こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
突然ですが、大学を卒業して仕事をすると聞いたらどんなイメージをしますか?
おそらく大半の人は企業に入って会社員として働くことをイメージしますよね。
ただ、最近では企業に入らず個人で働く「フリーランス」も注目されているし、実際にフリーランスとして働く人も多いのが現状です。
そんなフリーランスについて、大学を卒業してすぐにフリーランスになるのはありなのか気になるところだと思います。
僕は大学卒業後、1年大企業で働いてすぐに独立しました。
ブロガーとして、まさにフリーランスとして働いていたんですよね。
だからこそ、実際のところ大学卒業後、すぐにフリーランスになるのはありなのかどうか語ることができます。
ぜひ今後のキャリア形成の参考にしてもらえると嬉しいです!
就活マンも実際にフリーランスとして働いている時期があったんですね!
そうなんだよ。2年間、給料ゼロで土日に派遣のアルバイトをして生活していたからね。フリーランスのメリットとデメリット、両方知っているよ!
- 新卒でフリーランスになることはできるのか?
- 【結論】新卒でフリーランスになるのはおすすめしない
- 新卒でフリーランスになることの7つの失敗リスク
- 新卒フリーランスではなくまずは副業ですべき
- 将来フリーランスを目指す人が新卒で入るべき業界・職種とは
- 新卒フリーランスにおすすめの職種
- 新卒でフリーランスをする際に必須のポイント
- 【実体験】すぐに独立した僕の失敗体験
- 本記事の要点まとめ
新卒でフリーランスになることはできるのか?
そもそも大学を卒業してすぐに、新卒でフリーランスになることはできるのかという点にお答えしたいと思います。
結論、なることはできますよ!
というか、フリーランス自体はいつでもだれでもなることはできます。
ただ、フリーランスとして生計を立て、安定して生活していけるかどうかは別問題ですね。
そもそもフリーランスとは?
「フリーランス」という言葉自体は耳にしたことがある方も多いと思います。
ただ、ざっくりとしたイメージはあるものの、具体的にどんな人を指すかってわからないですよね。
一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会ではフリーランスについて以下のように定義しています。
特定の企業や団体、組織に専従しない独立した形態で、自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る人
引用:フリーランス白書2018「第1章 フリーランスとは」
もっと簡単にいえば「自分の身ひとつで稼いでいる人」といった感じですね。
組織に属していないため自由に働ける一方で、雇用保険など自分を守ってくれるものはほとんどありません。
(このあたりのリスクなんかは後章で詳しく解説します)
国内のフリーランスの数
引用:内閣府 政策課題分析シリーズ17「要旨 日本のフリーランスについて」
内閣府の調査によると、副業も含めフリーランスの働き方をする人は306万人~341万人程度いるとのこと。
世界的に見ると日本はフリーランスの割合が少ないですが、近年は年々フリーランスの数が増えていますね。
最近は「日本型雇用の特徴である終身型雇用は限界だ」などと言われ出し、これからは企業に頼らず個人で生きられないといけないといった情報の影響もあるかと思います。
これからの時代はフリーランスの数も増えそうですね!
それは間違いないだろうね。これからは個で稼ぐ時代がくるはずだよ。
そのため、いかに企業をうまく活用できるかも重要になってくるんだ!
【結論】新卒でフリーランスになるのはおすすめしない
フリーランスの意味を知ってもらえれば、新卒だろうと誰でもなれることはご理解いただけたかと思います。
ただ、誰でもなること自体はできても、それで稼げるかは別の話。
僕は新卒でフリーランスになることはおすすめしません。
(実際に、僕は新卒1年目で会社を辞めて独立しましたが、最初の1年は利益0でした。周囲にお金を借りたり消費者金融から借りたりしないと生きていけない状況だったこともあります。実際に僕が経験したからこそのリスクやおすすめしない理由を共有していきますね)
新卒でフリーランスになることをおすすめしない理由は、以下のとおりです。
【就活マンが新卒でフリーランスになるのをおすすめしない理由】
- 人脈がないから
- 経歴や実績がないから
- まずは企業の仕組みを知るべきだから
おすすめしない理由① 人脈がないから
最初の理由は「人脈がないから」です。
個人として仕事をしていくフリーランスにとって、最も重要なのは間違いなく人脈です。
(個人事業主として仕事をしてきた僕自身の経験からも間違いなくいえます)
人脈がなければ仕事をもらうことも難しいですし、フリーランスとしての稼ぎ方を学ぶことも、新しい学びを得ることもできません。
個人として働くからといって、自分の好き勝手に仕事をしていてもお金は発生しないんです。
お金を払って依頼してくれるお客さんやあなた自身を紹介してくれるフリーランス仲間など、人脈があってこそフリーランスとして成功できるのは間違いないですよ。
おすすめしない理由② 経歴や実績がないから
次の理由は「経歴や実績がないから」です。
例えばエントリーシートの添削をしてもらう際に、以下の2名がいたらどちらに依頼したいと思いますか?
<Aさん>
大手企業の人事出身。面接官を務めた経験もある。
これまで1000名以上のESを添削し、大企業の通過実績90%以上を誇る。
<Bさん>
新卒で人事1年目。面接官の経験などはなく今は補助業務がメイン。
これまでES添削をしたのは大学時代の後輩数名程度。実績は特にない。
全員の人がAさんに依頼しますよね。
なぜなら信頼できる経歴とたしかな実績を残しているからです。
新卒としてフリーランスになるということは、このような経歴や実績はないまさにBさんの状態です。
そのような状態で、フリーランスとして実績があったり、大手企業出身の経歴を持つフリーランスと競わなければならないわけです。
どうですか?
稼げる未来はなかなかイメージできないかと思います。
クラウドソーシングでも実績を重視される
ちなみに人脈がないフリーランスが最初に利用するのがクラウドソーシング。
ネット上で仕事の依頼をかけるものですが、そもそも実績がないと依頼されません。
依頼されたとしてもめちゃくちゃ安く買い叩かれてしまう。
実際に僕もクラウドソーシングで仕事を依頼することがありますが、実績を重視します。実績がある人がゴロゴロいますからね。
おすすめしない理由③ まずは企業の仕組みを知るべきだから
最後の理由として「まずは企業の仕組みを知るべきだから」です。
企業がどのように商品を開発し、宣伝し、商品として売っているのかはもちろん、利益を出す仕組みや組織の流れなんかも実際に働いてみないとわかりません。
フリーランスとしては絶対この部分を知っておく必要があります。
なぜならフリーランスの営業先、取引先となる客も企業だから。
ライターをするにしてもデザイナーをするにしても、基本的には企業から案件をもらわなければなりません。
(個人から依頼をもらうこともありますが、利益の額なんかは企業案件とは比べ物にならない)
フリーランスはこの依頼料で生活していかなくてはならないので、企業案件はマストになります。
そのため、依頼主となる企業の中を知っておかないと、企業が求めるものだったり満足するサービスを提供するのは難しいかと思います。
新卒でフリーランスになれば、企業という組織について知らないまま働くことになります。
つまり、一番知っておかなくてはいけない相手のことについて無知のまま仕事をすることになるので、成功するのは至難の業ですよね。
新卒フリーランスは簡単じゃなさそうですね。
誰でも稼げるなら、みんなわざわざ就活なんかせずにフリーランスになってるはずだからね。
成功すれば自由だったり大きな収入も期待できるけど、新卒で成功できるほど簡単な世界ではないんだよ。
新卒でフリーランスになることの7つの失敗リスク
新卒でフリーランスになることについて、僕自身の考えをお伝えしました。
それでは次に「新卒でフリーランスになることでどんなリスクがあるのか?」について解説したいと思います。
大まかなイメージは湧くものの、具体的なリスクも知っておきたいですよね。
主なリスクとしては以下のとおりです。
【新卒でフリーランスになることのリスク】
- そもそも誰も守ってくれない
- 日本の転職ではフリーランスの市場価値が低い
- 企業に転職する際には既卒扱いとなるので不利
- 会社員よりも自由だが労働時間は確実に長くなる
- 自らの信用や信頼はゼロに等しい
- 最初はアルバイトなど兼業しないといけない
- 指導してもらえる存在がいない
リスク① そもそも誰も守ってくれない
最初のリスクは「誰も守ってくれないこと」です。
大学生だとあまり実感がないかもしれませんが、会社員って想像以上に守られた存在なんですよね。
例えばケガや病気で入院しても一定額の給料はもらえますし、失業したとしても失業手当が出たり、家族がいれば扶養手当があるなどとにかく備えがあるわけです。
もちろん企業自体も社員の生活を守ってくれますし、国の制度においても会社員は守られています。
一方、フリーランスであればケガをして仕事ができなければ収入はゼロですし、家族がいても手当はもらえませんよね。
このように自分の身ひとつで稼げる自由はあるものの、働けなくなればすぐに不安定になってしまうのがフリーランスにリスクに一つです。
リスク② 日本の転職ではフリーランスの市場価値が低い
次のリスクは「日本の転職ではフリーランスの市場価値が低いこと」です。
先ほどもご説明したとおり、世界的に見ると日本のフリーランス人口は少ないんですよね。
日本の一般的な考え方としては「仕事=会社員として働くこと」です。
ましてや新卒でフリーランスになることはまだまだ珍しい部類に入ります。
そのため、フリーランスに対する信用や価値は非常に低い。
もしフリーランスをあきらめて会社員になろうと転職活動をしても、フリーランスとしての実績や経歴はあまり評価されないわけです。
特に新卒でフリーランスになれば会社員としての経歴は一切ないわけですから「そもそも企業人として会社の中で他の社員と働けるか」という点で不安が残りますよね。
企業側もこの点を懸念して、なかなか採用に至らないというのが現実なんです。
リスク③ 企業に転職する際には既卒扱いとなるので不利
次のリスクは「転職時に既卒扱いとなること」です。
これって意外と大きなことなんですよね。
新卒扱いであれば、選考で競う相手は同じく新卒の大学生になります。
これが既卒扱いとなると、ライバルはみんな現役社会人なので、それぞれ会社員としての経歴や実績を持っているわけです。
そんなライバルを相手に、新卒からフリーランスとして働いた経歴ではどうしても劣ってしまう。
突出した実績があれば別ですが、そもそもそんな実績があるならフリーランスを辞める必要はないですからね。
リスク④ 会社員よりも自由だが労働時間は確実に長くなる
フリーランスと聞くと自由で好きな時間に好きな場所で仕事をできるのが最大のメリットだと思いますよね。
たしかにフリーランスならこれは実現できます。
ただ、それはある程度安定した依頼をもらえるフリーランスの話です。
最初の頃はそんなことをしていたら生活できません。
それにフリーランスには休日という概念がないので、週休2日なんてこともない。
有休はないので、仕事をしなければそれがダイレクトに収入に影響することからも、フリーランスの人ってめちゃくちゃ働いています。
「フリーランス=自由で楽」というイメージは確実に間違いです。
むしろ会社員よりも働く時間は長くなるので、これは一つのリスクになりますね。
リスク⑤ 自らの信用や信頼はゼロに等しい
先ほども解説したとおり、新卒フリーランスに対する信用や信頼はゼロです。
だからこそ最初は自分からどんどん自分自身を売り込んで、仕事をもらわなければなりません。
そうして実績をかさねることで企業や依頼主からの信頼は獲得できます。
ただ、フリーランスってこの信頼以外にも、社会的な信頼も低いんですよね。
例えば家を建てたり車を買う時に銀行から借りるローンなんかが組みにくいことなんかは代表例ですね。
会社員であれば新卒1年目でもローンを組むことはできますので、こういった社会的な部分も含め、信用や信頼のなさはリスクだといえます。
リスク⑥ 最初はアルバイトなど兼業しないといけない
新卒でフリーランスになっても、最初は間違いなくフリーランスとしての収入だけでは生活できません。
そのため、フリーランスとしての仕事以外に日雇いやアルバイトなんかをしないといけません。
これって思い描いていたフリーランスの生活とは全く違いますよね。
結局アルバイトをしていたらその時間は拘束されるわけで、その時間が長ければ会社員とほとんど環境は変わりません。
それなら会社員としての経歴だったり実績を積む方が断然リスクは低いですよね。
なぜフリーランスになるのか、フリーランスとしてどうしたいのかをちゃんと考えないとこういった本末転倒の結果になってしまいますよ。
リスク⑦ 指導してもらえる存在がいない
最後のリスクは「指導してもらえる存在がいないこと」です。
フリーランスは孤独なので、もちろんフリーランスとしての心得なんかを教えてくれる人はいません。
会社員であれば先輩や上司からの指導、新卒入社後の研修など自己成長するための環境が非常に充実しています。
フリーランスの場合、わからないことや悩むことがあっても自分で調べて自分で解決するしか方法はありません。
新卒でこれだけ厳しい環境に置かれるのはめちゃくちゃリスクがあります。
もちろんそこを乗り越えれば大きな成長もあるわけですが。
新卒フリーランスって、めちゃくちゃリスクがありますね。
ここに書いてることは一部で、まだほかにもリスクはあるんだよ。
将来的なことも含めて、あらゆるリスクを理解しておかないといけないよ!
新卒フリーランスではなくまずは副業ですべき
新卒フリーランスが抱えるリスクについて共有しました。
では、これらのリスクを避けるためにはどうすべきか。
結論、まずは副業ではじめてみることをおすすめします!
新卒で会社員として働きつつ、副業で自分のスキルや実績を積んでいき、成功すればフリーランスとして独立するといった流れですね。
また、副業でスタートすることでさまざまなメリットがあります。
副業で始めるべき主な理由は以下のとおりです。
【まずは副業ですべき理由】
- 本業で安定した収入があるから
- 企業の仕組みを知ることができるから
- 人脈、経歴、実績などを作ることができるから
- 本業の業務をとおしてスキルを身に付けることができるから
理由① 本業で安定した収入があるから
副業をおすすめする最も大きな理由は「本業で安定した収入があるから」です。
やはり新卒フリーランスにとって最大のリスクは不安定な収入なんですよね。
収入が不安定だとどうしてもなりふり構わず目先の利益ばかりに目がいき、焦りもあることからフリーランスとして成功しにくくなってしまいます。
その点、副業であれば安定して本業の収入があるので心の負担も少なく、じっくり取り組むことができます。
また、本業で稼いだお金で副業に投資をすることもできるので、新卒フリーランスとして働くよりも環境面なんかも整えることができますよ!
理由② 企業の仕組みを知ることができるから
次の理由としては「企業の仕組みを知ることができるから」ですね。
先ほどお伝えしたとおり、フリーランスとして働くうえでも顧客は企業になるので、企業の仕組みをしっておくことは必須です。
本業として企業内で働くことで、どのような部署であれ企業の仕組みを知ることはできます。
将来的にフリーランスとして働く際も、企業の内情を知っているか知らないかではアプローチの仕方や営業力に大きな差が出ますからね。
理由③ 人脈、経歴、実績などを作ることができるから
本業をすることで「人脈、経歴、実績」を作ることができます。
これはフリーランスとして働く上でめちゃくちゃ重要なポイントです。
例えば本業が有名な大手企業であれば「◯◯出身」、社内で実績を挙げれば「社長賞を受賞」などフリーランスとして働く上での信用やブランド力に直結します。
また、本業で幅広く人脈を作っておけば、フリーランスになったあとも顧客になってくれたり、活躍していれば仕事をもらえることだってあるわけです。
事実、もともと所属していた企業から仕事をもらっているフリーランスの人は意外と多いですし、一つでも企業案件があれば収入も全く違いますからね。
理由④ 本業の業務をとおしてスキルを身に付けることができるから
最後の理由は「本業の業務をとおしてスキルを身に付けることができるから」です。
フリーランスとして何かを学ぶためにセミナーに参加したり、資格を取ろうとすれば必ずお金がかかりますよね。
一方、企業であればセミナー参加費や資格取得についても、企業が補助してくれることがほとんどなので、自分のお金を使わずにスキルを身に付けることができます。
つまり働いてお金をもらいながら、スキルを磨いたり知識をつけることができるわけです。
これって、めちゃくちゃお得じゃないですか?(笑)
そこで身につけたスキルや知識を武器に副業として展開していく。
それが軌道に乗ればフリーランスとして独立する。
この流れが一番リスクが低く効率的だと僕は思いますよ!
【補足】ホワイト企業に入らないと副業するのは難しい!
ここまでまずは副業としてスタートするべき理由をご紹介しました。
ただ、そもそも会社員として副業をするならば業務以外の時間がある程度ないと不可能です。
つまり、残業が少なく休みの多い「ホワイト企業」に入社しないと現実的に厳しいということです。
本業が忙しくてきついと副業まで手が回らないですからね。
ホワイト企業へ入社するための具体的な方法については、別の記事でまとめているので副業を考えている人はぜひ確認してみてください。
たしかに副業からはじめればリスクを回避しつつ準備できますね。
加えて、会社員でしか得ることのできない経験を積むこともできるからね。
ただどの企業でも十分に副業ができる環境があるわけではないからこそ、フリーランスを目指すならなおさらホワイト企業への就職が必須になるんだ!
将来フリーランスを目指す人が新卒で入るべき業界・職種とは
フリーランスを目指すなら、最初は副業としてはじめることをおすすめしました。
それでは次に、将来フリーランスを目指す人で新卒で入るべき業界についてご紹介したいと思います。
僕が考えるフリーランスに繋がる業界・職種は以下のとおりですね。
【フリーランスを目指す人が新卒で入るべき業界・職種】
- IT業界
- 人材業界
- 営業職
①IT業界
まずおすすめするのが「IT業界」です。
特にシステムエンジニアやプログラマーなどの専門職がいいですね!
次の章で詳しく解説しますが、フリーランスとして稼ぎやすい仕事はプログラミングや動画編集などシステム系の仕事が大半です。
(パソコン一つあれば、一人の力で稼げますからね!)
この辺のスキルを持っておけばフリーランスとして一定の収入は見込めますし、もし再就職を考えたときにも企業から採用されやすいかと思います。
②人材業界
次におすすめするのが「人材業界」ですね。
人材業界の強みはやはり人脈や関わる人の広さですね!
例えばマイナビやリクルートなどのナビサイトで営業職をしていれば、ナビサイトへの掲載を提案するため各業界の人事担当者なんかとつながることができます。
つまり、日々の業務をとおして人脈が広がるとともに、各業界に対する知識や課題なんかを知ることもできるわけです。
各業界が抱える課題に対し、フリーランスとしてそれを解決するようなサービスを提供できればニーズは必ずありますよね。
こういった点からも、人材業界で働くことは将来的にフリーランスとして強みになります。
ただ人材業界については残業が多いなどブラックなイメージも強いですよね。
その点について色んな人材業界の人と関わってきた僕が「【人材業界のホワイト企業TOP5】人材業界はホワイトなのか?」にて詳しく解説しています。
人材業界を考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね!
③営業職
職種でおすすめなのは「営業職」ですね。
フリーランスとして働く上で、いくら良いサービスだったり商品を作れたとしても、それを企業や個人に売り込めなければ利益にはなりません。
そこで求められるのが営業力です。
自分が作った商品やサービスを売り込む営業力さえあれば、フリーランスとして一定の収益は見込めます。
営業には対個人や対企業などさまざまな種類がありますが、フリーランスは個人も企業も相手にするので、どちらかにこだわる必要はないかと思います。
(莫大な収益を生みたいなら対企業に特化する必要があります!)
【補足】これらの業界・職種に就職するための必須ポイントを共有!
将来フリーランスを考えている人が目指すべき業界や職種について共有しました。
ではこれらの業界に入るためには何をすべきか。
結論からいうと特別な対策は必要ありません。
他の業界同様、就活をすすめていけばいいかと思います。
ただ、その就活を成功させるためにはいくつかのポイントがあるんです。
そのポイントについて「就活マンが考える“就活を成功させるために必須の6大ポイント”を共有」にて解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね!
将来フリーランスを目指すなら、そこから逆算して新卒で入社する企業を選ぶべき。
どれだけ会社員としてのスキルや実績を積んだとしても、フリーランスとして生かせないものばかりだったら意味がないからね。
新卒フリーランスにおすすめの職種
ここまで新卒フリーランスのリスクやおすすめしない理由、副業ですべき理由などを
お伝えしてきました。
ただ「それでも新卒フリーランスになりたい!」という強い意志を持ってる方もいるかと思います。
そこでこの章では新卒フリーランスとして働くのにおすすめの職種について解説したいと思います。
具体的な職種をお伝えする前に、新卒フリーランスとして働くうえで、大前提として以下の2つがあることを知ってほしいと思います。
【新卒フリーランスになるうえでの前提条件】
- 一人で進めることができる仕事であること
- 初期費用が少ない仕事であること
この2つは必ず押さえておいてください。
新卒フリーランスには人脈がないので、まずは一人で仕事ができなければいけません。
加えて、経済的にも余裕がない場合はほとんどなので、なるべく初期費用がかからない職種を選ぶべき。
この前提を考慮したうえで、具体的には以下の職種がおすすめです。
【新卒フリーランスにおすすめの職種】
- WEBライター
- WEBデザイナー
- イラストレーター
- 動画編集
- エンジニア
おすすめ職種① WEBライター
まず僕がおすすめするのが「WEBライター」です。
ブログや企業サイトの記事を書いたりする職業になります。
WEBライターがおすすめな理由は特に初期費用がかかりにくこと。
パソコン1台あればあとは特に必要ありませんよね。
パソコンに関する知識も標準レベルで文章が打てれば問題ありません。
「クラウドワークス」などのサービスを経由して案件をもらい、報酬をもらいながら実績を作っていくのが一般的な流れかと思います。
WEBライターは文字単価が報酬の基本になるので、実績や信頼を積むことでこの単価が上がり、必然的に収入も増えます。
また、WEBライターをするなら同時にブログ運営をするのもおすすめですね。
ブログ自体で広告収入やアフィリエイト収入も見込めますし、記事を書くことでライティングスキルも身に付きますよ!
ブログなどのオウンドメディアがあれば、企業などに対して営業する際にもアピール要素になりますし、ブログ経由で案件をもらえたりもします。
おすすめ職種② WEBデザイナー
次におすすめなのが「WEBデザイナー」です。
企業サイトのデザインをしたり、最近ではYouTubeのサムネイルを作るフリーランスのWEBデザイナーもいますね。
WEBデザイナーについてもWEBライター同様、初期費用は最低限で済みます。
また、対企業向けの仕事がしやすいのもメリットですね。
おすすめ職種③ イラストレーター
次の職種は「イラストレーター」です。
最近ではココナラなんかでフリーランスのイラストレーターがいろんなサービスを出品しています。
イラストレーターの強みは対個人、対企業の両方と仕事がしやすいことです。
Twitterやインスタグラムのアイコン作成など個人からの依頼も多く、オリジナルキャラクターの作成といった企業からの依頼も期待できます。
特に最近はやっているのが図解ですね。
具体的にはビジネス書などをイラスト付きでわかりやすく図解してSNSなどで拡散するといった流れです。
本を読むのが苦手な人、読む時間がない人にとって簡単に本の内容を理解できることから、今後もニーズの高いサービスかと思います。
おすすめ職種④ 動画編集
次におすすめする職種が「動画編集」ですね。
高速移動通信システムである5Gの出現によって、これからはテキストではなく動画の時代になると言われています。
これに伴い、企業の自社PRなんかも動画で行われることが多くなりました。
また、企業や芸能人、有名なビジネスマンの人なんかもどんどんYouTubeに参加していますよね。
つまり、今後は動画に対するニーズが高まってくるわけです。
そこで動画編集を専門にできる人材は重宝されることからも、今後のフリーランスの職種としておすすめできますね!
おすすめ職種⑤ エンジニア
最後におすすめするのが「エンジニア」です。
クライアントからのニーズをヒアリングし、要求に沿ったシステムの開発や構築をしていく職業です。
エンジニアの強みは何といっても案件ごとの単価が高いこと。
企業からの案件であれば、1件で何百万という依頼になることもあります。
また、一度システムを構築して提供すれば、そのシステムの保守だったり運用も任されることになるので、長期的に企業と契約することも期待できます。
ただ、案件単価が高く企業のシステムという重要な部分を任されるため、実績だったりたしかなスキルがないと簡単には案件をもらえないのが現実ですね。
共通しているのはパソコン1台あればできるという点ですね!
そう!つまり初期費用が少なく、1人で作業できる職種ということになるよね!
これからの時代のニーズなんかも考えると、ここで紹介した職種は将来性があるものばかりだよ。
新卒でフリーランスをする際に必須のポイント
新卒フリーランスでおすすめの職種について、ご理解いただけたかと思います。
最後にこの章では、新卒フリーランスとして知っておくべき必須のポイントについて共有したいと思います。
新卒フリーランスが知っておくべきポイントは主に4つ。
以下のとおりです。
【新卒フリーランスの必須ポイント】
- お金をもらえるだけのスキルを身に付けておく
- 最低限の活動資金を持っておく
- 売り込み先の目途を立てておく
- 徹底した自己管理をする
ポイント① お金をもらえるだけのスキルを身に付けておく
まず大前提となるのが「お金をもらえるだけのスキルを身に付けておく」こと。
当たり前の話ですが、このスキルがないと稼ぐことはできませんからね。
ただ、大学生の自分が持ってるスキルがどれだけ通用するのか、ニーズがあるのかなどを知る機会ってなかなかないですよね。
そこでおすすめなのが「ココナラ」を利用すること。
ココナラではモノではなくサービスを売り買いすることができます。
ライターにしろ、イラストレーターにしろ、まずはココナラで出品してどれくらい通用するのか、稼げるのかを知っておくと目安になると思いますよ!
ポイント② 最低限の活動資金を持っておく
次のポイントは「最低限の活動資金を持っておくこと」です。
新卒フリーランスとしてすぐに収入を作ることは難しいかと思います。
そのため、大学を卒業した時点でお金を一切持っていない状態だとすぐに生活ができなくなるわけです。
また、職種によっては活動資材などを揃えるのにお金がかかることもあるため、新卒フリーランスとしてスタートする時点で最低限の活動資金は準備しておきましょう。
ポイント③ 売り込み先の目途を立てておく
次のポイントは「売り込み先の目途を立てておくこと」です。
これはフリーランスとしてスタートする時点でかなり重要なポイント。
新卒フリーランスとしてスタートしてから「さあ、どこに自分を売り込もうか」と考えていたら確実に遅いです。
作業と並行して営業先探しをしていたら、どちらも中途半端になります。
そのため、スタート前の時点である程度自分の売り込み先の目途を立てておき、フリーランスとして始動した時点で売り込みを開始するのが重要です。
ポイント④ 徹底した自己管理をする
最後のポイントは「徹底した自己管理をすること」です。
フリーランスが持つ自由ってメリットもある一方、自己管理ができなければ稼ぐことは間違いなく不可能なんですよね。
僕自身、新卒で1年企業で働いてから独立しましたが、自己管理能力がなければフリーランスは成立しないことを実感しました。
(幸い、僕は物事に集中して取り組めるタイプなので向いてたかと思います)
フリーランスが持つ自由をはき違えておいしい部分だけを味わおうとしても、そんなに世の中甘くありません。
企業という組織に強制されなくても、日々自分自身を動かすだけの管理能力は必須ですよ!
どれも大前提となる条件ばかりですね。
ここをクリアしていなければ新卒フリーランスは厳しいと思う。
まずはこの条件をクリアするための準備を意識すべきだね。
【実体験】すぐに独立した僕の失敗体験
この記事の補足として僕の実体験を共有します。
僕は新卒で食品メーカーに入社後、1年で退職して独立しました。
この就活攻略論を軸に様々な事業に挑戦したものの、現実はなかなかうまくいかない。
当然ですが、会社からの家賃補助も消え、負担は大きくなった。
(家賃補助が消えた状態で東京に住んでいるのは本当にきつかったw)
「どうお金を稼げば良いのか」をまだイメージできていない状況で独立するのは、失敗リスクが非常に高いと身を持って実感しましたね。
僕の場合は就活攻略論のアクセスが増えて企業からの協賛や、ライティングで利益を出せるようになったのでギリギリ生き残れました。
ですが、あと少し利益が発生するまで時間がかかっていたら...おそらく失敗していたと思います。
大学時代から既に自分のスキルでお金を稼げている人。
実家からの金銭支援などが豊富にある人。
正直、上記に当てはまる人以外はまずは副業スタートがベストだと僕は思います。
今の僕がまた大学生に戻るなら「残業時間が短い企業に入社→副業で稼げるようになる→副業の稼ぎが大きくなる→独立」という流れを取るでしょう。
(実際、食品メーカーは残業時間が短かったので仕事終わりに夜中までブログを書けていたので!)
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
新卒フリーランスが抱えるリスクや副業のメリットなど、お伝えしたかったことはすべてこの記事に込めました。
それでは最後に本記事の要点についてまとめておきましょうか!
【本記事の要点】
- 新卒でフリーランスになることはできるがおすすめはしない。
- 新卒フリーランスはさまざまな面でリスクを抱えることになる。
- まずは副業としてはじめる方がリスクを回避しつつ効率性も高い。
- 副業をするにはホワイト企業に入社することが必須となる。
- 将来フリーランスを目指すならIT、人材、営業職がおすすめ。
- 新卒フリーランスは初期費用が少なく一人でできる職種が大前提。
- 新卒でフリーランスをするなら4つの必須ポイントを押さえるべき。
新卒でフリーランスになること自体は可能だし、学生時代にすでに実績があれば迷う必要はないかと思います。
ただ、大半の人はそのような実績や経歴はない。
それなら焦ることなく、まずは会社員として働くことでお金をもらいつつスキルや人脈、実績なんかを作り上げるのが最も効率的かつ低リスクなのは間違いないかと。
(そのためにホワイト企業に入ることもめちゃくちゃ重要!!)
ただ、フリーランスとして活躍したいという志やモチベーション自体は本当に素晴らしいものだと思います。
その向上心をずっと大事にし続けてください。
陰ながら応援しています!