就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
人生でも多くの時間を費やす仕事について考えるとき、「自分に向いている仕事がわからない」と悩む人は非常に多くいます。
一昔前などと比べると仕事は多様化していますが、選択肢が多すぎるゆえに自分にとっての適職もなかなか見つからないものですよね。
そんなとき多くの人の頭に浮かぶのが、適職診断やツールの存在です。
ただ、いきなり有料のものはハードルが高いので、まずは気軽に使える無料の適職診断があるとうれしいですよね。
そこでこの記事では、無料で使えるおすすめの適職診断を計10個紹介します。
適職診断を活用した自分に向いてる仕事の探し方、より本質的な対策まで共有するので、仕事選びに悩んでいる人はぜひ最後までご覧ください。
無料で使える適職診断ってどんなものがあるんだろう。
意外と種類は多いんだ。それぞれの特徴やおすすめできる人の特徴などを共有するよ!
- 無料で使えるおすすめの適職診断10選
- より具体的に対策したいなら自己分析を徹底すべし
- 適職診断を活用した自分に向いてる仕事の探し方
- 適職診断を利用するメリット
- 適職診断を利用するデメリット
- 適職診断の利用を検討する人からよくある質問
- 本記事の要点まとめ
無料で使えるおすすめの適職診断10選
もったいぶらずに、早速おすすめの適職診断を共有していきますね。
一見すると似たサービスが多く感じるかもしれませんが、各診断によってわかることは少しずつ異なります。
それぞれの概要を紹介するので、順に確認していきましょう。
【無料のおすすめ適職診断】
- キミスカ適性検査
- 適性・適職診断(キャリアインデックス)
- 3分間適職診断(リクナビNEXT)
- ジョブリシャス診断(マイナビ転職)
- 運命の会社選び診断(doda)
- いい仕事ミイつけよう診断(女の転職type)
- エニアグラム適職診断(indeed)
- 適職診断(スタディサプリ)
- 適職診断NAVI
- ハローワークの適職診断
診断① キミスカ適性検査
僕がもっともおすすめしたいのは「キミスカ」の適性検査です。
キミスカは就活生向けの逆求人型サイトで、プロフィールを登録すると企業側から就活生に対してスカウトが届くサービスです。
大本のサービス自体もかなりおすすめなんですが、無料で受けられる適性検査の質の高さも非常に魅力的なんですよね。
僕はこれまで20以上の適性検査を受検してきましたが、他サービスと比較してもキミスカの診断をダントツにおすすめしています。
▼キミスカの適性検査で取得できるデータ例
上記のように、性格や意欲の傾向・職務適性などを本格的に診断できるんですよね。
ほかにも、自分の長所や短所を文章化してくれているパートもありました。
僕が実際に受けた体感としても「たしかに」と納得できる部分が多く、自分に向いている仕事を考える上で参考になりましたね。
診断の所要時間は15分程度なので、さくっと試してみるのがよいかと。
何より無料で受けられるので、仕事探しする上でのヒントを短時間で得たい人は、ぜひ気軽に診断してみてくださいね!
【キミスカの適職診断がおすすめな人】
- できるだけ短時間で幅広いデータを収集したいと考えている人
- 自己分析結果と職務適性をどちらも診断して欲しい人
- 文章化された診断結果を自己分析に役立てたい人
診断② 適性・適職診断(キャリアインデックス)
2つ目は、大手求人サイトのキャリアインデックスが提供する適職診断です。
39個の設問に対して直感的に答えるだけで、自分に向いている職種や資質などを総合的に診断してくれます。
仕事観や自己PRに活用できる長所・短所なども把握できるので、エントリーシートや面接の回答を考える上でも役に立つことがあるかと。
具体的には、次のようなデータを取得できます。
▼キャリアインデックスの適性検査で取得できるデータ例
「自身の性格や傾向」「ビジネスにおける自分の強み」「自身が仕事や職場に対して求めるもの」がわかる診断となっていますね。
回答自体は「思う」「どちらでもない」「思わない」などから選択する形となっており、感覚的に簡単に答えられるようになっていました。
上記の診断内容を魅力的に感じた人は、ぜひさくっと試してみてくださいね。
【キャリアインデックスの適職診断がおすすめな人】
- 「あなたの強みはこれ!」と一言で表現されている結果を得たい人
- 文章だけでなく図で見やすく示された診断結果を求めている人
- 本格的な診断を無料かつ手軽に受けてみたい人
診断③ 3分間適職診断(リクナビNEXT)
3つ目に紹介するのは、大手転職サイト「リクナビNEXT」が提供する適職診断です。
3分間という非常に短時間で取り組めることが魅力の診断ツールですね。
具体的には「仕事選びの価値観テスト」と「自分発見性格テスト」で合計22個の設問に回答する形となっていました。
「必ずそうしたい」「どちらかといえばそうしたい」などの4項目から感覚的に答えるだけの形式となっています。
サイト自体は転職者向けですが、適職診断に関しては登録不要で取り組めるので就活生・転職者などは関係ありません。
自分に向いてる仕事を探す上で参考になるデータを得たい人は、たった3分ですし気軽に試してみてはいかがでしょうか。
【リクナビNEXTの3分間適職診断がおすすめな人】
- 隙間時間を利用して適職診断を受けてみたい人
- 仕事選びの価値観を重視して就職先を検討したいと考えている人
- 無料で使えて会員登録も不要の診断を受けたい人
診断④ ジョブリシャス診断(マイナビ転職)
4つ目は、マイナビ転職が提供するジョブリシャス診断です。
簡単な内容の20の設問に答えるだけで、27のジョブタイプ別に自分に向いている仕事がわかる診断となっています。
質問例としては「自分はコミュニケーションにおいて、相手の細かい所が気になる方だ」「自分は感受性豊かで、涙もろい方だと思う」などがありました。
「はい」「いいえ」「どちらでもない」の3択で回答するだけなので非常に簡単かと。
全質問に回答すると、「基本的なシゴト性格」「シゴトでの強み・弱み」「ストレスを感じる一言」「本領発揮できる職種」などがわかります。
自己理解を深める上でも間違いなく役に立つ内容ですね。
リクナビNEXT同様に転職者向けのサイトですが、診断結果の概要を見るだけなら就活生でも会員登録なしで利用できます。
より詳しい結果を見たいときにも、無料で登録できるので問題ないですよ!
【マイナビ転職の適職診断がおすすめな人】
- 「自分はどんなタイプなのか」を元に向いている仕事を判断したい人
- 自分の性格に合った仕事に就きたいと考えている人
- なるべく短時間で仕事診断の結果を得たい人
診断⑤ 運命の会社選び診断(doda)
運命の会社選び診断は、大手転職サイトdodaが提供する診断ツールです。
画面に「企業規模・スタイル・転勤・評価基準・年収・社風」の条件が書かれた企業が4つ表示され、入社したい順に選択する形となっています。
各社の条件が少しずつ異なるので、自分がどんな項目を重視して会社を選ぶべきか整理する上で効果的なツールですね。
企業自体は全部で16社表示されるので、感覚的に選べば診断自体にあまり多くの時間はかかりません。
さくさく選べば、2〜3分程度でも回答できるかと思います。
実際に入社する会社を決めるときには、この診断で表示されるような項目を比較して企業を厳選することになります。
自分のなかで企業選びの優先順位を整理できていない人は、同ツールを活用して考えをまとめてみるのもよいかもしれません。
【dodaの適職診断がおすすめな人】
- 「どんな企業で働きたいか」を元に、自分に合った仕事を見つけたい人
- 求人を選ぶシミュレーションをしながら会社選びの基準を確認したい人
- 企業選びの軸を固めておきたいと感じている人
診断⑥ いい仕事ミイつけよう診断(女の転職type)
6つ目は、女性のための転職サイト「女の転職type」が提供する適職診断です。
全11門の質問と各設問に対する5つの回答項目が用意されており、感覚的に合うものを選ぶだけで診断できるツールとなっています。
具体的には「どんな雰囲気の職場で働きたい?」「会社規模ってどのくらいがいい?」などの質問がありました。
女性向けの転職サイトゆえに「子供を産んでも働きたい?」といった質問が登場する点も印象的でしたね。
「いままでに経験した職種は?」という質問もあり、過去の経験も踏まえて具体的な職種名を提示してくれる点も魅力的かと。
(「経験職種なし」も選択できるので就活生でも問題なしです!)
どんな仕事が自分に向いているのか、自分の経験はどんな仕事に活かせるのかなどを考える上では多少なりとも参考になるかと思います。
診断自体は会員登録もなしで使えるので、気になる人はぜひ試してみてくださいね。
【女の転職typeの適職診断がおすすめな人】
- 自分に向いている仕事について具体的な職種名を知りたい人
- 女性向けの仕事診断を受けてみたい人
診断⑦ エニアグラム適職診断(indeed)
7つ目は、求人サイトindeedが提供するエニアグラム適職診断です。
エニアグラムとは、いくつかの質問に答えるだけで個人の性格や特性をタイプ別に分類してくれる診断のこと。
indeedのエニアグラム適職診断もざっくりの概要は同様で、18の質問に答えるだけで9つのタイプ別に自分の特徴がわかります。
具体的には、「基本的な性格」や「強みや弱み」「仕事スタイルの特徴」「力を発揮できる仕事」などの特徴がわかるようになっていました。
診断自体は表示された質問に対して4択で答えるだけなので簡単ですね。
1つ注意点としては、詳細な結果を見るためには会員登録(無料)が必要なこと。
会員登録なしでも診断+簡易的な結果を見ることは可能ですが、より詳しい結果を見たい場合は無料ですしさくっと登録してみるといいですよ!
【indeedのエニアグラム適職診断がおすすめな人】
- 自分の性格・気質を元に向いている仕事を考えていきたい人
- 自分がどんなタイプの人なのかズバッと言い表して欲しい人
- 短時間で完了する仕事診断を探している人
診断⑧ 適職診断(スタディサプリ)
8つ目は、自主学習型のWebサービス「スタディサプリ」が提供する適職診断です。
大学や専門学校への受験を支援するサービスだけあって、進路を決める上で役に立つツールも提供しているようですね。
診断自体は非常に簡単で、全63の質問に対して3択で回答する形でした。
具体的には、次のような設問が用意されています。
【スタディサプリの適職診断で用意されている質問例】
- やりたい仕事を選ぶ設問
例)医薬品の営業をする、後世に残る建造物を設計する - 活動に対する好みを答える質問
例)英語をしゃべる、機械をいじる - 働くことに関する自身の感覚を答える質問
例)思考する時間が長い仕事をしたい、チームを組んで仕事をしたい
質問自体がかなり具体的ですし、結果も適職BEST5としてランキング表示されるので、自身の大枠の傾向を知る上で参考になりますよ。
質問に答えるだけで、自分の考えや価値観を改めて整理する機会にもなるかもしれません。
ほかのサイト同様に、スタディサプリの適職診断も会員登録なしで利用できます。
少し時間はかかりますが、より本格的な診断を受けてみたい人はスタディサプリのサービスを活用してみてはいかがでしょうか。
【スタディサプリの適職診断がおすすめな人】
- 少々時間をかけてでも自分に向いている仕事をじっくりと考えたい人
- 自分に合っている仕事をランキング形式で示して欲しい人
- 向いている仕事にどんな職種があるのか詳しく調べたい人
診断⑨ 適職診断NAVI
9つ目は、適性検査事業などを手掛けるMeta Anchor社が提供する適職診断NAVIです。
会員登録なし、かつスマホで受験できるという手軽さが魅力的な診断ですね。
ただ、診断結果は豊富に用意されていて、自身の性格やキャリアの志向性・行動特性などから総合的に適職を判断してくれます。
質問自体は全部で35個ありますが、5分程度を目安に回答する形となっていました。
具体的に見ると「パーソナリティ」「キャリア価値観」「思考スタイル」に関する質問が用意されています。
短時間で完結するので、隙間時間などで取り組みたい人にも向いているかと。
診断結果は自分専用のURLからいつでも確認できるので、時間がたってから結果を見たいときにも便利ですね。
【適職診断NAVIがおすすめな人】
- 短時間でさくっと自分の強みや弱みを確認したい人
- 就活や転職活動で役立つような自分の強みを整理したい人
- 自分のパーソナリティやキャリアの志向性を明確化したい人
診断⑩ ハローワークの適職診断
最後に紹介するのは、ハローワークで受けられる適職診断です。
求人を探すときに利用するイメージが強いかもしれませんが、実はハローワークでも適職診断を受けられるんですよね。
具体的には、以下4種類の適職診断が受けられます。
【ハローワークで受けられる適職診断】
- 一般職業適性検査(GATB)
個人の理解や適職領域の探索など、望ましい職業選択をするための情報提供を目的とする検査 - 職業興味検査(VPI)
「自分がどんな分野に興味関心があるか」などを客観的に把握できる診断 - 職業レディネス・テスト(VRT)
自分が興味・自信のある分野を知ることで自己理解を深めるきっかけにできる診断 - キャリア・インサイト
4つの側面(能力、興味、価値観、行動特性)から適性を評価できる診断
場所によって受けられるかどうかは変わりますが、もちろん無料で使えるので気になるなら診断を受けてみてもよいかと。
ハローワークの適職診断については「【ハローワークの適職診断4選】種類や受験方法について解説!」でまとめています。
各診断のより詳細な情報やハローワークの診断を受ける流れなどを知りたい人は、ぜひあわせて確認してみてくださいね。
【ハローワークの適職診断がおすすめな人】
- 自分に合った仕事がよくわからない人
- 自分のことを客観的に分析したい人
- 新たな職種に挑戦したいと考えている人
参考:有料だけどストレングスファインダーもおすすめ
参考までにですが、有料の適職診断ツールも共有しておきますね。
書籍代はかかるのですが、信頼性の高い結果が得られるツールとしてストレングスファインダーの受験はアリだと僕は考えています。
(有料なので、もちろん全員に受験をおすすめするわけではないですけどね。)
ストレングスファインダーは、Webサイト上で177個の質問に答えることで、自身の才能や強みとなる特性を知れるツールです。
前述の無料の診断と比べると本格的な分やや大変ですが、有料でも信頼性の高い結果を求める人にはぴったりな診断ツールですよ。
【ストレングスファインダーの受験方法】
- 書籍を購入:2000円
- 公式サイトでアクセスコードを購入:2200円 or 5500円
- または有料でスマホアプリで受験:2200円 or 5500円
参考:ハートラボジャパン「受け方・診断方法」
受験方法は複数ありますが、費用を抑えられるので書籍を買うのがおすすめです。
本を買うと「アクセスコード」がついていて、そのコードをWebサイト上に入力することで診断できるような形ですね。
アクセスコードは1回しか使えないようになっているので、中古の書籍を買ってしまうと診断は受験できません。
書籍を購入する場合は、必ず新品を買うように注意してくださいね。
【ストレングスファインダーの受験がおすすめな人】
- 自分の強みや長所を明確にしておきたいと思っている人
- 本を読んで自己分析や仕事の適性に対する理解を深めたい人
- 有料でもいいので信頼性の高い診断を受けたい人
無料で利用できる適職診断もかなり多くあるんですね!
簡易的ものから本格的なものまで種類は多くあるよ。個人的にはキミスカの適性検査が圧倒的におすすめだから、どれを受けるか迷ったらぜひ試してみてね!
より具体的に対策したいなら自己分析を徹底すべし
無料で使えるおすすめの適職診断を計10個紹介しました。
これまで適職診断を使ったことがなかった人にとっては、魅力的に感じるツールがいくつかあったかもしれません。
ただ、個人的には適職診断はあくまでも補助的なツールだと考えています。
よってより具体的な対策をしたいなら、ほかのことにも取り組むべきかと。
とはいえ、これだけではいまいち意味を理解してもらえないかもしれません。
そこで本章では、適職診断と別に対策をすべき理由・具体的に何に取り組むべきかという内容について共有していきます。
理由:適職診断でわかるのはあくまでも傾向の話だから
まずは、なぜ適職診断だけでは不十分と考えているかについて。
これは、適職診断でわかるのは「人の性格・特徴・価値観などを調査した上でわかるある程度の傾向の話」だからです。
診断を受けるのはあらゆる性格・価値観などの持ち主なので、最終的に結果として表示されるのはこれらを分類した内容になります。
ゆえに自分にも当てはまる内容に分類されることは多いですが、枠組自体が大きいので個々人に特化した内容には構造上なりにくいんですよね。
上記の点を認識できていないと「適職診断を受けたのに、結局自分はどんな仕事を志望すべきかわからない」という事態にもなりやすいです。
そもそも適職診断だけで自分に合った仕事をピンポイントで見つけることは困難なので、まずはその点を押さえておくことが重要ですね。
対策:僕がおすすめする自己分析のやり方
では、より本質的に自分に合った仕事を見つけるにはどうしたらよいか?
結論、その観点で僕が重要と考えているのが自己分析の徹底です。
就活において基本といわれることですし、誰しもが耳にしたことがある内容なので、いまいちピンとこない人が多いかもしれません。
しかし本質的に適職を見つけたいなら、とにかく自己理解を深めた上で、自分視点で相性のよい仕事を探していくのが最効率だと考えているんですよね。
診断ではある程度の傾向しかわかりませんが、自己分析では自分だけの話なので、自分に特化したあらゆる情報を整理できるからです。
ただ、自己分析ってやり方や終わりがふわっとしていて、何となく取り組んで中途半端な状態になっている人がかなり多くいるんですよね。
そこで就活攻略論では、独自に作成したテンプレートを用いる8ステップの自己分析方法を紹介しています。
▼自己分析シートの完成例
具体的なやり方に関しては、ここで説明すると長くなってしまうので、別の記事でマンガを用いてわかりやすく解説しました。
(自己分析シートも、以下の記事経由で無料でダウンロードできます!)
適職を見つけるという目的以外にも、自己理解を深めておけば応募書類や面接時にも説得力のある回答ができるようになります。
ふわっとした内容かつ簡単には終わらないからこそ雑にこなす人が多いので、本気で適職を見つけたい人はじっくり時間をかけて取り組んでみてください!
たしかに適職診断とかって結果が当たっていることも多いですが、細かい部分にまで踏み込んだ内容は得にくいかもしれないですね。
まさにそのとおりなんだよね。本質的に対策するなら自己分析の徹底は避けて通れないから、仕事探しに本気で悩んでいる人こそ時間をかけることをおすすめするよ。
適職診断を活用した自分に向いてる仕事の探し方
次にこの章では、適職診断を活用した自分に向いてる仕事の探し方を紹介します。
前述のとおり、診断を受けるだけではそう簡単に適職は見つかりません。
よって結果を活用した上で「どのように適職となる仕事の候補を見つけるか」まで考えておくことが重要になってきます。
ここでは就活を7年以上研究してきた僕が考えるステップをまとめたので、参考までに確認していきましょう。
【適職診断を活用した自分に向いてる仕事の探し方】
- 複数の診断を試してある程度の傾向をつかむ
- 自己分析を深めて長所・短所や企業選びの軸を明確化する
- 就活エージェントを使ってプロから客観的な意見をもらう
ステップ① 複数の診断を試してある程度の傾向をつかむ
最初のステップは、複数の適職診断を使ってざっくりの傾向をつかむこと。
この記事でも無料の診断ツールを10個紹介しましたが、サイトによって最終的に表示される結果は異なるかと思います。
よって、まずは複数の診断を受けてデータを収集する。
その上で共通項を洗い出し、自分の価値観や強み・キャリア的な観点での志向性などをある程度つかむのがよいかと。
複数の診断サイトで共通して表示された結果があれば、自身に当てはまる可能性が高い特徴といえますからね。
適職診断を使う多くの人は、診断だけを受けて自分に向いてる仕事を探そうとします。
でも個人的には、診断ツールはある程度の傾向をつかむために使うのがベストだと考えているんですよね。
診断を使って適職探しをするなら、まずは複数サイトでデータを集めてざっくりの傾向を把握するのがよいでしょう。
ステップ② 自己分析を深めて長所・短所や企業選びの軸を明確化する
次のステップは、自己分析を深めて長所・短所や企業選びの軸を明確化すること。
適職診断では大枠の傾向がつかめますが、自分自身に特化した内容は得られません。
よって診断で得られたある程度の傾向も踏まえて自己分析に取り組むことで、より自分だけに当てはまる内容を整理することが大切です。
具体的には、長所や短所・企業選びの軸を明確化するのがよいかと。
長所や短所を明確に整理できていれば、自己PRや志望動機を考えるときにもスムーズかつ回答の説得力も高くなりやすいです。
適職探しの観点では企業選びの軸を決めることがより重要ですが、「診断結果+徹底した自己分析結果」があれば何らかの結論を出せるはずですよ。
適職を見つける上で自己分析はやはり必須なので、診断だけで満足しないでぜひプラスαで時間をかけるようにしてください。
ステップ③ 就活エージェントを使ってプロから客観的な意見をもらう
第3ステップは、就活エージェントを使ってプロから客観的な意見をもらうこと。
適職診断+自己分析によって結論を出した「自分の企業選びの軸」に対して、第三者から客観的な意見をもらうステップですね。
就活エージェントとは、人材会社が無料で次のような支援をしてくれるサービスです。
【就活エージェントのサービス内容】
- 就活相談
- 自分に合った求人の紹介
- 選考支援(ES添削や面接対策)
- 企業との面接のセッティング
- 面接後のフィードバック共有
簡潔に説明すると、就活生の内定獲得までを支援してくれるサービスですね。
サイトに登録すると担当者と面談の時間が設けられるので、自己分析結果などを伝えるとプロの目線で客観的な意見をくれるんです。
エージェントの担当者は何年も就活生を支援していて、豊富な知見を持っています。
ゆえにエージェント自体が持つ情報やアドバイザー本人が持つ知見などを踏まえて、どんな仕事が向いているか意見をもらえるんですよね。
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)
適職を見つけたいなら診断に加えて自己分析にも取り組むべき。第三者からフィードバックをもらうとより精度が高まるから、エージェントもうまく活用するといいよ!
適職診断を利用するメリット
続いてこの章では、適職診断を利用するメリットを改めて紹介します。
補足的な内容になりますが、ぜひさくっと目を通してみてください!
【適職診断を利用するメリット】
- 企業選びをする上で1つの指針となる
- 想定外の業界が候補に加わることがある
- 自己理解を深めるきっかけになる
メリット① 企業選びをする上で1つの指針となる
適職診断を受けると、自分の資質や特徴などに対する理解が深まります。
ゆえに自分がどんな仕事に向いているか、どんな業界だと強みや能力を発揮できそうかなどを考える上で1つの指針となるんですよね。
繰り返し伝えているように診断だけで適職を見つけるのは現実的でないですが、仕事探しの役に立つことは間違いないかと。
企業選びの軸がいまいち決められないときには、適職診断をうまく活用してざっくりとでも指針を持つとよいでしょう。
メリット② 想定外の業界が候補に加わることがある
適職診断を受けていると、具体的な業界や職種をおすすめされることがあります。
「◯◯の資質を持つあなたには△△業界が向いています」などのイメージですね。
これにより、自分が想定していなかった業界が候補に加わることは珍しくありません。
しかも自分の回答に紐付いた結果なので、多少なりとも相性がよい可能性があります。
自分視点だけで企業や業界を絞っていると、意外と視野が狭くなりがちです。
診断とはいえ視野を広げるきっかけになることは、適職診断を受けるメリットといえるでしょう。
メリット③ 自己理解を深めるきっかけになる
3つ目は、自己理解を深めるきっかけになることです。
適職診断では自分に向いている仕事を具体的に紹介されるだけでなく、自分がどんな特徴・資質を持っているかなども提示されます。
よって、自分の強みや弱みなどを整理する上でも効果的なんですよね。
自己分析ではどうしても自分視点でしか意見を出せませんが、ツールでは間接的にアイデアが出るので想定外の内容も知れる可能性があるわけです。
もちろん適職診断だけで自己理解を深めるのはおすすめしません。
でも、自己分析とともに診断ツールを活用することは、自己理解を深める意味でも理にかなっているといえるでしょう。
純粋に自分に合う仕事を見つけるという以外でも、多くのメリットがあるのですね。
複数の診断を受けて共通項を見つければ精度や信頼性も高まるよ。無料で使えるものも多くあるし、ぜひ有効活用してメリットを享受しようね!
適職診断を利用するデメリット
次にこの章では、適職診断を利用するデメリットを紹介します。
どんな物事にもメリットデメリットがあるので、適職診断においてもネガティブな側面を知っておいて損はありません。
いずれも簡潔に解説するので、さくっと確認していきましょう。
【適職診断を利用するデメリット】
- あくまで診断なので結果が確実ではない
- 選択肢や視野を狭めてしまう可能性がある
デメリット① あくまで診断なので結果が確実ではない
当然のことですが、適職診断の結果は確実なものではありません。
あくまでも診断ツールなので、その結果だけで適職は見つからない点は理解しておくべきです。
自分に向いている仕事がわからないと診断結果に頼りたくなりますが、苦しみながらも自分なりに適職を探すステップがより重要ですよ。
診断ツールを過度に信用しないで、判断材料を増やすための存在として参考程度に活用することを僕はおすすめします。
デメリット② 選択肢や視野を狭めてしまう可能性がある
2つ目のデメリットは、選択肢や視野を狭めてしまう可能性があること。
1つ目と似ていますが、診断ツールを過信するとその結果を鵜呑みにしてしまい、仕事探しをする上で視野を狭めることがあるんですよね。
具体的には「◯◯に向いているという結果が出たから◯◯の会社を探そう」と考えるようなイメージですね。
これは極端な例ですが、診断結果を絶対のものとみなすと適性があると診断された職種などを強く意識しがちなので注意が必要です。
判断材料を増やすために使う意識を持って、過度に信用しすぎないことが大切だよ。
適職診断の利用を検討する人からよくある質問
最後に本章では、適職診断の利用を検討する人からよくある質問に回答します。
適性診断に関して同様の疑問を感じていた人がいたら、ぜひ参考にしてみてください!
【適職診断の利用を検討する人からよくある質問】
- 適職診断以外に自分に向いてる仕事を探す方法はある?
- 登録なしで使える適職診断のおすすめは?
- 有料の適職診断を使うのって正直どう?
- 適職診断のような向いてる仕事を探す上でおすすめの本はある?
質問① 適職診断以外に自分に向いてる仕事を探す方法はある?
診断ツール以外の方法としては、個人的には以下がおすすめです。
【適職を見つけるおすすめの方法】
- 就活エージェントを使ってプロから客観的な意見をもらう
- 苦手・やりたくないことから逆算する
- どんなときに楽しさを感じるか考える
- 自分の人生で何を大切にしたいか考える
上記の詳細は「【適職がわからない】"適職を明確化する5つの方法"をおすすめ順で紹介!」にてまとめています。
診断以外のアイデアを得たい人は、ぜひ一読してみてくださいね。
質問② 登録なしで使える適職診断のおすすめは?
キャリアインデックスの適職診断をおすすめします。
結果に表示されるテキストも細かく、図も用いてデータが表示されるのでパッと見で中身を理解できますよ。
登録なしの診断を探している人は、ぜひさくっと試してみてください。
質問③ 有料の適職診断を使うのって正直どう?
個人的には基本は無料ツールでよいと考えていますが、より本格的な診断を受けたい場合は有料ツールを使うのもよいでしょう。
ただ「有料=質が高い」とは限らないので、利用ツールは吟味すべきです。
もし有料の適職診断を受けるのであれば、記事内でも紹介したストレングスファインダーは質が高いのでおすすめですね。
質問④ 適職診断のような向いてる仕事を探す上でおすすめの本はある?
企業選びに役立つ本としては、以下の3冊を僕はおすすめしています。
これらがなぜおすすめなのか?という部分については「就活生が“絶対に読むべき”おすすめの本【計19冊を紹介!】」にてまとめました。
記事内では業界理解や自己分析などに役立つ本も共有しているので、少しでも関心を持ってくれた人はぜひあわせてご覧くださいね。
診断ツールを使う以外にも、適職を探す上で有効な方法はいくつかあるのですね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
無料で使えるおすすめの適職診断10選や診断を活用した適職の探し方、より本質的な対策などを網羅的に解説しました。
診断ツールは、自分の強みや資質などを把握する上で有用です。
ただ、診断結果ではどうしても大枠的な部分しかつかめないものなので、本質的な対策をしたいならやはり自己分析を徹底すべきかと。
自己理解を深めれば適職を探す上で役に立つだけでなく、選考時の回答にも説得力が生まれやすくなります。
診断ツール+自己分析によって自身の適性を精度高く理解し、ぜひ自分と本質的に相性のよい仕事を見つけてみてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。
僕が現状考えるもっとも有効な就活の攻略法を簡潔にまとめています。
自己分析のほかにも就活を成功させる上で重要なポイントはいくつかあるので、本気で就活を成功させたい人はぜひ一読してみてくださいね。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 無料の適職診断ツールを使うなら、まずは「キミスカ」の診断がおすすめである。
- 適職診断でわかるのはあくまで傾向の話なので、本気で対策するなら自己分析を徹底すべきである。
- 適職診断+自己分析で企業選びの軸を明確化できたら、就活エージェントを使って客観的な意見をもらうとよい。
- 診断結果を過信しないこと、結果を受けて視野を狭めないことも重要である。