今回の記事では、採用担当者様向けに「ハローワークの求人票の書き方」について解説していきます。
※ハローワーク以外の求人票の書き方が知りたい方は「【求人票の書き方まとめ】人を集めるコツをテンプレート付きで解説!」の記事の内容が最適なので、こちらを参考にされてください。
こんにちは!
これまで1000記事以上の就活記事を執筆し、日本最大の就活ブログを運営している就活マンこと、藤井智也と申します。
採用を担当されてる皆様の中には、求人サイトなどと並行してハローワークの利用を検討されている方も多いかと思います。
公的機関が運営し、無料で掲載できるので非常に利用しやすい手段ですよね。
ただ、「そもそもハローワークの求人票ってどう書くんだろう?」といった疑問から、利用を躊躇してしまう場合もあるかと思います。
ハローワークは、ただ掲載するだけなら非常に簡単です。
しかし、”求職者が興味を持つ求人票”でなければ意味がありません。
よってこの記事では、単純な求人票の書き方ではなく、新卒の応募を集めるためのハローワークの求人票の書き方を解説していきます。
(私は新卒採用が専門なので、今回は大卒の新卒に特化した内容となります。)
私はこれまで新卒就活に特化して、5年以上メディア運営を続けてきました。
その経験から、就活生を惹きつける文章や表現などは熟知しているため、この記事では、そのノウハウの全てをお伝えさせていただきます!
ハローワークの求人票はテンプレートや文字数が決まっているから、つい一般的な内容になりがちです。
しかし、ここで他社とは違った工夫を施せば、圧倒的な差別化に繋がり、新卒を集めることが可能になるため、ぜひ記事の内容を実践してください!
ハローワークの求人票の書き方|3ステップで解説
まず最初に、ハローワークの求人票の書き方について解説していきます。
この章では、ハローワークで求人票を出す前の準備段階から、実際に求人票の出すまでの流れに沿って説明していくので、全体の流れも掴めるかと思います。
冒頭でもお伝えしたとおり、求人票の目的は就活生を集めることです。
そのために必要な前準備も含めた解説なので、ぜひ参考にしてください。
【ハローワークの求人票を書く際の3ステップ】
- 求人票のターゲットを考える
- 求人票に記載する自社の強みや魅力を明確にする
- ハローワークに求人票を提出して公開する
ステップ① 求人票のターゲットを考える
まず最初にすべきは”求人票のターゲットを考えること”です。
どれだけ魅力的な求人票を作ったとしても、全ての就活生が興味をひかれる求人票を作ることは不可能だと思います。
そのため、ターゲットを絞り、そのターゲットとなる就活生を惹き付ける求人票にすることが非常に重要なポイントになります。
現在の自社の状況において、新卒採用でどんな人材が必要なのかを思案しましょう。
【求人票のターゲットを定めるための項目例】
- どのポジションで採用したいのか
- どんな経歴や経験を持つ人材がいいのか
- そのポジションに求められるスキルや人柄は何か
- 現在そのポジションで活躍してる人材が持っているものは何か など
新卒採用したい人材をできるだけ具体的にイメージできれば、それだけミスマッチの可能性も抑えることが可能です。
また、そのポジションで活躍できる可能性も高まるかと思います。
すでにそのポジションで活躍してる社員がいるのであれば、その社員に似た人材をターゲットにするのも1つの方法です。
逆に、多様性を求める場合は、今の社員が持っていない部分を補える人材を探すのも、全体の底上げとして良い戦略ですね。
ステップ② 求人票に記載する自社の強みや魅力を明確にする
求人票のターゲットが決まれば、次は”自社の強みや魅力”を明確にしましょう。
具体的には、以下の方法を実践すると、自社の強みが見つかりやすいです。
【自社の強みや魅力を明確にする方法】
- 競合他社と比較した時の自社の強みを考える
- 社員に自社の最大の強みや魅力を聞いて回る
- あらゆる部署やポジションの視点で強みを考える
就活生を集める上で、最大のライバルとなるのは競合他社です。
就活生も企業を探す際は、ある程度業界や職種を絞った上で検索しているため、必然的に競合他社と求人票の内容を比較されます。
よって、競合他社と比べた自社の強みを考えておくことが重要です。
また、現役の社員に強みや魅力を聞いて回るのもおすすめです。
ここで重要なのは「人事部署だけでなくあらゆる部署やポジションの人」に聞いて回ることです。
なぜなら、人事部署や採用担当者は普段同じ業務をしているため、見えてくる魅力なども被ってしまうから。
立場や部署が変わることで、普段行う業務も違うため、感じる魅力なども大きく異なります。
募集するポジションにもよりますが、いろんな角度から自社を見ることで、これまで気づかなかった魅力などを引き出せることができます。
自社の魅力を考える際の注意点
自社の魅力を考える際には「①ターゲットに響く魅力なのか」「②魅力や強みを複数書きすぎていないか」の2点に注意してください。
どれだけ素晴らしい魅力でも、ターゲット層に刺さらなければ意味がありません。
数だけ集まったとしても、ミスマッチを生み出す大きな要因になりかねませんからね。
また、ついつい自社の強みを書きすぎてしまいがちですが、これもマイナスです。
就活生が求人票を見た際、「結局どこが強みなのかわからない」となってしまっては、その後のエントリーには繋がりません。
ターゲットに最も刺さる強みを絞り、集中的にアピールしましょう。
ステップ③ ハローワークに求人票を提出して公開する
求人票のターゲットを絞り、自社の強みや魅力を明確にしたら、いよいよ実際にハローワークに求人票を提出します。
ハローワークに求人を申し込む方法は以下の2つがあります。
【ハローワークに求人を申し込む方法】
- ハローワークに出向いて求人申込み手続きを行う
- 事前に会社のパソコン等で求人情報を仮登録してから、ハローワークでの内容確認を経て本登録する
一番簡単なのは実際にハローワークに出向いて求人申込みを行う方法かと思います。
事前に仮登録をした場合でも、最終的にはハローワークの窓口で内容の確認が必要となるため、管轄のハローワークに出向いて間違いのないように手続きするのがおすすめです。
なお、求人公開までの全体の流れは以下の通りです。
詳細については「ハローワークインターネットサービス 求人申込み手続きの流れ」にて項目ごとに詳しく解説されているので、こちらも合わせてご確認ください。
【ハローワークで求人を公開するまでの流れ】
- 事業所情報登録を行う
初めて求人を申し込む場合は事業所の登録が必要 - 求人情報の入力(仮登録)
求人情報について、各項目の入力を行う - ハローワーク窓口で内容の確認
窓口にて求人内容の最終確認を行う - 求人情報の公開
登録した求人情報がハローワークにて公開
ハローワークは求人数が非常に多いからこそ、差別化しないと求人が埋もれてしまいます。よって、ターゲット層を絞り、自社の強みを明確にしたアピールが必須です!
ハローワークの求人票の記入例|新卒向け
ハローワークの求人票の書き方や流れを共有しました。
次にこの章では、実際にハローワークの求人票の項目に沿って、記入例を共有していきます。
ここで注意してほしいのが、項目に対して単純な記入をしないということです。
文字数制限の中で、より就活生の興味を引くための工夫をした記入例を共有するので、ぜひ参考にしてください。
(※記入例は差別化しやすい項目に絞って共有させていただきます!)
①仕事の内容|360文字以内
求人票において、仕事の内容は最も注力すべき項目です。
実際、厚生労働省が実施したアンケートにおいても、それが証明されています。
引用:厚生労働省山形労働局「報道発表資料」
グラフを見ると、圧倒的に「仕事の内容」を重視している人が多いことがわかります。
要するに、求人票の見る上で、その後のエントリーを決める最大の要因が仕事の内容だということです。
では、具体的にどんな仕事の内容を記載すればいいのか。
引用:厚生労働省山形労働局「報道発表資料」
求職者が最も知りたい仕事の内容は「1日の具体的な業務量」です。
よって、求人票に仕事内容を記載する際には、具体的にどれくらいの業務量があるのかという点が伝わる内容にするのが重要になります。
これを元にした記入例が以下のとおりです。
【仕事の内容の記入例|343文字】
当社では「法人営業業務」と「求人広告作成業務」を担っていただきます。
残業が月10時間を超える社員はいませんので、未経験の方でも無理な業務量を担うことはございません。
ー法人営業業務
ホワイト企業に求人広告を掲載いただく企業への営業活動です。当社では、広告掲載の営業活動ではなく、お客様である企業の新卒採用を成功に導くため、常に寄り添い、現状課題を共に考え抜いていく「パートナー」であることを最重要視しています。
ー求人広告作成業務
掲載いただく企業の魅力や強みを最大限に引き出し、就活生に伝えるための求人広告を作成していただきます。掲載企業に対するヒアリングによって現状課題や魅力を明確化し、就活生に伝わる言葉にて言語化することで、優良企業の新卒採用を成功に導くための業務を担っていただきます。
②事業所からのメッセージ|600文字以内
事業所からのメッセージは、求人票自体には印字されませんが、ハローワークインターネットサービスの求人情報画面に表示されます。
特に新卒の場合はネットによる求人検索をしている人も多いので、入力は必須です。
この項目では、従業員の働きやすさや企業から応募者に向けたメッセージなど、他の項目よりも自由度の高いアピールが可能。
つまり、最も他社との差別化が狙える項目でもあるため、注力すべきです。
【事業所からのメッセージの記入例|550文字】
当社のL100という一見変わった名前は、「Life Is Only Once(人生は1度きり)」に由来します。頭文字の「L I O O」が「L100」と読めますよね。
「人生は1度きり」という信念のもと、1度きりの人生だからこそ挑戦をやめず、常に新しい価値を提供し続けることが当社の理念です。
そんな当社が今実現したいことは2つ。
1つ目は「仕事を通して社員さんという仲間を作っていくこと」。
代表である僕はもともと友達が少ないので、会社を通して友達のような仲間を作ることに喜びを感じます。仕事を通して出会う人たちも本当に面白い人が多いので楽しいです。今回の採用でも、そんな仲間と出会えることを楽しみにしています。
2つ目は「ブラック企業を排除すること」。
社員さんにそんな辛い思いをさせないと売上が上がらないような会社いりますかね?これを実現させるための一助となるサービスがホワイト企業ナビです。知名度はないが、社員が生き生きと働ける優良企業にこそ、就活生は就職してほしい。この思いを実現させるため、就活攻略論の集客力を武器に、ホワイト企業ナビを提供しています。
L100が手掛ける「新卒向けメディア運営」と「新卒向け求人サイト運営」という2つの事業を通して、あなたの1度きりの人生を、常に挑戦し続けられる人生にしませんか?
③求人に関する特記事項|600文字以内
求人に関する特記事項欄には、各欄に記入しきれなかった内容や応募上の注意事項、採用に関する参考情報などを記入することができます。
よって、福利厚生面や給与面の詳細を記載するのもいいでしょう。
その中で、僕が掲載すべきと考えるのが「募集背景」です。
なぜこのタイミングで募集しているのか、増員なのか欠員補充なのか、そういった部分を気にしている求職者は意外と多いのが理由となります。
引用:厚生労働省山形労働局「報道発表資料」
厚生労働省の調査でも、労働条件以外で求職者が知りたいことの2位に位置していることがわかります。
よって、なぜ募集しているのかを特記事項欄に詳しく載せておくべきかと思います。
【求人に関する特記事項の記入例 ※募集背景のみ】
事業拡大に伴う増員にための募集です。
現在、100社を超える企業様にホワイト企業ナビをご利用いただいていますが、まだ知名度のない優良企業は数多く存在します。それら企業の魅力を引き出し、一人でも多くの就活生とのご縁を作り出すため、共に働ける人材を求めています。
事業拡大に伴う増員ですが、入社後半年間は先輩社員がメンターとして教育する環境を整備しているので、入社直後から無理な業務負担を負うことはございません。
④会社の特長|90文字以内
会社の特長は文字数が90字以内となっているため、詳しく説明することはできませんが、端的に自社のアピールをすることには使えます。
求人票の書き方の章でもお伝えしたとおり、自社の最も強みとする部分を1つに絞って、90字で伝えるのが効果的です。
【会社の特長の記入例|87文字】
日本最大の就活専門メディア「就活攻略論」と優良企業に限定した「ホワイト企業ナビ」を運営。多くの新卒就活生に多大な影響を与えられる、社会性の高いサービスを提供している企業です。
就活生側のニーズにマッチした内容を記載することで、その後のエントリー率を高めることが可能となります。
その点を意識した各項目の記載がハローワークの求人票では重要なポイントです。
ハローワークの求人票の効果を高めるコツ
ハローワークの求人票の項目ごとに、就活生の興味を引く記入例を共有しました。
こちらの記入例を参考に実践していただければ、かなり求人票の効果は改善できるかと思います。
ただ、この他にもハローワークの求人票の効果を高めるコツがいくつかあります。
求人票の効果を最大化するには、以下3つのコツも合わせて実践してください。
【ハローワークの求人票の効果を高めるコツ】
- 文字数や内容に徹底的にこだわる
- 条件ごとに分けて求人を出す
- 管轄するハローワークと信頼関係を構築する
コツ① 文字数や内容に徹底的にこだわる
1つ目のコツは”文字数や内容に徹底的にこだわること”です。
当然のようなことですが、ハローワークに公開されている求人票を確認してもらったらわかるとおり、多くの企業が最低限の情報しか記載していません。
これはおそらく、ハローワークが無料なのが原因かと思います。
コストがかかっていないため、本気度も低くなってしまうのかと。
ただ、逆に言えばそこで内容の濃い求人票を出せば、かなりの差別化になりますし、就活生の興味を引ける可能性も高まります。
よって、文字数は最低でも9割以上、内容もこだわり抜いて記載しましょう。
採用担当者の皆様が就活生から受け取るエントリーシートがスカスカだったら、高評価にはならないですよね。
逆も然りなので、求人票を通して本気度を伝えることも非常に重要です。
コツ② 条件ごとに分けて求人を出す
2つ目のコツは”条件ごとに分けて求人を出すこと”です。
例えば新卒と同時に既卒や経験者を採用する場合は、求人票を分けて新卒専用の求人票を作るべきかと思います。
よりターゲットとする層に合わせた記載が可能になりますし、探す側の就活生も見やすいですよね。
また、単純に求人数が増えるので、求職者の目に触れる確率が高まります。
コツ③ 管轄するハローワークと信頼関係を構築する
3つ目のコツは”管轄するハローワークと信頼関係を構築すること”です。
ハローワークのサービスもどんどん便利になり、ほぼ全ての手続きをインターネット上で行うことができます。
ただ、ここであえてハローワークに足を運び、相談員と信頼関係を築くのが重要。
なぜなら、相談員と信頼関係を築くことで、求職者や就活生に直接自社を紹介してもらえる可能性が高まるからです。
相談員の方もかなり多くの求人情報の中から、求職者に求人を紹介しています。
その際に、頻繁にやり取りがあり、信頼できる企業を優先的に紹介するのは間違いないかと思います。
これはハローワークに限らず、大学キャリアセンターなども同様です。
結局は人と人の繋がりが重要なので、信頼関係を築き、紹介候補として常に名前が出るようにすれば、求人の集客効果を高めることに繋がりますよ!
【重要】ハローワークだけでは就活生は集まりにくい
これは新卒に特化した話ですが、正直、ハローワークだけの求人公開では、新卒就活生の目に触れる可能性は低いです。
以下のデータを見てください。
▼就活生が新たな企業を探す手段
引用:株式会社ディスコ「2022年卒7月1日時点の就職活動調査」
22卒に対する調査によると、全体の85.4%の就活生が新しい企業を探す手段として就職情報サイトを活用していることがわかります。
一方、ハローワークを使っているのはわずか8.3%のみです。
つまり、大半の就活生は就職情報サイト(ナビサイトなど)を利用して、企業を探しているということ。
よって、ハローワークだけでは採用を成功させるのは難しいのが現実です。
無料でナビサイトを利用したい採用担当者様必見
新卒採用にかけるコストが潤沢にある場合、就職情報サイトの利用に悩むことはほとんどないかと思います。
ただ、中にはコストが限られており、簡単にナビサイトが使えない企業様もいらっしゃいますよね。
そこでぜひ一度見ていただきたいのが、私が代表を務めるL100が運営する「ホワイト企業ナビ」です!
ホワイト企業ナビでは現在、サービスリリースに伴い、100社限定で1年間無料で求人を掲載することが可能です。
最初の1年間は一切費用はいただきません。
そこで効果を実感していただき、継続したい場合のみ2年目以降に費用が発生する形となっています。
また、求人票作成に関してもヒアリングを元に、全て当社で引受させていだきます。
これまで就活攻略論において1000記事以上を執筆し、累計1300万PVを達成したライティング力を駆使し、他にはない魅力的な求人票を作成いたします。
\サービスリリースに伴い1年間掲載料・求人作成料が完全無料/
なお、2年目以降の継続費用についても、比較的安価な値段に設定しています。
理由はこの就活攻略論によって自社集客が可能となっているため、集客にかかるコストが低く、その分サービス価格を低くできるためです。
安価だからといって、サービス品質が低いということは一切ございません。
「ハローワークだけでは不安だけど、高額なナビサイトに掲載するコストはない」と悩んでいる採用担当者の皆様、ぜひ一度ご検討いただけますと幸いです。
詳しくは上記画像をクリックしてご確認ください。
新卒に特化したメディアを5年に渡って運営してきたからこそ、就活生に響く文章については圧倒的な自信があります。求人作成もぜひお任せください!
ハローワークの求人票に関するよくある質問
それでは最後に、ハローワークの求人票に関するよくあるご質問とその回答について共有させていただきます。
ハローワークの求人票を書く上で、絶対に知っておくべき内容なので、こちらも合わせてご確認いただければと思います。
質問① ハローワークで本当に新卒は採用できるの?
先ほど共有したとおり、新卒就活生の場合、あまりハローワークを利用している人は多くないのは事実です。
ただ、ハローワークでは全国の拠点に新卒に特化した「新卒応援ハローワーク」というコーナーを設置しています。
新卒応援ハローワークでは、就職支援ナビゲーターと呼ばれるサポーターがマンツーマンで選考対策から求人紹介までをサポートしています。
また、就職面接会やセミナーなどといったイベントも開催しており、大学などと連携しながら新卒就活支援に取り組んでいます。
よって、利用者は少ないものの、新卒支援に注力しているのも事実です。
無料で信頼できる機関のため、利用しない手はないかと思います。
質問② ハローワークで障害者雇用はできるの?
ハローワークでは、障害者雇用をすることも可能です。
障害者雇用をしたい企業の相談に乗る窓口なども設置されています。
また、助成金などの案内もしてもらえるとのこと。
詳しくは「ハローワークインターネットサービス 障害者の方の雇用に向けて」にまとまっているので、こちらを参考にされてください。
質問③ ハローワークで大卒の求人申込みはいつからできるの?
大卒の求人申込みについては、4月1日から当該年度に卒業予定の就活生に向けて求人公開をしています。
なお、求人公開後であっても、5月31日以前にハローワーク上で応募・採用選考活動をすることはできません。
また、求人の公開期間は当該年度の3月末までです。
公的機関のためスケジュールのルールは厳しく設定されているので、ご注意ください。
質問④ 求人票に関する法律で知っておくべき法律はどれですか?
求職者を採用するにあたり、知っておくべき法律はいくつかありますが、中でも必ず確認しておきたいのが「職業安定法」と「男女雇用機会均等法」になります。
職業安定法
職業安定法とは、企業が求人活動を行う際や職業紹介を行う際に、明示するべき事項や禁止された事項などが定められた法律です。
それぞれの能力に合った職業に就く機会と、労働力充足、職業の安定、経済及び社会の発展を目的としています。
▼職業安定法で定められた明示事項
引用:厚生労働省「労働者を募集する企業の皆様へ」
雇用に関しては、法律でさまざまな事項が定められています。
参考資料としては「厚生労働省 労働者を募集する企業の皆様へ」が非常にまとまっていたので、こちらを参考にしてください。
※法律が改定されることもありますので、最新のものをご確認ください。
男女雇用機会均等法
男女雇用機会均等法とは、労働者の募集及び採用に関わる性別を理由とする差別を禁止し、男女均等な取扱いを求める(法第5条)法律で、男女の平等な機会及び待遇の確保などを目的として作られています。
具体的には、以下の項目が禁止事項になっていますね。
▼男女雇用機会均等法における禁止事項
引用:厚生労働省「男女均等な採用選考ルール」
男女で雇用に関する差別をすることは一切禁止されています。
こちらも「厚生労働省 男女均等な採用選考ルール」が非常に参考になるので、求人票作成の参考にしてください。
※法律が改定されることもありますので、最新のものをご確認ください。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
僕はこれまで5年間に渡って、新卒人材領域に特化した情報発信を続けてきたので、採用や就活生のニーズに関する知見があると自負しています。
そんな僕の求人票に関する知識や情報は、全てこの記事にまとめました。
新卒に限定して言えば、ハローワーク経由のエントリーは少ないかもしれません。
ただ、公的な機関が運営しており、無料で利用できるという点からも、特に採用コストを抑えたい企業様はぜひ利用すべき方法だと思います。
そこで重要なのは、やはり他社との差別化です。
無料で固いイメージがあるため、最低限の無難な情報しか記載しない企業が多いからこそ、ここに創意工夫を施して、就活生の興味を引くことが重要だと考えます。
今回の記事が、少しでもそのお役に立てれば幸いです。
僕が経営する株式会社L100では、特に新卒採用に特化して採用支援を行っているので、何でも気軽にご相談ください。(相談はこちらから)
それでは最後に、本記事に要点をまとめて終わります。
お忙しいところ、本記事をお読みいただきありがとうございました。
【本記事の要点】
- ハローワークの求人票の書き方は「①求人票のターゲットを考える」「②求人票に記載する自社の強みや魅力を明確にする」「③ハローワークに求人票を提出して公開する」の3ステップが基本である。
- ハローワークの求人票の効果を高めるコツは「文字数や内容に徹底的にこだわること」「条件ごとに分けて求人を出すこと」「管轄するハローワークと信頼関係を構築すること」の3つである。
- ハローワークだけでは新卒就活生を集めるのは難しいので、就職情報サイトやナビサイトなども並行して利用すべきである。
▼その他、採用担当者様向けの記事はこちら
» 【採用向け】無料で求人広告を掲載できるサイト19選|運用方法も解説!
» 新卒が定着しない企業の特徴とは?|理由を知って対策すべき!