就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マンです!
今回は、日本で唯一の中央銀行である「日本銀行」について解説していきます。
日本銀行への入社を目指している就活生なら、過去の採用実績や就職難易度が気になりますよね。
そこで本記事では、日本銀行の過去の採用大学や学歴フィルターの有無、採用倍率などについて調査した結果を紹介します。
加えて、日本銀行から内定を獲得するためにすべき対策事項も共有します。
僕自身、愛知の偏差値50の中堅大学から大手食品メーカーに入社しました。
そんな僕が当時実践した”差別化戦略”を余すことなくお伝えするので、日本銀行への入社を目指す就活生はぜひ参考にしてください!
日本銀行は特殊な団体なので、採用状況も気になりますね。
そうだよね。唯一の存在でもあるから、一般的な選考対策だけでは不十分なんだ。その点まで踏み込んで解説していくよ!
- 日本銀行の過去の採用大学は?
- 日本銀行の採用大学から考察!学歴フィルターはある?
- 日本銀行の採用倍率は?
- 日本銀行から内定を獲得するための必須対策
- 【要確認】日本銀行の新卒採用の選考フロー
- 【口コミチェック】日本銀行は働きやすい会社なのか?
- 【補足】日本銀行とは?|会社概要・事業内容
- 本記事の要点まとめ
日本銀行の過去の採用大学は?
ではさっそく、本題である日本銀行の採用大学について共有していきます。
日本銀行の採用実績がある大学は、以下のとおりです。
【日本銀行の採用大学】
東京大学、京都大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学、一橋大学、神戸大学、東京外国語大学、東京都立大学、千葉大学、筑波大学、横浜国立大学、新潟大学、信州大学、静岡大学、金沢大学、大阪市立大学、広島大学、岡山大学、熊本大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、東京理科大学、国際基督教大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、東京女子大学、日本女子大学、津田塾大学
全体的な印象としては、高偏差値の上位大学が多いと感じました。
ただ学習院大学や日本女子大学など、偏差値50〜55程度の大学からも一定数は日本銀行に就職しているとわかります。
1点補足すると、ここに自分の大学がないからといって諦める必要はありません。
なぜなら、上記はあくまでも過去の採用大学だからです。
実際、僕が入社した大手食品企業も僕の大学からの採用はほとんどありませんでした。
ただここに自分の大学があってもなくても、日本銀行ほどの大手を狙うなら他社からの内定も獲得しておくことが精神的な余裕につながります。
僕がいま就活生だったら、確実に逆求人サイトを活用しますね。
逆求人サイトで企業からのスカウトが自動的に獲得できる仕組みをつくり、内定獲得率を高めます。
これまでに200以上就活サイトを見てきましたが、利用するなら「キミスカ」一択です。
キミスカはスカウトが3種類あるので、企業の本気度が高い「ゴールド」と「シルバー」のみに絞って対応しましょう。
そうすることで、あなたに合う企業との接点を効率よく増やせますよ。
日本銀行の年度別の採用人数
次に就職者人数を大学別にランキング化したデータも見つかったので、追加の情報として共有しますね。
▼採用大学内訳
順位 | 大学名 | 人数 |
---|---|---|
1位 | 東京大学 | 18名 |
2位 | 慶應義塾大学 | 17名 |
3位 | 早稲田大学 | 12名 |
4位 | 東京女子大学 | 6名 |
5位 | 青山学院大学 | 4名 |
5位 | 聖心女子大学 | 4名 |
5位 | 津田塾大学 | 4名 |
5位 | 明治大学 | 4名 |
9位 | 北海道大学 | 3名 |
9位 | 一橋大学 | 3名 |
9位 | 京都大学 | 3名 |
9位 | 学習院大学 | 3名 |
9位 | 上智大学 | 3名 |
9位 | 法政大学 | 3名 |
9位 | 立教大学 | 3名 |
9位 | 同志社大学 | 3名 |
引用:ダイヤモンド・オンライン「2020年 企業ごとの大学別就職者数:日本銀行」
採用人数別のランキングを見ると、東京大学や慶應義塾大学といった日本トップクラスの大学が上位になっていました。
中堅大学からの採用実績もあるものの、採用人数としては高偏差値の上位大学のほうが多い傾向にあるようです。
よって日本銀行に就職することは、大半の学生にとって簡単ではありません。
もし上記ランキングの上位大学に通っていたとしても、ほかの就活生との差別化を意識して選考に臨まないと、苦戦する可能性が高いと考えられます。
しかし具体的にどんな対策をすれば、ライバルとの差別化を図れるかわからない人は少なくないでしょう。
そこで今回、偏差値50の中堅大学から大手食品メーカーの内定を獲得した僕の戦略を別記事でまとめました。
以下の記事では、”僕が現役時代に実践して、事実として効果があった手法”を包み隠さず公開しています。
高偏差値の大学に通う就活生が使えば無双できる手法なので、自分で差別化戦略を考えられていない人はぜひ参考にしてください!
採用人数で見ると、やはり高偏差値の大学出身者が多いのですね…!
高偏差値の大学出身者には優秀な学生が多いからね。結果的に多くなっている可能性も考えられるけど、一つの参考材料として知っておくといいよ。
日本銀行の採用大学から考察!学歴フィルターはある?
日本銀行の過去の採用大学について共有しました。
次にこの章では、日本銀行の学歴フィルターの有無について解説していきます。
結論からいうと、日本銀行には明確な学歴フィルターがないと僕は考えました。
その根拠としては、やはり過去の採用実績ですね。
日本銀行の採用実績を見ると、高偏差値の大学がメインではあるものの、偏差値50〜55程度の中堅大学からも採用されていました。
この事実を踏まえると、明らかな学歴フィルターはないと考えられるかと。
もし明確に学歴フィルターを設けているのであれば、学習院大学や日本女子大学などからは採用実績がないはずですからね。
たとえ少数でも中堅大学からの採用実績があることを考慮すると、やはりガッツリとした学歴フィルターがあるとは思えません。
つまり、たとえば偏差値50以上の大学に通っているのであれば、大学名だけで選考に通過できない可能性は低いと考えられます。
もちろん選考に通過すること自体が難しい銀行ですが、少しでも興味があるのであれば積極的に応募してみるとよいでしょう。
学歴フィルターがある企業・ない企業
中堅大学やFラン大学の場合、学歴フィルターってめちゃくちゃ気になりますよね。
僕自身、中堅大学出身なので常に気にしていました。
そもそも学歴フィルターがあるのに、そのことを知らずに選考を受けても時間の無駄になってしまいますからね。
ただ、学歴フィルターの有無を見分けるには、いくつかのポイントがあるんです。
それらの特徴を押さえておけば、ある程度見分けることが可能。
そこで今回、就活を7年研究し続けた僕が学歴フィルターがある企業とない企業を別記事にてまとめました。
中堅大学出身という学歴だからこそ、同じく学歴に不安を持つ就活生が実践できるように徹底的にこだわりました。
「高学歴じゃないから学歴フィルターがない企業を知りたい」「学歴フィルターを気にせず就活をしたい」「学歴フィルターのない大手企業を知りたい」といった就活生は必見です。
確かにガッツリと学歴フィルターをかけていたら、東京大学や慶應義塾大学といった上位大学の出身者ばかりになるはずですもんね。
まさにそうなんだよね。だからこそ、中堅以上の大学に通っているならエントリー前に諦めるのはもったいない!まずは気軽に応募してみることを僕はおすすめするよ。
日本銀行の採用倍率は?
日本銀行の学歴フィルターの有無について、僕の考察を共有しました。
続いてこの章では、日本銀行の採用倍率について見ていきましょう。
まず日本銀行は、明確な採用倍率を公表していません。
そこで今回は、リクナビ2022が公表する採用人数(今年度予定)・プレエントリー候補リスト登録人数を参考にして採用倍率を推測します。
上記のデータから考察すると、日本銀行の採用倍率は約151倍〜171倍と算定できました。
日本銀行は就活生からの人気が非常に高く、同銀行への就職はかなりハードルが高いことがわかりますね。
しかも上記はリクナビのデータだけで算出した数字なので、実際の採用倍率はもっと高いと考えられます。
いずれにしても、就職難易度が非常に高い銀行であることは間違いありません。
エントリー自体は積極的にすべきと伝えましたが、適切な対策をおこなうことは必須といえるでしょう。
難関企業と同時にホワイト企業にもエントリーするのが超重要
僕は中堅大学から、倍率が数百倍の企業に入社することができました。
そういった難関企業を受ける際に意識していたことが、同時にホワイト企業のエントリー数も増やすことです。
なぜ難関企業を受けると同時にホワイト企業にエントリーすべきか?
それはどれだけすごい実績を持っていても、学歴が良くても難関企業に受かるかどうかは「適性」という運によって左右されてしまうから。
少なからず運に左右されるがゆえに、難関企業ばかり受けると全落ちします。
そこで同時にホワイト企業にもエントリーして、心の余裕を作りつつ、「あれ?難関企業よりもこの企業の方が働きやすそうかも」という気づきを得るのがベストな選択だと僕は考えています。
具体的なホワイト企業の探し方として、条件を満たすホワイト企業だけを掲載する「ホワイト企業ナビ」を昨年立ち上げました。
ぜひ活用してみてください!
▼有名インフルエンサーから評価して頂くことができました!(案件じゃないです笑)
今年の4月にOPENした「ホワイト企業ナビ」が凄すぎる。掲載できる企業は一定の条件をクリアした会社のみ。「平均残業時間25時間以下」「3年間の離職率30%以下」「年間休日120日以上」ホワイト企業の条件が揃ってる会社のみを見ることができる。このサイトは転職希望者だけでなく、新卒にも見て欲しい。
— あふろん (@wakamusya_eigyo) December 29, 2022
他にも、マイナビやリクナビで検索条件を絞り込んで検索する方法や、就職四季報を利用するのが個人的にはおすすめです!
» 【優良企業の探し方12選】中小企業を含めた働きやすい会社を見つける方法!
やはり日本の中央銀行だけあって、希望する就活生も非常に多いのですね…!
日本銀行を受けるなら、ほかの就活生との差別化が必須といえそうだね。
日本銀行から内定を獲得するための必須対策
ここまで、日本銀行の採用大学や学歴フィルターの有無、採用倍率などについて解説してきました。
日本銀行は採用倍率が非常に高いので、ライバルとの差別化を意識して対策をおこなう必要があるとわかったと思います。
とはいえ、差別化を図るためにどんな対策をすべきかイメージできていない就活生は多くいるでしょう。
そこで本章では、日本銀行から内定を獲得するための対策事項を共有します。
ここでは、僕が独自に調査して重要だと考える対策を3つに絞りました。
もし、ほかの企業と同様の対策をしようと考えている就活生がいたら、ぜひ僕の戦略を参考にしてみてくださいね!
【日本銀行から内定を獲得するための必須対策】
- 日本銀行の使命や設立された目的を正確に把握する
- 日本銀行との相性のよさをアピールする材料を考える
- 日本銀行でしかダメな理由を説明できるようにしておく
対策① 日本銀行の使命や設立された目的を正確に把握する
まず最初にすべきと感じたのは、日本銀行の使命や目的を把握すること。
というのも、日本銀行は法律であり方が定められた認可法人であり、一般的な企業とは存在する意味合いが異なるからです。
最初の章でもお伝えしたとおり、日本銀行の主な目的は「人々が安心してお金を使えるようにすること」です。
そして具体的には、以下の3つを達成することを使命としています。
【日本銀行の使命】
- お金を最も使いやすいかたちで間違いなく提供していくこと
- その価値の安定(物価の安定)に努めること
- お金の流通ルートである金融システムが安定的、効率的に機能し(金融システムの安定)、経済活動に必要なお金が世の中の隅々に至るまで十分に行き渡るようにすること
引用:日本銀行「日本銀行について」
これらの目的や使命を把握していないと、選考に進んだ際にも的確なアピールはできません。
日本銀行の意義を知らないと、どんな自己PRや志望動機を語るべきか考えられないはずですからね。
また、日本銀行の使命などを知らずに内定をもらえたとしても、働き始めたあとにギャップを感じる可能性が高いです。
入社後にギャップを感じると、早期退職にもつながりかねません。
つまり日本銀行の選考を有利に進めたり、ミスマッチを防いだりするためには、同銀行の意義を把握しておくことが必須なわけです。
日本銀行にエントリーをするなら、まずは使命や目的を頭に入れておきましょう。
対策② 日本銀行との相性のよさをアピールする材料を考える
2つ目の対策は、日本銀行に刺さりそうなアピール材料を自分が持っていないか考えることです。
これは、自己PRの質を高めるために重要なことですね。
自己PRを通して魅力的に思ってもらうためには、日本銀行との相性のよさをアピールする必要があります。
そして相性のよさをアピールするには、同銀行が求める人材像を把握することが大切です。
では、日本銀行はどんな人材を求めているのでしょうか?
日本銀行の職員に求められる資質は、以下のとおりです。
【日本銀行の職員に求められる資質】
- パブリックマインド(人々の役に立ちたいという気持ち)
- 柔軟な発想力と幅広い意見に耳を傾けるバランス感覚
- 新たな課題に挑戦し、必要な対応を胆力や粘り強さを持って実行する力
引用:日本銀行「日本銀行を志望する皆さんへ:求める人材像」
日本銀行の仕事は、人々が安心して生活できる環境を守ることでした。
よって仕事を通して「人々の役に立ちたい」という思いがあることが、もっとも重要な資質と考えられています。
また、物価・金融システムの安定確保を求められる日本銀行では、環境変化に適切に対応することが常に課題となります。
日本経済の動向は常に変化しているので、中央銀行として臨機応変な対応が求められることは外部の人間でも容易に想像できますよね。
柔軟な対応ができない人や、困難な状況でなかなか挑戦できない人は、同銀行において活躍できるとは思えません。
逆にいえば「柔軟性」や「チャレンジ精神」がある人なら、強みとしてアピールすると高評価を受けられると考えられます。
自己PRを通して好印象を与えるためにも、日本銀行が求める人材像から逆算してアピールする強みを整理しておきましょう。
なお、求められる資質から考察して「刺さりそうと考えられる強み」の伝え方は、別記事にて解説しています。
「柔軟性」「創造力」「責任感」といった強みが自分にあると思う就活生は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてくださいね!
» 【例文6選】自己PRで「柔軟性」をアピールする回答例文!
▼自己PRで”創造力”をアピールする方法まとめ
» 【例文5選】自己PRで「創造・想像力」をアピールする回答例!
▼自己PRで”責任感”をアピールする方法まとめ
対策③ 日本銀行でしかダメな理由を説明できるようにしておく
そして3つ目の対策は、日本銀行でしかダメな理由を説明できるように準備しておくことです。
これは自己PRではなく、志望動機の質を高めるために重要な対策ですね。
日本銀行以外の企業に通用するような志望動機を語ってしまうと、「それならほかの企業や銀行でよくない?」と思われる可能性が高いです。
このように思われると、非常に多くいる就活生のなかから積極的に採用されるとは考えにくいですよね。
日本銀行に限らず、志望動機では「その企業にしか通用しない内容にすること」が大切なわけです。
日本銀行に本気で入社したいなら、唯一の中央銀行である点や独自の目的などを考慮して、志望度の高さや熱意を伝えなくてはいけません。
日本銀行は存在する目的が利益の追求などにない分、一般的な企業よりは志望動機を考えやすいはずです。
採用担当者に熱意を伝えるためにも、説得力のある志望動機を考えておきましょう。
まずは、日本銀行の使命や目的を把握することから。自己PRや志望動機を考える上でも重要になるから、深く理解しておくといいよ。
【要確認】日本銀行の新卒採用の選考フロー
日本銀行から内定を得るためにすべき対策事項を共有しました。
次に本章では、日本銀行の選考フローについて解説します。
日本銀行の新卒採用の選考フローは、以下のとおりです。
【日本銀行行の新卒採用の選考フロー】
- マイページ登録・ログイン
- 企業説明会への参加
- 資料の請求
- エントリーシート提出
- ウェブ試験への参加(一般職のみ)/面接試験への参加
- 内々定
引用: 日本銀行「採用までの流れ(2022年度新卒採用のスケジュール)」
一般職は、本店・応募倍率が非常に高い一部支店においてウェブ試験が実施されます。
総合職・特定職は、エントリーシート通過後に面接試験が実施されるようです。
日本で唯一の中央銀行とはいえ、選考フロー自体はほかの企業と変わりません。
前章で紹介したような対策事項を実施して、万全な状態で選考に臨みましょう。
ちなみに、日本銀行のより詳細な選考情報を集めたい人には「ワンキャリア」の活用をおすすめします。
というのもワンキャリアには、過去に日本銀行の選考を受けた就活生による体験談が豊富に投稿されているんですよね。
引用:ワンキャリア「日本銀行」
職種別に選考対策を見れるので、一般職・総合職・特定職のどの職種を希望していても有益な情報が見つかるはずです。
ワンキャリアは完全無料で使えるサイトなので、就活生が新たに登録することにデメリットはありません。
ワンキャリアは賢い就活生ほど活用しているし、年々利用者が増えているサイトでもあります。
このタイミングでワンキャリアの存在を知った就活生は、この機会に登録しておくことを強くおすすめします!
実際に選考を受けた人の書き込みを見れるのはありがたいですね!
事前に多くの情報があるほど選考を有利に進められるからね。万全な対策をするためにも、集められる情報はすべてチェックしておこう!
【口コミチェック】日本銀行は働きやすい会社なのか?
最後に本章では、日本銀行の口コミ・評判について共有していきます。
以下は、企業の口コミの掲載に特化したサイト「Openwork(オープンワーク)」に掲載されている日本銀行のデータです。
引用:Openwork「日本銀行」
認可法人ということもあってか、法令遵守意識は非常に高い数字となっています。
ただそのほかの項目については、特筆して優れているとはいえなさそうですね。
上位7%に入る結果ではありますが、正直ほかの有名企業と比べるとあまり優れたデータとはいえません。
実際に働く社員・職員の満足度の高さを重視する就活生にとっては、やや懸念材料といえるでしょう。
決して低い数字ではないけどね。有名企業では上位1%に入ることが通常だから、比較すると劣る可能性があることは知っておくといいよ。
【補足】日本銀行とは?|会社概要・事業内容
公式ホームページ:https://www.boj.or.jp/
日本銀行は、1882年に設立された日本で唯一の中央銀行です。
政府機関や株式会社ではなく、日本銀行法によってそのあり方が定められている認可法人ですね。
日本銀行法により定められている「日本銀行の目的」は、以下のとおり。
【日本銀行の目的】
- 我が国の中央銀行として、銀行券を発行するとともに、通貨及び金融の調節を行うこと
- 銀行その他の金融機関の間で行われる資金決済の円滑の確保を図り、もって信用秩序の維持に資すること
引用:日本銀行「日本銀行の概要:目的」
より端的にまとめると「人々が安心してお金を使えるようにすること」が、日本銀行の目的といえます。
銀行券の発行や物価・金融システムの安定がなければ、世の中全体の経済活動が円滑におこなわれない可能性がありますからね。
中央銀行員として社会に貢献したいと思える人材が、同銀行においてやりがいを感じられるでしょう。
そんな日本銀行の概要は、以下のとおりです。
認可法人ゆえに「株式会社」の名称はついていなかったり、歴史が非常に古かったりすることがわかります。
名称 | 日本銀行(認可法人) |
---|---|
本社所在地 | 東京都中央区日本橋本石町2-1-1 |
業務開始日 | 明治15年10月10日 |
総裁 | 黒田東彦 |
業務内容 | ・銀行券(お札)の発行・流通・管理 ・決済に関するサービスの提供 ・金融政策の運営 ・金融システムの安定の向けた取り組み ・国の事務の取扱い、対政府取引に関する業務 ・国際業務 |
資本金 | 1億円 |
職員数 | 4,634人(2021年3月末現在) |
唯一の中央銀行として、物価や金融システムの安定に貢献している法人なんですね!
イメージするのが難しいかもしれないけど、僕たちが日常生活を続ける上では間違いなく欠かせない存在だよ。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
日本銀行の過去の採用大学や学歴フィルターの有無、採用倍率などについて網羅的に解説してきました。
日本銀行で働く職員には、東京大学や慶應義塾大学といった日本トップクラスの大学出身者が多いです。
しかし、同銀行は偏差値50〜55程度の大学からも採用実績があるので、ガッツリと学歴フィルターをかけているとは考えられません。
もちろん決して簡単ではありませんが、ライバルとの差別化を意識して対策をおこなえば、中堅大学に通っていても採用につながる可能性はあります。
中央銀行ならでは使命や目的を把握した上でアピール内容を考え、ぜひ国民の生活を支える日本銀行から内定を勝ち取ってくださいね。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 日本銀行は、日本銀行法によってあり方が定められている認可法人である。
- 日本銀行の目的は、人々が安心してお金を使えるようにすること。
- 日本銀行は中堅大学からの採用実績もあるので、明確な学歴フィルターはないと考えられる。
- 日本銀行の採用倍率は、約151倍〜171倍と予想できる。
- 日本銀行から内定を得たいなら、まずは使命・目的の把握が必須である。