就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
これまで7年間就活について研究してきました。
その中で、特に「女性の就活」について僕の考えをまとめる機会がなかったので、この記事でまとめていこうと思います。
女性は就活に有利なポイントもあれば、不利になるポイントもあります。
そこを把握した上で就活することが重要ですよ!
就活において女性が有利になるポイントはあるのでしょうか?
じゃあ今回は就活で女性が有利になるポイント、不利になるポイントだけでなく、就活する上での注意点についてもまとめていくね!
就活で女性が有利になるポイント
ではまずは女性が就活をする上で有利になるポイントについて解説します。
僕が考えるに、有利になるポイントは大きく3つありますね。
女性比率を上げようとしている企業の内定が取りやすい
まずは女性比率を上げようとしている企業の内定が取りやすいです。
最近は「役員の女性比率」や「社員の女性比率」が働きやすい職場の指標になっています。
そこで働きやすい職場だと世間に知らせるために、企業側は必死に女性比率を上げようとしているんですよね。
昔は「男性がバリバリ働いていれば良いんだ」という風潮でしたが、今ではそんな考えを持っている企業は退職者が続出して採用難に陥ってしまいますからね...。
実際に僕が新卒で入社した食品企業は、営業職の内定者の7割が女性でした。
女性の社員比率を高めることを目標に掲げていたので、新卒採用でも女性を増やしているそうです。
新卒採用は企業の経営戦略によって決まります。
経営戦略の中で「女性比率を上げよう」としているのなら、当然新卒採用でも意識的に女性の採用率を上げますよね。
更には特にこれまで女性に人気がなかったような企業は、必死に女性を採用しようとします。
よって合同説明会などで「女性の採用に力を入れています」という企業に出会ったら、現状の女性比率を聞いてみましょう。
まだ現状で2、3割ならばこれから女性を超積極的に採用していく可能性が高い。その企業は選考で通りやすいでので気に入ったら選考に進む価値アリですよ!
女性社員の比率を上げようとしている企業なら、選考で通過する可能性が高まるということですね!
そのとおり!特に女性に人気のない業界だったら、バンバン選考通過していくよ!
女性が少ない職種での需要が高い
次に女性が少ない職種での需要が高く、選考通過しやすい点が有利です。
これは例えば「エンジニア職」が代表として挙げられます。
そもそもIT業界全体で女性の割合は1、2割しかありません。
更にその中のエンジニア職となれば、ごくわずかですよね。
そうなると「男臭い職場」として男性の離職率が上がります。
そこで企業は「女性のエンジニアを増やして働きやすい職場を作ろう」と考えるんですよね。
でもエンジニア職を志望する女性が少ないので、なかなか採用できないのが現状です。
実際に僕の知り合いのIT社長は、「女性のエンジニアが欲しい!全くの素人でもイチから教えるから来て欲しい!」と嘆いていました。
たしかに女性のエンジニアが増えれば、既存の男性エンジニアのモチベーションは上がりますからね。
特に女性は「一般事務職」など一部の職種に人気が偏ります。
だからこそ不人気の職種を選ぶことで内定率はグッと高まりますね。
たしかに女性エンジニアは少ないですよね!女性からの人気が低い職種は、企業側からの需要が高いと言い換えることができるのは新発見です。
事務職が人気なのは「転勤がない」「残業が少ない」とかだよね。エンジニアでもそれら条件を明確にして企業を選べば良いだけだから。
役員は男性が多いので気に入られやすいこともある
そして最後に、女性は役員に気に入られやすいというメリットは見逃せません。
今の日本企業は役員の男性率が非常に高い。
そして年齢も50〜60代が多いですよね。
その年代の人って若い女性が好きな人多いじゃないですかw
だからこそ最終面接などで気に入られやすいのは間違いありません。
愛想が良い女性は特にですね。
このあたりが「女性は顔採用があるのか?」という議論になりやすい理由ですが、採用側はロボットではなく人間です。
ましてや採用のプロではない素人ですから、顔の好みで通過率が変わるのは当然ですよね。企業の採用活動は完璧なものではないので、こういうこともあると割り切っておきましょう。
【超重要】就活生向けの企業選びの最適解
ここまで就活で女性が有利になるポイントを紹介してきました。
僕は就活の成功は「自己分析」と「企業選び」の2つが決めると考えているのですが、就活では特に企業選びに迷いますよね。
そこで僕が考える企業選びの最適解を図でまとめてみました。
エントリーする企業を探す方法としてやっぱり最適なのは「求人サイト+就活エージェント+逆求人サイト」の3本柱ですね。
求人サイトは自分で探す一方で、就活エージェントと逆求人サイトは1度登録してしまえば、あとは自動的に企業との繋がりを持つことができます。
▼求人サイトのおすすめ
※マイナビとリクナビは企業数が多すぎるので検索条件で厳しく絞り込むのが重要。
▼就活エージェントのおすすめ(※2つ以上利用して合う担当者だけ継続利用)
ミーツカンパニー就活サポート、キャリアチケット、キャリアパーク就活エージェント
※これらは保有求人数が多くて実績のある大手が運営会社なので利用するならまずは上記あたりが良い。良い担当者にあたると質の高いES添削や面接対策も受けられるので一石三鳥。微妙な担当者は即切りすべき。
▼逆求人サイトのおすすめ(※2つ以上利用してスカウト数を増やす)
※まずはこの2つを登録、プロフィールはどちらかのをコピペでいける。
上記の3本柱で企業との接点を獲得しつつ、気になる企業があれば、必ず口コミサイトでリアルな職場の状況を確認するようにしてください。
そして最後に最も大切なのが、最終面接まで進んだ企業、または内定を獲得した企業に対して「本当にここに入社すべきか」という確認のために、人事以外の社員に話を聞く機会を、人事にお願いして設けるようにしてください。
現場の社員さんに話を聞くことで(特に残業時間や人間関係、仕事内容など)、入社後のギャップを減らすことができて、企業選択の精度を大幅に上げることができます!
(正直面倒な作業だけど、入社後のギャップに後から苦しむよりだいぶマシ!)
以上の方法を1つの企業選びの軸として、ぜひ運用してみてください!
加えて、企業選びと同じぐらい重要な「自己分析のやり方」は下記の記事でマンガで解説しているので絶対に読んで自己理解を深めてください。
(自己理解を深めることが、企業選びと選考対策の精度を上げる基盤なので!)
» マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】
就活で女性が不利になるポイント
では有利になるポイントとは反対に不利になるポイントも見ていきましょうか。
不利になるポイントと言っても、それを最初から押さえておくことで対処法を用意できます。ぜひ不利なポイントを把握しつつ、対処法を用意しておきましょう。
将来働き続けるかどうかの選択を迫られる
女性は将来ずっと働き続けられるのかを必ず聞かれます。
これは企業の立場に立てば当然の話です。
新卒は採用と教育費に100〜300万円かかると言われています。
つまりそれだけのコストをかけて、すぐに退職されたら企業としては赤字なんですよね。
わざわざ赤字になると分かっている人材を採用するような馬鹿な企業はありません。
よく「とりあえず3年は働こう」という言葉を聞くと思うのですが、あれは企業が新卒を採用して赤字を回収できる目安としての言葉でもあるんですよ。
3年働いて利益出してくれれば、採用した価値があったなって!
ここまでの話をまとめると、企業はすぐに退職する新卒を採用したくないのです。
よって「1年後には結婚して退職したいです」という女性は採用したくない。
だからこそ企業は慎重にその女性がどのぐらい働いてくれるのかを精査します。
しかしこれには対処法があるので安心してください!
それは以下の2パターンです。
・子供を産む気がないのでずっと働くと伝える
・結婚して子供を産んだ後も働き続けたいと考えていますと伝える
つまり「私は長く働きたいタイプなんです!」と伝えることが重要です。
もちろん将来、子供を産んで専業主婦になっても良いんですよ。しかしそれを就活で伝えるのは、確実にマイナス評価になるのでおすすめしません。
だからこそもしあなたが「子供を産んでからもずっと働きたいタイプ」ならば、再就職や育休に関する制度をしっかり質問しておくと良いですよ。
そういった点をしっかりと質問する女性の就活生に対して、企業は「この子は長く働きたいと思ってくれているんだな」と思いますので。
転勤を受け入れられないと落ちる
次に女性が不利になるのは、「転勤」関連ですね!
一般事務職という職種が人気な理由の1つに、この転勤がほとんど無いという点があります。
やはり女性は特に転勤を嫌う人が多いです。
転勤の可能性がある企業からすれば、「転勤しません!」という女性は転勤が決まったら退職されるリスクがあるので採用したくありません。
特に人気企業であれば、「転勤があっても大丈夫です!」という女性もたくさんいるので、そちらを採用するのは当然ですよね。
もし本当に転勤が嫌な人は下記の対処法があります。
・一般事務職を志望する
・その地域でしか事業展開していない中小〜中堅企業に入社する(=支社がない企業に入社する)
まず一般事務職はほとんど転勤がありませんね。
だからこそ転勤が嫌な女性にはうってつけの職種なのですが、いかんせん人気が高い職種です。
よって次に考えられる対処法は、その地域でしか事業展開していない中小〜中堅企業に入社することです。
例えば愛知県だけでしか事業展開していない企業は、そもそも愛知以外に支社がありません。つまり愛知に本社と愛知内に支社があるような企業なら転勤のリスクがないということになります。
そうなると中小〜中堅企業になりますが、企業規模を気にしない人ならこの対処法がおすすめできますよ!
女性が不利になるポイントはあっても、それぞれ対処法があるんですね!
ここで重要なのは「企業の立場に立って考えること」だよ。そうすれば、なぜ不利になるのか分かるはずだからね!
女性が就活をする上での注意点
では次に女性が就活する上で注意して欲しいことを解説します。
最近は「事件」も多発しているので、自分の身は自分で守っていきましょう!
注意点① OB訪問は必ず昼に外でおこなう
最近はOB訪問に関する事件が続出しています。
女性の就活生に対して、OB訪問をきっかけとしてセクハラや性的暴行を加える事件ですね。最近はよくニュースでも流れていました。
OB訪問は「1:1」で会うことがほとんどです。
「OB訪問だから安心だし、わざわざ時間を取ってくれているんだから...」と安易にお酒の席を了承すれば、こうした事件に巻き込まれる可能性があります。
世の中、まともじゃない人なんていくらでもいる。
「OB訪問だから安全」なんてことはありません。
理性と性欲は、性欲が勝利することなんて多々ありますからね。(世の中の浮気とかもそうでしょ?)
よってOB訪問をする際は下記を徹底してください。
・朝や昼の時間に会うようにする
・お酒は飲まない(カフェで会うようにする)
・それがだめなら断る
これらを徹底すれば、ニュースのような事件は起きません。
自分の身は自分で守りましょう!!
注意点② 懇親会ではお酒はほどほどに
次にOB訪問以外でも、内定者の懇親会などでお酒を飲みすぎてやらかすことがあります。
実際に懇親会で飲みすぎて、起きたら人事の人の家にいたという話を聞いたことがあります。
やっぱり女性は「性の対象」とされるリスクがあります。
就活などのフォーマルな場だからといって、そのリスクが消えることはありませんからね。
注意点③ 一般事務職は倍率が非常に高い
最後に女性に多いのですが、「一般事務職だけを数社しか受けない」という人がいます。
しかし一般事務職は超人気職種なので、普通に全落ちします。
よって一般事務職だけに絞るならエントリーする企業数をとにかく増やしましょう。
数を増やせば良いというものではありませんが、エントリー数を増やせば当然内定を取れる可能性も高まります。
また「一般事務職」は転職市場でも非常に人気です。
よって一般事務職としてファーストキャリアをスタートして、他の企業に転職したいと考えた時にもまた転職のハードルが上がります。
よって可能であれば、ぜひ一般事務職以外の職種にも目を向けてみましょう。
転勤が嫌なだけなら、先程話したように全国に支社がない企業を受ければ良い話です。
ぜひ視野を広くもって就活してくださいね!
今年は特にOB訪問に関する事件が目立ちましたね!
OB訪問用のアプリなども普及して、出会い系化している感じがあるからねぇ。
女性は事務じゃなくてエンジニア職が良いと思う
ここまでの解説にて、女性が就活する上での有利な点と不利な点、そして注意点について理解できたと思います。
これまでの内容を踏まえた上で、僕が皆さんに1つ提案したいことがあります。
それは「エンジニア職おすすめだよ!」ということです。
僕が就活生と関わってきて、なぜこれほどまでに事務職が人気なのか疑問に思うことが多々あります。
僕からすれば事務職は「手に職がつかない」「転職でも人気職種なので転職しにくい」「退屈」という認識があります。
しかし「とりあえず事務職かなぁ〜」という女性は非常に多いです。
そこで僕はエンジニア職が女性におすすめだと思っています。
根拠① 女性エンジニア職なら素人でも採用されやすい
まず「エンジニア職」と聞くと、「経験がないから絶対に無理」と言う人がいますが、経験がなくても入社後に教えてくれる企業ばかりです。
特に女性ならば尚更ですね。
大学生までにプログラミングを経験している女性はほとんどいないので、素人だという前提で採用する企業がほとんどです。
むしろ「会計事務職」などの方が、簿記2級やFPなどの資格を必要視されるのでそちらの方がハードルが高いと言えますよ。
根拠② 「手に職」なので将来フリーランスで稼げる
次に女性は「結婚して子供を産んだ後の人生」から逆算して就活すべきだと僕は思います。
そもそも事務職や受付業務などでは手に職はつきません。
だからこそ、主婦は子育て後にしたくもないアルバイトをしている人が多いですよね。
しかし例えばプログラミングのスキルが少しでもある状態であれば、フリーランスとしてアルバイト以上の稼ぎを“家で”稼ぐこともできます。
なぜなら手に職だからですよ。
もちろんスキルがあれば、再就職もしやすいので正社員にもなりやすい。
フリーランスとしても稼ぐことができる。メリットは満載です。
根拠③ 一般事務職は倍率が高すぎる
次に「有利な点」でも話しましたが、女性のエンジニア職志望者は採用されやすいです。
女性のエンジニアは貴重なので、どの企業でも必要とされます。
一方の人気職種である一般事務職は、倍率が非常に高いので内定が取りにくい。
よって就活難易度も圧倒的に違いますね。
根拠④ 転職しまくれる
そして最後です。
エンジニア職を必要とする企業は年々増えています。
もちろんエンジニアを志望する人の数も増えてきていますが、女性エンジニアの数は少ないのでどの企業からも必要とされやすいんですよ。
そうなると、何が良いのか?
それは転職しやすいということです。
いや、転職しまくれるということです。
つまり自分に合った職場、人間関係がばっちりな企業と出会うまで転職しまくれます。
一方で事務職は中途採用でも倍率がめちゃくちゃ高いのでそう簡単に転職できません。
入った職場が自分に合っているかどうかは、実際のところ入社してからしか分からないので「転職のしやすさ」は自分が働きやすい環境に出会うための武器になります。
以上の点から僕は女性にこそエンジニア職をおすすめします。
もちろんそれが正解ということはないので、1つの選択肢として考えてみてはどうでしょうか!
本日の記事はいかがだったでしょうか!
女性が就活する上でのポイントを把握できたでしょうか?
今の時代は女性が本当に活躍しやすい時代です。男女の差がほとんどなくなっています。(だから草食系男子が増えたんだけどね)
そんな時代だからこそ、自分のキャリアを積極的に形成して子育てが終わった後も活躍できるように経験と実績を積むべきだと僕は思います。
この記事が少しでも役立ったなら嬉しいです。
今日も読んでくれてありがとう。
君の就活はきっとうまくいく。