就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
21卒より就活ルールが廃止されました!
しかし、政府が「現状維持」を発表したので大きな変更はありませんね。
ではなぜ現状維持を発表したのか?
企業がそんな突然、就活スケジュールを変えられないからです。
しかし就活ルールの廃止による細かな変化点や、今後どうなるのかを把握しておくことは重要です。
そこで本記事では、就活ルールの解説、そして廃止後の変化やメリットデメリットについて詳しく解説していこうと思います!
就活ルールの廃止による変化をまとめて教えてください!
わかったよ!廃止による変化をまとめて解説していくね!
- 就活ルールとはそもそも何か?
- 就活ルール廃止後の新スケジュールはいつから適用されるのか?
- なぜ就活ルールが廃止されることになったのか?
- 就活ルール廃止後どうなるのか?
- 就活ルール廃止によるメリットデメリット
- とにかく重要なのは「効率的な就活」をすること
- 21卒以降の「就活の始め方」をスケジュールで公開
- 就活マン×Kae特別対談『就活ルール廃止後の就活のはじめ方』
就活ルールとはそもそも何か?
まずそもそも「就活ルール」とは何かを整理しておきましょう。
就活ルールとは、経団連が定めた採用活動に関するルールのことを指します。
就活ルールの具体的な内容
具体的には企業は大学3年生の3月からエントリーや会社説明会などの広報活動を開始すること。
面接や内定などの選考活動については大学4年生の6月から実施することを定めています。
なぜこのようなルールを設けたのか?
経団連の「採用選考に関する指針」 によると、大学在学中の勉強の邪魔にならないようにとのことでした。
大学の授業がタメになる人ならいいけど、ほぼタメにならないのでこんなルールいらないですよねw
就活ルールをそもそも守らない企業は多い
ちなみにこの就活ルールを守る企業は東証一部企業など大手ぐらいです。
そもそも就活ルールに法的効力がないこと、経団連に所属する企業が1500社程度しかないことが理由ですね。
よって就活ルールが廃止されようが、外資系企業のようにめちゃくちゃ早くに内定が出たり、中小やベンチャー企業がインターンを通して早期内定を出すことが多々あります。
就活ルールが廃止されようが、そもそも大多数の企業が採用活動の期間を守っていなかったんですね。
そのとおり。就活ルールの廃止で大きく変わる可能性があるのは、大手企業の選考だね!
就活ルール廃止後の新スケジュールはいつから適用されるのか?
そんな就活ルールの廃止は「21卒の就活」にて実施されました。
この記事を書いているのが2020年の1月なので、実質もう就活ルールは廃止されてました。
就活ルール廃止後の就活解禁はいつから?
就活ルールが定めていた「広報活動は大学3年生の3月からですよ」というのが、これまで「就活解禁日」と呼ばれていました。
マイナビやリクナビからのエントリーが本格的に解禁する日を、一般的に就活解禁日と呼んでいますね。
就活ルールが廃止された21卒の就活ですが、「就活解禁」とされるナビサイトでのエントリー開始は現行どおり「大学3年生の3月〜」となります。
(大学院生の場合は、「大学院1年の3月〜」ですね!)
就活解禁日や、就活解禁“前後”でやるべきことは別記事で詳しく解説しました!
こちらの記事よりも最新の情報を載せているので、まずはそちらをご覧ください。
なぜ就活ルールが廃止されることになったのか?
ここで気になるのが、そもそもなぜ就活ルールが廃止されることになったのか?
日本経済新聞の記事にて、経団連会長からのコメントが記載されていました。
指針の廃止に踏み切ったのは、経団連に入っていない外資系企業や情報技術(IT)企業などの抜け駆けが広がり、人材獲得への危機感を抱く会員企業が増えたためだ。中西氏は会見で「会員企業はものすごく不満を持ちながらも(指針を)順守してきた」と話した。
引用:日本経済新聞「新卒一括採用、転機に 経団連が就活ルール廃止発表」
要するに最初に紹介したとおり「就活ルールを守らない企業が多かった」ということに起因しているんですよね。
企業が新卒採用に困っていない時代、つまり買い手市場の時はそこまで問題視されてなかったのが今は売り手市場になりました。
売り手市場だからこそ、企業側は採用の公平さに敏感になっているんでしょうね。
経団連もそんな不満に対処しきれなくなったと考えられます。
なるほど!就活ルールを守っていた企業側からの不満の声が大きくなったから、廃止になったんですね!
就活ルール廃止後どうなるのか?
それではこの章から具体的に就活ルールが廃止されることで、どうなるのか?
就活ルール廃止後の変化について、詳しく解説していきたいと思います。
結論としてまずは就活ルール廃止のポイントをまとめます。
覚えておくべきポイントは以下の6つですね!
【就活ルール廃止のポイント】
- 21卒から就活ルールの廃止された
- 経団連が定めたルールは廃止され、政府がルールを決めることになった
- 現状政府からの明確な就活ルールがなく現状維持
- マイナビやリクナビなどの大手ナビサイトの解禁に変化なし
- 大手企業も採用を前倒しする可能性が出てくる
- インターンからの採用が活発化する可能性が高い
①21卒から就活ルールの廃止は実施される
まず先ほど解説した通り、就活ルールの解禁は21卒の就活からです。
21卒は何か特別な対策を取らないといけないのか?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
後述しますが、すぐには就活ルールの廃止が大きく影響することはなさそうです。
②経団連が定めたルールは廃止され、政府がルールを決めることになった
ちなみに今後の就活ルールは、経団連に代わって「政府」がルールづくりを主導する形に変わります。
つまりは「採用時期などが完璧に自由になる」という訳では、まだないということ。
政府がこれから定める方針によって全てが決まっていくと認識してください。
③現状政府からの明確な就活ルールがなく現状維持
政府が主導で就活ルールを今後は定めていくと話しました。
そこで政府が出した答えは「現状維持」だったんですよね。
22年卒の就活生まで、現状維持という方針に決定しました!
日本経済新聞の記事を引用します。
政府は2022年春に入社する現在大学2年生の就職活動時期を定める「就活ルール」について、従来通り採用面接の開始を大学4年の6月とする方針を決めた。
引用:日本経済新聞「就活ルール維持、22年春入社も6月から 政府方針」
23卒からはもっと前倒しされる可能性がありますが、まだ正式なルール決めができていない状況にあることを覚えておきましょう。
④マイナビやリクナビなどの大手ナビサイトの解禁に変化なし
次に、これまでは大学3年生の3月から、大手ナビサイト(マイナビやリクナビ)がオープンして、企業の情報が公開、そしてエントリーが可能になりました。
この大手ナビサイトのオープンから就活を始めるという人が多かったんですよね。
しかし、就活ルールが廃止され明確なスケジュールがなくなれば、今後おそらく大手ナビサイトは常にオープンした状態になるでしょう。
今後の政府の指針によるので明確ではありませんが、本当に就活スケジュールがなくなれば、極端な話は大学1年生から内定が出るということもありえるのです。
(おそらく政府が「学業優先!」と言って、許さないだろうけどw)
そうなれば、当然企業としても早くから多くの学生からのエントリーが欲しくなります、となればナビサイトも常にオープンして企業の情報を公開するようにするしかありません。
掲載している企業はナビサイトにとってはお客様ですからね!
よって、就活ルールが廃止されれば常にナビサイトから企業情報にアクセスすることができるようになるので、早くから就活を始めやすい環境が整うと思われます。
⑤大手企業も採用を前倒しする可能性が出てくる
政府が発表するルール次第ですが、選考活動の開始時期の指定がなくなれば、大手企業も採用を前倒しするようになるでしょう。
そうなれば、「大学3年生になってすぐに就活を始める必要が生じる!」なんてことも起こる可能性があります。
早く動き始めるのに越したことはないので、僕はそうなることに賛成ですね!
⑥インターンからの採用が活発化する可能性が高い
次に重要な変化が、「インターン」の重要性が増すことです。
この就活ルールの廃止に伴い、企業側の立場で考えてみましょう。
すると企業はこんなことを思っているはずです。
「就活スケジュールが廃止されれば、優秀な学生が早いうちに他の企業に取られてしまう!このままだと、うちの企業では新卒の採用ができなくなるぞ!やばい!!」
こう思えば、企業は早くから自社に合う学生と繋がりたいと当然考えます。
そこで着目するのがインターンシップ。
今現状、開催されているインターンシップの半数は「1dayインターン」という1日だけの会社説明会やワークのようなものに留まっています。
しかし、このインターンシップは今まで就活ルールがあったので、「採用と繋げてはいけませんよ」というルールがありました。
インターンを採用にがっつり繋げる企業が増える
しかし、今回の就活ルールが廃止されればどうなるのか。
インターンシップをがっつり採用と繋げてくるでしょう!
インターンシップに積極的に参加する学生は、企業としても意識の高い学生、行動力の高い学生として認知するので欲しい人材なんですよね。
だって早くから自社のインターンシップに参加してくれるということは、それだけで「志望度の高さ」が保証されているのですから。
(何度も言っていますが、企業が重視するのは「志望度の高さ」と「適性の高さ」です。)
よって、気になる企業を早期からリストアップして、インターンの開催情報が出たらすぐに参加することがより重要になりますよ!
インターンには実際にその企業の仕事を知れる長期インターンもある!
これは本当におすすめ!
就活ルール廃止によるメリットデメリット
ここで就活ルール廃止によるメリットとデメリットを解説します。
それぞれの側面から就活ルールの廃止を見ていきましょう。
就活ルール廃止によるメリット
【就活ルール廃止によるメリットまとめ】
・早い時期から内定を獲得できるチャンスが生まれる
・長期インターンがより増えて参加しやすくなる
早い時期から内定を獲得できるチャンスが生まれる
選考開始時期が前倒しになれば、より早い時期から内定が出るようになります。
それによって早めに就活を終えることができるようになりますね。
「早くに就活を終えて、余裕のある大学生活を送りたい」という人にとって、スケジュールが前倒しされるのはメリットと言えるでしょう!
長期インターンがより増えて参加しやすくなる
次に今後長期インターンが増えていくと思います。
今の現状では長期インターンは、首都圏の就活生ばかりが積極的に参加している印象があります。
これが地方の企業に進み、学生のうちから社会人と同じ経験を通して、自己分析できるようになる可能性があるので、大賛成です!!
就活ルール廃止によるデメリット
【就活ルール廃止によるデメリットまとめ】
・就活格差がより広がる
・早くから就活をする必要が出てきて大変
就活格差がより広がる
就活ルールが完全に廃止されたら、確実に就活格差が開きます。
今までは大学3年生の3月になれば、誰もが焦って就活をしないといけないというムードになりました。
まさに夏休みの宿題に例えるとわかりやすいですが、「もう新学期が始まるぞ!」というように始まりが明確だと嫌でも夏休みの宿題を始めますよね。
(僕もギリギリで宿題をやるタイプでした!)
しかし、いつから新学期が始まるのか明確になっていなければ、「まだ始めなくていいかー!」と動かない人が続出するのです。
就活でもこれと全く同じことが起きます。
早くから情報を入手して、受ける企業をピックアップし、SPIなどの基礎テストの勉強を終わらせ、面接対策も終わらせていれば、企業が選考を開始した瞬間からしっかりとその企業にアピールすることができるでしょう。
しかし、遅くから就活を始めて「自分のこと何も分からないからエントリーシートに何を書けばよいのか分からない!」と言っていれば当然企業から評価されることはありません。
前者の就活生はとにかく内定を取りまくるでしょうが、後者の就活生はいつまでたっても内定を取ることができなくなります。
こうして就活格差が開くことは、簡単に予想できますよね!
早くから就活をする必要が出てきて大変
また就活が前倒しされたら、当然早くから就活をする必要が出てきます。
大学3年生の後半からゆっくり始めたいという人にとって、これはデメリットですね。
行動が遅いと、先に話したとおり格差が広がる一方ですから...。
なるほど!就活ルールの廃止には、このようにメリットとデメリットが両方存在するんですね!
そうなんだよ!でも個人的にはメリットの方が大きいと思っているよ!
とにかく重要なのは「効率的な就活」をすること
就活ルールが廃止されれば、前の章で紹介したような就活の変化が起こります。
一言で言えば、「早くから行動している就活性が余計に勝つ」ようになるのです。
そこで重要なことは、早くから始めることと、“とにかく効率的に就活すること”ですね。
早くから始めたとしても、やること全てが非効率なら意味がありません。
次に章にて「就活の始め方」を1つ1つ丁寧に紹介していきますが、ここで僕がおすすめする“就活を効率的に進めるための無料サービス”を紹介しておきたいと思います。
勉強が得意な人は参考書へのこだわりがあるように、優秀な就活生は利用しているサービスにもこだわっています。
ちなみに僕が今就活生なら、逆求人サイトをフル活用してエントリー数を確保します。
利用すべき逆求人サイトは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つ!
どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。
21卒以降の「就活の始め方」をスケジュールで公開
ここまでで、就活ルール廃止による変化は理解できたと思います。
では、ここからは実際に就活ルールが廃止され、就活解禁の概念がなくなった時にどんな動き方をすればよいのか、どう就活を始めるべきなのかを説明していこうと思います!
おすすめの就活スケジュールの全体像
ではまずは、どんな流れでどんなことをすれば良いのか全体の流れを説明しますね。
これは僕が考えるおすすめの方法なので、正解という訳ではありません。
しかし、これを一つのスケジュールとして理解しておくだけで、次に何をすればよいのかという方向性がわかると思います。
【21卒におすすめの就活スケジュール】
①職種理解を行う。
②気になる企業をリストアップする(100社ほど)。
③SPI・テストセンターなどの基礎テストの勉強をする。
④自己分析をおこなう。
⑤実際にエントリーをする。
⑥エントリーした企業の過去のエントリーシートを入手する。
⑦面接対策をする。
+
+α 常に可能ならインターンに参加する。
+α 内定が出たらその企業の社員と話して自分に合いそうか最終調整。
この流れで就活ができれば、完璧ですね!
一つずつ解説していきましょう!
スケジュール① 職種理解を行う
いきなり職種理解!?と思われるかもしれませんが、そもそも会社でどんな働き方をするのかというイメージがなければ、就活のやる気が出ないと思います。
ほとんどの就活生が、漠然と「仕事って大変そう」という印象を持っていますよね。しかし職種を理解することで「こんな働き方があるんだ!面白そうじゃん!」と思うことができます。
更には自分に合う職種をエントリー前から明確に決めておかなくてはいけません。エントリーする時に職種を選びますからね。
エントリー直前に職種を適当に選ぶなんてことは絶対にやめましょう!
ではそもそも職種とは何か?世の中にはどんな職種があるのか?そんな疑問を持つ人も多いと思うので、職種理解を超簡単にできる記事を用意しました。
▼職種の理解におすすめの記事はこちら!
» 【新卒向け】“職種一覧”をとにかく分かりやすく解説!
この記事だけ読めば職種を理解することができます。
読んだ上で、自分がどんな職種に合うのかを考えて明確化していきましょう!
スケジュール② 気になる企業をリストアップする(100社ほど)
次に、早い時期から一度気になる企業をリストアップしておくことが重要です。
なぜなら「この企業に入社したい!」という明確なイメージがあれば、就活のやる気が上がるからですね。
受験もそうじゃなかったですか?
「絶対にこの大学に入りたい!」という目標がある人は、勉強も頑張れたはずです。
「どこの大学でもいいや!」という人は、勉強も頑張りません。
就活もこれと同じですね。まずは気になる企業、入社したいと少しでも思える企業を100社程リストアップします!
100社なんて多すぎだよ!と思うかも知れませんが、早いうちから100社リストアップしておくことで、後から超ラクすることができます。
皆が必死に企業探しをしている中で、自分だけ余裕を持って面接対策をしたりできるので。
ではこの100社をどうリストアップしていくのか!
この記事の最後の章の「Kaeさんとの対談」でもその方法を掲載していますが、ここでも説明しますね。
【100社のリストアップ方法】
▼大手ナビサイトの検索を使用する場合
①まず、大手ナビサイト(マイナビやリクナビ)の企業検索の「キーワード欄」に自分の興味のあるキーワードを入れて検索します。
(スポーツが好きなら「スポーツ」と検索のキーワード欄に入れて検索)
②検索結果として企業一覧が表示されるので、それらの企業の『事業内容』を確認していきます。
③事業内容を見て気になった企業のホームページへいきます。社員の声や、その企業が掲げるビジョンなどをざっくりと見て「良いな!」と思えばリストアップしておきましょう。ブックマークなどでホームページを整理しておくことがおすすめです。
▼就職四季報を使用する場合
①就職四季報を本屋さんで購入します。
» 就職四季報 総合版 2019年版 (就職シリーズ)
②残業時間・平均給与・事業内容・内定倍率などをチェックする。
③気になる企業のページに付箋を張ってリストアップして、PCやスマホでホームページを訪問し、先程のナビサイトで調べる場合と同じく、ブックマークに登録して管理する。
スケジュール③ SPI・テストセンターなどの基礎テストの勉強をする
次にやるべきことは、SPIやテストセンターなどの基礎テストの勉強をすることです。
これらの基礎テストの対策は『とにかく問題を解く』のみなので、問題集を購入して、取り組むのみです!
ちなみに、この基礎テストを遅い時期からやると120%の確率で「早くやっておけばよかった!」と後悔します。
よって、これを読んだ瞬間に本屋にかけこんで問題集を買って解き始めてください。
おすすめの勉強方法は、SPIやテストセンターだけを1日ずっとやるのではなく、1日15分だけ毎日やることです!
15分だけなら毎日苦ではないですし、15分だと数問だけしか取り組まないでのその問題への理解度や記憶力が超高まります!
次の自己分析のステップに進みながら毎日取り組むようにしてみてください。
よくおすすめの問題集を聞かれますが、どれでもよいですよ!
一応、おすすめを掲載しておきますね。
スケジュール④ 自己分析をおこなう
次のステップは自己分析になります。
この自己分析、本当に気をつけないと終わりのない泥沼に入っていきます!
終わりのない泥沼とはどういうことかと言うと、ほとんどの就活サイトや自己分析本にはやり方だけ書いてあって、「ここまでやればOKという終わり」が書いてないんですよね。
だから自己分析をやり始めても、漠然とどこまでやれば良いのかわからなくなってしまうのです。こりゃ最悪でしょ。やる意味なくなっちゃうので。
そこで就活攻略論では、自己分析を独自で定義し直し、8ステップで自己分析を“完全に”終了する方法を公開しています。
こちらの記事で書いているので、この記事だけ取り組めば自己分析は終わりです!
▼自己分析のやり方を完全にまとめた記事はこちら!
» 【自己分析は8ステップ!】やり方のおすすめ方法を解説します!
スケジュール⑤ 実際にエントリーをする
21卒以降、就活ルールがもし廃止になった場合は先にも書いた通り、大手ナビサイトが常にオープンした状況になる可能性があります。
ここまでのステップを終えていれば、最初にリストアップした企業に対して、自己分析の結果を掛け合わすことでエントリーする企業を選ぶことができている状況にあります。
そうなれば、大手ナビサイトから企業にエントリーすることができますよね。
実際にエントリーして、随時選考に進んで行きましょう!!
スケジュール⑥ エントリーした企業の過去のエントリーシートを入手する
ここからは、選考を有利に進めるための対策を進めていくステップとなります。
まず選考ですが、大きく3つに分けて考えることができます。
それは、
「基礎テスト(SPIやテストセンター)」
+
「エントリーシート」
+
「面接(個別面接・集団面接・グループディスカッションなど)」
この3つです!
この3つさえ対策をすることができれば、内定を獲得することができます!
基礎テストに関しては、3つ目のステップから始めていると思うので大丈夫ですね。
このステップでは、エントリーシートの対策を行います。
エントリーシートの対策に関しては、まずはこの就活攻略論を読み込んでください。
エントリーシートやOpenESの対策に関して、自信を持って他の就活サイトよりも良質だと言うことができます。
(僕自身が就活生の時に欲しかった情報のみを公開しているので、ライターを寄せ集めたサイトに負けるわけがないんですよね。正直。)
次に実際に自分がエントリーした企業の過去のエントリーシートを入手しましょう。
ワンキャリアさんや、ES研究所さんで入手することができます。
これらの質問に対して、自分なりの回答を考えていくことで自然とエントリーシートの対策をすることができますよ!
スケジュール⑦ 面接対策をする
次は面接対策になります。基本的には、就活攻略論はじめ多くの就活サイトで広く面接の対策法を集めてください!
そもそも面接対策っていうものは、ぶっちゃけ自己分析がしっかりできていれば、あとは緊張しないかとか個人の問題なので、場数なんですよね。
初対面の人と話すのが苦手なら、カフェで隣の人に話しかけるという場数をこなしましょう。
「そんなことできないよ!」と言うなら、「面接で緊張して話せない!」という言い訳をするのはやめてください。
スケジュール+α 常に可能ならインターンに参加する
ここまでのステップをこなせば、もう就活はうまくいきます。
ここからは、更に就活を有利にするための『+α』を紹介していこうと思います!
先に話しましたが、就活ルールが廃止されればインターンを採用につなげる企業が続出するはずです。
今回のステップでも、企業のリストアップを早い段階からするようにスケジュール化しましたよね。その狙いの一つに、インターンの情報を早くから入手することができるからという理由があります。
気になる企業の情報を常に入手しておくことで、インターン情報が出たらすぐに参加できますからね!
1dayインターンシップ自体には僕は価値はないと思いますが、それが選考に繋がるなら参加する価値があります。21卒からの就活ルール廃止後は特に積極的に参加していきましょう!!
スケジュール+α 内定が出たらその企業の社員と話して自分に合いそうか最終調整
ではいよいよ最後です。
就活をよく知っている人なら、「OB/OG訪問がスケジュールに入っていないじゃないですか!」と言ってくるでしょう。
このOB/OG訪問とは、自分が気になる企業に既に勤めている人に話を聞くことです。
しかし、考えてみてくださいね。
このOB/OG訪問をしたところで聞けるのは“その企業の情報”がメインです。
もしその企業の情報を深く理解したところで、内定が出なければそもそも無意味じゃないですか。その情報って。
「OB/OG訪問したけど、基礎テストで不採用になりました!」とか、めちゃくちゃ時間の無駄なんですよね。OB/OG訪問はアポイントを取ったりするのが面倒ですし。
では、OB/OG訪問はいつすべきかというと、内定を取った後です。
つまりその企業の深い情報を得ることで「本当に入社すべきか」を知る“確認作業”として使うのがベストなんですよね。
よって、OB/OG訪問は内定獲得後で大丈夫ですよ!!
お疲れ様でした!これで僕がおすすめする就活スケジュールの紹介は終了です!!
更に今回の記事では、僕だけでなく他の就活専門家の方からの意見も取り入れるべく、対談を実施しました!
僕だけの意見ではなく、他の就活専門家の情報も取り入れることで情報の精度を高めていきましょうね。
就活マン×Kae特別対談『就活ルール廃止後の就活のはじめ方』
今回は、就活ルール廃止後の就活はどうなるのか、そしてどうすれば就活ルールの廃止に左右されずに早く動き始めるのことができるのか。
それらの答えを探すべく、メルマガやTwitterにて就活情報を配信されているKaeさんとの対談を実施しました!
ーKaeさんが考える就活ルールを設けるメリットとは何でしょうか?
Kae:就活ルールを設けることで就活生の心理として「焦りが少なくなる」というメリットがあると思っています。
ーつまり足並みを揃えることができるということですね。
Kae:そうです。時期に関する就活ルールが廃止されてしまったら、いつから動けばよいのかという明確な基準がなくなってしまいますよね。
ー今回就活ルールの廃止が正式に決定しましたね。そうなるとKaeさんがおっしゃる通り、いつから就活を開始すれば良いのかが不明確になります。ではいつから就活を開始するべきだと思いますか?
Kae:大学1年生から開始すべきです!入学してすぐに!具体的には、興味のある企業を広く調べることで、まずは会社というものの中身を見ていったり、どんな企業があるのかを把握していく。それにより興味のある業界をどんどん広げていくことが重要だと思います。いきなりエントリーシートを書き始めることは難しいと思いますので、まずは「企業を知ること」。これが重要です。
ーなるほど。では実際に企業はどうやって調べれば良いですか。大学1年生から企業を調べることは非常に難しいと思いますが。
Kae:その企業を知るためには、気になる企業の「企業名」に「ニュース」という言葉をかけ合わせて検索していました。つまり「◯◯ ニュース」という形ですね。すると過去にその企業が行っていた事業や、新しい商品について出てくるので、それを見るようにしていました。
ーその調べ方だと、“既に気になっている企業があること”が前提となりますよね。それだと大企業志向になってしまうと思います。大企業以外の見つけ方ってKaeさんなりにありますでしょうか?
Kae:ナビサイトってありますよね。マイナビさんとか、リクナビさんとか。それらのナビサイトの「企業検索欄」で自分の気になるワードを入れてサーチすることがおすすめです。私はスポーツに興味があったので、スポーツというキーワードを入れて企業を検索するようにしていました。するとスポーツに関わる中小企業が出てきます。
ーなるほど。ナビサイトの企業検索をうまく使うことで、自分の興味のある事業を行っている企業を調べていくということですね。
Kae:ですが、当然検索結果で出てくる企業数は膨大です。「スポーツ」というキーワードで検索しただけでも、何千社も表示されてしまうので、「スポーツ イベント」などでうまく絞っていくことも重要になります。
ー大学1年生のうちに企業調べをすることが重要なんですね。では実際に何社ぐらい自分の気になる企業をピックアップできれば企業調べはゴールといえるのでしょうか。
Kae:私は極端かもしれませんが、400社にプレエントリーしたので、400社ほどピックアップすると確実ですね。
(※プレエントリーとは、マイナビやリクナビのサイトから『エントリーする』というボタンを押して、本エントリーに進むための情報をもらう最初のステップのことを指す。多くの企業ではエントリーシートの提出によりり『本エントリー』とする場合が多い。)
ー400社ですか。それはすごいですね。しかし、400社までいくとその全てが気になる企業、志望度の高い企業とするのは難しいのではないでしょうか?
Kae:そうです。実際に私がプレエントリーした400社の中でも、滑り止めとする企業もありました。だいたい2.3割ほどが気になる企業でしたね。100社ぐらい。
ー滑り止めの企業というと、何を基準で滑り止めとしていたのでしょうか。
Kae:大手企業だと内定が難しいので、大手ではない企業で採用枠が多い企業を滑り止めとしていました。就職四季報にも倍率や採用枠が書いてあるので、そういったところから探していました。
ーでは大学1年生で400社リストアップしたとします。次にやるべきことは何でしょうか?
Kae:はい。まずはSPIやテストセンターなどの基礎テストの勉強は確実にやってください。それを前提として次にやるべきは『エントリーシートの攻略』になります。結局、就活で一番重要なことは選考を突破することなので、エントリーシートの対策は最重要です。このエントリーシートの攻略は具体的にはどうするのかと言うと、先にリストアップした企業の過去のエントリーシートを入手して、「どんな質問がされるのか」を理解し、自分なりの答えを考えてみるのです。
ーなるほど。ワンキャリアさんなどで過去のエントリーシートは入手できますね。
Kae:そうです。他にも、ES研究所などでもエントリーシートを入手することができます。
ーでは基本的には自己分析などもエントリーシートでされる質問を元に完了していったのですか?
Kae:はい。自己分析は非常に終わりが不明確です。自己分析の本を買って読んだのですが、結局何をすればよいのか分からなかったので…。
ー世の中にある自己分析の方法は本当に終わり、ゴールが不明確ですよね。そんな状況への解決策として僕も「自己分析を8ステップで終わらせる」という記事を書きました。1記事読んで実行すれば終了できるように。
Kae:まとめると、大学1年生から気になる企業を400社リストアップする。次にSPI・テストセンターを勉強しつつ、気になる企業のエントリーシートを入手し、どんな質問がされるのか情報を蓄積する。これがはじめ方としてはベストだと思います。
ーそうですね。まずは受ける企業というゴールを設定することで、目標が生まれ、行動に繋がると思います。本日はありがとうございました!
Kae:めちゃくちゃ緊張しました。ちゃんと話せたかなぁ。(笑)
本日の記事、いかがだったでしょうか!
就活ルールが廃止されることで、「いつから開始しないといけない!」という後押しがなくなります。つまり自分から動かないと、いつの間にか置いてかれてしまうのです。
ぜひ本日の記事も一つの参考として、自分なりに就活を開始していきましょう。
10年後、「あの時早く始めておいて良かった。今は幸せだ。」と言えるように。
今日も読んでくれてありがとう。
君の就活はきっとうまくいく。