就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
就活攻略論では就活3大質問の攻略法に力を入れています!
(3大質問:自己PR、志望動機、学生時代に最も力を入れたこと)
その中でも、面接官が最初に読むのが「自己PR」ですね。
自己PRを読むことで、その学生がどんな強みを持った人材なのか?
更にはその文章力から、どのぐらいの能力があるか測ることができます。
(文章がしょぼすぎると、能力が低そうだなと評価されるのが当然...。)
そんな重要な自己PRのうち、特に「サークル活動」を軸にアピールする方法を今回は解説しますね!
サークル活動を題材に自己PRを作成しようと思っていたので助かります!
サークル活動は多くの就活生が題材にするから、うまく差別化できるように作成することが重要だよ!
自己PRでサークル活動をアピールする例文
では早速、サークル活動を題材にした自己PRの例文を見せます。
例文を紹介してから、次の章にてその作成法を詳しく解説していきますね!
【例文】
「私は、相手の立場に立って常に考える共感力によって貴社に貢献します。
私が志望する営業職は、相手がどんな悩み、ニーズを持っているのかをまずは明確化することが重要だと考えており、それを相手の立場に立って考えることで信頼を生み、同時に利益を生みます。
具体的にこの共感力を発揮した経験が大学時代にあります。
私はボランティアサークルに所属していたのですが、そこでは「大学生がどんなボランティアに参加するのが最も喜ばれるのか?」ということを常に課題としていました。
その時に、自分がボランティアに参加する他の方々の立場だったら、「孫と一緒にボランティアできることが楽しい」と感じるのではないかと考え、お年寄りの参加者が多い河川敷でのゴミ拾いに積極的に参加。
結果として、他のボランティア参加者さん達のリピート参加率を上げることができ、サークルメンバーも参加者の方々との交流を楽しんでいました。
私がこれほどまでに共感力を重視するのは、「相手の立場に立ってこそどんな問題も解決できる」という信念を大事にしているからです。
御社に入社したら、この共感力によって1つでも多くの悩みを解決し、同時に売上を最大まで作ることをお約束します。(517字)」
この例文を面接官の立場に立って読んでみてください。
どうでしょうか?
きっと、「この子は共感力によって、お客様の立場に立った営業ができそうだな」と思いますよね。
このようにアピールしたい能力を相手にピンポイントで伝えるための文章のコツを取り入れています。
次の章から作成方法を詳しく解説していきますね。
またその他の自己PRの例文については、別記事で20例紹介しています。
この記事を読んで作成法を理解したら、ぜひ併せて読んでくださいね。
評価される自己PRの文章構成
先程の例文は、実は「決まった文章構成」に沿って作成しています。
この文章構成は、僕が就活生の時に作ったもの。
次の5ステップによって評価される自己PRを誰でも書けるようになりますよ!
①貢献できる能力を書く
②具体的な貢献内容を書く
③根拠となるエピソード(課題・行動・結果)を書く
④自分の信条を書く
⑤入社後の豊富を書く
①貢献できる能力を書く
そもそも自己PRとは、自分がその会社とうまくやっていくために「どう貢献できるのか」を提示するものです。
よってまずは自分がその会社に貢献できるとした根拠となる能力を提示する必要があります。
冒頭はとにかく結論ファーストで!
どんな文章を書く時も必ず「結論ファースト」を心がけてください。
今回も「この能力によって御社に貢献しますよ!」という能力を冒頭で提示することによって、読み手が一発であなたの能力を理解することができるようになります。
【例文】
「私は、相手の立場に立って常に考える共感力によって貴社に貢献します。」
②具体的な貢献内容を書く
次にその能力が「その会社でどう役立つのか、どう貢献できるのか、 どう利益を上げるのか」を提示することで、読み手に貢献してくれているイメージを植え付けることができます。
しかし、ほとんどの就活生はただ単に「◯◯の能力があります」とだけ話します。
それだと「え?その共感力ってそんな重要なの?」と思われて終了。
面接官は自分がアピールしたいことをすべてその通りに受け取ってくれません。
こちらから「こう利益を出すんですよ!」と詳しく説明してあげましょうね!
【例文】
「私が志望する営業職は、相手がどんな悩み、ニーズを持っているのかをまずは明確化することが重要だと考えており、それを相手の立場に立って考えることで信頼を生み、同時に利益を生みます。」
③根拠となるエピソード(課題・行動・結果)を書く
ここまで「自分が貢献する能力」と「その能力によってどう貢献できるのか」を提示できましたよね。
ここで面接官が思うことは、「君さ、本当にその能力持ってるの?」ということです。
つまり、自身が持つ能力の根拠を示す必要があるんですよね。
この根拠としてエピソードを提示しましょう。
今回の場合は、このエピソードがサークル活動になります!
エピソードは3点セットで話そう
そしてこのエピソードを話す時のポイントは、「課題・行動・結果」の3点を揃えることです。
「こんな課題がありまして、こう行動して、結果こうなりました」という流れが一番頭に入ってきやすい。
漫画のワンピースに例えてみましょうか。
「ワンピースという財宝が欲しい」という課題がある。
「ワンピースを巡って様々な敵を倒し進む」という行動を取る。
「ワンピースを手に入れてハッピー?」という結果になる。
物語はこのように、課題・行動・結果がセットなんですよね。
自分が持つ能力の根拠となるエピソードをこの3点セットで語るようにしましょう!
【例文】
「具体的にこの共感力を発揮した経験が大学時代にあります。
私はボランティアサークルに所属していたのですが、そこでは「大学生がどんなボランティアに参加するのが最も喜ばれるのか?」ということを常に課題としていました。
(〜課題)
その時に、自分がボランティアに参加する他の方々の立場だったら、「孫と一緒にボランティアできることが楽しい」と感じるのではないかと考え、お年寄りの参加者が多い河川敷でのゴミ拾いに積極的に参加。
(〜行動)
結果として、他のボランティア参加者さん達のリピート参加率を上げることができ、サークルメンバーも参加者の方々との交流を楽しんでいました。
(〜結果)」
④自分の信条を書く
次に僕がおすすめするのが、「信条」を入れることです。
この信条とは「自分が大切にする考え方や教訓」のことですね。
これを導入することで、文章がグッと締まります。読みやすくなる。
更には自身の持つ能力に対する、思いの強さをアピールできるので、それが根拠の1つもなるんですよね。
(「こいつ、この能力に対してこんなに強い思いを持っているのか!!!」と読み手は思います。)
【例文】
「私がこれほどまでに共感力を重視するのは、「相手の立場に立ってこそどんな問題も解決できる」という信念を大事にしているからです。」
⑤入社後の豊富を書く
最後は「入社後の豊富」を書くことで、文章を締めます。
ここでのポイントは文末を「断定」にして、強気に発言することです!
僕は新卒には勢いが大事だと思っています。
「絶対に〜します」「〜することを約束します」と、少し生意気なぐらいが勢いがあってちょうど良い。
文末は断定!推定は頼りない!
「〜しようと思います」「〜だと思います」という推定で文末を締めると、ちょっと頼りないですよね。
別に「約束します!」と言って、達成できなくてもいいんですよ。大事なのは心持ち。勢いです!
【例文】
「御社に入社したら、この共感力によって1つでも多くの悩みを解決し、同時に売上を最大まで作ることをお約束します。」
ここで紹介した自己PRの書き方ですが、更に詳しくは別記事で書きました。
理解ができなかった部分がある人は、そちらを参考に作成してくださいね!
【超重要】就活生向けの企業選びの最適解
ここまでサークル活動を自己PRに落とし込む方法を紹介してきました。
僕は就活の成功は「自己分析」と「企業選び」の2つが決めると考えているのですが、就活では特に企業選びに迷いますよね。
そこで僕が考える企業選びの最適解を図でまとめてみました。
エントリーする企業を探す方法としてやっぱり最適なのは「求人サイト+就活エージェント+逆求人サイト」の3本柱ですね。
求人サイトは自分で探す一方で、就活エージェントと逆求人サイトは1度登録してしまえば、あとは自動的に企業との繋がりを持つことができます。
▼求人サイトのおすすめ
※マイナビとリクナビは企業数が多すぎるので検索条件で厳しく絞り込むのが重要。
▼就活エージェントのおすすめ(※2つ以上利用して合う担当者だけ継続利用)
ミーツカンパニー就活サポート、キャリアチケット、キャリアパーク就活エージェント
※これらは保有求人数が多くて実績のある大手が運営会社なので利用するならまずは上記あたりが良い。良い担当者にあたると質の高いES添削や面接対策も受けられるので一石三鳥。微妙な担当者は即切りすべき。
▼逆求人サイトのおすすめ(※2つ以上利用してスカウト数を増やす)
※まずはこの2つを登録、プロフィールはどちらかのをコピペでいける。
上記の3本柱で企業との接点を獲得しつつ、気になる企業があれば、必ず口コミサイトでリアルな職場の状況を確認するようにしてください。
そして最後に最も大切なのが、最終面接まで進んだ企業、または内定を獲得した企業に対して「本当にここに入社すべきか」という確認のために、人事以外の社員に話を聞く機会を、人事にお願いして設けるようにしてください。
現場の社員さんに話を聞くことで(特に残業時間や人間関係、仕事内容など)、入社後のギャップを減らすことができて、企業選択の精度を大幅に上げることができます!
(正直面倒な作業だけど、入社後のギャップに後から苦しむよりだいぶマシ!)
以上の方法を1つの企業選びの軸として、ぜひ運用してみてください!
加えて、企業選びと同じぐらい重要な「自己分析のやり方」は下記の記事でマンガで解説しているので絶対に読んで自己理解を深めてください。
(自己理解を深めることが、企業選びと選考対策の精度を上げる基盤なので!)
» マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】
サークル活動をうまく自己PRするコツ
サークル活動を題材にした自己PRの作成方法がわかりましたか?
ここでは、うまく自己PRするためのコツを少しお話します。
僕はこれまで数百人以上のエントリーシートを見てきました。
その中で9割の人が「サークル」または「アルバイト」を題材にしがちです。
よってサークルの説明を長ったらしく書いても差別化できません。
面接官からしたら「こいつもサークルか」と思われるだけですからね!
そこで意識すべきは、先程説明した「課題・行動・結果」を完結に説明すること!
そして、その次の「信条」の深さです!
信条の深さとは読み手の「なるほど!」の声の大きさ
信条の深さとは、読み手が読んだ時に「なるほどね!」とどれだけ共感してくれるかです。
教訓を読んだ時に「なんだよ、この教訓」って思われたら意味ないですよね?
ぜひこの信条はよく考えて、読み手を「なるほど!」とうならせるものを考えてください。
そうすることによって、自身の持つ能力を最大限に伝えることができますからね!
たしかに「信条」の部分の納得度が高いと、評価したくなりますね。
そうなんだよ。この信条は僕のオリジナルだし、書く人は少ないから差別化に繋がるよ!
自己PRとしてサークル活動をアピールする際の注意点
それではこの記事の最後に、サークル活動を自己PRとしてアピールする際の注意点を2つ紹介していきます。
自分が作成した自己PRがこれらに当てはまらないかチェックしてくださいね!
注意点① 複数の能力を無理にアピールしないようにすること
まず自己PRでは複数の能力をアピールするのはおすすめしません!
そもそも選考って、エントリーシートと面接を合わせてもそこまで多くの情報を相手に与えることはできない。
それなのに、自己PRだけで複数の能力を詰め込んでしまうと「結局どういう能力がある人なの?」と読み手に思われてしまうんですよね。
よって自己PRとしてアピールするのは1つの能力に絞りましょう。
そうすれば、冒頭から「自分には◯◯の能力があります」と宣言し、分かりやすくすることができます。
根拠となるエピソードも1つの能力の証明をすれば良いだけですよね。
更には「信条」も1つの能力だけをアピールするからこそ書くことができますから。
たしかに色々なことをアピールしようと詰め込みがちですよね。
それだけ結局何も伝わらないからね。自己PRで伝えるのは1つに絞って、他の能力は他の質問で答えると良いよ!
注意点② サークル長だと嘘をつく必要はない
次にサークル活動について書こうとすると、サークル長だと嘘をつく人が続出します。
嘘をつくと、質問で深堀りされた時にボロが出てしまうのでNG。
ほとんどの人が「サークル長をやっていた方が評価される」と思っていますが、サークル長をやっていたことよりも、重要なことは自分の持つ能力の伝え方です。
サークル長じゃなくても積極性やリーダーシップは十分にアピールすることができる。
よって無理に嘘をついてサークル長だとアピールすることはやめましょうね!
まとめ
本日の記事はいかがだったでしょうか!
自己PRとしてサークル活動をアピールする方法がわかりましたか?
自己PRはほとんどの企業で聞かれる質問。
だからこそ、特に時間をかけて作るべきですし、内容を常に深堀りして読み手が納得する文章にすることが重要になります。
本日の記事で紹介した文章の作り方をマスターして、読み手にあなたの能力をしっかり伝えられるようになることを心から願っています!
今日も読んでくれてありがとう。
君の就活はきっとうまくいく。