こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
就職活動が進むにつれて面接が増えてきます。
しかし「一次面接と二次面接の質問内容は違うの?」や「二次面接の対策って何すればいいの?」という悩みを持っている就活生も多いでしょう。
そこで本記事では、一次面接と二次面接の違いを解説しながら、質問と対応策まで解説していきます。
就活の面接を完全攻略したい人は、ぜひ参考にしてみてください!
二次面接の質問は一次面接と違うんですか?対策まで教えてください!
一次面接と二次面接は目的が大きく異なる!よくある質問と対策まで解説していくよ!
一次面接と二次面接の違いは?
まずは一次面接と二次面接の違いについて理解していきましょう。
それぞれの面接の意図を抑えておかなければ、対策するのも難しいですからね。
【一次面接と二次面接の3つの違い】
- 評価方法の違い
- 面接官の違い
- 質問スタイルの違い
評価方法の違い
まず第一に、一次面接と二次面接は評価方法が異なります。
一次面接は「次回選考に進ませたくない人を取り除く減点法」であり、二次面接は「最終選考に進ませたい人を選ぶ加点法」です。
つまり一次面接では、最低限のマナーや考え方、社会人としての素養を見極められています。
二次面接では、自社の考え方や企業文化に合うかどうか、活躍するイメージが持てるか、といった観点から評価されています。
面接官の違い
2点目は、面接官の違いです。
面接回数を重ねるほど、責任範囲の広い面接官になります。
一次面接では、若年層の係長や課長クラスが多く、二次面接は、部長級や役員クラスが面接を担当します。
応募人数の多い有名企業の場合、一次面接を行うだけでも相当な時間が必要です。
なので、忙しい部長級や役員クラスは、厳選された二次面接の就活生のみを面接するパターンがほとんどです。
質問スタイルの違い
最後に質問スタイルの違いです。
評価方法が異なることから、当然質問スタイルも変わります。
一次面接は「減点法」であり、一般的な質問が多くされます。ガクチカや志望動機といった内容ですね。
一方で、二次面接は「加点法」なので、より突っ込んだ質問になります。就活生の原体験や思考力、詳しい志望動機といった内容になります。
一次面接と二次面接は目的が異なるから、質問スタイルも変わるんですね!
一次面接の目的はスクリーニング。二次面接の目的は、内定を出したい人を選抜する、という意図が多い!
一次面接の特徴は?
面接を攻略するために、さらに詳しく一次面接の特徴を抑えていきましょう。
【一次面接の3つの特徴】
- 基礎スキルを測ることが目的
- 二次面接に進ませたくない人を決める"減点法"
- 若年層の面接官が中心
繰り返しになりますが、一次面接は「減点法」が特徴です。
基礎スキルを測ることが目的
まず第一に、一次面接は基礎スキルを評価することが目的になります。
例えば以下のような内容です。
【基礎スキルの代表例】
- 面接マナーや挨拶
- 受け答えや態度
- 一般的なガクチカや志望動機
就活の基礎スキルと言われる部分を評価されます。
面接のマナーを抑えているかや、大きな声で明るい挨拶ができるか、などが見られていますね。
二次面接に進めたくない人を決める減点法
続いて、一次面接の特徴は「二次面接に進ませたくない人を決める」という減点法です。
二次面接の面接官は部長級の忙しい人達です。
貴重な時間を使って二次面接を行いますので、当然それに見合う人しか二次面接に進ませたくないはずです。
もし、挨拶もロクにできない就活生を二次面接に進ませてしまったら、一次面接の面接官の質を疑われる結果になります。
「一次面接でしっかり見極めしとけよ!」っていう感じですね。
なので、一次面接の面接官は、二次面接に進ませたくない人を吟味して慎重に見極めています。
若年層の面接官が中心
一次面接の面接官は若年層が中心です。
二次面接に進む人を選ぶ一次面接では、人事に配属になった新人や各事業部の主任や係長、課長クラスが担当することが多いです。
多くの面接官は20代から30代中盤であり、そこまで就活生との年齢の差は開いていません。
年齢の差が開いていないからと言って、油断は禁物です。
「当たり前のことを当たり前にする」という心構えでミスがないようにしましょう!
一次面接は、二次面接の準備的な要素が強いということですね。
しかし、油断は禁物!「この人には是非、二次面接を受けて頂きたい!」と思わせる回答を準備しよう!
二次面接の特徴は?
二次面接にも様々な特徴があります。
一次面接とは異なる観点から評価されますので、特徴を正しく把握して対策を考えておきましょう!
【二次面接の3つの特徴】
- 自社との相性や志望度を測ることが目的
- 内定オファーor 役員面接に進ませたい人を決める加点法
- 面接官は部長級が多い
自社との相性や志望度を測ることが目的
二次面接の大きな目的は「本当にこの人を採用しても良いのか?」という観点から内定を出したり、最終選考に進ませたい就活生を絞り込んだりすることです。
従って一次面接と異なり、自社との相性や志望度を測るような質問が多いです。
特に、志望動機は深堀りされることが多く「なぜ、当社でなければいけないのか?」という観点は必ず問われるでしょう。
また「本当にこの人はうちに来てくれるのか?選んでくれるのか?」という視点からも評価しています。
折角内定を出したのに逃げられるような就活生には、逆に二次面接の時点でお見送りになるケースもあります。
内定オファー or 役員面接に進ませたい人を決める加点法
二次面接の特徴は、一次面接と異なり「加点法」です。
一次面接は基礎的な内容の質問が中心ですが、二次面接は「この人はどんな活躍をしてくれるだろう」や「5年後はこんな人になるかな」といった観点から質問されます。
志望動機の原体験や、ガクチカであなたにしかできなかった部分で、他の就活生と差別化しなければいけません。
例えば、一次面接と同じような志望動機を回答しても、「もう少し具体的には?」と突っ込まれることがあります。
難易度の高い質問や突っ込んだ質問に対してどう回答するか?で、評価されています。
面接官は部長級が多い
最後に、二次面接の面接官は一次面接より年齢が上がります。
責任範囲が広く部長級が面接官となるケースが多く、就活生からすれば親と同じ世代のような人も多くいらっしゃいます。
年齢差のある面接官に分かりやすく端的に伝えるために、回答を準備しておきましょう!
二次面接は「加点法」なんですね!分かりました!
特に「自分だけの経験」や「数字を使った説明」は面接官への印象が良いので、積極的に準備しておこう!
一次面接でよくある質問と対策
一次面接は基礎的な質問が想定されるため、しっかりと準備を行えばミスをする確率を減らせます。
ほとんどの企業で同じ質問をされますので、想定解答集を準備しておきましょう。
【一次面接でよくある質問】
- 約3分で自己紹介をお願いします
- ガクチカを教えてください
- 志望動機をお願いします
一次面接では、就活の基礎と言われる質問が聞かれます。
「減点法」で評価される一次面接において、際立ったアピールは必ずしも必要ではありませんが、自分なりの回答を用意しておきましょう。
特に、面接の基礎である「自己紹介」「ガクチカ」「志望動機」は確実に言語化をしておきましょう。
また、「志望動機」は全ての企業に同じ内容を回答するのではなく、業界や職種、各企業に合わせた志望動機を準備することをオススメします。
一次面接の質問は、だいたい決まっているんですね。
その通り!3パターンが想定できるので、確実に言語化しておこう。特にそれぞれの回答内容に「一貫性」を出すと良い!
二次面接でよくある質問と対策
二次面接の質問は、一次面接に比べると多様化しています。
企業も自社に合う就活生を見つけるために、オリジナルな質問や凝った質問をする傾向があります。
中でもよくある質問をまとめたので、できる範囲で事前に準備しましょう!
【二次面接でよくある質問】
- 入社後、5年後や10年後の理想状態を教えてください
- これまでの人生で最も苦労した経験は何ですか?
- 仕事をする上で大切なことや大事にしたいことは何ですか?
ポイントは「聞き方は異なるが質問されている内容は一次面接とほぼ同じ」ということです。
一次面接に比べれば、より具体性が高い質問や数字を使った質問が展開される傾向です。
例えば「5年後のキャリア」や「10年後の理想状態」については『どれくらい将来のキャリアを真剣に考えているか』を測る質問と言えます。
ここで、なんとなく回答してしまうとアウトです。
例えば「社内で活躍できる人になりたい」や「売れる営業マンを目指したい」といった抽象的な内容です。
これでは、アピールにならないからです。
例えば以下のように具体的にまとめましょう。
「5年後は同年代の営業でトップを取り、10年後には海外向け営業を一人で任される役職に就きたい」という感じですね。
さらにポイントとしては、質問内容を作り込むだけで終了してはいけません。
「将来のキャリアを達成するために何が必要なのか?」や「どんな経験やスキルが必要なのか?」「今、何ができるか?」など、頭の中で明確にイメージすることが重要です。
あなたより数倍経験を積んでいる面接官を、表面上の言葉だけで納得させようとしても無駄だからです。
面接官は「言葉だけで終わる人」と「言葉と行動がセットになる人」の違いを瞬時に見抜きます。
面接の前に具体的な行動を起こし、自身の中で納得感を深めて面接に臨みましょう!
面接での回答を準備するだけではダメなんですね....
その通り!「回答を準備した上で実際にやってみる!」が大事。優秀な社会人は圧倒的な行動力がある!
二次面接に関するよくある疑問点
最後に、二次面接に関するよくある疑問点を解消していきます!
直近、二次面接を控えている人は、最後までチェックしておきましょう!
二次面接で内定を貰う可能性はありますか?
企業によって、可能性はあります。
二次面接を最終面接として設定している場合、二次面接後に内定を頂く可能性があります。
面接の終盤で「志望順位は何位ですか?」や「もし当社から内定がでればどうしますか?」といった質問があれば、内定の可能性は高いでしょう。
しかし多くの企業で、二次面接の後に、最終面接が予定されています。
最後まで気を抜かずに準備を進めましょう!
二次面接で一次面接と同じ質問をされた時はどうしたらいいですか?
より具体的に回答する必要があります。
二次面接と一次面接の大きな違いは「減点法」か「加点法」の違いです。
二次面接は「加点法」なので、より具体的にアピールしながら、他の就活生と差別化を測る必要があります。
例えば、志望動機でありきたりな内容を言う人よりも、財務諸表の数字や中期経営計画の数字を用いながら、志望動機をまとめている人の方が遥かに良い印象を与えるはずです。
二次面接で一次面接と同じ質問をされた場合は「前回の面接からさらにリサーチを深めたんですけど」という前置きを言って、より詳しく数字を使いながら回答しましょう!
そこまで志望度の高くない企業の二次面接はどうしたらいいですか?
無理に志望度が高いことを演技する必要はありません。
あなたの志望する内容や在りたい社会人像、将来のキャリアを正直に話しましょう。
本当に優れた会社であれば、ミスマッチの可能性があると判断した場合、正直にフィードバックして貰えるはずです。
志望度が高いことをわざわざ演技する必要はありません。
二次面接の「志望度は何位ですか?」のベストアンサーを教えてください!
『御社は第一志望群であり、御社と近しい〇〇業界の企業様を中心に選考を受けていますor 受ける予定です』
ポイントは「第一志望"群"」という言葉を使っている点です。
ある程度、類似企業の選考を受けている印象を持ってもらうことで「明確な就活軸を持っている人だな」と認識してもらうことができます。
逆に「御社が第一志望です!」と言い切ってしまうと「どーせ、全部の企業にそれ言ってるんでしょ」と思われてしまいます。
「軸」を持って就活を進めている点をアピールしておきましょう!
二次面接の回答対策として参考になりました!
さらに細かく対策するためには「もし〇〇だったら」と考えるようにしよう!「もし内定が出たら?」という感じで考えよう!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
一次面接と二次面接の違いと対策について、ご理解いただけたかと思います!
二次面接では「本当に内定を出しても問題ないか」というシビアな目線で判断をされます。
従って二次面接では、具体的かつ数字を使いながら回答を作り込む必要があります。
加えて、表面上の言葉だけで二次面接の面接官を納得させるのは難しいです。
言葉+アクションをしながら、二次面接の準備を進めましょう!
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終了とします。
【本記事の要点】
- 一次面接は「減点法」で、二次面接は「加点法」
- 二次面接の面接官は年齢が上がる
- 二次面接は突っ込んだ質問や難しい質問が想定される
- 二次面接では差別化のために具体的な回答を準備しよう