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就活ルール廃止のメリット・デメリットは現状ほぼなし!

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

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皆さん、こんにちは!スタバでコーヒーを頼むと、その日なら2杯目が150円というお得な制度に対して感謝してもしきれない、就活マンです。

 

21卒から経団連が定める就活ルールが廃止になりました。

じゃあ完全に自由になったのかと言うと、そうじゃなくて、経団連から政府主導に変わっただけで、22卒までは現状維持となっています。

 

そんな曖昧な就活ルール廃止ですが、現状でメリットデメリットはありません。

それはなぜか?本記事で詳しく解説していきますね。

 

就活ルールの廃止って全然変わらない感じですよね。

そうなんだよ。実際政府に権限がうつっただけで、ルールもそこまで大きく変わってないからね。

就活ルール廃止の概要について

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まずそもそも就活ルール廃止とは何かをザックリ解説していきます。

まずはなぜ就活ルールが廃止されることになったのか、把握しておきましょう!

 

なぜ就活ルールが廃止されたのか?

 

これまで経団連は、就活が大学生の学業の妨げにならないよう、企業が採用活動を始める期間を指示していました。

その決まりを就活ルールと呼んでいるんですね。

 

しかしそんな就活ルールには法的拘束力はありません。

つまり破っても何も罰せられない。

 

だから外資系企業、中小企業などは就活ルールを無視して、インターンで採用したり、めちゃくちゃ早くに会社説明会を実施する企業が続出していたんですよね。

(大手が採用活動を始める前に、優秀な学生を採用したいから当然こうなる)

 

就活ルールを破る企業が多いことに不満の声が

ですが、これに対して就活ルールを比較的破りにくい大企業からは不満の声が上がっていました。

「なんで中小企業とかはルールを破って早くに採用始めてるんだよ」ってね。

特に近年は売り手市場となり、大手でも採用が難しくなってきているから、こうした不満が大きくなってきました。

 

そんな不満の声に耐えかねて、経団連は就活ルールを廃止することを決定。

21卒から経団連から政府に権限がうつりました。

 

政府が定める就活ルールはほぼ変化なし

 

就活ルールの廃止とは言うものの、実態としては「政府に権限がうつっただけ」です。

ここがポイントですね。

そして現状は、政府も経団連が定めていたルールと同じようなルールを定めています。

 

いきなり就活が変わることはないだろう

就活ルールを変更しなかった理由は、「突然変えたら企業が困るから」らしいのですが、正直いつ変えても困りますよね。

そして、これまで新卒一括採用だったのが突然「大学1年生から採用しても良いよ」なんて変わることは到底考えられないです。

 

就活ルール廃止のメリット・デメリットは現状ほぼなし!

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政府が定めた新ルールの一部を紹介しますね。

就業体験を伴わないプログラムをインターンシップと称して行わないこと

参考:内閣府「宮腰内閣府特命担当大臣記者会見要旨

 

要するに採用直結型のインターンシップはするなってことです。

いやいや、こんな姿勢だったら就活期間をバキバキに縛るつもりでいることが丸わかりですよね。

 

政府に権限が移ってむしろ就活ルールがきつく縛られる可能性

 

当初は就活ルールが廃止されたことで、就活がより自由になってインターンシップが活発になるメリットがあるだろうと僕は予測していました。

しかし蓋を開けてみたら、政府に権限がうつったことによって、就活ルールの効力が強くなっただけですね。

 

就活ルールの廃止によるメリットを次のように書いているメディアは多いです。

しかし、実際はそうなりませんね。

 

【就活生側のメリット】

 

・通年採用になることで、早くから内定が出る。多くの企業と関わる機会が増える。

(=例えば大学1年生から就活することが可能になって、大学1年生のうちに内定が出て、それからその会社でずっと「長期インターンシップ」として働ける可能性がある。バイトするよりも将来働くことになる企業で働いた方がよっぽど有益だし、その期間で本当に入社するか決めることもできる。)

・採用直結型のインターンシップが増えるので、インターンから採用される機会が生まれる。

(=正式にインターンからの内定を出すことが良しとなれば、当然企業はインターンの開催に力を入れるようになる。現状はこれが良しとされていないから、会社説明会やワークショップのような無意味なイベントが開かれていたりする。)

・優秀な学生は大量の内定を獲得してじっくり選ぶことができる。

(=採用期間が長くなればなるほど、優秀な人材は多くの企業にエントリーすることができるようになるから、内定をかっさらうことができるようになる。そして内定を持っている時間も長くとれるのでじっくりどこに入社するかを考えることができる)

 

【企業側のメリット】

 

・優秀な学生を早くから採用する機会が生まれる。

(=大学3年生の3月から広報活動、6月から選考活動しなさいという指定がなくなることで、もっと早くから採用活動を始めることができる。その分内定辞退率も上がるが、早くから人材を確保できる点にメリット有り)

・インターンシップを通して自社に合う人材を採用することができる。

(=ESや面接だけで学生を判断するのは現実的に難しい。よってインターンシップで実際に働いてもらって判断する方が圧倒的に採用の精度が高まり、ミスマッチがない選考をすることができるようになる)

 

【就活生側のデメリット】

 

・学業が疎かになる(学業と就活の両立が難しくなる)。

(=就活解禁日が遅いので、それまで学業だけをすることができていたが、就活解禁が早まればその分、早くから就活を始める必要が出てくるので学業に割く時間が減る。)

・優秀な学生だけが大量の内定を獲得するようになる(採用格差が生まれる)。

(=採用期間が早まることで、早くから行動できる優秀な学生が内定を総取りするようになる。就活を始めるのが遅い学生はより不利になる。)

 

【企業側のデメリット】

 

・早くから大企業に優秀な人材が取られてしまう。

(=大企業が早くから選考を開始すれば、その分中小や中堅は早くから独占的に採用ができていたという旨味を失うことになる。よって余計に大企業に学生を取られてしまう可能性が高まる。)

・内定を出してから卒業までの時間が長いので内定辞退率が高まる。

(=就活開始が早まれば、その分内定を出す時期も早まる。それによって内定を出してから卒業までの時間が長くなるので、内定辞退率も高まり、採用計画をうまく実行するのが難しくなる可能性が高い)

 

→でも実際はこうならないだろうと予想される。(=政府が許さない)

 

いやいやいやいや、、、、

就活ルールって、マジで、、、、、

 

 

マジで意味ないですねw

個人的には長期インターンシップが活発化して、実際に働いてみた上で入社するという就活の仕方が広がれば良いなって思っていました。

しかし、企業はそれをバキバキに禁止している。意味ないですね。

 

バイトとかも実際に働いてみて、初めて自分に合っているか分かるじゃん?それ、就活でも同じことだから、長期インターンシップが大事だと思うんだよね。

おわりに

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

就活ルールの廃止によって、よりミスマッチのない就活を可能にするための「インターンシップ」の重要性が高まると予測していただけに、そうならないのは残念です。

 

23卒から新たなルールが発表される可能性がありますが、期待できませんね。

まぁ、就活ルールがどうなろうが「早くから情報を入手して、効率的に就活できる人」が有利になるのは変わりありません。

 

就活ルールがどうなろうと、普遍的に就活を有利にするための情報を発信し続けるので、今後もぜひ就活攻略論を宜しくお願いします!

 

追記、最近ツイッターにめちゃくちゃ力いれています。

 

今日も読んでくれてありがとう。

君の就活はきっとうまくいく。

 

ーまた次回もお楽しみに。本日もありがとうございまシューカツ!!ー