就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
今回は就活に役立つ「自己分析ノート」の書き方を解説します。
自己分析とはつまり自己理解を深めることです。
自己理解をが深まることによって、自分にどんな会社が合っているのか理解できたり、ESや面接で何を聞かれても答えられるようになるんですよね。
そんな就活の土台とも言える自己分析をノートを使って深めていきましょう。
具体的な手順で解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね!
就活の土台はとにかく「自己分析」です!要するに自己理解こそが就活の成功を左右します。
なぜかって?自分がどんな企業に合うのかを理解するのも自己理解。自分とはどんな人かを面接官に伝えられるようになるのも自己理解。だからです!!!
- 自己分析とは何か?|就活における自己分析の目的
- 自己分析ノートにおすすめのノート紹介
- 自己分析ノートを使った自己分析のやり方・書き方
- 自己分析ノートにモチベーショングラフを作成する方法
- 自己分析ノートを作る際に役立つ本まとめ
- 自己分析ノートの作成に役立つその他の記事
- 本記事の要点まとめ
自己分析とは何か?|就活における自己分析の目的
まずどんな作業をおこなう上でも「なぜやる必要があるのか」という目的が重要です。
僕が大学生の時、大学側から「まずは自己分析をやってください」と言われたんですよね。
いやいや、待てよ。
「なぜ自己分析をする必要があるのか」を理解していない状態で人は行動せんよ、と。
好きな人ができて、その人に好かれたいからダイエットを始める人は続きます。
それは“行動に対する明確な目的があるから”ですよね。
就活でもすべての行動に対して、目的を明確化するようにしてください。
就活において自己分析をする目的は以下の2つです。
【自己分析の目的】
- 企業選びの軸を作成すること
ー自己理解を深めることで「どんな企業が自分に合うのか」「どんな社員さんが働いている会社が自分に合うのか」といった軸を明確化することが自己分析の第一の目的である。 - 面接官に自分のことを伝えられるようになること
ー自己理解を深めることで「自分に対する質問」に答えられるようになりますよね。自己理解ができていない人は、何を聞かれても「そんなの考えたことなかったぜ」ってなりますw
これら2つの目的を達成するために自己分析が必要なんですよね。
では具体的に自己分析とはどんな作業をすることを指すのか?
その定義を僕は次のように明確化しました。
【自己分析の定義】
過去の出来事を洗い出して、その出来事を深堀りすることにより、自分の価値観や性格、長所・短所を洗い出すこと。
過去の出来事って、自分の性格や価値観をベースとした判断の結果です。
例えば、「集合時刻に遅れて怒られた」という過去の出来事があれば、そこから「おおらかな性格」「作業スピードが遅い」「細かいことは気にしない」「相手の遅刻やミスに対しても寛容」といった性格や価値観を洗い出すことができる。
このように過去の出来事の深堀りによって自己理解を深めることを、僕は自己分析だと定義しています。
なるほど!こうして自己分析の定義と目的が把握できれば、自己分析のやる気も高まりますね。
そうなんだよ。目的をはっきりさせないで「とりあえず◯◯しなさい」って言う人がいるけど、それじゃ人は動かないよね。
自己分析ノートにおすすめのノート紹介
今回は自己分析をノートを使って進めていきます。
その際に、どんなノートでも良いのですが、僕は自己分析に関しては「就活を終えてからもずっと続けるべき作業」だと考えています。
よって少し身銭を切って丈夫なノートを買うことをおすすめします。
おすすめのノートとしては以下の3つですね。
どれも実際に僕が利用したことのあるノートです。
5年たってもノートの劣化がほとんどなく、高級感もあるので良いですよ!
ちなみに今回の自己分析ノートに求めるスペックは以下のとおりです。
以下のスペックさえ満たしていれば、どんなノートでも大丈夫ですよ。
【自己分析ノートに適した要素】
- サイズがA4以上であること
- 開いた時にパタッと開きっぱなしにできること
特にサイズが重要ですね。
あまりにも小さいサイズのノートは自己分析には不向きです。
自己分析は過去の出来事に対して、様々な質問を投げかけて“深堀り”していく作業になるので、「追記するスペース」が非常に重要です。
よって記載できるスペースに余裕があるノートを選んでください。
僕は形から入るタイプで、良いノートを用意するとやる気が上がる。だから自己分析という重要な作業のみ良いノートを使っていたよ!
自己分析ノートを使った自己分析のやり方・書き方
ではこの章から具体的な自己分析ノートの書き方を解説します。
以下の8ステップで自己分析ノートは完成し、所要時間の目安は10分〜です。
【自己分析ノートの書き方】
- 1ページ目に適性検査の結果を貼り付ける
- 過去の出来事を1つ洗い出す
- 過去の出来事に対して「なぜ」と問う
- 過去の出来事に対して「結果どうなったか」を問う
- 過去の出来事に対して「今何を思うか」を書く
- これまでの記載内容から「企業選びの軸」を書く
- これまでの記載内容から「自分の魅力」を書く
- これまでの記載内容から「自分の欠点」を書く
①1ページ目に適性検査の結果を貼り付ける
まず最初にすべきことは「客観データを入手すること」です。
自己分析ってどうしても主観になってしまうので、客観視を加えて精度を上げましょう。
友人に「◯◯って意外と◯◯だよね!」と言われたことはありませんか?
自分のことだろうが、意外と自分では性格や価値観を把握できていないものです。
では具体的にどうやって客観データを入手すれば良いのか?
方法としては適性検査と他己分析がありますが、他己分析は面倒ですよね。
よって適性検査を活用しましょう。
就活生なら無料で受けられる適性検査があります。
僕はこれまで20以上の適性検査を利用しましたが、ダントツでおすすめは「キミスカの適性検査」でした。
▼自分の長所や短所を文章化して教えてくれる /キミスカ
▼自分に合った仕事内容をグラフ化してくれる /キミスカ
【キミスカの適性検査の利用方法】
- 「キミスカ公式サイト」から公式サイトにアクセスする
- 自分が当てはまる年度をクリックして会員登録をする
- マイページから「適性検査」を受験
- マイページからいつでも適性検査の結果を取得可能!
このキミスカの適性検査結果はノートの1ページ目に貼っておきましょう。
そうすれば常に客観的なデータも参考にして、自己分析を進めることができます!
②過去の出来事を1つ洗い出す
まず最初に自己分析ノートに過去の出来事を洗い出しましょう。
僕が提唱する自己分析は、過去の出来事を深堀りすることで自己理解を深めます。
よって最初にすべきは「過去にどんな出来事があったのかを洗い出す作業」です。
では具体的にどうやって過去の出来事を洗い出せば良いのか?
「自己分析のための質問項目100問」を用意したので、こちらを使いましょう。
【幼児期に関する質問項目】
- どんな家庭に生まれたか?
- 何を大事にしている家庭だったか?
- 名前の由来は何か?
- 他の幼児との違いは何かあったか?
- 幼児の頃の癖は何かあるか?
- 幼児の時に印象的だった記憶は残っているか?
- 成長は早い方だったか?
- 最初に発した言葉は何だったか?
- 幼児期に母親を最も困らせたことは何か?
- 幼児期に母親を喜ばせたことは何か?
- 幼児期に父親を最も困らせたことは何か?
- 幼児期に父親を喜ばせたことは何か?
- 幼児期に周りの親戚からはなんて言われていたか?
【幼少期に関する質問項目(幼稚園・保育園)】
- 幼稚園や保育園の先生からどんな子だと言われていたか?
- 他の子供との違いは何かあったか?
- 幼少期に1番嫌な出来事は何だったか?
- 幼少期に感じた1番悲しかったことは?
- 幼少期に1番良い出来事は何だったか?
- 幼少期に感じた1番感動したことは?
- 幼少期の癖はどんなことだったか?
- 幼少期に好きだった遊び(ハマったもの)は何か?
- 幼少期に嫌いだった行動はあるか?
- 幼少期に苦手だったものは何か?
- どんな友達と関わることが多かったか?
- 変わった経験をしたことがあるか?
- 親の教育はどんなものだったか?
- 幼少期にどんなことで親から怒られていたか?
- 幼少期にどんなことで親から褒められていたか?
- 幼少期の習い事は何をしていたか?
- 幼少期の特技は何だったか?
- お泊り保育ではどんな行動を取っていたか?
- 幼少期に外に出かけると何をすることが多かったか?
【小学生時代に関する質問項目】
- 小学生の頃に好きだった遊びは?
- 小学校の放課中は何をして遊んでいたか?
- 小学生の時に好き(得意)だった教科は?
- 小学生の時に嫌い(苦手)だった教科は?
- 小学生の頃に1番嫌だった出来事は何だったか?
- 小学生の頃に1番良かった出来事は何だったか?
- 小学生の頃に感動したことは?
- 小学生の頃どんな性格の友達が多かった?
- 小学生の頃どんな性格の人が嫌いだったか?
- 小学生の頃に好きだった先生の特徴は?
- 小学生の頃に嫌いだった先生の特徴は?
- 小学生の頃に自分から率先して行動したことがあるか?
- 小学生の頃はどんな習い事は何をしていたか?
- 小学生の頃に獲得した賞はあるか?
- 小学生の頃に親から褒められたことは何?
- 小学生の頃に親から叱られたことは何?
- 小学生の頃の癖は?
- 小学生の時のあだ名やニックネームは?
【中学生時代に関する質問項目】
- 中学生の時に一番嫌だった出来事は何だったか?
- 中学生の時に一番良かった出来事は何だったか?
- 中学生の時に好き(得意)だった教科は?
- 中学生の時に嫌い(苦手)だった教科は?
- 中学生の時に好きだった先生の特徴は?
- 中学生の時に嫌いだった先生の特徴は?
- 中学生の時に好きな遊びは何だったか?
- 中学生の時はどんな友達と仲良しだったか?
- 中学生の時どんな人が苦手だったか?
- 中学生の時にはどんな係を経験したか?
- 中学生の時の趣味は?
- 中学生の時に初めてした挑戦はあるか?
- 中学生の時に喧嘩したことがあるか?
- 中学生の時に他人には言えない秘密があったか?
- 中学生の時に大切にしていた信念は?
- 中学生の時に親からはどんな性格だと言われていたか?
【高校生時代に関する質問項目】
- 高校生の頃に一番嫌だった出来事は何だったか?
- 高校生の頃に一番良かった出来事は何だったか?
- 高校生の時に好き(得意)だった教科は?
- 高校生の時に嫌い(苦手)だった教科は?
- 高校生の時の悔しい思い出はあるか?
- 高校生の時は休みの日にどんなことしていた?
- 高校生の時の趣味はなにか?
- 高校生の時はどんな友人が多かった?
- 高校生の時はどんな人が苦手だった?
- 高校生の時に一大イベントのような経験はあったか?
- 高校生の時に先生や親から褒められたことは何か?
- 高校生の時に先生や親から叱られたことはあるか?
- 高校生の時に貫いていた信念はあるか?
- 高校生の時にしていたアルバイトは何か?
- 高校生の時にどんな異性が好きだったか?
- 高校生の時に憧れている人はいたか?
【大学生時代に関する質問項目】
- 大学時代に一番嫌だった出来事は何だったか?
- 大学時代に一番良かった出来事は何だったか?
- 大学時代の時に好き(得意)だった講義は?
- 大学時代の時に嫌い(苦手)だった講義は?
- 大学時代の今どんな友人が周りに多い?
- 大学時代の今どんな人が苦手?
- 大学時代どんな作業に熱中しやすい?
- 大学時代どんな作業は飽きやすい?
- 大学時代の趣味は何か?
- 大学時代友人とどんな遊びをするのが好きか?
- 大学時代のアルバイトは何をしたか?
- 大学時代に一人ではどんなことをして過ごすか?
- 大学時代に複数人ではどんなことをして過ごすか?
- 大学時代の最大の成功は何か?
- 大学時代の最大の失敗は何か?
- 大学時代に貫いている信念はあるか?
- 大学時代に1番悔しかった思い出は?
- 大学時代に1番感動した思い出は?
以上の100問から1問ずつ選んで、まずは1つの過去を洗い出します。
1つの過去の出来事ごとに深堀りしていくので、今回は例として「小学生の頃に1番良かった出来事は何だったか?」という質問を例に挙げて解説していきますね。
僕の場合は、「家にあるパソコンを使って良いと言われて使い始めたこと」が小学生の時の1番良かった出来事ですね。
こうして1つの過去の出来事を洗い出すことができたら、次のステップに進んでください。
③過去の出来事に対して「なぜ」と問う
次に洗い出した過去の出来事に対して、「なぜ」と問いかけてください。
なぜという問いかけは、物事の本質を理解する上で重要な質問。
自己分析ノートでは、可能な限り「なぜ?なぜ?なぜ?」と深堀りすることを徹底してくださいね。
【自己分析ノートへの記載例】
小学生の頃に1番良かった出来事は何だったか?
↓
家にあるパソコンを使って良いと言われて使い始めたこと
↓ なぜ
パソコンがまだ新しい技術として浸透した時で、新しい物にすごい興味があったから
↓ なぜ
新しい物を使っていることに優越感を感じることができたから
このように過去の出来事を「なぜ」という質問で深堀りするだけで、自分の志向や価値観・性格がなんとなく見えてきますよね。
就活において「なぜ」は最強の質問です。
ぜひここで覚えておいてください。
(例えば、志望動機を作成した時も、作成した志望動機に対して面接官の立場に立って「なぜ◯◯?」とあらゆる角度から深堀りすることで、理由が明確化されて、面接で何を聞かれても答えられるようになるよ。「なぜ?」と聞かれて困るっていうのは、思考の深堀りが甘い証拠だからね!...余談でした!)
④過去の出来事に対して「結果どうなったか」を問う
次に洗い出した過去の出来事に対して「結果どうなったか」と問いましょう。
過去の出来事の結果を見ることで、自分の行動原理が見えてきます。
僕の場合は、パソコンを使い始めたことによって「ワードで小説を書くようになった」「オンラインゲームをダウンロードしてやり始めた」という結果を生みました。
その過去の出来事の結果を思い出すことができないこともあるでしょう。
その時は放置して次のステップに進んでしまって問題なしですよ。
⑤過去の出来事に対して「今何を思うか」を書く
それでは次に、過去の出来事に対して「今何を思うか」を考えてください。
その過去の出来事を振り返った時に、自分に対してどんなことを思うでしょうか?
僕はここまで洗い出した内容を見て、以下の2つを思いましたね。
- 昔から新しい物が好きだったんだな。
(今でも新しいiphoneに飛びつくし、最新家電とかもチェックしがち!) - 昔から文章を書くことが好きだった。創造力を活かす作業がやっぱり好き。
このように過去の出来事を改めて深堀りすることで自己理解が深まるんですよ。
その過去の出来事が生じるのは、自分の性格や価値観ゆえのことなので。
⑥これまでの記載内容から「企業選びの軸」を書く
ここまでの作業で過去の出来事を深堀りすることができました。
ここからは自己分析の目的を具体的に達成させていくステップとなります。
これまでの記載内容から「企業選びの軸」を考えて、自己分析ノートに記載しましょう。
企業選びの軸とは、自分が入社する企業に対して求める要素のことです。
わかりやすいところで言うと、「毎日の残業時間が2時間以内」などですね。
考えるべき企業選びの軸を一覧化しておきました。
概要 | 企業選びの軸の内容 |
---|---|
事業概要 | BtoBかBtoCか、どんな事業を展開しているか等 |
業界 | どんな業界が良いのか、逆に避けるべき業界は、成長業界か、今後成長する業界か等 |
職種(仕事内容) | 職種は何か?また具体的な仕事内容はどんな仕事がよくて、反対に避けるべき仕事内容は何か等 |
社訓・ビジョン | どんな社訓やビジョンを掲げている企業が良いか等 |
成長性 | 会社の成長性や自分自身が成長できることを求めるかどうか等 |
給料 | 給料は具体的にどれぐらい必要か |
残業時間 | 残業時間は1日何時間まで許容できるか |
年間休日 | 年間休日はどれぐらい求めるか(平均の年間休日は120日と言われています) |
福利厚生 | 福利厚生に求めるものは何か(住宅手当、出産後の復職保証等) |
勤務地 | 勤務地はどこが良いのか、転勤は可能か |
評価制度 | どんな評価制度を求めるか(評価方法の仕組みや成果報酬型など) |
離職率 | 離職率の高さはどこまで許容できるか(平均の3年後離職率は30%と言われています) |
社長の人柄 | 社長の人柄や価値観に求めるものはあるか |
社員の性格傾向 | 社員の性格の傾向に求めるものはあるか |
僕の場合は、今回の過去の洗い出しから「創造力を活かせる仕事内容が合う」「単純作業は合わない」という企業選びの軸を作成することができました。
過去の出来事を1つ1つ深堀りしていくことで、企業選びの軸を1つ1つ増やしていくイメージ。
パズルのピースをはめていくイメージですね。
そうして企業選びの軸が増えることにより、企業選びの精度が上がります。
⑦これまでの記載内容から「自分の魅力」を書く
続いて、これまでの記載内容から「自分の魅力」を自己分析ノートに書きましょう。
自分の魅了とは、性格的な長所や能力としての強み、良い価値観など、どんなことでも構いません。
僕は今回の深堀りによって以下の3つの魅力を、自己分析ノートに書き出すことができました。
- 新しいものに対してアンテナを張って敏感に察知できる。
- 文章力には自信がある。
- 創造性を発揮する作業にのめり込むことができる。
就活は「自分を売り込む営業」です。
営業は自社の商品の強みを知らないと、絶対に売れないんですよね。
こうして自分の魅力を明確化すること。
「魅力なんてないよ」って人でも大丈夫で、すべての長所と短所は裏表です。
魅力がないと悲観的な人は、そもそも「謙遜力(自分を下げて相手を上げることができる能力)」があるとも言えますよね。
このように誰にでも魅力はあります。考え抜きましょう。
⑧これまでの記載内容から「自分の欠点」を書く
それでは最後に、自分の魅力だけでなく「自分の欠点」も自己分析ノートに書き出します。
過去の出来事を洗い出し、深堀りすることによって自分の欠点も見えてきますよね。
僕の場合は、オンラインゲームと小説書きにめちゃくちゃハマって、勉強が全然手に付きませんでした。
寝る時間も削ってオンラインゲームでレベルを上げていましたねw
(ちなみにその時のキャラ名は「神加護の精」という中二病感がやばい名前でした...)
ここから僕の欠点として「1度何かにハマると周りが見えなくなる」が明確化できました。
以上の8ステップを自己分析ノートに書き出すことで自己分析が完了します。
ここでは1問しか過去の出来事を深堀りしていないですが、それだけでも企業選びの軸や長所短所が明確化できたでしょ。
このように1問ずつ深堀りする過去の出来事を増やしていってください。
そうすることでどんどん自己理解が深まっていきますからね。
自己分析のやり方を更にわかりやすくマンガで解説
ちなみにここで紹介した自己分析のやり方をマンガで紹介しました。
更にわかりやすく自己分析のやり方が分かるので、合わせて読んでくださいね!
自己分析ノートを書く具体的な手順と、自己分析をする目的が明確化だと達成感がありますね。
そうだよ。目的を明確化した上で、それを達成するための具体的なステップを組むってことが重要だからね。
自己分析ノートにモチベーショングラフを作成する方法
ここまで僕が提唱がする8ステップの自己分析方法を紹介してきました。
更に自己分析を違った方法でやりたい方におすすめが「モチベーショングラフ」です。
これは縦軸に心の充実度を、横軸に時間の経過を示します。
その上で自分のその時の心の充実度を示すグラフを作成して、その充実度の根拠となる出来事とその理由を書くんですよね。
▼自己分析ノートに書いたモチベーショングラフ
このモチベーショングラフを作成することによって、「自分は何にワクワク感を覚えるのか?(何をしているときが幸せなのか、どんな要素があると幸せなのか)」と、「自分は何に対してストレスや不安感を感じるのか」が分かるんですよね。
それを理解すれば、そのまま企業選びに活用することができます。
例えば、僕は中学時代の部活動で上下関係のある部活が大嫌いでした。
この時をモチベーショングラフに示すと、めちゃくちゃマイナスのグラフになる。
その理由は「尊敬できないような目上の人に対して強い嫌悪感を示すから」なんですよね。
ここから企業選びの軸として「尊敬できるような人が多い(具体的には向上心が高く実績を残している人が多い)会社であること」「体育会系で上下関係が厳しい会社は合わない」という2つの軸を設定することができます。
自己分析ノートにモチベーショングラフを書くべき理由はここにあります。
具体的なモチベーショングラフの書き方も記事でまとめているので、ぜひ参考にしてください。
自己分析ノートを作る際に役立つ本まとめ
この章では自己分析ノートを作るのに役立つ情報が書かれた本を紹介します。
すべて僕自身が購入して「これは就活の自己分析で役立つな」と思った本です。
本は価格に対する情報量と質が高い最高のツールなんですよね。
よって良い本からノウハウをどんどん盗むようにしてくださいね。
(本によっては情報が薄く、結論が全然見えないような本もあります。読んでいて何も気づきがない!自分に合わない!と感じた本はどんどん捨てることが重要ですよ。時間と精神力の方が大事なので!)
【自己分析ノートを作る上でおすすめの本】
- 絶対内定2020 自己分析とキャリアデザインの描き方
- メモの魔力
- 科学的な適職
①絶対内定2020 自己分析とキャリアデザインの描き方
まず最初に紹介するのが「絶対内定シリーズ」の自己分析特化本です。
絶対内定シリーズは11年連続で生協での就活本売上1位を誇っています。
これだけ支持されているので、僕も書店ですべて購入して読んでみました。
結論から言うと、本質的かつ情報量が多いのでおすすめでしたね。
特にこの「自己分析とキャリアデザインの描き方」では、94ものワークシートによって自己分析を深めることができます。
今回作成した自己分析ノートと合わせて、これらのワークシートにも取り組むことで、自己理解を更に深めることが間違いなくできますよ。
②メモの魔力
次に自己分析ノートを作る上で役立つのが「メモの魔力」です。
メモの取り方というよりも、「思考力を鍛える方法」が書かれた本とも言えます。
「事実→抽象化→転用」という3ステップによって事実を深堀りします。
これはまさに僕が考える自己分析の方法と同じで、最初に読んだ時に驚きました。
自己分析でもまずは「過去の出来事」という“事実”を洗い出します。
それを深堀りして“抽象化”して、就活に役立つように“転用”する。
まさにメモの魔力で書かれている思考力の鍛え方が、そのまま自己分析の方法として利用できるので、僕が提唱する自己分析のやり方を更に理解するためにも読んで欲しい1冊ですね。
③科学的な適職
そして最後におすすめする本が「科学的な適職」という本ですね。
この本は自分に合った企業の探し方が書かれており、まさに自己分析の目的の1つである「企業選びの軸を作成すること」の精度を高めるための情報源となります。
そもそも多くの就活生はイメージや固定概念で企業を選びすぎです。
「大手企業だから」「知名度が高いから」「テレビCMで見たことあるから」「商品を使ったことがあるから」「合同説明会で出会ったから」などなど、これじゃ入社してから自分に合うかどうかは完全なる運任せですね。
どんな企業選びの軸を設定すれば、入社後に満足できるのか。
それを理解するためにも絶対に読んで欲しい1冊です。
自己分析をした結果、設定する企業選びの軸の精度が上がるので。
この3冊は本当に有益な情報が書かれているよ。本から得た情報って、就活が終わった後でも使えるから時間をかける価値がある。
自己分析ノートの作成に役立つその他の記事
自己分析に役立つ本だけでなく、就活攻略論では他にも自己分析記事を用意してます。
1記事読むごとに、自己分析に関する知識は確実に深まります。
僕はこれまで1500冊以上の本を読んできました。
その上でアウトプットした情報を共有しているので、効率よく情報を摂取することができると思いますよ。
1.簡単に自己分析をする方法【3ステップ】
ー自己分析のやり方を最速で理解できる記事です!
ーまずはざっくり自己分析を進めたい人におすすめ
2.自己分析に役立つ長所一覧表【30の長所まとめ】
ーそもそもどんな長所があるのか知りたい人必見
ーそれぞれの長所ごとにアピール方法も解説しています!
3.自己分析に役立つ短所一覧表【30の短所まとめ】
ーそもそもどんな短所があるのか知りたい人必見
ー就活における短所の伝え方も解説しています!
4.自己分析の診断サービス10選
ー今回紹介した適性検査に加えておすすめ度の高い診断を紹介
ー有名なストレングスファインダーやエニアグラム診断も解説
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
就活における自己分析ノートの作成方法が理解できたと思います。
何度も言うとおりで、自己分析は就活の土台です。
自己分析によって自己理解できていない人が、面接官に何か語れますか?
性格や長所、強みを聞かれた時に回答できるでしょうか?
就活において自分を売り込める人は、自己理解が深い人です。
普段の生活の中で自己理解を深める作業をしないからこそ、自己分析の時間をたっぷり取って実行しましょうね。
その参考にこの記事がなれたのなら嬉しい限りです。
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点】
- 自己分析ノートを作成する目的は「企業選びの軸を作成すること」と「面接官に自分のことを伝えられるようになること」である。
- 自己分析ノートの役割は過去の出来事を洗い出して、深堀りすることによって自己理解を深めること。
- 自己分析ノートはA4サイズ以上の大きさがあれば特に何を使っても構わない。