就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マンです!
「団体職員はやめとけって本当?」
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
確かに、ネット上では団体職員について「やめとけ」という声も聞こえてきます。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
今回は、団体職員が本当にやめておいたほうがいい職業なのか、その真相に迫っていきます。
また、団体職員の仕事の特徴や、メリット・デメリットも同時にお伝えしていくので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
団体職員について気になっているんですが、ネットの情報だけだと本当のところがわかりません。客観的な情報が欲しいです。
そうだね!ネットの情報だけじゃなくて、客観的なデータや実際の団体職員の声も交えながら、団体職員の本当の姿を一緒に見ていこう!
- 団体職員とは?
- 団体職員が「やめとけ」と言われる5つの理由
- 団体職員になるメリット
- 団体職員のデメリット
- 団体職員に向いている人・向いていない人
- 団体職員を目指す際の注意点
- まとめ:団体職員は本当に「やめとけ」なのか?
団体職員とは?
まずは、団体職員とはどのような仕事なのか、簡単に見ていきましょう。
団体職員とは、各種団体(協会、組合、財団法人、社団法人など)で働く職員のことを指します。
仕事内容は団体の目的や性質によって変わってきます。
ただ、一般的には以下のような業務が主です。
【団体職員の主な業務】
- 会員管理・サポート
- イベントや研修の企画・運営
- 広報活動
- 調査・研究
- 渉外活動
団体の規模や種類によって仕事の内容や範囲は大きく異なりますが、多くの場合、社会や特定の業界の発展に寄与する仕事に携わることになります。
団体職員は幅広い業務を担当するんですね。社会や業界の発展に貢献できる仕事なんだとわかりました。
そうだね!団体職員の仕事は多岐にわたるし、社会的な意義も大きいんだ。でも、なぜ「やめとけ」と言われることがあるのか、その理由を見ていこう!
団体職員が「やめとけ」と言われる5つの理由
ネット上で団体職員が「やめとけ」と言われる理由はいくつかあります。
ここでは、主な理由を5つ挙げて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
【団体職員が「やめとけ」と言われる理由】
- 給与水準の低さ
- キャリアパスの不透明さ
- 業務の非効率性
- 組織の古い体質
- 社会的認知度の低さ
① 給与水準の低さ
まず1つ目の理由は、給与水準の低さです。
多くの団体は非営利組織であるため、一般企業と比べて給与水準が低いケースが多いんですよね。
国税庁の「令和4年民間給与実態統計調査」によると日本の平均年収は458万円ですが、団体職員の多くは平均年収を下回るとされています。
ただし、団体の規模や種類によって給与水準は大きく異なります。
大規模な業界団体や、政府系の団体では比較的高い給与水準のケースもあります。
② キャリアパスの不透明さ
2つ目の理由は、キャリアパスの不透明さです。
団体の規模が小さかったり組織構造が固定的だと、昇進や昇格の道筋が見えにくいことがあります。
また、専門性を高める機会が限られる、他業界へのキャリアチェンジが難しいといった点も懸念されがちです。
しかし、近年では多くの団体が人材育成やキャリア形成に力を入れ始めています。
また、団体での経験を活かして、関連業界へ転職するケースも増えてきています。
③ 業務の非効率性
3つ目の理由は、業務の非効率性です。
特に古くからある団体では、慣習や前例を重視するあまり、非効率な業務プロセスが残っていることがあります。
たとえば、メールやPDFではなく絶対に書類でやり取りをしたり、意思決定までのプロセスが長いなど。
ただし、多くの団体が業務改善やデジタル化に取り組み始めています。
特に若手職員が中心となって、効率化を進めている団体も増えてきています。
④ 組織の古い体質
4つ目の理由は、組織の古い体質です。
長い歴史を持つ団体では、保守的な組織文化が根付いていることがあります。
組織体質が古いと、年功序列を重視していたり新しい斬新なアイデアはなかなか受け入れてもらえない、男女によって業務に差があるといった問題が出てきやすいです。
ただ、この点についても社会の変化に対応するため、多くの団体が組織改革に取り組んでいます。
ダイバーシティの推進や、若手の登用を積極的に行う団体も増えてきています。
⑤ 社会的認知度の低さ
5つ目の理由は、社会的認知度の低さです。
一般企業と比べて、団体の名前や活動内容が広く知られていないことが多いです。
そのため、そもそも就職活動をするときに団体の情報を集めにくかったり、転職するときにも評価されづらいといった問題点が挙げられます。
ただし、近年ではSNSなどを活用した情報発信に力を入れる団体も増えているため、これらの問題点についても解消に向かっているでしょう。
また、社会課題の解決に取り組む団体への注目度も高まってきています。
団体職員が「やめとけ」と言われる理由がよくわかりました。確かにいくつかの課題がありますが、改善の動きも見られるんですね。
その通りだね!団体職員の仕事には確かに課題もあるけど、多くの団体が改善に取り組んでいるんだ。次は、団体職員になるメリットを見ていこう!
団体職員になるメリット
ここまで団体職員が「やめとけ」と言われる理由を見てきましたが、同時に多くのメリットもあります。
ここでは、団体職員になるメリットを5つ紹介します。
【団体職員になるメリット】
- 社会貢献度の高い仕事ができる
- 安定した雇用
- ワークライフバランスの取りやすさ
- 幅広い経験を積める
- 人脈形成の機会が多い
① 社会貢献度の高い仕事ができる
団体職員の最大のメリットは、社会貢献度の高い仕事ができる点です。
多くの団体は、特定の業界や社会全体の発展を目的としています。
そのため、自分の仕事が社会に直接的な影響を与えていることを実感しやすいです。
具体的には以下のような貢献ができます。
【団体職員の社会貢献例】
- 業界全体の発展に寄与する政策提言
- 中小企業や個人事業主のサポート
- 環境保護や社会福祉の推進
- 文化・芸術の振興
この社会貢献度の高さは、仕事のやりがいや満足度につながる大きな要因となります。
「将来は社会貢献ができる仕事に就きたい!」という人は、就職先として団体職員を視野に入れるのもおすすめです。
② 安定した雇用
2つ目のメリットは、安定した雇用です。
多くの団体は長期的な視点で運営されており、急激な景気変動の影響を受けにくい傾向があります。
安定した雇用があることで、長期的なキャリアプランも立てやすくなりますし、生活設計もしやすく精神的な安心感にも繋がりますね。
特に、景気変動の激しい現代社会において、この雇用の安定性は大きな魅力と言えます。
③ ワークライフバランスの取りやすさ
3つ目のメリットは、ワークライフバランスの取りやすさです。
多くの団体は、一般企業と比べて労働時間が短く、休暇も取得しやすい傾向があります。
【ワークライフバランスのメリット】
- 定時退社が多い
- 有給休暇が取得しやすい
- 育児・介護との両立がしやすい
- 自己啓発の時間が確保しやすい
このワークライフバランスの良さは、家庭生活を大切にしたい人や、副業・兼業を考えている人にとって嬉しいポイントですね。
④ 幅広い経験を積める
4つ目のメリットは、幅広い経験を積めることです。
団体職員は、様々な業務に携わる機会が多いです。
よって、多様なスキルを身につけることができるのもメリット。
具体的には以下のような経験を積むことができます。
【団体職員が積める経験例】
- イベント企画・運営
- 広報・PR活動
- 調査・研究
- 渉外・折衝
- 政策提言
これらの幅広い経験は、将来的なキャリアの選択肢を広げることにつながります。
⑤ 人脈形成の機会が多い
5つ目のメリットは、人脈形成の機会が多いことです。
団体職員は、会員企業や関係機関、政府機関などと幅広く交流する機会があります。
人脈が広げやすいことで、最新の業界動向を把握できたり、キャリアアップ・将来の転職につながるきっかけにも繋がります。
この豊富な人脈は、団体職員の大きな財産といえますね。
団体職員になるメリットがよくわかりました。社会貢献度の高さやワークライフバランスの良さは魅力的ですね。
そうだね!団体職員の仕事には、一般企業とは異なる魅力がたくさんあるんだ。自分の価値観や希望するキャリアと照らし合わせて、判断することが大切だよ。次は、団体職員のデメリットについて見ていこう!
団体職員のデメリット
団体職員には多くのメリットがある一方で、デメリットもあります。
ここでは、団体職員のデメリットを5つ紹介します。
【団体職員のデメリット】
- 給与水準の低さ
- キャリアアップの機会の少なさ
- 業務の単調さ
- 組織の硬直性
- 社会的認知度の低さ
① 給与水準の低さ
前述の「やめとけ」と言われる理由でも触れましたが、多くの団体では給与水準が一般企業と比べて低い傾向にあります。
給与に関するデメリットは、以下のとおり。
【給与に関するデメリット】
- 初任給が低めに設定されている
- 昇給幅が小さい
- 賞与が少ない、または無い場合もある
ただし、団体の規模や種類によって給与水準は大きく異なります。
また、給与以外の待遇(休暇制度、福利厚生など)が充実している場合も多いです。
気になる団体があれば、給与だけでなくその他の条件もチェックすることをおすすめします。
② キャリアアップの機会の少なさ
2つ目のデメリットは、キャリアアップの機会が少ない点です。
団体のキャリアアップに関するデメリットには、以下のようなものがあります。
【キャリアアップに関するデメリット】
- 管理職ポストが限られている
- 専門性を高める機会が少ない
- 他業界へのキャリアチェンジが難しい
ただし、先述のとおり最近は人材の育成に力を入れている団体も増えています。
人材育成についてどんな取り組みをしているのかも、ぜひ確認しておくと良いですよ。
③ 業務の単調さ
3つ目のデメリットは、業務が単調になりやすい点です。
とくに小規模な団体では、担当業務が固定化されやすく、同じような仕事の繰り返しになることがあります。
業務が単調なことのデメリットは、以下のとおり。
【業務の単調さに関するデメリット】
- 新しいチャレンジの機会が少ない
- スキルアップが難しい
- 仕事のモチベーションが下がりやすい
ただし、団体の規模や種類によっては、多様な業務に携わる機会も多くあります。
自ら積極的に新しい仕事に挑戦する姿勢が重要です。
④ 組織の硬直性
4つ目のデメリットは、組織の硬直性です。
長い歴史を持つ団体では、保守的な組織文化が根付いていることがあり、新しいアイデアや変革が受け入れられにくい場合があります。
【組織の硬直性に関するデメリット】
- 意思決定プロセスが遅い
- 新しい取り組みが行いにくい
- 年功序列の傾向が強い
ただし近年は、若手職員の意見を積極的に取り入れるなど組織改革に取り組んでいる団体も増えてきています。
⑤ 社会的認知度の低さ
5つ目のデメリットは、社会的認知度の低さです。
一般企業と比べて、仕事の内容や意義が理解されにくいことがあります。
しかし先述のとおり、最近はSNSなどを活用して発信している団体も増えているため、社会的な認知度も高まりつつあります。
団体職員のデメリットもよくわかりました。給与やキャリアアップの面で課題があるんですね。でも、改善の動きも見られるようです。
その通りだね!団体職員の仕事には確かに課題もあるけど、多くの団体が改善に取り組んでいるんだ。メリットとデメリットを比較しながら、自分に合っているかどうか判断することが大切だよ。
団体職員に向いている人・向いていない人
ここまで団体職員のメリットとデメリットを見てきました。
では、どのような人が団体職員に向いているのでしょうか?
また、向いていない人はどのような特徴があるでしょうか?
以下に、団体職員に向いている人と向いていない人の特徴をまとめました。
団体職員に向いている人
【団体職員に向いている人の特徴】
- 社会貢献に強い関心がある
- 安定した職場環境を求めている
- ワークライフバランスを重視している
- 幅広い業務経験を積みたい
- 人とのコミュニケーションを大切にする
- 粘り強く、長期的な視点で仕事に取り組める
特に、社会や特定の業界の発展に貢献したいという強い思いを持つ人にとっては、団体職員は非常にやりがいのある仕事となるでしょう。
団体職員に向いていない人
【団体職員に向いていない人の特徴】
- 高収入を最重視している
- 急激なキャリアアップを望んでいる
- 常に新しいことにチャレンジしたい
- 組織の制約を嫌う
- 成果主義的な評価を求める
- 専門性を極めたいと考えている
特に、競争的な環境で自己実現を図りたい人や、急速な成長を遂げるベンチャー企業で働きたい人には、団体職員の仕事は物足りなく感じる可能性があります。
ただし、これらはあくまで一般的な傾向です。
団体の規模や種類によって、求められる人材像は大きく異なります。
また、個人の価値観や生活環境によっても、適性は変わってきます。
気になる団体があれば、企業研究を徹底的に行なった上で自分の価値観や適正に合っているのかを判断しましょう。
団体職員に向いている人、向いていない人の特徴がわかりました。自分の性格や価値観と照らし合わせて考える必要がありそうですね。
その通りだよ!自分自身をよく知り、団体職員の仕事の特徴とマッチしているかどうかを慎重に検討することが大切だね。次は、団体職員を目指す際の注意点を見ていこう!
団体職員を目指す際の注意点
団体職員を目指す場合、以下の点に注意する必要があります。
【団体職員を目指す際の注意点】
- 団体の性質や目的をよく理解する
- 給与水準や福利厚生を確認する
- キャリアパスを確認する
- 業務内容を具体的に把握する
- 組織文化や雰囲気を知る
① 団体の性質や目的をよく理解する
団体にはさまざまな種類があり、それぞれ目的や活動内容が異なります。
志望する団体の性質や目的をよく理解し、自分の価値観と合致しているか確認することが重要です。
団体の公式ウェブサイトや年次報告書、活動報告書などを通じて、団体の使命やビジョン、活動内容を把握しましょう。
② 給与水準や福利厚生を確認する
前述の通り、団体職員の給与水準は一般企業と比べて低い傾向にあります。
しかし、団体によって大きく異なるため、具体的な給与水準や昇給制度、福利厚生などを確認することが重要です。
求人情報や団体のウェブサイト、OB・OGへの聞き取りなどを通じて、具体的な待遇を把握しましょう。
③ キャリアパスを確認する
団体職員のキャリアパスは、一般企業と比べて不透明な場合があります。
志望する団体でどのようなキャリアパスが用意されているか、事前にきちんと確認しておきましょう。
団体のキャリアパスは、人事担当者やOB・OGに質問してみると具体的な回答を得られますよ!
④ 業務内容を具体的に把握する
団体職員の業務は多岐にわたります。
志望する団体でどのような業務を担当することになるのか、具体的に把握することが重要です。
可能であれば、インターンシップやOB・OG訪問を通じて、実際の業務内容や一日の流れを確認できると、就職後のイメージを持ちやすくなります。
⑤ 組織文化や雰囲気を知る
団体の組織文化や雰囲気は、働きやすさに大きく影響します。
志望する団体の組織文化や職場の雰囲気を知ることが重要です。
説明会や面接時の質問、OB・OGへの聞き取りなどを通じて、組織の雰囲気や働き方の特徴を把握しましょう。
団体職員を目指す際の注意点がよくわかりました。事前にしっかりと情報収集をして、自分に合っているかどうか見極める必要がありそうですね。
その通りだよ!団体職員の仕事は、一般企業とは異なる特徴があるからこそ、慎重に検討することが大切なんだ。十分な情報収集と自己分析を行って、自分に合った進路を選んでほしいね。
まとめ:団体職員は本当に「やめとけ」なのか?
結論から言えば、団体職員は決して「やめとけ」と一概に言える仕事ではありません。
確かに課題はありますが、同時に多くのメリットもあり、個人の価値観や希望するキャリアによっては非常に魅力的な選択肢です。
団体職員の主なメリットとデメリットを改めて整理すると、以下のようになります。
【団体職員のメリット】
- 社会貢献度の高い仕事ができる
- 安定した雇用
- ワークライフバランスの取りやすさ
- 幅広い経験を積める
- 人脈形成の機会が多い
【団体職員のデメリット】
- 給与水準の低さ
- キャリアアップの機会の少なさ
- 業務の単調さ
- 組織の硬直性
- 社会的認知度の低さ
これらのメリットとデメリットを十分に理解した上で、自身の価値観やキャリアプランと照らし合わせて、団体職員への就職を判断しましょう。
「社会や特定の業界の発展に貢献したい」「安定した環境で働きたい」「ワークライフバランスを重視する」方であれば、団体職員を視野に入れるのはおすすめです。
一方で、高収入や急激なキャリアアップ、常に新しいチャレンジを求める方にとっては、物足りなさを感じる可能性があります。
最終的な判断は、あなた自身の価値観やキャリアプランに基づいて行う必要があります。
十分な情報収集と自己分析を行い、自分に合った職業を選んでください。
団体職員について、メリットとデメリットの両面がよくわかりました。自分の価値観やキャリアプランとよく照らし合わせて判断する必要がありそうですね。
その通りだよ!団体職員という選択肢を「やめとけ」と一概に否定するのではなく、自分にとってどうなのかをしっかり考えることが大切なんだ。十分な情報収集と自己分析を行って、自分らしいキャリアを選んでいってほしいね。
- 団体職員には「やめとけ」と言われる理由があるが、同時に多くのメリットもある。
- 社会貢献度の高さや安定性、ワークライフバランスの良さが主なメリット。
- 給与水準の低さやキャリアアップの機会の少なさが主なデメリット。
- 団体職員は個人の価値観や希望するキャリアによっては魅力的な選択肢となり得る。
- 十分な情報収集と自己分析を行い、自分に合った職業を選ぶことが重要。
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