「自社の志望度が低いのでは?」「うちとは相性が悪そう」などと感じる可能性があるんですよね。
ただ、そもそもの軸が不明確だと面接でも一貫性のある回答ができません。
基準がブレブレの状態で全体の回答に統一感を持たせるのはまず無理な話ですよね。
就職前の段階で明確な軸を決めておくのは大変ですが、かといってふわっとした状態で面接に臨むのもリスクが高いです。
自分にとっての幸せの定義は何か?を考えると軸は見えてきやすいので、これまで考えたことがなかった人は一度時間を設けて取り組んでみてください。
特徴③ 逆質問から熱意を感じられない
面接では、最後に逆質問を求められることがよくあります。
「何か質問はありますか?」などと聞かれる時間のことですね。
一見するとこちらの疑問を解消するためだけと考えがちですが、逆質問ではその内容によって自社への熱意の高さも探られています。
極端な例ですが「特にありません」と伝えたり、ネットで調べられるような情報を質問したりすると熱意の高さを感じてもらえませんよね。
だからこそ適当に質問するのは危険で、予め意図を持った質問を考えておくべきです。
【一次面接でおすすめの逆質問13選】
- 面接での私の印象はどうでしたか?
- 私は◯◯な性格で◯◯な方と合うと考えているのですが、そういった社員さんは多いですか?
- 私の最大の強みは◯◯なのですが活かせる場面は多いでしょうか?
- 競合他社と比較した際の御社の最大の強みは◯◯だと考えているのですが、いかがでしょうか?
- 入社後に一番に感じたギャップがあれば教えてください
- 御社の若手の社員さんに多い性格の特徴があれば教えてください
- 今後どのような人材を特に採用したいと考えていますか?理由とともにお聞かせ願いたいです
- ◯◯職の1日の仕事の流れをザックリでも教えて頂きたいです
- お酒が大好きなのですが、飲み会は多いでしょうか?
- 仕事を通して最もやりがいや達成感を感じる場面を教えてください
- 活躍されている女性社員の方はどのような方でしょうか?復職された方はいらっしゃいますか?
- 部門間の交流は活発でしょうか?
- ジョブローテーションは比較的活発に行われているでしょうか?
実際にする質問は1つだけで十分ですが、面接中に話題にあがることもあるので2〜3個用意した状態で臨むとより安心ですね。
上述した質問の意図や一次面接におすすめの理由などは別記事でまとめているので、対策が不十分だった人はぜひあわせてご覧ください!
3大質問はやはり重要度が高いのですね。まさに答えは用意していたもののある程度の完成度で妥協していたので、再度時間を設けて質にこだわってみます…!
内定までに経験する面接全体で頻出の質問だし、時間をかけて損することはないよ。もうこれ以上は無理だと思えるくらいの完成度になるまでぜひ仕上げてみてね!
一次面接の突破率を高めるための具体的なコツ
最後に本章では、一次面接の突破率を高めるための具体的なコツを共有します。
細かい内容も多いですが、これらも意識できるとより突破率は高まるかと。
いずれも簡潔に紹介していくので、最後にさくっと見ていきましょう。
【一次面接の突破率を高めるための具体的なコツ】
- 根拠を語るときは数字を交えることを意識する
- こそあどなどの指示後を使わない
- 回答を丸暗記しようとしない
- 一次面接の頻出質問に対策しておく
コツ① 根拠を語るときは数字を交えることを意識する
面接の回答時には、何かしらの主張に対して根拠を交えることがあると思います。
たとえば「私の強みは継続力があることです」と伝えたときには、なぜそういえるのか?を説明するために具体例も補足しますよね。
このとき、数字を交えて根拠を説明すると具体性がぐっと増します。
具体性が増すと面接官もイメージが膨らみやすいので、説得力が生まれて主張自体の印象も残りやすくなるんですよね。
逆にいうと、数字のない具体例はふわっとしていて印象に残りにくいです。
このように説明内容でも「いかに端的にわかりやすく伝えるか」は見られているので、できる限り数字などを用いて具体性を増すようにしましょう。
コツ② こそあどなどの指示後を使わない
こそあど言葉とは、これ・それ・あれ・どれのような指示語のこと。
普段の会話では使う場面が多々あるかもしれませんが、面接の場ではできる限り使わないように意識するといいです。
というのも、単純に相手に指示後の内容が伝わらないことがあるから。
指示後を使うときって話し手にとっては自明な場合が多いですが、一方で相手には意味合いが伝わっていないことも多々あるんですよね。
もちろん明らかに相手と共有できていそうな場合は、こそあど言葉もOKです。
感覚的な話にはなりますが、適切な言葉遣いを意識してより的確に自分の思いや経験を伝えられるようにしましょう。
コツ③ 回答を丸暗記しようとしない
一次面接に限らず、質問への回答を丸暗記して面接に臨むのはおすすめしません。
完全に丸暗記して回答しようとすると、少しでも記憶が飛んだり記憶と異なる話し方をしたりしたときに、パニック状態になりやすいからです。
また、記憶通りに話すことに一生懸命になり、話し方が不自然になるようなケースも多く見られるんですよね。
ある程度の流れを用意しておくのはもちろんOKですが、これらのリスクを考えると丸暗記はしないのがベターといえるでしょう。
コツ④ 一次面接の頻出質問に対策しておく
面接では、選考フェーズごとに頻出の質問がいくつかあります。
よって一次面接の頻出質問を把握して事前に回答の大筋を考えておくと、本番でいきなり答えないといけないような事態は防げるかと。
自分のなかで一度でも考えたことがある質問なら、少しは自信や余裕を持った状態で回答することも可能かと思います。
【一次面接でよく聞かれる質問】
- 1分間で自己紹介をお願いします
- 自己PRをお願いします
- 長所を教えてください
- 短所を教えてください
- 短所を長所のように伝えるな
- 趣味を教えてください
- 特技を教えてください
- 周りからどんな人だと言われますか
- 学生時代に最も力をいれたことは何ですか
- これまでの挫折経験を教えてください
- 弊社の志望動機を教えてください
- 志望する職種とその理由を教えてください
- 会社説明会に参加した感想を教えてください
- あなたを◯◯に例えると何ですか
- 集団ではどんな役割をすることが多いですか
- 得意科目と苦手科目を教えてください
- 入社後のキャリアビジョンを教えてください
- 入社してから叶えたい目標はありますか
- 10年後の自分像を教えてください
- 他に受けている企業はどんな企業ですか
- 内定が出たら弊社に入社しますか
上記の質問意図や回答例文などは、別記事にて詳しくまとめました。
もし1つでも対策ができていなかった質問があれば、ぜひさくっと一読して自分なりの回答も考えてみてくださいね!
たしかに丸暗記をしていて記憶が飛んだらと思うと、かなりゾッとしますね。
パニック状態になるとその場でフリーズしやすいし、ある程度の答えだけ考えておいてその場の流れで回答するのがおすすめだね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
一次面接の位置づけや受からない主な原因、実体験を踏まえた選考突破の秘訣や対策アイデアなどを共有しました。
一次面接は足切りの側面が強く、若手社員に減点式で評価されることが一般的です。
ゆえに自己PRや志望動機といった質問への回答だけでなく、面接マナーや明るい振る舞いなどを徹底できるかが意外と大きな影響を与えます。
ただ本質的には、場数を践むことを最重要だと僕は考えています。
場数を踏めば自然と自信が生まれて余裕のある雰囲気を感じてもらえるはずなので、ぜひ僕のアイデアを参考にして内定獲得まで突き進んでくださいね!
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「【一次面接と二次面接の違いは?】選考対策とよくある質問に回答します!」も読んでみてください。
一次・二次面接の違いについて、複数の観点で概要を共有しています。
二次面接との違いを明確化すると対策すべきことも見えてくるものなので、違いを整理できていなかった人はぜひ一読してみてください。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 一次面接の主目的は足切りで、基礎スキルの確認が中心の減点式の評価が通常である。
- 一次面接に受からない根本原因は、自信や余裕を感じられていないことの可能性が高い。
- 本質的には場数を践むことが最重要であり、そのために効率的にエントリー数を増やす・エージェントで模擬面接をこなすことがおすすめである。
- 話す雰囲気や声の大きさを意識するだけでなく、3大質問への回答などもこだわるべきである。
- 根拠は数字を交える、丸暗記して面接に臨まないなども重要である。