就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マンです!
「借り上げ社宅って実際どうなの?」「本当に最強の福利厚生なの?」
こんな疑問を持っている就活生や転職者は多いのではないでしょうか。
たしかに、借り上げ社宅は魅力的な福利厚生に思えますが、デメリットもあるのでは?と不安に感じる人もいるでしょう。
そこで本記事では、これまで就活と転職に特化して1500以上の記事を書いてきた僕の知見を活かして、借り上げ社宅の仕組みやメリット・デメリット、そして本当に「最強」と言えるのかについて詳しく解説していきます!
ぜひ最後まで読み込んでもらえると嬉しいです!
借り上げ社宅について詳しく知りたいです。メリットだけでなく、デメリットもあれば教えていただけますか?
もちろん!借り上げ社宅の全体像を把握することは大切だよ。メリットもデメリットも含めて、しっかり見ていこう!
借り上げ社宅とは?|仕組みを詳しく解説
借り上げ社宅とは、企業が民間の賃貸物件を借り上げて提供する福利厚生のことです。
「社宅」とはちがって、既存の賃貸物件を利用するため、従業員にとっては選択肢が広がるというメリットがあります。
借り上げ社宅の基本的な仕組みは以下の通りです。
以下の仕組みにより、従業員は通常よりも安い家賃で良質な住居に住むことができるのです。
【借り上げ社宅の基本的な仕組み】
- 企業が不動産会社と契約を結ぶ
- 従業員が希望する物件を選ぶ
- 企業が物件を借り上げ、従業員に提供する
- 従業員は家賃の一部を負担する
- 残りの家賃は企業が負担する
①企業が不動産会社と契約を結ぶ
まず、企業は不動産会社と借り上げ社宅制度に関する契約を結びます。
この契約により、企業は従業員のために物件を借り上げる権利を得ます。
大手企業だと、従業員の選択肢を増やすために、複数の不動産会社と契約を結ぶこともあります。
②従業員が希望する物件を選ぶ
借り上げ社宅を利用したい従業員は、契約している不動産会社の物件の中から希望する物件を選びます。
社宅とはちがって、借り上げ社宅では従業員自身が物件を選べるのも特徴!
自分のライフスタイルに合った住居を見つけやすい、というメリットがあります。
③企業が物件を借り上げ、従業員に提供する
従業員が物件を選んだら、企業がその物件を借り上げます。
つまり、賃貸契約の主体は企業となります。
これにより、従業員個人では借りづらい高級物件なども借りやすくなるというメリットがあります。
企業が借主となることで、オーナーにとっても安心感が高まるためです。
④従業員は家賃の一部を負担する
借り上げ社宅を利用する従業員は、通常、家賃の一部を負担します。
この負担額は企業によって異なりますが、一般的には市場価格の30%〜50%程度とされています。
たとえば、月額10万円の物件であれば、従業員の負担は3万円〜5万円程度となるケースが多いです。
⑤残りの家賃は企業が負担する
従業員が負担する分を除いた残りの家賃は、企業が負担します。
つまり、先ほどの例でいえば、5万円〜7万円を企業が負担することになります。
家賃の負担が減るのは経済的にかなり大きなメリットです!
以上が借り上げ社宅の基本的な仕組みです。
この仕組みを理解することで、なぜ借り上げ社宅が「最強」の福利厚生と呼ばれるのか、その理由が見えてきますね。
【補足】借り上げ社宅がある企業を探すなら「逆求人サイト」は利用必須!
ちなみに、借り上げ社宅がある企業を効率よく見つけたいなら「逆求人サイト」を活用するのがベストです!
逆求人サイトは、プロフィールを登録しておくと、企業からスカウトが届く仕組みの求人サイト。
プロフィール入力後は、企業からのスカウトを待っておくだけでOK。
企業探しをかなり効率化できます!
大手の求人サイトには載っていないような、隠れた優良企業も逆求人サイトには多くあります。
中でも、「キミスカ」はスカウトが3種類にわかれていて、企業の本気度を見分けやすいのがメリット。
僕がいま就活生だったら、「ゴールド」と「シルバー」のみに対応して、戦略的に自分に合う企業を探しますね!
キミスカを活用して、借り上げ社宅があり、なおかつ自分に合っていそうな優良企業をぜひ見つけてください。
借り上げ社宅の仕組みがよく分かりました。企業と従業員の双方にメリットがありそうですね。でも、具体的なメリットをもっと知りたいです。
そうだね!仕組みを理解できたのはいいスタートだよ。次は、借り上げ社宅の具体的なメリットについて詳しく見ていこう!
借り上げ社宅のメリット【7選】
ここからは、より具体的に借り上げ社宅のメリットを挙げていきますね。
従業員にとっての、借り上げ社宅のメリットは大きく以下の7つ。
【借り上げ社宅のメリット7選】
- 家賃の大幅な節約ができる
- 良質な物件に住める
- 引っ越し費用が節約できる
- 初期費用の負担が少ない
- 物件選びの自由度が高い
- 転勤時の住居の心配が減る
- 税制面でのメリットがある
①家賃の大幅な節約ができる
借り上げ社宅の最大のメリットは、なんといっても家賃の大幅な節約ができることです。
従業員の家賃負担は、主に市場価格の30%〜50%ほどです。
つまり、半額以上の家賃を企業が負担してくれるのです!
たとえば、月10万円の物件に5万円で住めるとすると、年間60万円もの節約になります。
とくに都市部など家賃の高い地域で働く場合、この家賃補助の恩恵は絶大です。
手取りが大幅に増えたのと同じ効果が得られるわけですからね。
②良質な物件に住める
借り上げ社宅のもう一つの大きなメリットは、自分の予算では手が届かないような良質な物件に住めることです。
たとえば、月15万円の高級マンションでも、借り上げ社宅であれば7〜8万円で住めるケースもあったりするんですね。
良い家に住むことで、仕事のパフォーマンスにも良い影響が出る可能性は高いです。
快適な住まいで十分な休息を取ることで、仕事への集中力も高まるでしょう。
③引っ越し費用が節約できる
多くの企業では、借り上げ社宅に引っ越すときの費用も負担してくれます。
引っ越し費用は意外と高額になることが多く、とくに遠距離の場合は数十万円かかることもあります。
この費用を企業が負担してくれるのは、大きな経済的メリットと言えます。
④初期費用の負担が少ない
通常の賃貸契約では、敷金、礼金、仲介手数料などの初期費用がかかります。
これらの費用は、家賃の3〜4ヶ月分ほどかかることもめずらしくありません。
しかし、借り上げ社宅では、これらの初期費用の多くを企業が負担してくれます。
そのため、従業員の初期費用の負担が大幅に軽減されるのです。
とくに、就職や転職で新しい土地に移る際には、さまざまな出費がかさみます。
そんな時に、住居の初期費用が抑えられるのは非常に助かりますね。
⑤物件選びの自由度が高い
社宅と比べて、借り上げ社宅は物件選びの自由度が高いのが特徴です。
企業が契約している不動産会社の物件の中から選べるため、自分のライフスタイルや好みに合った物件を見つけやすくなります。
たとえば、以下のような選択が可能です。
【借り上げ社宅で選択できる物件の例】
- 駅に近い物件
- より広い間取りの物件
- ペット可の物件
- セキュリティの高い物件
- 眺めの良い高層階の物件
この自由度の高さは、生活の質を大きく左右する重要なポイントです。
自分に合った住環境を選べることで、仕事とプライベートの両立がしやすくなります。
⑥転勤時の住居の心配が減る
転勤のある会社では、借り上げ社宅は特に大きなメリットとなります。
転勤先でも同じ制度を利用できるため、新しい土地での住居探しの負担が大幅に軽減されます。
また、転勤に伴う引っ越し費用も会社が負担してくれるケースが多いです。
これにより、転勤に対する不安や経済的負担が軽減され、キャリアの選択肢を広げることができます。
⑦税制面でのメリットがある
借り上げ社宅には、税制面でのメリットもあります。
企業が負担する家賃補助は、一定の金額まで従業員の給与所得とみなされません。
つまり、実質的な収入増でありながら、課税対象にならないのです。
ただし、この非課税枠には上限があり、また従業員の役職や家族構成によっても変わってきます。
詳細は以下の通りです。
【借り上げ社宅の非課税限度額】
- 役員の場合:月額5万円まで
- 従業員の場合:月額12万円まで
- 家族がいる場合:上記に加えて、配偶者につき3,500円、その他の扶養家族1人につき2,500円が加算
この税制上のメリットにより、実質的な手取り収入が増えることになります。
就職先を検討する際は、給与とは別に、この福利厚生による経済的メリットについても考えることが重要です。
借り上げ社宅のメリットがこんなにたくさんあるとは知りませんでした。経済面だけでなく、生活の質の向上にもつながるんですね。
そうだね!借り上げ社宅は本当に魅力的な制度だよ。でも、デメリットもあるんだ。次は、その点について見ていこう。
借り上げ社宅のデメリット【5選】
借り上げ社宅には多くのメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。
ここでは、主なデメリットを5つ紹介していきますね。
【借り上げ社宅のデメリット5選】
- 退職時に住み続けられない
- 転勤や異動で引っ越しを強いられる可能性がある
- 家賃補助が給与に反映されない
- 物件選びに制限がある
- プライバシーの問題
①退職時に住み続けられない
借り上げ社宅の最大のデメリットは、退職時に住み続けられないことです。
借り上げ社宅は会社の福利厚生制度の一環であるため、会社を辞めると同時に退去しなければなりません。
通常は退職後1〜3ヶ月程度の猶予期間が設けられますが、それでも新しい住居を探す必要があります。
特に、長年住み慣れた場所や、子どもの学区の関係で住み続けたい場合などは、大きなデメリットとなります。
②転勤や異動で引っ越しを強いられる可能性がある
借り上げ社宅は会社の都合で提供されているため、転勤や異動の際に引っ越しを強いられる可能性があります。
転勤先でも同じ制度を利用できるメリットはありますが、慣れ親しんだ環境を離れなければならないのは大きな負担です。
特に、家族がいる場合は影響が大きくなります。
この点は、借り上げ社宅を利用する際に十分考慮すべき要素ですね。
③家賃補助が給与に反映されない
借り上げ社宅の家賃補助は、給与には反映されません。
つまり、昇給や賞与の計算基準となる基本給には含まれないのです。
これは、長期的なキャリア形成や退職金の計算において不利に働く可能性があります。
また、転職時の給与交渉の際にも、家賃補助分を考慮してもらえない可能性があります。
借り上げ社宅を利用する際は、総合的な待遇を慎重に検討することが重要です。
④物件選びに制限がある
借り上げ社宅は、企業が契約している不動産会社の物件から選ぶ必要があります。
そのため、完全に自由な物件選びはできません。
たとえば、以下のような制限がある可能性があります。
【借り上げ社宅の物件選びの制限例】
- 選べる地域が限られる
- 家賃の上限が設定されている
- 特定の不動産会社の物件しか選べない
- 築年数や間取りに制限がある
これらの制限により、理想の物件に住めない可能性があります。
とくに、特殊な条件(例:ペット可、楽器演奏可など)を希望する場合は、選択肢が限られる可能性が高いでしょう。
⑤プライバシーの問題
借り上げ社宅を利用すると、住所や家賃などの個人情報を会社に知られることになります。
これは、プライバシーの観点から気になる人もいるでしょう。
また、上司や同僚が近所に住んでいる可能性もあり、プライベートと仕事の境界があいまいになる可能性があります。
仕事とプライベートの切り分けを重視する人や、家庭の事情を会社に知られたくない人にとっては、大きなデメリットとなる可能性があります。
以上が借り上げ社宅の主なデメリットです。
これらのデメリットを十分に理解した上で、自分にとって本当に借り上げ社宅が最適な選択肢なのかを慎重に検討してください。
借り上げ社宅にもデメリットがあるんですね。特に退職時や転勤時の問題は大きそうです。でも、メリットとデメリットを比較すると、やはり魅力的な制度だと感じます。
その通りだね。メリットとデメリットをよく理解した上で判断するのが大切だよ。次は、借り上げ社宅が本当に「最強」と言えるのかについて、もう少し掘り下げて考えてみよう!
借り上げ社宅は本当に「最強」の福利厚生なのか?
ここまで借り上げ社宅のメリットとデメリットを見てきました。
では、借り上げ社宅は本当に「最強」の福利厚生と言えるのでしょうか?
結論から言えば、借り上げ社宅は確かに非常に魅力的な福利厚生ですが、すべての人にとって「最強」とは限りません。
その理由を詳しく見ていきましょう。
①経済的メリットは大きい
まず、経済的なメリットという観点から見ると、借り上げ社宅は確かに「最強」クラスの福利厚生と言えるでしょう。
特に以下のような人にとっては、非常に大きなメリットがあります。
【借り上げ社宅の恩恵を大きく受けられる人】
- 都市部など家賃の高い地域で働く人
- 一人暮らしを始めたばかりの新卒社員
- 転勤が多い仕事に就いている人
- 家賃補助の非課税枠を最大限活用できる人
上記に当てはまる人にとっては、借り上げ社宅によって得られる経済的メリットが年収の10%以上に相当する可能性もあります。
よって、借り上げ社宅制度は非常に大きな価値があると言えます。
②ライフスタイルとの適合性が重要
一方で、借り上げ社宅が必ずしもベストな選択肢とは限らない人もいます。
たとえば、以下のような人です。
【借り上げ社宅が最適でない可能性がある人】
- 持ち家購入を考えている人
- 長期的に同じ場所に住み続けたい人
- プライバシーを重視する人
- 特殊な条件(ペット可、楽器演奏可など)の物件を希望する人
- 将来的な独立や転職を考えている人
上記に当てはまる人にとっては、借り上げ社宅のデメリットがメリットを上回る可能性があります。
自分のライフプランやキャリアプランに合わせて慎重に判断しましょう。
③他の福利厚生との比較
借り上げ社宅が「最強」かどうかを判断する際は、他の福利厚生との比較も重要です。
例として、以下のような魅力的な福利厚生もあります。
【他の魅力的な福利厚生例】
- 充実した育児・介護支援制度
- 手厚い健康管理・メンタルヘルスケア
- 充実した研修制度や自己啓発支援
- ストックオプションなどの長期インセンティブ
- 柔軟な勤務形態(フレックスタイム、リモートワークなど)
上記のような福利厚生は、金銭的価値には換算しにくいです。
しかし、長期的なキャリア形成やワークライフバランスの実現といった面で見ると、大きなメリットだと感じる人も少なくないでしょう。
④総合的な待遇の一部として考える
最後に強調したいのは、借り上げ社宅はあくまで総合的な待遇の一部だということです。
就職先を考えるときには、給与や賞与、昇進機会、働き方の柔軟性、会社の将来性など、さまざまな要素を総合的に判断することが重要です!
つまり、借り上げ社宅だけで会社を選ぶのは危険だということ。
たとえば、「借り上げ社宅はあるが給与が低い会社」と「借り上げ社宅はないが給与が高い会社」では、長期的にはどちらが有利なのか、慎重に検討する必要があります。
以上を踏まえると、借り上げ社宅は確かに魅力的な福利厚生ですが、必ずしもすべての人にとって「最強」とは限りません。
自分のライフスタイル、キャリアプラン、価値観に合わせて、総合的に判断してみてくださいね。
なるほど。借り上げ社宅は確かに魅力的ですが、自分の状況に合っているかどうかをよく考える必要がありますね。他の福利厚生や給与なども含めて総合的に判断することが大切だと分かりました。
その通り!借り上げ社宅は確かに素晴らしい制度だけど、それだけで会社を選ぶのは危険だよ。自分のキャリアプランやライフスタイルに合わせて、総合的に判断することが大切だね。最後に、この記事の内容をまとめてみよう!
本記事の要点まとめ
ここまで、借り上げ社宅について詳しく解説してきました。
借り上げ社宅は確かに魅力的な福利厚生制度です。
ただ、同時にデメリットもあり、個人の状況によってはベストな選択肢とは限らないことが分かりました。
ここで、本記事の要点を簡潔にまとめておきましょう。
- 借り上げ社宅とは、企業が従業員のために民間の賃貸物件を借り上げて提供する福利厚生制度。
- 主なメリットは、家賃の大幅な節約、良質な物件に住める、初期費用の負担が少ないなど。
- デメリットとしては、退職時に住み続けられない、転勤で引っ越しを強いられる可能性がある、家賃補助が給与に反映されないなどがある。
- 借り上げ社宅は経済的には非常に魅力的だが、すべての人にとって「最強」とは限らない。
- 自分のライフスタイル、キャリアプラン、価値観に合わせて、他の福利厚生や給与なども含めて総合的に判断することが重要。
今回の記事が少しでもあなたの就活の役に立ったのなら幸せです!
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ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです\(^o^)/ 以上、就活マンでした!