こんにちは、就活を研究し続けて7年目の就活マンです。
自宅で受験するタイプの適性検査のことを「Webテスト」と呼びます。
Webテストには複数の種類があり、有名なのは「玉手箱」ですね。
そんなWebテストを攻略するために、解答がネットやメルカリで出回っているということを聞いたことがあるでしょうか?
本記事ではそんなWebテストの入手法をお伝えしつつ、僕の考えである「絶対に利用すべきでない」という主張の理由について解説していきます。
(Webテストの純粋な対策法についてもきちんと解説しますね!)
Webテストの解答が出回っているんですか!それは気になる...。
Webテストの提供会社もそれを把握している。だから、突然対策を取られて「ゴミ情報」になるリスクがあるからね!
Webテストの種類について
まずはWebテストの種類について簡単に解説しておきます。
Webテストは「自宅のパソコンで受けるタイプの適性検査」の総称であり、Webテストは1種類ではなく複数の種類があります。
なぜ複数の種類があるのかと言うと、Webテストを提供する企業が複数あって、それぞれ名前が異なる“サービス”だからです。
企業はそれぞれどの会社が提供するWebテストを利用するかを決めて、就活生に受けてもらうということですね。
そんなWebテストの中でも、特に出題頻度が高いのが以下の3つです。
①玉手箱
「玉手箱」は日本エス・エイチ・エルが提供するWebテストです。
解答時間が短く、問題も難しいので総合して非常に難しいWebテストとして有名です。
しかしWebテストの中で最もシェアが高いために、対策が必要となる人がほとんどでしょう。
実際に僕も玉手箱を何度か受けたことがありますが、参考書で対策をしていたとは言え「手応えがない」というものばかりでしたね。
結果としては通過することができましたが、実際にギリギリだった可能性が高いです。
(もう受けたくないですね...w)
【出題企業例】
日本マイクロソフト、KDDI、みずほ証券、三菱UFJ銀行、りそな銀行、第一生命、TBS、東京ガス
②SPI
「SPI」はリクルートマネジメントソリューションズが提供するWebテストです。
SPIはその受験方法によって、ペーパーテスト・Webテスト・テストセンターに分かれます。
(テストセンターとは、リクルートが受験専用に開設した会場で受けるタイプの受験方法です)
SPIはWebテスト受験よりもペーパーテストやテストセンター受験が多いですが、適性検査全体の中でのシェアが最も高いので対策は必須です。
以下が出題企業例ですが、大手企業はSPIを採用しているところが多い印象でした!
【出題企業例】
三菱商事、豊田通商、パナソニック、トヨタ自動車、JTB、キーエンス、富士フィルム、電通、博報堂、三井不動産、オリエンタルランド
③TG-WEB(ティージーウェブ)
「TG-WEB」はヒューマネージ社が提供するWebテストです。
変わった問題が多く出題されるので、対策なしで挑むと壊滅します。
しかし出題する企業数は少ないので、後述する方法で「自分がエントリーする企業でTG-WEBを実施する企業があるのか?」を確認してから対策することをおすすめします!
(自分が受ける企業が1社もTG-WEBを出題していないのに、対策したら完全に無駄になりますからね)
【出題企業例】
ジョンソン&ジョンソン、大塚製薬、ライオン、花王、キリン、味の素、サントリー、資生堂、森ビル
Webテスト(玉手箱)の答えのダウンロード方法
Webテストの種類について把握したところで、ここからが本題です!
これらのWebテストの解答が「ネット上で出回っている」というのが事実あるんですよ。
企業が提供しているサービスがゆえに、当然解答があります。
「◯番の問題の解答は◯◯です」のように解答が書かれているようですが、それら解答の入手方法についてこの章で詳しく解説しますね。
【Webテストの解答の入手方法】
- ネット上から購入する
- ツイッターなどのSNS経由で販売者から購入する
- オークションサイトから購入する
- メルカリなどのフリマアプリから購入する
- 先輩や友人からもらう
入手法① ネット上から購入する
おすすめ度:★・・・・
まず多くの人が入手しているのは、ネット経由です。
「note(ノート)」というサービスで販売しているのを見つけました。
なんと価格は6890円!!えぐいな...。
就活生にとってこの金額は高すぎますし、何より他の入手法よりも圧倒的な高単価で売られているのが散見されました。
まさに情報商材ビジネスの闇ですね。絶対におすすめしません。
入手法② ツイッターなどのSNS経由で販売者から購入する
おすすめ度:★・・・・
続いてツイッターなどのSNSで解答を販売しているアカウントがありました。
1000円〜数万円で販売するアカウントが多かったですね。
ちなみにツイッターでは無料で配布し、後から高単価の情報商材を購入させたりする被害も多いそうです。
基本的にツイッターの怪しいアカウントには関わらない方が良いでしょう。
はい、絶対におすすめしません。
入手法③ オークションサイトから購入する
おすすめ度:★・・・・
次にヤフーオークションなどのオークションサイトでも販売されていました。
2019年12月現在、「Webテスト 解答」と調べると84件ヒット。
800円〜3000円ぐらいの価格帯で売られています。
ためしにどんなものか確認してみるのは安いので良いかもしれませんね。
ですが、もちろん絶対におすすめしません。
入手法④ メルカリなどのフリマアプリから購入する
おすすめ度:★・・・・
メルカリやラクマなどでもWebテストの解答が売られています。
実際にメルカリを見てみると、2000円ほどで解答が「売却済み」となっており、かなり人気商品になっていますね!
画像引用:メルカリ「Webテスト 解答での検索結果」
こちらは印刷されたものがファイリングされている、かつメルカリなので届いてから高額な商材を買わされるなどのリスクはない点は安心できます。
しかし次の章で解説する通り、こうした解答には非常に大きなリスクがあります。
よって、皆さんもうお分かりだと思いますが、絶対におすすめはしません。
入手法⑤ 先輩や友人からもらう
おすすめ度:★・・・・
そして最後は、既に購入した物を先輩から譲り受けたり、友人が持っているものをコピーさせてもらう方法がありますね。
ですが正直言ってこの方法までくると、「ずうずうしいやつ」過ぎます。
面倒がられて、信用を無くす方がよっぽど大きなデメリット。
よってこの方法は特に、絶対おすすめしません。
紹介しておいて全部おすすめしないんかーーーい!!
ちゃんとおすすめしない理由があるから、次の章で解説していくよ!(解答が万能なものならちゃんとおすすめするしね!)
Webテスト(玉手箱)の答えを頼るべきではない
ここまでの解説で話したように、僕はWebテストの解答の入手はおすすめしていません。
というよりも、更に細かく言っておくと「入手すること」自体には反対しないですが、「解答に頼り切りになってしまうこと」には大いに反対です。
(別に変に騙されたりしないなら、入手すること自体は問題ないですから!)
ちなみにこれは「解答はズルだから」とかそういう理由じゃないんですよ。
もし解答が万能な存在だったら、普通におすすめします。
(万能な解答が出回っているのにWebテストを実施するなら、それはもはやWebテストを実施する企業側が悪いと思う!)
Webテストの解答が“万能とは言えない理由”をここで4つお話ししておきますね!
リスク① 各提供会社が対策を講じる可能性が高い
まずそもそもWebテストは、企業が企業に対して提供している「サービス」です。
よって提供する企業はサービスの質を当然高めていく必要がありますよね。
Webテストの解答が広く出回って、誰もが不正をするようなら企業は採用に使わなくなってしまう!
Webテストを提供する企業はそうはさせたくない。
優秀な「採用支援サービス」として、商品価値を高めたいはずです。
以上のことから、出回っている「Webテストの解答」に対する対策を突然してくる可能性があるんですよ!
以下はWebテストを実施する企業ですが、どれも大手です。
大規模な対策を講じる能力は十分にある企業だと言えます。
【Webテストの提供企業一覧】
玉手箱:日本エス・エイチ・エル
SPI:リクルートマネジメントソリューションズ
TG-WEB:ヒューマネージ社
例えば選択肢をランダムに表示させるような仕様に上記の企業が変えたとしたら、Webテストの解答は一発アウトです。
頼り切った場合、運で当たる以外は全滅します。
正解しか書かれていないので、それが狂った瞬間使い物にならないんですよね。
僕が考えるにこれが最も大きいリスクです!
よって21卒の採用が始まった後に、他の人が実際に使って使えるという情報が入った場合に"Webテスト提供企業がまだ対策を講じていない"と判断できるので、利用価値があると言えるかもしれません。
(ですが何度も言うように、頼り切りになるのではなく、「保険」として持っておくぐらいの気持ちでいると良いですね)
リスク② 追加テストでバレる可能性がある
続いて、これは企業側が「Webテストへの不正」を防止するために行っていることですが、追加テストを受けさせる場合があります。
解答に頼りきりになっている場合、当然追加のテストで点数を取ることはできません。
その結果、不採用となり不正してたことがバレてしまうリスクがある。
Webテストの解答を手に入れることによって、Webテストの勉強を全くしないとなればこうしたリスクがあることを肝に銘じておいてください。
リスク③ 解答スピードでバレる可能性がある
これは少し細かい話になりますが、Webテストはその回答スピードも見ているそうです。
あまりにも早い回答で、それがどれも正解の場合、「不正」と判定できるような仕組みがあるんですよね。
このことを知らないまま解答を見てバシバシこなしていると、不正と判断されるリスクがあるのでご注意ください!
リスク④ そもそも入手した解答が不正確
最後4つ目ですが、これも大きなリスクです。
そもそも入手した解答が不正確である可能性は非常に高い。
ツイッター上でも、入手した解答が全然違ったという話をよく見ます。
webテスト解答集
— のどぐろちゃん (@DDA37p3vWRYgXTZ) December 24, 2019
ほとんど間違ってて笑っちゃった
Webテストの解答を入手したとしても、それが不正確であるリスクがある。
これらのことを総合的に判断しても「解答を頼り切りにする」のは愚策だと言えますよね!
たしかに頼り切りになることで生じるリスクは大きいですね!
エントリーした複数の企業でWebテストがあるなら、まずは最低限勉強しておこう。
【おすすめ】そもそも玉手箱・Webテストを避ける方法
ちなみに僕が就活生の時、玉手箱やWebテストを避けて内定を複数社から獲得しました。
その方法はシンプルに「Webテストや玉手箱などのテストを実施しない企業を受ける」という方法ですね。
玉手箱やWebテストなどの、勉強系の試験が苦手な人はぜひこの戦略を実行してみてください。
スカウト型求人サイトをフル活用する
僕は4年間、就活攻略論を運営していますがその中で最もおすすめとしているのが「スカウト型求人サイト」です。
スカウト型求人サイトは、プロフィールを登録しておけば、自分のことを良いと判断してくれた企業からスカウトが届きます。
更には、スカウトをもらった企業とはチャットを通して連絡することで内定に繋がるのが最高です。
↓コロナの影響もあり、ネット上で選考できるスカウト型サイトを活用する企業が増えている
オファーボックス経由の選考進んでいく中で一番今のところ良いなって思う御社から最終面接来てくださいって連絡きた(T_T)
— リ (@21san_) April 3, 2020
スカウトサイトを利用する企業は「学力よりも個性重視」
こうしたスカウト型求人サイトを利用する企業は、その就活生の学力よりも「個性」を重視する企業が多いです。
よってそもそもスカウトが届いた企業はWebテストや玉手箱を受けなくても良いことが多いんですよね。
ここまでの解説をわかりやすく図解しておきます。
キミスカとオファーボックスが2大サイト
スカウト型求人サイトを利用する場合は、絶対に大手がおすすめです。
なぜならシンプルに利用企業が多いからですね。
オファーボックスに至っては、経済産業省までも利用しています。
(おそらくこうしたスカウト型求人サイトを使った就活が今後あたり前化していくと、僕は予想しています。)
▼オファーボックスの登録企業は6000社を超える
キミスカとオファーボックスは絶対に利用すべし
スカウト型求人サイトを利用するなら、確実に大手である以下の3サイトですね。
【絶対に併用利用すべき逆求人サイト3選 ※すべて完全無料】
ー利用企業数が7300社を超える最強の逆求人サイト
ー経済産業省や資生堂、マイクロソフトも利用するほどの信頼性
ー利用企業数が6300社以上のこちらも大手逆求人サイト
ー21卒以降の学生が35万人も登録するほどの支持の高さ
・キミスカ
ー大手企業のグループ会社など穴場企業が多い逆求人サイト
ー サイトの使いやすさや提供する適性検査の質はピカイチ
極力、玉手箱やWebテストを受けずに内定を獲得したい人は2サイトを利用しましょう。
僕は本当におすすめできるサイトしか紹介しないようにしていますが、これらはおすすめ度がとにかく高いです。
↓僕が唯一おすすめする9サイトはこの記事でまとめています!!
なるほど!学力よりも個性を重視して採用してくれる企業と繋がることで、玉手箱などの試験を回避することができるんですね。
そのとおり!スカウト型サイトを併用することで、確実に獲得できる内定数は増えるからね。
Webテストの攻略方法
それでは最後にWebテストの攻略方法について、解答を入手しないパターンでしっかりお伝えしておきたいと思います。
まずは正攻法で攻める。
それができて始めて、解答などのプラスアルファを考えることが重要です。
ワンキャリアで選考情報を確認
まず「そもそも自分がエントリーする企業でWebテストがあるのか?」ということを確認する必要があります。
だって自分が受ける企業が1社も玉手箱を実施しないのに、玉手箱の対策をするのは無駄以外の何物でもないですよね!
企業ごとの選考内容については「ワンキャリア」という無料サービスが必須です。
このワンキャリアは僕がおすすめする9大サービスの1つですね。
以下はワンキャリアのサービス画面ですが、このように企業ごとの“選考過程”が全て書かれています!!
これを見れば自分がエントリーする企業にWebテストがあるのか確認することができるので、必ず確認して「そもそもWebテストの勉強をする必要があるのか?」をチェックしておきましょうね。
▼ワンキャリアの利用方法やメリットの詳細はこちら!
» 【ワンキャリアの評判は!?】就活マンが最もおすすめする就活サイトです!
たしかにそもそもWebテストを受ける機会がないなら、勉強する必要はないですもんね!
そのとおり。こうした視点が就活を効率的に進める上では重要だよ。
エントリー企業で対象となるWebテストの参考書を解く
Webテストの対策が必要だと確認できたら、やるべきは「問題集」一択ですね。
とにかく問題集を解いて、問題自体を把握したり、問題に慣れる必要があります。
特に玉手箱とTG-WEBに関しては、初見で高得点を取ることは難しいので、必ず問題集を解いてください。
おすすめの問題集やSPIの対策について、詳細は別記事に書いたので参考に!
おわりに
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
正直な話、Webテストの解答が欲しくなる気持ちは痛いほど分かります。人間は楽をしたがる生き物なので...。
しかし就活において「裏技」はありません。
就活"攻略"論というブログを運営している僕がこう言うのもなんですが、僕にとっての「攻略」という言葉は、「効率的な方法を知ってそれを実行すること」なんですよね。
よって、Webテストの解答はただ単純にリスクが大きいので、攻略法としてはおすすめできないというのが僕の見解です。
もちろん「試しに買ってみる」というのは良いかと思います。
しかし、くれぐれも「買ったからいける」と余裕をこいて、実際やってみたら「全然解答と違って撃沈」とはならないよう対策は同時に進めておきましょう!
「いけるいけない」を運任せにせず、努力によってすべてを「いける」に変える。
そういう人こそ、これから社会人になって活躍できると僕は思っています。
偽善者のように聞こえるかもしれませんが、本音なのでお伝えしておきました!
今日も読んでくれてありがとう。
君の就活はきっとうまくいく。
p.s. 今回の記事と合わせて、こちら ↓ も合わせて読むと良いですよー!
ーまた次回もお楽しみに。本日もありがとうございまシューカツ!!ー