就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
今回は、僕が本当におすすめする就活座談会をランキング形式で紹介します。
各座談会の特徴をまとめたので、「参加した方がいい座談会ってどれ?」と悩んでいる就活生はぜひ参考にしてください。
また記事後半では、座談会で聞くべき質問例や、マイナス評価を受けないために知っておくべき注意点も共有します。
これから就活座談会に参加する人が知っておくべき内容をすべてまとめたので、ぜひ最後まで読んでください!
最近座談会形式のイベントが増えてきましたよね!
より就活生の本音が聞きやすいから利用する企業も増えてるんだ。座談会は説明会とは違うから、座談会に合わせた質問やマナーを知っておくことも重要だよ!
- 就活座談会おすすめランキング【1位〜7位】
- 就活生が座談会に参加する3つのメリット
- 【パターン別】就活座談会で聞くべき質問例【25選】
- 就活座談会で質問する際のマナー・基本的な流れ
- 【補足】会社説明会と座談会の違い
- 就活座談会でマイナス評価を受けないための注意点
- 就活座談会に関してよくある質問
- 本記事の要点まとめ
就活座談会おすすめランキング【1位〜7位】
ではさっそく、「おすすめの座談会ランキング」を紹介していきます。
ただこのランキングは、あくまでも僕の主観によるものです。
各サービスの概要を紹介していきますが、最終的には自分に合うと感じた座談会を選んでみてくださいね。
また座談会に適したサービスはそもそも少ないので、ここでは7位までしか紹介していません。
上位のサービスを優先しつつ、少しでも気になる座談会があればぜひ積極的に参加してみてください。
順位 | サービス名 | 公式サイト |
---|---|---|
1位 | ミーツカンパニー | https://event.meetscompany.jp/ |
2位 | オファーボックス | https://offerbox.jp/ |
3位 | dodaキャンパスLIVE | https://campus.doda.jp/ |
4位 | キミスカLIVE! | https://kimisuka.com/ |
5位 | Premium Startup Seminar | https://www.rikei-agent.jp/lp/event/ |
6位 | Recme(レクミー)LIVE | https://www.recme.jp/ |
7位 | type就活開催の就活セミナー | https://typeshukatsu.jp/ |
1位:ミーツカンパニー
僕がもっともおすすめするサービスは「ミーツカンパニー」です。
ミーツカンパニーは、中小規模の合同説明会を全国で開催しているサービス。
ですが会社説明会のあとに、座談会形式で企業の方と話せる場があるんですよね。
1回あたり15分×2〜8社の座談会に参加できる
ミーツカンパニーのイベントには、1回あたり2〜8社の企業が参加します。
よって座談会についても、1回のイベントで2〜8社と交流できます。
座談会は1社あたり15分となっているので、時間が不足することはありません。
学生は4名1組となって座談会がおこなわれるので、気になることがあれば問題なく質問できますよ。
距離が近いだけでなくフランクな雰囲気なので、質問もぶつけやすいです。
人事や採用担当者との会話に慣れるために、同イベントに参加するのもアリですね。
参加企業は採用意欲の高いところばかり
ミーツカンパニーの取り扱い企業は非常に多いことで有名です。
大手からベンチャーまで非常に幅広い企業の取り扱いがあり、いずれの企業も採用意欲が高いことが特徴です。
僕自身、就活生のときに2度参加して、ミーツカンパニー経由で出会った企業2社から内定を獲得しました。
企業は料金を支払った上で参加しているので、どの企業も「採用につなげたい」といった思いが強いんですよね。
オンラインでもイベントに参加できる
ミーツカンパニーのイベントは、全国で開催されています。
それだけでなくオンラインでもイベントが開催されているので、文字通り”すべての就活生”におすすめです。
イベントの開催頻度も高いので、都合をつけやすい点も魅力的ですね。
そんなミーツカンパニーの参加方法は、以下のとおりです。
【参加方法】
- 「ミーツカンパニー公式サイト」にアクセスする。
- 30秒無料エントリーから参加イベントを選んで登録する。
- メールに沿って当日のイベントに参加する。
2位:オファーボックス
次におすすめなのは「オファーボックス」が開催するイベントです。
オファーボックスは逆求人型サイトとして非常に有益なサービスですが、座談会同様にリアルな情報を収集できるイベントを開催しています。
(逆求人型サイト:就活生がプロフィールを登録すると、企業側からスカウトが届くタイプのサイトのこと。僕がもっともおすすめしている就活サイトでもあります!)
Webで開催される小規模の合同説明会が魅力的
同イベントの参加企業は、毎回3社程度。
小規模なイベントだからこそ、説明会に参加すると座談会のように濃い情報を集められるんですよね。
逆求人型サイトが主催しているイベントなので、好印象を与えられたらそのままスカウトが届く可能性もあります。
イベント参加後にスカウトが届いたら、その後の選考もきっとスムーズに進むはず。
Webでの開催なので、場所を問わず誰でも参加できることもありがたいですね。
すでにオファーボックスを活用している就活生も、ぜひ同サイトのイベント情報をチェックしてみてください!
【参加方法】
- 「OfferBox公式サイト」からオファーボックスに登録する。
- 参加希望フォームに必要事項を入力する。
※プロフィール入力率が80%の必要あり - オファーボックス事務局から招待オファーが届く。
- 案内に沿って当日のイベントに参加する。
3位:dodaキャンパスLIVE
第3位には、dodaキャンパス主催の「dodaキャンパスLIVE」を選びました。
運営元のdodaキャンパスは、オファーボックスと同様に逆求人型サイトを提供していることで有名ですね。
オンラインのイベントなので、より気軽な気持ちで参加できます。
参加企業は各回2〜3社まで
dodaキャンパスLIVEに参加する企業は、各回2〜3社程度。
企業数が少ないので、各企業とじっくり向き合って質問をぶつけられます。
もちろん企業側は採用につながる魅力的な人材を探しているので、採用意欲も非常に高いですよ。
企業に対して学生からもオファーできる
dodaキャンパスLIVEでは、企業に対して学生側からもオファーできます。
つまり企業説明会・座談会に参加して魅力的に感じたら、その場でエントリーに向けた手続きを進められるわけです。
通常、逆求人型サイトでは、企業からのオファーを待つことしかできません。
学生からもオファーを送れることは、dodaキャンパスLIVEならでのメリットといえるでしょう。
【参加方法】
- 「dodaキャンパス公式サイト」から無料会員登録を行う。
- イベントページから参加したいイベントを選んで申し込む。
- 案内に沿って当日参加する。
4位:キミスカLIVE!
次におすすめするのは、キミスカが主催する「キミスカLIVE!」です。
キミスカは、オファーボックス・dodaキャンパスと同様に、逆求人型サイトを運営している大手の会社ですね。
そんなキミスカが主催する「キミスカLIVE!」は、小規模なイベントのためマッチング率が高くなっています。
参加企業は4〜5社、参加就活生は30名程度
キミスカLIVE!へ参加する企業は、多くても5社程度。
また参加できる就活生も、1回あたり30名程度と決められています。
参加企業・人数が限られていることで、マッチング率が高くなっているわけですね。
イベント参加の流れ
キミスカLIVE!に参加する際の流れは、以下のとおりです。
【キミスカLIVEの流れ】
- 企業担当者が10分のプレゼンを行う。
- 就活生が気になった企業を選ぶ。
- 就活生5~7人程度でグループワークを実施する。
- 企業が気になった就活生をスカウトする。
- 個別面談会を行い、後日選考に進む。
順調にスカウトを受けられたら、座談会のような形で企業の方と話せる「個別面談会」に進めるイメージですね。
相性がよい企業からスカウトをもらえたら、早期内定につながる可能性も十分にありますよ。
【参加方法】
- 「キミスカ公式サイト」から無料会員登録を行う。
- イベントページから気になるイベントに申し込む。
- 当日イベントに参加する。
5位:Premium Startup Seminar(プレミアムスタートアップセミナー)
第5位には「プレミアムスタートアップセミナー」を選びました。
プレミアムスタートアップセミナーは、人材業界大手の「ネオキャリア」が主催する理系に特化したオンライン・オフラインイベントです。
参加企業5社との座談会に参加できる
プレミアムスタートアップセミナーの参加企業は、5社と決まっています。
座談会は、各企業の会社説明を受けたのちに、5名程度の就活生がいる各テーブルを企業が回る形でおこなわれます。
このイベントも小規模なので、企業の担当者とじっくり話したい就活生にはぴったりですね。
23卒よりオンラインでも参加できるように
23卒より、プレミアムスタートアップセミナーはWebイベントも開催するとのこと。
従来は特定地域のみでの開催だったので、住んでいる場所を問わず参加できるようになったのはありがたいでしょう。
優良企業との接点を持ちたい理系の学生は、ぜひ気軽に参加してみてくださいね。
【参加方法】
- 「公式サイト」から参加したいイベントを探す。
- 気になるイベントに申し込み。
- 当日イベントに参加する。
6位:Recme(レクミー)LIVE
次に紹介するのは、一流企業ばかりが参加する合同説明会「レクミーLIVE」です。
1回あたり10名程度の就活生でおこなわれる小規模なイベントなので、座談会と同様に企業と深くつながれます。
参加するのは世界・日本の一流企業ばかり
レクミーLIVEに参加するのは、各業界の一流企業ばかりです。
上記は一例ですが、誰もが知るような有名企業ばかりが掲載されていますね。
なかには、上位大学に通う学生でなくとも参加できるイベントがあります。
有名企業への就職を目指している学生は、一度参加してみるとよいでしょう。
【参加方法】
- 「レクミー公式サイト」から無料会員登録を行う。
- レクミーLIVEのページから気になるイベントに申し込む。
- 当日イベントに参加する。
7位:type就活開催の就活セミナー
type就活は、就活に役立つイベントやセミナーを数多く開催しているサイト。
各セミナーでターゲットが細かく絞られており、自分に合ったイベントにピンポイントで参加できることが特徴です。
座談会がセットになったイベントも多数開催されていますよ。
IT業界に関するオンライン座談会
4社に対して、定員30名までと定められているイベント。
座談会は1社あたり25分と長めなので、気になる疑問はすべて解消できるでしょう。
理系女子のためのオンライン座談会
日本マイクロソフトやサイバーエージェントなど、IT業界のリーディングカンパニー4社とじっくり話せるイベント。
「理系女子」とターゲットが限定されているので、該当の学生は参加しやすいですね。
【type就活のセミナー参加方法】
- 「type就活公式サイト」から無料登録を行う。
- トップページの「イベント・セミナーを探す」からセミナーを選んで申込み。
- 当日セミナーに参加する。
内定獲得率を上げるなら就活サイトも活用しよう!
座談会は、企業理解を深めたり、なかには選考に有利になるものもあります。
ただ、確実に内定獲得率を高めていきたいなら、就活サイトをうまく活用することも大事です。
僕はこれまでに100以上の就活サイトを見てきましたが、絶対に利用してほしいのは「「Offerbox(オファーボックス) 」」と「ミーツカンパニー就活サポート」の2つ。
効率的にエントリー数を増やせますし、プロにサポートしてもらいながら質の高い選考対策ができるのがメリットです。
求人を探しながら企業研究もして…とひとりで進める形だと、時間も労力もめちゃくちゃかかります。
そこで上記2サイトを利用して、あなたに合う企業を効率よく見つけ出し、プロにアドバイスをもらいながら対策を進めていきましょう。
内定までの道のりも、ひとりで進めるより圧倒的にはやくなりますよ!
なお、以下の記事で僕が心からおすすめできる就活サイトを紹介しています。
これまで就活を7年以上研究してきた僕が、いま就活生だったらこれを使う!という6サイトだけ厳選したので、ぜひチェックしてください!
特定企業の座談会以外にも、複数の企業と座談会形式で話せるイベントは多くあるのですね!
そのとおり。小規模なイベントに参加すれば、座談会と同様に企業の方と近い距離で話せるよ!内定にもつながりやすいから、ぜひ積極的に参加してみてね。
就活生が座談会に参加する3つのメリット
次にこの章では、就活生が座談会に参加するメリットを紹介します。
座談会に限った話ではありませんが、メリットを感じられないとなかなか参加しようとは思えないですよね。
ここでは3つのメリットを共有するので、座談会への参加経験がない就活生は、ぜひ読み進めて参加を検討してみてください。
【就活生が座談会に参加するメリット】
- 実際に会社で働く社員と交流できる
- 社風や会社の雰囲気を知れる
- ほかの学生の質問によって企業理解が深まる
メリット① 実際に会社で働く社員と交流できる
最大のメリットは、企業で実際に働く社員と交流できることです。
というのも実際に働く社員と交流できると、企業のリアルな情報を収集できるから。
実際に働いてみて大変に感じることや、やりがいを覚えることなどは、会社概要などを見ているだけではわからないですよね。
座談会には若手社員が参加することも多いので、年齢が近い方の意見を聞けると、自分に合った企業かどうか判断しやすいです。
また、的確な質問をしたり熱意が伝わったりすると、座談会に参加した社員に名前を覚えてもらえることもあります。
その人が採用担当者であれば、選考において有利に働く可能性も十分ありますよ。
自分と相性がよい企業に入社したい就活生は、実際に会社で働く社員と交流できる座談会をうまく活用すべきでしょう。
メリット② 社風や会社の雰囲気を知れる
社風や会社の雰囲気を知れることも、座談会に参加するメリットですね。
1つ目の内容とやや似ていますが、座談会に参加すると社員の雰囲気や企業の空気感を自分の肌で感じられます。
会社のホームページで「アットホームな職場」などと社風を紹介している企業は多くありますが、実態は直接確認しないとわかりません。
少数でも社員の受け答えを見ると、その会社の雰囲気を理解できるはずです。
初対面の人と関係を築くときも、少し話すだけでどんな人か何となくわかりませんか?
企業においても同様で、会社の雰囲気を把握するためには実際に働く社員と交流することが一番です。
ミスマッチを防ぐためにも、気になる企業の座談会には積極的に参加すべきといえるでしょう。
メリット③ ほかの学生の質問によって企業理解が深まる
3つ目のメリットは、ほかの学生の質問によって企業理解が深まること。
座談会には自分以外の学生も多く参加し、各々が疑問に思ったことを質問します。
ゆえに、自分では思いつかなかったような質問の答えを知れることが多くあります。
当たり前のことですが、より多くの知識が得られるほど企業理解は深まりますよね。
企業についてより多角的に理解するためにも、ほかの就活生の意見が聞ける座談会には積極的に参加すべきでしょう。
企業についてより深く理解できる座談会は、ミスマッチの防止につながるのですね!たしかにネットの情報だけでは、実態がわからないことも多いです。
そうだよね。早期退職したくなるような会社に入らないためにも、座談会を活用して企業理解を深めておくことが大切だよ。
【パターン別】就活座談会で聞くべき質問例【25選】
ここからは、就活生が座談会で聞くべき質問例を紹介していきます。
座談会に参加したことがない就活生はとくに、具体的にどんな質問をすべきかイメージできていないはず。
本章では5つのパターン別に、計25個の質問例を紹介します。
【座談会で聞くべき質問のパターン】
- 仕事内容を深堀りする質問
- 会社のリアルな雰囲気を探る質問
- 求める人物像を探る質問
- 先輩社員の就活経験を探る質問
- 先輩社員が日々感じていることを探る質問
就活座談会の質問例① 仕事内容を深堀りするパターン
座談会ですべき質問パターン1つ目は、仕事内容を深堀りする質問です。
具体的におすすめの質問例は、以下のとおり。
【仕事内容を深堀りする質問の例】
- 〇〇さんの主な業務内容を教えてください
- 一日の大まかな仕事の流れを教えてください
- 入社直後はどんな業務をおこないましたか?
- 御社の業界での立ち位置を教えてください
- 今後どのような変化が必要になるとお考えですか?
業務内容について質問すれば、その会社での仕事が自分に向いているか判断できます。
座談会には若手の現場社員が参加することも多いので、入社後に任せられそうな仕事内容などもイメージしやすいですよ。
適正を正しく見極めるためにも、仕事内容について気になることがあれば積極的に質問しましょう。
就活座談会の質問例② 会社のリアルな雰囲気を探るパターン
座談会ですべき質問パターン2つ目は、会社のリアルな雰囲気を探る質問です。
具体的におすすめの質問例は、以下のとおり。
【会社のリアルな雰囲気を探る質問の例】
- 実際の職場の雰囲気はどのような感じですか?
- 社員同士の交流は活発ですか?
- お昼休みはどのように過ごしている方が多いですか?
- どのような性格の社員が多いですか?
- 働きやすさを感じるポイントがあれば教えてください
会社の雰囲気が自分に合っていないと、新卒入社した会社を早期退職することになりかねません。
ネットの情報だけでは会社のリアルな雰囲気はわかりにくいので、座談会の場を利用して職場の空気感などを探っておきましょう。
就活座談会の質問例③ 求める人物像を探るパターン
座談会ですべき質問パターン3つ目は、求める人物像を探る質問です。
具体的におすすめの質問例は、以下のとおり。
【求める人物像を探る質問の例】
- 御社ではどのような人材が活躍されていますか?
- 新入社員に求める能力やスキルがあれば教えてください
- 〇〇さんはどのような部下が欲しいと思われますか?
- 〇〇部署に必要な素質があれば教えてください
- 御社ではどのような人材が評価されますか?
求める人物像は、企業のホームページに書かれていることが多いです。
ただなかには、求める人物像を明確に公表していない企業も当然あります。
正式に公開していない企業には、座談会の場を利用して探れば問題ありません。
企業のニーズがわかっていたほうがアピール内容を考えやすくなるので、求人情報に書かれていない場合は求める人物像に関する質問をしましょう。
就活座談会の質問例④ 先輩社員の就活経験を探るパターン
座談会ですべき質問パターン4つ目は、先輩社員の就活経験を探る質問です。
具体的におすすめの質問例は、以下のとおり。
【先輩社員の就活経験を探る質問の例】
- 〇〇さんの入社理由を教えてください
- 〇〇さんが就活する上で重視されていたことは何ですか?
- 同期にはどんな志望理由の方が多いですか?
- 多くの同業他社があるなか、なぜ現在の会社に入社したのですか?
- 学生時代の経験で、就活に活かせたことはありましたか?
先輩社員の就活経験は、志望動機などを作成する上で大きなヒントになります。
先輩社員は、実際にアピールに成功して入社しているわけなので、志望動機なども会社に評価された内容であるはず。
参考にできる要素は多くあるので、先輩社員の就活経験も積極的に探りましょう。
就活座談会の質問例⑤ 先輩社員が日々感じていることを探るパターン
座談会ですべき質問パターン5つ目は、先輩社員が日々感じていることを探る質問です。
具体的におすすめの質問例は、以下のとおり。
【先輩社員が日々感じていることを探る質問の例】
- 〇〇さんが仕事でやりがいを感じる場面を教えてください
- 現在の仕事で大変なことは何ですか?
- 入社後に感じたギャップはありますか?
- 将来的な展望があれば教えてください
- モチベーション維持のために意識していることはありますか?
先輩社員が入社後に感じていることを聞くと、ミスマッチ防止につながります。
なぜなら先輩社員が感じていることは、自分が入社したあとにも感じる可能生が高いからです。
とくに年齢が近い社員・自分と似た雰囲気の社員の意見は、非常に参考になりますよ。
早期退職につながるような会社への就職を避けるためにも、先輩社員が日々感じていることを聞き出す質問をしましょう。
ここで紹介した25の質問を含む就活座談会でおすすめの質問例については「【就活座談会でおすすめの質問例29選】絶対に押さえておくべき質問を共有!」にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください!
単に思いつきで質問するのではなく、何らかの意図を持った上で質問することが大切ですね。
まさにそのとおりだよ。意図を持たずに質問すると、せっかくの座談会を無駄にしかねないから注意しようね。
就活座談会で質問する際のマナー・基本的な流れ
続いて本章では、座談会で質問する際のマナーと基本的な流れについて解説します。
【就活の座談会で質問する際のマナー・基本的な流れ】
- 挙手をして指名されるのを待つ
- 簡単なお礼を述べて、大学名と名前を伝える
- 結論ファーストで簡潔に質問する
- お礼を述べて着席する
座談会で質問したい場合は、まずは挙手をして指名されるのを待ちましょう。
指名を受けたら、「貴重なお話をありがとうございました」など会社説明を受けたことに対するお礼を述べ、「〇〇大学の〇〇と申します」と簡単に自己紹介をします。
そして挨拶を終えたら、具体的な質問をぶつけていきます。
ダラダラ質問すると何が聞きたいのか伝わりにくいので、結論ファーストで簡潔に質問することを心がけてください。
質問に対して回答をもらったら、お礼を述べてから着席しましょう。
基本的な流れを押さえておけば、座談会の場でも慌てず質問できるはず。マナーを守らないと悪印象を与えかねないから、基本的な流れは確実に把握しておこう!
【補足】会社説明会と座談会の違い
補足として、座談会と混同されがちな会社説明会との違いを解説しておきますね。
「座談会」と「会社説明会」のちがいは、以下のとおり。
【会社説明会と座談会の違い】
- 会社説明会:会社概要について、企業が説明する(企業主体)
- 座談会:学生が質問をして、企業が答える(学生主体)
会社説明会では、企業理念や仕事内容・福利厚生といった会社概要について、企業の担当者から一方的に説明されます。
対して座談会は、学生側が主体となり、学生の質問に企業の担当者が答える形でおこなわれます。
企業に対する疑問を解消する場としては、会社説明会よりも座談会のほうが適しているといえるでしょう。
座談会の主な形式は4種類
就活における座談会には、主に4種類の形式があります。
【座談会の種類】
- 会社説明会のあとにおこなわれる座談会
- 会社説明会と同時におこなわれる座談会
- 選考途中におこなわれる座談会
- 複数の企業が合同でおこなう座談会
1つ目は、もっとも定番な座談会です。
会社概要などについて説明を受けたあとに、そのまま座談会に移行するケースですね。
2つ目は、会社説明会と座談会を同時におこなうパターン。
質問の場を随時設けつつ説明がされるので、1つ目のパターンよりもフランクな雰囲気でおこなわれることが多いです。
3つ目は、一次面接後やインターンシップ参加時など、選考途中でおこなわれる座談会。
ある程度交流がある状態なので、相互理解をさらに深めるために実施されます。
そして最後4つ目は、複数の企業が合同で開催する座談会です。
合同企業説明会のような形で、複数の企業とフランクに話せるので、多くの企業と接点を持ちたい就活生にはおすすめの形式ですね。
学生が主体なのが「座談会」なんですね!
そう。どちらが主体のイベントかを見ると「座談会」なのか「説明会」なのかわかりやすいよ!
就活座談会でマイナス評価を受けないための注意点
次にこの章では、座談会でマイナス評価を受けないための注意点を5つ紹介します。
これらの注意点を押さえていないと、座談会に参加したことが選考においてマイナスに働いてしまうかもしれません。
不要な減点をされないように、基本的な注意点を確実に押さえておきましょう。
【座談会でマイナス評価を受けないための注意点】
- 説明会で話された内容を質問しない
- アピールに徹しすぎない
- ほかの就活生の質問にも耳を傾ける
- 福利厚生に関する質問は極力避ける
- ネガティブな部分を引き出す質問を積極的にしない
注意点① 説明会で話された内容を質問しない
まず避けるべきは、説明会で話された内容を再度質問すること。
一度説明された内容を質問するのは、「話を聞いていませんでした」と自ら伝えているようなものです。
座談会の場に限った話ではありませんが、同じことを何度も質問する人にはあまりよい印象を抱かないですよね。
事前に質問内容を考えていたとしても、説明会の段階で話があった場合は、内容が重複する質問は控えましょう。
注意点② アピールに徹しすぎない
座談会の場で自己PRをしようとしたり、多くの質問をしすぎたりと、アピールに徹しすぎないことも重要です。
というのも、協調性がないと思われて、マイナス評価を受ける可能性が高いから。
たとえば「私の強みは〇〇ですが、御社ではこの強みを活かせますか?」といった質問。
このように自己PRしつつ質問をする就活生は多くいますが、周囲への配慮がないと思われる可能性があるので、座談会では避けるのが無難です。
座談会ではなく、一次面接の逆質問などでぶつけるのはアリですけどね。
座談会はほかの就活生も多く参加するものなので、協調性の有無を確認されている意識も持ちましょう。
注意点③ ほかの就活生の質問にも耳を傾ける
3つ目の注意点は、ほかの就活生の質問にも耳を傾けること。
なかには自分にとって興味のない質問もあるかもしれませんが、興味のなさそうな態度は企業の担当者から見られています。
座談会でマイナス評価を受けたくないなら、自分が質問するとき以外にも集中して話を聞きましょう。
なお、稀にほかの就活生の質問に意見を述べる人もいますが、場の雰囲気を乱して協調性がないと思われるので気をつけてくださいね。
注意点④ 福利厚生に関する質問は極力避ける
福利厚生に関する質問も、座談会の場では避けるのが無難ですね。
条件面ばかり気にしていると感じると、採用側はあまりよい印象を抱かないからです。
これは、企業側の目線にたって考えると理解しやすいはず。
何でも聞ける状態で待遇に関して質問をすると、仕事内容や会社自体には興味がないような印象を抱きませんか?
悪印象を与えなくないなら、残業時間や有給紹介率などは極力ネットで調べましょう。
どうしても気になる場合は、質問が出尽くした座談会の後半のタイミングで聞くことをおすすめします。
注意点⑤ ネガティブな部分を引き出す質問を積極的にしない
最後5つ目は、ネガティブな部分を引き出す質問を積極的にしないことです。
これも当然のことですが、ネガティブな質問ばかりする就活生には、よい印象を抱きにくいからです。
会社の悪いところばかりを聞く就活生よりも、会社のよいところを聞く就活生のほうが、企業に対して熱意があると感じられませんか?
仕事の大変な部分を知っておくことは重要ですが、ネガティブな部分を引き出す質問ばかりすると、企業側としてはいい気持ちになりません。
好意的な印象を与えるためにも、座談会での質問はできる限りポジティブな内容にしましょう。
冷静に考えると理解できますが、意外と守れていないこともありそうですね。座談会に参加する前に、確実に押さえておきます!
意識ひとつで防げるから、必ず押さえておこうね!
就活座談会に関してよくある質問
最後に本章では、就活の座談会に関してよくある質問にまとめて回答していきます。
座談会に参加する上で疑問を感じている就活生は、ぜひ本章を参考にしてくださいね!
【就活の座談会に関してよくある質問】
- 服装はどうしたらいいですか?
- お礼メールは送るべきですか?
- 座談会に参加すると有利になりますか?
- 質問しないのはやっぱりダメですか?
- 座談会で好印象を残すにはどうしたらいいですか?
質問① 服装はどうしたらいいですか?
指定がある場合は、指定の服装で参加しましょう。
指定がない場合は、私服でもスーツでも問題ありません。
なお、選考直結型のイベントに参加する場合は、私服で参加するとしてもオフィスカジュアルを意識しましょう。
質問② お礼メールは送るべきですか?
お礼メールに関しては、明確な正解はありません。
というのもお礼メールを評価するかどうかは、受け手によって変わるからです。
ただ僕自身は、必ずすべての面接後にお礼メールを送っていました。
お礼メールを嫌がるような会社には、入社するつもりがなかったからですね。
仮にお礼メールでマイナス評価を受けるのであれば、むしろ自分にとっても好都合だと考えていました。
よって僕と同じような考えの就活生には、お礼メールを送ることをおすすめします。
「絶対に送らないといけない」といったものではないので、自分の価値観と照らし合わせて考えてみてくださいね。
なお、面接後に送るべきお礼メールの書き方は、別記事で解説しています。
座談会後のお礼メールも考え方は同じなので、具体的な書き方をイメージできていない就活生はぜひ参考にしてください!
質問③ 座談会に参加すると有利になりますか?
座談会に参加したからといって、選考で有利になるとは限りません。
むしろ基本的には、選考結果に影響しないことがほとんどです。
的確な質問や受け答えをすると好印象を与えられますが、選考において有利に働くようなケースはかなり稀です。
あくまでも座談会は、企業情報の収集を目的として参加しましょう。
質問④ 質問しないのはやっぱりダメですか?
質問しないからといって、不採用に直結することはありません。
でも、積極的な姿勢で座談会に参加する就活生のほうが、ポジティブな印象を抱かれやすいことは間違いないです。
やっぱり前のめりになって質問する就活生のほうが、企業に対して熱意があるように感じるものですからね。
選考で有利に働く可能性もゼロではないので、座談会では積極的に質問することを僕はおすすめします。
質問⑤ 座談会で好印象を残すにはどうしたらいいですか?
座談会で好印象を残したい人は、以下の点を意識しましょう。
【座談会で好印象を残すコツ】
- 基本的な就活マナーは押さえておく
- 積極的に質問する
- ポジティブな言動を心がける
- 周囲に気配りできる姿勢を見せる
選考に直接影響するとは言えませんが、上記を意識して立ち回ることで好印象をもってもらいやすくはなります。
志望企業の人に好印象をもってもらうことは決して損にはなりませんからね。
座談会に参加するときは、上記を意識してみてください。
これで座談会に関する疑問はすべて解消できたはず。 座談会前に知っておくべき知識は網羅できているから、自信を持って参加してみてね!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
座談会に参加できるおすすめのサービスや具体的な質問例、マイナス評価を受けないための注意点などについて網羅的に解説してきました。
就活における座談会は、企業のリアルな実態を把握する場として最適です。
ただ、すでに説明された内容を再度質問したり、アピールに徹しすぎたりすると、企業の方からマイナス評価を受けてしまう可能性もあります。
よって就活生が座談会に参加するなら、事前に頻出の注意点を把握しておくことが必須です。
本記事の内容を参考にして事前知識を蓄え、ぜひ座談会の場を有意義なものにしてくださいね!
ちなみに、この記事を読み終わったら「就活イベントおすすめランキング【1位〜25位】|参加価値の高いイベントを全60種厳選!」も読んでみてください。
今回は”座談会”について解説しましたが、ほかにも、就活を攻略する上で有益なイベントは多くあります。
内定獲得に近づくためにも、本当に参加価値のある就活イベントに参加することが大事です。
上の記事で、おすすめの就活イベントを厳選して紹介しているので、ぜひ参考にして都合が合うものは参加してくださいね!
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。