就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
今回は、会社説明会での質問について解説していきます。
会社説明会で「何か質問はありますか?」と聞かれる場面があります。
僕も就活生のときに、何を聞けば評価されるのか?と思っていました。
結論から言うと、会社のHPだけでは得られない情報や、選考に役立つ「求める人物像」のようなことを聞くのがおすすめです!
この記事を読めば、「会社説明会ですべき質問例」だけでなく、「絶対にNGな質問」まで把握することができます!
また、記事の後半では質問の練習方法や内定に繋げる方法もご紹介していきますよ。
ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!
基本的に就活での「質問」って何を聞けば良いのか迷いがちですよね。
目的もなく「とりあえず質問して覚えてもらうか」という思考は無意味だからね。戦略的に質問を考えていこう!
- 会社説明会では質問をするべきなのか?
- 会社説明会でおすすめの質問例|30選
- 会社説明会で質問する自信がない人におすすめの練習方法
- 会社説明会で質問するときのマナー
- 会社説明会で質問するときの注意点
- 質問の回答を内定に繋げる方法
- 会社説明会についてよくある質問
- 本記事の要点まとめ
会社説明会では質問をするべきなのか?
「会社説明会では質問した方がいいのかな」と悩む就活生は多いかと思います。
結論からいうと、質問はした方がいいです!
会社説明会はその企業で働く社員に直接話が聞ける貴重な機会です。
現場の社員の生の声を聞くことで、よりリアルな情報が得られ企業理解も深まるでしょう。
また最近では、コロナの影響でオンライン説明会を行っている企業が多いです。
オンライン説明会は生配信のものと録画したものの2パターンがあります。
事前に録画された会社説明会だと質問したくてもできません。
そのため、対面の説明会や生配信の説明会など、質問できる機会がある場合はそれを逃すのはもったいない!
会社説明会ではぜひ積極的に質問することをおすすめします。
ただし、質問したからといって内定に繋がるかというとそうではありません。
むしろ調べればわかるような質問や長い質問をしてしまうと、「周りのことを考えられない」とマイナスな印象を与えてしまうことも…。
しかし逆に言えば、熱意が伝わるような質問ができると企業の担当者の印象にも残ります!
他の就活生と差をつけられる質問で、担当者に好印象を与えましょう。
会社説明会ですべき6つの質問内容
会社説明会では、できるだけ質問するのがおすすめとお伝えしました。
しかし、「質問が思い浮かばない…」という就活生も多いでしょう。
そこで、会社説明会の質問例をご紹介していきます!
その場で質問を考えるのもいいですが、事前に考えて会社説明会に向かうことで自信を持って質問できるようになるでしょう。
会社説明会では以下の6つに関して質問するのがおすすめ。
【会社説明会ですべき質問内容】
- 具体的な業務内容
- 現場の雰囲気や社風
- 求める人物像
- キャリアパス・評価制度
- 働く環境・制度
- 会社の強み・業界
企業研究を徹底的に行ったうえで、上記の6つについて質問することでより深く核心的な質問ができます。
大勢の前で質問するって緊張しますけど、質問できない場合もあるのならできるだけ聞いておいた方が良いですね!
せっかく働いている社員の実際の声が聞けるチャンスを逃すのはもったいないよね!
会社説明会でおすすめの質問例|30選
ではここから具体的な質問例を挙げていきますね。
6つの質問内容それぞれで例を挙げながら解説していくので、ぜひ参考にしてみてください!
業務内容に関する質問
まずは「業務内容」に関する質問例を見ていきましょう。
【業務内容に関する質問例】
- ◯◯職の具体的な業務内容を教えてください。
- ◯◯職の1日の業務スケジュールを教えてください。
- 仕事でやりがいを感じるときはどんな時ですか?
- 必須ではないけれど、あると良いスキルや技術はありますか?
- ◯◯さんが新入社員だった頃に一番大変だったことはなんですか?
◯◯職の具体的な業務内容を教えてください。
【質問の意図】
- 志望職種の業務内容が自分に合っているか確認するため
志望する職種のくわしい業務内容を聞いてみましょう。
企業のHPや就活サイトにも、業務内容については簡単に記載されているでしょう。
しかし、実際に働いている社員から業務内容を聞くことで、入社後のイメージを明確に膨らませることができます。
ここでのポイントは、職種を明確にすること!
志望する職種をはっきりさせたうえで、業務内容を質問すると「その業務が自分に合っているか」を確認しやすくなります。
◯◯職の1日の業務スケジュールを教えてください。
【質問の意図】
- 入社後のミスマッチを防止するため
職種ごとの1日のスケジュールは、採用ページに書かれていないことも多く、就活生側も“イメージだけで”判断している可能性があります。
スケジュールを質問することで、イメージしていた業務内容とギャップがないかを確認できます。
また、スケジュールとして質問することで、より細かく業務内容を答えてもらえる可能性が高いです。
実際の業務内容を聞くと想像と違った、なんてこともあります。
会社説明会で先にスケジュールを質問しておくと、入社後のミスマッチ防止にも繋がりますよ!
仕事でやりがいを感じるときはどんな時ですか?
【質問の意図】
- 入社後の働くイメージをより明確化するため
- 志望動機の質を高めるため
先輩社員にやりがいを聞くことで、自分が入社してからの働きをより明確にイメージできます。
実際の社員が感じている「やりがい」と自身の「企業選びの軸」が一致していれば、その企業とのマッチ度はかなり高いと思って良いでしょう。
選考で志望動機を伝えるときにも、「先輩社員がやりがいに感じていることと、自分の企業選びの軸が一致した」と話すと説得力が増しますよ!
必須ではないけれど、あると良いスキルや技術はありますか?
【質問の意図】
- 基本情報にプラスして求められているスキルを把握するため
採用情報に書かれているもの以外に、求められているスキルや技術を聞いてみるのもおすすめです。
HPや就活サイトには記載されていなくても、求められるスキルって意外と少なくないんですよね。
会社説明会で質問しておくことで、選考までにプラスアルファのスキルを身につけられます。
ライバルとの差をつけるためにも、ぜひ質問してみてくださいね。
◯◯さんが新入社員の頃に一番大変だったことはなんですか?
【質問の意図】
- 業務内容に自分が合っているのか確認するため
- 入社後のミスマッチを防止するため
先輩社員が新卒で入ったときに大変だったことは、あなたが入社してからも経験する確率が高いです。
事前に会社説明会で大変だったことを聞いておけば、心の準備もできますし対策も立てられます。
それだけではなく、実際の経験談を聞くことでより具体的な業務の内容がわかるので、改めて自分が合っているのかを判断できますよ!
現場の雰囲気や社風に関する質問
次に、現場の雰囲気や社風に関する質問例をご紹介します。
企業の社風を探るためにおすすめの質問は、以下の5つです。
【現場の雰囲気や社風に関する質問例】
- 御社の社風を一言で表すとどんな社風ですか?
- 入社後に感じたギャップはありますか?
- お昼休みはどのように過ごされる方が多いですか?
- 社内イベントの内容を教えてください。
- 上司の方との関係性を教えてください。
御社の社風を一言で表すとどんな社風ですか?
【質問の意図】
- 端的な回答を求めることで企業の特徴を掴むため
社風をあえて一言で端的に回答してもらうことで、その企業の特徴を掴めます。
たとえば、「会社の雰囲気を教えてください。」と聞く場合。
ほとんどの企業が「社員同士のコミュニケーションも活発で風通しが良いです。しかし、業務では成果にコミットして〜・・・」と、さまざまな特徴を述べます。
すると、「風通しは良いけど結果にはコミットして、、体育会系?」となんとなくの雰囲気しか掴めないんですよね。
そこで、社風を一言でと質問することで「アットホーム」「スピード感がある」「伝統を重んじる」など最も特徴的な雰囲気を伝えてくれるのです。
一言で答えてもらえると雰囲気を掴みやすくなるので、ぜひ質問してみてください!
入社後に感じたギャップはありますか?
【質問の意図】
- ギャップを事前に把握することでミスマッチを防止するため
先輩社員が実際に感じた入社後のギャップを聞くことで、会社の雰囲気を把握しやすいですく。
また、先輩が実際に感じたギャップは、あなたも入社後に感じる可能性が高い。
事前にギャップを把握することで、本当に働きたいと思えるかを確認できますし入社後のミスマッチも減らせます。
お昼休みはどのように過ごされる方が多いですか?
【質問の意図】
- 企業のリアルな雰囲気や社員同士の交流を知るため
業務以外の時間を社員がどう過ごしているかを聞くことで、会社のリアルな雰囲気を知ることができます。
たとえば、「1人で食べる人が多い」という回答であれば、あまり社員同士の交流もなく業務優先である可能性が高いでしょう。
一方で、「昼休みはよく部署のみんなでランチを食べにいく」などの回答であれば、社員同士の距離感も近く休憩時間もしっかり確保できると想像できます。
業務外の時間の過ごし方に関する質問をすれば、あなた自身が社員になってからの過ごし方を想像しやすいです。
自分が働きたい会社の雰囲気かどうかを判断する基準のひとつにしてみてください。
社内イベントの内容を教えてください。
【質問の意図】
- 企業の特性を掴むため
昼休みの過ごし方と似ていますが、こちらも業務外のことを質問してリアルな会社の雰囲気を掴む目的です。
とくに、社内イベントは企業によって内容も回数も頻度もさまざま。
年に1回全社での総会のみの企業もあれば、四半期ごとに社員全員での会議と懇親会を行う企業もあるでしょう。
社員イベントの内容や頻度を聞くことで、企業のリアルな社風を掴むことができますよ!
上司の方との関係性を教えてください。
【質問の意図】
- リアルな上下関係を探るため
働くうえでかなり大切なのが、人間関係です。
とくに上司との関係性は重要なので、ハッキリ質問してみて良いでしょう。
たとえば「上司とは仕事終わりもよく飲みに行くしプライベートでも付き合いがある」という回答であれば、社員同士の距離感が近い会社だと想像できる。
逆に、「◯◯部長は指示も的確で尊敬できる方です」など固い回答のみであれば、ビジネスライクな関係性だとわかるでしょう。
求める人物像に関する質問
つづいては、求める人物像に関する質問例です。
求める人物像に関するおすすめの質問は、以下の5つ。
【求める人物像に関する質問例】
- 今後増やしたいと考えている人材と、その理由を教えてください。
- 御社で活躍されている方に共通する特徴や素質はありますか?
- 後輩となる新入社員にはどんな特徴があると一緒に働きやすいですか?
- ◯◯職にはどういった特性を持った方が多いですか?
- 御社の採用ページに求める人物像は◯◯とありましたが、この他に求める人物像の特徴はありますか?
今後増やしたいと考えている人材と、その理由を教えてください。
【質問の意図】
- 自己PRの質を高めるため
今後増やしていきたい人材とその理由を聞くことで、自己PRに活かせます。
「求める人物像は?」と聞くのではなく、「今後どんな人材を増やしていきたいか」と聞き方を変えることで得られる回答が違う可能性もあります。
たとえば、企業が掲げている求める人物像が「新たなことに挑戦し続けられる人」だったとしますよね。
そこで、会社説明会で今後どんな人材を増やしていきたいかと質問した場合。
「来年から新たに◯◯事業を進めていこうと考えているので、教えてもらうのを待つのではなく自ら積極的に動ける人です。」という回答がきたとします。
その回答をもとに、自己PRでは”能動的に何かにチャレンジしたエピソード”を話すと高く評価してもらえる可能性が高いですよ!
御社で活躍されている方に共通する特徴や素質はありますか?
【質問の意図】
- 評価されやすい人の傾向があるのかを確認するため
会社で活躍している人に共通点があるかどうかを聞くことで、どんな人材が評価されやすいのかがわかります。
求めている人物像はもちろん企業が本当に欲しいと思っている人材の特徴でしょう。
しかし、入社してから評価してもらえるかどうかを判断するには、実際に活躍している人の共通点を聞くのがおすすめ!
自分が入社してから活躍できそうか、活躍するためには何が必要かを見極められますよ。
後輩となる新入社員にはどんな特徴があると一緒に働きやすいですか?
【質問の意図】
- 先輩社員が本当に欲しい人材の特徴を掴むため
どんな後輩と働きたいかを聞くことで、現場の先輩社員が実際に求めている人物像が把握できます。
HPに掲げられている会社全体の求める人物像ももちろん把握しておくべきです。
しかし、入社してすぐに働く部署の先輩社員に上記の質問をすることで、実際の現場で必要とされる人材の特徴がわかります。
入社して最初にお世話になるであろう若手の先輩社員に、どんな後輩と働きたいかを聞くことで良い関係性も築けるでしょう。
◯◯職にはどういった特性をもった方が多いですか?
【質問の意図】
- 実際に活躍している人の特性に共通点があるのかを探るため
志望する職種にどんな特性の人が多いかを質問することで、どんな人がその職種で活躍しやすいかを想定できます。
会社全体ではなく志望職種に絞って質問することで、自分に適性があるかどうかも判断できるのです。
志望する職種で活躍する人の特性に自分が当てはまっていれば、自己PRでもその点をアピールすることで評価されやすいでしょう。
御社の採用ページに求める人物像は◯◯とありましたが、この他に求める人物像の特徴はありますか?
【質問の意図】
- 企業の求める人物像をより明確化するため
- 自己PRの質を高めるため
これは僕が使っていたテクニックなのですが、企業の採用ページや就職四季報に書かれている求める人物像(=第一に求める人物像)ではなく、その次に求める「第二に求める人物像」を聞き出すことも有効なんですよね。
複数人採用する場合、求める人物像が1パターンなんてありえません。
企業はチームなので、チーム全員が同じ性格じゃ機能しない。
よって、全面に打ち出している求める人物像以外にも、求める人物像があるはずです。
これを質問によって聞き出しましょう。
キャリアパス・評価制度に関する質問
次は、キャリアパスや評価制度に関する質問例です。
給与や将来に関わってくる重要な内容なので、以下のような質問をするのがおすすめ。
【キャリアパス・評価制度に関する質問例】
- ◯◯職で20代から活躍している方の特徴を教えてください。
- 入社後の研修制度について具体的な内容を教えてください。
- 最短で何年目から役職につけますか?
- 明確な評価制度はありますか?
- ◯◯さんが入社されてから現在までの経歴を教えてください。
◯◯職で20代から活躍している方の特徴を教えてください。
【質問の意図】
- 実際に活躍している人材の特徴を知るため
「早いうちから評価されて役職をつけたい」という人は、こうした評価制度について詳しく質問しておくことをおすすめします!
(向上心が高い人は、20代から役職がついたりする企業の方が合ってますしね!)
ただ「御社で活躍している人の特徴を教えてください。」と質問するのではなく、具体的な職種と20代からと条件を絞るのがポイント!
志望する職種で若いうちから活躍している人の特徴が自分にも当てはまれば、入社後に活躍できるイメージができます
また、自己PRも作成しやすくなりますよ。
入社後の研修制度について具体的な内容を教えてください。
【質問の意図】
- 研修制度が整っているか確認するため
入社後の研修制度についても詳しく聞いておくのがおすすめです。
採用情報に「研修制度有り」と書いてあっても、実際には導入したばかりで体制が整っていなかったり短期間の座学のみの研修の可能性もあります。
そうすると、入社後のミスマッチにも繋がるので、研修制度の具体的な内容は入社前にしっかり確認しておきましょう。
また、新人研修の制度がきちんと整っている企業は人材育成にお金をかけているということ。
成長できる環境で働きたいと考えている就活生は、ぜひ質問してみてくださいね!
最短で何年目から役職につけますか?
【質問の意図】
- リアルな昇格のスピードを掴むため
最短で役職につける時期を聞くことで、リアルな昇格スピードがわかります。
「弊社では若いうちから活躍する社員も多いです」と言っている企業でも、実際に役職についているのは40代以上のみ、なんてことも少なくありません。
ただ、早いうちから役職が欲しいという向上心のある学生は、ぜひ「最短で何年目から役職につけるのか」を聞いてみてください!
実際に、入社後早いうちから役職についている社員がいる会社であれば、どんどんキャリアアップしていける可能性が高いですよ。
明確な評価制度はありますか?
【質問の意図】
- 具体的な評価制度が存在するのかを確認するため
評価制度については詳しく質問しておくことをおすすめします。
詳しい評価制度というのは、HPや採用サイトにはあまり記載されていません。
しかし、評価制度があるかを確認しておかないと、入社してから成果を上げているのに評価がずっと変わらないという事態になってしまうこともあります。
たとえば営業職を志望しているのであれば、「◯件成約でインセンティブがいくら」と明確な基準がある場合が多いでしょう。
しかし、事務職や成果が数字で分かりにくい職種の場合だと何を基準に評価されるのかが分かりませんよね。
明確な基準もなく評価もされないと、働いているうちに辛くなってしまうこともあるでしょう。
そうならないためにも、入社前に志望する職種に明確な評価制度があるのかを確認しておいてくださいね。
◯◯さんが入社されてから現在までの経歴を教えてください。
【質問の意図】
- 実際のキャリアパスを把握するため
先輩の経歴を聞くことで、入社後のキャリアを具体的に想像できます。
まったく同じ道を通るとは限りませんが、昇格までに何年くらいかかるのか、部署移動は頻繁にあるのかなどが把握できるでしょう。
入社してからどんなキャリアを描けるのか知りたい人は、ぜひ先輩社員の経歴を質問してみてください!
働く環境・福利厚生に関する質問
つづいては、働く環境や福利厚生に関する質問例です。
事業内容や理念はもちろんですが、働く環境は企業によってかなり差があります。
以下のような質問で、その企業のリアルな働く環境を探りましょう。
【働く環境や福利厚生に関する質問例】
- 女性社員が特に利用している福利厚生は何ですか?
- 女性の職場復帰率と具体的な事例を教えてください。
- 残業は少ない月と多い月で、それぞれ何時間程度ですか?
- 転勤する可能性はありますか?
- 働き方改革を進められているとのことですが、具体的には過去と現在とではどのような部分が変化されたのでしょうか?
女性社員が特に利用している福利厚生は何ですか?
【質問の意図】
- 名前だけではなく活発に利用されている制度なのか知るため
特に女性の場合は、「女性の働きやすさ」への配慮は本当に企業ごとに異なるので、詳しく聞いておくと良いですよ。
その際、「実際に◯◯制度を利用した人の例を教えてください」のように、「本当にそういう人がいるのか?」という視点で質問するのがポイントです。
そうしないと「一応、◯◯の制度があります」とだけ回答されてしまい、実際にはその制度を使えない雰囲気の会社である可能性もありますからね。
女性の職場復帰率と具体的な事例を教えてください。
【質問の意図】
- 出産後の女性も働きやすい環境か把握するため
出産後の職場復帰率も大切ですね。
育児休暇の取得率を公開している企業は増えてきましたが、その後の職場復帰率はまた変わってくるでしょう。
実際に育児休暇を取得して職場復帰した人がどれくらいいるのか、具体的な事例もふまえて答えてもらうといいですね。
また、職場復帰率が高いということはそれだけ働きやすい環境が整った企業であるということ。
ホワイト企業である可能性も高いと考えられますよ。
残業は少ない月と多い月で、それぞれ何時間程度ですか?
【質問の意図】
- リアルな残業の実情を探るため
残業時間については聞いてはいけないと書いてあることが多いですが、質問してもOKです!
実際に残業時間や有給について気になっている就活生が多いことは企業もわかっています。
ですので、残業などについて質問されることを想定した上で会社説明会を開いている場合が多い。
働きやすい環境が整ったホワイト企業であれば、ハッキリ答えてくれるはずですよ。
転勤する可能性はありますか?
【質問の意図】
- 職種や部署により転勤の可能性が少しでもあるのかを確認しておくため
転勤の有無に関しては、採用情報に記載されている場合が多いでしょう。
しかし、入社してすぐには転勤がなくても、5年目以降からは可能性があるなんてこともあり得ます。
また、職種によっても転勤があるかないかは変わってくるでしょう。
(将来、転勤がある部署に移動する場合もあるしね!)
志望する職種で将来的に転勤の可能性があるのかは、入社前に確認しておくのがおすすめです。
働き方改革を進められているとのことですが、具体的には過去と現在とではどのような部分が変化されたのでしょうか?
【質問の意図】
- 実際に働く環境が変わっているのかを把握するため
近年、働き方改革に力を入れている企業が多いですよね。
しかし、働き方改革の推進を掲げつつも実際には昔からほぼ変わっていないこともあります。
たとえば、福利厚生として育休を取り入れたけど実際の取得率はかなり低いなど。
具体的に働く環境が良くなっているのかを把握するためにも、過去と現在でどう変わったのかを質問するのがおすすめです!
ここで具体的に答えられない企業であれば、働く環境は昔からあまり変わっていないと思って良いでしょう。
また、上記の質問に回答してもらうことで、その企業がどれくらいのスピードで変わっているのかが分かります。
たとえばコロナ後すぐにテレワークを導入している企業であれば、積極的に働き方を改革していると考えられますよ!
会社の強み・業界に関する質問
最後は、会社の強みや業界全体についての質問例です。
志望動機にも絡められる内容なので、以下のような質問はぜひしておくと良いでしょう!
【会社の強みや業界全体についての質問例】
- 御社は◯◯業界で最大のシェアを占めております。競合他社を圧倒する秘訣はどこにあるのでしょうか?
- 社員の方から見て、御社が競合他社と比較して、特に差別化しているところはどこでしょうか?
- 今後力を入れていこうと考えている事業とその理由を教えてください。
- ◯◯業界は今後どのように変化していくとお考えですか?
- 業界トップを維持していくためにこれから必要になることは何だとお考えですか?
御社は◯◯業界で最大のシェアを占めております。競合他社を圧倒する秘訣はどこにあるのでしょうか?
【質問の意図】
- 企業理解を深めるため
- 志望動機や自己PRの質を高めるため
最後におすすめの質問は「その会社の強みや業界全体」について聞くことです。
社員から見たその会社の武器、強み、差別化要因は非常に参考になります。
競合他社と比較した時の強みを知れば、それを「志望動機」に繋げることも可能なんですよね。
評価される志望動機のポイントは「なぜ競合他社ではなく、その会社でないといけないのか?」に回答できることです。
よって、質問の回答で聞いたことをそのまま「◯◯という強みを持つのが競合他社の中でも御社だけであり、その強みに私自身が惚れているから」と回答できますよね。
このように言われたら人事も「おお、うちの強みを理解してそこに惚れてくれているのか!」と確実に思います。企業研究できてるなとも評価されます。
ぜひこの戦術を使ってみてください。マジで効きますよ。
社員の方から見て、御社が競合他社と比較して、特に差別化しているところはどこでしょうか?
【質問の意図】
- 企業理解を深めるため
- 志望動機の質を高めるため
企業が「意識的に競合と差別化している部分」を質問してみましょう。
就活生はもちろん、志望する企業とその競合他社との違いを分析しているかと思います。
しかし、分析した結果の競合他社との違いだけではなく、「実際に社員が意識して差別化している点」を志望動機に含めてみましょう。
そうすると、より質が高く熱意の伝わる内容に仕上がりますよ!
今後力を入れていこうと考えている事業とその理由を教えてください。
【質問の意図】
- 志望動機や自己PRの質を高めるため
- 将来性のある企業か判断するため
今後力を入れていこうと考えている事業について質問するのもおすすめです。
いま力を入れている事業はHPなどを見ればすぐに分かりますが、これからその企業がどういう方向に進んでいこうと考えているのかは分かりません。
会社説明会の場を利用してその企業の今後の事業計画について質問してみましょう。
そして、志望動機を話す際に「その企業で将来どんなことをやっていきたいか」といったキャリアプランに組み込むと評価してもらいやすいでしょう。
また、これから力を入れていこうと考えている事業内容によって、その企業に将来性があるのかも判断しやすくなりますよ。
◯◯業界は今後どのように変化していくとお考えですか?
【質問の意図】
- 業界・企業理解を深めるため
業界全体がどのように変化していくかを質問することで、その企業が「想定している業界の変化」と「変化に対するこれからの対応」を把握することができるでしょう。
ネットで業界全体のことは知ることができても、その企業の社員が業界をどうみているのかは分かりませんよね。
より業界・企業理解を深めるためにも会社説明会で実際に質問してみましょう。
また、ここで得た回答から今後の企業の取り組みを想定し「御社で◯◯に尽力していきたいと考えています」という風に志望動機で話せるとより良いですね!!
業界トップを維持していくためにこれから必要になることは何だとお考えですか?
【質問の意図】
- 企業理解を深めるため
- これから求められる人物像やスキルを把握するため
業界トップを維持、または業績を伸ばしていくために必要だと考えていることを聞きましょう。
企業が今後必要だと考えていることから、求められる人物像やスキルを把握できます。
それをふまえて自己PRをすることで、今だけではなく今後も活躍してくれそうな人材だと思わせることができるでしょう。
会社や業界について深掘りできると、選考でも役に立つんですね!
そうなんだ!質の高い志望動機や自己PRにするためにも、ネットではわからない情報について質問するのが重要だよ!
会社説明会で質問する自信がない人におすすめの練習方法
ここまでで、会社説明会での質問例やマナー・注意点についてお伝えしました。
しかし、「こんなことを質問しよう!」と思っていても、本番では緊張して頭がまっしろになったり言葉が思うように出てこないこともあるでしょう。
そこで、自信を持って会社説明会で質問するためにも事前に練習をしておくのがおすすめです!
大勢の就活生もいる会社説明会でいきなり質問するよりも、まずは1対1で練習してみましょう。
また、大学生のうちは社会人と話す機会が少ない人がほとんどだと思います。
そこで、社会人と接する機会を増やすのも重要。
ここからは、社会人と1対1で質問の練習ができる方法をご紹介していきますね!
【会社説明会に向けたおすすめの質問練習法】
- 逆求人サイトを利用する
- OB訪問をする
- 就活エージェントを利用する
練習方法① 逆求人サイトを利用する
最初におすすめの練習方法は、逆求人サイトを利用すること!
【逆求人型サイトとは】
- 事前にプロフィールを登録しておくと、それを読んだ採用担当者からスカウトが届くタイプの就活サイトのこと。
- 一度登録したら後は魅力的なスカウトを待つだけなので、効率的に企業との接点を増やせることが特徴的。
- さらに「スカウトが届いた=自分のことを評価している」と判断できるので、仮に選考に進んだとしてもスムーズに進むことが多い。
- 僕がもっともおすすめしている就活サイトでもあります!
逆求人型サイトでは、スカウトをもらうと企業の採用担当者と直接チャットでやりとりができるようになります。
このチャットを利用することで、まずは「社会人を相手に質問をする」という練習ができるわけですね!
質問内容によっては高評価を受けられますし、担当者と良い関係を築ければそのまま内定につながることも!
おすすめの逆求人サイトは、「Offerbox(オファーボックス) 」です。
正直、メリットばかりなので使わないと本当にもったいないですよ。
▼おすすめの逆求人サイトまとめ
» 逆求人サイトおすすめランキング【1位〜25位】就活のプロが厳選!
練習方法② OB訪問をする
次におすすめなのは、OB訪問をすること。
可能であれば志望する企業のOB訪問を行いましょう。
自分が本気で入社したいという企業のOB訪問を行うことで、調べたらわかるような浅い質問ではなく心から知りたいと思う内容を聞けるでしょう。
本気で入社したいと思っているからこそ出てくる質問は熱意が伝わり、先輩社員にも良い印象を持ってもらえます。
ですので、OB訪問で出てきた疑問を会社説明会でも質問として投げかけると、本気度が伝わるのです!
もちろんOB訪問であっても、社員の貴重な時間を割いてもらうので事前に質問したい内容は考えておいてくださいね。
事前に考えた質問以外にもOB訪問中に出てきた疑問は、あなたが「入社前には必ず知っておきたいこと」である可能性が高いです。
OB訪問で疑問に思った内容はメモしておくと会社説明会でも質問しやすくなりますよ!
「OB訪問したいけどツテがない…」という就活生向けに、OB訪問相手の探し方を別記事にてまとめています。
OB訪問の具体的な流れも解説しているので、志望企業の先輩社員と知り合いたい!という方は必見です!
練習方法③ 就活エージェントを利用する
そして3つ目の練習方法は、就活エージェントを利用する方法!
就活エージェントは、企業の紹介だけではなく選考対策までサポートしてくれます。
就活エージェントに企業を紹介されると、「どんな会社なんだろう?」「業務内容はどうなんだろう?」と気になることがたくさん出てくるかと思います。
それは、自分で検索して調べた企業ではないから。
質問に自信がない就活生は、まずは単純な質問でOKなので就活エージェントにどんどん疑問に思ったことを聞いてみてください!
質問すること自体に苦手意識があると、どれだけ質問を考えていても実際には萎縮してしまい聞きたいことも聞けません。
まずは、「質問すること」自体に慣れるのが大切です。
就活エージェントはあなたの就活をサポートしてくれる人たちなので、比較的安心して質問できるでしょう。
これまで50以上の就活エージェントを見てきた僕がおすすめするのは、「ミーツカンパニー就活サポート」です!
オンライン面談に対応しているので、全国の就活生が利用できますよ。
ぼくマイナビ新卒紹介とアデコってとこ使ってます
— えすある (@ssr_moon7) July 28, 2019
前者はバンバン求人送ってくれるので玉を増やすのに便利で、後者はけっこう親身になって相談乗ってくれたり求人くれたりします
ただ、就活エージェントには親身になってくれる担当者もいれば、適当にしか対応してくれない担当者もいます。
よって、まずは複数のエージェントの初回面談を受けて、担当者がていねいにサポートしてくれるかをチェックしてみてくださいね!
まずは「質問すること」自体の練習が大事なんですね!
そうだよ。上記の3つの方法は質問練習にも最適だけど、選考につながる可能性も高いから必ず利用すべきだよ!
会社説明会で質問するときのマナー
次に、質問する際のマナーについて見ていきましょう。
質問の仕方によっては「最低限のマナーも知らないんだな」とマイナスの評価をされてしまう可能性もあります。
会社説明会では以下のマナーは必ず守るようにしましょう。
【会社説明会で質問するときのマナー】
- はじめに「大学名」と「名前」を名乗る
- 質問は簡潔に、ハキハキと話す
- 他の人が話しているときはマイクをミュートにする
- 相づちは控えめにする
- 回答をもらったらきちんとお礼を伝える
マナー① はじめに「大学名」と「名前」を名乗る
まずは、質問の前に「大学名」と「名前」を名乗ること!
当たり前じゃん!と思うかもしれませんが、意外と緊張して忘れることもあるんです。
かならず質問をする前に「大学名」「名前」の2つを述べるようにしてください。
自己紹介が長すぎても印象はよくないので、学部などは省略して大丈夫です。
マナー② 質問は簡潔に、ハキハキと話す
質問を簡潔にまとめて話すのも重要なマナーのひとつです。
質問内容がまとまっていなかったり、だらだら話してしまうと何を聞きたいのか伝わりづらくなります。
「私は大学時代に◯◯をしていたので、◯◯なんですけど、◯◯ですか?」と物語形式でぐだぐだ質問するのはNGです。
何を聞きたいのか、質問の核をバシッと質問するようにしてくださいね。
また、ハキハキと話すこともかなり大切!
モゴモゴ喋ってしまうと、企業の担当者も聞き取れません。
マイクがあったとしても大きな声でハキハキ話すことを意識しましょう。
マナー③ 他の人が話しているときはマイクをミュートにする
オンライン説明会の場合は、対面よりも音が聞き取りづらい場合があります。
そのため、他の人が話しているときはマイクをミュートにするなど配慮するのもひとつのマナー。
質問する際は、指名されてからマイクをオンにして話すようにしてくださいね!
マナー④ 相づちは控えめにする
音が聞き取りづらくなるオンライン説明会の場合は、相づちも控えめにしましょう。
話を聞いていることを伝えようと、「はい」や「なるほど」といった相づちを思わずしてしまいがちです。
しかし、相づちによって話している人の声が聞き取れなくなってしまうこともあります。
オンラインの会社説明会で自分以外の人が話しているとき、そして企業担当者が回答しているときには相づちは控えめにすることを意識してくださいね。
うなづく程度に抑えておきましょう。
マナー⑤ 回答をもらったらきちんとお礼を伝える
質問に対して回答をもらったら、かならずお礼を伝えましょう。
これは会社説明会だけではなく、OB訪問や面接、社会人に出てからも大切なマナーです。
何かを質問して答えてもらったらきちんと「ありがとうございました」の一言を添えましょう。
たまに「これで回答になっていますか?」「答えになっていましたか?」と気遣ってくれる担当者もいます。
そんなときも「はい。とてもわかりやすかったです。」といった返事ができると好印象ですよ!
どれも当たり前なようで、実際は緊張して忘れてしまいそうですね…。
ついいきなり質問を話始めたりする就活生は多いよね。だからこそ、堂々と質問できるように練習しておくのがおすすめだよ。
会社説明会で質問するときの注意点
会社説明会で質問するときには注意しなければいけない点がいくつかあります。
以下の5つには必ず注意してくださいね!
【会社説明会で質問するときの注意点】
- 調べたらすぐに分かる質問はしない
- 自分だけに関係のある質問はしない
- 1つの質問に留めて簡潔に質問する
- ネガティブな質問はしない
- 前置きは基本的にいらない
注意点① 調べたらすぐに分かる質問はしないこと
会社説明会だけでなく面接での逆質問でも言えることですが、「調べたらすぐに分かるような質問はしない」でください。
僕が就活生の時も、調べれば分かる質問をする就活生が大量にいました。
例えば、「御社のビジョンを教えてください」「力を入れている事業は何でしょうか?」などの質問は、会社のホームページに書いてあることが多いんですよね。
企業研究が足りていないと判断される
調べたら分かるような質問をした場合、人事から「企業研究が足りていない人物」とマイナス評価される可能性があります。
人事の立場に立ったら、「HPに書いてるけど調べてないの?」と思いますよね。
会社説明会での質問は、徹底的に調べた上でするようにしましょう。
「とりあえず質問しておくか」という軽い気持ちで質問するなら、しない方が無難ですね。
(調べてから個別に質問したり、面接の逆質問で質問すれば良いですから!)
企業研究のやり方は別の記事で詳しく解説しています!
企業研究のポイントからおすすめのサイトや本も紹介しているので、「企業研究って何から始めればいいのかわからない」という就活生はぜひ参考にしてください!
注意点② 自分だけに関係のある質問はしない
次に「自分だけに関係のある質問はしないこと」は重要です。
会社説明会は、他にも参加している就活生がいます。
そんな中で、例えば「◯◯に住んでいるのですが、そこからの通勤は可能ですか?」といった自分にだけ関係のある質問はNG。
人事からは「個別質問は後で受けますね!」と言われてしまうだけです。
(言われなくても、そう思われます)
さらに「周りに配慮できない自分勝手な就活生」としてマイナスな印象を与えてしまう可能性が高い。
よって他の就活生にも役立つ回答が期待できる質問をするようにしましょうね!
注意点③ 質問は1度に1つの質問に留める
「質問は1度に1つに留めること」が本当に重要です。
会社説明会の質問タイムで「質問が3つあります。」と切り出して質問する人がいますが、あれは完全にアウトですね。
以前、次のようにツイートしました。
会社説明会の質問タイムで、
— 就活マン®︎ / 藤井智也 (@shukatu_man) December 8, 2019
「質問が3点あります。」と切り出す人は配慮が足りないよね。
・自分だけが時間を独占している
・面接官としては3つも覚えるのが大変
・3つあると必ず1つはどうでも良い質問
理由は上記。
たくさん質問すれば良いってもんじゃない。#めちゃくちゃ多いよ
3つも質問するのは他の就活生の時間を奪っています。
更には、そもそも面接官が3つも同時に回答を考えるのは大変なんですよね。
(どんな時も相手の立場に立って考えて行動することが重要です!)
よって、会社説明会での質問は1問!
そしてその1問は、質問の核(聞きたいこと)から話す!
これを徹底してください。
注意点④ ネガティブな質問はしない
「会社説明会ではネガティブな質問はしない」のがベターです!
ネガティブな質問をすることで、人事との間に気まずい雰囲気ができます。
そうなると、あなたの印象は非常に悪くなってしまいますよね。
【NGな質問例】
- 20代での平均年収はどの程度でしょうか?
- 年間のボーナスはいくらでしょうか?
- 離職率はなぜ上がっているのでしょうか?
こうしたネガティブな情報に関しては、口コミサイトを見るかOB訪問で現場の社員さんに聞きましょう。
人事は「新卒を予定数採用する」という使命があるので、ネガティブな質問への回答をにごす傾向にあるので、どっちみち聞かない方が良いですよ。
注意点⑤ 前置きは基本的にいらない
説明会で質問するときは、基本的には前置きはいりません。
時間も限られていますし、他にも質問したい就活生がいます。
よって、できるだけ質問は簡潔に済ませることが重要なのです。
余計な前置きはせずに、大学名と名前を伝えたらすぐに質問するよう意識してくださいね!
これら最低限の注意点を押さえた上で、質問することが重要だよ!
なるほど!たしかに言われてみれば、どれもマイナス評価に繋がりそうなものばかりですね!
質問の回答を内定に繋げる方法
ここまで紹介した質問は、聞く価値がある情報ばかりです。
更にこれらの質問を「内定に繋げる」にはどうすれば良いか?詳しく話します。
面接にて「回答をうけて更に魅力を感じた」がキラーワード
質問して得た回答は、面接に活かしてこそ内定に繋がります。
面接で「その回答を聞いて更に御社に魅力を感じた」と伝えるのが効果的です!
例えば、会社説明会にて「上司と部下の関係性はどういった雰囲気ですか?」と質問したとしましょう。
人事からの回答は「うちの会社は非常にフランクですよ。上下関係も厳しくないです」だったとします。
その回答に対して賛同し、更に魅力を感じたと面接で話せば良いですよね。
例えば志望動機の最後にもで、次のセリフを加えたらグッドですよ!
「先日の会社説明会で、御社への魅力が更に倍増致しました。
というのも、人事の◯◯様に社内での上下関係の厳しさについて質問したところ、「比較的フランクだよ」という回答を頂いたんです。
もちろん最低限の上下関係のマナーを押さえることが必須ですが、私はフランクな上下関係だからこそ、自分が上の立場に立った時にも、後輩の率直な意見やアイデアを取り入れることができると感じています。
御社の先進的な商品はそうした社風によって生まれているんだなと実感し、非常に魅力を感じました。」
実際に聞いた内容をベースに語ることの重要性
このように実際に社員さんから聞いたことを面接で活かすのは有効なテクニックです。
なぜならその会社で働いている人の回答は「事実」なので、そうした事実に基づく自分の意見は、説得力が高いからですね!
質問の回答をただもらって満足するのではなく、次の選考に活かすことで内定の獲得に繋がるんですね!
まさにそのとおり!そこで差が生まれてくるからね。
会社説明会についてよくある質問
最後に、会社説明会についてよくある質問に回答していきます。
疑問点がある人は、参考にしてくださいね。
【会社説明会についてよくある質問】
- 会社説明会で質問しないのは印象が悪いですか?
質問① 会社説明会で質問しないのは印象が悪いですか?
会社説明会で質問しないからといって、印象が悪くなることはありません。
そもそも会社説明会は、規模にもよりますが多くの就活生が参加します。
よって、全員が質問するのはむずかしいのが現実。
質問しないからといって、「あの学生は熱意がないな」などマイナスな印象を持たれることはないので心配しないでくださいね。
ただ、やはり前のめりになって質問する学生の方が印象に残りやすいことは確かでしょう。
とくに、小規模な説明会であれば顔を覚えてもらえることもあります。
志望度の高い企業の説明会では、積極的に質問するのがおすすめです!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。
会社説明会ですべき質問だけでなく、「なぜその質問をすべきなのか?」さらには「そこで得た回答をどう活かすか?」まで踏み込んで理解してもらえたなら嬉しいです。
ちょっと脱線しますが、「質問力」って社会人になってから本当に重要。
僕が出会ってきた優秀な人たちも、みんな質問力があります。
やっぱり“自分で考える・行動する”ということができない人って、調べたら分かることばかり質問してくるんですよね。
ぜひ就活を機に、質問力を磨いてください。
ちなみに、この記事を読み終わったら「会社説明会に行かないで内定を獲得する方法【内定獲得は可能!】」も読んでみてください。
会社説明会に行かないで内定を獲得する方法や、会社説明会に行かないことのメリット・デメリットをまとめています。
説明会に行くべきか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
それでは最後に本記事の要点をまとめて終わりにしましょうか!
【本記事の要点まとめ】
- 社員の生の声が聞ける「会社説明会」では、必ず質問をすべきである。
- 質問内容によっては採用担当者に良い印象を持ってもらえる可能性もある。
- 会社説明会では「具体的な業務内容」「現場の雰囲気や社風」「求める人物像」「キャリアパス・評価制度」「働く環境や制度」「会社の強み・業界」について質問するのがおすすめである。
- 質問に自信がない就活生は「逆求人サイト」「OB訪問」「就活エージェント」で練習するのがおすすめである。
- 面接で「会社説明会における質問への回答で更に魅力を感じた」と伝えると高評価に繋がる。