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自己PRで「人のために尽くす」を言い換える方法【例文有り】

本記事にはPR情報が含まれます。詳細は広告掲載ポリシーをご覧ください。

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
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こんにちは!

就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。

 

今回は自己PRで、「人のために尽くす」という自分の長所をアピールする方法を詳しく解説していきます。

 

そのまま「人のために尽くす」と伝えて良いのか?

 

または言い換えが必要なのかなど徹底解説していくので、人のために尽くすことを自己PRでアピールしたいという人は参考にしてくださいね。

 

自己PRで人のために尽くす性格をアピールする方法が知りたかったです!

例文も用いて解説するから、ぜひ参考にしてね!

自己PRで使える「人のために尽くす」の言い換え表現一覧

 

もったいぶらずに早速結論を共有していきますね。

「人のために尽くす」の言い換えとして使える表現は、以下のとおりです。

 

【人のために尽くすの言い換え表現一覧】

  • 人のために力を発揮できる
  • 相手のニーズに応えることができる
  • 相手の立場に立って物事を考えられる
  • 細かい部分に気がつくことができる
  • 思いやりがある
  • 気配り力がある
  • 共感力がある
  • 傾聴力がある
  • 協調性がある

 

人のために言動することが力になる、相手の立場で物事を考えられる、細かい配慮ができるなど、派生してさまざまな表現が考えられるかと。

共感力や傾聴力など、関連する強みのほうがしっくりくる人もいるかもしれません。

 

自己分析する過程で自分の強みが「人のために尽くす」だと感じた人でも、深く分析するとより的確に自分を表す表現が見えてくるものなんですよね。

 

複数の表現を持っておくと、企業によってアピールする強みを変えることも可能です。

似た意味合いでも採用する言葉によって企業に伝わるイメージは変わってくるので、ぜひ自己アピールにつながる表現を追求してみてください!

 

「人のために尽くす」という一つの言葉から連想しているのに、さまざまな強みとしての言い換え表現が考えられるんですね。

それだけ幅広く捉えられる余地のある言葉ともいえるから、自分の特徴やエピソードとの相性などを考慮した上で自己PRで使う表現を考えることが重要だよ!

自己PRで「人のために尽くす」と聞いて人が連想するイメージ

 

次にこの章では「人のために尽くす」と聞いて人が連想するイメージを紹介します。

前章では、人のために尽くすの言い換え表現を複数紹介しました。

 

自己PRの質を高める上では、自分の強みを的確に伝える表現へのこだわりも大切です。

ただ別の視点として、強みとして「人のために尽くす」を伝えられたときに受け手が抱く印象を意識しておくことも大切なんですよね。

 

極端な話、自分では強みとして伝えているつもりでも、面接官はマイナスなイメージを抱いてしまう可能性があるからです。

 

だからこそ、ここでは「人のために尽くす」と聞いた人が抱きやすい一般的なイメージをまとめました。

良い面・悪い面の両方を紹介するので、ぜひ目を通してみてくださいね!

 

【自己PRで「人のために尽くす」と聞いて人が連想するイメージ】

  • プラスイメージ① 自己都合ではなく周囲を尊重して言動できる
  • プラスイメージ② チームワークを求められる環境で力を発揮できる
  • プラスイメージ③ 上司や同僚・取引先などとよい関係を築ける
  • マイナスイメージ① 主体性が乏しく積極性に欠ける
  • マイナスイメージ② 八方美人の性質がある
  • マイナスイメージ③ 周囲の意見に流されやすい

 

プラスイメージ① 自己都合ではなく周囲を尊重して言動できる

 

1つ目は、自己都合ではなく周囲を尊重して言動できるイメージです。

「人のために尽くす」という強みを持つ人は、自分よりも周囲や他者の利益を追求して言動ができると思われやすいんですよね。

 

利己主義ではなく、利他主義だと思われやすいともいえるかもしれません。

自分の利益を第一優先する人なら、人のために力を尽くそうとは思いにくいはずなので、逆の立場の人は上記のように思われやすいかと思います。

 

採用側は面接を通して候補者のあらゆる面を評価していますが、その1つとして入社後に自社に馴染めるか?という点は意識しているかと。

誰しも、職場の空気感を乱すような人とは一緒に働きたくないはずですからね。

 

その点、周囲のために力を尽くせる人はよい印象を抱いてもらえやすいはずです。

自分の特徴をより強みとしてアピールするためにも、ポジティブな側面として上記のイメージを知っておくとよいでしょう。

 

プラスイメージ② チームワークを求められる環境で力を発揮できる

 

「人のために尽くす」という強みをアピールすると、チームワークを求められる環境で力を発揮できそうというイメージも持たれやすいかと。

他者を尊重した言動ができるので、チームでの活動に向いていそうと思われやすいわけですね。

 

これも逆を考えるとわかりやすいですが、常に自己都合で言動する人がいたらチームワークはなかなかうまく機能しません。

チームでは、個々人の意見を受け入れたり尊重しあったりすることが必須ですからね。

 

そして会社組織では、基本的にはチームで動くことが大半です。

つまり「人のために尽くす」という強みを伝えると組織に貢献できるイメージを持たれやすいので、この点も押さえてアピールするといいですよ!

 

プラスイメージ③ 上司や同僚・取引先などとよい関係を築ける

 

最後3つ目に、仕事で関わる人たちとよい関係を築けるイメージも持たれやすいです。

前述したように、人のために尽くせる人は普段から他者を尊重した言動ができたり、チームでの活動時に貢献度高く動けたりします。

 

それ以外の面で、人間関係を円滑に構築できる印象も持たれやすいわけですね。

他者を尊重した言動やチームワークを意識した言動などを積み重ねることで、上司や同僚・取引先の人たちとよい関係を築ける可能性が高いからです。

 

社内人材とよい関係を築けると職場の雰囲気がよくなりますし、社外の人とよい関係を築けると信頼構築や利益向上などが期待できるかと。

 

上記のように「強みがあることで会社にどんな利益をもたらすことができるか?」という視点は、面接官に好印象を残す上で重要です。

より的確に自己PRするためにも、ぜひ合わせて頭に入れておいてください!

 

マイナスイメージ① 主体性が乏しく積極性に欠ける

 

ここからは、逆に悪く捉えられる場合のイメージを共有していきますね。

自分の意図しない形でネガティブな印象を抱かれないためにも、最悪の可能性としてこれらを知っておいて損はないかと思います

 

まずは、主体性や積極性に欠けるといったイメージですね。

人のために尽くせる人は、悪く捉えると周囲や他人がどう思うか?を重視していて、自分の主張を強く持っていないと思われることがあります。

 

自ら率先して動くより、調整役を担うことが多いタイプといったイメージですね。

もちろん主体性や積極性が優れていることにもメリット・デメリットがあるので、一概にどちらがよいか・悪いかという話ではありません。

 

ただ、主体性などをとくに重視する企業にはよい印象を抱かれない可能性はあるかと。

こうした企業には「人のために尽くせる」ことを強みとしつつも、主体性や積極性に欠けるわけではないことも同時に伝える意識が大切ですね。

 

マイナスイメージ② 八方美人の性質がある

 

八方美人とは、誰にでも愛想よく振る舞うような人のことを意味します。

人のために尽くすという強みを持つ人は、「全方位的にいい顔をする人」として八方美人の性質があると思われることがあるんですよね。

 

大前提、八方美人をよい・悪いと捉えるかどうかは個々人の感覚によると思います。

よい面を捉えると、どんな人とも円滑な関係を築きやすく、人間関係のトラブルを起こさない人などと考えられるかと。

 

一方あえて悪く捉えると、誰にでもいい顔をして本音がわからない人、特徴がない人などと思われることがあるかもしれません。

 

そして後者のように捉える人が面接官の場合、自分の強みとしてアピールした内容がマイナスに作用する可能性があるわけですね。

もちろん伝え方でも印象は変わりますが、1つの可能性として知っておくとよいでしょう。

 

マイナスイメージ③ 周囲の意見に流されやすい

 

3つ目は、周囲の意見に流されやすいといったイメージです。

人のために尽くせる人は周囲や他者を尊重した言動ができますが、ゆえに自分の意見を押し通すような場面は少ないと思われやすいんですよね。

 

チームや組織として活動する上で、他者の意見を尊重することは大切です。

ただ、常に周りの意見や流れを尊重して結果その考えが採用されていると、徐々に自分の考えを持ちにくくなるものなんですよね。

 

仕事をこなす上では、ときには自分の決断を迫られる場面があります。

このとき周囲の意見に流されがちな人は、自分の意思や考えを持って的確な決断を下せないと思われてしまう可能性もゼロではありません。

 

個人的には、周囲を尊重しつつ自分の考えも持ち続けることが重要だと考えています。

これも伝え方でネガティブに捉えられてしまうことがあるので、自己PRの場を適切に活かすためにも事前に想定しておくことをおすすめしますね。

 

なるほど。たしかに自分では強みとしてよい面ばかり着目していましたが、捉え方によってはネガティブな印象を持たれる可能性も同時にあるんですね…!

他の強みを伝える場合にも同様のことが言えるけどね。事前にこれらの視点を持っていると悪い印象を持たれるリスクを減らせるから、ぜひこれらも意識しておくといいよ!

「人のために尽くす」の言い換えで自己PRする際のポイント

続いては、「人のために尽くす」の言い換えで自己PRする際のポイントを紹介します。

 

これらを押さえていないと、ふわっとした内容の自己PRになったり、自分の意図しない形で相手に伝わってしまったりする可能性があるかと。

 

自己PRをうまくアピール機会にするためにも、ぜひチェックしてみてください!

 

【「人のために尽くす」の言い換えで自己PRする際のポイント】

  • 自分の強みを的確に表す言い換えを選ぶ
  • 当然のマナーなどと思われないエピソードを語る
  • お節介やありがた迷惑と思われない内容にする
  • 入社後にどう活かせるか?という視点を必ず持つ

 

ポイント① 自分の強みを的確に表す言い換えを選ぶ

 

まずは、自分の強みを的確に表すような言い換えを選ぶことが大切です。

「人のために尽くす」と近い言葉でも、「人のために力を発揮できる」「相手の立場に立って物事を考えられる」など複数の表現がありますよね。

 

これらは似た言葉ですが、細かいニュアンスは当然異なります。

そして言葉を聞いたときに面接官が抱く印象も異なるので、自分の強みをより的確に表している言葉を選ぶことが大切なんですよね。

 

僕はこれまで7年以上、就活生や就活市場と関わってきました。

そのなかで自分の強みを間違えて捉えている人は、意外と多く見られたんですよね。

 

たとえば「傾聴力」を強みとしているけど、具体的なエピソードを聴くと「行動力」のほうがより本質的な強みでは?といったケースがよくあります。

これらの関連に違和感があると、自己分析が浅いのでは?といった印象を持たれかねません。

 

だからこそ、自分の経験を棚卸ししてエピソードとの親和性を考慮した上で、結論として伝える自分の強みの表現を決めることが重要です。

自己PRの基礎となる部分なので、ぜひ妥協せずにじっくり考えておきましょう。

 

自分の強みをより的確に捉える方法

上記を見て、自分の強みを間違えているかも?と不安に思った人もいると思います。

自己分析って基本的には一人で取り組むものなので、客観視点がないと視野が狭い状態で考えを深めてしまうことがよくあるんですよね。

 

その結果、強みを間違えて認識してしまうケースがよくあるわけです。

では、自分の強みを的確に認識するためにはどうしたらよいのか?

 

結論、個人的なおすすめは、第三者視点からフラットな意見をもらうことです。

ただ、家族や友人にこれらを相談するのは微妙な感じがしますし、意外とそうした相手はなかなかいないものなんですよね。

 

そこで僕が利用をおすすめしているのが、就活エージェントの存在です。

エージェントは無料で就活支援をしてくれるサービスですが、お願いをすれば自己分析や強みを確認することにも対応してくれるんですよね。

 

僕が今現役だったら「ミーツカンパニー就活サポート」を確実にフル活用します。

大手運営かつオンライン面談にも対応していて使いやすいので、迷ったらまずはここに登録しておくのが僕はおすすめですね。

 

その他の登録候補となるサービスは「就活エージェントおすすめランキング【1位〜22位】就活のプロが厳選!」にて共有しています!

 

ポイント② 当然のマナーなどと思われないエピソードを語る

 

2つ目のポイントとして、エピソードの内容に注意することも大切です。

「人のために尽くす」に関連した強みを伝えるとき、具体例として伝える内容が一般的によくあることだと危険なんですよね。

 

たとえば「電車やバスでは高齢者や妊婦に席を譲る」「道端で困っている人に声をかけられたら必ず助けてあげる」などのエピソードです。

もちろん、これらは人のためになるようなよい行動だと思います。

 

しかし、自己PRで「人のために尽くす」をアピールするときの具体例としては、納得感を持ってもらえない可能性があり微妙なんですよね。

ある意味で、これらは一般的に当たり前とされているマナーともいえるからです。

 

強みを発揮したエピソードでは、規模の大きさや優劣を意識する必要はありません。

ただ、当然のマナーなどと思われる内容でも面接官に好印象は与えにくいので、この視点も忘れずに具体例を考えるようにしましょう。

 

ポイント③ お節介やありがた迷惑と思われない内容にする

 

お節介やありがた迷惑と思われない内容にすることもぜひ意識してください。

人のために尽くすことは一般的によいことだと捉えられますが、内容によっては善意の押しつけのように思われることもあるんですよね。

 

たとえば、電車で高齢者の方に席を譲ったときにも、相手の方が身体を動かす意欲の高い人だったらお節介とも捉えられる可能性がありますよね。

 

これは人によって捉え方が異なる事例ですが、エピソードによっては「それはあなたのお節介を押し付けているだけでは?」と思われる可能性があるわけです。

 

自分は「人のために尽くしている」と思っていても、相手が求めていない内容であれば自己PRのエピソードとしてもやはり微妙です。

具体例を考える際は、ありがた迷惑の内容でないか?といった視点も意識しましょう。

 

ポイント④ 入社後にどう活かせるか?という視点を必ず持つ

 

入社後にどう活かせるか?という視点も欠かさず持っておきましょう。

これは「人のために尽くす」を強みとする場合に限らず、どんな内容で自己PRをする場合にも共通するポイントですね。

 

自己PRは面接で定番の質問ですが、企業がほぼ確実にこの質問をするのは「候補者が自社で活躍できそうか?」を確かめたい意図があるからです。

活躍できそうにない人材は、確実に面接時点で見抜いておきたいですからね。

 

ここから逆算して候補者に求められる立ち回りを考えると、自己PRでは「自分を採用すると応募企業に貢献できること」を伝える必要があるといえます。

単に強みを語るのではなく、入社後に活躍できるイメージを持ってもらうことが肝になるわけですね。

 

よって自己PRでは、自分の強みを活用した上での企業での活躍イメージを伝えると、好印象を残しやすいかと。

具体例は次章以降で共有するので、まずはこの視点をぜひ認識しておいてください!

 

自分は「人のために尽くしている」と思っても、当然のマナーやお節介などと思われるエピソードでは、たしかに面接官によい印象を持ってもらえなさそうですね。

これは意外と自覚的になりにくい視点なんだよね。自己PRではエピソードの選定もかなり重要になるから、悪い想定もした上でじっくり検討しておくといいよ!

「人のために尽くす」を自己PRで語るおすすめの文章構成

次に、本章では「人のために尽くす」を自己PRで語るおすすめの文章構成を紹介します。

前章の最後で紹介したように、自己PRでは単に強みを伝えるだけではなく、入社後にどう活かせるか?の視点を持つことが欠かせません。

 

ただ、どのような流れで語るべきか?を曖昧に感じた人もいるかと思います。

そこで、僕がおすすめしている文章構成も参考までに共有しておきますね。

 

【「人のために尽くす」を自己PRで語るおすすめの文章構成】

  1. 貢献できる能力
  2. 具体的な貢献内容
  3. 根拠となるエピソード(課題・行動・結果)
  4. 自分の信条
  5. 入社後の抱負

 

まずは結論として、自分の強みを的確に表す能力を伝えます。

次に、その強みがあることで応募企業にどのように貢献できるかを伝えます。

 

そしてこれらの強みがあることを示す根拠となるエピソードを伝えて、なぜその能力を大事にしているかやその元となった自分の信条を伝えます。

信条に関しては、その強みがあることの説得力が格段に増すからですね。

 

最後に、入社後の抱負を締めとして語って自己PRを終わりましょう。

改めて「必ず応募企業に貢献します」「この強みを使って御社で活躍したいです」といった意思を伝えると好印象を残せるはずですよ!

 

強みを活かして企業にどう貢献できるか?まで伝えると、面接官側も入社後のイメージをしやすくなりそうですね!

強みしか伝えていないと、それをどう受け取るかは相手の感覚に依存してしまうから、悪く捉えられることを防ぐ意味でも先回りして伝えるのが僕はおすすめだね!

自己PRで「人のために尽くす」の言い換えを使った例文【4選】

続いては、自己PRで「人のために尽くす」の言い換えを使った例文を紹介しますね。

4つの言い換え表現を用いる場合を想定して例文を作成したので、ぜひ一例として参考にしてみてください!

 

なお、他の強みを使った自己PR例文は「【自己PR例文42選】これが評価される自己PRだ!就活の面接での回答例を共有!」にて紹介しています!

 

【自己PRで「人のために尽くす」の言い換えを使った例文】

  • 思いやりがある
  • 気配り力
  • 傾聴力
  • 共感力

 

例文① 思いやりがある

 

【例文】

「私の強みは、思いやりを活かして相手の立場に立った気遣いができることです。

社会人として同僚や上司に限らず、取引先や顧客など関わるすべての方々それぞれの立場に立ち、相手に合わせた気遣いを徹底することで信頼を勝ち取ります。

私のこの強みは、大学時代の結婚式場でのアルバイトで発揮されました。私は主に新郎新婦の進行補助を担当していました。結婚式は新郎新婦にとって一生に一度の行事であるため、大きな責任が伴います。そこで私は、担当プランナーから新郎新婦の人柄を徹底的にヒアリングし、その人柄に合わせ補助の手順や内容を変えるようにしました。その結果、担当した15組すべての方からお礼の手紙をいただくことができました。

私が思いやりや気遣いを重視する理由は「人に喜びを与えるためには、その人の立場に立って何が嬉しいかを考えることが必須」という信条を大切にしているからです。

貴社に入社した暁には、商品を売るのではなく、顧客の生活をより豊かにする手段として商品を提案することで利益に貢献します。」

 

ここでは、思いやりを活かして価値提供につなげた事例を用いました。

「思いやりがある」と伝えると優しく控えめな印象を持たれることもあるので、実際にその先の行動を起こしたことも伝えている点がポイントですね。

 

エピソード後の信条や締めの文章も、例文があると理解が深まるかと思います。

まったく同じ型を採用する必要はないですが、自己PRの構成を迷っている人がいたらぜひ僕のアイデアも参考にしてみてくださいね!

 

例文② 気配り力

 

【例文】

「私は、状況を的確に判断した上で気配りすることに自信があります。

貴社に入社した際には、その状況ごとに求められる最善策を常に考え行動することで、成果を上げます。

私がこの強みを発揮したエピソードが大学時代にあります。大学3年生の時、語学力向上を目的としてオーストラリアに1年間留学しました。留学先には私以外にも韓国や中国、ベトナムなどさまざまな国籍の学生がいました。文化の違いもあり、最初は衝突することも多々ありました。そこで私はお互いを理解する機会が必要だと判断し、母国の文化を語り合う会を主催しました。それぞれの国の生活様式などを全員で共有した結果、お互いの理解が深まり衝突することもなくなりました。

私がこれほど気配りを重視する理由は「お互いの気配りから真の信頼関係が生まれる」という信条を大切にしているからです。

貴社に入社した暁には、その場その場における的確な状況判断を実行し、信頼を生み出すことで利益に貢献します。」

 

この例文では、「気配り力があることで状況を的確に判断できる」といった印象を残せるように自己PRを作成しました。

仮に「気配り力」とだけ伝える場合と比べると、受け手の印象は異なりますよね。

 

気配り力を活かすことで課題解決に貢献したこと、また相性のよいエピソードを厳選することで積極性があることも間接的にアピールしています。

似た強みを持っている人は、状況判断能力としてのアピールも検討してみてください!

 

例文③ 傾聴力

 

【例文】

「私は誰にも負けない心からの傾聴力によって、貴社に貢献します。

傾聴力によってお客様の話をとことん聞き、そこからニーズや悩み・不満を明確化することで解決する手段を提供します。お客様に寄り添った傾聴によって、売上だけでなく満足度も必ず取りにいきます。

私がこの傾聴力を発揮した経験が大学時代にあります。私は友人から相談されることが多かったのですが、うまく相談に乗れない自分を悔やむことがありました。しかし、自分の主張を相手にぶつけるのではなく、相手の話に真摯に耳を傾けることだけに注力することで、相手の根本的な悩みを理解できると気づきました。そして相手は話をすべて聞いてくれるという安心感によって、私のことをより信用してくれるようになりました。

私が傾聴を大事にしているのは「自分が主張する以上に、まずは相手に寄り添って相手を尊重すること」が大切であると考えているからです。

貴社に入社した暁には、必ず「◯◯社って本当に頼りになるね」「今度はいつ来てくれるの?」と言ってくれるお客様を増やし、満足度と利益の2つを追求するために私の傾聴力をすべて注ぐことをお約束します。」

 

3つ目は、人のために尽くすに関連して傾聴力を強みとする場合の例文です。

人のために尽くせる人は相手の立場に立って物事を考えられたり、細かなニーズを察知できたりするので、傾聴力にも優れていることがあるんですよね。

 

最後の締めの文章も、これくらい自信を持って伝えるとその姿勢が伝わりやすいかと。

抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、そうした人が多いからこそ差別化につながるので、ぜひ1つのアイデアとして参考にしてみてください。

 

例文④ 共感力

 

【例文】

「私は、常に相手の立場に立って考える共感力によって貴社に貢献します。

私が志望する営業職ではまずは相手の悩みやニーズを明確化することが重要だと考えており、これらのニーズを相手の立場に立って考えることで信頼を生み、その結果として利益を生みます。

私のこの強みは、大学時代のボランティアサークルの活動時に発揮されました。このサークルでは「大学生がどんなボランティアに参加するのが一番喜ばれるのか?」を常に課題としていました。その際、自分がボランティアに参加する他の方々の立場だったら、「孫と一緒にボランティアできることが楽しい」と感じるのではないかと考え、お年寄りの参加者が多い河川敷でのゴミ拾いに積極的に参加。結果、他の参加者さん達のリピート参加率を上げることができ、サークルメンバーも周囲との交流を楽しんでいました。

私がこれほどまでに共感力を重視するのは、「相手の立場に立ってこそどんな問題も解決できる」という信念を大事にしているからです。

貴社に入社した暁には、この共感力によって1つでも多くの悩み解決と売上の最大化をお約束します。」

 

最後4つ目は、共感力を強みとする場合の自己PR例文です。

2文目の「この強みを企業に入社後どのように活かせるか?」を語る際には、志望職種を想定した上で活かし方を伝えるようにしました。

 

僕の経験上、ここまで先を見越して自己PRを語れる人はそう多くいません。

だからこそ「入社後活躍するための視点がある」といった評価や好印象の獲得につなげられるんですよね。

 

4つの例文を見ると、エピソードと強みの親和性が重要だと理解してもらえたと思います。

自己PRは「結論の表現+エピソードの中身」が肝になるので、例文を参考に自分を最大限アピールできる伝え方を検討してみてくださいね!

 

自己PRで納得感を持ってもらうためには具体的なエピソードが必須。同時に強みとの親和性がないと伝わりにくいから、この2つの質を妥協せず追求することが大切だよ!

「人のために尽くす」以外で自己PRに使える長所・短所一覧

 

最後の章では、自己PRに使える長所と短所をそれぞれ一覧にして共有します。

自分の強みが「人のために尽くす」だと考えている人も、他の長所などを見るなかで別の特徴に気がつけることがあるかもしれません。

 

自己理解が深まれば、企業によって自己PRなどを使い分けることもできるかと。

とくに自分の長所を感覚的に捉えていた人には新たな発見がある可能性が高いので、ぜひ最後にさくっと目を通してみてください!

 

長所一覧

 

就活や転職活動でよく使われる長所の一覧は、以下のとおりです。

 

【よく使われる長所一覧】

  1. 集中力がある
  2. 謙虚
  3. 誠実
  4. 真面目
  5. 協調性がある
  6. フットワークが軽い
  7. チャレンジ精神がある
  8. 最後までやりきる
  9. コミュニケーション能力が高い
  10. 論理性がある
  11. 思いやりがある
  12. 器用
  13. ポジティブ思考
  14. 想像力が豊か
  15. 主体性がある
  16. ストレス耐性が高い
  17. 向上心がある
  18. 責任感が強い
  19. 規律性がある
  20. 粘り強い
  21. 努力家
  22. 記憶力が良い
  23. 社交的
  24. 行動力がある
  25. 几帳面
  26. 計画性がある
  27. 好奇心旺盛
  28. 慎重
  29. 負けず嫌い
  30. 臨機応変
  31. 気遣いができる
  32. 傾聴力がある
  33. 効率化できる
  34. 思考が深い
  35. 逆境に強い
  36. 堅実
  37. 盛り上げ上手
  38. 愛嬌がある
  39. 明るい
  40. 継続力がある
  41. 大胆
  42. 決断力がある
  43. 冷静沈着
  44. サポート力が高い
  45. 自己管理能力が高い
  46. 興味の幅が広い
  47. 独学できる
  48. 情報収集能力が高い
  49. 友達が多い
  50. 起業家精神がある

 

それぞれの意味合いや仕事でどう役立つか、連動する短所は「【長所一覧表】50種の長所と面接でのアピール方法を解説!」で解説しました。

網羅的に幅広く解説しているので、長所の理解度を高めたい人はこちらもぜひ!

 

短所一覧

 

就活や転職活動でよく使われる短所の一覧は、以下のとおりです。

 

【よく使われる短所一覧】

  1. 優柔不断
  2. 一人で抱えこみがち
  3. 物事に対し冷めている
  4. 流されやすい
  5. 自信がない
  6. せっかち
  7. 人に合わせるのが苦手
  8. 不器用
  9. 感情を表に出さない
  10. 緊張しやすい
  11. 気分屋
  12. 臆病
  13. 自己主張が強い
  14. 人の目を気にする
  15. 体力がない
  16. 断れない性格
  17. ネガティブ
  18. 楽観的
  19. 頑固
  20. 話し下手
  21. 人付き合いが苦手
  22. 恥ずかしがり屋
  23. 人見知り
  24. マイペース
  25. 傷つきやすい
  26. 真面目すぎる
  27. 堅苦しい性格
  28. 怒りっぽい
  29. 心配性
  30. 忘れっぽい

 

短所についても、詳細は別記事を用意して「【短所一覧表】30の短所と面接での回答例文を徹底解説!」にて共有しています。

改善策の例を交えて解説しているので、短所の対策をしたい人もぜひご覧くださいね!

 

こうして一覧で長所や短所を見ると、今の自分では気がつけていない特徴なども新たに見つかるかもしれないですね。

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

人のために尽くすの言い換え表現や一般的に抱かれやすいイメージ、自己PRとしてうまくアピールするポイントなどを網羅的に共有しました。

 

人のために尽くせるという強みは、自己PRにつながる魅力的な資質です。

ただ、一つの言葉でも連想されるイメージは個々人の感覚によりやすいので、自分の経験などを踏まえて相性のよい表現を選ぶことが大切ですね。

 

また、主体性や積極性に欠けるなどのイメージを持たれることもあるので、エピソードなどを通してその不安を払拭する意識も重要です。

 

自己PRを最大限のアピールの場にするためにも、ぜひこの記事で共有したポイントなどを押さえて表現を検討してみてください!

 

ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。

僕が現状考えるもっとも有効な就活の攻略法を簡潔にまとめています。

 

就活全体を見据えてとくに重要な対策のみを厳選しているので、全体を意識した対策ができていない人はぜひ一読してみてください。

それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!

 

【本記事の要点】

  • 「人のために尽くす」という一つの言葉でも、さまざまな強みの言い換えが考えられる。
  • 自分が意図していない形で伝わることがないように、「人のために尽くす」を強みとしたときに受け手が抱く一般的な印象も知っておくとよい。
  • 当然のマナーやお節介などと思われるエピソードは確実に避けるべきである。
  • 自己PRを語る際には、強みを入社後にどう活かせるか?も伝えるのがおすすめである。
  • 強みを感覚的に選んでいた人は、よくある長所や短所の一覧も見ておくとよい。