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やりたいことがない就活生は「ただ全力投球すれば良い」って話!

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皆さん、こんにちは!外出自粛の期間を活用して読書をしまくっている、就活マンです。

 

最近、「科学的な適職」という素晴らしい本に出会いました。

正しい職業選択の本質を語る本なのですが、その中で以下の内容に共感したんですよね。

 

仕事への情熱は自分が注いだリソースの量に比例する

引用:「科学的な適職」鈴木祐著

 

この意味、分かりますか?

要するに自分の仕事への情熱は、自分がどれだけの労力をかけたのかによって決まるということです。

 

つまり「目の前の仕事に全力投球すること」によって、その仕事に情熱ややりがいが“後から”生まれてくるんですよね。

本日はこの内容を深堀りして、これから社会人になった時の参考にしてもらえればと思います。

仕事への情熱は自分が注いだ労力に比例するという根拠

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まずはなぜ仕事への情熱は自分が注いだ労力に比例するのか、その根拠を見てみましょう。

「科学的な適職」の中では、2014年のロイファナ大学が行った調査を元に根拠を提示しています。

 

その調査でわかったことは以下の2点だったそうです。

 

・いまの仕事に対する情熱の量は、前の週に注いだ努力の量に比例していた

・過去に注いできた努力の量が多くなるほど、現時点での情熱の量も増加した

引用:「科学的な適職」鈴木祐著

 

例を挙げて説明しますね。

Aさんという人がいます。

Aさんの今週の仕事への情熱は「前の週にどれだけその仕事に対して努力したのか」ということで決まるということです。

 

よって、Aさんが先週その仕事に対してサボっていれば、今週もその仕事への情熱は生まれない傾向が強いということですね。

 

サンクコスト効果が影響する

 

その仕事へのやりがいは、これまで自分がどれだけその仕事に対して努力してきたのかで決まる。

これは僕の考察となりますが、その理由の1つに「サンクコスト効果」という心理があると思います。

 

【サンクコスト効果とは?】

まず「サンクコスト」とは、回収不可能になった投資のことを指します。

例えば、先週の仕事に使った「時間=努力」はもう回収できないですよね。

 

そんな今まで投資したサンクコストを失うことを避けるのに必死になる。

そのために未来の判断を誤ってしまうことが「サンクコスト効果」と言います。

 

要するに、自分が多くの時間をかけたことに対して、人は必死になるんですよ。

その必死さが「情熱」となり、徐々にやりがいに変わっていくのではないか、というのが僕の考察です。

 

なるほど!たしかに自分が時間やお金をかけたことって、どんどん「これを失ったらやばい」と必死になりますよね。

そうそう。これは恋愛でも一緒だね。時間やお金をかけて愛せば愛するほどに、失う時のダメージが大きくなる。その1つにこの心理が関係しているよ。 

「やりたいことがない」という就活生がやりがいを見つける方法

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ここまでの話を、就活生の企業選びに応用してみましょう。

就活生の多くが、「やりたいことなんてない」という状態でしょう。

 

実際に、僕も大学生の時にやりたいことなんて無かったですよ。

まずは自分との適性に合わせて、「営業職」という職種だけを決定し、後は知名度や条件で企業選びをしていました。

 

(自分に合わない職種=仕事内容を選ぶと、努力もできないので、職種の選択はしっかりすることが重要です)

 

目の前の仕事に全力投球することが「やりがい」を生む

 

やりたいことがない人は、とにかく入社した企業で全力投球することです。

「どうすれば新入社員としてもっと成果を出すことができるか?」「もっと効率化することはできないか?」「非効率な仕事はないか?」「自分だけにしかできない仕事はないか?」仕事において、考えることは無限にあります。

 

「今の情熱は前の週に注いだ努力に比例する」と説明しましたよね。

 

よって、1週間やる気なくサボれば、次の週に情熱は生まれません。

情熱が生まれなければ、またサボりますよね。

すると、次の週の情熱も生まれません。

 

まさに情熱の負のスパイラルに陥ってしまうんですよね。

図解すると↓のような感じ。サボればサボるほど、情熱はなくなっていきます。

 

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全力投球することで情熱は正のスパイラルに入る

反対に、全力投球で仕事に打ち込んだらどうなるでしょうか?

前の週に努力すれば、次の週の情熱が増えます。

すると、その週は高い情熱によって更に全力投球することができる。

これが続き、まさに正のスパイラルになるんですよ。

 

こちらも図解すると↓のような感じになりますね。

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ここまでの話をまとめましょう。

「やりたいことがない」「何をやりがいと感じるのかわからない」という就活生は、とにかく社会人になってから目の前の仕事に全力投球せよ!以上です。

 

情熱は前の週に注いだ努力に比例するから、いかに努力をするかが重要っていうシンプルな話だよ。

全力投球で打ち込むことを阻害する職場だけは避ける

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最後に注意点を。

目の前の仕事に全力投球すれば、どんな職場でもやりがいや情熱を持てるのか?

当然ですが、「全力投球する気も起きないような職場」では努力できませんよね。

 

具体的にはどのような職場では努力する気も起きないのか?

こちらも「科学的な適職」に書かれていた内容が参考になります。

 

「仕事の幸福度を高める7つの軸」というのがあるんですよね。

これらを満たす職場は、幸福度が高まりやすく、努力しやすい職場と言えます。

 

ってことは?

これら7つの軸を全く満たさない職場では、努力する気も起きないってことです。

この7つの軸を見てみましょうか。

 

【仕事の幸福度を決める7つの軸】

  1. 自由(仕事内容や働き方に裁量権がある)
  2. 達成(前に進んでいる感覚を得られる)
  3. 焦点(モチベーションタイプに合っている)
  4. 明確(なすべきこと、ビジョン、評価軸が明確である)
  5. 多様(作業内容にバリエーションがある)
  6. 仲間(組織内に助けてくれる友人がいる)
  7. 貢献(どれだけ世の中の役に立っているかわかる)

 

それぞれの詳しい説明は、「企業選びの軸」を解説する記事で丁寧に解説しました。

避けるべき職場、選ぶべき職場の特徴が7つの軸で分かるので、ぜひ参考にしてください。

 

本記事のまとめ

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

全力投球すればするほど、次の週の情熱が高まります。

 

「やりたいことがない」という人は、まずは自分に合った職種だけは押さえること。

次に幸福度の高まる7つの軸を、1つでも多く満たす職場を選ぶこと。

そして入社したら、目の前の仕事に全力投球すること。

 

これだけ覚えておいてください。

 

また本記事を執筆する上で、ベースとなった素晴らしい書籍「科学的な適職 著:鈴木祐」もぜひ読んでみてください。

(アマゾンで「科学的な適職」って調べると速攻出ますよ!)

 

「就活のやり方」みたいな薄い内容の本を買うなら、絶対にこの本を買った方が良いです。企業選びの本質を知ることができます。

 

本日の内容が、これからの企業選びや働き方の参考になれば嬉しいです。

 

今日も読んでくれてありがとう。

君の就活はきっとうまくいく。