就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
趣味や特技などと同様に、履歴書では得意科目の欄がよく設けられています。
面接の頻出質問である自己PRや志望動機の欄は割と埋めやすいですが、優先度があまり高くない得意科目などって意外と回答に困るものですよね。
純粋に自分が得意な科目を答えればよいのか、そもそもどんな意図で企業が質問しているのかなどがわからない人は少なくありません。
得意科目といえるものがなくて困っている人もきっといるでしょう。
そこでこの記事では、まず履歴書の得意科目の書き方と回答例文5選を紹介します。
さらに質を高める方法や書き方のコツ、得意科目がないときの対処法なども共有するので、得意科目を埋めるのに苦戦している人はぜひご覧ください。
具体的な書き方が知りたいです!
文章でどう伝えるべきかは意外と難しいよね。採用担当者の目を引く書き方や例文を共有していくよ!
- 履歴書の得意科目の書き方|全体の流れ
- 履歴書の得意科目の回答例文5選
- 履歴書の中身に不安があるなら添削を受けるのもおすすめ
- 履歴書に書く得意科目の選び方
- 履歴書の得意科目を書くときのコツ
- 履歴書に書く得意科目がない場合の対処法
- 補足:履歴書で得意科目を聞く企業側の意図とは?
- 本記事の要点まとめ
履歴書の得意科目の書き方|全体の流れ
もったいぶらずに早速、得意科目の書き方を共有していきますね。
結論、履歴書の得意科目は以下のような形で書くのがおすすめです。
【履歴書の得意科目の書き方|全体の流れ】
- 結論(何が得意科目か)
- 根拠・具体例(どのように得意か)
- 企業で活かせる部分(仕事でどのように役立てられそうか)
ほかの質問同様に、まずは結論ファーストで得意科目を伝えます。
ただ、結論だけでは「なぜ得意といえるのか」が伝わらないので、納得感の補填となるような根拠や具体例も合わせて伝えてください。
回答欄に余裕がある場合は、プラスαで企業で活かせそうな部分を伝えます。
単に得意科目だけを伝えて終わるのではなく、仕事との関連性を考えている旨を伝えるとさらによい印象を与えられる可能性がありますよ。
1点補足をすると、もし枠が狭い場合は結論+根拠だけの回答で問題ありません。
履歴書はフォーマットが指定されていることもありますし、自身の状況に応じて柔軟な対応を心がけてくださいね。
面接前には得意になった背景なども用意しておくと安心
まずは履歴書の得意科目の書き方を共有しました。
ただ就活全体を考えると、上述した3点を考えておくだけでは対策が不十分です。
面接では、履歴書の回答をもとに深堀り質問される可能性がありますからね。
では、得意科目の深堀り質問としてはどんなものが想定されるのか?
具体例をあげると、得意になった背景や自分がその科目に興味を持ったきっかけ・得意科目を通じて学んだことなどが想定されるかと。
企業側は単に得意科目を知りたいのではなく、その背景や理由を聞くことで就活生の人柄や価値観などを探ろうとしているんですよね。
面接の場でいきなり聞かれると戸惑いやすいですが、履歴書の回答を考えるときに合わせて対策しておくとより安心して面接に臨めます。
履歴書だけの対策では本番で苦戦してしまう可能性もあるので、事前にでき得る対策は可能な限り実践しておきましょう。
履歴書では結論+根拠を基本の型として考えるのがよさそうですね。たしかに面接で深堀り質問されたら困るので、事前に想定される質問への回答も考えておきます。
まさにそのとおりだよ。事前にできる限りの準備をして万全な状態で本番に臨もうね。
履歴書の得意科目の回答例文5選
次にこの章では、前章の型をもとに作成した回答例文を5つ共有します。
書き方の流れを知っても、いまいちイメージができない人もいると思いますからね。
ここでは、よくある5つの主要科目で回答例を考えてみました。
自身とまったく同じ科目でなくとも回答作成時に参考になると思うので、得意科目を埋めるのに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください!
【履歴書の得意科目の回答例文】
- 国語
- 数学
- 英語
- 体育
- プログラミング(情報系)
例文① 国語
【国語を得意科目とするときの回答例】
私の得意科目は国語です。
小学校や中学校時代には作文が何度も入選したり、大学ではレポートの文章構成をよく教授にお褒めいただいたりしました。
御社に入社した暁には、志望する営業部においてお客様により伝わりやすく納得していただけるコミュニケーションを徹底する所存です。
「結論→根拠→入社後の展望」を簡潔に伝えていることがわかるかと。
根拠の部分では、作文の受賞歴やレポートが教授から褒められることを伝えていますが、国語が得意なことが初めて聞く人にも伝わりやすいですよね。
これくらいの文量であれば、枠があまり大きくない履歴書でも書けるはずです。
国語が得意科目な人に限らず、回答作成時にはぜひ参考にしてみてくださいね。
例文② 数学
【数学を得意科目とするときの回答例】
私の得意科目は数学です。
現在行っている学習塾のアルバイトでも数学を教えており、塾全体の数学平均点を10点以上向上させることができました。
御社に入社した際にも私の強みを活かし、既存の業務や発想にとらわれず、常に改善する意識を持って変革に携わっていきたいと考えています。
数学が得意な場合は、分析力や論理的思考力などがアピールできるかと思います。
なかには、多角的な視野で物事を捉えるのが得意な人もいるかもしれません。
単に得意科目を伝えるだけでは自身の強みのアピールにはなりませんが、入社後の展望でうまく交えると能力を伝えるきっかけにできます。
もちろん嘘はNGですが、得意科目と関連付けてアピールできる強みなどがあれば積極的に伝えてみるとよいでしょう。
例文③ 英語
【英語を得意科目とするときの回答例】
私の得意科目は英語です。
TOEICでは900点を獲得し、同じ大学の留学生とも英語で議論ができます。
グローバル企業である御社に入社した際には、海外勤務や外国人社員とのコミュニケーション、海外企業との交渉などあらゆる場面で英語力を活用し、さらなる利益拡大に貢献します。
英語を得意科目とする場合は、やはりTOEICなどの結果があるとわかりやすいかと。
単にテストの点がよかったなどでは説得力が薄くなるので、初対面の人にもすぐにレベルが伝わるものが理想ですね。
仕事への活かし方を考えるときには、コミュニケーション能力や海外文化への理解なども1つのアピール材料になるかと思います。
語学力だけでも十分強みになりますが、それだけのアピールになる人も少なくないので、別視点で伝えられるものがないかもぜひ考えてみてくださいね。
例文④ 体育
【体育を得意科目とするときの回答例】
私の得意科目は体育です。
小・中・高とすべて体育の評定は最高評価を獲得しており、推薦で体育大学に入学することもできました。
御社に入社した際にはスポーツで培った経験を活かし、常に目標設定をすることで高いモチベーションを維持し、成果を上げ続けることで会社に貢献します。
得意科目を体育とするときの根拠には、学生時代の体育の成績や部活・クラブ活動の結果がわかりやすいです。
上記のように、推薦をもらった経験なども明快でいいですね。
入社後の展望を考えるときには、部活などの経験を通じて得た体力や礼儀正しさなどの部分がアピールできるかと。
チームスポーツをしていた場合は、協調性をアピールするのもアリですね。
例文⑤ プログラミング(情報系)
【プログラミングを得意科目とするときの回答例】
私の得意科目はプログラミングです。
情報の授業で基礎を学んでから興味を持ち自主的に学習した結果、C言語・Javaについては自信を持って実装できるようになりました。
御社に入社した際にはプログラミングで培った論理的思考力や問題解決能力を発揮して、日々直面する困難な状況を素早く乗り越え続けることで利益拡大に貢献します。
最近では、情報系の出身でなくともプログラミングに精通する人がいるかと思います。
そんなプログラミングを得意科目とする場合は、やはり自身が扱える言語などを伝えることが最大の根拠となるかと。
プログラミング関連の強みとしては、ロジカルシンキングなどの思考力が鉄板です。
思考力は汎用性が高くどの会社にも刺さりやすい強みなので、同様の特徴を持つ人はぜひうまく混ぜてアピールしてみてくださいね。
回答例があるとイメージしやすいです!入社後の展望を考えるときは、各科目との関連性と自身の強みを考慮して内容を決めていくのがよさそうですね。
短い文章でわかりやすく伝えるには、各科目に対する一般的なイメージへの理解も必須だよ。ぜひ初対面の面接官にも伝わるか?という視点を持って回答を考えてみてね!
履歴書の中身に不安があるなら添削を受けるのもおすすめ
得意科目のおすすめの型、その型を活用した回答例文5選を共有しました。
これらを参考にするだけでも、ある程度の完成度の回答は作成できるかと思います。
ただ、なかには自分で考えた回答に自信が持てない人もきっといますよね。
結局のところ就活の結果は本番に臨まないとわからないので、履歴書の提出前の段階では大半の人が不安を感じるものだと思います。
でも、そんなとき信頼できる第三者から添削を受けると少しは不安が和らぎます。
自分だけだと「これでいいのかな」と不安になりますが、添削を受けると可能な限りの努力をした上での提出になるので、自信が生まれやすいんですよね。
しかし、履歴書に限らずいい感じの相談できる相手がいなくて、添削や模擬面接を受けるのを諦めている人は少なくありません。
大学のキャリアセンターが唯一の選択肢という人も多いですが、意外と相談しにくい存在ですし、結局ぶっつけ本場となっている人が多い印象です。
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就活エージェントとは、次のような支援をしてくれるサービスのこと。
【就活エージェントのサービス内容】
- 就活相談
- 自分に合った求人の紹介
- 選考支援(ES添削や面接対策)
- 企業との面接のセッティング
- 面接後のフィードバック共有
履歴書の添削に限らず、就活生の内定獲得までに必要なことであれば幅広く支援してくれるサービスですね。
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履歴書に書く得意科目の選び方
次にこの章では、履歴書に書く得意科目の選び方を紹介します。
TOEICで900点・体育推薦で大学入学など、わかりやすい根拠があるような得意科目がない人もいますよね。
曖昧な状況の人は、きっとどの科目を採用すべきか悩むものだと思います。
ここでは僕がおすすめする選び方をまとめたので、補足も踏まえて順に確認していきましょう。
【履歴書に書く得意科目の選び方】
- 応募企業との関連性がある科目
- 人柄や個性が伝わる科目
- 補足:好きと得意の違いを把握した上で選ぶことも大切
選び方① 応募企業との関連性がある科目
おすすめの選び方1つ目は、応募企業との関連性がある科目です。
具体例をあげると、グローバル企業や外資系企業など語学力が求められる会社では、英語を得意科目にするイメージですね。
文章を多く扱うような職業なら、国語を得意科目とするのがよいかもしれません。
理由は単純で、履歴書を読んだ企業の担当者によい印象を抱いてもらえやすいから。
自社と相性がよさそうな人材であれば、採用側は確実によいイメージを持つものです。
1つ注意点としては、大前提として自分の得意科目に嘘はつかないでください。
当たり前ですが「英語が得意といったら好印象を抱かれそうだから、本当はあまり得意でないけど得意科目として伝えよう」などはNGです。
根拠も薄くなりやすいですし、深堀り質問されたときに得意でないことがバレる可能性もあるので、嘘をついても意味はありませんよ。
選び方② 人柄や個性が伝わる科目
2つ目のおすすめは、自身の人柄や個性が伝わる科目です。
得意科目の欄では文字通り得意科目も確認されますが、企業側は回答を通じて人柄などを探りたいと考えています。
会社で働くのは人なので、採用基準として「自社で活躍できそうな人柄か」「魅力的な個性を持っているか」などは見られているものなんですよね。
この点を考えると、得意科目では自分の熱意があるものを伝えるのもアリです。
身体を動かすのが好きな人は体育、ネットを使ってコツコツ作業するのが好きな人はプログラミングを得意科目にするなどのイメージですね。
いわゆる5教科などに自身の関心がない場合は、心理学や社会学などの専門科目を採用するのもアリかもしれません。
得意科目に限った話ではないですが、就活ではできる限り正直ベースの回答をしたほうがミスマッチが起きる可能性も減らせます。
視野を広げると嘘をつかないことが自分のためにもなるので、この点も考慮して回答を考えておくことを僕はおすすめしますね。
補足:好きと得意の違いを把握した上で選ぶことも大切
得意科目の選び方として、人柄や個性が伝わる科目を選ぶのもアリだと伝えました。
ただ念のため補足をすると、人柄や個性が伝わるものでも「自分が得意ではなく好きなだけのもの」を選ぶのはNGです。
好きというのは個々人の感覚的なものであり、得意かどうかは関係ありません。
でも得意というのは、他者と比較したときに何かしら優れている要素が求められます。
自分が好きなものでも、他者から評価されるような結果や強みがなければ、決して得意科目とはいえないですよね。
この点を認識せずに得意科目を選ぶと、たとえ自分の熱意が伝わるものであっても説得力に欠けてマイナス評価につながる恐れがあります。
得意科目を考えるときには、他者から見たときに説得力のある根拠も提示できるようなものを選ぶようにしましょう。
迷ったときには、応募企業との関連性・自分の人柄や個性が伝わるかどうかを考えて得意科目を選んでみてね。
履歴書の得意科目を書くときのコツ
続いてこの章では、履歴書の得意科目を書くときのコツを3つ共有します。
基本的な内容ですし前述と重複するものもありますが、得意科目の欄でマイナス評価を避けるにはどれも確実に押さえておくべきかと。
いずれも簡潔にまとめているので、さくっと確認していきましょう。
【履歴書の得意科目を書くときのコツ】
- 結論ファーストで端的に書く
- 先に構成を考えてから文章を書く
- 専門用語を使わないで書く
コツ① 結論ファーストで端的に書く
1つ目は、結論ファーストで端的に書くこと。
これは、得意科目に限らず就活全体を通して共通して言えることですね。
質問に対して結論から答えることはいわずもがなです。
加えて、以降の根拠や具体例などもできる限り端的に伝えてください。
履歴書の枠の大きさにもよりますが、限られた枠のなかでダラダラ文字を書いていると読み手はわかりにくい印象を受けやすいです。
内容にもよりますが、冗長な印象を受けると誰しもよいイメージは抱きません。
前述の例文でも端的な回答を意識しているので、どのくらいのボリュームか迷ったときにはぜひ参考にしてみてくださいね。
コツ② 先に構成を考えてから文章を書く
ほかの質問にもいえますが、文章を書くときは先に構成を考えておくといいです。
僕自身も今回のような記事を書くときには、全体の構成を先に考えてから順番に文章を書くようにしていますね。
というのも、事前に骨組みを考えたほうが論理的な流れになりやすいから。
また抜け漏れも発生しにくいので、情報が不足してしまう事態もなくせるんですよね。
今回の記事で、回答例文を共有する前に全体の流れを伝えたのも同様の意図でした。
いきなり文章を書くよりも、先に構成を考えてから書くほうが内容がすっきりしますし、意外と時間もかからないものです。
これまで骨組みを考えていなかった人は、文章を書く前に全体の流れを決めるように意識してみてくださいね。
コツ③ 専門用語を使わないで書く
得意科目を書くときは、専門用語を使わないことも意識しましょう。
とくに、理系科目や心理学などの専門科目を採用するときには注意が必要ですね。
普段からその科目に精通している人には当たり前の言葉でも、一般的な相手には当たり前ではないことって多々あるんですよね。
研究職や技術職の面接官には伝わっても、人事の方など文系出身者には伝わらないといったケースは決して珍しくありません。
基本的な方針としては、中学生に噛み砕いて伝えるような感覚までレベルを落として内容を整理しておくのがよいかと。
いくら本来は魅力的な内容でも相手に伝わらなかったら意味がないので、得意科目を書くときは難しい内容でないか?もよく考えておきましょう。
結論ファーストは徹底していましたが、構成を先に考えるのも重要そうですね。専門用語を使わないという視点も欠けていたので、意識して文章を考えるようにします!
どれも意識すれば難しい内容ではないし、この機会にぜひ頭に入れておいてね!
履歴書に書く得意科目がない場合の対処法
次にこの章では、履歴書に書く得意科目がない場合の対処法を紹介します。
この記事を読んでくれている人のなかには、そもそもどんな科目を書くべきか悩んでいる人もいると思いますからね。
特筆すべき強みなどがないと、得意科目を埋めるのって難しいものですよね。
ここでは具体的な対処法を3つまとめたので、順に見ていきましょう。
【履歴書に書く得意科目がない場合の対処法】
- 大学の成績を見て得意科目を判断する
- 周囲に意見を求めてみる
- 自分の好きなことから得意科目を考える
対処法① 大学の成績を見て得意科目を判断する
1つ目は、大学の成績を見て得意科目を判断すること。
成績を見れば、全体のなかでどの科目の評価が高かったのか一発でわかりますよね。
単純な対処法ですが、自分に自信が持てないタイプの人や優柔不断な人には向いているかと思います。
成績として明確な結果が出ているので、たとえばほかの科目と比較をすればその科目がなぜ得意だったかなどのアイデアもわきやすいかと。
もちろん優秀な結果などがあるのは理想ですが、すべての就活生が自慢できるような結果を持っているとは限りません。
得意科目を選ぶのに悩んでいる人は、成績を1つの根拠として活用してみてください。
対処法② 周囲に意見を求めてみる
得意科目選びに悩んだら、周囲の人に意見を求めるのもアリです。
大学の友人に得意科目を迷っていることを伝えたら、客観的に自分を見たときの意見をくれるはずです。
また、友人の書き方を教えてもらってアイデアがわくこともあるかもしれません。
友人に限らず、家族に意見を求めるのもいいですね。
大学で地元を離れている人でも、昔から自分を知る家族であれば身近な視点で何が得意科目に見えるかを教えてくれるはずです。
就活では自分ひとりで悩まず、第三者に意見を求めることが意外と有効です。
ひとりで悩みを抱えると精神衛生上もよくないですし、あまり深く考えすぎる前に気軽に相談してみるといいですよ!
対処法③ 自分の好きなことから得意科目を考える
3つ目に、自分の好きなことから得意科目を考える方法もあります。
前述したように好きと得意の違いは認識しておく必要がありますが、好きと得意って連動していることも多くあるんですよね。
ゆえに、自分の好きなことから派生させると得意科目が明確になることもあります。
たとえば、昔から本を読むのが好きな人は国語が得意科目、運動習慣がある人は体育が得意科目などのイメージですね。
自分にとっては身近で当たり前のことがヒントになることもあるので、1つの対処法としてぜひ考えてみてください!
たしかに自分ひとりで考えないで、家族や友人に相談すると視野が広がりそうですね。
自分だけで悩んでも新たな発見は生まれにくいからね。誰もが特筆すべき得意科目を持っているわけではないし、あまり難しく考えすぎないことも大切だよ。
補足:履歴書で得意科目を聞く企業側の意図とは?
最後に本章では、履歴書で得意科目を聞く企業側の意図を紹介します。
得意科目に限った話ではなく、就活で問われるすべての質問には何かしらの意図があるものなんですよね。
よって企業側の質問意図を知っておくと、より的確な答えを考えやすくなるわけです。
得意科目に関しては2つの意図が想定されるので、最後にさくっと見ていきましょう。
【履歴書で得意科目を聞く企業側の意図】
- 就活生の人柄や志向を探りたい
- 面接時にアイスブレイクのネタにしたい
意図① 就活生の人柄や志向を探りたい
1つ目は、就活生の人柄や志向を探る意図です。
得意科目には、結論や根拠を回答するなかに一人ひとりの個性が表れます。
たとえば、読書好きで国語が得意な人・物事を論理的に考えることが好きで数学が得意な人では、受け取る印象に違いがありますよね。
また、同じ科目が得意な人が2人いたとしても、根拠として語ったエピソードによって受け取るイメージは変わってくるかと思います。
つまり得意科目を聞くと、就活生の人柄や志向を知るきっかけにできるわけですね。
この点を考慮すると、やはりできる限り正直ベースで回答するのが理想かと。
人柄が伝わるような回答をしてマイナス評価を受けても、単に応募企業と相性が悪かっただけの話ですからね。
ミスマッチ防止のためにも、得意科目の回答時には可能な限り本音を伝えてください。
意図② 面接時にアイスブレイクのネタにしたい
得意科目の回答をアイスブレイクのネタにする意図も想定されます。
面接本番は誰しも緊張しやすいので、とくに緊張感がある面接が始まったばかりの時間には本格的な質問は基本的にされません。
志望動機や自己PRといった重要度の高い質問は、面接後半で聞かれやすいですよね。
逆に比較的話しやすい設問は、就活生の緊張をほぐして場の雰囲気を和らげるために最初に聞かれることが多い印象です。
その質問の1つとして、趣味や特技などと同様に得意科目があるわけですね。
この点でも得意科目の回答で嘘をついていると、面接で質問されたときに焦ってしまい、かえって緊張してしまうこともあるかと。
企業側の意図を考慮しても、やはり正直な回答を徹底するのがよいといえますね。
得意科目を聞く企業は、就活生の人柄を探る・アイスブレイクのネタにするという目的を持っているのですね。
そのとおりだよ。質問する側の意図を知ると回答作成時の意識も変わってくるものだし、ほかの設問に対しても企業側の考えを予測しておくのは有効だね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
履歴書の得意科目の書き方としておすすめの型と回答例文5選、質を高める方法や書き方のコツなどを網羅的に解説しました。
得意科目の欄では単に得意科目を確認するのではなく、就活生の人柄や志向を探りたいと思われています。
ゆえに見栄を張って根拠に嘘をついたり、本当は自分の得意科目でないものを採用したりするのはおすすめできません。
ただ、アイスブレイクのネタに使われるような内容ですし、あまり深く考えすぎないで気軽に回答を用意することも大切かと。
回答が不安であればエージェントの添削を受ける方法もありますし、この記事を参考にしてぜひ自信を持って回答欄を埋めてみてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「【例文10選】面接での「得意科目・苦手科目」の答え方はこれ!」も読んでみてください。
履歴書ではなく面接に特化をして、得意科目や苦手科目を聞かれたときのポイントや回答例を共有しています。
履歴書に設問がある以上は面接でも質問される可能性は十分あるので、面接対策もしておきたい人はぜひ合わせて目を通してみてくださいね。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 履歴書の得意科目欄は「結論→根拠→入社後の展望」の流れで簡潔に伝えるのがおすすめである。
- 面接の場を想定して、得意になった背景なども整理しておくとより安心である。
- 回答に自信がない場合は、無料で使える就活エージェントを有効活用するとよい。
- 得意科目は、応募企業との関連性・自分の人柄や個性が伝わるかを考えて選ぶとよい。
- 得意科目がないときは、成績を見る・周囲に意見を求める・好きから派生させて考えるのがおすすめである。