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【商社マンとは?】仕事内容や年収まで詳しく解説します!

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
※本気で就活を成功させたい方のみ読んでください。

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就活生や転職者のみなさん、こんにちは!

これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!

 

今回は商社に勤める「商社マン」について解説していきます。

僕が大学生の頃は、そもそも商社とは何かよく知りませんでした。

 

ですが、調べてみると年収が高かったり、就活生から人気だったりとよく見かける場面が増えていったんですよね。

 

そんな商社に勤める商社マンとは一体どんな仕事なのか?

また平均年収や商社マンになるための就職方法まで、詳しく解説していきます。

少しでも商社について興味がある人はぜひ参考にしてくださいね!

 

商社マンという言葉はよく聞くんですけど、具体的にどんな仕事をしているのか知らないですね。

そうだよね!この記事1つ読めば商社マンへの知識が深まるよう、詳しく解説していくね! 

商社マンとは

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いきなりですが、あなたは「商社マン」と聞いてどんなイメージを持ちますか?

なんとなく「商社で働いている人=商社マン」という認識になっていませんか?

実はこれ、ちょっと違うんです。

 

まずは、商社マンってどんな人なのかについて、簡単にご紹介しますね!

商社の職種は、大きくわけると以下の2種類。

 

【商社の職種】

  • 総合職
  • 一般職

 

このうち、「商社マン」という言葉が指す職種は"総合職"だけ

商社で一般職として働く人のことは、実は商社マンとは呼ばないのです。

 

総合職

商社と聞いてイメージする海外勤務や高い年収など、商社の中心的な役割を担っているのが「総合職」です。 

高学歴の大卒が毎年入社しており、将来的な幹部候補となるのも、この総合職。

 

事業計画や営業、商社の中心的な事業であるトレーディングなども行います。

全国転勤はもちろん、海外赴任となることもあります。

(僕の知り合いも英語力が皆無なのに、海外に赴任させられていました!)

 

一般職

「一般職=商社の事務職」という位置づけです。

一般職は、主に業務をスムーズに進めるための各種サポートを行います。

 

そのほかにも、電話対応や各種書類作成なども一般職が担っていますね。

転勤がないのも、商社の一般職の大きな特徴です。

 

商社の事業内容

 

商社マンの仕事について語るには、まず「商社」について知っておく必要があります。

ここで商社の事業について説明しますね。

 

商社が行う事業は、主に以下の二つです。

 

【商社の事業】

  • トレーディング
  • 事業投資

 

トレーディング 

トレーディングとは、Aという会社から商品や材料などを仕入れ、Bという会社に売るという仲介業。

買価と売価の差額や仲介料によって儲ける、いわゆる卸売業のことです。

 

総合商社の場合、このトレーディングで取り扱う分野がとても幅広いです。

一方で、専門商社は特定の分野でこのトレーディングを行っているということになります。

 

事業投資

これは主に総合商社が行っている事業になります。

成長が見込める企業に投資を行い、社員などを派遣して市場を拡大することで、結果的に利益を出していく事業です。

 

最近では、2016年に三菱商事がローソンを、2018年に伊藤忠商事がファミリーマートを子会社化するなど、コンビニ業界に積極的に参入しています。

 

商社マンの勤務先

 

商社の総合職として働く商社マンの勤務先は、主に以下の3つ。

 

【商社マンの勤務先】

  • 総合商社
  • 専門商社
  • 商社の関連企業(子会社、出資先企業など)

 

総合商社

 

総合商社は、トレーディングと事業投資を軸として、幅広い商品やサービスを取り扱っています。

5大商社と呼ばれる「三菱商事・三井物産・住友商事・伊藤忠商事・丸紅」が、代表的な総合商社。

 

5大商社については、「【5大商社とは?】年収と働きやすさでランキング化した結果! 」でまとめています。

年収が高く激務、海外勤務が当たり前で合コンではモテまくりなど、商社マンのイメージを作ったのは、この総合商社と言えるでしょうね。

 

専門商社

特定の分野や業種において、専門的に事業を行っているのが専門商社です。

化学品を扱う三洋貿易や家具のアイリスオーヤマなど、大企業から中小企業まで企業規模も幅広い。

 

総合商社に比べると、平均年収や就活生からの人気・知名度は劣ります。

しかし、それぞれの分野に太いパイプを持ち、安定した経営をしている企業も多いことから、他業界と比較すると高年収といえるでしょう!

 

商社の関連企業(子会社、出資先企業など) 

総合商社の事業の一つとして、事業投資があります。

投資先企業に商社マンを派遣し、連携を強めるのが狙いです。

 

つまり、他業界でもよくある「出向」と言われるものですね。

数か月~3年ほどで出向先から商社に帰ってきますが、中には、もっと長期的に出向する人や出向先の企業に転籍する人もいます。

出向から帰ってきた後、スキルアップを認められ、昇給したり役職がつくこともあります。

 

なるほど!商社マンとは、商社に総合職として勤めている人のことを指す言葉なんですね。

そうだよ!商社の一般職は女性が多く、総合職は男性が多いことから「商社"マン"」と呼ばれることが多いんだね。  

商社マンの年収

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商社マンと言えば、高年収といったイメージがありますよね。

この章では商社マンの平均年収を共有していきます。

 

総合商社の平均年収

 

商社の中でも規模の大きな「7大総合商社」の平均年収を見ていこうと思います。

7大総合商社の平均年収ランキングは、以下のとおり。

 

【7大総合商社の平均年収ランキング】

 

1位 三菱商事:1,608万円

2位 伊藤忠商事:1,521万円

3位 三井物産:1,430万円

4位 住友商事:1,390万円

5位 丸紅:1,389万円

6位 双日:1,139万円

7位 豊田通商:1,097万円

 出典:2021年版 就職四季報総合版

 

さすがは7大総合商社、いずれも平均年収が1000万円を超えており、商社マンの年収が高いことが事実だと証明されました。

これらは就活生からも絶大な人気を誇る会社ばかりですので、入社するのも最難関の業界になります。

 

専門商社の平均年収

 

専門商社は総合商社に比べ企業の数が多いため、ここでは数社を抜粋してご紹介しますね!

 

【専門商社の平均年収】

 

長瀬産業:1,112万円

伊藤忠丸紅鉄鋼:1,097万円

岡谷鋼機:1,053万円

日鉄物産:1,031万円

稲畑産業:1,029万円

伊藤忠エネクス:954万円

蝶理:929万円

日本紙パルプ商事:925万円

岩谷産業:906万円

出典:2021年版 就職四季報総合版

 

専門商社でも1000万を超える企業があることがわかります。

商社=総合商社と考えて、専門商社を見らずにいるのはもったいないですね。

 

商社の平均年収が高い理由は、商社ならではの事業形態や勤務の特性によるものが大きいです。

年収が高くなる理由は以下のとおり。

 

【総合商社の年収が高い理由】 

  1. 海外赴任が多いため
  2. 在庫を持たない分、人件費に回せるため
  3. 売上規模が大きいため
  4. ボーナス支給額が高いため
  5. 優秀な人材を確保するため

 

商社の場合、在庫がなく設備維持費や広告費もかからないため、莫大な売上を人件費に回すことができる。

また、海外勤務をこなすための語学力や行動力、適応力など多くのスキルを高いレベルで求められる仕事といえます。

 

これだけのハイスペック人材を確保するために、高年収という大きな魅力を作っているんです。

 

商社マンになるには学歴が必要なのか?

 

ここで気になるのが、「商社マンは年収が高いからやっぱり学歴を重視されるのかな?」ということかと思います。

結論からいうと、学歴はある程度見られると考えておいた方がいいですね。

 

商社マンは就活生にかなり人気なので、応募が殺到します。

よって、学歴で一定のフィルターをかけることもあるでしょう。

 

参考に、商社のなかでも「5大商社」と呼ばれる5社の採用大学をご紹介しますね。

ダイヤモンドオンラインの「5大総合商社「採用大学」ランキング」を参考に、採用人数の多い上位5つの大学を表にまとめました。

 

▼三菱商事

  大学 採用人数
慶應義塾大学 25
東京大学 21
早稲田大学 20
京都大学
東京工業大学
一橋大学
大阪大学

 

▼三井物産

  大学 採用人数
慶應義塾大学 28
東京大学 19
上智大学
早稲田大学
一橋大学
京都大学

 

▼伊藤忠商事

  大学 採用人数
慶應義塾大学 19
早稲田大学 14
東京大学
一橋大学
京都大学
神戸大学

 

▼住友商事

  大学 採用人数
慶應義塾大学 22
早稲田大学 16
東京大学 12
京都大学
大阪大学

 

▼丸紅

  大学 採用人数
早稲田大学 20
慶應義塾大学 19
東京大学 10
一橋大学 10
京都大学
大阪大学

 

ランキングをみても、採用人数が多いのは偏差値の高い大学ばかりですね。

ただ、各商社が「うちは学歴を重視しています!」と明言しているわけではありません。

 

実際に、中堅大学からの採用実績がある商社もあります。

大学によって応募できないわけでもないので、商社マンになりたい人はぜひ挑戦しましょう。

 

商社マンになるには持ち駒を確保して心に余裕を持とう!

商社マンになるには、徹底的な選考対策はもちろん大事です。

それに加え、かならず行うべきなのが、エントリー数を増やして持ち駒を確保しておくこと!

 

商社だけに狙いを定めてしまうと、心に余裕がなくなり1社落ちると焦りと不安でいっぱいになってしまうでしょう。

ただでさえ、優秀なライバルが多い商社の選考です。

どれだけ念入りに対策していても、焦りから今までにないようなミスをしたり、面接で自信のない印象を与えてしまうかもしれません。

 

そこで、商社マンを狙いつつも、エントリー数を増やして持ち駒を確保しておくことが大事なのです。

持ち駒を増やしておくことで心の余裕をもって、商社の選考に臨めます。

 

持ち駒を増やすには、効率的にあなたに合う企業を見つける必要があります。

僕はこれまで100以上の就活サイトを見てきましたが、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ミーツカンパニー就活サポート」は利用必須ですよ!

 

 

なお、以下の記事で就活を有利に進めるために役立つサイトをまとめています。

就活を7年以上研究してきた僕が、「いま就活生だったら絶対に使う!」というサイトを6つ厳選しました。

倍率の高い商社への就職を考えている人は、必読です!

 

商社マンを狙うなら、大勢の優秀なライバルに差をつける必要があります。

 

 

総合商社の平均年収はどこも1000万円超えと高いですね!

そうなんだよ。でもその一方で業務がきつかったり、海外に赴任させられる可能性があったりと良いことばかりじゃないよね。

商社マンになる方法

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では、商社マンになるための方法についてご紹介します!

最初に説明したとおり、商社マン=商社の総合職ですので、ここでは商社の総合職に採用されるための方法を紹介していきます。

 

【商社マンになる方法】

  • 英語力を身につける
  • インターンに参加する
  • OB訪問をどんどん行う
  • 徹底した筆記試験対策
  • 商社ならではのエントリーシート対策
  • 面接対策

 

① 英語力を身につける

 

商社マンとして働くうえで、英語力は必須になります。

総合商社の選考条件を見ると、以下のような記載が確認できました。

 

TOEICや簿記の資格を保有するか否かが選考結果に影響することはありません。しかし、選考後、入社前までにTOEIC730点と簿記3級を取得することを推奨しています。

引用:三井物産HP 新卒採用FAQより

 

選考において、特定の資格保有者を優遇することはありません。

引用:住友商事HP 採用FAQより

 

公式の見解としては、特定の資格や英語力は求めないとしています。

しかし、海外赴任の可能性がおおきい商社に入社したいのであれば、英語力があることは大きなアピール要素になるといえますね。

 

では、評価される英語力の目安はどれくらいになるのでしょうか。

最も指標として扱いやすいTOEICを基準として考えてみます。

 

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引用:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会HP

 

三井物産の入社前の基準にもなっていた、730点というのが1つのラインとなりそうですね。

これだけの英語力があれば、適切なコミュニケーションが取れるという認定なので、業務にも支障がないレベルと判断されるでしょう。

 

ただ、5大総合商社レベルとなるとハイスペックな人材や帰国子女などもいます。

そのため、アピールして評価されるためにはレベルAである860点は必要でしょう。

選考条件にはなっていないものの、その他にアピール点がない場合は、TOEIC730点レベルの英語力は身につけておきましょう!

 

② インターンに参加する

 

総合商社では、インターンで高評価を受けると選考で優遇されることがあります。

たとえば、インターン終了後に個別に企業側から座談会などに招待されるようなケースです。

 

この他にも、一部選考が免除になるなど、優遇内容については企業や年度によって異なります。

商社希望の多くの就活生は、夏季の1dayインターンと春季の複数日程インターンの両方に参加して熱意をアピールするのがベストです。

 

総合商社のインターンの場合、人気も高く選考があるので、筆記試験対策やエントリーシート対策が必要になります。

インターンのエントリーシートで評価をわける最大の項目は、「志望動機」です。

いかに企業理念に共感しているか、そして他の就活生と差別化を図れるかが重要になってきます。

 

③ OB訪問をどんどん行う

 

総合商社に内定した学生の多くが毎年語るのが、OB訪問の重要性です。

中には、100人の商社マンにOB訪問をしたという強者までいます。

 

決して数にこだわる必要はありませんが、多くの商社マンを訪問すれば、それだけ業界や業務に関する知識は増えるでしょう。

OB訪問を行うことで、商社マンの業務についてもリアルにイメージしやすくなるかと思います。

 

OB訪問を行うことのメリットは主に以下の4つです。

 

【OB訪問を行うメリット】

  • 選考に役立つ情報が手に入る
  • 職種理解を深めることができる
  • 社会人と話す練習になる
  • 入社の判断材料となる実態を知ることができる

 

総合商社では、他の総合商社と比較して「なぜうちの商社なのか」という点がかならず問われます。

OB訪問を行い、それぞれの商社の強みや風土などを掴んでおくことで、これらの質問にも難なく答えることができるんですね!

 

OB訪問の時期について決まりはないので、極端な話、一年生の段階で行っても構いません。

総合商社の場合、3年生の夏には選考アリのインターンが開催されるので、遅くともそれまでにはOB訪問を何人かに行うのが理想的です。

 

OBの見つけ方や流れ、注意点など全体像を掴んでOB訪問をしたい方は、ぜひ以下の記事を読んでおいてください!

  

  

④ 徹底した筆記試験対策

 

競争率が高く高学歴の集まる商社においては、筆記試験のボーダーラインも高いです。

明確なボーダーラインについては非公開ですが、5大総合商社レベルになると、8割以上が必要と言われています。

 

ちなみに、20卒が受けた5大総合商社の筆記試験の種別は以下のとおりです。

 

【5大総合商社の筆記試験の種別】

  • 三菱商事  SPI試験
  • 伊藤忠商事 SPI試験
  • 丸紅    SPI試験
  • 三井物産  GAB形式
  • 住友商事  GAB形式

 

SPIもしくはGABということで、新卒就活の筆記試験では定番と呼ばれるものばかりですね。

 

⑤ 商社ならではのエントリーシート対策

 

就活生から圧倒的な人気を誇る総合商社は、提出されるエントリーシートの数も膨大です。

そこで重要なのが、「結論ファースト」。

 

エントリーシートでは、かならず結論を最初に書いてください。

パッと見ただけで内容がわかる文を最初に書くことが重要です。

これができていない場合、その時点で落選となるでしょう。

 

過去の5大商社のエントリーシートでは、20字以内で自身の強みを説明させたり、志望理由を50字以内で求めるといった設問がありました。

エントリーシートのメインといえる項目で、ここまで極端に文字数を制限するのは、それだけ結論ファーストが重要視されているといえますね!

 

また、5大総合商社のエントリーシートにおける設問では、本質的に共通した質問が3つあります。

 

【5大総合商社の共通設問】

  • 自分らしさ
  • 変革・挑戦した経験
  • ガクチカ

 

自分らしさ

商社の仕事は商品ではなく常に人が創っているため、一番の資産は「人」と言われています。

そのため、選考においてもそれぞれの個性や色など、人間性を重視する傾向があります。

 

エントリーシートで「自分らしさ」を質問するのも、エピソードや経験を通じた学びや考え方、成長などから人間性を読み取りたいという狙いがあるからでしょう。

つまり、この項目は商社の選考を象徴する項目といえるくらい必須の項目なんです。

 

変革・挑戦した経験

この質問は、商社の業務に対する適性を見ることが狙いです。

商社の仕事では、先を見据えながら投資を行ったり商材を調達するなど、常に挑戦する姿勢が求められます。

 

また、状況の変化に合わせた変革が求められる業界であるため、変革を恐れない人間かどうかも評価される点といえます。

 

ガクチカ

エントリーシートの定番ともいえるガクチカですが、商社の場合、いかに端的に伝えるかが重要です。

また、ガクチカで使うエピソードも、商社が重視する”人間性”を伝える大切な要素となるため、適当にネタを選ぶことのないようにしてください。

 

評価されるガクチカの構成や例文について、以下の記事で詳しく解説しているので、ガクチカに悩んでいる方は目を通してみてください! 

 

 

⑥ 面接対策

 

エントリーシート同様、商社はとにかく人間性を重視する傾向にあり、これは面接でも変わりません。

また、数ある商社の中でもその会社を選んだ理由については、必ず問われる内容です。

 

【商社の面接で押さえるべきポイント】

  • 人間性に関する質問
  • 志望理由に関する質問

 

人間性に関する質問

何度も言っているとおり、商社の選考は人間性が勝負になります。

そのため面接においても、エントリーシートにおける設問の深掘りをされることが多くなります。

人間性を問う質問に端的に答えるコツは、3つの流れに沿って回答することです。

 

【回答のコツ】

  1. 動機の説明
  2. 経験の詳細
  3. 経験からの学び

 

まず、どうしてその行動をとったのかという動機を説明し、次に全体像がイメージできるように経験の詳細を説明します。

最後に、その経験を通して学んだことを伝えるといった流れです。

 

【回答例】

私は留学生へのボランティア活動に力をいれました。

国際系の学部に入学したものの、語学力に不安があったため、ネイティブの方と接点を持とうと考え、留学生へのボランティア活動に参加しました。

ボランティアの人数は10名程度で、主に日本の生活におけるサポートを行いました。

文化の違いから、日本の常識を伝えることが困難な場面もありましたが、最終的にはサポートなしで生活できるまでになりました。

この経験から、個々人の背景を理解し、相手の立場に立って物事を考えることの重要性を学びました。

 

物事をはじめる動機や行動、経験の捉え方などから人間性は伝えることができます。

上の回答例だと、挑戦心がありサポートする力に長けている、といった人間性を伝えることができますよね!

 

自分の強みやネタとなるエピソードに困っている人は、面接対策の前に自己分析を行う必要があります。

以下の記事で、マンガを使ってわかりやすく自己分析の方法を解説しているので、自分自身についてもっと理解したい方は活用してください!

 

 

志望理由に関する質問

数ある商社の中で、その会社を選んだ理由を説明するには、その会社の強みや歴史を知ることはもちろん、他の商社の強みや弱みを知ることも重要です。

総合商社は数も限られるため、他社との差別化は必ず必要になります。

 

他社と比較したうえで志望理由を述べることで、説得力を持たせることができるのです。

そのためには、最も効果的なのは間違いなくOB訪問です。

商社志望の就活生が、1つの商社に限らず複数の商社のOB訪問を行う理由もこれです。

 

現役社員からの情報を活かした志望動機を伝えることで、「その商社でなければならない理由」について納得させることができますよ!

 

商社は就活生からの人気が高いので、徹底的に対策しておく必要があるんですね。

そうだね。特に学歴に自信がない場合、英語力を身に着けたり、エントリーシートの内容を手厚くしたりと差別化が必須だよ。

商社マンの仕事内容

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では、具体的な商社マンの仕事内容について触れていきます。

商社マンが行う仕事は、主に以下の3つ。

 

【商社マンの仕事内容】

  • 営業
  • 総合管理
  • 事業管理

 

① 営業

 

営業というと、商品やサービスの魅力をプレゼンし、買ってもらうのが一般的な流れです。

しかし商社の場合、そもそも自社で商品を開発したり、製造していません。

 

商社の仕事は仲介業。

そのため、商社の営業の流れは以下のようになります。

 

【商社マンの営業の仕事内容(一例)】 

  1. 取引先の新規開拓
  2. 取引先が求める商材の聞き取り
  3. どこから・どのような方法で商材を手に入れるかを考案する
  4. 仕入れ先を決定し、商社側の利益を上乗せした上で、契約内を取引先に提案する
  5. 契約成立後、商材の供給ルートを手配し、供給を開始する

 

まずは取引先のニーズを聞き、商材の仕入れルートを考案し、取引先と仕入れ先をつなぐのが商社の営業です。

商材の調達に限らず、供給ルートの確保や契約の取りまとめなど、幅広い内容を求められます。

 

また、商材の種類が豊富であることから、総合商社の営業では幅広い商材に対する知識などが求められます。

商社マンのメイン業務はこの営業であるため、もう少し細かく見ていきましょう。

 

営業を細分化すると、以下のように分けることができます。

この3つがメインの仕事ですね。

 

【営業の仕事の詳細】

  • 取引先の営業
  • 商材探し
  • ルートの確保

 

取引先の営業 

商社営業にとって、最も重要な業務がこの取引先の営業です。

まずは、商社を経由して商材を仕入れてくれる取引先がないと、仲介を成立させることは不可能ですよね。

そのため、商社を使った仕入れをしてくれる取引先の開拓を行います。

 

既存の取引先からの紹介や市場調査による新規開拓など、さまざまな方法を駆使して営業先を選定していきます。

 

また、既存顧客の維持も重要な営業の役目です。

商社は多数の取引先を抱えているため、顧客維持のためのサポートなども行っているんですね。

 

商材探し 

依頼された条件に見合う商材を提案するために、常に商材のチェックを行うことが求められます。

商材に関する最新の情報ほど、価値がつく前に手に入れることが重要になるため、ここも商社マンの腕の見せ所です。

 

常に幅広い情報にアンテナを立てることはもちろん、さまざまな業界との人脈を持つなど、商社マンは情報に対する意識が高くないと務まりませんね。

 

ルートの確保 

いくら素晴らしい商材を見つけても、仕入れるルートを知らなければ商社の存在価値はありません。

いかに安く仕入れ、高く売るかが重要であり、安く仕入れるルート確保は重要な業務です。 

 

メーカーや代理店などとコネクションを作り、継続して取引を行うことで信用を勝ち取る。

関係性の幅を広げていくことで、さまざまな種類の商材それぞれのルートを確立させていきます。

 

もちろん、商社は1社ではないため、競合他社が存在します。

同じルートで商材を確保しようと競合した場合などが、商材マンの実力を発揮する場面になりますね!

 

② 総合管理

 

人事や経理、法務、リスク管理など、営業や事業投資をサポートする業務です。

事務仕事の大半は一般職が担いますが、総合職でも、このような部署に配属される場合もあります。

 

リスク管理部門は、商社全体のリスクマネジメントを担うため、市場や事業投資など、あらゆる分野に関する専門的な知識が求められます。

管理する立場ではあるものの、海外拠点への出向も存在するため、海外での勤務の可能性もあります。

 

商社全体を管理する立場のため、商社の全体像やパワーバランスなどを知るのにはうってつけの部署ですね。

 

③ 事業管理

 

事業管理とは、事業投資を行った企業を管理する業務になります。

投資先企業の事業の評価や管理、決算の取りまとめなどを行っています。

投資先企業が海外の場合、海外駐在として出向するケースなども多くなります。

 

企業全体を管理する立場になることから、幅広いスキルを得ることができる業務です。

一方で、先輩が見つけた投資先を引き継いで管理する場合も多く、変化の少ないルーティンワークになるケースもあるようですね。

 

商社ときくと、大半の方がイメージする業務は営業だと思います。

しかし、想像と違った業務となる場合もあるため、営業に限らずこのような業務があることも理解しておくことが大切ですね! 

 

なるほど!商社マンの仕事は大きく「営業・総合管理・事業管理」に分けられるんですね!

そうだね。多くの新卒はまずは営業職に配属されることが多い。行動力が必要な仕事だから、体育会系の学生が優遇されることが多いんですよね。

商社マンのプライベート

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堅い話が多くなってしまったんですが、商社マンになったらプライベートってどんな感じなのか気になりませんか?

ハイスペックで高年収、海外赴任もあるなど普通の企業ではなかなか味わうことのない環境下にいる商社マンのプライベートを公開します!

 

仕事内容だけではなく、プライベート面も含めて、商社マンが自分に合う職業なのかを判断してみてくださいね。

 

① モテる

 

よく聞く話かと思いますが、商社マンはとにかくモテます。

商社マンが圧倒的にモテる要因は主に以下の3つです。

 

【商社マンがモテる3つの要素】

  1. 社会的地位
  2. 高年収
  3. コミュ力

 

異性にモテるための3要素といっても過言ではない要素を商社マンは全て兼ね備えています。

意識して身に付けているというよりは、業務の中で自然と磨かれていくものばかりなので、仕事をすればするほどモテる要素が磨かれていくといっていいでしょうね。 

それぞれについて、簡単にご説明します。

 

社会的地位

就活生のみなさんも商社マンと聞くと「高年収」「イケメン」「英語バリバリしゃべれる」など、ポジティブなイメージばかりかと思います。

これは、就活生に限った話ではなく、世間一般の方々も同じイメージを持っているんですね。

 

だからこそ、商社マンというだけで、社会的な信頼もあり、何より商社マンと付き合っている・結婚しているというだけで、自分自身もハイスペックだというアピールになりますよね。

 

こうした社会的な地位を求める方々にとって、商社マンというブランドは喉から手が出るほど欲しいものなんです。

 

高年収

先ほどもご説明したとおり、商社マンは高年収です。

言わずもがな、お金がある人はモテます。

 

何より、商社という長い歴史を持った企業で働いているため、経済的な安定もあり、結婚相手としても安心して選ばれる職種だといえます。

高年収の裏には海外赴任などのリスクもありますが、ここがネックにならない人からすれば、これ以上の好物件はないでしょう。 

 

コミュ力

商社は事業の特性上、幅広い業界・分野の方々と接する必要があります。

また、人脈の広さや人と人とを繋げるスキルなどが必須の仕事であるため、日々、対人関係におけるコミュニケーション能力を磨いているような仕事です。

 

そのため、必然的に人当たりが良く、話が上手い人になっていくんですね。

接待なども多いため、お酒の飲み方にも詳しく、異性との関係性を作るのも慣れたものですので、自然とモテるというわけです。 

 

② 飲み会が多い

 

商社は企業と企業を繋ぐトレーディングだったり、他企業に投資をする事業投資だったりと、自社以外の企業と関わる機会の多い業界です。

 

そのため必然的に接待などの機会も多くなり、飲み会の数も増えます。

また、商社マンとして活躍するためには、人脈を広げていくことが不可欠なので、あらゆる飲み会に顔を出し、人脈を広げる商社マンもいます。

 

また、社外に限らず、社内でも部署や出身地、出身大学などさまざまな括りで飲み会が開催されているとのことで、歴史のある企業ならではの風習も残っているようです。

 

若手商社マン=合コン三昧とよくイメージされますが、これはあながち間違いではないようですね。

若手商社マン全員が該当するわけではないですが、やはりプライベートで合コンに参加する商社マンは多いです。

 

商社マンがなぜ合コン三昧かというと、先ほど説明したとおり、とにかくモテるからです。

いろんな業界などから引っ張りだこの人気職種のため、必然的に合コンの機会も多くなっているとのことです。

(若手は先輩社員に誘われたらどうしても行かないといけないようですw)

 

ここで、現役商社マンの方々の口コミを一部ご紹介します。

 

  

やはりイメージ通り、合コンの機会は多いようですね。

中でも、幹事などをすれば人脈を広げることにも活かせるようです! 

 

 

商社マンというスペックはもちろん、商社マンが持つ雰囲気にも違いがあるようです。

これは日々の業務や商社マンというプライドからくるものなんでしょうね! 

 

 

同じ総合商社の中でも、企業ごとに商社マンの雰囲気や中身に違いがあるようですね。

こんな視点で見られているというのは面白いですね!

総合商社ごとの企業の雰囲気などが大きく関係してるのかと思います。

 

ここに掲載していない口コミなどを見ても、やはり大半は商社マンのイメージどおりの内容ばかりでした。

 

③ 休日も付き合いがある

 

飲み会の部分でも触れましたが、商社は接待などが多い業界です。

また、歴史の長い分、古い日本企業の伝統的な部分も根強く残っており、上下関係などはしっかりとしている業界です。

 

そのため、休日であっても上司や先輩とゴルフに行ったり、飲み会に行くなどの付き合いも多くなります。

ただ、これも悪いことばかりかというと、そうでもないようです。

 

 

この方がおっしゃるように、若手時代には上司や先輩が全て支払いをしてくれるということで、このあたりにも昔の日本企業的な文化を感じますね。

 

ある意味、体育会系な組織ともいえるこの体系が合う人と合わない人がいると思いますので、その点は自分自身でも考えておくことが大切です!

 

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

商社は売上・利益率の高い素晴らしいビジネスモデルを有しています。

それゆえに社員の給料は高く、モテる職種としても有名です。

 

一方で、海外赴任率の高さや接待が多い点は気になるところ。

このあたりが自分に合っているかどうか、事前にチェックすることが必須ですよ。

 

この記事を読み終わったら、「【最重要】倍率の高い難関企業からの内定を獲得するために僕が取った差別化戦略!」も読んでみてください。

商社のような難関企業の内定を獲得するためには、優秀なライバルとの差別化が必須!

中堅大学から大手食品メーカーに就職した僕がおこなっていた「差別化戦略」をまとめているので参考にしてください。

 

それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。

 

【本記事の要点】

  • 商社マンとは商社の「総合職」として働く人のことを指す。
  • 商社には総合職と一般職があるが、一般職のことを商社マンとは呼ばない。
  • 商社は売上・利益率が高い傾向にあり、特に総合商社は抜群に給料が高い。