こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1500以上の就活マンです。
働くのであれば、潰れる会社は絶対に避けたいと思うのは当然です。
しかし、どんな会社が倒産するのかわからない人は多いかと思います。
そこで本記事では、「いずれ潰れる会社に共通する特徴」を解説します。
経営面や業務面、人間関係面など項目ごとに分けてお伝えしていきますね。
また、「いずれ潰れる会社への入社を避ける方法」も共有するので、ぜひ最後まで目を通してみてください!
いずれ潰れる会社には絶対入社したくないです...!
間違いないよね!共通する特徴を理解するとともに、具体的な避け方も詳しく解説するから参考にしてほしい!
- 【前提】会社は突然潰れたりしない
- いずれ潰れる会社の特徴|経営編
- いずれ潰れる会社の特徴|業務編
- いずれ潰れる会社の特徴|人間関係編
- いずれ潰れる会社の特徴|その他
- 会社が潰れる前兆|知っておくべき危ない動き
- 【新卒向け】いずれ潰れる会社への入社を避ける方法
- 【転職向け】いずれ潰れる会社で働いている場合の対応策
- いずれ潰れる会社を一刻も早く辞めた方がいい理由
- 本記事の要点まとめ
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【前提】会社は突然潰れたりしない
まず大前提として、会社は突然倒産したりすることはないことを知っておいてください。
ある程度は踏ん張ることができるんです。
とはいえ、倒産が近づいているのであれば、何かしらの予兆は絶対にあります。
以下のグラフを見てください。
引用:経営プロ「企業倒産の「理由」や「予兆」を“倒産経験がある経営者”に調査。約4割が「不測の事態を考慮した資金留保」を後悔」
これは経営者向けのアンケート結果ですが、なにかしらの予兆は感じています。
また、半年以上前から感じている割合が6割を超えるなど、倒産の予兆はかなり前の時期から出ています。
この結果からもわかるとおり、会社は突然潰れるわけではなく、予兆などを感じながら徐々に倒産に向かっていきます。
よって、”いずれ潰れる会社の特徴”を知っておくことは、予兆を掴むためにも重要です!
いずれ潰れる会社の特徴|経営編
ここからは、”いずれ潰れる会社の特徴”について解説していきますね。
まずは「経営面」における特徴を共有します。
【いずれ潰れる会社の特徴|経営編】
- 新入社員の離職率が高い
- 社長のワンマン経営
- 社会の変化に対応しない
- 事業の柱が一つしかない
- 給料や賞与の支払いが遅延している
- 創業メンバーを重視し過ぎている
- 不測の事態や不景気に弱い
- 不透明な理由で事業の一部を売却している
- 人手不足なのに社員を採用していない
- 希望退職を募っている
- 主要な取り引きがなくなっている
- 派遣社員やパートが複数解雇されている
- 20代から30代の社員がいない
特徴① 新入社員の離職率が高い
新入社員の離職率が高い会社は、いずれ潰れる可能性が高いです。
理由はシンプルで、将来を担う人材が不足しているから。
引用:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況を公表します」
厚生労働省の資料によると、大卒者の3年後離職率は平均31.2%。
高卒者や中卒者を見ると、もっと高い値になっていることもわかりますね。
よって、「離職率が高いかどうか」の判断の目安としては、3年以内の離職率が3割以上あるかをチェックしてみてください。
特徴② 社長のワンマン経営
社長がワンマン経営をしている企業も、いずれ潰れるリスクが高いですね。
なぜなら、会社の将来を社長という個人が左右するからです。
社長自身に実力があり、売上も社長が一番作っているような会社の場合。
もし社長の成績が落ちたり、何かしらトラブルがあれば一気に売上がなくなりますよね。
個人に依存してしまっている状態は、会社としても倒産リスクが高いといえます。
特徴③ 社会の変化に対応しない
変化に対応できない会社も、いずれ潰れる可能性が高いですね。
社員の働きやすい環境整備を進めないと、法律的な問題のほか、新しい社員を採用することができません。
それはつまり、会社の将来が暗いことを意味します。
世の中や社会のニーズを把握し、常に変化をしていかなければ、会社は生き残っていけません。
特徴④ 事業の柱が一つしかない
事業の柱が特定の領域に依存している企業も、いずれ潰れるリスクが高いです。
たとえば旅行事業だけを展開していた企業の多くは、コロナウイルスの流行によって大きく売上を下げたり、倒産する例もありました。
しかし、旅行事業のほかにも、たとえば通販事業を展開していた場合。
コロナ禍において、むしろ通販事業は好調な分野となるため、会社全体としてもバランスが取れますよね。
このように事業を多岐に展開している企業は、それだけ経営基盤も強いといえます。
よって、事業の柱が一つしかない会社は、倒産リスクが高いと言えるでしょう。
特徴⑤ 給料や賞与の支払いが遅延している
社員に対する給与や賞与の支払いが遅延している場合は、かなり危険な状態です。
人件費を削るというのは、企業として最終手段ですからね。
もし働いている会社の給与や賞与の支払いが遅れていたら、一刻も早く転職すべきです。
その状況でいくら一生懸命はたらいたとしても、給与が支払われなければ、その労力はすべてムダになってしまいますからね。
特徴⑥ 創業メンバーを重視し過ぎている
小規模のベンチャー企業などに多い特徴ですが、会社の創業メンバーを重視し過ぎている会社は注意が必要です。
「創業メンバーだから」という理由だけで、大した実績も挙げていないのに給与など待遇が良すぎると、必ず周囲から不満が生まれます。
その我慢が爆発すると、一斉退職なども可能性としてあり得ますからね。
何より、実績に見合わない給与などを支払っていたら、いつかは経営が回らなくなるので、こうした創業メンバー偏重の企業は避けるべきです。
特徴⑦ 不測の事態や不景気に弱い
新型コロナウイルスの流行や自然災害といった不測の事態や不景気に弱い企業は、当然ながら潰れる可能性が高い企業といえます。
不測の事態なので、もちろん予測はできません。
とはいえ、事業を多角化するなどして不測の事態に備えているのか、何も備えずにいるのか、ここだけで大きな違いが生まれますよね。
いつどこで何が起きるかわからないからこそ、備えをしていない会社はいずれ潰れる可能性が高いといえます。
特徴⑧ 不透明な理由で事業の一部を売却している
企業が成長していけば、事業の一部を売却するケースだってあり得ます。
しかし、その売却理由などが明確ではなく、不自然な形で事業を売っていた場合は注意が必要です。
なぜなら、それだけ財政状況が悪化している可能性もあるから。
事業売却するほど財政状況が悪化しているということは、近い将来、会社が潰れる可能性も否定できませんからね。
特徴⑨ 人手不足なのに社員を採用していない
人手不足なのに社員を採用していないということは、長期的な経営を考えていない可能性があります。
通常の人手不足なら補充しますが、会社が潰れる可能性が高ければわざわざコストをかけて採用しないですよね。
もしくは社員を採用するコスト自体がないパターンもあり得ます。
この場合、在籍社員にそのシワ寄せがいき、労働環境が悪化するのは間違いないので、早い段階で転職すべきかと思います。
特徴⑩ 希望退職を募っている
希望退職を募っている企業も注意が必要です。
たとえば大手企業のように、戦略として希望退職を募る場合もあります。
しかし、中小企業で狙いもよくわからない希望退職の募集があれば、かなり怪しいですね。
会社の財政状況が悪化し、人件費を削減するために希望退職を募っている可能性も高いです。
それはつまり、倒産に近づいているとも言えます。
特徴⑪ 主要な取り引きがなくなっている
主要な取り引きがなくなっている場合は、潰れる可能性も非常に高くなります。
とくに、その企業との取り引きが売上の多くを占めているのであれば、なおさら潰れるリスクは高いですよね。
既存の取り引き状況を確認してみて、特定の企業に依存していないか、リスク対策ができているのかなどはチェックしておきましょう。
特徴⑫ 派遣社員やパートが複数解雇されている
今まで在籍していた派遣社員やパートが何人も解雇されたり、突然いなくなったりしていたら、潰れる予兆の可能性があります。
経営が危ない場合、まず最初に切られるのは派遣社員やパートですからね。
正社員はなかなか解雇できないからこそ、まずは解雇のハードルが低い人達を切っているわけなので、それだけ切羽詰まった状況だということです。
特徴⑬ 20代から30代の社員がいない
20代や30代の社員がいない会社も要注意です。
長期的な目線で将来性に不安があることはもちろん、働き盛りの世代がいないということは、何かしらの事情があって退職しているわけですからね。
今後、会社を担っていく人材が不足しているということは、それだけ会社の将来性も危うく、いずれ潰れる可能性も否定できません。
たしかにどの特徴も潰れる可能性を示唆していますね。
潰れる可能性を最初に知るのは経営陣。だからこそ、経営側に変な動きがあった時は注意が必要なんだ。
いずれ潰れる会社の特徴|業務編
次に、業務の中で見られる”潰れる会社の特徴”をいくつかご紹介していきます。
業務面の特徴は、すでに働いている人は要チェックです。
ぜひ今の状況と照らし合わせてみてください。
【いずれ潰れる会社の特徴|業務編】
- 社員のモチベーションが低い
- 特定の社員に業務負荷が偏っている
- 人に依存した業務がある
- 日に日にノルマが厳しくなっている
- サービス残業が当たり前
特徴① 社員のモチベーションが低い
社員のモチベーションが低いということは、それだけ会社としても数字を残せない状態に陥ってます。
労働環境や待遇、そもそもの人間性などモチベーションが低い要因はいろいろ考えられます。
しかし、いずれにしてもその状態が続くと会社は潰れるでしょう。
とくに中小やベンチャー企業など人数が少ない企業の場合、一人ひとりの成果が経営にダイレクトに影響するため、社員のモチベーションが低いのは致命的ですね。
特徴② 特定の社員に業務負荷が偏っている
特定の社員に業務負荷が偏っている状態は非常に危険です。
なぜなら、業務負荷が偏るのは仕事のできる優秀な社員であり、この社員のキャパを超えてしまえば、優秀な社員が退職してしまうから。
それに気づかず、優秀な社員ほど負荷をかけている企業は将来性に期待できません。
遅かれ早かれ、潰れる可能性が高いといえます。
特徴③ 人に依存した業務がある
「◯◯さんじゃないとこの仕事はできない」といったように、特定の人に依存した業務がある会社もリスクを抱えています。
その社員が退職した場合、仕事が回らなくなるわけですからね。
さらに、その人だけに負荷が集中している状態であることから、退職する確率も必然的に高まります。
まさに負の循環が生まれている状況です。
特徴④ 日に日にノルマが厳しくなっている
日に日にノルマが厳しくなるということは、企業が急成長を目指していているのか。
もしくは財政的に厳しいから、といういずれかのパターンです。
後者の場合、それはつまり経営自体が危険であるということ。
何の説明もなく「え?こんな数字無理じゃない?」というような無茶なノルマを企業側が課しだしたら、注意が必要ですね。
特徴⑤ サービス残業が当たり前
サービス残業が常態化すれば、社員の不満も溜まっていくため、企業としてはできる限りこの状態は作りたくないのが普通です。
社員もどんどん退職してしまいますし、そもそも法律的にもアウトなので。
それなのにサービス残業が当たり前になっているということは、残業代を支払う余裕がない可能性もあるわけです。
そんな会社に将来性があるとは思えませんよね。
日頃の業務で当てはまっていたら危険ですね。
そうだね。少なからず潰れる予兆であることは間違いないからね。
いずれ潰れる会社の特徴|人間関係編
次は人間関係における”いずれ潰れる会社の特徴”を共有します。
「え?人間関係も会社の経営に関係あるの?」を感じる人もいるかもしれませんが、大いに関係してくることは理解しておいてください。
なぜなら会社などの組織は「人の集合体」だから。
一人ひとりの人間が集まって組織(=会社)となるわけなので、そこで働く人同士の関係性は経営にも直結する要因となります。
【いずれ潰れる会社の特徴|人間関係編】
- ハラスメントが横行している
- 上下関係がはっきりし過ぎている
- そもそもコミュニケーションが少ない
- 経営陣と現場に距離がある
- 多くの社員が愚痴をこぼしている
- 隠れて転職活動している人が多い
- 発言が時代錯誤している
特徴① ハラスメントが横行している
言うまでもありませんが、セクハラやパワハラといったハラスメントが横行している企業は長続きしません。
世の中的にもハラスメントに対して年々厳しい目が向けられる中、完全に時代を逆行しているわけですからね。
今の時代、SNSや口コミサイトなど個人でも簡単に発信できるようになったため、こうした社内体質を続けていると、いずれ退職者などに全て暴露されて終わりです。
特徴② 上下関係がはっきりし過ぎている
上下関係がはっきりし過ぎている企業も関係性として危険な状態です。
もちろん最低限の礼儀やマナーは求められますが、必要以上に先輩上司を持ち上げるような会社は、若い人材がどんどん離れていきます。
だって気持ちよく働けるのは中堅層以上だけですからね。
若い人材が流出する=将来性がないとなるため、時代に合わない社内体質を持っている企業は潰れる可能性を自ら高めているわけです。
特徴③ そもそもコミュニケーションが少ない
会社を経営する上で、社員同士のコミュニケーションは必須事項です。
社員同士がチームとなるからこそ、個人では挙げられないような大きな成果を生み出せるため、その部分がなければ企業という組織は機能していないといえます。
機能していない組織が生き残れるほど、会社経営は甘くありません。
「たかがコミュニケーション?」と思うかもしれませんが、会社の根底を支える重要な要素であるのは間違いありません。
特徴④ 経営陣と現場に距離がある
会社全体の舵取りをするのは経営陣ですよね。
その経営陣と現場に距離があるのも要注意です。
経営陣が現場を理解していないと、現場のニーズとは違った舵取りをする危険性が高まります。
現場が求める改善を経営陣ができなければ、現場の不満は貯まる一方です。
その不満が爆発してしまえば、現場は機能しなくなり、経営自体が傾きます。
経営陣と現場の距離感は安定経営のためにも重要です。
特徴⑤ 多くの社員が愚痴をこぼしている
多くの社員が愚痴をこぼすということは、不満がある社員が多いということ。
そうした社員は、近い将来退職する可能性が高いですよね。
最悪の場合、会社が回らなくなる可能性もあるため、愚痴が出てる状態というのは、経営においても危険な状態です。
特徴⑥ 隠れて転職活動している人が多い
あなたの周りに隠れて転職活動している人はいますか?
もし複数の社員が企業に隠れて転職活動しているのであれば、注意が必要です。
あなたが知らないだけで、会社の経営が危ない状態になっている可能性があります。
経営は大丈夫だとしても、多くの社員が不満を抱えているのは間違いないわけなので。
すでにこの状態にあるのであれば、あなたも出遅れることなく、転職活動を視野に入れながら行動するべきだと思います。
特徴⑦ 発言が時代錯誤している
「新人は1時間前出社で掃除しろ!」「俺たちの時代は◯◯だった!」のように、時代錯誤の発言が飛び交っている企業の将来性は怪しいですね。
これだけ働き方が多様化する中、その企業は変化に追いつけていないわけですから。
もちろんそんな企業に若い人材は集まらないですし、優秀な人から転職していくので、古い体質から抜け出せない企業はいち早く離れるのが得策ですね。
たしかに人間関係からも潰れるリスクって把握できますね。
会社は人で成り立っているわけだからね。関係性の悪化は経営の悪化に直結するんだよ。
いずれ潰れる会社の特徴|その他
次に、ここまでお伝えした項目以外の部分において、潰れる会社に共通する特徴を解説していきます。
細かな部分まで詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてください。
【いずれ潰れる会社の特徴|その他】
- 教育研修にコストをかけていない
- 優秀な社員ほど率先して辞めている
- 有給休暇取得率が低い
- 社内が汚い
- 会社負担の社内イベントがどんどん減っている
特徴① 教育研修にコストをかけていない
企業が成長するためには、社員それぞれの成長が欠かせません。
その底上げをするのが教育研修です。
しかし、コストをかけずそれぞれの社員任せにしてしまっている企業は、将来的に優秀な人材不足に陥る可能性があります。
また、現代は”個の時代”と言われ、個人としての市場価値を重視する傾向が強まっています。
そんな時代だからこそ、教育研修が充実していない企業は年々選ばれにくくなっています。
特徴② 優秀な社員ほど率先して辞めている
優秀な社員ほど率先して辞めている企業は、かなり危険度が高いですね。
キャリアアップのために転職する人もいるでしょうが、大半は「ここにいてもダメだ」と見切りをつけられているケースになります。
その後、会社に残っているのは「モチベーションの低い社員だけ」という状況になれば、その会社が潰れるのはそう遠くない未来です。
特徴③ 有給休暇取得率が低い
「有給休暇消化率が低い=休みが取れない」という状態を指します。
これだけワークライフバランスが叫ばれている中、休みが取れずプライベートが確保できない企業は確実に求職者から避けられてしまいます。
厚生労働省の調査によると、令和3年の有給休暇の取得率は平均で58.3%。
平均の取得日数は10.3日となっているため、この数字が一つの基準となりますね。
引用:厚生労働省「令和4年就労条件総合調査の概況」
特徴④ 社内が汚い
オフィスやトイレなど社内が汚い企業って、実は潰れるリスクを抱えているんです。
「え、そんなことで?」となる人も多いですよね。
ただ、社内が汚いということは、清掃員を雇う財政的な余裕がない。
もしくは、社員が社内を掃除する余裕すらないという可能性だってあるわけです。
この視点で考えてみると、社内が汚いことも潰れるリスクに繋がると言えますね。
特徴⑤ 会社負担の社内イベントがどんどん減っている
年々イベントの数が減っている企業も、要注意です。
元々は会社負担で社員旅行やBBQなどを開催していたのに、社内イベントが減ってきているのであれば財政面が苦しい可能性があります。
もちろん働き方改革などの理由でイベントを減らしている企業もあるので、一概には言えません。
ただ、財政が苦しい場合、社内イベントなどは真っ先に削減対象になるので、一つの視点として知っておいてください。
会社が潰れる前兆|知っておくべき危ない動き
ここまで、”いずれ潰れる”会社の特徴をご紹介しました。
しかし実際に会社が潰れるまでには、いくつかの前兆を感じられます。
この章では、本格的に会社が潰れる前兆として起こりやすい動きを共有しますね。
【会社が潰れる前兆】
- 何年も赤字が続いている
- 上層部・役員がどんどん退職していく
- 経理部の人間がどんどん退職していく
- 給与の支払い遅れが続いている
- 税理士や弁護士がひんぱんに会社に来る
- 社長が会社にいない日が増える
- 希望退職者を募る案内が出される
会社がいずれではなく、本格的に倒産に向かっている場合。
上記のような前兆が見られることがあります。
とくに、会社の状況がよく見える役員や経理の人間が、どんどん辞めている傾向が見られたらかなり危険な状態です。
会社の辞めどきをしっかり見極めるためにも、ぜひ覚えておいてください!
【新卒向け】いずれ潰れる会社への入社を避ける方法
この章では、これから社会人として働くことになる就活生に向けて”いずれ潰れる会社”への入社を避ける方法を解説します。
僕が今就活生なら、以下3つの方法にて絶対に入社を避けますね。
【いずれ潰れる会社への入社を避ける方法|新卒向け】
- 優良企業を厳選掲載した「ホワイト企業ナビ」を利用する
- 就活エージェントと連携して入社先を探す
- 逆求人サイトで優良企業からオファーをもらう
方法① 優良企業を厳選掲載した「ホワイト企業ナビ」を利用する
「いずれ潰れる会社=ブラック企業」だと僕は考えています。
特徴を見てもわかると思いますが、率直に働きたくないと思うような特徴ばかりでしたからね。
そこで僕がおすすめしたいのが、優良企業の求人だけに特化した就活サイト「ホワイト企業ナビ」です。
ホワイト企業ナビは僕が運営するサービスですが、働きやすい企業だけを探せるサイトがないことを課題に感じて立ち上げました。
▼ホワイト企業ナビトップページ
ホワイト企業ナビの最大の特徴は、取り扱い企業をかなり厳選していること。
具体的には、次の3条件をすべて満たす企業の求人しか掲載していません。
【ホワイト企業ナビに掲載している優良企業の条件】
- 残業時間が月25時間未満
- 3年後離職率が30%未満
- 年間休日数が120日以上
掲載時点でかなり企業を厳選しているので、サイトを利用する就活生はある程度の働きやすさが保証された企業だけを探せます。
また、プロライターが所属する編集部が求人をまとめており、見やすさや情報の質にも強くこだわっているのが特徴です。
各企業の事業の安定性や経営基盤の強さなどについても詳しく解説しています。
良好な労働環境を作るためには、そもそも事業が安定していないと、そこに取り組む余裕もないことから、将来性の面でも期待できる企業ばかりです。
ぜひ一度サイトを見てみてください!
方法② 就活エージェントと連携して入社先を探す
就活エージェントと連携して、先ほど共有した特徴に当てはまらない会社を紹介してもらうのもおすすめの方法です。
就活エージェントとは、次のような支援をしてくれるサービス。
【就活エージェントのサービス内容】
- 就活相談
- 自分に合った求人の紹介
- 選考支援(ES添削や面接対策)
- 企業との面接のセッティング
- 面接後のフィードバック共有
就活エージェントは、内定獲得までに必要なことを一貫して支援してくれます。
企業情報にも詳しく、こちらの希望を伝えると相性がよさそうな会社をピックアップしてくれます。
企業紹介のほかにES添削や面接対策にも対応していて、不安があるときにはサポートをお願いできるのもありがたいです。
▼就活エージェント利用者の声
僕はこれまで50以上の就活エージェントを見てきました。
そんな僕が今就活生なら、まずは「ミーツカンパニー就活サポート」と「キャリアチケット」の大手2つを利用しますね。
上記のエージェントは利用者の口コミが優れていますし、すべてオンライン支援にも対応しているので、全国の就活生が利用できます。
就活エージェントは、担当者との相性に左右されやすいです。
よって最初から1つに限定せず、複数登録するのがベスト。
上記以外のおすすめサービスは、別記事にてまとめました。
より多くの選択肢をチェックしたい人は、ぜひあわせてご覧くださいね!
方法③ 逆求人サイトで優良企業からオファーをもらう
逆求人型サイトで優良企業からオファーを待つのも効率的な方法です。
逆求人サイトとはプロフィールを登録しておくことで、企業側からスカウトが届く求人サイトのこと。
企業側は自分のプロフィールを見た上でスカウトを送ってくるので、相性のよい企業とのみ効率的につながれるんですよね。
もちろん自分にとって微妙な企業からオファーが届くこともあります。
ただ、微妙な企業は無視すればOKですし、何より大手や有名企業からもオファーが届くこともめずらしくないんですよね。
▼逆求人サイトの最も賢い運用方法
僕のおすすめは「Offerbox(オファーボックス)」です。
大手ゆえにいずれも登録企業数が多いので、スカウトが届く期待値も他サイトと比べて高いんですよね。
内定getです!研究が忙しかったので、Offer Boxに依存しがちな就活でしたが満足の行く企業の開発職として採用いただき来年が楽しみ!#24卒
— inedit_24卒 (@liquor_boyy) August 4, 2023
なお、逆求人サイトは1つだけより複数を併用するのがコツです。
なぜなら、サイトごとに登録企業がちがうから。
プロフィールの中身は使い回せるので、せっかくどれか1つに登録するならまとめて登録しておくほうが賢いですよ。
逆求人サイトは、以下の記事でランキング形式で紹介しているので、他のサイトも気になる人はぜひ一読してみてください!
事前に特徴を把握しておけば、避ける確率も高められますね!
間違いないね。あとはそこに優良サービスをかけ合わせることで、潰れる可能性が高い企業を避けられるんだ!
【転職向け】いずれ潰れる会社で働いている場合の対応策
次に、いずれ潰れる会社の特徴に当てはまる職場で働いている方向けに、すぐにできる対応策を共有します。
特徴に複数当てはまっていて、不安を感じた人は必見です!
【いずれ潰れる会社で働いている場合の対応策】
- 優良企業に絞った転職活動を開始する
- 労働基準局などに相談する
- 人事や上司に労働環境の改善を提案する
- 資格の勉強など事前に備えておく
対応策① 優良企業に絞った転職活動を開始する
やはり最もおすすめかつ即効性のある対応策は、まちがいなく転職です。
あなただけの力で会社全体を変えるには、相当な労力が必要ですし、変えられる可能性も限りなく低いため、自分自身が動くしかありません。
ただ、転職先も同じように”潰れそうな会社”というのだけは絶対に避けたいですよね。
そこで今回、ホワイト企業への転職の最適解を「ホワイト企業に転職するために必須の3ステップ|年収も上げる戦略」にまとめました。
これまで転職を7年研究してきた僕が考えた戦略を紹介しているので、こちらを実践し、潰れそうな企業を避けた転職を実現してください!
またホワイト企業に転職するためには、ホワイト企業の特徴を明確化しておくことも重要です。
「ホワイト企業」という言葉は意外と抽象的なので、ホワイト企業の特徴をまとめた下記の記事を参考にしつつ、自分にとってのホワイト企業の定義を明確化してみてください。
» 【ホワイト企業の特徴15選】絶対にチェックすべき項目を解説!
対応策② 労働基準局などに相談する
現在の労働環境を変えたいのであれば、労働基準局に相談するのもありです。
「給料支払いの遅延」「上司からのパワハラ」など、さまざまな相談に対して、社内で解決する方法を提案してもらえます。
とはいえ、一人だけで動くのは現実的ではないというのが僕の意見です。
そもそもそこに同調してくれる社員がいるのであれば、そんな状況は生まれないわけなので、無駄な抵抗に終わる可能性もあると思います。
対応策③ 人事や上司に労働環境の改善を提案する
人事や信頼できる上司に労働環境の改善を提案するのも一つの対応策です。
企業全体の労務環境を管理しているのは人事ですし、自分の部署という範囲であれば上司が管理していますからね。
ただ、一部が改善されたからといって、潰れるリスクがなくなるわけではありません。
あくまで応急処置的な位置づけなので、根本的な解決策にはなりにくい点は理解しておいてください。
対応策④ 資格の勉強など事前に備えておく
先ほど共有したような特徴に自社が当てはまっているが、今すぐに転職するのは難しいという人は、資格試験の勉強など事前に備えておくのがおすすめ。
万が一、本当に企業が潰れた場合でも資格を活かすことができますからね。
転職という手段が使えないのであれば、そこで働きながら自分自身でリスクに備えておくことが重要です。
いくつか対応策を示しましたが、やはり圧倒的に転職するのがおすすめです。自分自身の力で組織を変えるのか、それとも環境自体を変えるのか、どちらの方が現実的なのかは一目瞭然ですからね!
いずれ潰れる会社を一刻も早く辞めた方がいい理由
もし今、いずれ潰れる会社にいるのであれば、一刻も早く辞めるべきです。
なぜなら、その時間が長ければ長いほど、あなた自身が消耗してしまうし、無駄な時間を過ごしてしまう可能性も高いから。
この章では、その主な理由をいくつかご紹介します。
あなたが決断するためにも、ぜひ一読してください。
【いずれ潰れる会社を一刻も早く辞めた方がいい理由】
- ストレスでメンタルを壊してしまうから
- 会社側からリストラされる可能性もあるから
- 在籍期間が長いほど転職しにくくなるから
理由① ストレスでメンタルを壊してしまうから
先ほど共有した特徴を見ればわかりますが、「いずれ潰れる会社=労働環境が劣悪な会社」といえますよね。
そこで働き続ければ、ストレスでメンタルを壊す可能性だって否定できません。
もしメンタルを壊してしまえば、転職自体も難しくなるほか、たとえ転職できたとしても転職先で上手く働けない可能性だってあるわけです。
つまり、あなた自身の人生がめちゃくちゃになってしまうということ。
将来性のない企業に尽くした結果、自分の人生が壊れるなんて本当にもったいない話なので、一刻も早くそんな環境から逃げてください。
理由② 会社側からリストラされる可能性もあるから
いずれ潰れる会社なので、あなた自身がリストラされる可能性も当然あります。
それまでに資格取得するなど備えとければいいですが、そうでない場合、突然のリストラは誰だって困りますよね。
であれば、リストラされる前に自分から転職する方が得策かと。
会社都合でキャリアプランがぐちゃぐちゃになる前に、率先して計画的に動いておく方が良い結果に繋がると僕は考えています。
理由③ 在籍期間が長いほど転職しにくくなるから
在籍期間が長ければ、それだけあなた自身も年を取ります。
また、周囲が先にどんどん辞めていけばいくほど、残った人は辞めにくい雰囲気になっていくため、先に動き出す方が転職もしやすいんですよね。
何より、潰れてしまえばその会社で頑張って築き上げた地位や評価はゼロになります。
「無駄な時間を過ごしてしまった」と後悔する前に、自分から動くべきです!
いずれ潰れる会社の残っておくメリットはありません。自分自身の将来のためにも、一刻も早く転職するなど行動すべきだと僕は考えています!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
もしあなたが在籍している、もしくは入社する会社がこれらの特徴に当てはまるのであれば、その会社で働くメリットはありません。
一刻も早く転職すべきです。
また、これから社会人になる新卒就活生の多くは、入社した会社で長く働き続けるつもりだと思います。
だからこそ、潰れるリスクが大きな会社に入社することは絶対に避けるべきです。
この記事が転職の後押しになったり、避けることに役立てば幸いです。
ちなみに、この記事と合わせて「【社員を大切にしない会社の特徴8選】悪質な企業の避け方や抜け出す方法を共有! 」も読んでみてください。
会社にとって社員は資本です。
社員を大事にしない会社はいずれ潰れます。
倒産リスクがある会社を避けるためにも、上記の記事も参考にしてくださいね。
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- いずれ潰れる会社の経営面における特徴は「新入社員の離職率が高い」「社長のワンマン経営」「社会の変化に対応しない」「事業の柱が一つしかない」「給料や賞与の支払いが遅延している」「創業メンバーを重視し過ぎている」「不測の事態や不景気に弱い」「不透明な理由で事業の一部を売却している」「人手不足なのに社員を採用していない」「希望退職を募っている」「主要な取り引きがなくなっている」「派遣社員やパートが複数解雇されている」「20代から30代の社員がいない」などである。
- いずれ潰れる会社の業務面における特徴は「社員のモチベーションが低い」「特定の社員に業務負荷が偏っている」「人に依存した業務がある」「日に日にノルマが厳しくなっている」「サービス残業が当たり前」などである。
- いずれ潰れる会社の人間関係における特徴は「ハラスメントが横行している」「上下関係がはっきりし過ぎている」「そもそもコミュニケーションが少ない」「経営陣と現場に距離がある」「多くの社員が愚痴をこぼしている」「隠れて転職活動している人が多い」「発言が時代錯誤している」などである。
- その他の特徴として「教育研修にコストをかけていない」「優秀な社員ほど率先して辞めている」「有給休暇取得率が低い」「社内が汚い」「会社負担の社内イベントがどんどん減っている」などが挙げられる。
- 新卒就活生であれば「いずれ潰れる会社を避ける」、すでにそういった会社で働いているのであれば「いずれ潰れる会社から一刻も早く転職する」のが重要である。