就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マンです!
僕たちの生活にも身近な山崎製パン。
山崎製パンの商品を食べたことがある人も多いのではないでしょうか?
そんな山崎製パンについて「ホワイト企業なの?ブラック企業なの?」と気になっている人も多いと思います。
そこで今回は、ホワイト企業に特化した求人サイトの「ホワイト企業ナビ」の運営も行う僕が”山崎製パンのホワイト企業度”を、様々な角度から徹底的に分析していきます!
就活生の皆さんが企業選びの参考にできる情報をたくさん盛り込んでいきますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
山崎製パンの評判はさまざまですが、実際のところどうなんでしょうか?就活の参考にしたいので、詳しく知りたいです。
そうだね!山崎製パンの実態をしっかり掘り下げていこう。給与や労働環境、公開情報など、様々な角度から分析していくから、きっと参考になるはずだよ!
山崎製パンの会社概要
まずは、山崎製パンの会社概要について見ていきましょう。
山崎製パンは、1948年に創業された日本の大手製パン会社です。
ランチパックやカットパンなど、誰もが一度は食べたことがある商品を数多く展開しています。
また、デイリーヤマザキやニューヤマザキデイリーストアなどのコンビニエンスストア事業も手がけており、幅広い事業を展開しています。
山崎製パンは東証プライム市場に上場しており、日本の食品業界を代表する大企業の一つと言えるでしょう。
そんな山崎製パンの会社概要は、以下のとおり。
【山崎製パンの企業情報】
- 設立:1948年6月21日
- 本社:東京都千代田区岩本町3-10-1
- 資本金:110億1,414万円3,000円
- 従業員数:19,446名(2023年12月31日現在)
- 売上高:11,755億円(2022年12月期・連結)
- 事業内容:パン、和洋菓子、調理パン・米飯類、製菓、冷凍食品等の製造・販売
山崎製パンは規模が大きく、様々な事業を展開している企業なんですね。でも、大企業だからといってホワイト企業とは限らないと聞きます。
その通りだよ!大企業にもさまざまな面があるからね。これから様々な角度から山崎製パンを分析していくから、一緒に見ていこう!
【結論】山崎製パンはホワイト企業なのか?
さっそくこの記事の本題「山崎製パンはホワイト企業なのか?」について共有していきますね。
結論からいうと、山崎製パンは完全なホワイト企業とは言い切れませんが、大手企業としての安定性と一定の待遇の良さを備えていると言えます。
今回、着目したのは以下の5項目。
この章では5つの項目についての評価をまとめ、次の章からそれぞれについて詳しく解説していきますね!
ぜひ気になる項目をチェックしてみてください。
【山崎製パンがホワイト企業かを判断した項目】
- 給与・待遇面
- 労働環境
- 企業文化・風土
- 成長性・安定性
- 将来性
① 給与・待遇面
平均年収は全国平均とほぼ同水準で、地域手当などを含むと平均を上回っています。
福利厚生も大企業としては一般的な水準を満たしています。
評価:◎(良好)
② 労働環境
年間休日数は全国平均並みですが、有給を含むと休日はしっかり確保できそうな環境だと考えられます。
一方で労働時間という点でいうと、職種によっては昼夜交代勤務や早朝出勤などがあることは認識しておいた方がいいですね。
また、月平均残業時間は21.1時間で全国平均を上回っています。
ですが、月20日労働と仮定すると1日1時間程度なので、かなり残業が多いとは言い切れません。
評価:△(要確認)
③ 企業文化・風土
品質と顧客満足度を重視する文化が根付いています。
社会貢献活動にも積極的ですが、新しい働き方への対応は不明確です。
評価:○(普通)
④ 成長性・安定性
業界トップの地位を維持し、緩やかながら成長を続けています。
財務基盤も安定しており、長期的な雇用の安定が期待できます。
評価:◎(良好)
⑤ 将来性
デジタル化や海外展開など、新たな挑戦を続けています。
環境問題への対応など、社会的課題にも取り組んでいます。
評価:○(普通)
山崎製パンは安定性や待遇面では評価できる企業だと分かりました。ただ、労働環境や新しい働き方については、もっと詳しく調べる必要がありそうですね。
企業研究は表面的な情報だけでなく、自分の目で確かめることが大切だよ!
山崎製パンの給与・年収
ホワイト企業かどうかを判断する上で、給与・年収は重要な要素の一つです。
山崎製パンの給与・年収について、詳しく見ていきましょう。
① 平均年収
山崎製パンの有価証券報告書によると、2023年12月31日時点の従業員の平均年間給与は578万3,082円でした。
一方、国税庁の「令和4年民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は458万円。
つまり、山崎製パンの平均年収は全国平均を約120万円上回っていることになります。
この点から見ると、山崎製パンの給与水準は決して低くないと言えるでしょう。
② 初任給
次に、初任給について見ていきましょう。
山崎製パンの採用情報サイトによると、2024年4月入社の初任給の実績は以下の通りです。
【山崎製パンの大卒初任給(2024年4月入社実績)】
- 院了:237,500円〜261,100円
- 大卒:230,500円〜254,100円
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、大学卒の初任給の全国平均は237,300円となっています。
山崎製パンの初任給は、全国平均とほぼ同水準。
手当なども含めると、全国平均を上回っています。
③ 年収の分布
山崎製パンの年収分布について、公式な情報は公開されていません。
しかし、一般的に大企業では年功序列的な要素が残っていることが多く、勤続年数や役職によって給与に差があることが予想されます。
また、残業や夜勤などの勤務形態によっても年収に差が出る可能性がありますね。
これらの点については、会社説明会や面接のときに質問して実態を把握しましょう。
山崎製パンの給与水準は平均以上なんですね。でも、年功序列や勤務形態によって差があるかもしれないということですね。詳しく聞いてみる必要がありそうです。
そうだね!給与だけでなく、労働環境全体を見ることが大切だよ。
山崎製パンの労働環境
次に、山崎製パンの労働環境について詳しく見ていきましょう。
ホワイト企業かどうかを判断する上で、労働時間や休日、福利厚生などの労働環境は非常に重要な要素です。
① 労働時間・残業
まず、労働時間と残業について見ていきましょう。
山崎製パンの採用情報サイトによると、以下のような勤務時間が設定されています。
【山崎製パンの勤務時間】
- 8:15〜17:15(職種により交替制勤務あり)
具体的には、生産に関わる部署やデイリーヤマザキの店舗運営職は、昼夜交替勤務。
営業職は、ルートセールス実習期間中は3:00~4:00の早朝出勤となるようです。
(販売店が開店する前に配送する必要があるため)
また、山崎製パンが掲載しているマイナビによると、月の平均残業時間は21.1時間(2023年度)。
厚生労働省の調査によると、平均の月残業時間は13.8時間なので、平均と比べるとやや多いと言えますね。
詳しい実態については、会社説明会や面接の際に直接確認することをおすすめします。
ちなみに、僕は新卒で飲料メーカーに勤めていました。
当時、展示会などでパンメーカーの方と話す機会がありましたが、パンは賞味期限が短いので管理が大変だったり、営業も工場との連携が大変で忙しいと言われてましたね。
このあたりの実情は、内定獲得後にでも自分が配属する可能性が高い部署の人に話を聞いた方が良いと僕は考えています。
② 休日・休暇
次に休日・休暇制度について見ていきましょう。
山崎製パンの採用情報サイトによると、以下のような休日・休暇制度があります。
【山崎製パンの休日・休暇制度】
- 年間休日:116日
- その他:年次有給休暇、慶弔休暇、産前産後休暇、育児休業、介護休業など
厚生労働省の「令和5年就労条件総合調査」によると、民間企業の年間休日数の平均は110.7日となっています。
企業規模別だと、従業員数1,000人以上の企業では平均116.3日なので、ほぼ平均と同水準です。
また、マイナビに掲載されている情報を見ると、山崎製パンの平均有給取得日数は13.4日(2023年度実績)。
有給も含めると、しっかり休日・休暇は確保できそうですね。
③ 福利厚生
最後に、福利厚生について見ていきましょう。
山崎製パンの採用情報サイトによると、以下のような福利厚生制度があります。
【山崎製パンの主な福利厚生】
- 健康・厚生年金、雇用・労災保険
- 財形貯蓄
- 社内預金
- 住宅貸付金
- 社員持株会制度
- 企業年金基金
- グループ保険
- 退職金制度
- 出産・育児支援
- 独身寮
- 研修センター
- 契約レジャー施設
これらの福利厚生は、大企業としては一般的な水準と言えるでしょう。
特に、独身寮制度は地方から入社する社員にとっては大きなメリットになると考えられます。
ただし、最近注目されている柔軟な働き方を支援する制度(例:在宅勤務制度、フレックスタイム制など)については、公式サイトでは明確な記載が見られません。
これらの制度の有無や詳細についても、会社説明会や面接で確認するとよいでしょう。
山崎製パンの労働環境は、休日数や福利厚生は一般的な水準のようですね。でも、残業や休暇の取得状況、柔軟な働き方については、もっと詳しく知る必要がありそうです。
その通りだよ!公開情報だけでなく、実際の働き方や社内の雰囲気も大切だからね。次は、山崎製パンの企業文化や評判について見ていこう!
山崎製パンの企業文化と評判
つづいては、山崎製パンの企業文化や評判について共有します。
公開されている情報を元に分析していきましょう!
① 企業理念
山崎製パンの公式サイトによると、以下のような企業理念掲げています。
【山崎製パンの企業理念】
- 「良品廉価・顧客本位」
企業理念から、山崎製パンは品質と顧客満足度を重視する企業文化だと分かります。
業界でもトップクラスの山崎製パンだからこそ、上記の理念をもとに顧客に安心してもらえる高品質な商品の製造・販売にこだわっていることが伺えますね。
② 社会貢献活動
山崎製パンは、以下のような社会貢献活動に取り組んでいます。
【山崎製パンの主な社会貢献活動】
- 大規模災害時の緊急食糧支援
- 工場・事業所関連におけるCO2削減対策
- 食品ロス削減の取り組み
- 環境に配慮した包装材の使用
- 環境情報の発信(出張授業、環境イベント出展など)
- 河川清掃活動、森林保全活動
- 開発途上国支援
- スポーツ振興支援
これらの活動は、企業の社会的責任(CSR)を果たす取り組みとして評価できるでしょう。
「食」は人の生活の根幹に携わる仕事であり、かつこうした社会貢献性の高い活動をしている点は流石大手ですね。
震災が起きたときにも山崎製パンの迅速な対応が話題になりました。
長く働くうえで、会社がこうした社会貢献活動をしていることは、やりがいに繋がるので、個人的にはかなり重要だと考えています!
③ 企業の成長性
山崎製パンの過去5年間の業績推移を見ると、以下のようになっています。
【山崎製パンの連結売上高推移】
- 2019年12月期:10,611億円
- 2020年12月期:10,147億円
- 2021年12月期:10,529億円
- 2022年12月期:10,770億円
- 2023年12月期:11,755億円
引用:山崎製パン「有価証券報告書-第76期」
直近5年間で見ると、売上高はゆるやかに成長しています。
特に2023年は前年比で大きく成長しています!
この成長性は、就職先として安定性を求める就活生にとっては魅力的な点と言えますね。
④ 業界内での評価
山崎製パンは、食品業界内で以下のような評価を受けています。
【山崎製パンの業界内評価】
- 国内製パン業界でトップシェア
- 商品開発力の高さ
- 全国規模の生産・販売網
- 安定した財務基盤
これらの評価は、就職先としての安定性や将来性を示す指標となるでしょう。
ただし、業界内での評価が高いことと、働きやすさが直結するわけではありません。
実際の労働環境や社内の雰囲気については、OB・OG訪問や会社説明会で直接確認することをおすすめします。
山崎製パンは業界内での評価が高く、成長性もある企業なんですね。でも、それが必ずしも働きやすさに繋がるわけではないということも分かりました。
その通りだよ!企業の評価と実際の労働環境は別物だからね。
次は、山崎製パンの課題や今後の展望について見ていこう。それが分かれば、より具体的に自分に合うかどうか判断できるはず!
山崎製パンの課題と今後の展望
最後に、山崎製パンが直面している課題と今後の展望について見ていきましょう。
課題や展望を知ることで、入社後にどんなキャリアを築いていけるのかを想定しやすくなります。
【山崎製パンの課題と展望】
- 原材料価格の高騰への対応
- デジタル化への対応
- 海外展開の強化
- 環境問題への対応
① 原材料価格の高騰への対応
近年、糖類や油脂などの原材料価格が上昇しています。
山崎製パンの決算説明資料によると、これらのコスト増加が利益を圧迫しています。
この課題に対して、山崎製パンは以下のような対策を講じています。
【原材料価格高騰への対策】
- 一部商品の価格改定
- 生産性向上による原価率の改善
これらの取り組みが成功するかどうかは、今後の山崎製パンの業績に大きな影響を与える可能性があります。
② デジタル化への対応
山崎製パンは、デジタル技術を活用した業務効率化や新たな顧客体験の創出に取り組んでいます。
公式サイトによると、以下のような取り組みを進めています。
【デジタル化への取り組み】
- 物流システムへのデジタル技術導入
- 運行管理システムによる配送ルートの最適化
- 生産設備の改良
これらの取り組みが進むことで、業務プロセスや働き方に変化が生じる可能性があります。
就活生の皆さんは、これらの変化に対応できる柔軟性や、デジタルスキルの習得が求められるかもしれません。
③ 海外展開の強化
山崎製パンは、国内市場の成熟化に対応するため、海外展開を強化しています。
世界10ヵ国の地域に15の法人を構えており、とくにアジア地域での事業拡大に注力しているようです。
【海外展開の主な取り組み】
- 中国、タイ、台湾などでの現地法人設立
- 現地の食文化に合わせた商品開発
- グローバル人材の育成
海外展開の強化は、グローバルな視点やスキルを持つ人材の需要増加につながる可能性があります。
語学力や異文化理解力を磨くことで、将来的なキャリアの幅が広がるかもしれません。
④ 環境問題への対応
山崎製パンは、環境問題にも積極的に取り組んでいます。
公式サイトによると、以下のような環境対策を実施しています。
【環境問題への主な取り組み】
- CO2排出量の削減
- 食品ロスの削減
- 環境に配慮した包装材の使用
- 再生可能エネルギーの導入
環境に配慮した製品開発や生産プロセスの改善は、今後のビジネスにおいても重要な課題です。
山崎製パンの環境問題への取り組みや今後の展望は、就職先を検討する上で重要な判断材料となります。
会社説明会やOB・OG訪問の際には、これらの点についても積極的に質問してみてくださいね!
山崎製パンには様々な課題があり、それに対応するための取り組みも進めているんですね。これらの情報は、将来のキャリアを考える上でとても参考になります。
その通り!企業の課題や将来の展望を知ることで、自分のキャリアプランとマッチするかどうかを判断できるんだ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
山崎製パンは、安定性と成長性を兼ね備えた大企業です。
しかし、ホワイト企業かどうかの判断は、個人の価値観や優先順位によって変わってきます。
就活生の皆さんは、以下の点を意識して企業研究を進めることをおすすめします。
【山崎製パンの企業研究のポイント】
- 残業時間や有給休暇取得率の実態
- 配属部署による労働環境の違い
- 新しい働き方(在宅勤務、フレックスタイムなど)への対応状況
- 若手社員の育成制度や昇進・昇給の仕組み
- デジタル化や海外展開に伴う人材ニーズの変化
これらの点について、より具体的に情報を把握するためにも会社説明会やOB・OG訪問で積極的に質問してみましょう!
また、自分自身のキャリアプランや価値観と照らし合わせて、山崎製パンが自分に合った企業か見極めることが大切です。
この記事で紹介した情報を参考にしつつ、自分自身で詳しく調べ、自分に合った企業かどうかを判断してください。
最後に、この記事の要点をまとめておきましょう。
- 山崎製パンは日本の食品業界を代表する大企業で、安定した業績と幅広い事業展開が特徴
- 給与水準は全国平均を上回っており、福利厚生も一般的な大企業水準を満たしている
- 労働環境については部署による差が大きい可能性があり、詳細な確認が必要
- 品質重視の企業文化があり、社会貢献活動にも積極的
- デジタル化や海外展開、環境問題への対応など、新たな挑戦を続けている
- 完全なホワイト企業とは言い切れないが、安定性と一定の待遇の良さを備えた企業と言える
- 就活生は労働環境の実態や若手の育成制度などについて、さらに詳しく調査することが重要
今回の記事が少しでもあなたの就活の役に立ったのなら幸せです!
就活攻略論には他にも、僕が書き続けた1500の記事があります。
ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです\(^o^)/ 以上、就活マンでした!