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【学歴ロンダリングとは?】経験者の口コミやデメリットを徹底調査!

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
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就活生や転職者のみなさん、こんにちは!

これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!

 

今回は、自身の在籍する大学よりも高い偏差値の大学の大学院に進学することで、最終学歴をよく見せる意味で使われる「学歴ロンダリング」について調査しました!

 

実際に、僕の知り合いでも「大学院が名古屋大学だけど、大学は違う」という人がいました。

でもたしかに大学院で名古屋大学に行けるだけで、すごいな...と僕も思ったんですよね。

 

このように偏差値の高い大学の大学院に進むのは、個人的には賢い選択だと思います。

ですが当然、メリットもあればデメリットもあるので注意が必要です。

 

この記事1つ読めば、学歴ロンダリングについて理解できるように書いていきます。

ぜひ最後まで読み込んで、学歴ロンダリングについて徹底的に理解していきましょう!

 

学歴ロンダリングという言葉があるんですね!初めて聞きました!

調べる人は多い非常に有名な言葉だよ。メリットやデメリットなど、徹底的に見ていこう!

学歴ロンダリングとは?

 

学歴ロンダリングとは、出身大学よりレベルの高い大学院に進学することを指します。

そもそもの意味としては、良し悪しのニュアンスは含まれておらず、単純に自分の所属大学よりもレベルの高い大学院に進学することを指す言葉ですね。

 

ただ、ネット上ではネガティブなニュアンスで使われていることが少なくありません。

 

学歴ロンダリングをすると、最終学歴として記載できる大学のレベルが上がります。

ただ、一般的には大学よりも大学院の進学難易度のほうが低い傾向があるので、最終学歴を目的に院進学をする人に対しては不満を抱く人もいるんですよね。

 

「自分は苦労して◯◯大学に入ったのに、大学院から◯◯大学に来て同じ学校の最終学歴とするのはずるい」といったイメージがわかりやすいかもしれません。

 

しかし、そもそもの話、別の大学に院進学することの目的は人それぞれです。

上記のように最終学歴を目的としている人もいますが、単純により専門性の高い環境で学びたいなどの気持ちで院進学する人も多いんですよね。

 

よって、本来的には学歴ロンダリングの良し悪しは明確に断言できません

個々人の感覚によってニュアンスが変わってくる言葉でもあるので、純粋な意味だけでなく付随する意味合いも同時に知っておくとよいでしょう。

 

そもそもの意味としては、自分の出身大学よりもレベルの高い大学院に進学することを指す言葉なんですね。

そのとおりだよ。その上で個々人の捉え方によってニュアンスが変わる言葉だから、付随する意味合いも含めて学歴ロンダリングとは何か?を把握しておくといいよ。

【結論】学歴ロンダリングはアリと言えるのか?

 

学歴ロンダリングとは?という概要の部分を簡単に共有しました。

次章からは、学歴ロンダリングに対するリアルな口コミ、学歴ロンダリングで院進学するメリット・デメリットなどを紹介していきます。

 

ただ、この記事を読んでくれている人が本当に気になっているのは「結局のところ学歴ロンダリングはアリなのか?」だと思います。

そこで、この問いに対する僕なりの結論を先に共有しておきますね。

 

【学歴ロンダリングに対する結論】

前提:学歴ロンダリング=出身大学よりレベルの高い大学院に進学すること

 

よりレベルの高い大学院で学びたい気持ちがある人、別の大学院でしか自分の関心のある領域が学べない人には、学歴ロンダリングはかなりアリと言える。

また、学歴コンプレックスを解消したい人にも1つの選択肢にはなり得る。

 

一方で、学歴目的の場合は周囲から煙たがられやすい、新しい環境ゆえに授業や研究の負担が大きくなりやすいなどのデメリットも存在する。

とくに前者の場合は、周囲からの視線という観点は事前に考えておくべきである。

 

つまり総合的に考えると、院進学の目的が何よりも重要である。

最終学歴がよくなると就活や転職活動時にプラスに働く可能性はあるが、それだけを理由に学歴ロンダリングを決めることは一概によいとも悪いとも言えない。

 

周囲からの見られ方を過度に気にしすぎず、メリット・デメリットを押さえた上で自分にとって最善と感じられる選択を下すことが重要である。

 

結論としては、やはり学歴ロンダリングの目的がすべてです。

学歴を目的に院進学することを否定的に捉える人もいますが、ある意味でそのことを自分で納得して選択できているならまったく問題はありません。

 

ただ、人生のなかではもちろん学歴だけがすべてではないので、人生全体に対するメリット・デメリットを判断するのが個人的にはよいと思います。

万人に共通する結論は存在しないので、ぜひ自分なりの答えを考えてみてくださいね。

 

純粋に院進学をして学びたい意欲がある人はもちろんですが、仮に学歴を更新する目的であっても本人が心から納得できているなら問題ないと言えそうですね。

その人の人生を生きるのはその人だけだからね。ネット上にはいろいろな意見があるけど、それらを踏まえて自分なりの結論を出すことが最終的には大切だと思うよ!

学歴ロンダリングに対するリアルな口コミ

 

では続いて、学歴ロンダリングに対するリアルな口コミを紹介していきますね。

学歴ロンダリングに対する理解を深める上では、実際にどのような意味合いで言葉が使われているか?を見るのが参考になると思います。

 

偏った理解を防ぐためにも、良い声と悪い声の両方をまとめています。

これを見るだけでも、人によって捉え方のニュアンスに違いがあるとわかるはずなので、ぜひさくっと目を通してみてください!

 

ポジティブな声

 

 

学歴ロンダリングによってレベルの高い環境に身を置いたことで視座が上がった、優秀な人との関わりが増えたといった声がありました。

たしかにレベルの高い環境に所属すると、付き合う人も変わってきそうですね。

 

大前研一さんの名言に「人間が変わる方法は、時間配分・住む場所・付き合う人を変えるという3つしかない」という言葉があります。

学歴ロンダリングは、まさに付き合う人を強制的に変えられると言えるかと。

 

意外と学歴ロンダリングに関連してはあまり語られない内容ですが、ポジティブな影響の1つとして知っておくと良さそうですね。

 

 

「学歴ロンダリングによって就活が余裕だった」といった声もありました。

具体的には言及されていませんが、この方は「最終学歴のレベルが上がったことで企業からよい評価を受けられた」と感じたのかもしれません。

 

学歴がすべてではないとはいえ、学歴によって人を評価してしまう・されてしまう側面はまだまだ存在すると思います。

最終学歴がよくなることは、無視できないメリットと言えそうですね。

 

 

「いいイメージを持たれないけどそれは噂であり、学歴ロンダリングをした知り合いは素晴らしい企業に入っている」という声もありましたね。

目的ありきですが「やりたいことをするためなら正解」という意見には僕も完全に同意です。

 

やりたいことがあって別の大学院に進学し、その先に自分が望むような企業の内定を得られるとしたら、本当に素晴らしいことだと思います。

 

ネット上ではどうしてもネガティブな声のほうが目立ちやすいので、こうした前向きな意見も知っておくとよいでしょう。

 

ネガティブな声

 

 

「学歴ロンダリングは意味がない」といった声です。

この方のなかでは「学歴ロンダリング=学歴コンプレックスを解消するため」という前提があるのかもしれません。

 

その上で、大学受験に失敗したコンプレックスを克服したいのなら、大学院ではなく大学受験で克服する必要があると考えられているようです。

同じ前提条件であれば、なかには上記と同様に考える人もいるかもしれないですね。

 

 

「学歴ロンダリングで最終学歴のレベルが高くなった職場の人が、学歴でマウントを取ってくる」という口コミです。

出身大学を聞かれて答えたら偏差値を調べられるとは、なかなかひどい話ですよね。

 

学歴ロンダリングをした人で上記のような振る舞いをする人が周囲にいると、同様に外部の大学院に進学する人にもよいイメージを抱きにくくなるかもしれません。

 

 

この方も、学歴自慢をする人に対して不満を抱いたようです。

学歴ロンダリングをして学歴自慢をしている人は、そもそもの動機が学歴コンプレックスの解消にあるのかもしれません。

 

ただ、周囲からするとやはり嫌悪感を抱きやすいものだと思います。

学歴コンプレックスの解消を目的に外部の大学院進学を考えている人は、こうした周囲の感覚も意識しておくと良さそうですね。

 

 

「純粋に勉強したいから院進学を考えているのに、学歴ロンダリングに対する色眼鏡がたくさん存在してモヤモヤする」といった口コミです。

 

まさに、世の中にはさまざまな色眼鏡が存在すると思います。

学歴ロンダリングもその1つで、否定的な見方をする人もいるからこそ、純粋に勉強したいだけであってもその選択をためらう気持ちになることがあるんですよね。

 

個人的には、そうした周囲の意見があることも理解しつつ、適度に距離を取って自分の本音に基づいて選択することが大切だと考えています。

 

周囲や社会の正解を選んでも誰も責任は取ってくれないですし、やはり自分の素直な気持ちに従ったほうが人生全体の後悔は少ないと僕は思いますね!

 

実際にツイートされた内容を見ると、学歴ロンダリングという1つの言葉に対してもさまざまな見方をしている人がいるとよくわかりますね。

ポジティブな意見として、学歴ロンダリングをすると強制的に人付き合いが変わるといった視点は個人的にも印象的だったよ!

学歴ロンダリングで院進学するメリット【5選】

 

次にこの章では、学歴ロンダリングで院進学するメリットを紹介します。

ここまでネット上の口コミなどを見てきたなかで、学歴ロンダリングは悪いニュアンスで使われることがあると理解してもらえたかと。

 

ただ、そもそもの意味である「出身大学よりレベルの高い大学院に進学すること」だけを考えると、メリットと言える内容も複数あるんですよね。

冷静な視点で院進学を判断するためにも、ぜひ以下をチェックしてみてください!

 

【学歴ロンダリングで院進学するメリット】

  • 学歴を重視する人に対してよい印象を与えられる
  • 学歴コンプレックスの解消につながる
  • 学ぶ意欲や向上心の高さをアピールできる
  • 大学受験と比べて合格しやすい傾向にある
  • 自分にとってより魅力的な環境で学習できる

 

メリット① 学歴を重視する人に対してよい印象を与えられる

 

学歴ロンダリングをすると、最終学歴が高くなります。

わかりやすい例として、地方のFラン大学と言われるような大学から高偏差値の大学院に進学したら、最終学歴のレベルは上がりますよね。

 

これにより、学歴を重視する人に対してはよい印象を与えられる可能性が高まります。

わかりやすい場面としては、やはり就活や転職活動時が想定されるかと。

 

学歴だけで合否を決めている企業はないと思いますが、それでも最初の印象のなかには学歴を見たときに受ける印象が多少は影響するものだと思います。

とくに、学歴を重視しがちな採用担当者が相手のときほど影響は大きくなるかと。

 

就活など以外でも、人付き合いをするなかで同様にプラスに働く場面はあるかもしれません。

良し悪しは一旦置いておいて、上記のような側面があることは1つのメリットと言えるでしょう。

 

メリット② 学歴コンプレックスの解消につながる

 

最終学歴が高くなると、学歴コンプレックスの解消につながることもあります。

自分自身の学歴にコンプレックスを感じている場合、院進学によって最終学歴が変わると自信につながることもあるんですよね。

 

大学受験では、全員が自分の希望通りの結果を得られるとは限りません。

ゆえに、とくに自分の希望を叶えることができなかった人は、自分の学歴に対してネガティブな想いを抱えることが少なくないんですよね。

 

その点、レベルの高い大学院に進学すると最終学歴をよい意味で更新できます。

学歴に対するコンプレックスが解消したことで、研究やプライベートなどの場面でも自分に対する自信が生まれてよい変化も起こるかもしれません。

 

学歴ですべてが決まるわけではないとはわかっていても、自分のなかにあるコンプレックスの意識はなかなか消えにくいものです。

学歴を理由に苦しい想いを抱えている人には、よい選択肢になる可能性がありますね。

 

メリット③ 学ぶ意欲や向上心の高さをアピールできる

 

学歴ロンダリングは、最終学歴目的だとネガティブに捉えられることがあります。

ただ一方で、自らレベルの高い大学院を目指したこと・その環境で研究した姿勢などをプラスに評価されることも多くあるんですよね。

 

別の大学院に進学することは、決して簡単な話ではないからです。

そもそも院進学するためには対策が必須ですし、新たな環境で研究成果を出すためには主体的に取り組むことも欠かせません。

 

よって就活や転職活動を進める際には、企業の採用担当者に「学ぶ意欲が高い」「向上心がある」などと好印象を与えられる可能性があるわけです。

 

仮に学歴にコンプレックスがあっても、実際に別の大学院に進学して最終学歴をよくしようと行動にまで移す人は多くはいません

その点で、別の大学院に進学する人は行動力などが優れていると言えるんですよね。

 

そして企業の担当者などはこれらの観点でも候補者を評価するので、求職者視点では自分のアピール材料の1つとして知っておくとよいでしょう。

 

メリット④ 大学受験と比べて合格しやすい傾向にある

 

大学院への入学試験は、大学受験と比べて合格しやすいと言われています。

大学受験と比べるとエントリーする人が少ないので、倍率が低い分、合格のハードルも低くなりやすいんですよね。

 

学生視点ではやはり合格しやすいに越したことはないので、大学受験と比べて合格しやすい傾向にあることはメリットと言えるかと。

 

言わずもがなですが、それでも誰でも受かると言った話ではないですけどね。

十分な対策が必要なのはどの試験でも同じなので、「簡単に合格できる」と軽視しないで事前の準備は妥協せずにおこないましょう。

 

メリット⑤ 自分にとってより魅力的な環境で学習できる

 

最後5つ目は、自分にとってより魅力的な環境で学習できることです。

やはりレベルの高い大学ほど予算などに余裕があり、学習や研究の環境も充実している傾向があるんですよね。

 

よって、とくに学習・研究意欲が高い人にとっては、学歴ロンダリングで院進学することはよい選択になりやすいかと。

教授はもちろん、同じ研究室に所属する人からもよい刺激を受けられるはずです。

 

専門や研究テーマによっては、外部の大学院に進学することで大学時点ではなかった装置や機械を使えるようになるかもしれません。

学習環境の充実を求める人は、プラス要素として把握しておくとよいでしょう。

 

最終学歴がよくなることはイメージしていましたが、それ以外にも向上心のアピールにつながる・学習環境が充実するなどのメリットがあるんですね!

ネット上ではポジティブな部分の意見は埋もれやすいから、フラットに評価するためによい部分もぜひ頭に入れておくといいよ!

学歴ロンダリングで院進学するデメリット【5選】

続いてこの章では、学歴ロンダリングで院進学するデメリットを紹介しますね。

改めてデメリットと言える内容を整理したので、外部の大学院へ進学を検討している人はぜひ目を通してみてください。

 

【学歴ロンダリングで院進学するデメリット】

  • 授業や研究の負担が大きくなりやすい
  • 新たな環境で関係などを構築する必要がある
  • 学歴目的の場合は周囲から煙たがられやすい
  • 学費を支払うために経済的負担が増える
  • 社会人としての活動開始時期が遅くなる

 

デメリット① 授業や研究の負担が大きくなりやすい

 

外部の大学院に進学する場合、授業や研究の負担が大きくなりやすいです。

同じ大学の院に進む場合は、専門分野の学習や研究自体を大学時代から継続的におこなうことができます。

 

一方、学歴ロンダリングによって院進学した場合は、新たな環境で新たに研究をスタートすることになりやすいんですよね。

もちろん、大まかな領域としては大学時代から引き継げることはあります。

 

でも、同じ環境で一貫して研究を進める場合と比べると変化が大きくなりやすく、人によっては領域自体もゼロからスタートになることもあるかと。

 

上記の理由で、外部進学した人は学業面での負担が大きくなりやすいわけです。

当然ながら研究などを進めないと修士論文を提出できないですし、この負担の大きさは事前に想定しておくことをおすすめしますね。

 

デメリット② 新たな環境で関係などを構築する必要がある

 

外部の大学院に進んで変化が生まれるのは、研究内容だけではありません。

環境が変わると、新たな人間関係を構築する必要も生じてきます。

 

教授や同じ研究室に所属するメンバーなど、それまでの人間関係がリセットされて、新たな環境で関係を構築する必要があるんですよね。

 

自分は外部から進学していても、なかには大学から一貫して所属している人もいるはずですし、自分ひとりだけ転校のような形で入ることもあるかと。

コミュニケーション力に自信がない人は、ストレスの要因になるかもしれません。

 

もちろん見方によっては、新たな人付き合いを増やせるといった考え方もできます。

どのように感じるかは人それぞれですが、とくに人間関係に悩みを抱えがちな人は懸念点として把握しておくとよいでしょう。

 

デメリット③ 学歴目的の場合は周囲から煙たがられやすい

 

前述の口コミにも見られたように、学歴目的の場合は周囲に煙たがられやすいです。

とくに学習や研究への意欲が高い人ばかりが集まる環境では、学歴だけを目的にしている人はどうしても浮いた存在になりやすいんですよね。

 

研究対象に対する熱意の大きさなどは、自然と伝わってしまうものだからです。

ゆえに、新たな所属先にいるメンバーと円滑に関係を築けない可能性もあるかと。

 

また、学歴ロンダリングによって自分の学歴コンプレックスが解消されたときに、その感覚を周囲に押し付ける人は嫌悪感を抱かれやすいです。

 

口コミを見ていても、自分の学歴を自慢したり、学歴を第一に人を評価したりする人はよい印象を持たれにくいものなんですよね。

これはあるあるのデメリットなので、確実に押さえておくようにしましょう。

 

デメリット④ 学費を支払うために経済的負担が増える

 

大学院に進む場合、学費を支払うために経済的負担も増えます。

これは外部の大学院に進んだ場合に限らない話ですが、学費は決して安くないですし事前に想定しておくべきことだと思いますね。

 

学卒者と比べると、院卒者の給料はやや高めな傾向があります。

とはいえ、院生時代には給料が得られるわけではないですし、研究などと両立しつつバイトをする必要も生じてくるかと。

 

遠方の大学院に進学することを決めた場合は、学費や生活費以外にも引越し費用などを工面する必要があるかもしれません。

根本的な話になりますが、経済面での準備も事前に考えておくようにしましょう。

 

デメリット⑤ 社会人としての活動開始時期が遅くなる

 

これも学歴ロンダリングをするかどうかには関係がない話ですが、大学院に進学した場合は社会人としての活動開始時期は遅くなります。

当たり前ですが、学卒者と比べると2年スタートが遅れますね。

 

どちらにも良し悪しがあるので一概には言えませんが、社会人として早く経験を積んだほうがキャリアを築きやすい可能性はあるかもしれません。

人件費の高さを懸念して、学卒者を優先する会社も存在する可能性はあるかと。

 

企業によって評価基準は異なるので、どの企業からも外部の大学院に進学した自分の経歴を評価してもらえるとは限りません。

気になる企業がすでにある場合は、採用者の学歴などを調べておくのもアリでしょう。

 

最終学歴だけが目的だとやはり周囲から煙たがられやすいんですね。

研究意欲が高いメンバーの視点で考えると感覚がよくわかるはずだよ。研究や人間関係の負担が大きくなりやすいなどの懸念もあるから事前に想定しておこうね。

学歴ロンダリングで後悔しないためのポイント【3点】

 

次にこの章では、学歴ロンダリングで後悔しないためのポイントを共有します。

ここまでの内容を踏まえて、個人的に伝えておきたいと感じたポイントをまとめました。

 

後悔するような選択は誰しも避けたいと思うはずですし、現時点で学歴ロンダリングを迷っている人がいたらぜひ参考にしてみてくださいね。

 

【学歴ロンダリングで後悔しないためのポイント】

  • 目的を明確化する
  • 就活で有利になることだけを目的にしない
  • 周囲からの見られ方を気にしすぎない

 

ポイント① 目的を明確化する

 

何よりも、まずは外部の大学院に進学する目的を明確化しておきましょう。

「今の大学より優れた環境で研究をしたい」「今の大学では学べない分野の研究をしたい」「最終学歴をよくしたい」など、さまざまな理由が想定されると思います。

 

ここが曖昧だと、意思決定をしてからもその判断に後悔が生じやすいんですよね。

でも目的が明確になっていたら、その目的を達成できたかどうか?が大事になるので、過去の意思決定に対して悩むことが少なくなります。

 

ただ注意点として、その目的が本当に重要であるか?も考えておくべきです。

わかりやすい例として「最終学歴をよくしたい」が目的の場合、本当に学歴の更新が必要か?は吟味する必要があると思います。

 

仮に、学歴をよくした先に大手企業への入社を目指していたとして、その入社というゴールが自分にとって本当に欲しいものか?は考えておくとよいかと。

何となくで目標を設定していると、達成できたときにギャップを感じることも少なくないんですよね。

 

よって、理由の深堀りを繰り返しながら目的を明確化することが大切です。

自分のなかで目的が明確なら、否定的な言葉を投げかけられてもブレにくいので、ぜひここは妥協せずに自分と向き合ってみてくださいね。

 

ポイント② 就活で有利になることだけを目的にしない

 

学歴ロンダリングの目的として、最終学歴の更新を考えている人は少なくありません。

そして学歴の更新を目的としている人は、その先の就活や転職活動時に有利に働くことを期待しているケースが多いと思います。

 

ただ、個人的にはこれらだけを目的とすることはおすすめしません。

学歴が一定のプラスになる可能性はあるとはいえ、採用者の視点では学歴だけで合格の判断を下すことはまずないからです。

 

また、興味のない領域で研究活動などを進めることも苦痛でしかないかと。

学歴は経歴の1つでしかないですし、自分より優れた学歴の人を探そうと思ったら切りがない領域でもあるんですよね。

 

よって、もし外部の大学院に進学するのであれば、やはりそこでしか学べない内容や研究環境などに魅力があることは重要だと個人的には思います。

あくまで僕の意見にはなりますが、1つの考え方としてぜひ参考にしてみてください。

 

ポイント③ 周囲からの見られ方を気にしすぎない

 

周囲からの見られ方を気にしすぎないこともぜひ意識してほしいです。

2つ目と似ていますが、最終学歴の更新を求めている人には周囲からの見られ方を気にしている人が多い印象があるんですよね。

 

学歴が優れている人を見ると、優秀な人だと感じることはあると思います。

自分自身も学歴が優れていたほうが、自分に対して自信を持てるものかもしれません。

 

でも、自分がいかに幸福に生きられるかどうか?という観点で考えると、周囲の視線を意識していることはあまりよい状態とは言えないと僕は思います。

他人と自分を比較する場合、自分より上の存在を探せば切りがないからです。

 

だからこそ「高学歴でありたい」など周囲からの視線を意識した感覚ではなく、「◯◯を学びたい」などの内発的動機に基づく意思決定が重要かと。

 

現代社会において、自分の意思を貫いて選択を繰り返すことは簡単ではないかもしれません。

ですが周囲の視線を意識しすぎても幸福感は得にくいと僕は思うので、ぜひこの観点も1つの意見として取り入れてみてください。

 

やはり自分の気持ちを大切にした上で目的意識を持つべきだと僕は考えているよ。学歴だけを目的に進学するのはよいのか?という点はぜひじっくり考えてみてね!

学歴ロンダリングに関するよくある質問

 

最後に本章では、学歴ロンダリングに関するよくある質問に回答します。

もし似た疑問を感じていた人がいたら、ぜひここでの回答を参考にしてみてください!

 

【学歴ロンダリングに関するよくある質問】

  • 学歴ロンダリングは意味がないの?
  • 文系と理系で学歴ロンダリングによる影響に違いはある?
  • 社会人で学歴ロンダリングはアリ?
  • 学歴ロンダリングは卑怯・ずるいと言われるのはどうして?

 

質問① 学歴ロンダリングは意味がないの?

 

何をもって意味があるか?と考えるかによると思います。

たとえば、仮に最終学歴の更新だけを目的にしている人がいたら、学歴ロンダリングの意味は十分にあると言えるかと。

 

でもこの目的は人によって異なるので、万人に共通して言える結論はありません。

繰り返しになりますが、一般的に意味があるとされているかどうか?よりも、自分にとって意味があるか?を考えることが重要ですよ。

 

質問② 文系と理系で学歴ロンダリングによる影響に違いはある?

 

この質問も、どんな影響を想定しているか?によって結論は変わってくるかと。

まず、外部の大学院に進学する主目的が学習や研究の場合は、文系・理系を問わず自分が求める内容を達成できるか?がすべてだと思います。

 

ただ、就活で有利になるかどうか?を考えている場合は異なるかと。

というのも、文系と理系では企業側が院卒者であるかどうか?を重視する傾向に違いがあると言われているからですね。

 

一般的には、理系の場合は院卒であるかを重視される傾向があると言われています。

反対に文系では、院卒かどうかはあまり重視されないと言われていますね。

 

よって影響面での違いという観点だと、理系の学生のほうが就活時には学歴ロンダリングの恩恵を受けられるかもしれません。

あくまでも可能性としての話ですが、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

質問③ 社会人で学歴ロンダリングはアリ?

 

これも何をもってアリか、ナシかを判断するかによって結論は変わります。

ですが、純粋に社会人で学歴ロンダリングをしてもよいか?という質問だとしたら、もちろんアリだと僕は思いますね。

 

ただ、学歴にコンプレックスがあるからなどの理由だとしたら、現役の大学生と同様にその目的はもっと深堀りして考えておくべきかと。

 

社会人の場合、会社員としての経験をするなかで感じたこともあると思います。

結局は「自分の人生を幸せに生きるために必要かどうか?」が大切だと僕は思うので、もし迷ったらぜひこの問いと向き合ってみてください。

 

質問④ 学歴ロンダリングは卑怯・ずるいと言われるのはどうして?

 

よくある理由としては「自分は苦労して◯◯大学に入ったのに、大学院から◯◯大学に来て最終学歴を更新するのはずるい」などと考える人がいるからです。

 

この前提としては、大学院のほうが大学よりも受験のハードルが低いという考えがあると思います。

だからこそ「自分は大学受験を乗り越えて合格を勝ち取ったのに、大学院から入学して同じ経歴を得る人は卑怯だ」などと感じるのかもしれません。

 

もちろん、上位のように考えるかどうかも個々人の自由です。

ただ、実際このような考え方をする人がいることも事実なので、学歴ロンダリングを迷っている人は事前に知っておくとよいかもしれません。

 

否定的な声もあるからこそ進学の判断に迷うかもしれないね。でも、結局は自分にとって必要と感じるか?が重要だから、一般論を気にしすぎないこともぜひ大切にしてね!

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

学歴ロンダリングの概要や結局アリなのか?という僕なりの結論、ネット上の声やメリット・デメリットなどを網羅的に共有しました。

 

結論、学歴ロンダリングがアリかどうかはその目的によります。

本気で学歴を更新したいと思っているならそれでもアリだと思いますし、研究意欲などを目的とする場合ももちろんアリかと。

 

ただ、何となく学歴を更新したいからなどのふわっとした理由ならおすすめしません。

高学歴であることなど、社会的な正解が自分の幸せにつながるとも限らないですし、ぜひ自分にとっての必要性をじっくり考えてみてくださいね。

 

ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。

僕が現状考えるもっとも有効な就活の攻略法を簡潔にまとめています。

 

就活全体を見据えてとくに重要な対策のみを厳選しているので、全体を意識した対策ができていない人はぜひ一読してみてください。

それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!

 

【本記事の要点】

  • 学歴ロンダリングとは、出身大学よりレベルの高い大学院に進学することである。
  • 学歴ロンダリングがアリかどうか?は、個々人の目的によって結論が変わる。
  • ネット上の声を見ると、学歴ロンダリングに対してよい見方・悪い見方をしているさまざまな人がいるとわかる。
  • 最終学歴がよくなる以外にも、向上心をアピールできる・学習環境が充実するなどのメリットがある。
  • 最終学歴だけが目的だと周囲から煙たがられやすいことは事前に想定しておくとよい。