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【回答例あり】面接で第一志望を聞かれた際の答え方と企業側の意図を徹底解説!

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
※本気で就活を成功させたい方のみ読んでください。

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就活生や転職者のみなさん、こんにちは!

これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!

 

面接を受けていると、「うちの志望度は何番目?」などと聞かれることがあります。

他社の選考状況を質問することで、間接的に自社に対する志望度の高さを探ろうとする企業も少なくありません。

 

この質問、就活生からするとどう答えるべきか悩みますよね。

どの企業にも「第一志望です」と答えたほうが印象はよさそうですが、嘘をついている気がしてためらう感覚を持つ人もいるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、「御社が第一志望です」と複数企業に伝えても問題ない理由、この回答をする上で知っておくとよい前提知識を共有します。

面接時の伝え方や注意点、志望順位を探る企業側の意図まで共有するので、御社が第一志望ですの回答に迷っている人はぜひ最後までご覧ください!

 

第一志望と伝えていいのか悩んでいます。

複数の企業を受けていると必ず直面する悩みだよね。この記事を読めば、どう答えたらいいのかが理解できるので、ぜひ最後まで読んでね!

面接で「御社が第一志望です」と複数企業に伝えても問題ない

 

まず結論、僕は「御社が第一志望です」と複数企業に伝えてもOKと考えています。

本当は入りたくない企業に「第一志望」と伝えるのは失礼ですが、そうでなければ決して嘘にはならないと考えているんですよね。

 

最初の章では、上記の結論のように僕が考えた理由をまとめたので、ぜひさくっと見ていきましょう。

 

【御社が第一志望ですと複数企業に伝えても問題ない理由】

  • 志望度の高い企業だけ受けていれば嘘にならないから
  • 志望度が低いけど受けている状態のほうが失礼だから
  • 補足:本当は入りたくないのに第一志望と伝えるのはNG

 

理由① 志望度の高い企業だけ受けていれば嘘にならないから

 

大前提、就活でも転職活動でも基本的には志望度の高い会社だけを受けているかと。

この前提を守れてさえいれば、どの企業に「御社が第一志望です」と答えても決して嘘にはならないと思うんですよね。

 

実情を考えると、なかには保険的に受けている企業もあるとは思います。

でもこれらの企業も、仮に他社の選考に落ちてしまったときには間違いなく第一志望になりますよね。

 

やや屁理屈っぽく聞こえるかもしれませんが、馬鹿正直に「第8志望です」などと答えるほうがよほど失礼だと僕は思っていますね。

実際、状況によってはどの企業にも入る可能性を想定して受けていると思いますし、志望度が高いことは嘘ではないと思います。

 

エントリーしているだけでも、世の中に存在する数多くの企業のなかから候補を厳選しているわけですし、実際に志望度は高いといえるはずです。

僕自身も、事実としてエントリーした全企業の志望度が高かったですし、だからこそすべての企業に「御社が第一志望です」と答えていましたね。

 

理由② 志望度が低いけど受けている状態のほうが失礼だから

 

個人的には「第一志望以外」の回答をするほうが失礼だと考えています。

「第14志望です」などと言われた企業はやはりよい印象は抱かないはずですよねw

 

そもそもエントリーする全企業に対して優先順位をつけるのは困難なはずです。

選考を受けるなかで感じることもありますし、実際のところは一定以上に志望度が高いからこそエントリーした企業ばかりだと思いますからね。

 

本来はエントリーしている時点で志望度が高いはずですし、逆に第14志望などと答えたくなるような会社は受けないほうが双方のためになるかと。

明らかに志望度が高くないと感じる会社ではなく、そもそもが第一志望と感じられる企業だけをエントリー候補にすることが理想的ですね。

 

補足:本当は入りたくないのに第一志望と伝えるのはNG

 

念のため補足すると、本当は入りたくない会社に第一志望と伝えるのはNGです。

そもそも入りたくない会社を受けていることが問題ですし、入る気がない会社に志望度の高さをアピールするのは失礼でしかないですからね。

 

面接を受ける側の立場で考えても、本心で入りたいと思っていない会社から高評価を受けても別にうれしくないかと。

であれば、「第一志望です」の回答は双方にとってデメリットしかありません。

 

僕は複数企業に「御社が第一志望です」と伝えてOKと考えていますが、その前提には本気で入りたいと思える会社だけにエントリーしていることがあります。

もし志望度が微妙な企業を候補にしているなら、企業選びのやり方を改善できる可能性があるので、見直す余地がないかぜひ考えてみてください!

 

(企業探しの効率化・質アップという目的も含めて、僕が今現役の就活生だったら利用するサイトは別記事にて厳選紹介しています!)

 

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たしかに前提として志望度の高い会社だけを受けていたら、複数企業に対して「御社が第一志望です」と答えても嘘にはならないですよね。

僕はそのように考えているね!志望度の低い会社を受けている状態のほうが失礼だから、別に入りたくない会社を候補にしているなら企業選びから見直してみるといいよ!

面接で第一志望を聞かれた際に知っておくべき前提

 

複数企業に「御社が第一志望です」と答えてもよいという僕の考えを共有しました。

「そのとおりだな」と共感してくれた人もいれば、「とはいえ志望度にはグラデーションがあるよな」などと感じた人もいるかもしれません。

 

もちろん、今回の問いに限らず僕の言うことを鵜呑みにする必要はないですよ。

僕自身は自分の考えをこうやって発信していますが、それに対して自分はどう思うか?を考えることが就活・仕事・プライベートに生きてきますからね。

 

やや脱線しましたが、この章では「御社が第一志望です」と答える上で知っておくとよい企業視点での前提をまとめました。

どのように回答すべきか迷っている人は、ぜひこの視点も認識しておいてください!

 

【面接で第一志望を聞かれた際に知っておくべき前提】

  • 他社を受けていることは企業側も当然理解している
  • 就活を進める過程で志望度が変化する可能性も想定されている

 

前提① 他社を受けていることは企業側も当然理解している

 

志望順位を質問されると、「第一志望と答えないとマイナス評価かな?」「確実に第一志望と言えるわけではないからどうしよう」などと悩むものです。

でも、志望順位を聞いてくる企業側も応募側の実情を当然理解しているんですよね。

 

当たり前ですが、全応募者が自社を第一志望としているとは面接官も思っていません

もちろん志望順位が高いほうがうれしい気持ちにはなると思いますが、実際はそんな状況ではないことは当然の話ですからね。

 

よって他社を受けていること、他社のほうが志望度が高い可能性があることは、当たり前のこととして企業側も理解しています。

「御社が第一志望です」という回答をするか迷ったときには、この視点も頭のなかに入れておくとよいでしょう。

 

前提② 就活を進める過程で志望度が変化する可能性も想定されている

 

企業側の視点として、就活を進める過程で志望度が変化する可能性があることも当然ですが認識されています。

別の言い方をすると、仮に「御社が第一志望です」と答えても、その後の状況によっては他社の志望度が高くなるケースも想定されているわけですね。

 

屁理屈っぽく聞こえるかもしれませんが、上記は事実として起こり得ます。

就活生側からすると言い訳にできるような話でもありますが、実際に選考過程で企業理解が深まり、志望度が変化することは決して珍しくありません。

 

この点を踏まえても、入社したい気持ちがあるのに「第8志望です」などとあえて答える必要はないとやはり僕は思いますね。

最終的な回答は自分の考えに基づいて決めるべきですが、第一志望と伝えることにハードルを感じる場合は上記の視点も持っておくとよいでしょう。

 

就活生側からすると複数企業を受けるのは当たり前ですし、志望度が変化することもありますが、企業側もこれらの事情を当然のように理解しているわけですね。

自社を第一志望とする就活生だけではないはずだからね。志望度が変わることはよくある話だし、だからこそ第一志望群のなかで優先順位をつける必要はないと僕は思うよ。

面接で第一志望を聞かれた際の答え方|回答例あり

 

次にこの章では、「御社が第一志望です」の伝え方・答え方を紹介します。

基本構成はほかの質問をされたときと同じですし、決して複雑な回答ではありません。

 

具体的なステップと例文を用意したので、順に確認していきましょう!

 

【御社が第一志望ですの伝え方・答え方】

  • 「御社が第一志望です」という結論を堂々と伝える
  • その理由を端的に伝える
  • 内定獲得後の展望を伝える
  • 例文:「第一志望ですか?」と聞かれた場合の回答例

 

ステップ① 「御社が第一志望です」という結論を堂々と伝える

 

志望順位を問われたときは、何より結論ファーストで回答しましょう。

ほかの質問でも同様ですが、結論を端的に語らないと話が伝わりにくいですし、それだけでも面接官は微妙な印象を持ちやすいんですよね。

 

この場合は「御社が第一志望です」が結論部分になります。

ただ、この結論を言うだけなら簡単ですが、堂々と答えることが超重要ですね。

 

面接官も「全就活生が自社を第一志望にしている」とは思っていないからこそ、自信なさげに「第一志望です」と答えると怪しまれる可能性が高いです。

面接官の視点を想像するとわかるはずですが、「嘘をついているな」と感じますよね。

 

そもそも論、自信を持って「御社が第一志望です」と言えない会社は受けないのが理想ですが、この前提を突破していれば堂々と回答できるはずです。

言葉の中身に加えて、その言い方や表情・雰囲気からも実際の志望度は探られているので、偽りのない状態で志望度を伝えられる企業をぜひ探してください!

 

ステップ② その理由を端的に伝える

 

結論を伝えたら、その結論に説得力を持たせるために理由を語ります。

結論を補填するための理由、根拠ともいえますね。

 

面接官視点だと、全員が第一志望だとは思っていないですが、同様にその前提で「第一志望です」と回答する就活生がいることも想定されています。

実際は確実に一番ではないのに、第一志望と答える就活生がいるという可能性を想定されているわけですね。

 

ただ、だからこそ納得感のある理由を語ることが与える印象を大きく左右します。

堂々と結論を伝えて、その上で「本当に第一志望なんだな」と伝わってくるような納得感のある理由を語れたら、間違いなく好印象を与えられますよ!

 

1つ注意点としては、長々と語りすぎないことは大切です。

志望順位は面接でも後半の時間に聞かれることが多いので、それまで話した内容であれば要点だけ繰り返しつつ端的に答えることが重要ですね。

 

ステップ③ 内定獲得後の展望を伝える

 

結論と理由を伝えたら、内定獲得後の展望をさらっと伝えるのがおすすめです。

理由まで語るだけでも納得感は与えられますが、さらっと展望を語ると質問に対する回答がいい感じに締まりやすいんですよね。

 

理由はやや固めな話になりやすいので、展望部分では新卒ならではのフレッシュ感やユーモアなどを意識して語るのが個人的にはおすすめです。

この3ステップを意識した例文を用意したので、ぜひ参考までにチェックしてみてください!

 

例文:「第一志望ですか?」と聞かれた場合の回答例

 

【第一志望ですか?と聞かれた場合の回答例文】

「はい、御社が第一志望です。(結論)

私にとってのやりがいは「広く多くの人に影響を与えること」であり、その中でも「食」はまさに全国民に影響を与えることだと考えており、食品業界を志望しています。そのなかでも、御社の商品は幼い頃から食べ続けており私自身がファンですし、『顧客を第一に考える企業へ入社する』という企業選びの軸とも合致すると考えています。(理由)

御社から内定が出た暁には、すぐに就活を辞めて、1日でも早く戦力になれるよう読書で教養を蓄えて待っています!(展望)」

 

今回は、食品業界の企業を受けている場合を想定して例文を考えました。

堂々と結論を伝えてから、なぜ食品業界を志望しているのか・そのなかでもなぜその企業なのかなどを語ることで説得力を持たせています。

 

例文を見るとわかると思いますが、志望動機と内容が重複する部分も出てくる可能性が高いですね。

基本的には志望順位を聞かれる前に、志望動機の質問をされているはずなので、重複部分はできる限り端的にまとめて語ることが大切です。

(志望動機の書き方は「志望動機の書き方を新卒に解説【就活ブロガーが丁寧に語る!】」でまとめています。参考まで!)

 

理由を語ったあとは、新卒感のあるフレッシュな展望を伝えて締めました。

同様のケースで回答を考える際は、ぜひ上記の例文を参考に自分の場合に置き換えて回答を整理してみてください!

 

結論+理由、新卒らしい展望を語るのがいいのですね!たしかに自信がない雰囲気だと怪しまれそうなので、堂々とした回答を意識してみます!

自信なさそうに「御社が第一志望です」と言われても怪しみたくなるよね。理由によって説得力を持たせられるか?も肝だから、ぜひ妥協せずに要点を整理しておこう!

面接対策の質を高めたいなら就活サイトをフル活用すべし

 

ここまで「御社が第一志望です」と複数企業に伝えても問題ないこと、企業側の視点や具体的な伝え方・例文を紹介しました。

自分はどのように回答すべきか?について考えを深めてもらえたかと思います。

 

この章では、面接対策の質を高める上で僕が重要と考えていることを共有しますね。

「御社が第一志望ですの伝え方」のようなピンポイントの対策も大切ですが、やはりそれだけでは面接突破はできません。

面接突破率を高めるためにどう行動すべきか?を意識した対策が重要なんですよね。

 

では具体的にどうすべきか?ですが、結論、僕は就活サイトをとにかく使いこなすことが肝になると考えています。

マイナビなどのナビサイトだけでなく、用途別にさまざまなものが存在する就活支援サービスを最大限使いこなすべきだと思っているんですよね。

 

たとえば「ミーツカンパニー就活サポート」を使えば就活支援のプロと面接対策を進められるので、エントリーした企業に特化した対策ができます。

そもそも「第一志望と伝えられる企業が見つかっていない」という人なら、企業からスカウトが届く「Offerbox(オファーボックス) 」を活用するのもアリですね。

 

 

就活サイトと聞くと、企業探しのために使うナビサイトだけを連想する人が多いです。

でも、今ってそれ以外にも就活の効率化や選考対策の質アップに直結するような便利なサービスが多く存在するんですよね。

 

だからこそどれを使うか?も大切ですが、情報感度の高い就活生はうまく情報を集めて便利なサイトをうまく使いこなしている印象です。

参考までに、僕が今現役だった利用する就活サイトだけを厳選した記事を用意しているので、現状まだ使いこなせていない人がいたらぜひ一読してみてください!

 

 

就活エージェントや逆求人サイトの名前は聞いたことがありましたが、よくわからなくてナビサイトだけを利用していました。

似た状況の人ってかなり多くいる印象なんだよね。でも用途別にサイトを使いこなせば間違いなく効率化や質アップにつながるから、ぜひ最大限活用すべきだよ!

面接で「御社が第一志望です」と伝える際の注意点

 

続いて本章では、「御社が第一志望です」と伝える際の注意点を共有しますね。

僕は、本気で入りたいと思える企業にだけエントリーをするという前提で、全企業に対して「御社が第一志望です」と伝えるべきだと考えています。

 

でも、ただ「第一志望です」と伝えるのだけでは意味がなくて、注意点を押さえていないとマイナス評価につながる要素にもなり得るんですよね。

減点につながってしまっては意味がないので、ぜひ以下の注意点も頭に入れておきましょう。

 

【御社が第一志望ですと伝える際の注意点】

  • 説得力のある理由とセットで答える
  • 待遇面や社会的な体裁などは理由にしない
  • ためらっている素振りや様子を見せない

 

注意点① 説得力のある理由とセットで答える

 

「御社が第一志望です」と伝えるなら、説得力のある理由は必須です。

ほかの主張をする場合も同様ですが、理由が薄いと結論自体も怪しまれるんですよね。

 

とくに「第一志望です」と伝えている場合は、理由が薄いと「本当は志望度が低いのでは?」「嘘をついているな?」などと怪しまれます。

企業側からすると、怪しさを感じる人材にはやはりよい印象を持たないですよね。

 

僕はよく恋愛を例えに出すのですが、「あなたのことが一番好きです」と伝えても、なぜそう思っているのか?を語れないと想いは伝わらないですよね。

就活でも同様で、第一志望と伝えるならそれ相応の理由を語れないと逆に怪しまれるので、結論部分だけでなく納得感のある根拠にぜひこだわりましょう。

 

注意点② 待遇面や社会的な体裁などは理由にしない

 

「第一志望です」と伝えるなら、納得感のある理由が必須だと共有しました。

ただ、この理由として待遇面や社会的な体裁などを語るのは絶対に避けてください。

 

具体的には「給料や福利厚生がいいから」「社会的な印象がいいから」などの理由を語ることですね。

言わずもがなですが本質的な理由ではないですし、面接官からすると「それならもっと条件のいい他社に行ったら?」と思うはずです。

 

これは志望動機を語るときも同様ですが、その企業に惹かれた要素を語るときは条件面などではなく自分の内側の気持ちと絡めることが重要です。

浅い理由を語ってしまうとむしろマイナス評価に直結するので、仮に条件面を魅力に思っていても本音と建前は分けて考えるようにしましょう。

 

注意点③ ためらっている素振りや様子を見せない

 

「御社が第一志望です」と語るからには、ためらう素振りは絶対にNGです。

少しでも自信がなさそう、堂々としていない感じが伝わると、「何か後ろめたい気持ちがある?本当は第一志望ではないのでは?」と思われます

 

就活に限らず嘘をついている人って感覚的にわかるものですが、就活に特化して採用活動をしている面接官にも確実に伝わるんですよね。

だからこそ自信を持って第一志望といえる企業だけを受けることが肝になるので、やはり企業選びには妥協しないことが必須といえますね。

 

「第一志望です」と伝えても理由に説得力がないと、たしかに怪しみたくなりますね。

面接官の立場を想像するとよくわかるよね。本音と建前の理由を分けて考えることも基本的だけど大切だから、ぜひ企業に刺さりそうな理由を整理しておくといいよ!

面接で第一志望を質問してくる企業側の意図

 

次にこの章では、志望順位を質問してくる企業側の意図を紹介します。

ほかの質問でも同様ですが、企業側の視点を持っておくとどんな回答をするとよい評価を得られそうか?を考えやすくなるんですよね。

 

志望順位を問う企業には大きく2つの意図が想定されるので、順に見ていきましょう。

 

【弊社が第一志望ですか?と質問してくる企業側の意図】

  • シンプルに志望度の高さを確認するため
  • 企業選びの軸を探るヒントにするため

 

意図① シンプルに志望度の高さを確認するため

 

まず想定されるのは、シンプルに志望度の高さを確認する意図です。

志望度の高い人材は自社に対して熱意があり、仮に入社することになっても高い意欲を持ってモチベーション高く働いてくれそうな印象を持つかと。

 

すぐに転職してしまう可能性も低そうですし、内定を出したあとに辞退されてしまうリスクも低いと考えられますよね。

これらを考慮すると、企業側が志望度の高い人材を魅力的に思うのは当然の話です。

 

だからこそストレートに志望順位を聞くことで、志望度の高さを探っているのかと。

また、回答通りに志望順位を受け取ることもあれば、その話し方や表情などを見てリアルな志望度はどうか?を探ろうとしている企業も想定されますね。

 

この点を踏まえると、就活生はただ単に「第一志望です」と答えるだけでよいとは決していえないことがわかるかと。

理由や話し方に納得感がないと逆に怪しまれるので、この点も注意しておきましょう。

 

意図② 企業選びの軸を探るヒントにするため

 

企業選びの軸を探るヒントにしたいという意図も考えられます。

「弊社が第一志望ですか?」などと志望順位を聞くと、就活生側は志望順位だけでなくその理由まで自然と答える流れになりますよね。

 

この理由には、その就活生が企業選びで何を大事にしているか?が自然と表れます。

面接官はこの点を理解していて、だからこそ志望順位を聞くことで企業選びの軸を引き出し、自社との相性はどうか?を探っているわけです。

 

よって「第一志望です」と答えたあと、本音ベースで、かつ納得感のある理由を語ることができたら高評価に直結するかと。

単純に志望順位だけを確認されているわけではないので、質問の先にある企業側の意図まで意識しておくようにしましょう。

 

志望順位がどうかだけでなく、その後の回答によっても志望度の高さや企業選びの軸などを探られているんですね。

その後の理由部分まで含めて総合的に評価されているから、「第一志望です」と答えればよいと考えるのではなくその先の回答にまでこだわろうね!

第一志望に関するよくある質問

 

最後に本章では、第一志望に関するよくある質問をまとめました。

似た疑問を持っていた人がいたら、ぜひここでの回答を参考にしてみてください!

 

【第一志望に関するよくある質問】

  • 「御社が第一志望です」と嘘をつくのはNG?
  • 「御社が第一志望です」と伝えて内定辞退するのはダメ?
  • 「御社が第一志望です」ではなく第一志望群と答えるのは?

 

質問① 「御社が第一志望です」と嘘をつくのはNG?

 

本当は入りたくないと思っている企業が相手の場合は、「御社が第一志望です」と嘘をつくのは避けるべきです。

そもそも論として、第一志望といえない会社は受けないべきですね。

 

自分が入りたくないと思っているのに第一志望と答えても、嘘は高確率でバレます。

理由が浅くなりがちですし、話し方や表情からも怪しまれやすいんですよね。

 

面接官は数多くの就活生を相手にしているからこそ、とくに志望順位に関する嘘はバレやすいです。

まずは偽りなく「第一志望です」と答えられるような企業を探すことが大切ですね。

 

質問② 「御社が第一志望です」と伝えて内定辞退するのはダメ?

 

ダメではありません。

就活を進める過程で応募企業について理解が深まり、時間の経過とともに志望順位に変化が起こることは珍しくない話です。

 

極端な話、途中で別の業界に興味が移るようなケースもありますからね。

理由を聞かれたときには本音と建前を意識する必要はありますが、第一志望と伝えたからといって内定辞退できないことはないですよ!

 

 

質問③ 「御社が第一志望です」ではなく第一志望群と答えるのは?

 

個人的には、第一志望群の企業なら「第一志望です」と答えるのがよいかと。

実際に明確な優劣があるなら別ですが、どれも本当に志望度が高い会社なら決して嘘をつくことにはならないと思うんですよね。

ちなみに、僕自身は第一志望群の会社のすべてに「御社が第一志望です」と答えていましたね。

 

ただ、どのように回答すべきかの正解はないですし、結局は自分はどう思うか?の考えに基づいて伝えた方を決めることが大切かと。

「第一志望です」と答えることに後ろめたさを感じる場合は、第一志望群と答えるのも1つの選択肢ですし、ぜひ自分に合う回答を考えてみてくださいね。

 

「第一志望です」と伝えた場合も、状況によって内定辞退するのはアリなんですね。

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

「御社が第一志望です」と複数企業に伝えても問題ない理由や具体的な答え方と例文、志望順位を探る企業側の意図などを共有しました。

 

僕個人としては、複数企業に第一志望と伝えてもOKだと考えています。

ただ、これはそもそも本当に入社したいと思っている企業にだけエントリーしている前提で考えていて、入りたくない企業に第一志望と伝えるのはNGですね。

 

よって自信を持って第一志望と呼べる企業に応募できていない場合は、まずは自分に合う会社をじっくり探すことが重要になるかと。

本心と違う言動をすると面接官には敏感に伝わるものなので、ぜひ自分はどんな回答をしたいか?を考えて企業選びから面接に臨んでくださいね。

 

ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。

僕が現状考えるもっとも有効な就活の攻略法を簡潔にまとめています。

 

就活全体を見据えてとくに重要な対策のみを厳選しているので、全体を意識した対策ができていない人はぜひ一読してみてください。

それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!

 

【本記事の要点】

  • 前提として志望度の高い会社だけ受けていれば、複数企業に第一志望と伝えても問題ない。
  • ただ、本心で入りたいと思っていない会社に第一志望と伝えるのはNGである。
  • 他社を受けていること、就活の過程で志望度が変化する可能性があることは企業側も理解している。
  • 面接対策の効率化や質アップのためには、就活サイトを最大限使いこなすのがおすすめである。
  • 志望順位を聞く企業は、結論以外の理由部分でも企業選びの軸などを探っている。