就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
就活では、ESや面接などで自分のキャッチコピーを聞かれることがあります。
なかにはすぐにコピーが浮かぶ人もいるかもしれませんが、実際はすぐにキャッチコピーを決められない人が多いのではないでしょうか?
ESならまだしも、面接でいきなり聞かれるとその場で回答を考える必要があるので、できれば事前に対策をした上で選考に進むのが理想です。
とはいえ、いざキャッチコピーを考えようと思っても、自己分析によって整理した自分の強みをどう言い換えたらよいかってよくわからないですよね。
そこでこの記事では、まず就活で使えるキャッチコピーを一覧にして共有します。
以降では、キャッチコピーの質を高める秘訣・具体的な回答の作り方なども紹介していくので、コピーの対策に苦戦している人はぜひ参考にしてください。
自分に合うキャッチコピーを見つけたいです。
一覧で見れば、どのキャッチコピーが自分に合うのかが一目瞭然だよね。具体的な表現例も合わせて共有するから、ぜひ参考にしてほしい!
- 就活で使えるキャッチコピーの一覧
- 就活キャッチコピーの質を高めるには他己分析に取り組むべき
- そもそも就活で聞かれるキャッチコピーとは何なのか?
- 就活でキャッチコピーを質問する企業側の意図
- 刺さる就活キャッチコピー・回答の作り方
- 就活キャッチコピーでうまくアピールするコツ
- 就活キャッチコピー作成時の注意点
- 本記事の要点まとめ
就活で使えるキャッチコピーの一覧
では早速、就活で使えるキャッチコピーを一覧にして順に共有していきますね。
今回は、需要がとくに大きい6つのケースでキャッチコピーを一覧化しました。
以下で紹介する強みとまったく同じ長所を持っていなくても、刺さるキャッチコピーを考える上では参考になるはずです。
それぞれ簡潔に紹介していくので、順にさくっと確認していきましょう。
【就活で使えるキャッチコピーの一覧】
- 継続力に関するキャッチコピー例
- 計画性に関するキャッチコピー例
- 動物を使ったキャッチコピー例
- 協調性に関するキャッチコピー例
- 笑顔に関するキャッチコピー例
- 冷静さに関するキャッチコピー例
継続力に関するキャッチコピー例
最初に紹介するのは、継続力に関するキャッチコピー例です。
【継続力に関するキャッチコピーの表現例】
- 地道な作業は裏切らない
- 石の上にも三年
- 鋼の心
- うさぎと亀の亀
- 小さな努力が大きな成果につながる
「継続力」という単語は使っていませんが、コツコツと努力を続けられること・長期視点で物事に取り組むことなどがよくわかるかと。
いずれも継続力を元に発想したキャッチコピーですが、それぞれから受け取る印象は若干異なることもわかるかと思います。
たとえば「地道な作業は裏切らない」は継続努力が得意なこと、「鋼の心」は強靭な精神力を持つような印象がありますよね。
よって「継続力」という強みのなかでも、より自身の長所を細分化した上で自分を端的に表すコピーを採用することが大切です。
ここではキャッチコピーのみ羅列しましたが、面接などで実際に答えるときの回答例文についても別記事で紹介しています。
上記のコピーを使ったときの回答例を共有しているので、継続力に強みを持つ就活生はぜひあわせて目を通してみてください。
計画性に関するキャッチコピー例
続いては、計画性に関するキャッチコピー例を紹介します。
【計画性に関するキャッチコピーの表現例】
- 計画性の塊
- 計画をつくる計画まで立てる人
- 遅延を知らない電車
- 分刻みのスケジュールを持つ人
- 人間スケジュール帳
今回は「計画」という直接的な単語を使ったコピーも作成しました。
「人間スケジュール帳」のように、計画性が強みであることをほのめかすようなキャッチコピーも含めています。
上記のコピーを活用した回答例文も、以下の記事で詳しく紹介しています。
ほかの強みで例文を作成する際にも参考になる要素があると思うので、少しでも興味のある就活生はぜひご覧くださいね。
動物を使ったキャッチコピー例
次に、動物を使ったキャッチコピー例を紹介します。
【動物を使ったキャッチコピーの表現例】
- フクロウのように真面目
- ネコのようにクールで冷静
- ウマのように社交性がある
- イルカのように好奇心が旺盛
- アリのように計画性がある
- ゾウのように周囲に気配りできる
- ライオンのようにリーダーシップ
- イノシシのように向上心がある
- シカのように臆病
- ペンギンのように得意と不得意がはっきりしている
- アルパカのように臆病なのに好奇心旺盛
- ラクダのように粘り強い
- アライグマのように見た目とのギャップがある
- イヌのように人懐っこい
- オオカミのように一人の時間も好き
- カラスのように賢い
- キリンのように穏やか
- コアラのようにまったりしている
- シャチのように賢く集団行動が得意
- タカのように俯瞰して見ることができる
- マグロのように活動的
- ワニのように継続力がある
- パンダのようにまったりしているけど実は力強い
今回はまず動物の特徴を整理した上で、その強みや性格と動物名を組み合わせることでキャッチコピーを一覧化しました。
全部で23パターンあるので、1〜2個は自分にも当てはまるようなコピーがあるかと。
動物を使ったキャッチコピーを語る人はかなり少数なので、うまく活用すればインパクトを残せます。
もちろん目的は「自分の強みを簡潔に伝えること」なので、動物に例えるかどうかは十分吟味することも重要ですけどね。
動物を使ったキャッチコピーの回答例文は、以下の記事で3つ紹介しています。
ほかの就活生と差別化を図る回答がしたい人は、ぜひ一度目を通してみてください。
協調性に関するキャッチコピー例
続いては、協調性に関するキャッチコピーについてです。
【協調性に関するキャッチコピーの表現例】
- 人と人をつなぐ接着剤
- みんなの潤滑油
- 武器発見機
- 組織を束ねるヒモ
- チームの歯車
今回は「協調性」という単語は直接的に使わないでコピーを考えました。
ただ、いずれも人と人との関係を円滑にするようなイメージを持つかと思います。
協調性からキャッチコピーを考える際には、「接着剤」「潤滑油」「歯車」などの単語を活用すると独自のアイデアが浮かびやすくなるかと。
面接時の回答例文も用意しているので、気になる就活生はぜひご覧くださいね。
笑顔に関するキャッチコピー例
5つ目に紹介するのは、笑顔に関するキャッチコピー例です。
【笑顔に関するキャッチコピーの表現例】
- 笑顔で周囲を明るくする人
- どんなときも笑顔を絶やさない人
- 常に笑顔の人たらし
- ネガティブを笑顔でポジティブに変える人
- 笑顔の伝道師
今回は、笑顔という単語を直接的に使ってコピーを考えました。
もちろん「笑顔」を使わないで表現するのもアリですが、意外と言い換えが難しいと思うので単語や文章で補足するとコピーを考えやすいかと思います。
単に「笑顔で明るくする」といった意味合いもOKですが、「ネガティブを笑顔でポジティブに変える人」のように意味づけするのもアリですね。
笑顔を強みとする場合は、企業側にメリットを生み出すような内容を語ったり、面接全体を通して明るく振る舞ったりすることも大切です。
回答例文のほかに上記のようなアピールのコツなどもまとめているので、笑顔を強みとする就活生はぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
冷静さに関するキャッチコピー例
最後に、冷静さに関するキャッチコピー例を紹介します。
【冷静さに関するキャッチコピーの表現例】
- 冷静な情熱家
- 冷静さの塊
- 自分の考えで冷静な判断ができる人
- 常に冷静沈着な人
- 冷静に落ち着いた行動ができる人
いずれも「冷静」という単語を用いて、直感的に意味が伝わるコピーとしました。
冷静さには、大きく「慎重」「臨機応変」「周囲に流されない」の種類があるので、まずは自身の強みを明確化しておくことが大切ですね。
キャッチコピーを話しただけで、相手に「冷静さのなかでもどんな点を強みとしているか」が伝わると理想的です。
前述の強み同様に別記事にて回答例文も共有しているので、冷静さを強みとする就活生はぜひあわせて目を通してみてくださいね。
強みの種類によって、長所の単語を直接的に含めるものもあれば、別の表現で伝えるようなケースもあるのですね。
もちろん正解不正解が存在するわけではないけどね。目的は強みを端的かつキャッチーに伝えることだから、ゴールから逆算してアイデアを考えるといいよ!
就活キャッチコピーの質を高めるには他己分析に取り組むべき
続いてこの章では、就活キャッチコピーの質を高める秘策を共有していきます。
前章で紹介したような例を参考にしても一定レベルのコピーは作れますが、本質的なことを考えると対策としては不十分なんですよね。
結論、キャッチコピーの質を高めたいなら他己分析に取り組むべきです。
以下では、他己分析の有用性・他己分析の相手がいなくて取り組めていなかった就活生におすすめの無料サービスを共有します。
主観+客観的に分析すると自己理解が深まる
そもそも他己分析とは、他人が自分の性格や価値観を客観的に分析すること。
自己分析とは違い、主観的ではなく客観的に意見をもらうことが最大の特徴です。
自分一人では偏った視点で分析していることが少なくないのですが、第三者からも意見をもらうとより的確に自身を把握できます。
よって他己分析をすると、圧倒的に自己理解が深まるんですよね。
そしてキャッチコピーの質を高める上では、この自己理解を深めることが必須です。
キャッチコピーを考える際はまず自分の強みや価値観を明確化する必要があり、この前提を深くできているどうかでコピーの質も変わってくるんですよね。
また、自己理解を深めると突拍子もない質問に対しても答えを考えやすくなるので、就活全体で考えても他己分析はかなり有効な対策です。
自己分析をしない就活生はほとんどいないですが、他己分析をする就活生もかなり少数なので、差別化を図るためにも取り組む価値が高いですね。
他己分析の相手には就活エージェントが有用
他己分析の有用性はわかっても、実際に行動を起こす人はなかなかいません。
他己分析には自分の性格などを分析する相手が必要であり、この相手としていい感じの人がいなくて諦める就活生が大半なんですよね。
友人や親などに相談するのは何だか気恥ずかしいものですし、かといってそのほかに相談する相手もなかなかいないのではと思います。
有用性を理解しているのに取り組めていないのは本当にもったいないです。
そこで僕がおすすめしたいのが、就活エージェントの存在です。
就活エージェントとは、無料で次のような幅広い支援をしてくれるサービスのこと。
【就活エージェントのサービス内容】
- 就活相談
- 自分に合った求人の紹介
- 選考支援(ES添削や面接対策)
- 企業との面接のセッティング
- 面接後のフィードバック共有
前提として利用者(就活生)の内定獲得までをサポートしているサービスであり、他己分析を希望してももちろん対応してくれるんですよね。
しかも担当者は、数多くの就活生を日常レベルで支援しており知見が豊富。
さまざまな性格や強みを持つ就活生を相手にしているからこそ、客観的なプロの目線で自分の特徴などを的確に分析してくれるんです。
他己分析のほかにも、就活生の希望に応じて条件に合う企業紹介・面接対策などにも対応してくれますよ。
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
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ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
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▼就活エージェント利用者の声
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なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
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なるほど、キャッチコピーの質を高めるには他己分析で自己理解を深めることが重要であり、他己分析の相手として就活エージェントが便利なんですね。
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そもそも就活で聞かれるキャッチコピーとは何なのか?
基本的な情報ですが、キャッチコピーとは何か?についても触れておきますね。
結論、就活で聞かれるキャッチコピーとは「面接官に対して自分を印象づけるために伝える、自分を端的にまとめたうたい文句」のこと。
キャッチコピーではなく、キャッチフレーズといわれることもありますね。
日常で目にする広告や商品パッケージなどにも、短い言葉で人の注意を引くような言葉が書かれているかと思います。
商品やサービスによってはじっくり時間をかけて検討しないものもあるので、短文で興味を持たせたり関心を呼んだりすることが重要なんですよね。
就活キャッチコピーも、大まかな目的はこれらと同様です。
面接官は限られた時間で就活生の個性を把握する必要があるので、キャッチコピーを通して個々人を端的に探ろうとしているわけですね。
よってキャッチコピーを聞かれたのに、長々と答えるのは適していません。
本来の目的を正しく認識して、企業側が求める回答ができるように努めましょう。
キャッチコピーとは何なのか?を知ると、どんな回答を考えるべきかも発想しやすくなるはずだよ!
就活でキャッチコピーを質問する企業側の意図
キャッチコピーとは何なのか?についてさくっと解説しました。
次にこの章では、キャッチコピーを質問する企業側の意図を共有していきます。
質問する側の意図を知っていたほうが、高評価につながりやすい回答を考えやすくなるんですよね。
キャッチコピーの質問に限らず、企業側の意図を把握することは重要ですよ。
キャッチコピーの質問で想定される意図は大きく3つあります。
以下の内容について、順に詳しく見ていきましょう。
【就活でキャッチコピーを質問する企業側の意図】
- 自己分析の深さを探りたい
- 説明能力の高さを探りたい
- 端的にどんな人か把握したい
意図① 自己分析の深さを探りたい
まず考えられる意図は、自己分析の深さを探ることです。
就活に本気で取り組んでいる人や、志望度の高い会社の選考を受けている人は、自然と万全な対策をした上で選考に臨みます。
志望度の高い会社には、圧倒的に自己分析した上で選考に進む人が大半なんですよね。
ゆえに面接全体を通して自己分析の深さを探ることで、自社への本気度を確かめているケースがあるわけです。
そしてキャッチコピーの質問は、自己分析の深さを探る上で相性がよいです。
そもそも自分の強みや価値観が明確でないとコピーは考えられないので、回答の質が低い人は自己理解が浅いと予想できますからね。
この意図を知って危機感を覚えた人は、改めて自己理解を深めるべきかと。
自己理解を深めるにはやはり他己分析が圧倒的に有効なので、就活エージェントなどを使って客観的な意見ももらうことをおすすめします。
意図② 説明能力の高さを探りたい
説明能力の高さを探っている可能性も考えられます。
というのも、社会人になると複数部署や取引先などと協力して業務を進めることになるので、自分の意見や状況を端的に伝えるシーンが多くあるからです。
入社後に確実に必要になるスキルだからこそ、選考時点で能力の有無を探っている企業が多く存在するわけですね。
そしてキャッチコピーの質問は、やはり説明能力の確認に適しています。
自己PRや志望動機などと比べると、どの会社も聞くような定番の質問ではありません。
少し特殊な内容だからこそ論理性も求められるので、キャッチコピーの回答を聞くと説明能力の高さを探れるわけですね。
ただ、事前に対策していればある程度は論理的な回答ができるかと思います。
もちろん普段の生活から簡潔な説明を意識しておくに越したことはないので、本質的な対策がしたい人は意識を改善するとよいでしょう。
意図③ 端的にどんな人か把握したい
3つ目に、端的にどんな人か把握したい意図も考えられます。
企業側は数多くの就活生を相手にしているので、個々人の強みや価値観をできる限り簡潔に理解したいと思っているはずですからね。
そもそもキャッチコピーとは、自分自身を端的にまとめた表現のことでした。
この前提をシンプルに捉えると、端的に人柄などを探っている可能性は十分に考えられるかと。
よってキャッチコピーなのに強みがいまいち伝わらなかったり、イメージが膨らまなかったりする内容は語るべきではありません。
長々とわかりにくい説明はマイナス評価にもつながりかねないので、3つ目の意図も意識した上で回答を考えておきましょう。
やはり強みを端的に把握したい意図があるのですね。自己分析の深さや説明能力を確認する意図があることは、あまり考えられていませんでした…!
マイナス評価につながる回答を語らないためにも、企業側の意図は事前に頭に入れておくといいよ。
刺さる就活キャッチコピー・回答の作り方
続いて本章では、刺さる就活キャッチコピー・回答の作り方を紹介します。
キャッチコピーの例や質問する企業側の意図などを知っても、実際どう考えるべきか困る就活生も少なくないと思いますからね。
キャッチコピーの作り方は、大きく以下の5ステップに分けられます。
各ステップについて、順に詳しく確認していきましょう。
【就活キャッチコピー・回答の作り方】
- 自己分析をして自分の強みや価値観を明確化する
- 会社の貢献につながる長所を1つ決める
- 長所をもっとも発揮した過去の経験を振り返る
- 強みと過去の経験を考慮してキャッチコピーを考える
- 刺さる構成を意識して回答を考える
ステップ① 自己分析をして自分の強みや価値観を明確化する
キャッチコピーを作成する際は、まず徹底的に自己分析する必要があります。
自分の強みや価値観などが不明確な状態では、何を元としてキャッチコピーを考えるべきかが決まらないですからね。
キャッチコピーの質問に限らず、自己理解を深めることは就活全体の基盤となります。
前述した他己分析に取り組むことも含めて、まずは自分自身に対する理解を深めることから始めてみましょう。
現時点で自己理解が甘いと感じる人は、まずは改めてじっくりと自己分析に取り組むことをおすすめします。
自己分析の具体的なやり方は以下の記事でまとめているので、何をすべきかよくわからない人はぜひ参考にしてくださいね。
ステップ② 会社の貢献につながる長所を1つ決める
深く自己理解できたら、自分の強みといえるものが複数見つかるかと思います。
(自分に厳しい人は1つしかないと思うかもしれませんが、少しでも長所と思うものがあればカウントして大丈夫ですよ!)
長所を整理できたら、続いては会社の貢献につながりそうな強みを決めてください。
キャッチコピーとして語る際は1つの強みを軸とするので、会社目線で魅力的な強みを1つだけに決めておく必要があります。
余裕がある人は応募先の会社ごとに使い分けてもいいですが、簡単ではないので一般的な企業全体で役立つ強みを1つ決めておくのがよいかと。
以降の基盤となる内容なので、「企業内での貢献につながりそうか?」をよく考えた上で慎重に決めてくださいね。
ステップ③ 長所をもっとも発揮した過去の経験を振り返る
次のステップは、長所を発揮した過去の経験を振り返ることです。
第2ステップで決めた自分の長所を発揮した過去の経験を整理してみましょう。
キャッチコピーを語る際にはその強みを裏付ける根拠を語る必要があるので、納得感のあるエピソードを用意しておく必要があります。
長年生きていると、さまざまな場面で長所を活用しているはずですよ。
面接官の立場を想像して、評価する側にとってもっともインパクトがありそうな経験を選んでみてくださいね。
ステップ④ 強みと過去の経験を考慮してキャッチコピーを考える
強みと過去の経験が整理できたら、続いてはキャッチコピーを考えましょう。
同じ強みから考えたものでも、キャッチコピーによって受ける印象は異なります。
よって根拠として語る過去のエピソードとの相性を考えた上で、キャッチコピーを考えることが重要なんですよね。
自分の強みが端的に伝わるか・エピソードとの間にギャップがないかなどを考慮して、キャッチコピーを考えてみてください。
まずは思いつきでアイデアをどんどん書き出し、その後組み合わせを変えるなどして候補を絞りこむのがおすすめですね。
ステップ⑤ 刺さる構成を意識して回答を考える
キャッチコピーまで決まったら、実際に回答内容を考えていきます。
キャッチコピーの質問では説明能力の高さも探られているので、論理的な回答ができるように構成も意識することが大切ですよ。
個人的には、次のような文章構成がおすすめです。
【キャッチコピーの文章構成】
- キャッチコピー(+必要に応じて強みの補足)
- 会社にどのように貢献できるか
- 根拠となるエピソード(課題・行動・結果)
- 自分の信条(=なぜその能力を重視しているのか)
- 入社後の抱負
まずは、結論ファーストでキャッチコピーを語ります。
もちろんキャッチコピーだけで強みが伝わるのがベストですが、伝わるか不安な場合は「〇〇に強みがあります」とさらっと補足するのもアリかと。
上記では根拠となるエピソードはもちろん、会社での貢献内容や自分の信条を語るパートも設けています。
これらを語ると採用メリットを直接的に理解してもらえたり、強みがあることの信憑性が増したりするので、余裕があればぜひ語るべきですね。
最後は、入社後の抱負を語って締めるとスマートかと思います。
キャッチコピーをどんな順序で語るべきかあまりイメージできていない人は、ぜひ僕が考える構成を参考にしてみてくださいね。
順番に取り組んでいけば納得度の高いキャッチコピーを作成できるはず。何より自己理解の深さが肝になるから、不安な人は他己分析にも取り組んでみてね。
第1ステップの自己理解が浅いと以降にも悪影響がありそうですね…!改めて自己分析や他己分析をして、まずは自分の本質的な強みを明確化してみます。
就活キャッチコピーでうまくアピールするコツ
次にこの章では、就活キャッチコピーでうまくアピールするコツを共有します。
前章まででも、質の高い回答を作成するための秘訣は多数紹介しました。
ただ、文章のなかでさらっと共有したものもたくさんあるので、多くの情報のなかで流れてしまったものもあるかと思います。
ここでは僕がとくに重要と考えるコツを3つまとめたので、キャッチコピーの質問で高評価を受けるためにも頭に入れておくとよいでしょう。
【就活キャッチコピーでうまくアピールするコツ】
- キャッチコピーだけでなく構成にも力を入れる
- 会社で自分の強みがどう活かせるのかを語る
- 過去のエピソードは数字を使って伝える
コツ① キャッチコピーだけでなく構成にも力を入れる
1つ目は、キャッチコピーだけでなく構成にも力を入れること。
キャッチコピーの対策では、印象的なコピーを考えることに集中しがちです。
しかし企業側の意図としては説明能力の高さを探る目的もあり、論理性も意識しないと自身の強みなどが伝わりにくいんですよね。
よってキャッチコピーに使う表現だけでなく、構成にも力を入れることが重要です。
僕がおすすめするキャッチコピーの文章構成は、前章で紹介したとおりです。
好印象を残すためにどんな構成にすべきかよくわからない就活生は、ぜひ僕が考えるアイデアを参考にしてみてくださいね。
コツ② 会社で自分の強みがどう活かせるのかを語る
会社で自分の強みがどう活かせるのかを語ることも大切ですね。
キャッチコピーの質問に限った話ではなく、企業側は選考全体を通して「自社で活躍できそうか?」を探っています。
いくら「私は〇〇が強みです!」と語られても、それが会社で役立つイメージを持てないと印象には残りにくいわけですね。
よって高評価を受けたいなら、企業側の視点に立って採用した場合のメリットにまでつなげて語ることが有効です。
就活対策に熱心に取り組む人でも、企業側の立場を想像してアピール内容を考えられている人はあまり多くいません。
ほかの就活生と差別化を図るためにも、ぜひこのコツは徹底してみてくださいね。
コツ③ 過去のエピソードは数字を使って伝える
3つ目のコツは、過去のエピソードは数字を使って伝えることです。
数字を使ったほうが具体性が増して、強みに説得力が生まれやすいからですね。
たとえば、「強みを活かして◯◯を改善したことで、前年比1.5倍の成果をあげられました」みたいなイメージです。
2つ目のコツともつながってきますが、数字で表される成果を伝えたほうが「会社で活躍してくれる感」も出やすいんですよね。
よくいわれることですが、数字を用いて語ることはかなり大切です。
数字で説明するのは簡単ではないので妥協しがちですが、本気で就活を成功させたいなら何らかの工夫をしてエピソードを語りましょう。
話の構成が微妙だと、たしかに論理性を感じてもらえなさそうですね。
純粋に自分の強みも伝わりにくいしもったいないよ。流れが決まっていると回答も考えやすくなるし、コピーだけでなく構成にもこだわりを持つといいね。
就活キャッチコピー作成時の注意点
最後に本章では、就活キャッチコピー作成時の注意点を共有します。
これらの注意点を押さえていないと、かえってマイナス評価につながるようなキャッチコピーを作成しかねません。
重要な3つの注意点をまとめたので、最後にさくっと確認していきましょう。
【就活キャッチコピー作成時の注意点】
- 1つのキャッチコピーに複数の強みを含めない
- 直感的に大まかなイメージが伝わるコピーを選ぶ
- 根拠となるエピソードと関連が薄いコピーは採用しない
注意点① 1つのキャッチコピーに複数の強みを含めない
キャッチコピー作成時は、1つの強みだけを含めるようにしましょう。
キャッチコピーでは、端的に自分の強みを伝えることが求められています。
複数の強みを含めてしまうと、自分が伝えたい内容を聞き手がうまく理解できません。
「多くの強みを伝えたほうが魅力的に感じてもらえる」と思う人もいるかもしれませんが、質問に対する回答としては不適切です。
むしろ質問意図を理解していないと思われてマイナス評価につながる恐れもあるので、キャッチコピーで伝える強みは必ず1つに絞りましょう。
注意点② 直感的に大まかなイメージが伝わるコピーを選ぶ
直感的に大まかなイメージが伝わるコピーを選ぶことも大切です。
インパクトを重視すると強みの単語を直接使わないことが多いですが、その意味が伝わらないとそもそも回答として成立しません。
あくまでもキャッチコピーの目的は、端的に自分の強みを伝えることです。
難しい単語や表現を使うのは避けて、結論として最初に伝えた段階で大まかなイメージが伝わるようなコピーを目指しましょう。
注意点③ 根拠となるエピソードと関連が薄いコピーは採用しない
3つ目に、コピーとエピソードの関連性を意識することも大切です。
キャッチコピーでいくらインパクトを与えられても、その後に語るエピソードとの関連性が薄いと面接官は説得力を感じられません。
コピーでの印象を重視すると、エピソードとの関連性がおろそかになりがちなので注意が必要ですね。
この失敗を防ぐ対策としては、強みと過去の経験を先に考えた上でキャッチコピーを検討することが有効です。
キャッチコピーのインパクトだけで高評価につながることはありません。
論理性を感じてもらうためにも、前後のつながりを意識して回答を考えましょう。
冷静に考えると何がよくないかわかるけど、意外とやりがちなミスばかりだよ。これからキャッチコピーを考える人は、ぜひ上記3点に注意して取り組んでみてね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
需要がとくに大きい6パターンでのキャッチコピーの一覧、回答の質を高める秘訣や具体的な作成方法などについて網羅的に解説しました。
就活のキャッチコピーでは、自分の強みを端的に伝えることが求められています。
また、自己分析の深さや説明能力の高さを探っている企業も少なくありません。
ただ、企業側の意図や視点を意識して回答を用意しておけば、むしろキャッチコピーの質問を高評価を受けるチャンスに変えられます。
繰り返し伝えたように他己分析によって自己理解を深めることが肝になるので、自己分析しかできていない人はぜひ客観的な意見ももらってみてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活サイトおすすめランキング【1位〜35位】全100以上から厳選!」も読んでみてください。
100以上のサイトから厳選した上で、僕がとくにおすすめしたい就活支援サービスのみ紹介しています。
他己分析の相手として無料で使える就活エージェントを共有しましたが、ほかにも利用価値の高いサイトはかなり多くあるんですよね。
情報感度の高い就活生はこういった便利なサイトをうまく活用しているので、いまいち使いこなせていない自覚がある人はぜひ目を通してみてくださいね。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- キャッチコピーでは、自分の強みを端的かつ印象的に伝えることが大切である。
- 就活キャッチコピーの質を高めるには他己分析が有効であり、他己分析の相手としては就活生エージェントが有用である。
- キャッチコピーを聞く企業は、自己分析の深さや説明能力を探っている。
- 刺さるキャッチコピーを作成したいなら、まず徹底的に自己理解を深めるべきである。
- キャッチコピーの回答で高評価を得たいなら、全体の構成にもこだわるべきである。