就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
就活ってやることが本当に多いですよね...。
大学生活中は授業とアルバイトさえこなしておけば良かったのに...
就活になると自己分析やら企業探しやらエントリーシートを書いたりと、やることがてんこ盛りでパンクしそうになります。
(僕も就活中はやることが多くて、一人で海を眺めに行ったことがありますw末期ですねw)
そんな就活にて、かなりの手間と労力がかかる作業が「OB訪問」です。
OB訪問とは、会社で働いている社会人から話を聞くこと。
このOB訪問は、相手を探すところから始まって、アポイントを取り、当日お話を伺ってとやることが多い。
そんな面倒なOB訪問に対して「やる意味があるのか?」と思う人は多いですよね。
結論から言うと、OB訪問はやる意味があります。
更には目的を持っておこなうことで、OB訪問をする価値を最大限に引き出すことができます。
本記事では、そんなOB訪問の意味・目的について解説します。
この記事を読むことで、OB訪問の必要性と目的の設定方法について理解できますよ!
たしかにOB訪問って面倒だから、やる意味がないならやりたくないですよね。
そうなんだよ。でもOB訪問はする価値が十分ある。でも目的を持ってしないと、せっかくのOB訪問の価値が下がってしまうから、この記事を通して目的を把握していこう。
- OB訪問は意味ないのか?
- OB訪問に意味を持たすためには「目的」を明確化すべき
- OB訪問をする意味がある人の特徴
- OB訪問をする意味がない人の特徴
- 意味ないOB訪問を避けるためのポイント
- 本記事の要点まとめ
OB訪問は意味ないのか?
就活生からよく「OB訪問は1回くらいはやっておかないとダメですか?」と質問をされます。
結論から言うとOB訪問は就活で必須の作業ではありません。
要するに「しなくても良いよ」ってことです。
OB訪問は就活を有利に進めるための手段の1つ。
目的のないOB訪問は意味がないからです。
「OB訪問をしたことがないからヤバい」と焦っている就活生からの声をよく聞くことがありますが、OB訪問をした回数に価値はありません。
大事なことはOB訪問を通して、どんな価値を得ることができたのかです。
逆に言うと、目的を持ち、することで価値が得られるOB訪問は非常に有益です。
つまり「漠然とした目的のOB訪問」や「回数だけにこだわるOB訪問」では無意味であり、目的を持たずに回数ばかりにこだわるOB訪問ならやる意味はありません。
OB訪問をすると選考に良い影響があるのか?
ちなみにOB訪問で気になるのが、OB訪問すると選考に影響するのかということ。
これは企業によって大きく異なりますが、大企業であれば、OB訪問をしたことが企業の人事側に伝わっている可能性は低いので、直接的には影響はないでしょう。
しかし、一方で従業員数が数名〜数十名の中小企業であれば、OB訪問をしたことが、OB訪問相手から人事などの採用担当者に伝わる可能性は高いです。
伝えた時に「OB訪問して良い学生でしたよ」ということを伝言してくれていれば、選考に良い影響が与えられますよね。
(もちろん逆もあって、OB訪問相手にマイナス評価されれば、選考にもマイナスな影響があるでしょう)
内定先へのOB訪問はミスマッチを避ける上で非常に重要
OB訪問に関して言うと、僕が考えるに最もすべきタイミングは内定獲得後です。
要するに、内定先に対して「本当に入社すべきか?」を確認するためにOB訪問するのが、入社後のミスマッチを避けることに繋がるので有益なんですよね。
また内定を獲得済みであれば、残業時間や社内の雰囲気、昇給や福利厚生などのリアルな情報を聞いても問題ありません。
(選考中だと、そうした条件ばかり気にする人としてマイナス評価に繋がる可能性があるので聞きにくい質問ですよね。)
結局のところ、就活はどれだけ内定を獲得しても1社しか入社できない。
だからこそ、その1社の選定を徹底することが重要です。
入社後にしかわからないような情報も、事前にOB訪問すればわかることがあるので、絶対におすすめの作業ですよ。
【超重要】就活生向けの企業選びの最適解
ここまでOB訪問する意味について解説してきました。
僕は就活の成功は「自己分析」と「企業選び」の2つが決めると考えているのですが、就活では特に企業選びに迷いますよね。
そこで僕が考える企業選びの最適解を図でまとめてみました。
エントリーする企業を探す方法としてやっぱり最適なのは「求人サイト+就活エージェント+逆求人サイト」の3本柱ですね。
求人サイトは自分で探す一方で、就活エージェントと逆求人サイトは1度登録してしまえば、あとは自動的に企業との繋がりを持つことができます。
▼求人サイトのおすすめ
※マイナビとリクナビは企業数が多すぎるので検索条件で厳しく絞り込むのが重要。
▼就活エージェントのおすすめ(※2つ以上利用して合う担当者だけ継続利用)
ミーツカンパニー就活サポート、キャリアチケット、キャリアパーク就活エージェント
※これらは保有求人数が多くて実績のある大手が運営会社なので利用するならまずは上記あたりが良い。良い担当者にあたると質の高いES添削や面接対策も受けられるので一石三鳥。微妙な担当者は即切りすべき。
▼逆求人サイトのおすすめ(※2つ以上利用してスカウト数を増やす)
※まずはこの2つを登録、プロフィールはどちらかのをコピペでいける。
上記の3本柱で企業との接点を獲得しつつ、気になる企業があれば、必ず口コミサイトでリアルな職場の状況を確認するようにしてください。
そして最後に最も大切なのが、最終面接まで進んだ企業、または内定を獲得した企業に対して「本当にここに入社すべきか」という確認のために、人事以外の社員に話を聞く機会を、人事にお願いして設けるようにしてください。
現場の社員さんに話を聞くことで(特に残業時間や人間関係、仕事内容など)、入社後のギャップを減らすことができて、企業選択の精度を大幅に上げることができます!
(正直面倒な作業だけど、入社後のギャップに後から苦しむよりだいぶマシ!)
以上の方法を1つの企業選びの軸として、ぜひ運用してみてください!
加えて、企業選びと同じぐらい重要な「自己分析のやり方」は下記の記事でマンガで解説しているので絶対に読んで自己理解を深めてください。
(自己理解を深めることが、企業選びと選考対策の精度を上げる基盤なので!)
» マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】
OB訪問に意味を持たすためには「目的」を明確化すべき
何度も言いますがOB訪問に意味を持たすためには「なぜOB訪問する必要があるのか」と言う「目的」を明確にすることが重要です。
ではOB訪問の目的って何なのでしょうか?
僕が考えるOB訪問の目的は以下の通りです。
【OB訪問の目的】
- その会社の実情(残業時間や有給取得率など)を知るため
- その会社で働く人の性格を知るため
- その会社で活躍する人材がどんな人か知るため
- 選考突破のコツを知るため
- その企業が求める人物像を把握するため
- 就活でやるべきことを社会人から教えてもらうため
- コネを作ってそのまま内定を獲得するため
これらの目的はあくまで僕が考えるOB訪問の目的のほんの一例です。
自分なりのOB訪問の目的を考えてムダのない就活を進めていきましょう。
ちなみにコネがなく、OB訪問する相手を探す方法が分からないという人のために、探し方を「【OB訪問相手の探し方10選】ツテがない就活生でも大丈夫」にて解説しました。
大学のキャリアセンターの活用だけでなく、OB訪問専門のサイトもあるので、ぜひフル活用してOB訪問の相手を探しましょう。
就活生がOB訪問をするメリット
OB訪問の目的についてザックリ理解できたところで!
ここでは「就活生がOB訪問するメリットってそもそも何?」と言う点をみていきます。
目的が見出せることはメリットにも通じるため、メリットを把握した上で必要だと感じたらOB訪問をしましょう。
僕が考える「就活生がOB訪問をするメリット」は次の通りです。
【就活生がOB訪問をするメリット】
- 選考に有利な情報を入手できる
- 職種への理解が深まる
- 社会人と話すのに慣れる
- 会社の実態がわかる
選考に有利な情報を入手できる
選考に役立つ情報が入手できるのはOB訪問の最大のメリットです。
インターネットや会社説明会でも企業の採用情報は入手できますが、それには限界があります。
しかもインターネットや会社説明会での情報は他の就活生も持っている可能性があるので、他の就活生との差別化になりにくい傾向があります。
しかしOB訪問で手に入れた情報は、採用サイトに記載されているような表面的な情報ではなく、実態に基づいたリアルなものです。
よって、その情報を根拠に志望企業が求める人物像や志望動機を照らし合わせて面接やエントリーシートでアピールできると、内容に説得力がでます。
ではOB訪問でどのような情報を聞き出せば選考に役立てられるのでしょうか?
僕が考える、OB訪問で得られる選考に役立つ情報は次の通りです。
【OB訪問で得られる選考に役立つ情報】
- 求める人物像
- どんな性格や能力を持つ人が活躍しやすいか
- その企業が今後注力しようと考えている事業
- 競合他社との明確な違い
- そのOBが考える企業の最大の魅力
OB訪問で得た有益な情報も活かしきれなければ意味がありません。
では志望動機や自己PRでどのように情報を盛り込めば良いのでしょうか?
僕が就活生なら自己PRに次のような文章展開をして情報を活かします。
【自己PR】
「御社の◯◯様にOB訪問させて頂いた時に、御社ではチャレンジャー精神が旺盛な人が活躍する職場だと伺いました。
▲OB訪問したという事実を伝える。(OB訪問しているのは志望度が高いことの証明になる)
社内では毎年、新規の事業アイデアを募集したり、営業手法を考えたりできる門戸が開かれており、いつまでも挑戦できる職場であることが理由とのこと。
▲「なぜその能力があると活躍しやすいのか」という理由も聞いた情報を伝える。
私はこのチャレンジャー精神に自信があります・・・」
▲その上で自分には該当する能力があると伝える。
OB訪問をしたことが志望動機の中でわかると、志望度の高さも自然と伝わります。
職種への理解が深まる
会社には「技術職」「事務職」「営業職」など色々な職種がありますが、職務経験のない大学生にとってはイメージが湧きにくい人も多いのではないでしょうか。
OB訪問をすれば実際に働いている人から職種ごとの具体的な仕事内容が聞けるので、どんな仕事か想像しやすくなって自分との適性判断にも役立ちます。
ちなみに僕は大学時代、理系でしたが営業職を選びました。
じっと研究したり単純作業したりが苦手だったからです。
職種と自分との適性の照らし合わせは長くその就職先ではたらくうえで必要不可欠。
職種への理解を深めて、後悔しない職種への就職を実現させましょう。
社会人と話すのに慣れる
企業の一次面接では特に、若い社員と面接で話す機会が多いです。
そこでOB訪問をすると、若い社会人と話すのになれることができます。
「人前で話す時にいつも緊張してしまう」のは、面接が苦手になってしまう大きな要因のひとつです。
とは言っても、緊張は場数をこなして慣れるしか解決策はありません。
よって「人と話すのが緊張する」という人ほど、OB訪問をすべき。
1人でも多くの社会人と会話をする経験をして、話すことに慣れるのが重要です。
しかもOBと会話は「どの話題がウケるか」のチェックにもなります。
友だちや先生との会話で自分が「ウケるだろう」と思って話した内容が「全然ウケなかった」という経験ありませんか?
面接でも会社や話す年代によっては、心に響く話題と全然伝わらない話題っていうのがあるんです。
よってOB訪問の際には「話題がウケるか?」の確認もあわせてしておくと良いでしょう。
その際には、話題の内容や会話の視点だけじゃなく、どのような話し方や言葉の使い方が響くのかなどをOBに試してみましょう。
会社の実態がわかる
何度も言うように、OB訪問は採用サイトや会社説明会ではわからないような会社の実態を聞き出せます。
そして内定獲得後に入社するかの判断材料として非常に有用です。
今まで説明してきたメリットはどちらかと言うと「選考対策として」の趣旨でした。
一方でここでのOB訪問のメリットは内定を獲得した企業に対して行うことで企業の実態を知ることです。
多くの就活生は内定を獲得したら達成感でやる気がなくなってしまいます。
ですが本当は、内定よりも「入社する企業が自分に合っているか」の方が何倍も大切です。
「入社してみたら実際は最悪の会社だった!」とならないためにも、内定を獲得した企業にこそOB訪問をするようにしましょう。
そこで得た情報は入社するうえで非常に重要な判断材料になり得ます。
ちなみに、最近のOB訪問はアプリやサイトを活用できます。
サイトの中にはリクルーターとして活用するOBもいるので、うまくいくとOB訪問が内定にそのまま直結する可能性もあるんです。
おすすめのOB訪問サービスについては、「OB訪問アプリおすすめランキング【1位〜15位】|9/24日更新」という記事にランキング形式で紹介しています。
どのOB訪問サービスを使えばいいか迷っている人や、多くの就活生が利用しているOB訪問サービスについて知りたい人はそちらをぜひ参考にしてみてください。
自分なりのOB訪問の目的が見えてきました。
目的を明確にできれば経験に基づいた志望動機を作成できて、他の就活生と差別化できるよ。目的のあるOB訪問をして意味のある行動を取ろう!
OB訪問をする意味がある人の特徴
OB訪問は必須ではありませんが、目的意識のある人には有益です。
では具体的にどのような人がOB訪問をすべきなのでしょうか・
ここまではOB訪問とは何か、目的やメリットについて見てきました。
そしてこの章では「OB訪問をすべき人」に焦点を当てていきます。
僕が考えるOB訪問をする意味がある人の特徴は次の通りです。
【OB訪問する意味がある人の特徴】
- OB訪問を選考利用している企業を受ける人
- OB訪問でOBとコネを作りたい人
- 志望動機の説得力を高めたい人
- 企業研究に深みを持たせたい人
自分のOB訪問の目的と照らし合わせながら、「自分にとってOB訪問は本当に意味があるのか」「意味あるOB訪問にするにはどうすればいいのか」の参考にしてみてください。
①OB訪問を選考利用している企業を受ける人
人気企業にはたくさんの優秀な学生が集まります。
よって他の就活生との差別化できないと、熱意は伝わらず採用には繋がりません。
ではどうやってOB訪問が他の就活生との差別化になるでしょうか?
それは企業がOB訪問を選考に利用しているかどうかに依拠します。
企業がOB訪問を選考利用するケースは次の2パターン。
- OB訪問で高い評価を得た人には内定を出す
- OB訪問の回数や評価を採用時の加点とする
つまり企業によってOB訪問をどのように採用に活かすかは違うってことです。
OB訪問を選考に利用している企業を受ける人はOB訪問をすることで有利に働く場合があります。
もちろん企業のなかにはOB訪問をそれほど重視していない企業もあります。
よって志望する企業がOB訪問をどのように採用に加味しているのか事前に調査しておきましょう。
②OB訪問でOBとコネを作りたい人
OB訪問で自分をうまくアピールできればOBとコネができる場合があります。
OBに気に入られれば採用活動にも有利になるため、これはOB訪問を積極的に採用活動に取り入れている会社ほど効果のある手法です。
運が良い人だと、企業から連絡が来て新卒採用のエントリー前から選考が開始され、特別ルートで4月に就活を終わらせたケースもあります。
ただ多くの就活生にとってはOB訪問だけではなかなか採用に直結しないのも事実。
このような裏ルートは基本的に企業から声がかかるかどうかが肝心で、就活生は受け身な状態になります。
よって、より採用活動を有利に進めるためにはOB訪問や長期インターンなどで実績を積み、早い段階から多くの社会人とのつながりを持つことが大切です。
③志望動機の説得力を高めたい人
OB訪問での経験を志望動機にうまく盛り込めると説得力を持たせられます。
それは、次の2人の志望動機を比べてみると明らかです。
【説得力のある志望動機はどっち?】
Aさん:「御社の採用サイトを見て社風が自分に合っていると思い志望しました。」
Bさん:「OB訪問の時、〇〇部署の〇〇さんが〜〜という話をしてくださって御社の社風が自分に合っていると思い志望しました」
Bさんの志望動機の方が具体的なエピソードを動機の根拠としているので、より納得感があるのが分かります。
このようにOB訪問は「御社じゃないとダメなんです!」という熱意や説得力をアップさせるうえでも有効です。
④企業研究に深みを持たせたい人
面接では「企業についてどれくらい知っているか?」という趣旨の質問をされる場合があります。
例えば「弊社の弱みは何だと思いますか?」「この会社は今後どのような部分を伸ばすべきだと思いますか?」というような質問です。
この質問の対策としてライバル会社にOB訪問をしておくと、OB訪問が役立つ場合があります。
表面的な内容じゃなく、直接ライバル企業から聞いた話なので面接官からの印象を落とさずに回答できる点もメリットです。
OB訪問を内定の評価に加味している会社は積極的にOB訪問をして行動力をアピールしよう!
OB訪問をする意味がない人の特徴
一方でOB訪問する意味がない人にはどのような特徴があるのでしょうか。
次のような人はOB訪問をする意味がないと僕は思っています。
【OB訪問する意味がない人の特徴】
- OB訪問の目的が不明確な人
- 熱意よりも能力重視の企業を志望する人
- インターンの経験があり企業の事情に詳しい人
①OB訪問の目的が不明確な人
第一に「OB訪問の目的が不明確な人」はOB訪問しても意味がありません。
何度も言いますが「そもそもOB訪問をする目的を明確にしていますか?」ということです。
目的を明確にしてない行動は、だいたい非効率になります。
例えば目的もなく英会話を習っても、途中で「なんで英会話を習っているのか?」と迷って、「もうやめよう!」となるのがオチ。
よって「OB訪問ってした方が良いの?みんなやってるみたいだし、とりあえずしてみよっかな」「OB訪問は質より量をこなした方がいい!」という人は意味がありません。
目的のないOB訪問は非効率。
OBにとっても時間のムダになってしまいます。
②熱意よりも能力重視の企業を志望する人
これは外資系企業によくある話ですが、能力第一主義の会社ではOB訪問は意味がない場合があります。
選考で熱意より能力を重視する企業は「OB訪問をした」という事実より「あなたは会社で何ができるのか」を重視するからです。
よって、採用場面でどれだけ「OB訪問して〇〇さんが・・・」とアピールしても、「へぇ〜。で、あなたは何ができるの?」となってしまいます。
ベクトルの違う企業に的外れなアピールをしても意味がないのは当然です。
能力重視の企業では選考であなたの能力を細かくチェックされています。
実力勝負の世界なので、選考でもあなた自身のリーダーシップ経験や問題解決能力の高さなどをアピールできるエピソードを提示しましょう。
③インターンの経験があり企業の事情に詳しい人
長期インターンの経験がある人はわざわざOB訪問する意味はありません。
インターンを通して会社について詳しくなっているので、すでに他の就活生との差別化になっているからです。
むしろ長期インターン先で会社から信用されていれば、企業側からオファーを受けられる場合もあります。
ちなみに就活に意味を持たせて成功に導きたい人は「就活マンが考える“就活を成功させるために必須の6大ポイント”を共有」にOB訪問のポイントがまるっとまとまっています。
効率的に就活を進めたい人は読まないと損する内容なので絶対に読んでください。
採用時にOB訪問を重視しない企業もあるんですね。
そうだね。自分が志望する企業がどの様な点を重視するか口コミや会社説明会で確認しておこう!
意味ないOB訪問を避けるためのポイント
ここまで、目的のあるOB訪問とは何かや、意味のあるOB訪問と意味のないOB訪問についてみてきました。
この章ではまとめとして、意味ないOB訪問を避けるためのポイントを詳しくみていきます。
【意味ないOB訪問を避けるためのポイント】
- 事前に目的の達成を元にした質問を用意すること
- 自分がエントリーする企業のOBを探すこと
①事前に目的の達成を元にした質問を用意すること
OB訪問の目的を「職種理解」「選考対策」「社内の実態の把握」の3つに大きく分類します。
そして、事前にそれぞれの目的を達成するための質問を用意して質問しましょう。
質問の内容や達成すべき目的については「OB訪問の質問リスト【絶対にするべき14問+全50問】」の記事で詳しく説明しています。
「OB訪問で何を質問すれば良いかわからない」「質問する目的が曖昧」という人は絶対に読んでください。
②自分がエントリーする企業のOBを探すこと
自分がエントリーする企業のOBをいざ探そうと思っても、どうやって探せばいいかわからない人は多いのではないでしょうか。
OBが志望企業の社員とは限らないので、出来るだけ多く相手の探し方を知っておいた方が得です。
僕が考える、OB訪問する相手の探し方は次の10種類あります。
【OB訪問する相手の探し方】
- OB訪問専用のアプリを使う
- 逆求人サイトのチャットで頼む
- 親や親戚にツテを紹介してもらう
- 内定獲得後に人事に現場の社員を紹介してもらう
- 大学のキャリアセンターで紹介してもらう
- 大学のゼミや研究室の教授や先輩に頼む
- 会社説明会や合同説明会で頼む
- 企業に直接お問い合わせする
- SNS(facebook・twitter)経由で探す
- 会社で出待ちする
これらの探し方は僕の個人的なおすすめの順ですが、気に入った方法をとって大丈夫です。
ちなみにOB訪問相手の探し方については「【OB訪問相手の探し方10選】ツテがない就活生でも大丈夫!」でも詳しく解説しています。
OB訪問の相手を探す方法についてさらに情報を得たい人はぜひ読んでみてください。
OB訪問の方法ってけっこう色々あるんですね!
そうだよ。ひと昔前と違って、最近ではコネがない人でもOB訪問アプリが充実しているから便利だよね。ただ、恋愛の出会い目的で利用しているOBもいるから安全性に気をつけて有益に活用しよう!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
「OB訪問は意味ないのか?」という疑問がクリアになったと思います。
まずOB訪問は必須ではないので、「OB訪問しないとヤバい」という強迫観念にとらわれないようにしましょう。
就活では多少の焦りは行動力を高めるために大切ですが、深刻な焦りは逆効果です。
OB訪問をする目的をしっかりと明確化。
その上で「自分はOB訪問をするべきだろうか?」と自問自答すること。
時間は有限なので、OB訪問に時間を割けば、その分、他の作業をする時間が減りますよね。
だからこそ、行動の目的をこうして明確化することは就活において重要だと僕は考えています。
今回の記事があなたのOB訪問に対する理解の向上に役立ったのなら幸いです!
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点】
- OB訪問は必須の作業ではない。
- OB訪問には多数の目的があり、多数のメリットを得ることができる。よってそうした目的を明確化した上でおこなうOB訪問は非常に有益で意味がある。
- OB訪問をするには労力と時間が必要なので、OB訪問の目的を明確化した上で「他の作業よりも重要か?」と自問自答することが重要。社会人と話す機会を持ち、話すことに慣れることで面接練習に繋がったりと価値は大きい。