今回の記事では、MARCHに代わる大学群の総称SMARTについてバシッと解説します!
(それぞれの偏差値レベルの比較や、就活で有利なのか否かも共有するよ!)
こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
(このブログ以外にも、僕を含めた編集部が企業を厳選した求人サイト「ホワイト企業ナビ」の運営も開始しました! » 求人一覧を見る)
「SMARTって最近耳にするけど、どの大学のこと?というかこの総称って使われてるのか?」なんて疑問を持っていませんか?
SMARTは新しい大学群の総称ですが、どの大学を指すのかという疑問含め、あまり学生には定着していないのが現状です。
それゆえ、そもそもSMARTを知らないという学生や、総称として使っていいのか分からないという学生も多いですよね。
そこで本記事では「SMARTという新しい大学群」について網羅的に解説していきます。
僕は7年間就活を研究しており、それに応じて企業が評価する大学についても日々調べているので、信頼性はバッチリだと思います。
ここでは「SMARTという大学群」について解説した後、「それぞれの大学の偏差値比較」や「就活でどんな評価を受けるのか」まで解説しています。
読めば、SMARTという総称の意味や偏差値を知り、どんな就活戦略を立てればいいかが見えてくるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
SMARTって最近よく聞くけど、実際どれぐらい普及しているんでしょうか。
それを丁寧に解説していくよ!未来を見据えて就職までの道を解説するから、ぜひ参考にしてほしい!
新しい大学群「SMART」とは
はじめに「SMART(スマート)」の定義について共有します。
SMARTとは、以下5つの大学の頭文字を取った総称のことです。
【SMARTの定義】
- 上智大学(Sophia University)
- 明治大学(Meiji University)
- 青山学院大学(Aoyama Gakuin University)
- 立教大学(Rikkyo University)
- 東京理科大学(Tokyo University of Science)
以上5つがSMARTに羅列される大学であり、だいたい同じ偏差値レベルとして名称がつけられました。
(ちなみに立教大学は設立が古いこともあり、昔はRikkyoではなくRikkioと書かれていたそうです)
名前の通りスマートな大学が並んでおり、最近は就職の際にもひとつの評価要素として扱われていますね。
MARCHはもう古いのか
SMARTに対して、僕たちずっと使ってきた総称は「MARCH(マーチ)」でしたよね。
ご存じの通り、以下の大学が羅列されたものです。
【MARCHの定義】
- 明治大学(Meiji University)
- 青山学院大学(Aoyama Gakuin University)
- 立教大学(Rikkyo University)
- 中央大学(Chuo University)
- 法政大学(Hosei University)
「SMART」との違いを確認すると、中央大学が上智大学に代わり、法政大学が東京理科大学に代わった感じですね。
確かに現在の各大学の偏差値を見てみると「MARCH」という羅列は少し無理があり、古いと言わざるを得ません。
細かい偏差値については次章で触れますが、学力を基準に見るならMARCHはもう古い、というのが結論になりますね。
なぜMARCHが使われ続けるのか
なのになぜSMARTではなく、MARCHが学生の間で使われ続けるのか。
これは呼び名に限らずよくあることなのですが、一度浸透した文化ってなかなか消えづらいんですよね。
例えば、電子マネーの方が便利なのに、かたくなに現金支払いを続けたり。
あるいは、企業でいまだに「紙の方が良い!」と言って紙を使い続けたり。
(僕もこういうことよくありますw)
人は、新しいモノに抵抗する傾向があるため、新しいモノが理にかなっていてもなかなか受け入れることができません。
特に学歴はセンシティブな話題だったりもするので、序列が変わるようなことが起こると反感を買います。
したがって、いまでも全体的なボリュームで言えばMARCHを使い続ける人が多いわけです。
ちなみに「MARCHは学歴フィルターに引っ掛かるのか?」という疑問については、「【学歴フィルターMARCHはかかる?】実情を詳しく解説する」で解説しています。
MARCHの就活事情について気になる方は、最後まで読んでみてくださいね。
大学群の名称一覧
ちなみにSMARTやMARCH以外にも大学群の名称はたくさんあります。
以下、一般的に使われている名称一覧です。
大学 | 括り | |
---|---|---|
SMART | 上智大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、東京理科大学 | (新)偏差値が同じくらいの大学 |
MARCH | 明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学 | (旧)偏差値が同じくらいの大学 |
GMARCH | 学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学 | MARCH+学習院 |
SMART-CH | 上智大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、東京理科大学、中央大学、法政大学 | SMART+中央・法政 |
ISMART | 国際基督教大学、上智大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、東京理科大学 | SMART+国際基督教大 |
JAW | 上智大学、青山学院大学、早稲田大学 | 私立難関校のうち、入試改革に力を入れている大学 |
JAL | 上智大学、青山学院大学、立教大学 | キリスト教ミッション系大学 |
早慶上理ICU | 早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、国際基督教大学 | 偏差値が同じくらいの大学 |
日東駒専 | 日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学 | 偏差値が同じくらいの大学 |
大東亜帝国 | 大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学 | 偏差値が同じくらいの大学 |
関関同立 | 関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学 | 関西の偏差値が同じくらいの大学 |
旧帝大 | 北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学 | 第二次世界大戦後に国立総合大学となった大学 |
東京一工 | 東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学 | 国内最難関の東大・京大に加え、文・理の最高峰が加えられた大学群 |
学歴だけでなく、大学の色やブランド力によっても括られていますね。
正直聞いたことも無かった名称もありますが、以上が一般的に普及している大学群です。
なるほど!SMARTの定義もイマイチ使われていない理由も分かりました!
よし、次章ではSMARTの偏差値について解説していくよ!他の大学とも比較して、序列をしっかり理解しよう!
SMARTの偏差値と比較
では、SMARTの各学部の偏差値を確認してみましょう。
「みんなの大学情報」を参考にし、以下の表を作成しました。
(学部の名前が違ったりなどで単純に偏差値比較はできませんが、各大学偏差値の大枠を掴めると良いでしょう)
▼文系
上智大学 | 明治大学 | 青山学院大学 | 立教大学 | 東京理科大学 | |
---|---|---|---|---|---|
経済学部 | 67.5 | 62.5 | 62.5 | 62.5 | |
経営学部 | 62.5 | 62.5 | 65 | 60 | |
商学部 | 62.5 | ||||
社会学部 | 65 | ||||
社会情報学部 | 65 | 0 | |||
外国語学部 | 65 | ||||
文学部 | 65 | 62.5 | 62.5 | 62.5 | |
法学部 | 67.5 | 60 | 60 | 60 | |
総合グローバル学部 | 65 | ||||
異文化コミュニケーション学部 | 67.5 | ||||
情報コミュニケーション学部 | 62.5 | ||||
国際日本学部 | 62.5 | ||||
国際政治経済学部 | 62.5 | ||||
教育人間科学部 | 62.5 | ||||
総合人間科学部 | 65 | ||||
現代心理学部 | 62.5 | ||||
総合文化政策学部 | 65 | ||||
コミュニティ人間科学部 | 57.5 | ||||
コミュニティ福祉学部 | 57.5 | ||||
神学部 | 55 | ||||
観光学部 | 60 | ||||
平均偏差値 | 64.3 | 62.1 | 62.2 | 62.5 | 60.0 |
参考:みんなの大学情報「学科別の偏差値」
▼理系
上智大学 | 明治大学 | 青山学院大学 | 立教大学 | 東京理科大学 | |
---|---|---|---|---|---|
理工学部 | 60 | 60 | 55 | 57.5 | |
理学部 | 57.5 | 60 | |||
工学部 | 60 | ||||
農学部 | 60 | ||||
薬学部 | 60 | ||||
総合数理学部 | 62.5 | ||||
平均偏差値 | 60.0 | 60.8 | 55.0 | 57.5 | 59.4 |
参考:みんなの大学情報「学科別の偏差値」
単純に平均偏差値を比較してみると、どの大学もかなり似通った値を持っていますね。
青学の理系については55と少し低めですが、文系よりの大学なので許容できる範囲でしょう。
SMART内での順位
ではSMART内での順位はどのようになるのでしょうか。
こちらも単純に平均偏差値を比較してみると、以下のような序列になります。
文系 | 理系 | 総合 | |
---|---|---|---|
1位 | 上智(64.3) | 明治(60.8) | 上智(62.2) |
2位 | 立教(62.5) | 上智(60.0) | 明治(61.5) |
3位 | 青学(62.2) | 理科大(59.4) | 立教(60.0) |
4位 | 明治(62.1) | 立教(57.5) | 理科大(59.7) |
5位 | 理科大(60.0) | 青学(55.0) | 青学(58.6) |
参考:みんなの大学情報「学科別の偏差値」
文系だけで言うと、上智大学が頭一つ抜けていることが分かります。
理科大は理系の大学なので、5位なのも予想の範囲内ですね。
理系については、明治・上智・理科大が少し上、文系強めの立教と青学は少し下がる、といった印象。
文系強めの上智大学が理系でも2位にいるので、早慶上智と呼ばれるのも頷けますね。
結果、総合偏差値では上智大学が1位、次いで明治・立教と続く流れ。
理科大と青学は文理に偏りがあるので、総合を見ると少し下がるのは当然ですね。
他の私立大学との比較
続いて「他の私立大学」とも比較してみましょう。
具体的には、少し上の早稲田大学・慶応義塾大学、SMARTになって外された学習院大学・中央大学・法政大学あたりとの比較ですね。
まとめると以下のようになります。
文系 | 理系 | 総合 | |
---|---|---|---|
早稲田 | 68.1 | 65 | 66.6 |
慶応 | 68.8 | 62.5 | 65.6 |
上智 | 64.3 | 60 | 62.2 |
明治 | 62.1 | 60.9 | 61.5 |
青学 | 62.2 | 55 | 60 |
立教 | 62.5 | 57.5 | 58.6 |
理科大 | 60 | 59.4 | 59.7 |
学習院 | 58.8 | 55 | 56.9 |
中央 | 60 | 57.5 | 58.8 |
法政 | 59.5 | 55.7 | 57.6 |
参考:みんなの大学情報「学科別の偏差値」
文系(赤)を見ると、早慶がとびぬけて高い偏差値を誇った後にSMARTが続きますが、学習院・中央・法政は理科大にも届きません。
理系(青)についても早慶は頭一つ抜けていますね。
青学が少し理系に弱いことを除いては、基本「早慶<SMART<学習院・中央・法政」という構図は崩れなそうです。
(中央はかなり健闘していますが、文系で立教・青山に大差をつけられているので、SMARTから外された、という位置づけでしょう)
他私大との偏差値比較では、やはり「早慶がトップに位置付け、SMARTが次いだ後を学習院・中央・法政が追いかける」といった構図になります。
したがって前述した通り、偏差値だけを見るとMARCHよりもSMARTの方が正しいと言えますね。
なるほど、確かに偏差値で比較するとSMARTという総称の方が正しそうですね!
そうだね、実際には学科ごとに偏差値が違うなど細かい要素もあるけど、ざっくりみるとSMARTという枠組みが最適だよ!
SMARTの各大学の特徴
それでは次に「SMARTの各大学の特徴」を見ていきましょう。
各大学の一般的な印象を共有するので、自分が企業やその他いろいろな人からどう見られているのかを知ることができます。
この“客観視”は自己分析にもつながるので、詳細に確認していきましょう。
「S」上智大学
<概要>
日本初のカトリック教会大学で、カトリック修道会であるイエズス会が経営する大学。創立は1913年で、大学の起源はかの有名なフランシスコ=ザビエルにある。1549年に来日し、キリスト教布教のために作られた大学が上智大学である。
<所在地>
- 四谷キャンパス
- 目白聖母キャンパス
- 石神井キャンパス
- 秦野キャンパス
- 大阪サテライトキャンパス
<学部>
- 神学部
- 文学部
- 総合人間科学部
- 法学部
- 経済学部
- 外国語学部
- 総合グローバル学部
- 国際教養学部
- 理工学部
上智大学が多様性を重んじる文化が強く、国際色豊かで留学生が多いのが特徴です。
キャンパス内で英語や中国語が聞こえることも多く、関われば外国人の友達もできるようですね。
逆に、日本から海外への留学プログラムにも力を入れているので、留学をしたい人にはおすすめの大学と言えるでしょう。
また、女子が多いのも特徴のひとつです。
よくある「理工学部はキャンパスが別で男しかいない」なんてことも起こりづらいので、華やかな大学生活を送れることでも有名ですね。
ちなみに正式名称は「Sophia(ソフィア) University」で、頭文字のSを取ってSMARTと呼ばれているわけです。
「M」明治大学
<概要>
創設は1881年まで遡り、明治法律学校を起源に持っている。グローバルに活躍できる「個の力」を重視しており、卒業後に活躍している著名人も多い。
<所在地>
- 生田キャンパス
- 和泉キャンパス
- 駿河台キャンパス
- 中野キャンパス
<学部>
- 法学部
- 商学部
- 政治経済学部
- 文学部
- 経営学部
- 情報コミュニケーション学部
- 国際日本学部
- 理工学部
- 農学部
- 総合数理学部
明治大学は「個の力」を重視する校風であり、著名人が多いで有名です。
例えば、北川景子さんやビートたけしさん、山下智久さんなどは明治大学出身ですね。
また、スポーツが活発なことも特徴。
ほとんどの部活が強いのですが、特に看板になっているのはラグビー部と野球部ですかね。
2021年度のラグビーの選手権では、準優勝という実績を残しました。
その影響もあって、明るく楽しい体育会系の雰囲気が強いとも言われています。
学部によって差はありますが、全体的に見て楽しい校風であると言えるでしょう。
「A」青山学院大学
<概要>
アメリカからの宣教師が設立した学校が起源であり、キリスト教を教育方針の軸として置いている。それゆえ英語教育に力を入れており、「英語の青山」とも呼ばれている。
<所在地>
- 青山キャンパス
- 相模原キャンパス
<学部>
- 文学部
- 教育人間科学部
- 経済学部
- 法学部
- 経営学部
- 国際政治経済学部
- 総合文化政策学部
- 社会情報学部
- 地球社会強制学部
- コミュニティ人間科学部
- 理工学部
青学のイメージとして最初に出てくるのは、「明るい・おしゃれ・美男美女」といったキラキラしたイメージでしょうか。
毎年のミスコンは非常に盛り上がりますし、僕の友人でもおしゃれに気を遣う人が多いように思いますね。
また、「渋谷という好立地なこともあり、都内で自由に遊べること」も多くの学生に支持される要因となっている。
逆に、その立地やブランド力に追いつくように、見た目や雰囲気に気を遣っているとも言えるでしょう。
「R」立教大学
<概要>
聖書教育・洋楽教育の私塾「立教学校」がその起源。キリスト教主義学校としてのミッションスクールの顔を持ち、その歴史も長い。
<所在地>
- 池袋キャンパス
- 新座キャンパス
<学部>
- 文学部
- 異文化コミュニケーション学部
- 経済学部
- 経営学部
- 社会学部
- 法学部
- 観光学部
- コミュニティ福祉学部
- 現代心理学
- 理学部
立教大学も青学同様おしゃれで品のある校風があり、多くの学生があこがれを持つ大学でしょう。
池袋にあるキャンパスはアクセスも良く、キャンパス内の教会や建物も超キレイですね。
また、英語を重視しているのはもちろんのこと、他の言語あるいは文化の習得にも力を入れており、多様性を育む教育目的があります。
その代表格の学部「異文化コミュニケーション学部」は偏差値67.5を誇り、倍率も非常に高い人気学部となっていますね。
「T」東京理科大学
<概要>
東京物理学講習所がルーツとなり、理学部を中心に創立した大学。私立大学の理系としては最古の歴史を誇る。日本の大学として珍しい“卒業するのが難しい大学”としても有名。
<所在地>
- 神楽坂キャンパス
- 葛飾キャンパス
- 野田キャンパス
- 長万部キャンパス
<学部>
- 理学部第一部
- 理学部第二部
- 工学部
- 理工学部
- 薬学部
- 先進工学部
- 経営学部
理科大の特徴は、なんといっても「実力がないものは卒業させない」という校風です。
日本の大学はアメリカと違い「入学が難しく、卒業が簡単」というイメージがありますが、理科大は珍しく“卒業が難しい大学”なんですね。
(何年か前に新聞で見た「遊びたいなら理科大に来るな」といった理科大の強烈な広告は覚えていますw)
理系は研究に膨大な時間を費やしますが、理科大は学部のほとんどが研究系の学科。
なかなか自由な時間を取れないのを嫌がる学生も多いですね。
逆に、理系の学問を追求したい学生にとっては最高の大学でしょう。
深い知見を持つ先生方も多いので、興味のある研究に没頭したい方にはオススメですよ。
偏差値が同じでも、各大学でいろんな特徴があるんですね!
ルーツや考え方もばらばらだからね!育つ能力も違うから、あらためてどこ大学を選ぶのかって大事だよね!
SMARTは就活で有利なのか
次に「SMARTは就活に有利なのか?」という話題にも触れておきましょう。
結論、有利に働くことが多いと思います。
一般的にSMARTの学生は選考参加者の中でも上位に位置付けられるので、基本有利になると考えて良いでしょう。
ただ細かいことを言うと「有利かどうか」という問いは相対的なモノなので、周りの学生のレベルによって上下します。
例えば、選考参加者が東大だらけ、といった企業にSMARTの学生が参加すれば、それはどう考えても不利です。
逆に、周りが日東駒専などの層になれば、SMARTの学生は有利と言える。
したがって、「かなり上位の企業でなければ、SMARTの学生は有利」というのが正しいですね。
学歴フィルターを突破できる
SMARTの学生は、基本学歴フィルターを突破できます。
マッキンゼーなどの就職難易度最高峰の企業でなければ、まず学歴で落とされることは無いはずです。
企業は「学歴フィルターを行っていない」と公表しているのがほとんどですが、実際のところ◯◯大学未満の採用者はいない、という企業は多いです。
特に最近では、「明治・立教・青山は採用しているのに、中央・法政は採用していない」という実績も目立つようになりました。
要するに“SMART”未満の学生を採用していないわけです。
これは一般的に想像されるような「◯◯大学だから落とす」という学歴フィルターではないと思いますが、SMART未満を採用していないのは事実としてあるんです。
したがって、一種のフィルターを突破できるという意味では、SMARTはかなり有利に位置づけにあると言って良いでしょう。
ちなみに「学歴フィルターがある企業・ない企業」については、別記事にて解説しています。
以下記事を読めば、フィルターが存在する具体的な企業名まで知れるので、ぜひ読んでみてくださいね。
SMARTの就職先例
ここで、イメージをさらに具体的にするために、「SMARTの就職先例」を見てみましょう。
大学ごとに共有するので、自分の大学と見合わせて確認してみてください。
▼上智大学の就職先例
アクセンチュア、NTTデータ、全日本空輸、損害保険ジャパン日本興亜、大和証券、トヨタ自動車、日産自動車、日本アイ・ビー・エム、日本航空、日本電気、野村證券、みずほフィナンシャルグループ、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、日立製作所、明治安田生命保険、楽天
▼明治大学の就職先例
あいおいニッセイ同和損害保険、アクセンチュア、アビームコンサルティングNEC、埼玉県庁、JTBグループ、損害保険ジャパン日本興亜、中央労働金庫、東京特別区、東京都庁、日本郵政グループ、パナソニック、東日本旅客鉄道、みずほフィナンシャルグループ、三井住友海上火災保険、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、明治安田生命、りそなグループ
▼青山学院大学の就職先例
あいおいニッセイ同和損害保険、SMBC日興証券、NEC、サッポロビール、ソフトバンク、損害保険ジャパン日本興亜、東京海上日動火災保険、日本郵政グループ、みずほ証券、三井住友海上火災保険、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほフィナンシャルグループ、りそなグループ、楽天
▼立教大学の就職先例
アクセンチュア、SMBC日興証券、NTTデータ、JCB、住友商事、双日、ソフトバンク、大和証券、日本銀行、みずほ証券、みずほフィナンシャルグループ、三井住友海上火災保険、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、明治安田生命保険
▼東京理科大学の就職先例
アクセンチュア、オリンパス、伊藤忠テクノソリューションズ、NTTデータ、NTTドコモ、キャノン、KDDI、清水建設、ソニー、ソフトバンク、デンソー、トヨタ自動車、日本電気、野村総合研究所、パナソニック、東日本旅客鉄道、富士ソフト、富士通、みずほ情報総研
以上、一部ですが、SMARTの就職実績です。
バリバリの大手企業から外資コンサルまで、就職偏差値の高い企業がずらっと並びます。
こうみると、やはりSMARTは就職に有利、と言わざるを得ませんね。
そう簡単ではないですが、どんどん挑戦することをオススメします。
また、「SMARTからホワイト企業への就職」を目指す方は、以下記事を読むことをオススメします。
ホワイト企業就職までの道のりを4ステップで解説しているので、かなり参考になるはずですよ!
\就活生がホワイト企業からの内定を取るための立ち回り/
有利かどうかは相対的なモノ、周りの学生によって変わるということですね!
その通り。希望する企業によって、SMARTが有利になるかどうかが決まるよ!
SMARTの学生はリクルーター採用を狙うべき
僕は中堅大学出身だったのでできませんでしたが、SMARTの学生は「リクルーター採用」を狙うべきです。
リクルーター採用を説明するには、まず2種類の学歴フィルターについて解説する必要がありますね。
以下の図を見てみましょう。
上記のように、学歴フィルターには「低学歴を不採用にする目的」と「高学歴を狙いうちで採用する目的」という2種類があります。
この2つ目の目的を達成するための人員がリクルーターであり、リクルーター経由で採用に至ることをリクルーター採用と言います。
せっかくSMARTの学歴を持っているなら、このリクルーター採用をどんどん活用すべきということですね。
目を付けられれば特別ルートに乗れるため、就職偏差値の高い企業でも受かる可能性がグッと上がりますから。
リクルーター採用のカギはOB訪問
ではどうすればリクルーター採用ルートに乗れるのか。
結論、最短ルートはOB訪問です。
僕の同期から話を聞くと、志望度の高い企業にOB訪問をすると、その相手がリクルーター化してくれる可能性が高いとのこと。
実際、その同期はこの手法によって10人のリクルーターを付けました。
現状このOB訪問が最適解なので、SMARTの学生は色々なサービスを利用しながら積極的に訪問すべき。
ちなみに高学歴層がOB訪問するなら、「ビズリーチ・キャンパス」一択です。
ビズリーチ・キャンパスはそもそも上位大学しか利用できないサービスなので、高学歴狙いの採用者と出会える確率も高いです。
これがマッチャ―などのOB訪問サイトだと難しいんですよね。
怪しい人がOBとして登録していることもありますし、誰でも利用できるのでリクルーター採用を狙うサービスとしては少し弱い。
したがって、SMARTの学生はビズリーチ・キャンパスを使ってOB訪問をし、リクルーター採用を狙うのが最適解かと思います。
(僕も高学歴だったら、絶対にこの戦略を駆使していたはずですね)
ちなみに「リクルーター面談を効率よく行う方法」については以下記事にて解説しています。
読めば具体的な行動が知れるので、すぐに行動に起こせるはずですよ!
OB訪問でリクルーター採用を狙う、具体的な内容なのですぐ活かせそうです!
そうだね、積極的に実践しよう!上位大学なら状大学なりの戦略を立てるべきだよ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
「SMART」について、網羅的に把握できたと思います。
「SMART」は偏差値レベルが同じくらいである大学の新しい総称。
一般的には「MARCH」が使われていますが、事実、現状の偏差値を見るとSMARTの方が正しいと言わざるを得ません。
学歴はセンシティブな話なので呼び方はなかなか変わらないと思いますが、企業の就職選考においては、すでにSMARTという呼び名で浸透しています。
ただどちらにしても上位大学なのは間違いないので、就職でも何でも積極的に挑戦するのをおすすめしますね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「【最重要】"倍率の高い難関企業の内定"を獲得するために僕が取った行動を共有!」も読んでみてください。
僕は名古屋の中堅私立大学出身ですが、倍率100倍を超える大手食品メーカーの内定を獲得しました。
この記事では、そのノウハウを全て公開しています。
もしあなたが就活をする上で、大手を受けたいけど学歴に不安があるのであれば、この記事は必ず役立ちますよ!
それでは最後に本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点】
- SMARTとは、「上智大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・東京理科大学」の5つの大学の総称である。
- SMARTの文系・理系総合偏差値は「上智大学>明治大学>青山学院大学>東京理科大学>立教大学」の序列になっている。
- SMARTの学生はリクルーター採用を狙うことで、就活で有利になる。
今回の記事が少しでもあなたの役に立ったのなら幸せです。
就活攻略論には他にも、僕が4年に渡って書き続けた1000の記事があります。
ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです。\(^o^)/