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【例文10選】面接での「得意科目・苦手科目」の答え方はこれ!

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就活生や転職者のみなさん、こんにちは!

これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!

 

面接でよく聞かれる「得意科目と苦手科目」。

一見すると、簡単な質問に見えるので特に準備も必要なさそうですよね。

でもそこに大きな落とし穴があるんです!

 

実は簡単な質問に見えるこの2つの質問には、企業側の明確な狙いがあるんです。

だからこそ多くの企業が貴重な面接時間の一部を使ってまで聞いている。

 

今回はそんな企業の狙いを知ってもらったうえで、その狙いに合わせた回答の作り方や回答例をご紹介します。

評価される回答を知りたい人は必見です!

面接で「得意科目」を聞かれたときの回答例

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さっそく、面接での回答例文を共有していきますね。

僕が就活生の時、得意科目についてエントリーシートでは以下の構成で作成していました。 

 

【得意科目の回答構成】

  1. 結論
  2. 根拠
  3. 興味を持ったきっかけ
  4. エピソード
  5. 学んだこと
  6. 企業で活かせる部分

 

これをすべて面接で1度に伝えるとさすがに長くなります。

よって面接で回答するのは「結論+根拠」の冒頭だけで十分です。

 

「興味をもったきっかけ」以降は面接官から追加で聞かれた時に回答しましょう。

得意科目と苦手科目はエントリーシートでもよく聞かれる質問なので、ぜひ1度上の構成で洗い出しておくことをおすすめします!

 

(事前に洗い出しておけば、面接で追加質問されたとしても回答することができるからね。ちなみにセリフとして暗記したりするのはNG!1度洗い出しておくだけで、案外頭の中に残るものだから。)

 

得意科目の回答例① 大学講義全般

 

私の得意科目は地域社会学です。(~①結論)

大学のゼミでは、主にシャッター商店街に関する研究を行ってきました。

フィールドワークにおける商店街の方とのやり取りや研究報告をとおして、担当教授からも「良い視点を持っている」というお言葉をいただきました。(~②根拠)

 

------ここからは追加質問された場合に答えれば良い内容------

私がシャッター商店街に興味を持ったのは、両親が商店街で自営業をしていることがきっかけでした。

両親が店を構える商店街も半数以上が閉店しており、どうしてこのような状況が生まれてしまったのかを知りたいと感じました。(~③興味を持ったきっかけ)

卒業研究では、商店街の歴史を知る人へのインタビュー、周辺地域の人口推移や大型ショッピングモールとの因果関係などを調査した結果、私が考えた仮説どおりの原因があることが判明しました。(~④エピソード)

この研究をとおして、社会で当たり前として捉えられている事象に対して疑問を抱くこと、その疑問を解決するためのプロセスの重要性を学ぶことができました。(~⑤学んだこと)

この経験は、御社の「常に課題意識を持ち、新しい価値を創造していく」という理念に大いに貢献できると考えています。(~⑥企業で活かせる部分)

 

得意科目の回答例② 英語

 

私の得意科目は英語です。(~①結論)

TOEICでは900点を獲得し、同じ大学の留学生とも英語で議論ができます。(~②根拠)

 

------ここからは追加質問された場合に答えれば良い内容------

 

私が英語の興味を持ったきっかけは中学生時代の経験です。

当時、同じクラスにアメリカ人の女の子がいたのですが、言葉の壁によってクラスで孤立していることがよくありました。

私はどうにか彼女と友達になりたいと思いましたが、英語が喋れないことが理由でコミュニケーションに自信が持てず、友達になれませんでした。

このことがきっかけで英語力を身に付けたいと強く感じました。(~③興味を持ったきっかけ)

そこで私は、高校入学から現在までの約6年間、毎日10単語を覚える作業を継続しました。

また留学や英会話のアルバイトをとおして、積極的に外国の方とコミュニケーションを取るように心掛けました。(~④エピソード)

その結果、TOIECでの高得点のほか、ビジネスレベルでの英会話力も身に付けることができました。(~⑤学んだこと)

この英語力は御社での海外勤務や外国人社員とのコミュニケーション、海外企業との交渉などあらゆる場面で大いに活かすことができると思います。(~⑥企業で活かせる部分)

 

得意科目の回答例③ 数学

 

私の得意科目は数学です。(~①結論)

現在行っている学習塾のアルバイトでも数学を教えており、塾全体の数学平均点を10点以上向上させることができました。(~②根拠)

 

------ここからは追加質問された場合に答えれば良い内容------

私は小学生のときから数字にふれることが好きでした。

算数や数学において、自分の立てた道筋で計算をすすめ、答えが出たときの達成感にやりがいを感じています。(~③興味を持ったきっかけ)

特に私は数学に取り組む中で、よりわかりやすくシンプルな方法で答えを導き出すことや教科書で教えられる公式にとらわれず、他の発想ができないかを意識してきました。(~④エピソード)

その結果、数学に限らず常に「なぜそうなるのか」「より良い方法はないか」を考える癖がつきました。(~⑤学んだこと)

御社に入社した際には、この強みを活かし、既存の業務や発想にとらわれず、常に改善するという意識を持って変革に携わっていきたいと考えています。(~⑥企業で活かせる部分)

 

得意科目の回答例④ 国語

 

私の得意科目は国語です。(~①結論)

小学校や中学校時代には作文が何度も入選したり、大学においてもレポートの文章構成をよく教授にお褒め頂きます。(~②根拠)

 

------ここからは追加質問された場合に答えれば良い内容------


私は小さい頃から読書が好きで、いろんな文章や言葉に触れてきました。

これがきっかけで文章を書いたり言葉を知ることが好きになり、国語にも興味を持つようになりました。(~③興味を持ったきっかけ)

今でも1日1冊は読書をしています。また言葉についてもっと知りたいと考え、文学部に入学し言葉の歴史について研究しています。(~④エピソード)

このように幼少期から人より多く文章や言葉に触れてきたことで、よりわかりやすく適切な言葉でコミュニケーションをとれるようになりました。(~⑤学んだこと)

この強みを活かし、営業部においてもお客様により伝わりやすく納得していただけるコミュニケーションを心掛けていきたいと思います。(~⑥企業で活かせる部分)

 

得意科目の回答例⑤ 体育 

 

私の得意科目は体育です。(~①結論)

小中校と全て体育の評定は最高評価を獲得しており、推薦で体育大学に入学することもできました。(~②根拠)

 

------ここからは追加質問された場合に答えれば良い内容------

もともと私は体を動かすことが好きで、マラソン大会や校内での記録会などで好記録を出すとみんなから褒めてもらえることが嬉しくて、体育に興味を持ちました。(~③興味を持ったきっかけ)

今では自分自身が体を動かすだけでなく、人に対してより効果的に体を使う方法や健康に繋がるトレーニングを教えることにも力を入れており、卒業研究でもトレーニングと健康の因果関係について調査しています。(~④エピソード)

このように体育に興味を持ったことがきっかけで、目標を達成することの難しさややりがいを知ることができました。(~⑤学んだこと)

この経験を活かし、御社においてもただ業務をこなすだけでなく、常に目標設定をすることで高いモチベーションを維持しながら成長していきたいと考えています。(~⑥企業で活かせる部分)

 

このように面接で得意科目を聞かれたら、「結論+根拠」をまずは回答する

面接官から追加で「具体的にはどんな成績を?」と聞かれたらエピソードを話す。

 

回答時間が長ければ、その科目を通して学んだことを答えたり、企業で活かせる部分を答えるなど柔軟に対応することが重要です! 

 

面接が苦手な人が必ずとるべき2つの対策

僕はこれまで数百人の就活生と話してきました。

そんな中で、やっぱり多いのが「面接が苦手すぎてやばいです」という悩み。

 

これに関する僕の回答は「とにかく場数を増やす+徹底的な自己分析」です。

もう面接対策はこの2つの対策に限ると僕は考えています。

 

とにかく場数を増やす

まず人との会話に慣れたり、質疑応答に慣れるためには、自分に合った企業へのエントリー数を増やしましょう。

そうすれば自然と面接回数も増えるし、内定を獲得できる可能性も上がります。

 

エントリー企業数を増やすには、「キミスカ」(一番おすすめの逆求人サイトです!)など逆求人サイトに登録したり、

優良企業だけを掲載しているサイト「ホワイト企業ナビ」を見るのが有効です!

 

 

またこれらのスカウトサイトが現状、最強な理由として、僕の脳内の戦略を図解すると下記のとおりです。

 

 

ぜひ合わせて参考にしてくださいね!!

 

自己分析を徹底的に行う

次に場数を踏むのと同時に、面接自体の対策として自己分析が有効です。

突然ですが、「あなたの名前は?」と聞かれたら答えることができますか。

 

当然すぐに答えることができますよね。

 

人は、事前に頭の中で明確化されていることなら簡単に答えられる。

面接で何を聞かれても答えられない人は、自己理解が浅いんですよね。

 

自己分析のやり方をマンガを使って詳しく「マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】」でまとめておきました。

面接が苦手な人は絶対にこの記事を読んで自己理解を深めてください!

 

場数を増やすこと、自己理解を深めることで面接が本当に得意になります。

 

なるほど!たしかに、そもそも面接をする場数を増やして慣れていきつつ、同時に自己理解を深めることで質問への対応力を上げることは有効ですね。

そうなんだよ!面接が苦手な人は得意になることはできないかもしれないけど、企業から評価されるレベルまで押し上げることはできるからね。

面接で「苦手科目」を聞かれたときの回答例

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次に苦手科目の回答例について共有していきましょう。

その前に得意科目同様、苦手科目の回答構成について解説しておきますね!

得意科目とはちょっと違う点があるので注意!

 

エントリーシートで苦手科目を聞かれた場合は以下の構成で作成していました。

「苦手科目に対してどう向き合ったのか」ということを伝えることで、向上心の高さや苦手を克服できる人間だというアピールに繋げます。

 

【苦手科目の回答構成】

  1. 結論
  2. 根拠
  3. 苦手科目に対してどう向き合ったのか
  4. 学んだこと
  5. 企業で活かせる部分

 

こちらも面接で全て回答すると長くなりすぎる。

そこでおすすめは「結論+根拠+苦手科目に対してどう向き合ったのか」まで回答することですね。

このあたりは回答時間に合わせて柔軟に回答してください。 

 

苦手科目の回答例① 大学講義全般

 

私の苦手科目は哲学です。(~①結論)

哲学者の考えた思想などを講義で学んでいますが、どうしてもイメージをすることが難しく苦手に感じてしまいます。(~②根拠)

しかし哲学者の考える思想や考え方は私にとって、何か新しい発見のヒントになるかもと考え、苦手ながらも理解しようと取り組みました。

具体的には、哲学者の半生を描いた漫画を読み、イラストを交えることでイメージをしやすくして理解を深めました。

その結果、考え方の幅が広がり、より客観的に物事を考えられるようになりました。(~③どう向き合ったか)

 

------ここからは追加質問された場合に答えれば良い内容------


この経験から、苦手だからと逃げるのではなく正面から向き合うことこそ、新しい発見や成長に繋がると実感しました。(~④学んだこと)

御社においても、苦手だと感じる業務ほどしっかりと向き合い、日々自己成長に繋げていきたいと思います。(~⑤企業で活かせる部分)

 

苦手科目の回答例② 英語

 

私の苦手科目は英語です。(~①結論)

日本語とは異なる文法を使った英文作りにどうしても慣れることができず、苦手意識を持っています。(~②根拠)

しかし、英単語を覚えることについては苦手意識がなかったことから、まずは英単語をひたすら覚える作業に取り組みました。

また、一つ一つの英単語が持つ役割(接続詞や名詞など)を理解することで、パズルのように英文を考えるようにした結果、英文においても平均点以上を取れるようになりました。(~③どう向き合ったか)

 

------ここからは追加質問された場合に答えれば良い内容------

この経験をとおして、苦手なことに対してもアプローチの仕方を工夫することで改善できることを学びました。(~④学んだこと)

御社に入社し課題に直面した際にも、この経験を活かし、アプローチの方法を工夫することで課題解決に取り組んでいきたいと思います。(~⑤企業で活かせる部分)

 

苦手科目の回答例③ 数学

 

私の苦手科目は数学です。(~①結論)

中学生時代に一度欠点を取って以降、自分の中で数学は苦手であるという意識が強くなり、学習を始める前からネガティブな気持ちを感じるようになりました。(~②根拠)

しかし高校生の時、このままでは大学受験にも大きな影響が出ると感じ、ネガティブな気持ちを押さえて一から学びなおす決心をしました。

それから毎日数学教員のもとに通い、わからない部分は納得するまで質問を繰り返した結果、大学受験においても全体平均以上の点数を獲得しました。(~③どう向き合ったか)

 

------ここからは追加質問された場合に答えれば良い内容------

この経験から、何事も始める前から諦めるのではなく、まずは自発的に行動し取り組む姿勢が大切であることを学びました。(~④学んだこと)

御社の社員として困難な場面があったとしても、この学びを活かし、まずは逃げることなく取り組むことで御社の利益に貢献していきたいと考えています。(~⑤企業で活かせる部分)

 

苦手科目の回答例④ 国語

 

私の苦手科目は国語です。(~①結論)

特に現代文のテストについては、数学のような公式もなく、社会などのように記憶すれば良いというわけでもないため、どうすれば問題が解けるのか疑問でした。(~②根拠)

しかし、自分の中でなぜ現代文で点が取れないのか改めて考えた結果、他教科に比べ圧倒的に勉強時間が少ないことに気付きました。

公式もなく暗記もないため、勉強せずとも点数が取れるという奢りがあったのだと思います。

そこで私はとにかく多くの問題を解き、解き方のコツを掴むようにした結果、倍以上の点数を取れるようになりました。(~③どう向き合ったか)

 

------ここからは追加質問された場合に答えれば良い内容------

この経験から自分が苦手だと感じていることも、より深く原因を考え追究することで、改善すべき課題が見つかることを学びました。(~④学んだこと)

この学びは、御社が強みとしている商品開発への徹底したこだわりという点において、大いに活かすことができると考えています。(~⑤企業で活かせる部分)

 

苦手科目の回答例⑤ 体育

 

私の苦手科目は体育です。(~①結論)

もともと運動自体が苦手ということもあり、人前で体を動かしたり球技をすることなどに大きな抵抗感がありました。(~②根拠)

しかし、人の目を気にしてばかりいる自分が嫌になり、そんな自分を変えたいと思うようになりました。そこで私は、自ら友人に運動が苦手であることを伝え、積極的に教えてもらうようにしました。

その結果、運動に対する苦手意識を克服するとともに、人前で思い切り体を動かすことへの抵抗感もなくなりました。(~③どう向き合ったか)

 

------ここからは追加質問された場合に答えれば良い内容------

この経験から周囲に対して自分の想いや正直な姿を伝えることで、自分自身が行動しやすくなるということを学びました。(~④学んだこと)

御社に入社した際にも、自分ができないことはしっかりと先輩上司に伝え、まずは指導をいただきながら成長し、貢献していきたいと思います。(~⑤企業で活かせる部分)

 

苦手科目も伝え方によってアピール要素になるんですね!

重要なのは何が苦手なのかではなく、苦手なことに対してどう向き合ってきたのかなんだ。また、そこでの学びをとおしてどんな成長があり、それをどう企業で活かすか。これが伝わればめちゃくちゃアピールできるよね!

面接で得意科目・苦手科目を答える際のポイント

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この章では「得意科目や苦手科目を答える時のポイント」について解説していきます。

得意科目と苦手科目に共通しているポイントとそれぞれ異なるポイントがあるので、分けて解説しますね!

 

① 得意科目・苦手科目に共通するポイント

 

まずは得意科目と苦手科目のどちらにも共通するポイントから。

以下の3つはどちらの質問でも必ず意識するようにしてください!

 

【得意科目・苦手科目に共通する答え方のポイント】

  • 必ず結論ファーストで答える
  • 聞かれたらエピソードを加える
  • 実際の業務でどう活かせるのかを伝えられると良い

 

必ず結論ファーストで答える

これは面接全般にいえることですが必ず「結論ファースト」で答えるように意識していください。

結論が最初に来ることで面接官はめちゃくちゃ話を理解しやすくなります。

 

加えて最初に結論以外を話すと、必ず文章が長くなってしまいます。

自分でも何を言ってるのかわからなくなって話が脱線する人も多いですよね。

 

結論ファーストさえできていれば大きく脱線する心配もありませんからね。

科目に関する質問であれば、以下のようになります。

 

▼得意科目の場合

 「私の得意な科目は◯◯です。理由は~」

 

▼苦手科目の場合

 「私の苦手な科目は◯◯です。理由は~」

 

聞かれたらエピソードを加える

次のポイントとして聞かれたら「エピソード」も答えるようにしましょう。

 

面接において得意科目の質問の重要性は「自己PR・志望動機・ガクチカ」などの頻出質問に比べれば低いです。

よって長々とエピソードまで答えると、話が長くなりすぎてしまう。

 

そこで基本的には結論だけを答えつつ、面接官から追加で深堀りされたら、「具体的にどんな成績を上げたのか」などのエピソードも交えると説得力が増しますよ。 

 

実際の業務でどう活かせるのかを伝えられると良い

続いて、回答時間が長めに設定されている場合は「実際の業務でどう活かせるか」を入れると良いですよ!

先ほどの章で解説したとおり、企業は自社との相性を確認しようとしています。

 

つまり、得意科目や苦手科目がどう業務に活きるのかを知りたがってる。

面接官が知りたがっていることを答えられれば、高評価に繋がるのは間違いありませんからね。

 

また、科目に関する知識が直接業務に活かせなくても大丈夫です。

「活かす」というのは以下のような使い方でも十分ですよ!

 

▼直接的な活かし方(英語が得意科目の場合)

「英語が得意科目で、日常会話はもちろんビジネスの場でも活かせるレベルに達している。この英語力を活かし、海外取引先との交渉に貢献していきたい」

 

▼間接的な活かし方(英語が苦手科目の場合)

「苦手な英語に対し、毎日10個の英単語を必ず覚えるようにしたことで圧倒的な継続力が身に付いた。この継続力を活かし、成長志向の御社において継続した成長に貢献していきたい。」

 

科目の知識が直接活かすことができなくてもいいんだ!
その科目に対して取り組んだ結果、身に付いた強みを活かすという流れでも十分通用するからね!

 

② 得意科目を答える際のポイント

 

つぎに得意科目を答える際のポイントについて解説します。

得意科目については以下の2つを意識してください!

 

【得意科目を答える際のポイント】
  • 志望先企業のメリットとなる科目を選ぶ
  • 得意科目がなぜ得意になったのかを説明する

 

志望先企業のメリットとなる科目を選ぶ

得意科目って別に1つだけじゃないですよね。

複数の得意科目がある場合は、志望先のメリットとなる科目を選んでください!

 

例えば海外勤務が予測される企業なら英語、文章を多く扱う職種なら国語みたいなイメージです。

これぐらい直接的に活かせる科目だと企業側もイメージしやすいですよね。

 

イメージがしやすいということは企業側もメリットに感じやすいということ。

「お、その得意科目ウチに合ってんじゃん!」と思わせたら勝ちです!

 

得意科目がなぜ得意になったのかを説明する

得意科目といっても、ただ何となく得意だったらアピール要素としては弱いです。

そもそもなんで得意になったのか、また得意と感じるようになったのかまで説明するようにしましょう。

 

例えば国語が得意科目の場合「小さい頃から読書が好きでいろんな文章を読んできたことで国語が得意になった」と言われれば説得力がありますよね。

 

また得意かどうかは自分ではなく他者評価が重要なので「小中時代に作文が何度も入選したり、レポートの文章構成をよく教授に褒められた」と言えば、得意と感じるようになった動機がはっきりします。

 

こういった点まで説明できれば、面接官は「よく自己分析ができている学生」というイメージを持つので高評価にも繋がります。

 

③ 苦手科目を答える際のポイント

 

最後に苦手科目を答える際のポイントについてです。

苦手科目も意識すべきことは2つですね!

 

【苦手科目を答える際のポイント】

  • 志望先企業にとってデメリットとなる科目は避ける
  • 苦手な科目とどう向き合ったのかを伝える

 

志望先企業にとってデメリットとなる科目は避ける

まず苦手科目を伝える際に注意してほしいのは企業にとってデメリットとなる科目は選ばないということです。

 

例えば将来的に海外勤務がある企業や外国人の社員が多い企業の選考で、苦手科目が「英語」だと答えたらどうなりますかね?

完全に苦手科目が企業にとってデメリットになってますよね!

 

もともと英語に苦手意識を持ってるなら成長は見込めないし、将来的な海外勤務も難しくなる。

こんな学生を企業は採用しないですよね。

 

つまり、わざわざマイナス評価になるような科目は避けましょうということ。

企業研究を怠っているという印象まで与えてしまいますからね。

 

苦手な科目とどう向き合ったのかを伝える

苦手科目を苦手なものとして伝えただけで終わらないようにしてください。

必ずその苦手科目に対しどう取り組み、どれだけ改善したのかまで説明することが重要です。

 

逆に言えば、苦手科目への取り組み方次第でアピール要素にもなりますからね。

「苦手を克服するため◯◯を行い改善した経験から、◯◯を身に付けた」みたいなイメージです。

 

それに苦手なことを放置する人材を企業は欲しがりません。

苦手なことに対しても逃げずに真摯に向き合う姿勢があることを伝えましょう。

 

答え方にもいろんなコツがあるんですね!

そうなんだよ。ここでは詳しくポイントを解説したけど、面接での回答はシンプルに「結論+根拠」で問題なし。

面接で得意科目・苦手科目を企業が質問する理由

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そもそも企業はなぜ面接で得意科目や苦手科目を質問するのでしょうか?

ガクチカや志望理由同様、科目に関する質問も頻出ですよね。

 

限られた面接の時間の中で、わざわざ時間を使って聞くということは明確な意図や狙いがあるのは間違いない。

 

そこでまずは、企業が質問する理由について解説したいと思います。

企業が得意科目や苦手科目を聞く理由は主に以下の3つです。

 

【面接で得意科目・苦手科目を質問する理由】

  • 自社との相性を確認するため
  • 得意なことをどう伸ばしてきたのかを確認するため
  • 苦手なこととどう向き合ってきたのかを確認するため

 

質問意図① 自社との相性を確認するため

 

企業が得意科目や苦手科目を質問する最大の理由は「自社との相性を確認するため」です。

特に業種や職種との相性なんかが注目されていますね。

 

例えば代表的な例として、理系の技術職で選考を受けている学生の場合、得意科目として求められるのは数学だったり物理ですよね。

ここで国語が得意と答えたり、数学が苦手と答えてしまったらアウトです。

 

これは極端な例ではありますが、相性とはこういうこと。

業務内容がこれまで学んできた勉強の得意不得意に影響されることって意外と多いので、企業にとっては相性が重要なんですよね。

 

また業務内容以外の例として、体育会系の雰囲気がある企業だったり、体育会系が好きな経営陣が集まる企業であれば、得意科目が体育だと単純に気に入られます。

(体育会系のノリだったり雰囲気がある企業って今でも意外と多いですよ!)

 

質問意図② 得意なことをどう伸ばしてきたのかを確認するため

 

次の理由は「得意なことをどう伸ばしてきたのかを確認するため」です。

 

「なぜその科目が得意になったのか?」「その科目を伸ばすためにどんな努力をしたのか?」を追加質問によって深堀りすることで、“その就活生の努力の仕方”や“向上心”を確認する目的もありますよ。

 

質問意図③ 苦手なこととどう向き合ってきたのかを確認するため

 

最後の理由は「苦手なこととどう向き合ってきたのかを確認するため」です。

先ほどの逆で、これは苦手科目に限定した理由ですね。

 

苦手なことって、ほとんどの人が避けておきたいと思いますよね。

でも企業で仕事をしていれば、必ず苦手な業務と向き合わなければいけない場面が訪れます。

 

そんな時、苦手だからという理由で逃げてしまっていては結果は残せませんし、個人の成長も見込めません。

つまり、苦手だとわかっていても逃げることなく、その物事に向き合って改善していける人は企業もめちゃくちゃ欲しい人材なわけです。

 

人には必ず苦手なことがあるからこそ、事前にこれまでの苦手な事との向きあい方を確認し、成長が見込める人材なのかを企業は確認しています!

 

興味本位で聞いているのではなく、ちゃんとした理由があるんですね!

面接官の質問意図を把握しておけば、最低限それを満たす回答をすれば合格ラインに乗る。的はずれな回答をしないためにも質問意図の把握は重要だよ!

得意科目や苦手科目はESでも頻繁に聞かれる!

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ここまで得意科目や苦手科目に対する面接での答え方について解説してきました。

ただ、この質問って面接に限らずエントリーシートでも結構聞かれるケースが多いんですよね。

 

企業が聞く目的自体は面接と変わりません。

ただ、大きく違うのが伝え方ですよね。

 

面接であれば言葉で伝えますが、エントリーシートであれば文字で伝えなければなりません。

つまり、得意科目や苦手科目についてエントリーシートで文字として回答するには、それに適した対策が必要になります。

 

この点について、得意科目や苦手科目への答え方にも共通して活用できる記事を用意しました。

 

ほとんどの就活生が知らないエントリーシートの質を高める方法について解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね!

 

\周りの就活生とは違ったエントリーシート対策まとめ!/

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同じ質問でも面接とエントリーシートでは答え方が違いますよね!

言葉と文字という決定的な違いがあるからね!
伝えやすいのは言葉だけど、面接では瞬時に答えなければならないからね。
反面、文字は伝えるのが難しいけど、エントリーシートならじっくり考える時間があるというのが大きな違いだね!

面接で得意科目・苦手科目を答える際の注意点

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それでは最終確認として、面接で得意科目や苦手科目を答える際の注意点について共有したいと思います。

 

基本的なことから知らないと損することまでポイントを絞って解説しますね!

具体的な注意点としては以下の3つです。

 

【得意科目・苦手科目を答える際の注意点】

  • どちらについても「ない」という回答はしない
  • 専門用語を使わないようにする
  • 「好き」と「得意」は意味が違うことを理解しておく

 

注意点① どちらについても「ない」という回答はしない

 

最初の注意点は「ないという回答をしないこと」です。

めちゃくちゃ基本的なことですが、再確認の意味も込めてお伝えしておきます。

 

得意科目についても苦手科目についても「ない」っていう回答は絶対ダメです。

まず根本的に面接で「ない」って答えちゃったらそれ以上話が盛り上がらないですし、企業側も困ります(笑)

 

それに大学の講義も入れると、これまでの人生でいろんな教科を勉強しているので得意や苦手がないっていうのは本当に稀なことですよね。

 

何より「ない」と答えた場合、企業はシンプルに「この学生は自己分析ができていないのかな」といったマイナス印象を持ってしまいます。

(面接に対する意欲の部分でもマイナスですよ。)

 

「ない」と答えることのメリットはなく、デメリットばかりなのは間違いない。

それなら何かしらの得意科目と苦手科目を考えておく方が得策ですよね。

 

注意点② 専門用語を使わないようにする

 

次の注意点は「専門用語を使わないようにすること」です。

これは特に研究なんかをしている理系学生に注意してほしい。

 

自分たちは講義や研究で日常的に使っている用語でも、その分野を知らない人間からしたら意味のわからない言葉というのは意外と多いんですよね。

 

特に理系学生が文系企業を受けるときなんかは、専門用語を使われても面接官は理解できないと思います。

(選考先が研究職で、社員も同じような研究をしている場合は例外です)

 

そのため、中学生にかみ砕いて伝えるくらいの感覚までレベルを落として伝えることが重要です。

具体的には文系学生や家族なんかが理解できるか事前に確認しておくといいですよ!

 

どれだけ凄い研究だったり画期的な発見であっても、伝える内容が難しすぎて伝わらければ意味がないですからね。

 

注意点③ 「好き」と「得意」は意味が違うことを理解しておく

 

これは得意科目に限定した話ですが、好きと得意は意味が違いますよね。

好きっていうのは自分自身の感覚的な部分なので使いやすい価値観です。

 

一方、得意というのは自分自身の評価もありますが、それよりも重要なのは他者からの評価です。

他者から評価されていないのに自分では得意と思っている状況はただの自己満足ですからね。

 

つまり、面接で得意科目について答える際も他者からどんな評価をされているのかをちゃんと説明しないといけません。

 

「体を動かすことが好きなので、体育が得意科目です!」って言われても全く説得力がないですよね。

 

「ない」という回答は必ず避けなければいけませんね。

間違いないね。そうならないためにも事前にしっかりと考えておく必要があるんだ。心配しなくても自己分析がしっかりとできていれば、必ず何かしらの得意科目や苦手科目が見えてくるからね!

得意科目・苦手科目以外の面接対策まとめ!

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この記事では面接で得意科目・苦手科目について聞かれた際の回答法について解説しました。

ただ、面接ではこれ以上に頻出の質問だったり、就活生の不意を突いたような質問もあります。

 

この就活攻略論には、これまで僕が書いてきた600以上の記事があります。

もちろんその中には面接に対する記事もたくさんあります。

 

ただ600以上の記事から探すのは大変ですよね(笑)

そこで今回、僕が就活攻略論の中から面接対策として読んで欲しい記事を2つピックアップしておきました。

 

ここに挙げている記事を確認し、実践してもらえれば確実に面接強者になれる。

僕が自信を持って断言します!!

 

就活攻略論の面接対策まとめ!

▼面接で頻出の質問42問まとめ!

» 【就活の面接質問集】“絶対に押さえるべき42問”を徹底解説!

 

▼面接が苦手な人必見の対処法3つ!

» 「面接が死ぬほど嫌いな人」が取るべき対処法3選【完全攻略】

 

また面接が苦手な人の特徴としては「自己分析ができていない」という点が挙げられます。

自己理解をしていないと、自分について何を聞かれても答えられないのが当然。

そこで徹底的に自己分析をすることを面接が得意になる必須条件だと考えています。

 

自己分析の具体的なやり方についてマンガでわかりやすく解説しました。

マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】」を読んで、徹底的に自己理解を深め、面接で何を聞かれても答えられるようにしておきましょう!!

 

面接対策は「すべての質問の回答を準備しよう」じゃなくて、「徹底的に自己理解を深めておいて何を聞かれても答えられるようにしておこう」と考える方が良いよ!すべての回答を用意するのはキリがないから...!

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

ここまで読んでいただければ、得意科目や苦手科目に関する質問にも自信を持ってお答えいただけるかと思います。

 

それでは最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!

 

【本記事の要点】

  • 企業は面接で得意科目や苦手科目を聞くのには明確な狙いがある。
  • 最大の狙いは「自社との相性を確認するため」である。
  • 回答には共通ポイントが3つ、加えてそれぞれに2つずつポイントがある。
  • 科目選びは企業にとってのメリットとデメリットを考えるのが重要。
  • 得意科目と苦手科目それぞれの回答構成に沿って回答を作るのが重要。
  • これらの質問は面接に限らずエントリーシートでも頻出質問である。
  • 「ない」という回答はせず、専門用語を避けるようにする。

 

特別な準備をしなくても回答できる質問であることはたしかです。

でも事前準備や自己分析をしていなければ、企業からの深掘りには耐えられません。

 

そして企業はこの2つの質問に大きな意味を持っていることは間違いありません。

そう考えると、深掘りされる可能性って高いんですよね!

 

それなら準備をするしかないわけです。

きちんと準備さえできていれば、必ず高評価に繋がる回答を作ることができます。

 

あなたが自信を持って面接に臨むために、少しでもこの記事が役に立てたなら僕は大満足です\(^o^)/