こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
以前秋採用についての解説記事を書きました。
この秋採用ですが、ざっくりと8月〜11月までの就活のことを指します。
そして12月からの就活は秋採用から変わって冬採用となります。
本日は8月30日。なぜこの時期に冬採用の記事を書くのかというと、
12月以降でも就活ってこんなに可能性があるんだ!!
と思ってもらうためです。
秋採用をしている就活生は、とにかく「後がない!やばい!」と焦っていて、そんな精神状況だと冷静に入社する企業を選ぶことはできません。
冬採用という存在を今のうちに理解しておくことで、秋採用において余裕をもって活動できるようになってください!
本日の記事を読むだけで、冬採用に関する理解は完璧になります!!
またこの記事を読む前に、ぜひ冬採用をする企業一覧の記事を参考にしてくださいね。
こちらを読んでからこの記事を読むことをおすすめします。
» 【保存版】冬採用している企業100社|大手から中小まで一覧化しました!
冬採用は就活の後半戦!ここで内定を獲得できるよう徹底的に対策を深めておこう!
冬採用はいつからなのか?
改めて、冬採用はいつからの就職活動を指すのか。
冬採用は12月〜3月の就職活動のことを言う。
ざっくり12月からの就活を冬採用と呼んでいるんだなと覚えておけば大丈夫です。
特に冬採用だから、何かがガラッと変わるわけではありません。
しかし、この時期になると企業も人材確保にめちゃくちゃ焦りだします。
そして就活生も焦りに焦るので、ミスマッチが起こりやすい。
まるで30代半ばの女性の、必死の婚活のように。笑
ここでしっかりと入社する企業を見極めることで、将来的に離婚(早期退社)してしまうリスクを減らすことができます。
冬採用を実施するのはどんな企業なのか
では次に、冬採用で求人を出している企業は果たしてどんな企業なのか。
就活生が非常に気になるところだと思います。
おそらく多くの就活生がこんなことを思っているのではないでしょうか。
「冬採用まで求人を出しているということは、人気のないブラック企業でしょ。」
正直、僕が就活生の時もこう思っていました。
しかし、人材業界で起業してからこれは半分正解で半分不正解だと分かりました。
つまり、もちろん人気のないブラック企業もあれば、そうではない優良企業も多いということです。
ですが、そもそもブラック企業と一口に言ってもその定義は曖昧ですよね。
残業時間が多いことをブラックというのか、上司の口が悪いことをブラックというのか、捉え方は人それぞれですから。
よって、この記事ではブラック企業は明らかに社員さんの口コミが悪い企業のことを指すとしましょう。
今のネット時代、こうした口コミはすぐに広がりますので社員の口コミの悪いブラック企業だと認知されている企業の人気はなく、冬採用まで残ってしまう企業もあるでしょう。
一方で、優良企業なのに冬採用で求人を出している企業もめちゃくちゃあります!
それはなぜか。
企業は毎年、「今年は◯人採用しよう!」という採用計画を持っています。
しかし、冬採用までに内定を出して採用計画の人数は集まったけど、内定辞退者数が想定よりも多くなってしまった場合、その計画の人数を下回りますよね。
よって、その計画を達成するためにも冬採用を実施するのです。
わかりやすく、図解してみますね!
こうした理由で、冬採用でも優良企業は全然あります。
更には、ただ知名度がないという理由で残る優良企業も大量にありますので、冬採用はブラック企業しか残っていないという誤解は絶対になくして欲しいと思います!
冬採用に、もう敵はいない
冬採用には優良企業が普通に求人を出しています。
それを普通の就活生は知らずに、今の内定先に満足して卒業旅行に行きますね。
するとどうなるのか!
冬採用にはもう既に内定を獲得している就活生がいない状態になる。
つまり、敵なしの状態になります。
これは秋採用戦略でも話したことですが、冬採用では更に敵が減ります。
僕が分析するに、冬採用で就活をしている学生の特徴は次の3パターン。
- 内定を持っているが満足せずに、冬採用までやり続けている就活生
- 公務員試験(教員試験)に落ちて民間に切り替えて就活している就活生
- 就活攻略法を知らずに評価されず、内定が一つもない就活生
ちなみに一番上の、「内定を持っているが満足せずに、冬採用までやり続けている就活生」はかなりハイスペックですが、ほとんどいないので気にしなくて大丈夫です。
そうなると、この就活攻略論を学んでいるみなさんは冬採用における序列の頂点に立つことができます。
優良企業が残っているにも関わらず、敵はいない、しかも自分達は序列の頂点にいる。
これが冬採用の素晴らしさです!
冬採用で内定を獲得する方法
では、ここからは冬採用での立ち回り方。
就活攻略論の読者であるあなたが、冬採用で序列のトップに立つための方法をお教えしていきたいと思います!
まずは企業が「冬採用で求める人」の特徴を把握せよ
まずはじめに。
秋採用でも同じことが言えますが、この時期に評価されない人の代表例は、「志望度の高さを企業にうまく伝えられていない人」です。
それはなぜか、冬採用で企業が求めていることはとにかく「採用計画を果たすこと」だからです。
企業も焦っています。
「このまま採用計画を下回れば、営業部に配属できる人が減ってしまうぞ!」と。
よって、“内定を出したら確実に入社してくれる人”を求めています。
また、内定辞退されたらたまりませんからね!
この企業側の事情を知っていれば、あなたが冬採用の面接ですべきことはただ一つです。
こう言いましょう。
「御社に入るために、生まれてきました!!」
と。
これはかなり大げさな表現ですが、
例えば「自社は第一志望ですか?」と聞かれて「はい!もちろんです!」と即答できるだけで内定率は格段に上がります。
何度も言うように、内定を出したら入社してくれる人を求めているからですね。
内定が出たら入社したい企業のみを狙い撃て
先程の説明で、冬採用ではいかに志望度の高さをアピールするかが重要なのか、分かってもらえたと思います。
となると、冬採用で受けるべき企業は、内定が出たら絶対入社したいと思う企業のみを受けるべきです。
この時期になると、もう複数内定はどうでも良くて、いかに自分が志望する一社からの内定が獲得できるのか、それが重要になります。
よって、僕が冬採用において重要だとする考えがこちら!
冬採用こそ、企業選びに時間をかけるべし。
多くの就活生が、逆の行動に出てしまいます。
つまり、焦って企業選びを適当にするんですよね。ただひたすら求人を出している企業を受けまくる。それでは当然、志望度の高さを伝えることはできません。
受ける企業数は減っても構いません!!
しかし、企業選べに時間をかけ、企業の理解を深めたり、なぜその企業に入社したいのかという志望動機を明確化することに全力を注ぎましょう。
5社適当に調べて受けるよりも、1社を深めて受けた方が結局は成功しやすいのが冬採用です。
冬採用での企業の探し方
冬採用では、むしろ企業選びに時間をかけましょう!とお伝えしました。
ではここからは企業選びはどんな方法でするべきなのか解説します。
なお、企業選びの方法ですが、他の記事でも詳しく解説しているのでリンクと合わせてここでは簡単な解説に留めておきたいと思います。
求人サイトを活用する
基本的には大手求人サイトを使っての企業探しとなるでしょう。
しかしここでのポイントは、しっかりと一社一社、ホームページまで確認しにいくことです。そして『事業内容』と『今後のビジョン』を確認することをおすすめします。
大手求人サイトでは、本当に簡単な説明しか書いてありません。
それですぐにエントリーするのではなく、ホームページでじっくりと事業を見て興味があれば、その企業のビジョンを見る。
どんな会社になりたいのか、どんな価値を世の中に発信していきたいのか確認します。
なぜこのビジョンが重要かと言うと、志望動機として使えるからなんですよね。
志望動機って簡単に言うと「他の会社じゃなくてなんで自社?」という質問です。
そこでオンリーワンである“ビジョン”を理由にしてしまう。
事業内容だけだと、競合の◯◯もいいんじゃないの??とツッコまれてしまい、答えられず試合終了となるリスクがあるので、ビジョンとかけあわせて志望動機を語り、志望度の高さをアピールすることができますよ。
(もちろんそのビジョンに共感している企業に入社しましょう!!)
冬採用まで頑張り続けるメンタルの保ち方
今回の記事を読んでも、
「冬採用を頑張るメンタルが保てない!」という方もいるかもしれません。
そんな方へ僕なりのメッセージを!
この時期になると、おそらく目的意識が「内定!!!」となると思います。
でも、就活にする大きなメリットは沢山あるんです。
- 一社でも多くの企業のことが知れる。
- 業界や職種についての理解が深まる。
- 社会人とバチバチで話し合える機会が作れる。
- 就活生の友達ができる。(将来別の業界に勤める人脈になるよ!)
- インスタで友人が旅行に行っているのを羨ましく思うも、自分は頑張り続けることで忍耐力がつく。
などなど!
こうしたメリットって、人生100年時代において、超重要です。
なぜなら、将来転職するかもしれません。その時に、業界や職種、企業理解は役立ちます。
社会人になった時、他の会社の人と話す機会が増えますが、就活を通して社会人と話す機会に慣れておけば、余裕でこなせます。
インスタ中毒から解放され、他人の幸せに左右されない、自分の人生を生きれるようになることだってあるでしょう!(僕がこれですね笑)
このように、就活をしている時間は絶対に将来の自分を助けてくれます。
数ヶ月の修行にしてはあまりにもメリットが多すぎる。
就活って、意外と素晴らしい。