こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1500以上の就活マンです。
今回は志望動機で給料について触れることがNGだということを解説します。
志望動機とは「なぜその企業への入社を考えたのか」という理由のこと。
平均年収などの給料の高さに魅力を感じて志望する人も多いでしょう。
ですが、企業側からすると、お金が理由で入社を志望する人は印象が悪いんですよね。
この記事を読めば、評価される志望動機への理解を深めることができます。
「自分が考えた志望動機は少し微妙かな?」と思う人はぜひ参考にしてください。
志望動機の1つとして年収の高さを伝えようと考えていました。それはダメなんですか。
企業からすると「それならもっと給料が高い企業に行けば?」と思ってしまうよね。
その人に内定を出しても、より給料が高い別の企業からの内定が出たら辞退される可能性も感じてしまう。そのあたり詳しく解説していくよ!
- 給料やお金を稼ぎたいを志望動機にするのはNGな理由
- 本音の志望動機は「給料やお金」という人は多い
- 給料やお金を志望動機に入れたいなら方法は3つ
- 志望動機で給料の高さを言及する場合の例文
- 評価される志望動機を書く5つのポイント
- 本記事の要点まとめ
給料やお金を稼ぎたいを志望動機にするのはNGな理由
結論から言うと、志望動機として給料に言及するのはナシです。
もちろん企業によっては「正直者で良いな」「うちの会社なら稼げるぞ」とポジティブに受け取ってくれる企業はありますが、少数派。
なぜ志望動機として給料を言及するのがなしなのか?
その理由は大きく6つあります。
【志望動機で給料を言及すべきでない理由】
- より高い給料の企業からの内定が出たら辞退する人だと思われるから
- 給料が下がったらすぐに辞める人だと思われるから
- お金を稼ぐために働くのは多くの人にとって当たり前のことだから
- 給料以外には会社に魅力を感じていないと思われるから
- ライバルと差別化できる志望理由にならないから
- 必死になって働いてくれなさそうだから
理由① より高い給料の企業からの内定が出たら辞退する人だと思われるから
志望動機で「給料が高いから」と伝えると、給料だけで企業を選んでいる人材だと思われる可能性があります。
すると「もっと給料の高い会社があれば、そっちに入社するのでは?」と思われるため、内定をもらいづらくなる。
企業は内定を出す時に、「内定を出したら入社してくれそうか」という視点をめちゃくちゃ大事にしています。
内定辞退されてしまうと、採用計画が狂ってしまうので、人事にとって相当な手間なんですよ。
志望動機で給料の高さについて言及してしまうと、人事から「内定を出したら絶対に入社してくれる人」だと思ってもらえない可能性が高いのです。
理由② 給料が下がったらすぐに辞める人だと思われるから
志望動機で給料に触れると、なかなか給料が上がらなかったり、昇給しなかったらすぐに辞める人材だと思われる可能性があります。
企業は、長く働くことで最終的に利益を出す人材になることを新卒に期待している。
すぐに辞めそうな新卒は採用したくないんですよ。
「給料が高いから入社したいです」という人は、入社後に年収に対して不満を持ったらすぐに辞めたり、転職してしまうことが予想できるので採用しにくいんですね。
理由③ お金を稼ぐために働くのは多くの人にとって当たり前のことだから
そもそもほとんどの人にとって、お金を稼ぐために働くのは当たり前のこと。
そのため「お金が稼げるから」と志望理由を伝えても、当然のことを話しているだけなので面接官には好印象を与えられません。
(面接官からしたら「ならバイトしておけば?」と思われる)
採用担当者は、あなたが入社したらどのように活躍できるかを知りたいと思っています。
「給料が高いから志望した」と伝えても、あなたの能力や人間性はアピールできないので、採用担当者の心に響きません。
理由④ 給料以外には会社に魅力を感じていないと思われるから
給料以外には会社に魅力を感じていないと思われることがあるのも、NGの理由です。
なぜなら本当に会社に熱意がある人は「給料以外に魅力を感じている点」を伝えるから。
たとえば、以下などの志望理由は熱意が伝わりやすいでしょう。
【熱意が伝わりやすい志望理由の例】
- 企業理念に共感したから
- 仕事内容に興味があるから
- 自分の長所を最大限発揮できる事業内容や環境だから
- 掲げている長期ビジョンに共感したから
これらの志望理由の方が、「給料の高さに魅力を感じた」とアピールする人材よりも会社への熱意を感じられる。
志望動機で給料に触れると、会社の良い部分を何も分かっていないとも思われかねません。
採用担当者は、会社の魅力を分かっていない人を採用しようとは思いません。
理由⑤ ライバルと差別化できる志望理由にならないから
給料を志望動機にしても、ライバルと差別化できないのもNGな理由です。
志望動機では、ライバルと差別化できる内容をアピールすることが重要。
しかし、前述したように「お金を稼ぐために働く」のは当たり前のことなので、ライバルと差別化できる志望理由にはなりません。
ライバルと差別化するためには、面接官の意図を予想し適切な回答をすることが大事です。
面接官の意図としては、以下などがあげられるでしょう。
【志望動機を聞く面接官の意図】
- 入社意欲を確かめたい
- 会社や業界への理解があるか確かめたい
- 将来のビジョンが一致しているか確かめたい
就活っていうのは、いかに自分を採用したら利益があるかを伝える行為です。
いわば、自分という名の商品を売り込む営業活動なんですよね。
僕も営業をしていたので分かりますが、売れる営業マンは「相手が何を求めているかを把握している」んですよね。
相手の意図、ニーズを把握した上で、それを満たす商品を提供している。
「給料が高いから」というのは自分本位の理由。
ライバルと差別化するためには、自分本位ではなく、まずは相手の意図の把握して、相手が求めるものを提供するようにしましょう。
理由⑥ 必死になって働いてくれなさそうだから
志望動機が給料と伝えると、必死に働いてくれなさそうだと思われる可能性があります。
なぜなら、給料以外に会社に魅力を感じている点が伝わらないから。
お金以外の部分で会社に魅力を感じていない人はモチベーション高く働いてくれなさそうですよね。
一例として、アパレル店員の志望理由を考えてみましょう。
【アパレル店員の志望理由の例】
A:他の会社よりも給料が高いから
B:御社の商品を愛用していて、もっと多くの人に魅力を伝えたいと思ったから
この2人の志望者がいた場合、Bさんの方がやる気があると感じられますよね。
お金以外の部分に魅力を感じている人の方が、モチベーション高く働いてくれそうです。
上記の例は極端ではありますが、志望動機で給料に触れると「やる気がない」という印象を与えかねません。
よい印象を与えるためにも、お金以外に魅力を感じている点をアピールすべきです。
志望動機として給料の高さやお金を稼ぎたいからということを言及すべきでない理由がこれだけあると、避けるべきだとよく分かりますね。
そうなんだよ。こうした理由は、自分本位にならずに面接官の立場に立って考えるとよく分かるよ。
本音の志望動機は「給料やお金」という人は多い
志望動機で給料について言及すべきではないといえど、本音では年収の高さを理由に志望している人は多いです。
実際に僕が就活をしている時も平均年収700万円以上を条件に見ていました。
ちなみに、転職者を対象として行った厚生労働省の調査結果によると、「収入の低さ」を退職理由としてあげている人は多く、男性ではトップです。
(定年・期間満了以外の退職理由となります)
【男性の退職理由】
第1位:収入が低い(10.2%)
第2位:労働条件が悪い(10.0%)
第3位:職場の人間関係(7.7%)
【女性の退職理由】
第1位:労働条件が悪い(13.4%)
第2位:職場の人間関係(11.8%)
第3位:収入が低い(8.8%)
ほとんどの人は給料が高いことを求めています。
それは当たり前なので、わざわざ志望動機として1番の理由で伝えるべきではありません。
給料以外に志望動機なんてねーよという人向けの対処法
志望動機で給料に触れるのがNGな理由をご理解いただけたと思います。
とはいえ、「給料がダメだったらそれ以外に志望動機なんてねーよ」という人も少なくないでしょう。
とくに、たくさんの企業にエントリーしている就活生は、すべての企業に明確な志望動機があるわけではないですよね。
そこで、給料以外の志望動機が思いつかない人向けに「志望動機の作り方」を紹介します!
給料以外に志望動機が思いつかない人は、以下の4つのステップでその企業を志望する理由を明確にしてみてください。
【給料以外の志望動機が思いつかないときのステップ】
- なぜその業界なのかをまず考えてみる
- とにかく「競合他社とのちがい」を探してみる
- 自分の企業選びの軸を満たしている点を洗い出す
- 過去の先輩たちの志望動機を参考にする
上記の4ステップで、「なぜ自分はこの企業を志望するのか」を洗い出してみてください。
ステップ④にもあるとおり、志望動機が思いつかないときは過去の先輩たちの志望動機を参考にするのがめちゃくちゃ有効です。
最近は、無料でほかの人が書いたESを見られるサイトもいくつかあります。
なかでも「unistyle(ユニスタイル)」は、会員登録するだけで無料で7万枚以上のESを見られる神サイトです。
志望動機以外にも、ガクチカや自己PRなどの参考にもなるのでぜひ利用してみてください!
なお、志望動機が思いつかないときのステップについては、以下の記事でくわしく解説しているのでこちらも参考にしてみてくださいね。
こうして退職理由を見ると、高い給料を求める人がいかに多いか分かりますね。
そうだよ。給料が高ければ、やれることが増えて、問題も減らせるから。
給料やお金を志望動機に入れたいなら方法は3つ
志望動機で給料・お金に触れるべきではない理由を解説してきました。
しかし、どうしても給料やお金を志望動機に含めたいという方もいるでしょう。
ここでは、給料やお金を志望動機に入れる方法を3つご紹介します。
【どうしても志望動機で給料を言及したい場合の対処法】
- お金が必要な理由を述べる
- お金を稼ぐことに意義を見い出していることをアピールする
- 給料の高さはプラスαの志望理由として伝える
① お金が必要な理由を述べる
給料を志望動機に入れる1つ目の方法は、お金が必要な理由を述べることです。
たとえば、これまでお金に苦労してきたことを伝えられたら、面接官も感情が動かされるでしょう。
具体的には以下のような伝え方が考えられます。
【お金が必要な理由の伝え方の例】
- 貧しい家庭で育ってきた
- 年齢の離れた小さい兄弟がおり習い事をさせるために家計を助けたい
- 親族が病気で入院しており自分が稼がないといけない
過去の経験や現在の境遇から「お金が必要」ということが伝われば、給料の高さも1つの志望理由になるでしょう。
しかし、あくまでも志望理由の1つという点は意識しておいてください。
給料の高さだけであれば、「他の会社でもいいのでは?」と思われかねません。
志望理由の1つという点を意識しつつ、お金が必要な理由を伝えるとよいでしょう。
② お金を稼ぐことに意義を見い出していることをアピールする
2つ目の方法は、お金を稼ぐことに意義を見い出しているとアピールすること。
これはつまり、お金を稼ぐ理由に説得力を持たせるということです。
一例として、以下の例文をご紹介します。
【お金を稼ぐことに意義を見出しているとアピールする例文】
「お金は社会に貢献した対価としてもらえるものだと考えています。
御社は他社よりも給与水準が高く、その分社会にも貢献できると考え志望いたしました。」
上記のようにお金を稼ぐ意義を伝えられれば、面接官も納得するでしょう。
あなたはなぜ高給の会社で働きたいと思いますか?
「たくさん稼いで好きなものを買いたい」「お金に制限なく飲食したい」などの理由ではライバルと差別化できません。
なぜお金を稼ぎたいのかについて深く考え、お金を稼ぐことの意義を伝えると面接官を納得させられるでしょう。
③ 給料の高さはプラスαの志望理由として伝える
志望動機に給料の高さを含める場合は、プラスαの志望理由として伝えることがおすすめです。
あくまで2番目、3番目の理由として給料の高さを伝えるということ。
まず志望動機では、お金以外にその会社で働きたいと思った内容を伝えましょう。
その上で、給与水準の高さにも魅力を感じていると伝えれば、マイナスイメージを与えることなく志望度の高さをアピールできます。
日本では「お金稼ぎ自体がよくないこと」という文化や考え方が蔓延しています。
場合によっては「お金が第一」と伝えてしまうだけで、不採用となってしまうこともあるようです。
どうしても給料やお金を志望動機に含めたい方は、プラスαの志望理由として伝えるようにしてください。
どうしても志望動機に給料の高さを入れたい場合はこれらの工夫をすべきだよ。
志望動機で給料の高さを言及する場合の例文
実際に志望動機で給料を話す場合の例文をご紹介します。
「どうしても志望動機に給料を入れたい…」という方は、ぜひ参考にしてください。
【例文】
「私が貴社を志望した理由は、第一にカフェ業界であり、その中でもサービスの質が圧倒的だと考えているからです。
貴社は世界中に店舗を展開しており、業界でもトップクラスの業績です。
多額の売上が出せていることは、つまりそれだけ世の中に幸福をもたらせていることだと私は考えています。
また、従業員にも給料として売上を還元されていることも魅力的です。
私はこれまでに、アルバイトとしてカフェ業界での勤務経験があります。
この経験は、貴社でも必ず役立てられるだろうと考えています。
そこで、世の中に貢献できる貴社で、私も多くの人の生活を支えたいと考え志望いたしました。」
この例文では、世界にカフェを展開する会社への応募を前提としています。
「売上が高いことは世の中に貢献している証拠」という内容を伝え、従業員の給料にも反映されていることを魅力的だと伝えました。
「給料の高さ」をメインの志望理由にはしていないことがポイントです。
志望動機に給料やお金を含めることは難しいですが、この例文のように伝えればマイナスイメージを与えることはないでしょう。
評価される志望動機を書く5つのポイント
評価される志望動機を書くためのポイントを、5つご紹介します。
お金以外の理由で志望動機を考える際にも役立つはずなので、ぜひ参考にしてくださいね。
【評価される志望動機を作成するポイント】
- 他の会社にも通用する志望理由は書かない
- 抽象的な内容ではなく具体例を含める
- 企業への憧れを語るのではなく「どう貢献できるか」を書く
- 結論ファーストで論理的な文章を考える
- 第三者に意見やアドバイスをもらう
ポイント① 他の会社にも通用する志望理由は書かない
他の会社にも通用する志望理由では、採用担当者を満足させることはできません。
なぜなら、応募する企業への志望度の高さが伝わらないからです。
たとえば、銀行に応募する場合に「事業に魅力を感じた」と伝えても、なぜ他の銀行ではダメなのかが伝わらないですよね。
志望度の高さをアピールするためには、その銀行でしかダメな理由を伝える必要があります。
これは、もちろん銀行に限った話ではありません。
志望動機では、その会社でしかダメな理由を伝えることが大切です。
各会社の志望動機を考える際には、以下などの方法で情報収集するとよいでしょう。
【会社の情報を集める方法】
- 企業の採用ページ
- 就活四季報
- 先輩社員との交流
- 口コミサイト
- 各種SNS
志望度の高さをアピールするためには、説得力のある志望理由が欠かせません。
その会社でしかダメな理由を考え、採用担当者を納得させましょう。
ポイント② 抽象的な内容ではなく具体例を含める
志望動機では、抽象的な内容ではなく具体的な説明をすることが重要です。
なぜなら、抽象的な志望理由も「他の会社でいいのでは?」と思われてしまうことがあり、志望度の高さが伝わりにくいからです。
その会社でしかダメな理由を考えた結果、抽象的な志望理由になっている人は多くいます。
たとえば、以下のような志望動機です。
【抽象的な志望動機の例】
- 会社の経営理念に共感したため
- 社風を魅力に感じたため
- 他者より福利厚生が優れているため
確かに特定の会社だけにいえることかもしれませんが、まだまだ抽象的です。
たとえば、「過去の経験より、私は〇〇の環境で能力が発揮できるため、御社の社風なら最大限のパフォーマンスが発揮できると考えた」などと深掘りするとよいでしょう。
具体的な説明をした方が、採用担当者は納得しやすいです。
志望動機では、抽象的な内容だけを伝えないように注意してください。
ポイント③ 企業への憧れを語るのではなく「どう貢献できるか」を書く
志望動機では、会社に「どう貢献できるか」を書くことが大切です。
会社はあなたの希望を叶えたり、学習機会を提供するために存在しているわけではありません。
企業は、成果を出し売り上げに貢献してくれる人材を求めています。
たとえば、以下のように「どう貢献できるか」をアピールするとよいでしょう。
【会社に貢献できることをアピールする例】
- 過去に経験があるので、○○の業務では即戦力として働ける
- ○○の業務には自分の強みが活かせる
企業への憧れを語っても、あなたを採用しようとは思ってもらえません。
志望動機は、会社があなたを採用するメリットを意識して書くようにしてください。
ポイント④ 結論ファーストで論理的な文章を考える
志望動機を書く際には、論理的な文章を意識することも重要です。
いくら豊富な経験や能力があっても、それをうまく伝えられなければ採用にはつながりませんよね。
会社に対して、憧れや熱意がある場合も同様です。
論理的な文章を書く際には、文章の流れを意識することが大切です。
具体的には、以下の流れを意識するとよいでしょう。
【論理的な文章の流れ】
- 結論
- 理由
- 具体例
- 再び結論
就活に関わらずですが、結論ファーストで書くことが最も重要です。
簡潔に結論を伝えておくことで、その後の理由や具体例を理解しやすくなります。
志望動機は、文章構成にも注意して考えるようにしましょう。
ポイント⑤ 第三者に意見やアドバイスをもらう
志望動機を考えたら、第三者に意見やアドバイスをもらうこともおすすめです。
自分1人で考えた文章は、どうしても主観的な内容になってしまいがちです。
志望動機ができたら、まずは家族や友人に内容を確認してもらうとよいでしょう。
その他にも、大学のキャリアセンターや就職支援サービスを利用すれば、プロ目線の意見をもらうことも可能です。
少しの改善が採用につながることもあるでしょう。
恥ずかしく感じるかもしれませんが、就活成功のためにも第三者に意見やアドバイスをもらってくださいね。
ちなみに評価される志望動機の文章構成は「志望動機の書き方を新卒に解説【就活ブロガーが丁寧に語る!】」にてまとめています。
そもそも魅力的な志望動機の書き方が分からないという方は、合わせて読み込んでみてください。
志望動機は1社ごとに考える必要があるからこそ、多くの就活生はサボる。だからこそ、志望動機に力を入れることで他の就活生と差別化することができる!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
志望動機だけでなく、就活の全質問はとにかく"面接官の立場に立って考えること"が重要なんですよね。
面接官の立場に立ち、考えてみてください。
「評価したいと思う人材はどんな人か?」「自分が面接官なら自分のどんな強みに魅力を感じると思うか?」「もっとどうすれば読みやすいエントリーシートになるか?」
面接官の立場になって考えてみることで、どんな志望動機が刺さるか、どんな選考対策をすればいいのかも見えてくるはずです。
これは就活に限った話ではありません。
社会人になった時にも、相手視点で考えることは絶対に役立ちますよ。
ちなみに、この記事を読み終わったら「【面接における志望動機の答え方】業界別の例文を元に解説!」も読んでみてください。
業界別の志望動機の例文を紹介しているので、給料以外の志望動機を考えるときの参考になるはずです。
面接での志望動機の答え方のコツもまとめているので、一度目を通してくださいね。
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点】
- 志望動機で給料の高さや「お金を稼ぎたいから」という点に言及するのはなし。
- 志望動機で給料に触れるべきでない理由は多く、「より高い給料の企業からの内定が出たら辞退する人だと思われるから」「給料が下がったらすぐに辞める人だと思われるから」「お金を稼ぐために働くのは多くの人にとって当たり前のことだから」「給料以外には会社に魅力を感じていないと思われるから」「ライバルと差別化できる志望理由にならないから」「必死になって働いてくれなさそうだから」と最低でも6つの理由が挙げられる。
- それでもどうしても志望動機にて給料の高さに触れたい場合は、それを1番の理由とせずにあくまで2番目、3番目の理由とすべき。