こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は800以上の就活マンです。
(このブログ以外にも、僕を含めた編集部が企業を厳選した求人サイト「ホワイト企業ナビ」の運営も開始しました! » 求人一覧を見る)
突然ですが僕は偏差値50の中堅大学出身です。
にも関わらず、誰もが知っている大手食品企業からの内定を獲得しました。
その秘訣は「業界毎に評価される志望動機が書けたから」なんですよね。
企業にとって志望動機はめちゃくちゃ重要な項目だからこそ、評価されれば内定に直結するものです。
そこで今回は金融業界に評価される志望動機の書き方をご紹介します。
金融業界を考えている方は特に必須の内容になっていますよ!
- 金融業界の企業から評価される志望動機のポイント
- 金融業界で評価される志望動機の書き方【4ステップ】
- 金融業界向けの志望動機|例文5選
- 金融業界向けの志望動機|NG例文3選
- 金融業界向けの志望動機を面接で伝える時の注意点
- 本記事の要点まとめ
金融業界の企業から評価される志望動機のポイント
就活の3大質問といえば「ガクチカ」「自己PR」「志望動機」ですよね。
この中でガクチカと自己PRはある程度使いまわしができます。
ただ志望動機だけは各社ごとにゼロから作る必要があります。
なぜなら「業界ごとに評価ポイントが違うから」です。
そこでこの章では金融業界の企業から評価される志望動機のポイントを共有したいと思います!
【金融業界の企業から評価される志望動機】
- 「なぜ金融業界の中でも自社なのか」に納得できる
- 「お金」を通じた信用について語られている
- 「企業選びの軸」と合致していることを説明できている
ポイント① 「なぜ金融業界の中でも自社なのか」に納得できる
金融業界といっても銀行や証券会社、保険会社やクレジット会社などさまざまな種類があります。
そのため「なぜ同じ金融業界の中でも自社を選んだのか」というのは金融業界の企業が共通で知りたいことなんですよね。
つまりその点を志望動機に入れることで説得力がグッと高まるわけです。
逆にこの点を説明していないと「ウチじゃなくてもいいんじゃない?」といったツッコミが待っています。
ポイント② 「お金」を通じた信用について語られている
金融業界の企業は「お金」を最も身近に取り扱うことになります。
お金って誰にとっても必ず必要なものですし、生活に密接に関わりますよね。
それだけ人にとって重要なものを取り扱うわけですから、金融業界の企業にとって一番重要なのは「信用」です。
(預けたお金を無くすような銀行には絶対預金しないですよね。)
信用があってはじめて金融業は成り立ち、その信用は日々の業務でコツコツ積み上げていくしかありません。
この辺の理解を志望動機でアピールすることはめちゃくちゃ重要です!
ポイント③ 「企業選びの軸」と合致していることを説明できている
企業が新卒採用をするうえで絶対避けたいことは「早期離職」と「内定蹴り」です。
そのため、本当に自社に入りたい気持ちがあるのか、自社で働く意欲があるのかを常にチェックしています。
では就活生側はどうしたら企業に入社意欲や勤続意欲があることを伝えられるか。
答えはシンプルで「企業選びの軸と合致していること」をアピールすることです!
就活をするうえで大前提として考えている企業選びの軸があり、その軸と最も合致するのが金融業界で、中でも御社がベストでしたという流れさえあればOK。
何となく企業見てたら金融業が気になりましたでは説得力がなさすぎますよね。
金融業に限らず、いろんな業界・企業を見たうえでベストマッチだったということを伝えてください!
お金を通じた信用なんかはまさに金融業界特化のポイントですよね!
そうなんだ。業種ごとにビジネスモデルが違うわけだから、志望動機の内容だって変わるのは当たり前なんだよ。この点は企業研究の段階で押さえておくべきだね。
金融業界で評価される志望動機の書き方【4ステップ】
金融業界の企業から評価される志望動機のポイントについて共有しました。
それでは次に、これらのポイントを踏まえて、具体的な志望動機の書き方について解説します。
志望動機に限らず、文章を書く上で重要なのは「構成を意識すること」です。
まずは以下の構成をチェックしてください。
【金融業界向けの志望動機の構成】
- 結論
- なぜ金融業界なのか
- なぜ金融業界の中でもその企業なのか
- 自分の企業選びの軸との一致点
ステップ① 最初は必ず「結論」から入る
エントリーシートの全項目に共通するのが、必ず最初は「結論」から書くことです。
志望動機の定番は「私が貴社を志望したのは~だからです」ですね。
採用担当者が最初の結論を見ただけで、その項目の答えがわかることが重要です。
先に答えを示すことで、その後の説明文の理解度も上がりますからね!
【例文】
「私が貴社を志望したのは、金融を通じて私の生まれ育った地元を支え、地域の信頼を最も得ている企業だからです。」
とにかくシンプルにわかりやすくという点を意識してください。
採用担当者が一文目を見て「だからウチに入りたいんだな」と思えればベストです!
ステップ② 「なぜ金融業界なのか」を示す
結論を伝えたら、次は「なぜ金融業界なのか」を伝えましょう。
あらゆる業種の中から金融業界を選んだ理由は採用担当者も気になるところ。
先ほどの章でご説明したとおり、ポイントは「信用」にフォーカスすることです。
金融業界にとって最重要事項である信用の獲得にやりがいを感じられないと、適性はないと判断されますからね。
【例文】
「あらゆる業種の中でも、金融業は信用で成り立っている業界だと認識しています。企業活動を通じて地域貢献を果たすことで、信用の獲得にも繋がり、それが利益となる金融業に大きな魅力を感じました。」
直接的にお金を取り扱う金融業ならではのやりがいや地域貢献の形に言及することで、金融業界を選んだ理由に説得力を持たせることができますよね!
ステップ③ 「なぜ金融業界の中でもその企業なのか」を示す
金融業界を選んだ理由を説明したら、次に「なぜ金融業界の中でもその企業なのか」を伝えましょう。
この点は金融業界を選んだ理由よりも、さらに採用担当者が気にしている点です。
数ある同業他社のライバルがいる中で、なぜ自社を選んだのかは単純に興味がわきますからね。
この点を伝えるうえで僕がおすすめするのは「同業他社との違いを語ること」です。
以下のような理由を伝えることで、同業他社との違いを説明できます。
【同業他社との違いをベースとしたその企業でないといけない理由】
- 御社の◯◯という”企業理念”に最も共感した
- 御社の◯◯という”長期ビジョン”に最も共感した
- 経営統合やサービスのシステム化など”先を見据えた経営”をしている
- ◯◯県の中で御社が圧倒的な”預金残高”を誇っている
- 地元のイベントに積極参加するなど”地域貢献”に注力している
特に地銀などは地域貢献といった部分で違いを出しやすいかと思います。
証券会社や保険会社でも、それぞれ強みを持っているのでその点を理由とするのもいいですね!
ステップ④ 「自分の企業選びの軸との一致点」を示す
ここまでの3ステップがあれば、かなりの説得力を持たせた志望動機となります。
しかし、ここで終わるとそもそもあなた自身が企業を選ぶうえで大切にしていることが伝えられません。
そこで「自分の企業選びの軸との一致点」を最後に付け加えてください。
ここまでの4ステップを踏まえると、以下のような志望動機になります。
【完成した金融業界向けの志望動機】
「私が貴社を志望したのは、金融を通じて私の生まれ育った地元を支え、地域の信頼を最も得ている企業だからです。(~①)
あらゆる業種の中でも、金融業は信用で成り立っている業界だと認識しています。
企業活動を通じて地域貢献を果たすことで、信用の獲得にも繋がり、それが利益となる金融業に大きな魅力を感じました。(~②)
中でも貴社は地元で圧倒的な預金残高を誇り大きな信頼を獲得しています。
また、これだけ盤石な地盤を築いた今でも、地元の行事に積極的に協賛・参加しており、金融を通じた地域貢献を最も実現している企業だと感じました。
そのような貴社の姿勢に感銘を受け、ぜひ私も貢献したいと思いました。(~③)
加えて、私の企業選びの軸である「地域に密着した企業」という点においても、貴社こそ最も軸に合致する企業だと感じ、志望致しました。(~④)」
しっかりと構成を組み、項目ごとに細分化して文章を考えることで無駄がなく説得力のある文章になりますよね!
金融業界向けの志望動機|例文5選
金融業界向けの志望動機の書き方はご理解いただけたかと思います。
次にこの章では、僕が考えた金融業界向けの志望動機例文を5つ共有します!
また僕ではなくて、他の現役就活生が書いた志望動機が見たい方もいますよね。
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志望動機の例文①
【例文】
「私が貴社を志望したのは、より多くの人の生活を支えることができると確信したからです。(~結論)
人々の生活に深く関わるお金を通じて、常に新しいサービスを生み出すことで人々の生活の根幹を支える金融業に大きな魅力を感じました。(~なぜ金融業界なのか)
中でも貴社は、個の能力を重視し社員の挑戦を奨励する文化を持っています。そのような文化の中で私自身も成長し、金融に関わる全ての人に還元したいと考えています。(~なぜその会社でないといけないのか)
また、私が企業選びの軸として考えている「圧倒的な成長環境」という点にも合致することから、貴社を志望させていただきました。(~企業選びの軸との一致点)」
志望先企業が持つ文化を取り上げて共感を伝えているのがポイントですね!
自己の成長による還元と貢献という一貫性が非常に評価される内容かと思います。
志望動機の例文②
【例文】
「私が貴社を志望したのは、日系企業が世界で活躍することに自身も貢献したいと考えたからです。(~結論)
自身の持つ知識やネットワークを発揮し、企業の成長を最も後押しできるのは間違いなく金融業界だと認識しています。(~なぜ金融業界なのか)
その中でも貴社はグループ力や強固な顧客基盤、何より信頼を獲得することで国内トップの規模を誇っています。そのような企業力を持つ貴社だからこそ、世界を相手にする日系企業の強いバックアップができると思います。(~なぜその会社でないといけないのか)
また、私が企業を選ぶうえで最も重要視している「世界を相手にした仕事」という点においても、貴社なら間違いないと感じ志望致しました。(~企業選びの軸との一致点)」
こちらの例文はメガバンク向けの志望動機になります。
扱う規模が大きくなる点について言及することで、メガバンクでないといけないという差別化を意識しています。
志望動機の例文③
【例文】
「私は人の人生に寄り添い続けることのできる仕事がしたいと考え、貴社を志望しました。(~結論)
さまざまなリスクや予測不可能な未来への不安に対し、最も安心を届けることができるのは保険業だと思います。(~なぜ金融業界なのか)
中でも貴社は病気やケガに見舞われた際はもちろん、それを未然に防ぐための健康維持にまで注力し、徹底したお客様目線を持っている企業だと確信しました。(~なぜその会社でないといけないのか)
加えて、私が企業選びの軸としている「人の人生に寄り添える仕事」という点においても、貴社にこそ実現する環境があると考え、志望させていただきました。(~企業選びの軸との一致点)」
こちらは金融業界の中でも生命保険業向けの志望動機です。
お金を扱う銀行とは違い、保険業は「保険」を通じて人の人生に安心を与える仕事です。
同じ金融業界でも取り扱うモノによって考え方やポイントは変わってくるので、しっかりと使い分けをすることが大切ですよ!
志望動機の例文④
【例文】
「私は人々の固定観念を覆し、感動を与える仕事がしたいと考え貴社を志望しました。(~結論)
人々の生活に最も密接に関わり、影響を与えるのはお金です。そのため、金融業界にかかる期待は非常に大きくなると同時に、大きなやりがいもあると思います。(~なぜ金融業界なのか)
特に日本人はリスクを嫌い、投資よりも貯蓄という考え方が一般的になっています。しかし、確かな知識と情報を持つことでその価値を理解してもらい、お客様に感動を与えることができるのが証券会社の醍醐味だと考えています。(~中でもなぜ証券業界なのか)
中でも貴社は徹底したニーズ把握による信頼関係の構築に強みを持ち、お客様からの厚い信頼を獲得しています。(~なぜその会社でないといけないのか)
リスクを伝えてもなお、強固な信頼関係の上で感動を与えることのできる貴社であれば、私が企業選びの軸としている「想像以上の感動を与える仕事」を実現できると考え、志望致しました。(~企業選びの軸との一致点)」
こちらは証券会社向けの志望動機になります。
リスクがある商品を取り扱うことから、証券営業は特に難易度が高いと言われています。
あえてその点に触れ、それを承知でなお証券会社に魅力を感じていることを伝えれば、採用担当者の納得度も高まります!
志望動機の例文⑤
【例文】
「私が貴社を志望したのは、今までにない新しい価値を常に追い求めるという長期ビジョンに強く共感したからです。(~結論)
IT革命が進む中、あらゆるシーンにおいてクレジットが提供する価値は年々高まっていおり、常に革新を求められる環境に魅力を感じました。(~なぜクレジット業界なのか)
その中でも貴社はグループ力を活かし、ローン事業との組み合わせによる新しいサービスの形を生み出すなど、常にお客様のニーズに合わせた価値を提供しています。(~なぜその会社でないといけないのか)
また、私の企業選びの軸である「新しい価値を生み出す仕事」という点においても、まさに貴社が合致すると確信し、志望致しました。(~企業選びの軸との一致点)」
今回の例文はクレジット会社向けの志望動機になります。
ポイントは企業の長期ビジョンに着目している点ですね。
金融業界の中でもIT革命により特に変化が起きているのがクレジット業界です。
電子マネーなんかも流行し、より変化を求められる中で、長期ビジョンを見据えた志望動機を作ることができれば、評価されるのは間違いありません。
金融業界といってもいくつかの種類に書き分ける必要があるんですね。
取り扱う商品によって課題点や将来性も異なるからね。
金融業界の中でもなぜ御社なのか、この点を言及するうえで取り扱う商品について具体化するのは必須なんだよ!
金融業界向けの志望動機|NG例文3選
5つの例文につづいて、逆に評価されないNG例文についても共有したいと思います。
「これはダメ」という文章を知っておくことでマイナス評価を避けましょう!
例文の前にまずは以下のポイントを理解しておいてください。
これらのポイントが当てはまると評価されない志望動機になりやすいですよ。
【金融業界に評価されない志望動機のポイント】
- 最初に結論が書かれていない
- 金融業界でなくても実現できる内容になっている
- 金融業界の中でもその企業でないといけない理由がない
NGな志望動機の例文①
【NG例文】
「私は先日開催された合同説明会にて、貴社の素晴らしさを知りました。
説明会において、貴社が取り組んでいることを知り、とても魅力を感じました。
私も貴社に入社し、貴社の利益に貢献したいと考え、今回志望しました。」
この例文のNGポイントは「結論から書かれていないこと」です。
最初に結論がないので、総じてこの文章で何が伝えたいのかが全く分かりません。
加えて「貴社の素晴らしさ」「貴社が取り組んでいること」など表現がどれも抽象的のため、全く企業研究ができていない印象を与えてしまいますよね。
結論ファーストはもちろんですが、文章それぞれに具体性を持たせないと採用担当者はイメージができないので評価につながりません。
NGな志望動機の例文②
【NG例文】
「私は地域貢献がしたくて貴社を志望しました。
生まれてから今まで約22年間、ずっとこの土地に住み、地域の方にも大変お世話になりました。社会人になることで、これまでいただいた恩を返したいと考え、地域貢献を軸に企業選びをしました。その中で、貴社こそ地域貢献ができる環境があると感じ、今回志望させていただきました。」
この例文のNGポイントは「金融業界でなくても実現できる内容になっていること」です。
文章全体を通して地域貢献がキーワードになっていますが、どのような形の地域貢献なのかという点が欠けていますよね。
そうなると別に公務員でもいいわけですし、金融業界以外にも地域貢献をしている企業はいくらでもあるので「金融業界じゃなくていいじゃん」となるわけです。
改善点は金融業界にしかできない地域貢献の形に共感したことを書くことですね!
(この地域で強固な地盤を持つ強みを活かし、地域企業の発展を後押しするなど)
NGな志望動機の例文③
【NG例文】
「私は人々の生活を支える仕事がしたいと考え、貴社を志望しました。
人々の生活において、お金をというのは最も重要な要素の一つです。
それだけ重要なものをプロとして取り扱い、人々の生活を支えることができるのは金融業だけだと考えています。そこにはお金を扱う難しさや責任も伴いますが、そこでしか感じられないやりがいも必ずあると確信しています。
以上のことから、私もお金を通じて人々の生活を支えるために貢献したいと考え、貴社を志望しました。」
一見するとまとまりがあって良い志望動機に見えます。
ただ、この志望動機のNGポイントは「金融業界の中でもその企業でないといけない理由がないこと」です。
なぜ金融業界なのかという理由はしっかり書けていますが、この内容だと「ウチ以外の金融系企業でもいいよね」と採用担当者は思います。
NG例文はどれも違和感を感じますね。
先に評価される例文を見ているからね!
でも事前に構成だったりポイントを押さえているからこそ、その違和感で気付けるんだ。逆に知らなければ、この違和感に気付けないと思うと怖すぎるよね。
金融業界向けの志望動機を面接で伝える時の注意点
評価される志望動機とNGな志望動機の違いがわかったかと思います。
両方を比べてみると一目瞭然ですよね。
この章では志望動機を面接で伝える際に注意すべきことを共有したいと思います。
志望動機はエントリーシートで文字として書くだけでなく、面接において言葉で伝えないといけない場面もありますからね!
ポイントとしては以下の3つです。
【志望動機を面接で伝える時の注意点】
- 志望度の高さを伝える
- 面接でも結論から話すようにする
- 志望動機で深掘りされそうな点を事前に把握しておく
注意点① 志望度の高さを伝える
まず面接で必ず伝えてほしいのが「志望度の高さ」です。
これを最も伝えられるのは志望動機を説明するタイミングになります。
なぜ重要なのかというと、採用側の最も重要な指標の一つに「内定を出したら入社してくれるか」というのがあるからです。
当然と言えば当然ですよね。
いくら優秀で良い人材だと思って内定を出しても、最終的に入社をしてくれなければ何の意味もないわけですから。
そこで志望度の高さを全力で伝えることで「内定もらえたら必ず入社しますよ!」という意思を伝えることが非常に大きくなってくるんですよ。
そのため1社に限らず、どの会社に対しても「第一志望」だと伝えてください。
少しでも入社の意思があるなら、嘘にはなりませんので!
(実際、僕も全ての会社に第一志望だと伝えていました。)
注意点② 面接でも結論から話すようにする
次に注意してほしいのが「結論から話すこと」です。
志望動機の書き方の部分でもお伝えしましたが、書くに限らず話す際にも結論ファーストは必須になります。
むしろ面接で志望動機を聞かれたら結論だけを伝える形でOKです。
そうすれば必ず面接官は深掘りしてきます。
深掘りされたら先ほどの2行目以降の「なぜ金融業界なのか」や「金融業界の中でもなぜその企業なのか」を答えていけばいいわけです。
(面接の回答でダラダラ長くなるのはマイナス評価になりますからね。)
面接で大切なのは簡潔な回答で会話のキャッチボールをすることです。
聞かれたことに端的に答えるというスタイルで会話ができれば必ず高評価につながりますよ!
注意点③ 志望動機で深掘りされそうな点を事前に把握しておく
最後の注意点は「深掘りされそうな点を事前に把握しておくこと」です。
志望動機って、面接の中でも一二を争うレベルで重要な質問になります。
つまり、必ず面接官から深掘りされるということです。
では、事前に把握するためにはどのような準備をすればいいのか。
具体的には作成した志望動機に「なぜ」をどんどん投げかける方法が効果的です。
最初に紹介した例文をもとに説明していきますね。
「私が貴社を志望したのは、金融を通じて私の生まれ育った地元を支え、地域の信頼を最も得ている企業だからです。
→なぜ地域の信頼を獲得しているのか?
あらゆる業種の中でも、金融業は信用で成り立っている業界だと認識しています。
→なぜ金融業は信用で成り立つのか?
企業活動を通じて地域貢献を果たすことで、信用の獲得にも繋がり、それが利益となる金融業に大きな魅力を感じました。
→どのような地域貢献が信用の獲得に繋がるのか?
中でも貴社は地元で圧倒的な預金残高を誇り大きな信頼を獲得しています。
→預金残高以外に信頼獲得を表すものは?
また、これだけ盤石な地盤を築いた今でも、地元の行事に積極的に協賛・参加しており、金融を通じた地域貢献を最も実現している企業だと感じました。
→具体的にどんな活動をしているか知っている?
そのような貴社の姿勢に感銘を受け、ぜひ私も貢献したいと思いました。
→どのように貢献していくつもり?
加えて、私の企業選びの軸である「地域に密着した企業」という点においても、貴社こそ最も軸に合致する企業だと感じ、志望致しました。」
→なぜ地域に密着した企業というのを軸にしたのか?
こう見たら深掘りできるポイントってめちゃくちゃありますよね。
でも文字数が限られているので、すべてを網羅する内容の文章は作れません。
だからこそ面接ではあらゆる深掘りを想定した準備が大切なんですよね!
逆にこれだけの想定をできていれば、面接では怖いものなしの状態で臨めますよ。
たしかに深掘りの内容をみると面接で聞かれそうな内容ばかりですね。
面接官も手元にあるエントリーシートの志望動機を見ながら質問するわけだから、書いている文章から深掘りされるのは当然なんだよ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
金融業界から評価される志望動機の書き方について、かなり理解が深まったんじゃないでしょうか。
それでは最後に本記事の要点をまとめて終わりにしましょうか!
【本記事の要点】
- 業界ごとに評価される志望動機の形は違う。
- 「お金を通じた信用」など評価される3つのポイントを理解する。
- 「①結論」「②なぜ金融業界なのか」「③なぜ金融業界の中でもその企業なのか」「④自分の企業選びの軸との一致点」の4つのステップで構成する。
- NG例を知っておくことでマイナスポイントを理解しておく。
- エントリーシートで書く際と面接で言葉を使う際で異なる注意点がある。
- 面接における深掘り対策は「なぜ」を繰り返しぶつけていくのが効果的。
金融業界は今でも就活生から根強い人気を誇っています。
地方においても、各地方銀行などは安定の面からも毎年高倍率ですよね。
だからこそ、志望動機を磨き上げることで差別化を図ることが重要になってきます。
今回お伝えした構成やポイントを押さえてもらえば間違いないかと思います。
この記事が金融業界を目指すあなたの役に立ったなら幸せです。
就活攻略論には他にも、僕が4年に渡って書き続けた600の記事があります。
ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです\(^o^)/