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【TOEICは就職に必要?】必要な就活生の特徴や有利になる点数を共有!

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
※本気で就活を成功させたい方のみ読んでください。

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今回の記事では、就職におけるTOEICの必要性についてバシッと解説していきます!

(アピールになる点数の目安や、TOEICを評価対象としている企業も紹介するよ!)

 

こんにちは!

就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。

 

(このブログ以外にも、僕を含めた編集部が企業を厳選した求人サイト「ホワイト企業ナビ」の運営も開始しました! » 求人一覧を見る

 

「TOEICって就活に必要なのかな。何点ぐらいからアピールになるんだろう…」と悩んではいませんか?

 

TOEICは、ES(エントリーシート)での評価基準に用いている企業も多く、グローバル展開する企業では特に重要視されます。

ただ、持っていても自慢にしかならないケースもあるため、「私には必要なのかな」と自問自答している方も多いですよね。

 

そこで本記事では「就活におけるTOEICの必要性」について網羅的にまとめました。

僕は7年間就活について研究しており、TOEICスコアを必要とする企業にも詳しいので、信頼性はバッチリだと思います。

 

ここでは「TOEICは就活に必要なのか」を確認した後、どんな企業なら活かせるのか、何点からアピールになるのか、を解説していきます。

読めば「自分にTOEICが必要なのか否か」を十分に理解できるはずなので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

僕はTOEICを受ける必要があるのか、また何点取れば良いのかを知りたいです!

TOEICが必要な学生については最初の章で確認していくよ!続けてTOEICスコアの評価基準を共有していくから、ぜひ参考にしてほしい!

TOEICは就活に必要なのか

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ではまず「TOEICは就活に必要なのか?」という疑問にお答えしますね。

結論、「希望する企業や働き方によります」。

 

「そりゃそうだろ」と言われそうですが、この事実は分かりつつも「じゃあどんな特徴があればTOEICが必要になるのか」を知らない学生は多いです。

以下で「TOEICが必要な学生の特徴」と「TOEICが不要な学生の特徴」を共有するので、自分がどちらに当てはまるか確認しましょう。

 

就活でTOEICスコアが必要な学生の特徴

 

就活でTOEICスコアが必要になる学生の特徴は以下の通り。

 

【TOEICが就活で必要になる学生の特徴】

  • 志望企業が外資系企業やグローバル性のある企業である
  • 志望業界が「商社・物流・メーカー・航空・旅行・金融・小売り」である
  • 志望職種が海外支店での営業やコンサルである

 

以上の特徴を持つ学生は、海外で英語を使ってコミュニケーションを取る可能性が高いため、TOEICスコアが必要になります。

入社後に英語力が求められますから、採用の段階でスコアを見極められるわけです。

 

ただ実際によくあるのは「限られた海外配属の枠を奪い合う」というケースなので、TOEICスコアは“必要”というよりもむしろ“アピール要素”という位置づけの方が正しいでしょう。

「◯◯部の彼は確かな実績もあるし、英語力にも問題ないから海外に配属しよう」と言った感じですね。

 

したがって、グローバルな働き方を求めている学生にとっては、TOEICスコアが非常に重要な役割を担うということです。

 

就活でTOEICスコアが不要な学生の特徴

 

続いて、就活でTOEICスコアが必要ではない学生の特徴は以下の通り。

 

【TOEICが就活で必要ない学生の特徴】

  • 志望企業にグローバル性が無い
  • 志望業界が「官公庁・建設・エネルギー・鉄道・通信」である
  • 志望職種では英語を話す機会がない(英語が話せても発展性がない)

 

以上の特徴を持つ学生は、TOEICスコアを持っていても宝の持ち腐れになってしまいます。

入社してすぐに英語が必要になることはほとんどなく、働いている内に話し方を忘れてしまう可能性までありますね。

 

業界の特徴としては、官公庁やインフラ業界など“日本を支える”系の業界はあまり英語を使うことはありません

よほどのポストでないと海外の人と話す機会はないため、必死で勉強したTOEICも無駄になってしまうでしょうね。

 

志望企業がどこなのかで英語の必要性は変わるわけですね!

大前提TOEICスコアを必要としているのは企業だからね!英語力が欲しいだけならTOEICを取る必要はないよ!

TOEICスコアは就活でどのように評価されるのか

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続いて、「就活においてTOEICスコアがどのように評価されるのか」について解説します。

ココを理解することで、TOEICが自分のキャリアに必要なのか否か、より具体的に判断できますからね。

 

TOEICスコアの伝え方としてはESやガクチカなどが考えられますが、それらを通して伝えたスコアは、主に以下3通りの評価として用いられます。

 

【就活におけるTOEICスコアの評価方法】

  • 選考参加者の足切りに使う
  • 基本能力のプラスアルファ要素として使う
  • 入社後の配属・昇進に使う

 

評価① 選考参加者の足切りに使う

 

1つ目の使い道として、「選考参加者の足切りに使う」が挙げられます。

TOEICのスコアを基準に膨大な参加者の総数を絞るわけですね。

 

理由は以下2点です。

 

【TOEICスコアを足切りに使う理由】

  • 選考参加者すべてに時間を割いていたら多大なコストがかかるため
  • 英語力を磨いてない学生は、志望度が低いと考えられるため

 

第一に、TOEICスコアを求めるような企業は、基本毎年多くの学生が参加します。

そのすべてに時間を費やしていたら、採用コスト増大につながってしまうんですよね。

 

また英語力を磨いていない学生は、「能力だけでなく志望度も低いのではないか」という印象を与えます。

企業がTOEICスコアを求めていることは公表しているのに、選考時点で微妙な点数しか持っていないのなら、それは企業への熱意が無かったとみなされるわけです。

(志望度の高い学生ほど事前にスコアを取ってきますよね)

 

「どの点数から足切りされるの?」という問いに関しては、結論企業によります。

ただ、一つの目安として平均点は600点前後なので、最低限それ以上は取っておきたいですね。

 

評価② 基本能力のプラスアルファ要素として使う

 

続いては「TOEICスコアを基本能力プラスアルファ要素として使う」ケースです。

基本的な能力に加えて「英語ができるならなお良いね」という加点方式の評価ですね。

 

一般的には足切りよりもこの加点方式による使い方の方が多いです。

(そもそも足切りにTOEICスコアを使っているとは公表しづらいのですが)

外資系コンサルファームなどでも「内定を出した後に英語を鍛えてもらうから、選考参加時点での英語力は問わない」といったケースは非常に多いですから。

 

そもそもの能力が高ければ、内定後いくらでも英語を学べる機会なんて作れる、という考え方ですね。

したがって、英語で足切りよりも、ガクチカや志望動機などの根本的な力の方を重視するわけです。

 

評価③ 入社後の配属・昇進に使う

 

最後に、「入社後の配属・昇進に使う」というケースも存在します。

TOEICスコアをもとに、英語を使った仕事ができるかどうかを定める、ということですね。

 

当然ですが、日常業務で英語を使うなら、ある程度の英語力が無いと任せられません。

したがって、海外転勤やグローバルな事業への参加資格として、TOEICスコアを扱うわけです。

 

TOEICに興味を持っている学生ですから、おそらく「将来はグローバルに働きたい」という方が多いと思います。

そんな人は「海外の◯◯事業に携わりたいです!」と異動願を出すとき、TOEICスコアを持っておかないと上層部が受け入れてくれません。

 

以下「TOEIC」が公表したデータを見てみましょう。

(2013年と少し古いですが、一種の目安になります)

 

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引用:TOEIC「上場企業における英語活用実態調査報告書

 

将来含めて利用する企業は全体の約6割にも上ります。

やはり海外赴任においてTOEICスコアの重要性は非常に高い。

 

点数の目安は次章で詳しく解説しますが、目安として800点以上は持っておきたいですね。

グローバルな働き方を求めて就活をしている方は、ぜひ積極的に勉強するのがおすすめです。

 

なるほど、ひとえに「評価に使われる」と言っても色んな評価方法があるんですね!

そうだね!企業によって評価方法は変わるから、TOEICスコアがどんな評価をされるのかまで企業研究できるとなお良いね!

TOEICの就活で有利になる点数目安

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続いて「TOEICスコアが就活において有利に働く点数の目安」を共有します。

 

自分がとるべき点数を知れば、どの部分に時間を割けばよいのかが見えるはずです。

何事もゴールから逆算することは大切なので、自分がとるべき点数について、詳細に確認していきましょう。

 

最低でも600点以上は取る

 

まず「どうせTOEICを受けるなら」ということで、TOEICスコアが評価される最低ラインを共有しておきます。

結論、最低でも600点以上は取りましょう。

 

理由は、平均点が600点前後なので、それ以下ならTOEICスコアを持っておく必要が無いため。

もちろん大前提英語の得意な人が受けているテストなので、平均点でも英語力のある方と分類されるでしょうが、あくまで評価をするのは企業です。

 

企業にとっては、国内平均点レベルの英語力にそこまでの価値はありません。

なぜなら、その企業内の人たちはみな、ビジネスで英語を用いている人たちだからです。

 

したがって、600点以上はマスト。

企業によっては、伝えると逆にマイナス評価になることもあるので、選考を受ける企業のレベルに応じて伝えるか伝えないかを考えるべきかと思いますね。

 

企業が求めているTOEICスコア

では実際に、企業が求めているTOEICスコアのデータを見ていきましょう。

以下は前述したTOEIC公式が発表しているデータです。

 

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引用:TOEIC「上場企業における英語活用実態調査報告書

 

グローバル環境でビジネスが展開される国際部門では、7割弱の企業が「700点以上を期待している」という結果となりました。

期待スコアの平均は750点なので、国際部門で英語力を活かして働きたいなら750点は取っておきたいですね。

 

また、国際部門に限らず、全社として求めているTOEICスコアは以下のようになりました。

 

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引用:TOEIC「上場企業における英語活用実態調査報告書

 

全社で見れば、500点以上がひとつの目安になるようです。

ただこれは国内で働く方前提ですので、グローバルに働きたい方はやはり750点以上は必要でしょう。

 

アピールを狙うなら800~900以上

 

「グローバルに働きたい」という方の中でも、ひときわアピールを狙いたいなら800~900点以上は取っておきましょう

これくらい取っておけば就活生の中で頭一つ抜けますし、海外で働くことも実現しやすくなります。

 

ただしひとつ注意点、このスコアがアピールになるか否かは志望企業によって変わります。

 

国内でもかなり人気の大企業や外資系企業では、TOEIC800点以上のスコアを持っている学生なんてざらにいる。

こういった企業では自慢げに「800点取りました」と伝えても、「800点程度で満足するなんて、基準が低いんだな」という印象を与える可能性があります。

 

したがって、TOEICスコアを伝える際は、まず志望企業のレベル感を掴んでおきましょう

個人的にはどの企業でもESに書き留める程度でよいかと思いますが、アピールに使いたい方は以上を留意して行ってくださいね。

 

ちなみに参考として「企業の就職偏差値ランキング」という別記事を作成しておきました。

「自分の志望する企業の偏差値が知って、TOEICスコアが活かせるかどうか知りたい…!」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

 

最低ラインを600点として、志望する企業に合わせて取るべきスコアを変える必要がありますね!

その通り!TOEICスコアの評価は受ける企業のレベルによって変わるから、まずは志望する企業を受けるなら何点取るべきなのかを把握しておこう!

TOEICで就職が有利になる企業例

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続いて「TOEICで就職が有利になる企業例」を共有しますね。

ほんの一例ですが、具体的な企業名を確認しつつ、イメージをより明確化してもらえるはずです。

 

採用時にTOEICスコアを参考にする企業例

 

採用時にTOEICスコアを参考にする企業と、求められている点数を一覧にすると以下のようになります。

 

TOEICスコア 企業名
900点以上 外資系エグゼクティブサーチファーム、リソース・グローバル・プロフェッショナル・ジャパン株式会社
850点以上 オーストラリア大使館(商務官)
800点以上 楽天株式会社、株式会社コナミデジタルエンタテインメント(ゲームプランナー)、株式会社サテライト(海外担当)、大阪ガス株式会社(国際会計)
750点以上 株式会社ジェイティービー、グラクソ・スミスクライン株式会社(GSK)、アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 (AWS)、三菱自動車工業株式会社、ジェネシス・システムズ・グループ・ジャパン 株式会社、アイデックス ラボラトリーズ 株式会社
730点以上 武田薬品工業株式会社、日産自動車株式会社、ユニリーバ・ジャパン
700点以上 ファーストリテイリング、日本フローサーブ株式会社、ジーシーアークレイ株式会社経営戦略(事業開発・経営管理)、三菱電機株式会社(営業)、マツダ株式会社(SE)
650点以上 オリックス株式会社、三菱日立パワーシステムズ株式会社、東芝機械株式会社(工作機会営業)、株式会社本田技術研究所(二輪研究開発)、矢崎総業株式会社(生産管理)、タケモトピアノ株式会社(海外営業)
600点以上 日本アイ・ビー・エム株式会社、全日本空輸株式会社、エイヴィエルジャパン株式会社、 日産トレーデイングジャパン株式会社(輸入貿易事務)、日本オラクル株式会社(セールス)、第一実業株式会社(営業)
500点以上 株式会社日立製作所、株式会社夢テクノロジーYUME TECHNOLOGY CO.,LTD、川崎重工業株式会社(プラント関係)、パナソニック株式会社(ソフトウェア設計)、株式会社サンリオコーポレーション(海外営業)

引用:ハルヨン「採用時にTOEICスコアを参考にする企業

 

海外事業部への配属時にTOEICスコアを参考にする企業例

 

海外事業部への配属時にTOEICスコアを参考にする企業と、求められている点数は以下の通りです。

 

TOEICスコア 企業名
850点以上 日立オートモティブシステムズ株式会社
800点以上 大正製薬(海外事業)、ヨネックス株式会社、ソニー株式会社、ファインドリクルート株式会社、パナソニック(海外営業) 、シチズン電子株式会社 (海外営業)、 楽天株式会社(グローバル人事)
750点以上 株式会社ニコン・セル・イノベーション
700点以上 独立行政法人 国際協力機構(JICA)、青年海外協力隊事務局、本田技研工業株式会社、三菱自動車工業株式会社(海外営業) 、株式会社インターコスモス(海外事業部)、スズキ株式会社(海外経理)、Motorimoda株式会社
650点以上 セイコーインスツル株式会社
600点以上 日永インターナショナル株式会社、スリーエムジャパン株式会社(海外マーケティング)、川崎重工業株式会社(海外営業)、株式会社東精エンジニアリング(海外営業)、三和商事株式会社(貿易営業)、 東芝三菱電機産業システム株式会社

引用:ハルヨン「採用時にTOEICスコアを参考にする企業

 

自分の志望している企業が無くても、就職偏差値が同じくらいの企業を参考にしてレベル感を把握すると良いですね。

 

また、TOEICはひとつの指標に過ぎません。

それだけで海外配属になるわけではありませんし、ダメなら希望が通らないわけでもありません。

 

TOEICと同時に、ベースとなるビジネススキルの育成も必要になってくるので、英語ばかりに注力して他の能力をないがしろにしないでくださいね。

他の分野も鍛えられれば、学歴が無くとも人気企業から内定を貰えることもあります。

 

実際、僕は偏差値50の中堅大学から大手食品会社に就職できました。

これは英語に限らず、戦略的に色々なスキルを培っていたからこそ得られた結果です。

 

そんな僕が就活生時代に実践した戦略については、以下の記事にて余すことなく解説しています。

「学歴は無いけど人気の企業に就職したい…!」という方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

\中堅大の僕が実行した差別化戦略をまとめました!/
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やはり600点以上というのがボーダーラインになっているようですね!

そうだね、ただあくまでボーダーだから、もう少し高い点数を取っておくのがおすすめだよ!

TOEICスコアは就活でいつまで有効なのか

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次に「TOEICスコアの有効期間」について説明します。

結論から言うと「TOEICスコアに有効期限はありません」。

 

2010年ごろまでは2年間という有効期限がありましたが、現在は公式認定証さえ持っていればいつまででも有効になっています。

学生の頃に取得したものでも長く使えるので、期間については安心しても良いですね。

 

とは言いつつ、企業によっては「直近1or2年以内のスコア」と限定していることもあります

自分の志望する企業がどういった要項なのか、正しく理解しておきましょう。

 

またそういった期間の限定が無くても、できるだけ期間は空いていないほうが良いです。

なので「期限はないが、できるだけ最近のスコアを使う」と認識しておいてくださいね。

 

公式認定証の再発行は2年後まで

 

よくある「TOEICスコアは2年間しか使えない」という噂ですが、正確には「公式認定証の再発行は2年後まで」です。

 

まあ認定証を無くさなければ期間の心配はないので、絶対無くさない引き出しに入れておくと良いですね。

またもし認定証を無くしてしまい、2年以上が経ってしまったら、もう一度TOEICをうけるしかありませんので注意してくださいね。

 

公式認定証の提出が求められることも

企業にもよりますが、公式認定証は提出を求められることも多いです。

書類に「TOEIC800点」とウソを書く人もいるので、企業も英語力の証拠として公式認定証を求めているわけですね。

 

あらためて大切に保管しておくことが重要になります。

物だと無くしてしまう可能性も高いので、写真に保存したり、USBやクラウドにデータを移しておくのがおすすめですよ。

 

公式の期限は無いけど、できるだけ最近の点数を使うべき、ということですね!

それだと間違いないからね!色々都合はあると思うけど、最近のモノを使った方がリターンが大きいよ!

TOEICの点数を上げるポイント

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続いて「TOEICの点数を上げるポイント」を共有します。

狙った得点を取るための戦略について確認していくので、読めば目標点数を達成するまでのおおまかな道のりが見えてくるはずです。

 

以下3つのポイントを押さえて、戦略的にTOEIC学習を進めていきましょう。

 

【TOEICの点数を上げるポイント】

  1. スケジュールを組む
  2. 問題構成を知って戦略を練る
  3. 基礎対策プラスアルファの勉強法を利用する

 

ポイント① スケジュールを組む

 

はじめに、TOEICテストまでの勉強スケジュールを立てましょう

なんとなく勉強を始めても効率悪いので、まずはゴールから設定しましょうね。

 

TOEICテストは年間10回以上開催されていますが、2022―2023年は13回のチャンスがありますね。

(予約用の日程はこちらに詳しく載っています)

 

開催日 午前・午後 結果発送日 申込受付期限
290 3/20 AM 4/19 1/31
291 3/20 PM 4/19 2/7
292 4/24 AM 5/24 3/7
293 4/24 PM 5/24 3/14
294 5/29 AM 6/28 4/4
295 5/29 PM 6/28 4/11
296 6/26 AM 7/26 5/9
297 6/26 PM 7/26 5/16
298 7/24 AM 8/23 6/6
299 7/24 PM 8/23 6/13
300 8/21 AM 9/20 7/4
301 8/21 PM 9/20 7/11
302 9/11 AM 10/11 7/25
303 9/11 PM 10/11 8/1
304 10/2 AM 11/1 未定
305 10/2 PM 11/1 未定
306 10/23 AM 11/22 未定
307 10/23 PM 11/22 未定
308 11/20 AM 12/20 未定
309 11/20 PM 12/20 未定
310 12/18 AM 1/17 未定
311 12/18 PM 1/17 未定
312 1/29 AM 2/28 未定
313 1/29 PM 2/28 未定
314 2/26 AM 3/26 未定
315 2/26 PM 3/26 未定
316 3/19 AM 4/18 未定
317 3/19 PM 4/18 未定

引用:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会「2022年度TOEIC Program公開テスト実施日程の追加について

 

スコアを取りたい日程から逆算して、いつごろのテストを受験するのか確認しましょう。

その後、どれくらいの勉強時間を確保するのか、例えば「1日◯時間」などと決めてしまうのがおすすめですね。

 

参考までに、TOEICの各スコアにおける「必要な勉強時間」を提示しておきますね。

受験者によって差があるので一概には言えませんが、400点の状態から各得点を取るための勉強時間は以下の通り。

 

目標スコア 必要な勉強時間 1日3時間とすると
600点 500時間程度 5カ月半
700点 800時間程度 9か月
800点 1200時間程度 1年1カ月
900点 2000時間程度 1年10カ月

※400点の状態から目指すと想定している

 

自分の英語力の状況と照らし合わせて、勉強スケジュールを組んでくださいね。

 

ポイント② 問題構成を知って戦略を練る

 

次に、問題構成を知って戦略を練りましょう

やはり何かを目指すにはゴールから逆算するのが重要ですから、どんな問題が出るのかをしっかり理解しておく必要があります。

 

TOEIC公式が公表している問題構成は以下の通り。

 

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引用:TOEIC「テストの形式と構成

 

各大門の対策などは省きますが、重要なのは「どこでどの程度スコアを取るか」。

それぞれ目標の点数は違いますから、自分はどこで点数を取るべきなのか、これを確認しておけば効率的に勉強を進められます。

 

特にTOEICは回答時間もシビアですから、全部愚直に解こうとしたら終わらないケースも多い。

時間が無くなると焦りも出てきますが、事前に解くべき問題を限定しておけば、余裕をもって解ききれるはずです。

 

自分の能力と目標に合わせて、柔軟に戦略を練ってくださいね。

 

TOEICの配点は特殊

「目標点数から逆算しよう」と解説しましたが、実はTOEICの配点ってかなり特殊なんですよね。

いつどのタイミングでテストを受けても公平に評価するために、統計処理を使って採点しているんです。

 

というのも、かなり簡単だった年に800点を取った人と、難しかった年に800点を取った人では能力に差がありますよね。

これを同じ点数としてみなすわけにはいかないので、公平になるよう調整するわけです。

 

そのため、「事前に配点が分からないので対策できない」などの声が出てきますが、基本1問5点で計算してOKです。

200問のテストなので1000点満点として、自分がどの問題でどの程度スコアを取るか練っておけば十分ですよ。

 

10点の誤差なんて大した問題ではないので、取り組み方は柔軟に変えていきましょう。

 

ポイント③ 基礎対策プラスアルファの勉強法を利用する

 

最後のポイントとして、「基礎対策プラスアルファの勉強法を利用する」が挙げられます。

TOEICではおなじみの基礎対策は、だいたい以下のようなものですよね。

 

【TOEICの基礎対策】

  • 単語力強化
  • 文法問題対策
  • リスニング力強化
  • 長文読解対策
  • 試験対策

 

以上が基本的な勉強方法ですが、これらを加速度的に強化するために“プラスアルファの勉強法”をおすすめします。

その勉強法が以下の3つ。

 

【基礎対策を加速させるプラスアルファ勉強法】

  1. シャドーイング
  2. ディクテーション
  3. 精読

 

シャドーイングは「英語音声を聞いて、少し遅らせて復唱するトレーニング」。

このトレーニングだけで「英語を聞く、文章を組む、発音する」という3乗効果なので、公立抜群です。

最初は単語を確認しながら進めると良いですね。

 

ディクテーションは「英語音声を聞き、英文を書き写すトレーニング」。

こちらも「英語を聞く、文章を組む、理解して書く」という3乗効果です。

英語あるあるの“発音すると消えてしまう単語”も拾えるようになるので、こちらも併用して進めるのがおすすめです。

 

精読は「英文を意味が分かるまで読み込むトレーニング」。

文章を流し読みしてしまうのもありがちですが、これがクセづいてしまうと読んでも頭に入ってこなくなってしまう。

読み返す時間も限られているので、1回で意味を拾っておくためにも、精読は継続的に取り組むと良いでしょう。

 

以上3つのトレーニングを基礎対策と並行させて取り組むことで、英語能力は加速度的に上がっていきます。

最初は難しいかもしれませんが、あきらめずにコツコツ努力したら良い結果が出るはずですよ。

 

なるほど、ゴールから逆算して戦略的に取り組むのが重要なんですね!

結局、資格を取ること自体が目的だからね!目的が“英語を話せるようになること”なら、そもそも資格を取る必要もないし!

今後の英語能力の必要性

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次に「今後も英語能力は必要なのか?」という疑問に答えていきますね。

 

今後の時代の変化を追っておかなければ、後で「英語やる必要なかったじゃん」と後悔する可能性があります。

せっかく英語を話せるようになっても、5年後「今の時代は必要ないよ」と言われてしまえば、それは無駄に時間を使ったことになってしまいますよね。

 

したがって、どれくらいの英語能力がAIに代替されるのか、あるいはどれほど英語を話せれば仕事として活かせるのか、この辺を詳しく知っておく必要があります。

ぜひTOEICスコアと一緒に、時代の変化もおっておきましょう。

 

TOEIC800点以上を求められる仕事では必要

 

今現在、自動で言語を翻訳してくれる技術はたくさん存在します。

例えば、大学生御用達のGoogle翻訳の音声機能はまさにそれですし、目の前の人が話す言語を自動で翻訳してくれるイヤホンもAmazonで売られています。

 

「これらのテクノロジーがあれば英語を話せる必要は無いのでは?」という疑問は、みなさんも考えたことがあるでしょう。

結論から言うと、「TOEICスコア800点以上が必要になる仕事では、まだまだ英語力は必要になる」と僕は考えています。

 

というのも、ビジネスにおける言語コミュニケーションには重要な3つの要素があり、まだ技術的には実現できないんですよね。

 

【ビジネスにおけるコミュニケーションの重要な要素】

  • 話の難しさ
  • スピード感
  • 感情

 

そもそも話のレベルが高度で、なおかつスピードを求められるコミュニケーションでは、現状まだ技術が追い付きません。

極めつけは3つ目の「感情」で、これはテクノロジーが実現できない要素の代表例です。

 

人間は、「ご飯作っておいたよ」というお馴染みの母親の一言でも、その表情やトーンによってどんな感情なのかを読み取ることができます。

AIにはこれができないんですよね。

(Siriを想像すれば分かりやすいですが、感情ゼロですよねw)

 

こういったスキルは人間固有のモノで、ハイレベルな仕事になるほど必要になる能力。

したがって、TOEIC800点以上が必要になる仕事では、まだ英語力の需要は無くならないというわけです。

 

逆に言えば、800点未満の仕事はAIが翻訳した方がスムーズに進むので、代替される可能性がありますね。

 

日本語を教えられることが価値になることも

 

時代の流れとして見逃せないのは「日本語の重要性も高まっていること」です。

日本語を教えられることに、高い価値がつくかもしれないということですね。

 

というのも、今国内では外国人労働者をたくさん受け入れようとしています。

日本の人口減少は確実なので、労働力を外国人労働者で補おう、という動き。

 

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引用:特定非営利活動法人 国際留学生協会「在留資格別外国人労働者数の推移

 

こうなると必要になるのは「外国人労働者に日本語を教える仕事」です。

現在、外国人労働者向けの日本語教育サービスはあまりなく、ボランティアがその大半を補っています。

 

せいぜいボランティアなので確かなノウハウがあるわけでも無く、「適切な日本語を教えられているのか」というと正直微妙。

したがって、この労働者向けに日本語を教えられる人材が現在、そして将来的にも必要になるはずです。

 

中途半端に英語を勉強するくらいなら、実は日本語を勉強するほうが幸せになれる人もいるかもしれません。

自分が本当に英語を勉強するべきなのか、これをもう一度自分に問うてみるのもおすすめですね。

 

英語も高いレベルで話せないと、将来的にはいらなくなる可能性もあるんですね!

そうだね!逆に、英語を話せない人にも可能性が広がる時代になっていくんだ!

就活におけるTOEICでよくある質問

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最後に、「就活におけるTOEICでよくある質問」に回答していきます。

拾いきれなかった疑問がいくつかあると思うので、以下5つの回答ですべて解消しましょう。

 

【就活におけるTOEICでよくある質問】

  1. 理系でもTOEICスコアが必要になることはありますか?
  2. TOEICを受けていないのですが影響はありますか?
  3. TOEICスコアで嘘をついたらバレますか?
  4. TOEFLや英検などの種類ではダメですか?
  5. スコアが低い場合は書かないほうが良いですか?

 

質問① 理系でもTOEICスコアが必要になることはありますか?

 

結論「理系でも必要になることはあります」。

TOEICの必要性の有無に文理は関係ありません。

 

重要なのは「志望する企業が外国人を相手にするかどうか」、「外国人を相手にする部署で働きたいかどうか」の2つです。

理系だろうと、海外に製品を輸出しているメーカーや製薬会社に就職すれば、海外で働くことは十分にあり得ます。

 

その証拠とまでは言いませんが、文系だろうと理系だろうと英語は受験科目でしたよね。

当然、文理区分と英語能力は関係ないわけです。

 

また、理系の就職先については「【理系が就職できる職種は?】全27職種からおすすめを共有!」にて詳細に解説しています。

「理系だけど、あらためて就職先に困っている…」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

 

質問② TOEICを受けていないのですが影響はありますか?

 

結論「英語を重視する企業を受けるなら、影響はあります」。

こちらも当たり前ですが、英語を求めている企業に就職したいなら、そりゃ英語は必要になりますから。

 

特に、TOEICのスコアを提示するよう求めている企業を受ける際は、スコアが無ければ面接にも行けないはずです。

TOEICを受けていることが大前提の選考ですから、受けていない時点で参加できないわけですね。

 

逆に、TOEICを受験していなくても選考を受けられる企業は山ほどあります

外資系の企業でも「選考時には英語能力を求めないよ」という企業はたくさんあるので、まずは志望企業の募集要項を確かめてみましょう。

 

質問③ TOEICスコアで嘘をついたらバレますか?

 

結論「かなりバレやすい」と思います。

バレなかった、というケースも存在するのは確かですが、TOEICはその性質上、かなりバレやすい部類です。

 

というのも、英語能力の有無はその場で確かめられるんですよね。

少し英語でコミュニケーションを取ろうとすれば、英語を喋れるか否かは瞬時にわかる。

 

「点数を少し盛る」という嘘についても、公式認定証の提出が求められた時点でアウトです。

認定証の提出を求めない企業もあるのですが、英語を重視している企業のほとんどは提出させるので、嘘はつかないほうが良いでしょう。

 

質問④ TOEFLや英検などの種類ではダメですか?

 

結論「ダメではないですが、TOEICの方が良いです」。

TOEICはビジネス英語をテーマにしているので、就職や配属に関連するならTOEICがピッタリなんですよね。

(むしろTOEICはそれ用に作られたものでもあります)

 

TOEFL、英検についても軽く触れておきます。

TOEFLは学問的な利用が適しており、海外留学などで用いられる試験です。

英検は日常会話から学問的利用、ビジネスシーンまで、幅広い層に向けて運営している汎用的な試験です。

 

この中で言えば、特にビジネスシーンに着目しているTOEICが最適というわけですね。

 

また「英検1級持っています」とか「TOEFLで90点持ってます」という方は、それが英語力として認められる可能性は高いです。

まずは志望企業に確認を取ってみると良いでしょう。

 

質問⑤ スコアが低い場合は書かないほうが良いですか?

 

結論「志望する企業によります」。

 

例え、前述した最低ライン600点を取れていたとしても、周りの就活生のレベルがもっと高いなら、それは書かないほうが良いと思います。

逆に、500点でも高評価を貰える企業を受けるなら、スコアは書いておいた方が良いでしょう。

 

内定者の枠が限られている以上、採用選考は相対評価。

要するに、「どれだけ他の学生より優れているか、によって内定の有無が決定する」評価方法です。

 

したがって、周りの学生がどの水準なのか、周りが900点取るような学生ばかりなら、800点未満の点数は伝えないほうが良いです。

自分の受ける企業の就職偏差値によって、柔軟にTOEICスコアの伝え方を変えていきましょう。

 

ちなみによくある「TOEICスコアをOpenESのどこに書けばいいか分からない」という方向けに別記事を用意しました。

OpenESでのTOEICの書き方【資格欄への記入は必須】」にて解説しているので、気になる方はぜひ参考にしてくださいね。

 

ちょっとした疑問もすべて解消できました!

あくまで僕の意見だけどね!就活に正解は無いから、状況に応じて最善の選択肢を取るようにしよう!

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

「就活におけるTOEICの重要性や扱い方」について、網羅的に把握できたと思います。

 

ビジネスレベルの英語能力は、今後も自分のスキルとして十分に活躍してくれるはずです。

それゆえ簡単に学べるものではないですが、高得点を取れれば当然、就職でかなり有利になります。

 

多くの学生は“まじめに勉強すること”を忘れているかもしれませんが、TOEICに限らず勉強することは非常に大切

もう一度受験期の頑張りを思い出して、戦略的に学習を進めていってくださいね。

 

ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「【外国語学部の就職先一覧】“企業例や主な職種”を解説します!」も読んでみてください。

題材としては外国語学部の学生を主題としていますが、英語能力がどういった企業で活かせるのか、具体的な例を知れるはずです。

ぜひ志望企業の参考にしてもらえればと思います。

 

それでは最後に本記事の要点をまとめて終わりましょうか。

 

【本記事の要点】

  • TOEICは、「英語能力を重視している企業に就職したい学生」や「グローバルに働きたい学生」にとっては必要である。
  • TOEICスコアは、選考参加者の足切りや配属・昇進のための評価要素として使われる
  • 就職したい企業にもよるが、TOEICスコアは最低でも600点以上、偏差値の高い企業では800点以上を目指すべき。
  • TOEICの勉強の仕方やスケジュールは、取りたいスコアと時期から逆算して立てるべきである。

 

今回の記事が少しでもあなたの就活の役に立ったのなら幸せです。

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