こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
(このブログ以外にも、僕を含めた編集部が企業を厳選した求人サイト「ホワイト企業ナビ」の運営も開始しました! » 求人一覧を見る)
今回は”大学4年の1月から就活を始めた場合の内定獲得方法”について解説します。
大学4年の1月となると、もう卒業も間近に控え、就活を継続する人もわずかになってきます。
よって、この時期から就活を始めようと考える人は少ないかと思います。
ただ、新卒就活に7年携わってきた僕としては、この時期から就活を始めても内定を獲得することができるので、諦めないで欲しいというのが本音です。
そこで本記事では、大学4年の1月から就活を始める人向けに、逆転内定を獲得するための必須対策を共有します。
簡単ではないですが、この記事を読めば今あなたが何をすべきかがわかるはずなので、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
大学4年の1月から就活を始めて内定は獲得できるんですか?
間違いなくできるよ!なぜならこの時期でも企業は継続して新卒採用しているからね。具体的にやるべきことをこの記事で共有するね。
- 大学4年の1月から就活を始めても内定は獲得できる?
- 大学4年の1月から就活を始めても内定を獲得できる理由
- 大学4年の1月から就活を始めるなら就活エージェントが必須
- 大学4年の1月から就活を始める場合にすべき選考対策
- 大学4年の1月まで就活をしていて内定がもらえない原因と対策
- 大学4年の1月から就活を始める場合によくある質問
- 本記事の要点まとめ
大学4年の1月から就活を始めても内定は獲得できる?
大学4年の1月から就活を始めようと考えている人にとって、一番最初に知りたいのは「そもそもこの時期から始めて内定獲得はできるのか?」ですよね。
結論、内定を獲得することはできます!
マイナビやリクナビなどを見ればわかりますが、この時期でもエントリーを受け付けている企業は一定数あります。
また、内定率調査の結果でも、内定を獲得できることがわかります。
▼21卒の内定率の推移
引用:就職みらい研究所「就職プロセス調査(2021年卒)「2021年3月度(卒業時点) 内定状況」」
これは21卒の内定率の推移を表したグラフになります。
12月1日時点での内定率が93.4%、3月卒業時点での内定率が96.1%となっています。
つまり、12月から卒業までの間に約3%の就活生が内定を獲得しているということ。
この中の全ての人が12月中に内定を獲得しているわけではないので、もちろん1月に内定を獲得した21卒もいるということがわかります。
大学4年の1月の就活は”冬採用”になる
大学4年の1月から就活を始める場合、その時期の就活は”冬採用”となります。
冬採用とは、12月〜入社するまでの3月の時期の就職活動のことを指します。
大学3年の3月からピークを迎える7月頃までを「春夏採用」、8月から11月末までを「秋採用」呼ぶなど、時期によって呼び方は異なります。
冬採用という言葉があるくらいなので、この時期でも新卒採用は継続されているということです。
この冬採用には、選考フローが短いことや企業側の事情などもあって、一般的な選考とは大きく異る部分があるんです。
よって、冬採用に特化した対策と流れを理解しておくことが重要。
次章以降でそれらのポイントを詳しく解説していきます。
大学4年の1月から就活を始める人は冬採用向けの対策が必要ですね。
まさに!これを知らずに春夏採用と同じ対策をしていたら、内定を獲得するのは難しいね。
大学4年の1月から就活を始めても内定を獲得できる理由
内定率の推移を見て、内定が獲得できることは伝わりましたよね。
次にこの章では、なぜ内定が獲得できるのか、その詳細な理由について解説します。
【大学4年の1月から就活を始めても内定を獲得できる理由】
- 就活をしている就活生はごくわずかだから
- この時期でも採用を継続している企業はあるから
- 企業が採用に焦っているから
理由① 就活をしている就活生はごくわずかだから
1つ目の理由は”就活をしている就活生はごくわずかだから”ですね。
周りを見ればわかると思いますが、大学4年の1月に就職活動をしている人って少ないですよね。
引用:就職みらい研究所「就職プロセス調査(2022年卒)「2021年10月1日時点内定状況」」
21卒では、12月1日時点で就活を継続しているのは9.4%、3月卒業時点では2.6%になっています。
となると、大学4年の1月時点では少なくとも5%程度の人しか就活はしていません。
就活をしている人が少ないということはライバルが少ないということ。
これがこの時期でも内定獲得が可能な理由の一つです。
理由② この時期でも採用を継続している企業はあるから
2つ目の理由は”この時期でも採用を継続している企業はあるから”です。
冬採用で採用を継続している企業の多くは、「内定辞退により新卒枠が空いている」もしくは「優良企業だけど単純に知名度が低い」という理由で継続しています。
よって、人気企業や大手企業なんかが冬採用をしていることもあります。
ただ、あなたが働きやすい企業に入社することが重要なので、知名度や規模に惑わされることなく、自分に合った企業選びをすることが大切です!
なお、僕がリサーチしただけでも以下の企業が冬採用を実施していましたよ。
(冬採用をしている大手企業は通年採用企業から抜粋しています。)
【冬採用を実施している大手企業一覧】
- 楽天(採用情報)
- ソフトバンク(採用情報)
- リクルート(採用情報)
- ヤフー(採用情報)
- ネスレ日本(採用情報)
- ファーストリテイリング(ユニクロ)(採用情報)
- DeNA(採用情報)
- メルカリ(採用情報)
- メタップス(採用情報)
- コロプラ(採用情報)
- ユニリーバジャパン(採用情報)
- サイボウズ(採用情報)
- スクー(採用情報)
- アーサー・ディ・リトル・ジャパン(ADL)ジャパン(採用情報)
- チームラボ(採用情報)
- GMO TECH(採用情報)
- イデア・レコード(採用情報)
- TDK(採用情報)
- サイバーエージェント(採用情報)
- ソニー(採用情報)
- ユーグレナ(採用情報)
- エス・エム・エス(SMS)(採用情報)
- 面白法人カヤック(採用情報)
- oriri(採用情報)
- クックパッド(採用情報)
- ビービット(採用情報)
- 富士通(採用情報)
- 日立製作所(採用情報)
- KDDI(採用情報)
- ファインデックス(採用情報)
- ガイアックス(採用情報)
- スカイライトコンサルティング(採用情報)
- ボーダレス・ジャパン(採用情報)
- PwCコンサルティング(採用情報)
- プレスマン(採用情報)
- アドバンスデザインテクノロジー(採用情報)
- BCG(ボストンコンサルティンググループ)(採用情報)
- コンドーテック(採用情報)
- 株式会社セガ(採用情報)※研究開発職・技術職のみ
- フォースバレー・コンシェルジュ株式会社(採用情報)
【冬採用を実施している中堅・中小企業一覧】
理由③ 企業が採用に焦っているから
3つ目の理由は”企業が採用に焦っているから”ですね。
大学4年の1月となると、就活生側はもちろん焦っていますが、これ実は企業側も同じでめちゃくちゃ焦っています。
なぜなら、企業には採用予定人数という指標があるから。
採用予定人数とは、その年に新卒採用で採用する人数の目安です。
この目安人数を元に、次年度の異動や配置なども考えることになります。
そして、1月となるとその配置などもある程度完成させなければいけない時期なんです。
つまり、この採用予定人数が埋まらないと、次年度の異動なども確定できないということ。
このような事情から、企業側も採用に焦っており、選考フローを一部省略するなどして採用活動を行うため、内定獲得はしやすくなるんです。
たしかにこう見ると、この時期でも内定獲得はできそうですね。
そうなんだ。もちろん春夏採用に比べれば求人数は少なくなるけど、企業側も採用に前のめりになっているからね。
大学4年の1月から就活を始めるなら就活エージェントが必須
ここまで大学4年の1月でも内定が獲得できる理由をお伝えしてきました。
では、内定獲得のために最優先でするべきことは何なのか?
大学4年の1月から就活を始める場合、懸念点は”時間がないこと”です。
卒業までわずかしか時間がない中で、いかに効率よく自分に合う企業を探し、選考を突破できるかが最重要ポイント。
そこで僕がマストでおすすめするのが「就活エージェント」です。
就活エージェントとは、ヒアリングを元にあなたに合った求人を紹介してくれる上、その後の選考対策まで一貫してサポートしてくれるサービスのこと。
専任のエージェントがマンツーマンでサポートしてくれるので、他のサービスよりも圧倒的にスピード感が早いんですよね。
また、冬採用の時期でも就活エージェントはかなり良い求人を抱えています。
なぜなら「内定辞退者が発生した大企業」が就活エージェントを活用するから。
就活エージェントは、面談を元に求人を紹介しているので、企業側は少人数を採用するために利用しています。
求人サイトに公開されずに、就活エージェントだけに公開されるような求人を「非公開求人」というのですが、冬採用ではこの非公開求人も狙うべきです。
利用すべき就活エージェントとして最もおすすめは以下の大手3社です。
(僕はこれまで30以上のエージェントを見てきましたが、利用のしやすさや保有求人数などを考慮すると、この3社をすべて利用するのがベストですね!)
【おすすめの就活エージェント】
ーオンライン面談で全国対応可能
ー多くの求人を保有している
ー運営元が大きいため信頼できる
ーオンライン面談で全国対応可能
ーオリコン顧客満足度で1位を獲得
ーブラック企業を排除している
ー関東への就職希望者のみ(オンライン面談に対応)
ー担当者からの支援の質が非常に高い
情報感度の高い学生は、就活エージェントを活用していたりします。
冬採用では、就活生にとっての非公開求人の価値が非常に高いので、積極的に利用してみてください。
完全無料かつ、もし合わないと思ったらすぐに利用をやめれば良いので!
(冬採用で焦って高額商材や、怪しい就活塾などに頼るより絶対に良いです)
▼就活エージェントの利用者の声
今の就活エージェントのサービスさんとやり取りしなかったら絶対就活やってなかったから本当良かった…
— かやもち (@kayamochi) December 9, 2014
就活エージェントはネットだと悪名高いけど使って良かったと思うよ
— そが部@緘黙 (@frying_medaka) February 7, 2020
担当者によって当たり外れが大きいかったが_(:3」z)_
→この方の評判にあるように、担当者さんによって当たり外れがあるので、複数利用して自分に合うものだけを厳選して利用するのが良いですよ!(紹介してくれる求人が良い、支援が丁寧などを基準として!)
また、先ほど紹介した就活エージェント以外にも、エージェントサービスはいくつもあります。
人によって合う合わないがあるかと思いますので、以下のランキング記事を参考にして、自分に合うエージェントサービスを利用してみてくださいね!
【補足】逆求人型サイトも併用するのがおすすめ
就活エージェントを利用すれば、冬採用でも高確率で内定は獲得できます。
よって、就活エージェントに絞って利用するのも全然ありです。
しかし、それだけでは不安だと感じる人もいますよね。
そこでおすすめなのが「逆求人型サイト」を併用利用することです。
逆求人型サイトとは、企業側が就活生のプロフィールを読んで気になった就活生にスカウトを送るタイプの求人サイト。
マイナビやリクナビのように、就活生から企業にエントリーするのとは反対の仕組みになっています。
逆求人型サイトを冬採用で利用するメリットは、その高い効率性にあります。
先ほど言った通り、1月からの冬採用ではとにかく残された時間がありません。
しかし、逆求人型サイトなら企業側からオファーが届くので「どの企業が冬採用を継続しているかな?」と探す必要がありません。
オファーが届いたら、その企業は冬採用まで継続して採用活動をしているわけですからね。
また就活後半は「利用する就活生が少なくなるにも関わらず、利用する企業はそこまで減らない」という特徴があり、ここもメリット。
特にオファーボックスの場合は、東証一部上場が500社。
利用企業の総数は8000社以上という化け物サイトなので、大手志向の就活生にもおすすめできます!
▼逆求人型サイト利用者の声
逆求人サイトに登録して、大企業からインターン参加のお誘いが来て、インターン何回か参加して、そこの就職面接受けて、内々定もらって...って感じで第一志望の企業にとんとん拍子で入れたから、ラッキー続きでそろそろ死ぬんじゃないかと思ってる()
— まぁぶる (@marble_maa) February 13, 2020
【絶対に併用利用すべき逆求人サイト|完全無料】
※これら大手2サイトをすべてプロフィールを登録しておくことで、自動的に企業が自分のことを認知してくれて、勝手にスカウトが届く仕組みは現状最効率かと。
・キミスカ
ー大手企業のグループ会社など穴場企業が多い逆求人サイト
ーサイトの使いやすさや提供する適性検査の質はピカイチ
ー利用企業数が7300社を超える最強の逆求人サイト
ー経済産業省や資生堂、マイクロソフトも利用するほどの信頼性
就活エージェントと逆求人型サイトの併用利用がポイントですね!
意外と多くの就活生がこの2つのサービスを使っていないんだよ。ただ、都市部に限らず今ではオンラインで全国の就活生が利用できるから、ぜひ使ってほしい!
大学4年の1月から就活を始める場合にすべき選考対策
大学4年の1月から就活を始めた人が、内定獲得のために最優先でやるべきは「就活エージェントの利用」です。
ただ、就活エージェントや逆求人型サイト経由の選考でも、面接やエントリーシートの提出は求められます。
よって、この章では”大学4年の1月から就活を始める場合の選考対策”について解説していきますね。
冬採用では選考フローが省略されやすいことから、筆記試験対策などは不要であり、選考対策で優先してやるべきは以下の3つです。
【大学4年の1月から就活を始める場合にすべき選考対策】
- 冬採用ではとにかく志望度の高さを伝える
- この時期まで就活をしていなかった理由を明確にしておく
- 面接の頻出質問を押さえる
選考対策① 冬採用ではとにかく志望度の高さを伝える
冬採用の選考において、最も重要なことは”志望度の高さを伝えること”です。
企業側も採用枠を埋めるのに焦っているため、入社意欲の高い就活生を優先的に採用したいのは当然の心理ですよね。
よって、選考を通じていかに「内定くれたら絶対入社しますよ!」ということをアピールできるかが非常に大きなポイントとなります。
では、具体的な志望度の高さの示し方は何があるか?
実際に僕が実行していた3つの方法を共有します。
【志望度の高さを示す方法】
- 志望動機の質をとにかく高める
- 御社が第一志望だと“即答”する
- 面接後に思いのこもったお礼メールをすぐに送る
志望動機の質をとにかく高める
志望度の高さを伝える上で、まず最初にすべきは「志望動機の質を高めること」です。
採用担当者の立場に立ってみてください。
あなたが「自社を志望した理由は何ですか?」と質問した時に、他の会社でも当てはまるような雑な志望動機だったらどう思いますか?
「この子は自社に対する志望度が低いんだな、、、」と残念に思いますよね。
それにも関わらず、志望動機が雑な就活生はめちゃくちゃ多いです。
僕はこれまで数百のエントリーシートを添削しましたが、納得度の高い志望動機はその中でも1割ぐらいしかなかったんですよ。
ほとんどの志望動機は「その理由なら競合他社でも、他の業界でも良くない?」と思うようなものばかり。
だからこそ、しっかりと納得度の高い志望動機を作ることで差別化し、評価されることができます。
納得度の高い志望動機の構成は以下のとおり。
【納得度の高い志望動機の文章構成】
- 結論(御社が◯◯業界かつ◯◯だから)
- なぜその業界なのか
- なぜその業界の中でもその企業なのか
- 企業選びの軸と一致している点
- 結論
この構成に当てはめて志望動機を作成する方法は、別記事で解説しました!
(ここで解説するとあまりにも長くなるので、そちらを参考に!)
御社が第一志望だと“即答”する
続いて、志望度の高さを示す2つ目の方法は「御社が第一志望だ」と伝えることです。
ここに関しては僕は嘘をついても良い部分かと思うんですよね。
他の就活生が「御社が第一志望です」と言っている中、あなたは正直に「第三志望です」と答えたとしましょう。
当然ですが、第三志望だと内定を出したところで入社してもらえる可能性が低いので、不採用にする可能性は上がります。
このように、お互い様の部分もあるため、思い切って第一志望と伝えてください。
特に採用に焦っている冬採用においては、重要な部分ですので!
面接後に思いのこもったお礼メールをすぐに送る
そして最後3つ目の志望度の高さを伝える手段は「面接後に思いのこもったお礼メールをすぐに送ること」です。
突然ですが、面接官の立場に立って考えてみてください。
面接を担当した就活生から「本日はありがとうございました!!」と連絡が来る。
それに対して「嫌だな」と思いますか?
そもそもお礼メールを嫌だと思うような人事がいる会社に入りたいと僕は思いませんね。
よって面接を終えたら、全企業に対してお礼メールを送りましょう。
大事なことは「面接を終えた即日で送ること」です。
面接を終えた1週間後とかに送るのは逆効果なので、すぐに対応する癖を付けましょう。
お礼メールのテンプレについては以下のとおりです。
注意点としては、そのまま使うのではなく、しっかりと自分の言葉を入れること。
面接官もテンプレを見ただけでは、何も感じませんからね。
【お礼メールの例文】
[件名]◯月◯日の面接の御礼 ◯◯◯◯(氏名)
株式会社◯◯
採用ご担当者様
お世話になっております。
本日面接をして頂きました、◯◯大学の◯◯(氏名)と申します。
お忙しい中、面接の機会を頂きありがとうございました。
本日お話した通りで、就活以前は貴社のことを知りませんでした。
しかし合同説明会で貴社と出会い、調べる中で「本当にお客様に価値を届けている企業だな」と深く思い、一番に興味が湧きました。
その後、実際にサービスに触れてファンになり、こうして面接を迎えられたことを嬉しく思います。
緊張していて、うまく伝えきれたか不安ですがお話できて本当に嬉しかったです。
連日の採用活動で、大変お忙しい中、改めて時間を作って頂きありがとうございました。
貴社に入社した暁には、貴社の1ファンとしてお客様視点で常に考え、貢献していくことを約束致します。
本日はありがとうございました。
---------------------
大学名・学部名・学科名
氏名
メールアドレス
電話番号
文章がちょっと崩れていても良いんですよ!
大事なことは読み手の心を良い方向に動かせられるかどうかです!
選考対策② この時期まで就活をしていなかった理由を明確にしておく
2つ目の選考対策は”この時期まで就活をしていなかった理由を明確にしておくこと”ですね。
この時期の面接では、高確率で「なぜ今まで就活をしていなかったのですか?」もしくは「なぜ今も就活を続けているのですか?」といった質問をされます。
企業側も「他の企業が落とした理由は何なのか?」「就活をしてなかったのは遊んでいたから?」などが気になりますからね。
そこで何も考えずに、やる気がなかったからと伝えたら、選考は当然落ちます。
よって、ここで企業が納得するだけの回答を用意しておくのが重要です。
もちろん正直な理由を話すのが最適ですが、もし伝えにくい理由であるならば「経済的な事情」や「体調面による事情」、「部活動」などが理由であれば、企業側も納得しやすいかと思いますよ!
選考対策③ 面接の頻出質問を押さえる
3つ目の選考対策は”面接の頻出質問を押さえること”です。
冬採用では、期間が限られている影響から、選考フローが短いという特徴があります。
よって、筆記試験やグループディスカッションが省略されることが多いんです。
しかし、面接だけは必ず実施されています。
(就活エージェントや逆求人型サイト経由でも面接は必須です。)
そのため、選考突破率を高めるには面接対策が非常に重要であり、特に頻出質問に対する回答の準備をしておくことが大切。
僕自身、頻出質問に対する回答準備を徹底した結果、22社から内定を獲得できましたし、何より自信を持って面接に臨めました。
そんな僕が”これだけは押さえるべき質問と回答”について、以下の記事でまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね!
冬採用で必要となる選考対策に絞って準備するのが重要ですね。
間違いないね!この時期ならではのポイントばかりだから、集中的にこの部分を対策しておくべきだよ。
大学4年の1月まで就活をしていて内定がもらえない原因と対策
ここまでの解説は”大学4年の1月から就活を始める人向け”の解説でした。
この章では”大学4年の1月まで就活をしていて、内定をもらえていない人”に向けて、その原因と対策を共有したいと思います。
僕が考える原因と対策は以下のとおり。
【大学4年の1月まで内定が出ない原因と対策】
- 中小企業に対するリサーチをしていない
対策:働きやすい中小企業をリサーチする - 選考対策への取り組みが甘い
対策:基礎部分となる就活3大質問を見直す - 希望職種を絞りすぎている
対策:新卒で入れる可能性のある職種を理解する - 勤務地へのこだわりが強すぎる
対策:自分自身が何を重視して仕事をしたいのかを考える - 選考に落とされ続けて自信を失っている
対策:就活に対する考え方を変えてみる - いつか誰かが助けてくれると考えている
対策:最後は自分自身がやらないと結果は出ないことを知る
原因① 中小企業に対するリサーチをしていない
1つ目の原因は「中小企業に対するリサーチをしていない」ことです。
新卒就活の場合、知名度のある企業や規模の大きな企業に就活生は集まる傾向があります。
これ自体は決して悪いことではありません。
しかし、就活生が集まる=高倍率になるということなので、必然的に選考突破の難易度は高まりますよね。
ただ、それはあくまで知名度によって集まっているので、高倍率の企業=働きやすい企業とはならないわけです。
それを知らずに、大手企業や知名度のある企業ばかり受けててもなかなか通過できないのは当たり前といえば当たり前な状況かと思います。
対策|働きやすい中小企業をリサーチする
対策としては「働きやすい中小企業をリサーチする」のがおすすめです。
そもそも日本の99%が中小企業なわけですから、大半の就活生は中小企業に入社することになります。
とはいえ、大手企業に比べ中小企業を探すのって難しいんですよね。
そこで今回、以下の記事で僕が知っている”働きやすいホワイトな中小企業”を100社選出しました!
中小企業を視野に入れていく人は、こちらをぜひ参考にしてください。
原因② 選考対策への取り組みが甘い
2つ目の原因は「選考対策への取り組みが甘い」という点です。
就活の選考は他の就活生との競争になるわけなので、やはり選考対策への取り組みは十分にしておく必要があります。
しかし、就活は基本的に一人ですすめていくので、自分でやった気になっている人も意外と多いんですよね。
厳しい言い方になりますが、結果的に内定が出ていないということは、取り組みが不十分だということです。
対策|基礎部分となる就活3大質問を見直す
対策としておすすめなのが”就活3大質問を見直すこと”ですね。
就活3大質問とは「志望動機」「自己PR」「ガクチカ」のことです。
これら3つは、どの企業の選考においても必ずといっていいほど問われる超頻出質問であることから、就活3大質問と呼ばれています。
選考対策が不十分なら、まずはここを徹底的に見直すべきです。
それぞれの具体的な対策方法については、以下の記事にそれぞれまとめています。
3つに対する取り組みが足りないと感じる人は、一度見直しをおすすめしますよ!
▼志望動機の書き方まとめ
» 志望動機の書き方を新卒に解説【就活ブロガーが丁寧に語る!】
▼自己PRの書き方まとめ
» 【自己PRの書き方は5ステップ】就活生向けの自己PR作成法!
▼ガクチカの書き方まとめ
原因③ 希望職種を絞りすぎている
3つ目の原因は「希望職種を絞りすぎている」ことです。
特に事務職希望の人が、この原因に当てはまりやすいかと思いますね。
毎年、事務職を希望する人はかなり多い。
ただ、総合職や営業職に比べ、事務職ってそもそもの採用枠が非常に少ないので、倍率が高まる傾向にあるんです。
また、人気職種のため、早い時期から事務職枠は埋まっていきます。
よって、就活後半になればなるほど、事務職枠を探すのは難しいというのが現実です。
対策|新卒で入れる可能性のある職種を理解する
対策としては”新卒で入れる可能性のある職種を理解すること”が大切かと思います。
もちろん、事務職を第一志望にするのは全く問題ないですし、どうしても事務職にこだわりたいなら、こだわるのもいいと思います。
でも、事務職にもいろんな種類の事務職があることを知っていますか?
ただデスクに座って一日デスクワークをするだけが事務職ではありません。
営業を補助する営業事務など、その業務内容や種類はいろいろあります。
よって、まずは事務職を含め、新卒で入れる職種について理解を深めるべき。
新卒で入れる職種については「【職種一覧】就活生が押さえるべき「56の職種」を詳しく解説!」にて一覧でまとめているので、こちらをぜひ参考にしてください。
原因④ 勤務地へのこだわりが強すぎる
次に考えられる原因が「勤務地へのこだわりが強すぎること」ですね。
特に地方の就活生は、この点がネックで内定がなかなか獲得できない人も多いんじゃないでしょうか。
たしかに働く場所は重要ですし、地元に残りたいなどそれぞれ事情があると思います。
ただ、特に地方は新卒求人の数も限られていますし、転勤がない企業となると、選択肢は自然と狭くなってしまいます。
自分自身が何を重視して仕事をしたいのかを考える
まずは”自分自信が何を重視して仕事をしたいのかを考えること”が重要かと思います。
給料、休日休暇、福利厚生、人間関係、仕事内容など、企業を選ぶ上で何を重視するかは人それぞれ違います。
その中で、あなたにとって勤務地はどれくらい優先すべき項目なのかを一度、しっかりと考えてみてください。
それらを整理する方法としては、やはり自己分析がおすすめです。
自己分析をすることで、これまで自分が何を大切にし、何に価値をおいて選択してきたのかなどを整理することができますからね。
原因⑤ 選考に落とされ続けて自信を失っている
次に「選考に落とされ続けて自信を失っている」のも大きな原因の一つです。
複数の企業の選考落ちを経験すると、「私ってどこからも必要とされていないのかな?」という不安が生まれ、自然と自信もなくなりますよね。
特に面接で選考落ちを経験すると、人間性を否定されたような気持ちになります。
これが続くと、自信を失うのも仕方ないことです。
対策|就活に対する考え方を変えてみる
対策というよりかは、就活に対する考え方を変えてみてください。
そもそも企業は、優秀な就活生を採用しているわけではありません。
就活において企業が重要視しているのは”自社に合う人材か”という点です。
よって、優秀かどうかに関わらず、自社に合う人材でなければ、内定を出していないだけです。
これはある意味、就活生のためでもあるんです。
合わないとわかっていながら無理に入社させても、早期退職は目に見えてますし、何より苦しむのは就活生自身ですからね。
日本には400万を超える企業があります。
みなさんはその中から自分に合う1社を探しているわけですから、簡単には見つからないのも当然。
でも必ず、あなたに合う、あなたを必要とする企業はあるはずなので、諦めずに取り組み続けることが大切だと思います。
原因⑥ いつか誰かが助けてくれると考えている
次の原因は「いつか誰かが助けてくれると考えている」という点です。
たしかに、就活ではキャリアセンターや友人、エージェントにナビ会社などあらゆる人が支援する体制を作っています。
ただ、だからといってその誰かが代わりに就活をしてくれるわけではありません。
いつか誰かが助けてくれると思っていても、内定は獲得できないのが現実です。
対策|最後は自分自身がやらないと結果は出ないことを知る
当たり前の話ですが、どれだけサポートをしてもらっても、最後は自分自身がやらないと結果は出ません。
エントリーシートを書くのも、面接を受けるのも全てあなた自身です。
また、周囲のサポートをしてくれる人も「何もしていない人」はサポートのしようがありませんからね。
まずは自分で動き出し、最後は自分でやり遂げることが何よりも大切です。
まずは内定が出ない原因を知って、それに合わせた対策をするのが重要ですね。
そうだね。原因を理解していなければ、どれだけ対策を頑張っても間違った方向にしかいかないからね。
大学4年の1月から就活を始める場合によくある質問
それでは最後に、大学4年の1月から就活を始める人によくもらう質問と、それに対する僕の回答を共有しますね。
毎年、多くの人が抱えている不安な点だと思うので、こちらも合わせて確認しておいてください。
【大学4年の1月から就活を始める場合によくある質問】
- 冬採用をしている企業はブラック企業が多いですか?
- この時期にナビサイトは使うべきですか?
- 内定がないまま卒業したらやばいですか?
質問① 冬採用をしている企業はブラック企業が多いですか?
ゼロではないですが、ブラック企業が特別多い時期ではありません。
そもそも、春夏採用だって秋採用だって、一部にはブラック企業が含まれているので、冬採用だけ特別多いなんてことはないです。
冬採用をしている企業は「内定辞退が出ている」もしくは「知名度が低い」だけなので、それらをブラック企業とまとめてしまうのは違うかと。
ただ、それでもどうしてもブラックを避けてホワイト企業に入社したいという人は、以下の記事を参考にしてください。
僕が考える”ホワイト企業への入社方法”を全てまとめていますよ!
\就活生がホワイト企業からの内定を取るための立ち回り/
質問② この時期にナビサイトは使うべきですか?
あまりおすすめはしませんね。
やはり優先すべきは「就活エージェントの利用」になります。
なぜなら、ナビサイト自体に求人数が少ないことと、ナビサイトからのエントリーだと内定までに時間がかかってしまうから。
冬採用となると、ナビサイトのように複数ある中から企業を選ぶのも大変です。
であれば、ヒアリングを元に自分に合う企業を紹介してくれる就活エージェントの方が効率性は抜群に高いですよ!
質問③ 内定がないまま卒業したらやばいですか?
内定がないまま卒業すれば、フリーターや既卒就活などの選択肢が考えられます。
起業やフリーランスとして働く人もいますね。
無い内定で卒業した場合のその後については、以下の記事で詳しく解説しています。
把握しておきたい人は、一度目を通してみてください。
「冬採用している企業=ブラック企業」ではないんですね。
そうだよ。そのイメージを気にしすぎて、結局就活をせずに卒業を迎えてしまうのは本当にもったいないよ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
大学4年の1月から就活を始める方法について、網羅的に解説してきました。
たしかにこの時期となると、そもそも就活を始める決意をする人も限られます。
ただ、この記事を読んでくれているということは、今から就活を始めようと考え、行動した結果かと思います。
まだまだ全然諦める必要はありません。
この記事で共有したとおり、あなたのエントリーを待っている企業はいっぱいありますからね!
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか。
【本記事の要点】
- 大学4年の1月の就活は”冬採用”となることを理解する。
- 大学4年の1月でも内定が獲得できる理由は「就活をしている就活生はごくわずかだから」「この時期でも採用を継続している企業はあるから」「企業が採用に焦っているから」などが挙げられる。
- 大学4年の1月から就活を始めるのであれば、就活エージェントを利用することが最優先ですべき対策である。
- 冬採用における選考対策は「とにかく志望度の高さを伝える」「この時期まで就活をしていなかった理由の明確化」「面接頻出質問を押さえる」のが重要である。
今回の記事が少しでもあなたの役に立ったのなら幸せです。
就活攻略論には他にも、僕が4年に渡って書き続けた1000の記事があります。
ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです\(^o^)/