こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
ES(エントリーシート)の添削をしてもらいたいと考えた時に、身近に依頼する相手としては親が候補にあがります。
僕が就活生の時、実際に親にESを見てもらい、意見をもらったことがありました。
ES添削を親に頼むことにはメリットもあります。
一方で、親だからこそ押さえておくべき注意点もある。
今回は親にES添削をする際のポイントと注意点、それにメリットまでを詳しく解説していくので、これからES添削の依頼を検討している就活生は最後まで読み込んでくださいね!
たしかに身近にES添削をしてもらう相手として親が挙がりますね。でも親からのES添削って効果あるのでしょうか?
親にES添削してもらうことで、親ならではの意見、子供の幼少期からを知っているからこその意見をもらえることがある。そのあたり含めて詳しく解説していくよ!
ES添削を親にしてもらうのはおすすめです
誰かにES添削をしてもらうとき、身近で頼みやすい親にお願いしようと思っている人もいますよね。
結論から言うと、ES添削を親にしてもらうのはおすすめです。
ESは読む人がどう感じるかが非常に重要なんですよね。いくら自分なりに一生懸命書いても、客観的に見て読みやすい内容でないと意味がありません。
しかも自分で書いた文章を自分で判断するのは難しい。
その意味では親に添削してもらうことにも大きな意味があると僕は考えています。
ただし親だからこそできること、難しいことがあるのも事実。
よってES添削を親にしてもらうときには、以下3点を頭に入れておきましょう。
1度してもらう価値はある
「親からのES添削なんて意味ないんじゃない?」と思う人もいるかもしれません。
確かに親は就活の専門家ではありませんし、親世代と現在では就活状況も異なります。
しかし先程説明したようにESは誰かに読んでもらうためのものなので、1度してもらう価値はあると僕は考えています。
たとえば誤字脱字の確認や読みにくい箇所の指摘、ES全体から受ける印象などは作成した本人よりも親の方が客観的に判断できるんですよね。
先入観なしで文章を読めるからミスや改善点も発見しやすい。
加えて、身近な存在で気軽に依頼できるというメリットもあります。
なので可能であれば、ぜひ親にES添削をお願いしてみてくださいね。
親視点で他己分析してもらえることの価値の方が大きい
親にES添削をお願いするのはアリだと言いましたが、就活のプロではないため人事視点を考慮したアドバイスまでしてもらうのは正直難しいです。
どちらかというと、親視点で他己分析をしてもらえることに大きな価値があります。
親は就活生本人の性格や得意なこと、普段の様子などをよく知っていることが多いですよね。
よって「◯◯があなたの魅力なのでは」「ここをもっとアピールしたらどうか」といった気付きを得られやすいんですよ。
しかも幼少期からの性格や成長過程も知っているので、より本質的な他己分析をしてもらえる可能性が高い。
これは親だからできることです。
なのでES作成のテクニックというよりも、「自分の性格をアピールできているか」「他にアピールできることはないか」を深める目的で依頼してくださいね。
しかしES添削は1人ではなく複数人から受けるべき
親に限った話ではありませんが、ES添削は1人ではなく複数人から受けるようにしてください。
なぜなら、ESには明確な正解がなく添削する人によって指摘箇所も変わってくるから。
ESはテストのように模範解答があるわけではありません。よって添削内容=正解とは限らないんですよね。
しかもESを読んで合否を決めるのも人間なので、「こう書けば100%に受かる!」という絶対的な方法は存在しません。
そんな中で1人の添削結果だけを信じ込んでしまうのはかなりリスキーです。親という特別な存在ならなおさら。
なので親を含め複数人に添削してもらい、それを総合的に見て改善すべき箇所を判断してくださいね。
親以外にもES添削を依頼するなら就活エージェントがおすすめ
親以外にもES添削を依頼するなら、就活エージェントの担当者がおすすめです。
就活エージェントとは、求人紹介から内定獲得までを一貫してサポートしてくれる無料のサービス。
会員登録すると就活生ひとりひとりに担当アドバイザーが付き、ES添削を含めさまざまな選考対策を個別で行ってくれます。
なぜ就活エージェントがおすすめなのかというと、担当者は就活のテクニックや企業が見ているポイントを熟知しているから。
企業に好まれる書き方や業界ごとの動向などを踏まえてES添削をしてくれるんですよね。
しかも面接対策まで行ってくれるので、ESの内容を伝えればいいのかまで分かる。
よって就活エージェントにES添削をしてもらうことで、選考通過率の向上を図れます!
ES添削におすすめの就活エージェント
就活エージェントの中でも特におすすめなのが、「ミーツカンパニー就活サポート」と「キャリアチケット」の2社です。
僕はこれまで50以上の就活エージェントを見てきたんですが、中には正直微妙なエージェントも存在するんですよね。担当者の対応が悪かったり利便性が低かったり…。
ですが「ミーツカンパニー就活サポート」と「キャリアチケット」は、担当者の質が高く利用者からの評判もかなり良い。よってES添削を含め質の高い選考対策を受けられます。
加えて、紹介してもらえる求人数が多いのも魅力ですね。
なのでES添削を依頼するなら、まずこの2社に登録しておきましょう!
ただしこれらのエージェントであっても質の低い担当者に当たる可能性はゼロではありません。
その場合ES添削も微妙になってしまうので、利用する場合は初回面談で担当者の質を見極め、できれば複数社利用して比較するようにしてください。
こちらの記事では、就活エージェントを含めたおすすめのES添削サービスを紹介しています。もっと他のサービスを知って比較したい人はぜひ参考にしてくださいね。
親にES添削をしてもらうときは、就活のプロにも見てもらった方が良いのですね。
その通り!親と就活エージェントでは視点が違うから、両方にお願いするのがベストだよ。
ES添削を親にしてもらう場合の注意点
親にES添削をしてもらうのはおすすめだと説明しましたが、親だからこそ注意すべきポイントもあります。
それを理解せずにお願いすると、ES添削の価値が低くなってしまったり親子げんかに発展したりするかもしれません。
なのでES添削を親にしてもらうときは、以下4つの注意点を頭に入れておきましょう!
- 親がどれだけ就活に力を入れたことがあるのか事前確認する
- 親の言うことをすべて鵜呑みにしない
- 素直に言われたことを1度受け止めてみる
- 通過しなかった場合に親のせいにしない
注意点① 親がどれだけ就活に力を入れたことがあるのか事前確認する
1つ目の注意点は、親がどれだけ就活に力を入れたことがあるのかを事前に確認することです。
親と言っても、人によって歩んできた人生はさまざまですよね。
大学を卒業した親もいれば高卒で就職した親もいる。就活に一生懸命取り組んだ経験がある親もいればそうでない親もいます。
年齢も数十歳離れているので、就活に対する価値観も違うかもしれません。
そんな中で就活経験が全くない親や近年の就活状況に興味がない親にお願いすると、ES添削の意図を理解してくれない可能性があります。
よって親がどれだけ就活のことを理解しているのかを確認し、それに合った依頼をするようにしてください。
たとえば就活経験があまりない場合は、誤字脱字のチェックや読みやすさ、他己分析をメインにお願いすると良いでしょう。
就活に力を入れて取り組んだ経験がある場合は、書き方の工夫やテクニックまで聞いてみても良いかもしれません。
なのでまずは、就活経験や理解度について親に確認してみましょう!
注意点② 親の言うことをすべて鵜呑みにしない
2つ目の注意点は、親の言うことをすべて鵜呑みにしないことです。
先程説明したように、ESには明確な正解がないので人によって添削内容が変わります。
しかも親にとって子どもは特別な存在なので、甘く見てしまったり厳しく見てしまったり極端な添削をされる可能性も。
つまり、親の添削=最適解というわけではないんですよね。
よって親の言うことをすべて鵜呑みにするのは大変リスキーだと僕は考えています。
親からのES添削はあくまで参考程度に留め、アドバイスは自分で取捨選択するようにしてください。
より冷静な判断をするためには、就活エージェントなど他の人にもお願いするのが良いでしょう。
注意点③ 素直に言われたことを1度受け止めてみる
続いて、言われたことは1度素直に受け止めるようにしてください。
親という身近な存在の人にアドバイスや指摘をされると、ついカチンときてしまう人もいるかと思います。
「就活の大変さを何も知らないくせに」と反抗したくなる人もいるでしょう。
ですがESは読み手がどう感じるかが最も重要なので、たとえ気に食わないアドバイスであっても就活に役立つ可能性はあるんですよね。
たとえば「この文章は意味が分からない」と言われたら、採用担当者も同じように感じるかもしれません。
なので真っ向から否定するのではなく、まずは1度素直に受け止めてみてください。そしてその上でESを修正するかどうかを自身で判断してください。
親の言うことを素直に受け止めるのは気恥ずかしさもあるかもしれませんが、就活のためだと腹を括って大人の対応ができると良いですね。
注意点④ 通過しなかった場合に親のせいにしない
これはES添削後の注意点なのですが、親に添削してもらったESで選考に落ちても親のせいにしないでください。
選考に通過できなかったとき、誰かに怒りや不満をぶつけたくなる気持ちはよく分かります。親という身近な存在だとなおさら。
ですがたとえ添削してもらったESで落ちてしまっても、決して添削者のせいではありません。
最終的にESの内容を決めたのは自分ですし、どんなに素晴らしいESを提出しても落ちることはあります。
また、自分で反省せず親のせいにしてしまうと、就活における成長のチャンスを逃してしまうことに…。
なのでES添削をお願いするときは、どんな結果になっても親を責めないという覚悟を持っておいてください。
それが難しいのであれば、就活エージェントなど親以外に依頼した方が良いかもしれませんね。
誰にES添削をしてもらおうと最終的な責任は自分にある。それを理解して親に依頼してほしいな。
ES添削を親にしてもらうメリット
親にES添削をお願いすることに気恥ずかしさを感じる人もいるかもしれません。
ですが、そこにはいくつかのメリットもあります。
せっかくならメリットを最大限活用して就活を乗り切りたいですよね。
そこで次に、ES添削を親にしてもらうメリットを紹介します。
- 他己分析も同時にしてもらうことで自己理解が深まる
- 依頼しやすい
- すぐにES添削してもらうことができる
メリット① 他己分析も同時にしてもらうことで自己理解が深まる
1つ目のメリットは、他己分析を同時にしてもらうことで自己理解が深まることです。
なぜなら、親はあなたの性格や好きなこと、普段の様子までよく知っていることが多いから。しかも幼い頃からの成長過程まで。
ES添削は親以外でもできるし、むしろテクニックの面では就活エージェントなどプロに頼んだ方が確実です。
ですがいくら知識豊富な就活のプロでも、親ほど就活生の性格を把握することはできないんですよね。
よって他己分析という観点では、親にお願いするメリットは大きいかと。
たとえばESを見てもらって、「この内容だと〇〇君らしくない」と言われれば自己分析が不十分な可能性があります。
その場合はどんな強みをアピールすべきか聞いてみると良いでしょう。
そうすることで自己理解が深まり、より自分らしさをアピールできるESに改善できますよ。
メリット② 依頼しやすい
続いて、ES添削を依頼しやすいのも大きなメリットですね。
ES添削をしてもらう相手は、就活エージェントやES添削サービス、大学の先輩など多くの選択肢があります。
しかしそのような相手だと、サービスに登録したりマナーを守って依頼したりと何かしら手間が発生するもの。
その点親は特に気を遣うことなく気軽に依頼しやすいです。
(もちろん家庭環境にもよりますが!)
就活中は気を張って過ごす時間も長くなりがちなので、そのような存在がいることは大変ありがたいですよね。
なので疲れてしまったときや他人に依頼するのが億劫なときこそ、親にお願いすると良いかもしれません。
メリット③ すぐにES添削してもらうことができる
3つ目のメリットは、すぐにES添削をしてもらえることです。
先程も説明したように、ES添削には就活エージェントやES添削サービス、大学の先輩などさまざまな方法があります。
ですが、どれもすぐに添削してもらえるとは限らないんですよね。
まず相手の都合を確認しなければならないし、添削まで数日かかることもある。
その点親なら、家で過ごす時間を活用してすぐにES添削をしてもらえます。
極端な話、今日提出しなければならないESであっても親がいれば添削は可能。
就活は何かと忙しくなりがちなので、時間や手間をかけずに添削を受けられるのは大きなメリットですよね。
他己分析と依頼のしやすさにおいてはメリットが大きいということですね。
そうだね。だから気軽かつ迅速に添削してもらいたいときや、他己分析をしたいときは親にお願いするのがおすすめだよ。
ES添削を親にしてもらうデメリット
先程の注意点でも少し触れましたが、親によるES添削が万能というわけではないんですよね。
親だからこそできることもあれば、難しいこともある。
それを理解しているのとしていないのとでは、ES添削の価値も大きく変わります。
では具体的に、どんなデメリットがあるのでしょうか?
- 親の世代の就活状況と現在は異なる
- 就活に関しては親は素人である可能性が高い
- 通過しなかった場合に親に責任を押し付けてしまいがち
デメリット① 親の世代の就活状況と現在は異なる
まず1つ目に、親世代とは就活状況が異なることが挙げられます。
たとえば今から約30年前のバブル時代、大学生の就活はかなりイージーモードでした。
どれくらいイージーモードだったかというと、企業側が学生にお小遣いを支給して「弊社に入社してください」とお願いするほど。
1人あたりの応募社数が少ないゆえに1つの企業に集まる応募数も少なく、そもそもESもあまり普及していませんでした。
今では考えられないですよね。
これはあくまで一例であり親の年齢によって状況は違うと思いますが、要は「時代によって就活の常識はかなり違う」ということ!
よって「もっと大手企業を狙いなさい」「まだ内定を貰えないの?」など時代錯誤なアドバイスをされる可能性があります。
自分の経験から得た価値観で判断してしまうのは誰しもあり得ることなので、ES添削を依頼する際は就活生側も親のバッググラウンドを理解しておけると良いですね。
デメリット② 就活に関しては親は素人である可能性が高い
続いてのメリットは、就活に関しては親は素人である可能性が高いことです。
人材業界や人事の仕事をしている場合を除き、親は就活のプロではありません。
就活経験があったとしても時代が違うわけで、今とは状況が異なります。
よってESの書き方のテクニックや業界ごとの傾向、企業が見ているポイントなど深いところまでアドバイスを期待するのはおすすめできません。
先程も言ったように誤字脱字や読みやすさのチェック、他己分析などをメインに見てもらった方が良いでしょう。
仮にアドバイスをしてくれたとしても、参考程度にしてください。
このような視点でES添削を受けたいなら、就活エージェントなどプロに依頼するのがおすすめですよ。
デメリット③ 通過しなかった場合に親に責任を押し付けてしまいがち
これはあるあるなんですが、そのESで選考を通過できなかった場合に親に責任を押し付けてしまう可能性があります。
添削をしてもらってまで作成したESで落ちてしまうと、現実を受け入れられずつい添削者のせいにしたくなりますよね。
特に親の場合は、身近な存在である分不満を感じやすい。
よって親からのES添削が、かえってストレスの原因になるかもしれません。
ですが就活はどんなに頑張っても落ちることがあるし、添削者が誰であろうとその責任は自分にあります。
親を責めるよりもやるべきは、なぜ落ちたのかを考え次の対策を考えること。
なので親にES添削をしてもらうときは、「どんな結果になっても親を責めない」と覚悟を持って依頼してくださいね。
メリットとデメリットを両方理解した上で、親にES添削をしてもらうかどうか、どこを見てもらうかを判断しよう!
親からのES添削についてここまで深く考えたことはありませんでした!今後意識します。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
本記事では、親にES添削をしてもらうときのメリット・デメリットや注意点を解説してきました。
個人的には、読みやすさのチェックや自己理解を深めるために親にES添削をしてもらうのはアリだと考えています。
自分のことをよく知っている存在ですし、気軽に依頼できますからね。
ただし親は就活のプロではないため、現在の就活状況を理解しているとは限りません。
場合によっては時代錯誤なアドバイスをされる可能性もあります。
よって親からのES添削をすべて鵜呑みにしないように気を付けてください。
そもそもES添削は1人だけでなく複数人にしてもらった方が良いと僕は考えています。
なので親にお願いする場合でも、就活エージェントなど他の方法も併用するようにしてくださいね。
これを読んだみなさんが、無事に就活を終えられますように。
では最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょう!
【本記事の要点】
- 親にES添削を依頼することで、他己分析をしてもらえるため自己理解を深められる。
- 気軽に依頼でき、すぐに添削してもらえるのもメリット。
- ただし親が現在の就活状況を理解しているとは限らないので、すべて鵜呑みにするのは危険。
- そもそもES添削は1人より複数人から受けた方が良いので、就活エージェントにも依頼するのがおすすめ。
- 仮に選考を通過できなくても責任は自分にあるので、親を責めるべきではない。
また本記事と合わせて、誰にES添削をしてもらうべきなのかを「【ES添削は誰にしてもらうべきか?】依頼相手の選び方を解説します」に詳しく書いているので参考にしてくださいね!