今回の記事では、大学中退はやばいのか?という疑問についてバシッと解説します!
(大学を中退して就職がヤバい人向けの対策も合わせて共有するよ!)
こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
(このブログ以外にも、僕を含めた編集部が企業を厳選した求人サイト「ホワイト企業ナビ」の運営も開始しました! » 求人一覧を見る)
大学生活に意味を感じられなかったり、ほかにやりたいことがあったりすると、大学を中退するという選択肢を考えるものです。
しかし世間的に大学中退はよくないことといったイメージがあるため、実際やめようと思ってもやばいことなのか?と判断に迷いますよね。
結論、個人的には何となくで大学を中退するのは基本避けるべきと考えています。
とはいえ事情は個々人によって異なると思うので、もっとさまざまな側面から大学中退を考えた上で最終的な決断を下すことが重要です。
そこでこの記事では、まず大学中退で就職がヤバい人向けに対策をお伝えします。
その上で、一般的に大学中退がやばいといわれる理由や結論として実際どうなのか?という疑問に回答していくので、ぜひ最後までご覧ください。
大学を中退するとなぜやばいのか、中退後はどうやって就職するのか気になります。
やはり大学中退は就職に与える影響が大きいんだよね。だからこそ、大学中退者向けの就職方法を知る必要があるんだ。
- 大学を中退して就職がやばい人におすすめの対策
- 大学中退がやばいといわれる3つの理由
- 【結論】大学中退がやばいかどうかは何を大切にしたいかで変わる
- そもそも大学中退者の割合はどのくらいなのか?
- 大学中退を本気で迷っている学生に提示したい選択肢
- 大学を中退するなら事前にやっておくべきこと
- 本記事の要点まとめ
大学を中退して就職がやばい人におすすめの対策
まず、大学を中退した人が最も悩むのは就職活動についてですよね。
大学を中退してしまったため、大卒扱いにはならず、どのように今後動いていくべきか不安な人も多いかと思います。
そこでこの章では、大学を中退して就職がやばい人向けに、これからすべきおすすめの対策を共有します。
結論、大学中退後の就活をするなら就活サイトが非常に有用です。
【大学中退後の就職で就活サイトが有効な理由】
- 中退した場合の就職先の候補を教えてもらえる
- キャリア形成のプロが客観的なアドバイスをくれる
理由① 中退した場合の就職先の候補を教えてもらえる
1つ目の理由は、中退した場合の就職先の候補を教えてもらえることです。
前提として就活サイトは就活支援に特化しており、数多くの企業とつながっているので、個々人の希望条件を伝えると相性のよい求人を紹介してくれます。
そのため通常の就活をする上でもかなり有用な存在なんですが、大学中退後の就活でもかなり役に立つんですよね。
というのも「もし大卒という肩書がなかったらどんな会社にエントリーできるか」という情報も集められるからです。
条件に合った会社を紹介してくれるということは、その条件に「大学中退」という情報を加えた場合にも対応できるということ。
つまり自身の考えを伝えると、大学を中退した場合に入社を目指せるような会社の候補を把握できるわけです。
もちろん興味がなければ実際の選考に進む必要はないので、単に情報を集めるために使ってみるのもありかと。
大学を中退すると就活で不利などといわれますが、実際どのくらいの影響があるのかまで把握している人は多くありません。
自分の想定内であれば大学中退も現実的な選択肢に入ってくるので、判断材料を増やすためにも情報を集める価値はあるといえるでしょう。
理由② キャリア形成のプロが客観的なアドバイスをくれる
2つ目の理由は、キャリア形成のプロが客観的なアドバイスをくれることです。
就活サイトは、求人紹介だけでなく選考支援や悩み相談にも対応しています。
しかも悩み相談などに乗ってくれるのは、就活支援を専門業務とするプロのキャリアアドバイザーであり、キャリアに関する知見が豊富です。
ゆえに大学中退者のキャリア事情などにも詳しく、自分の今後のビジョンや現在の状況などを話すと客観的なアドバイスをくれるんですよね。
周囲の人に大学中退の話をしたくても、実際に中退経験がない人では本質的に自分に寄り添った回答はもらえないものです。
その点で大学中退者の進路にも携わっているプロからアドバイスをもらえる就活サイトは、有用な存在といえるでしょう。
大学中退者におすすめの就活サイト
とはいえ、具体的にどのサイトを利用すべきか疑問に思った人もいるでしょう。
世の中には非常に多くの就活サイトが存在するので、大学中退者の支援にも強い評判の優れたサービスを利用することが重要です。
結論、大学中退後の就活には「就職Shop」と「UZUZ(ウズウズ)」を利用するのがおすすめです。
これらはいずれも利用者の評判が優れており、大学中退者を対象とするような求人も数多く扱っているんですよね。
大手でも質の低いサービスを提供するものは少なくないので、知名度ではなく利用者の評判を重視して登録サイトを選ぶことが大切ですよ。
求人数が少ないと就職先の候補として提示してもらえる企業も少なくなるので、保有求人の多さも重要な要素です。
ここでは各サービスの詳細な説明は省きますが、大学中退者におすすめの就活サイトについては以下の記事で詳しく解説しています。
もちろん「就職Shop」と「UZUZ(ウズウズ)」も記事内で紹介しているので、少しでも興味のある人はぜひあわせて目を通してみてください!
大学中退後の就職には、就活サイトの活用が便利なんですね。
まさにそのとおり。ここで紹介したサービスはいずれも完全無料で使えるから、気軽な気持ちで登録してみるといいよ!
大学中退がやばいといわれる3つの理由
では次に、一般的に大学中退がやばいといわれる理由を共有していきます。
大学中退に対する考えに限らず、一般論の納得性が高いことは少なくありません。
しかし価値観は人によって異なるので、最終的な判断は各々が大切にする軸に沿ってすべきです。
そして自分にとって最適と思う判断をする際には、一般的な考えも踏まえて結論を下すとより将来的に後悔することを避けられます。
ここでは代表的な3つの意見をまとめたので、大学中退に対する一般論を把握しておくためにもまず頭に入れておきましょう。
【大学中退がやばいといわれる3つの理由】
- 途中で逃げ出すようなイメージを持たれるから
- 最終学歴が高卒になり就職時などに不利に働くことがあるから
- 大卒者と比べて生涯賃金が6,000〜7,000万円低くなるから
理由① 途中で逃げ出すようなイメージを持たれるから
やばいといわれる1つ目の理由は、途中で逃げ出すイメージを持たれることです。
後ほどデータも交えて紹介しますが、大学を中退する人は少数派です。
つまり大半の人は大学をそのまま卒業するため、反対に中退という選択をした人は途中で投げ出すようなイメージを持たれやすいわけですね。
もちろんただ大学を卒業すればいいわけでもありませんし、実際とくに目的意識なども持たずに大学を卒業している人は多くいます。
むしろ、現実的には後者のような人が大半なのかもしれません。
しかし、だからこそ大学を途中でやめるという決断をした人は、ある意味ネガティブな目線で見られることが多いんですよね。
大多数の人を肯定するために、否定的な見方をされる側面もあるのかもしれません。
そして企業側からすると採用や教育には多大なコストがかかるので、すぐに投げ出すような印象を抱くとマイナス評価を抱きやすいんです。
説明の仕方次第で印象は変わりますが、一般的には大学中退者に対してすぐにやめそうなイメージを抱くことは理解しておくとよいでしょう。
理由② 最終学歴が高卒になり就職時などに不利に働くことがあるから
2つ目の理由は、最終学歴が高卒になり就職時などに不利に働くことがあることです。
これは単純な内容で、学歴が浅くなることで評価を受けにくくなるという話ですね。
大学を中退すると、最終学歴は高卒になります。
就活では学歴によって募集求人を分けている企業が多いため、単純に大卒を求めているものには応募すらできなくなるんですよね。
応募条件として大卒が求められていると、そもそもエントリーができないわけです。
一般的には大卒者に裁量権の大きな仕事が任せられる傾向もあるので、自分が希望する業務内容によっては高卒だと実現が難しい可能性もあります。
大卒のほうが選択肢が多くあり、高卒だと応募できる求人が限られてしまうわけですね。
この点を考慮すると、ただ何となくで大学を中退すると将来の選択肢を自ら狭めてしまうことになります。
ふわっとした理由で中退を考えているなら、上記の事実も踏まえて再度じっくりと検討するのがよいかもしれません。
理由③ 大卒者と比べて生涯賃金が6,000〜7,000万円低くなるから
3つ目の理由は、大卒者と高卒者の生涯賃金を比較した結果に関するものです。
独立行政法人労働政策研究・研修機構のユースフル労働統計によると、学歴・男女別の生涯賃金は次のようになっていました。
学歴 | 男性の生涯賃金 | 女性の生涯賃金 |
---|---|---|
大学卒/大学院卒 | 2億7,000万円 | 2億2,000万円 |
高専/短大卒 | 2億2,000万円 | 1億8,000万円 |
高卒 | 2億1,000万円 | 1億5,000万円 |
このデータを見ると、学歴が高いほど生涯賃金も多くなりやすいとわかります。
また大卒者と高卒者を比較すると、6,000〜7,000万円の差があるようです。
つまり賃金を重視した場合は、大卒者のほうがメリットが大きいといえる。
もちろん、人生において必ずしもお金の優先順位が高いわけではありません。
なかにはお金よりも大切に思うものを優先して、大学を目指さなかった人も多くいると思います。
上記はあくまでも全体の話なので、大卒でなくとも生涯賃金が大きな値となっている人もいるでしょう。
ただ全体の傾向として、高卒者の生涯賃金が少なくなりやすいことも事実です。
大学を中退すると間違いなく影響を受ける要素の1つではあるので、衝動的にやめてしまう前にこの事実も把握しておくとよいでしょう。
なるほど、世間的にはやはりネガティブなイメージを抱かれることが多いのですね。生涯賃金の差も具体的な数値は初めて知りました。
あくまでも一般論だけど、大学中退の決断をする前には知っておくべき内容だね。自分にとって最適な結論を出すためにも、客観的な意見も頭に入れておこう。
【結論】大学中退がやばいかどうかは何を大切にしたいかで変わる
一般的に大学中退がやばいといわれる3つの理由を共有しました。
大学中退者に対する世の中のイメージについて、理解が深まったと思います。
ただ大学中退を迷っている人が本当に知りたいのは、実際自分がどういう決断をすべきかですよね。
そこでこの章では、大学中退に関する決断について僕が考える結論を共有します。
結論として、大学中退のやばさを決めるのは状況によって異なると考えました。
大きく以下の2パターンが想定されると思うので、それぞれの状況について順に詳しく確認していきましょう。
【大学中退のやばさを決める2つのパターン】
- 世間の印象や安定感を重視する場合はやばい
- ほかにやりたいことがある場合はあまりやばくない
パターン① 世間の印象や安定感を重視する場合はやばい
1つ目に紹介するのは、大学中退がやばいパターンです。
具体的には、世間の印象や安定感を重視する人が大学を中退するケースですね。
前章でお伝えしたとおり、大学中退者の最終学歴は高卒になります。
また大学中退者が就活をすると途中で投げ出すようなネガティブなイメージを持たれやすいので、苦戦するケースが少なくありません。
よって世間的なイメージや安定感を重視する人のように、一般的に安泰といわれる会社で働くような人生を求める人が大学を中退すると後悔する可能性があります。
たとえ目の前の大学生活に価値を見い出せていなくても、長い目で考えると自分には合っていない決断の可能性が高いわけですね。
個人的な印象ですが、大学中退を迷う人で上記のような人は少数派かもしれません。
ただ、安定感を重視する人がそのときの勢いなどで中退すると後悔しやすいので、その決断のやばさを客観的に認識しておくとよいでしょう。
パターン② ほかにやりたいことがある場合はあまりやばくない
2つ目に紹介するのは、大学中退してもあまりやばくないパターンです。
具体的には、大学を中退しないとできないようなやりたいことがあるケースですね。
前提として、僕個人としては大学中退を推奨しているわけではありません。
しかし、強いていえば上記はあまりやばくないケースだと考えています。
というのも、自分の人生の生き方を決めるのは自分自身であり、本当にやりたいと思うことがあれば取り組む価値がきっとあるからです。
大学に費やす時間は決して少なくありませんし、大学に通うことで得られるメリットを投げ出してでもやりたいことがあるなら、非常に価値が高いといえるかと。
むしろ大きな情熱を注げることがあるなら、取り組まない理由もないかもしれません。
ただ一方で、その道の成功が確約されていることはないので、うまくいかなかった場合に後悔する可能性もあります。
もちろん大学を卒業して安定期な道を歩むことが成功でもありませんが、ある程度の生活が保証されている点でよしと判断する人も多くいます。
最終的には自分の価値観に沿って判断すべき内容ですが、1つのアイデアとして僕の考え方もぜひ参考にしてみてください。
補足:何となくで大学中退するのは基本的に避けるべき
大学中退のやばさを決める2つのパターンについて、僕の考えを共有しました。
ここでは1点補足として、僕の基本的なスタンスもお伝えしておきます。
それは、何となくで大学中退するのは基本的に避けるべきということ。
人によって価値観や最適な選択は異なることが大前提ではありますが、僕個人としては大学中退は避けるべきだと考えています。
理由としては、2つ目のパターンとして紹介したように、大学を中退してまで全力で取り組みたいと思うことがある人は少ないと感じるからです。
上述したように大学中退にはデメリットが多くあり、このネガティブ要素を超える以上のメリットがないとよい選択にはなりにくいと思っているんですよね。
なかには、冒険的な選択をすることに魅力を感じる人もいるかもしれません。
ただ、単に大学にやる気を感じないからなどの理由で中退という決断をすると、個人的には後悔しやすいのではと思っています。
1つの意見ではありますが、大学中退を検討している人はぜひ僕の考え方も参考にしてみてくださいね。
大学中退にはデメリットも多くあるから、目的意識などがないなら基本的には避けるべきかと。自身の状況と照らし合わせて、ぜひ最適な決断は何か真剣に考えてみてね。
そもそも大学中退者の割合はどのくらいなのか?
続いてこの章では、大学中退者の割合がどのくらいなのかを共有します。
一般的に、大学中退者は少数派なイメージを抱いている人が多いと思いますが、実際どれくらいの割合か知っている人はきっと少ないですよね。
文部科学省が平成26年に発表した「学生の中途退学や休学等の状況について」という資料によると、中途退学者の総数は全学生数のうちの2.65%でした。
調査対象は国・公・私立大学/公・私立短期大学/高等専門学校となっているので、厳密には大学中退者だけの割合ではありません。
とはいえ、1つのデータとしては確実に参考になる数値かと。
この数値から判断するに、大学を中退する人はかなり少数派といえます。
100人いるなかで2〜3人程度の割合なので、大多数はそのまま卒業しているとわかりますね。
もちろん、多数派だからよい・少数派だから悪いといっているのではありません。
ただ、そのまま卒業する人が大多数だからこそ、途中でやめる決断をした中退者にネガティブな印象を抱く人が多い側面もあると思います。
客観的なイメージを把握して後悔のない決断を下すためにも、大学中退者が実際に少数派であることは頭に入れておくとよいでしょう。
全体の2〜3%というと、たしかに少数派であるとよくわかりますね。
少数派だからこそ、ネガティブなイメージを持たれやすい部分もあるかもしれないね。
大学中退を本気で迷っている学生に提示したい選択肢
次にこの章では、大学中退を本気で迷っている学生に提示したい選択肢を紹介します。
ここまでは大学中退に特化してさまざまな情報を共有してきましたが、そもそも大学中退だけが現状を変える選択肢ではないんですよね。
大学中退を検討している理由は、人によってさまざまだと思います。
ただ、いずれにしてもきっと選択肢は大学中退だけではありません。
一度でも大学中退という決断をすると現在と同じ状況には戻れませんが、選択肢によっては大学に通い続けることなく視野を広げられます。
ここでは、僕が考え得る4つの選択肢をピックアップしました。
以下の4つについて、順に詳しく見ていきましょう。
【大学中退を本気で迷っている学生に提示したい選択肢】
- 休学する
- 学費に関する制度を調べる
- 留年する
- 一度就活をしてみる
選択肢① 休学する
1つ目の選択肢は、休学することです。
休学をすれば、とりあえず大学には通う必要がなくなります。
また時間も確保できるので、ほかにやりたいことがある場合にも大学に通うはずだった時間を費やして取り組めるはずです。
ある意味、大学を中退した後の状態を仮に体験できるので、本当にやめるべきかを考える上でも何かしら得られることがあるかもしれません。
休学にあたっては、在籍料などの少額しか費用負担がないケースも多いです。
大学から離れる方法として中退しか考えられていなかった人がいたら、ぜひ休学も選択肢として検討してみてください。
選択肢② 学費に関する制度を調べる
2つ目の選択肢は、学費に関する制度を調べること。
これは、とくに経済的な理由で大学中退を考えている人に伝えたい内容ですね。
奨学金や国の教育ローン・学費の免除/減免制度など、大学の授業料などの支払い負担軽減につながるような制度はいくつかあります。
よって大学中退を考えているのが経済的な理由のみなら、まずはこういった制度を活用できないか調べてみるのがおすすめです。
似た境遇の人は決して少なくないので、大学の担当窓口に相談するのもありかと。
制度を活用して状況を改善できそうな場合は、個人的にはぜひ大学卒業を優先することをおすすめします。
選択肢③ 留年する
3つ目の選択肢は、留年することです。
これは積極的に進める内容ではありませんが、1つの選択肢としてはあるかと。
留年をしても、中退したときのように大卒資格を失うことはありません。
また1年くらいであれば留年する人は珍しくないので、そのまま大学を卒業して就活に進んだ場合にもあまり影響がないケースが多いです。
そして留年すると時間的な余裕は日常に生まれやすいので、ほかにやりたいと思っていたことなどにもきっと取り組めます。
1年分の授業料などが追加で必要となるので、経済的な部分の考慮は必須ですけどね。
留年自体を否定的に捉えている人は、大学を中退する場合のデメリットの大きさと比較して進路を検討するのもよいでしょう。
選択肢④ 一度就活をしてみる
最後4つ目の選択肢は、一度試しに就活をしてみることです。
これは、何となく中退を考えている人にとくに実践してほしい内容ですね。
というのも、大卒資格がない状態での就活を疑似体験できるからです。
大学在学中はいずれ卒業予定の学生として扱われますが、実際に卒業したわけではないので、ある意味高卒者と同じように扱われます。
そして、この状況は大学中退後に就活をしたときと同じなんですよね。
つまり中退前に就活に取り組むと、大学をやめたときに向き合う必要がある状況を事前に体験できるわけです。
この経験をしてみて、とくに問題を感じなければ大学を中退してもきっと大丈夫です。
一方で、自分が思っていたような評価を受けられなかった場合は、何とか大学を卒業したほうがよいといえるかもしれません。
いずれにしても、大学中退を考える上で何かしら得られるものがあります。
自分にとってよりよい人生とするためにも、本気で大学中退を考えている人がいたらぜひ一度就活に取り組むことをおすすめします。
なるほど、たしかに大学中退のほかにも現状を変える選択肢はあるのですね。
経済的に余裕がなかったり、無気力状態になったりすると視野が狭くなりやすいよ。大学中退だけが選択肢ではないから、ぜひここで紹介した内容も検討してみてね!
大学を中退するなら事前にやっておくべきこと
最後に本章では、大学を中退するなら事前にやっておくべきことを共有します。
これらに取り組まずに大学中退の決断をすると、後悔につながるかもしれません。
自分の人生にとって適切な判断を下すためにも、注意点として頭に入れておくとよいでしょう。
【大学を中退するなら事前にやっておくべきこと】
- 中退後にすることを明確に決めておく
- 在学中にしかできないことに取り組む
- 一人で悩みを抱えず誰かに相談する
① 中退後にすることを明確に決めておく
絶対にすべきなのは、中退後にすることを明確に決めておくこと。
明確なイメージがないのに現実逃避するように中退をしてしまうと、大学をやめた後にフラフラした状態になりかねません。
ダラダラとした状態の生活が始まってしまうと、抜け出すのが困難になります。
また就活をしようと思ったときにも、目的なく大学をやめたことやダラけた期間の過ごし方について追求される可能性が高いです。
これでは、自分にとって理想的と思えるような会社に入るのが難しいですよね。
目的なく大学をやめると、フリーターやニートなどにもなりかねません。
本気で大学中退を検討しているなら、必ずその後のビジョンも考えておきましょう。
② 在学中にしかできないことに取り組む
在学中にしかできないことに取り組むことも大切ですね。
たとえば同じ大学に友達を作ったり、大学の教授やキャリアセンターに相談したりすることは、中退すると簡単にはできなくなります。
中退後に「あれをやっておけばよかった」と思うようなことがあると、大学をやめたことを後悔する可能性も高いです。
人生を充実させる上で、そのときにしかできないことに取り組むことは重要ですよ。
後悔を防ぐためにも、大学を中退するなら今しかできないことがないか改めて考えてみるのもよいでしょう。
③ 一人で悩みを抱えず誰かに相談する
最後3つ目は、一人で悩みを抱えず誰かに相談することです。
大学中退をポジティブに捉えている人は大丈夫ですが、なかにはネガティブな理由でやむを得ずやめようと思っている人もいるでしょう。
後者のような人は、自分一人で悩みを抱えすぎているかもしれません。
人に悩みを相談すれば、解決策を提示されなくとも心が少しは軽くなるものです。
他人の意見を聞くことで、自分の視野も広がるかもしれません。
繰り返し伝えてきたように最終的な決断は自分で下すべきですが、とはいえ自分一人で悩む必要もないはずです。
本気で大学中退を考えているなら、自分にとって信頼できる人や就活サイトのアドバイザーなど、第三者にも一度は相談してみることをおすすめします。
一度大学をやめると、当然ながら現在と同じ状況には戻れなくなる。中退を後悔することがないように、事前にできることはすべて実践しておくといいよ。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
大学中退がやばいといわれる理由や実際どうなのか?という結論、大学中退者の割合やそのほかの選択肢などについて網羅的に解説しました。
何度も共有したように、大学中退がやばいかどうかは個々人の価値観やどんな人生を歩んでいきたいかによって変わります。
そのため、大学を中退した人のすべてがやばいわけではありません。
とはいえ大学中退者は少数派であり、世間的には否定的な見方をされることも多いです。
この記事で紹介したようなさまざまな側面から大学中退について考え、ぜひ自分にとって最適と思える判断を下してくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「【大学中退者の就活のやり方】全体の流れや具体的な方法を共有!」も読んでみてください。
大学を中退した後の就活のやり方について、全体の流れ・具体的な方法に分けて詳しく解説しました。
現在は大学を中退していない人でも、やめた場合の就活の進め方を知っておいて損することはないかと思います。
この記事で紹介した就活サイトを使う以外の方法も多数お伝えしているので、興味のある人はぜひあわせて目を通してみてください。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 一般的に大学中退がやばいといわれるのは、途中で投げ出すイメージがあったり最終学歴が高卒になったりするからである。
- 大学中退がやばいかどうかは個々人の状況によって変わるが、目的意識などがないなら基本的には避けるのがおすすめである。
- 中途退学者の総数は、全学生数のうちの2.65%である。
- 大学中退のほかにも、現状を変える選択肢がないか検討すべきである。
- 中退を後悔しないように、在学中にできることはすべて実践しておくとよい。
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