こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
面接にて「最近読んだ本は何ですか?」という質問をされることがあります。
出題頻度は低い質問ですが、「読んだ本はありません」と答えるのは当然評価を下げることになりますよね。
かと言って、普段から読書習慣がない人にとっては回答が難しい質問。
そこで本記事では、面接で最近読んだ本を聞かれた時の回答方法だけでなく、“これだけは読んでおこう”という僕が厳選した本を紹介します。
この記事を読めば、「最近読んだ本は?」という質問に回答できるようになります。
更には「社会人になってから絶対に役立つ知識」も付けることができる。
ぜひ参考にしてくださいね!
僕も普段から読書しないので、この質問をされたら撃沈してしまいます...。
最近読んだ本について聞かれたときの答え方やおすすめの本まで紹介していくから、最後までしっかり読んでみてね!
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(僕が就活生の時に感じていた「働きやすい条件の良い企業だけを丁寧に紹介してくれるサイトはないのかな」を形にした求人サイトです!)
- 【注意】面接で「最近読んだ本」を聞くのは本来NG
- 面接で「最近読んだ本」を聞かれたときの答え方
- 「最近読んだ本」に関して想定される追加質問
- 面接で「最近読んだ本」を聞かれた時の回答例文
- 面接で「最近読んだ本」を聞かれた時のNGな回答例文
- 【重要】面接ではよく聞かれる質問への対策が大事
- 「最近読んだ本」としておすすめの本5選
- 面接官に刺さる「最近読んだ本」を選ぶ時のポイント
- 「最近読んだ本」がない場合の対処法
- 面接官が最近読んだ本を聞く理由(=質問意図)
- 本記事の要点まとめ
【注意】面接で「最近読んだ本」を聞くのは本来NG
はじめにお伝えしておくと、厚生労働省の「公正な採用選考の基本」において愛読書に関する質問は不適切とされています。
つまり、本来は面接で「最近読んだ本」について聞くのはNGなのです。
【採用選考時に配慮すべき事項】
<b.本来自由であるべき事項(思想信条にかかわること)の把握>
- 宗教に関すること
- 支持政党に関すること
- 人生観、生活信条に関すること
- 尊敬する人物に関すること
- 思想に関すること
- 労働組合に関する情報(加入状況や活動歴など)、学生運動など社会運動に関すること
- 購買新聞・雑誌・愛読書などに関すること
引用:厚生労働省「公正な採用選考の基本」
しかし、聞いてはいけないという認識がなく質問してくる企業もあります。
よって、この記事では万が一質問された場合の答え方について解説していきますね。
最近読んだ本について聞かれること自体少ないけれど、質問された場合に備えて答え方を次の章から解説していくね。
面接で「最近読んだ本」を聞かれたときの答え方
では早速ですが、回答方法を説明してきますね。
(おすすめの本については、回答例文を紹介した後に紹介します!)
最近読んだ本の答え方として、おすすめの文章構成は以下です。
【最近読んだ本の回答の文章構成】
- 最近読んだ本(結論)
- なぜその本を読んだのか(理由)
→ 面接官から追加の質問をされたら答える
基本構成は上記です。
「最近読んだ本は何ですか?」と聞かれた時に、「◯◯を読みました。◯◯という内容でした。◯◯を得ました。・・・・」という感じで答えなさいと他のサイトには書いていますね。
いや、長ぇよ!
「最近読んだ本は何ですか?」と面接で聞かれたら、「最近読んだ本は◯◯です」という結論と、「なぜその本を読んだのか」という理由だけをパッと答えましょう。
それ以上については、面接官から追加で質問された場合にのみ答えれば良いんですよね。
就活生って、そこまで重要じゃない質問(=出題頻度の低い質問)まで、めちゃくちゃ長く回答しようとしますが、それは逆効果。
基本的には、結論+理由だけを答えればOKです。
加えて、追加の質問をされた場合にのみ詳しい話をしてください。
本のタイトルから学んだことまで一気に答えるのが正解なのかと思っていました…!
他のサイトではよく書かれているよね。ただ、最近読んだ本についての質問の重要度は低い。よって、もっと大事な質問に時間を割くためにも簡潔に答えるのがベストだよ。
「最近読んだ本」に関して想定される追加質問
「最近読んだ本は?」と聞かれたら、結論+理由だけを簡潔に語りましょう。
その上で、追加質問されたらそれに対して回答すれば良いだけの話ですね。
想定される追加質問は以下の3問です。
【想定される追加質問】
- どんな内容の本なのでしょうか?
→本の内容を説明させることで、説明能力の高さを判断したい。加えて、その本の内容を面接官自身が把握することで、その就活生の興味関心を知ることを目的にこの質問をしてくるだろう。 - その本からどんなことを学びましたか?
→読書を通して学びを得ることができるような向上心のある人材かを確かめるために、この質問をしてくる可能性がある。 -
次に読もうとしている本はありますか?
→次に読もうとしている本があるかどうかを聞くことで、読書習慣の有無を確認しようとしてくる可能性が高い。
これら3問に対する回答はシンプルで構いません。
それぞれの回答の基本構成をお伝えしておきますね。
追加質問① どんな内容の本なのでしょうか?への回答
回答:一言で言うと、◯◯の重要性を書いた本でした。
本の内容を語る時は要注意です。
本のあらすじをツラツラと長ったらしく話してしまいがちだからですね。
回答は簡潔な方が、優秀な人材だと評価されやすい。
その時重要なことは“本質を語ること”なんですよね。
よってその本を通して著者が伝えたい本質だけを回答すれば良いでしょう。
本を読む時も、「結局この本は何を伝えたいのか」を1言で語れるようにできると良いですね。
追加質問② その本からどんなことを学びましたか?への回答
回答:◯◯という学びを得ました。それを◯◯に活かしています。
次にどんなことを学んだのかについての回答もシンプルで良いです。
まずは「何を学んだのか」という結論を提示してください。
その上で「それを◯◯に活かしています」と、そこで得た学びを既に活かしちゃってますよー!というアピールをすると効果的です。
読書は「インプット」です。
インプットをするだけで満足してしまう人が多い中、そのインプットをすぐに「アウトプット」に繋げられる人は非常に評価が高いので!
追加質問③ 次に読もうとしている本はありますか?への回答
回答:社会人になった時に役立つ知識を更に得たいので◯◯を読もうと考えております。
読もうとしている本は、「社会人になった時に役立つ知識を更に得たいので」という前置きを付けると向上心のアピールに繋がります。
更には「こいつは社会人になっても一生懸命学ぶ姿勢がありそうだ」と思いますよね。
ちなみに「質問→回答」という面接官と就活生のやり取りの回数が多い方が良い。
質問に対して就活生の回答が長いと、それはもはや「プレゼン」となってしまい、コミュニケーション力が高いとは評価されないからです。
僕が就活生の時、集団面接でとにかく回答が長い人がいましたが、第三者から見ても「話が長くて面接官と全然コミュニケーション取れてないな」って思いましたね。
よって、追加質問は事前に想定しておいた方が良いですね。
面接に向けて実践的な対策を行っておくことが重要!
「最近読んだ本」のように追加質問が想定される場合に備えて、実践的な面接対策を行っておくことが重要です。
回答を用意しておくだけだと、想定と違う追加質問が飛んできたときに焦ってしまい、準備していたような答えを伝えられないこともあります。
そうでなくても、面接では普段と違う環境に緊張してあたふたしてしまう人も少なくありません。
面接本番に備えて回答を準備するだけでなく、どんな質問がきても落ち着いた答えられるよう実践的な対策を行いましょう。
おすすめなのは、就活エージェントに模擬面接を行ってもらうこと。
就活エージェントは企業紹介だけでなく、内定を獲得するまでの選考対策もサポートしてくれるんですよね。
就活エージェントに模擬面接を行ってもらうことで、本番と同じような雰囲気で面接練習ができます。
エージェントはたくさんの就活生をサポートしてきており、企業とのつながりもあるので、的確なアドバイスをしてくれますよ。
僕がいま就活生だったら、「ミーツカンパニー就活サポート」「
キャリアチケット」「
イロダスサロン」の3つを利用します。
これまでに50以上の就活エージェントを分析してきましたが、この3つはどれもオンライン面談に対応していますし、利用者からの評判も良い。
上記3つの初回面談を受けてから、とくに自分に親身になってくれる担当者を選びましょう。
担当者の質が悪いと、面接対策を要望しても雑な対応しかしてくれません。
必ず自分に合う担当者を先に見極めてから、面接対策をお願いしましょう。
親身になってくれる優秀なエージェントほど、担当できる枠がすぐに埋まってしまうのではやめに初回面談で自分に合う担当者を見つけてみてくださいね!
なるほど!まずは「結論+理由」を簡潔に語り、追加質問をされた場合にその回答を加えていくイメージですね!
そうだよ!1つ1つの質問への回答が長すぎる人が多いけど、それはもはやプレゼン。面接官とのコミュニケーションが取れていないんだよ。
面接で「最近読んだ本」を聞かれた時の回答例文
それでは回答方法について解説したところで、実際の回答例文を紹介します。
僕がおすすめの本をベースにした回答を紹介していきますね。
回答例文①
面接官「最近何か読んだ本はありますか?」
「私が最近読んだ本は、入社1年目の教科書という本です。(結論)
既に社会人として活躍している先輩から、就活生のうちにどんな人材が新入社員として活躍できるのかを把握しておくことが重要だと伺ったので、読み始めました。(理由)」
面接官「有名な本ですよね!読んでみて何か学びはありましたか?」
「常に上司の立場に立って、上司が求めることを先読みして動くことの重要性を一番に学びました。(結論)
この学びを得てからは、実際に友人や恋人が何を求めているのかを意識するようになりましたね。(学びを既に活かしていることを伝える)」
面接官「大事なことですよね。回答ありがとうございます。」
このぐらいシンプルに回答するのがベストです。
聞かれてないことまで、タラタラ話してしまうと面接官からの追加質問がなくなってしまいますからね。
(1人あたりの面接時間はだいたい決まっているので)
回答例文②
面接官「最近何か読んだ本はありますか?」
「先週、1分で話せという本を読みました。(結論)
普段、話が長くなってしまうことがあるのですが、それを改善するためにこの本を読むことにした次第です。(理由)」
面接官「今話題の本ですよね。私はまだ読んでないのですが、どのような内容の本なんですか?」
「この本の本質は「結論を話すこと」にありました。(結論)
余談や前置きなどを省いて、常に結論から述べること。必要であれば、その結論を補強するような理由や具体例を、結論の後に話すことが重要だという内容でしたね。(簡潔なまとめ)」
面接官「結論から話すことは重要ですよね。ちなみに次に読もうとしている本はあるんですか?」
「はい。社会人になった時に役立つ知識を更に得たいので、入社1年目の教科書という本を読みたいと考えています。(結論)
既にアマゾンで購入済みで届くのを待っています。(行動力をアピール)」
最初の質問に対して「結論+理由」で簡潔に答えれば、このように追加の質問によって会話が展開していきます。
もちろん追加質問に対しても結論を述べて、補足する場合も簡潔にすることを常に意識してください。
たしかに「結論+理由」で簡潔に答えることで、会話が展開していくイメージが湧きますね。
そうだよ。1度にすべて伝えきりたい気持ちは分かるけど、そこは我慢してとにかく簡潔に回答することを心がけようね。
面接で「最近読んだ本」を聞かれた時のNGな回答例文
続いて、NGな回答例文を紹介していきますね。
文章で見ると「こんなふうに話さないよ!」と思うかもしれませんが、面接になると本当にNG例文のような回答をしてしまう人が続出しますよ。
NGな回答例文① 質問への回答が長すぎるパターン
面接官「最近何か読んだ本はありますか?」
「最近読んだ本は、死ぬこと以外かすり傷という本です。
この本は箕輪厚介さんという編集者の方が書いた本なのですが、本のタイトルから非常にインパクトがあり気になって読むことにしました。
内容はとにかく行動することの重要性を説いています。死ぬこと以外かすり傷でしかないんだから、どんなことにも挑戦すべきだということです。
たしかにこうしたメンタルで様々なことに挑戦すれば、自分が目指すゴールを達成できるとも思います。
実際にこの本を読んでから、様々なことに挑戦することにしました。
来月は1人で海外旅行に行くことにしました。そこで様々な挑戦をしようと思います。」
いかがでしょうか?
普通にこうした例文を、他のサイトでは「正しい例文」として紹介してたりします。
もちろん就活において正解はないですが、就活3大質問以外もこんな長く話してたら、面接官が聞きたいことを聞けないですよね。
このように聞かれてないことまで、長ったらしく話す人が多いですがおすすめしません。
面接官とのコミュニケーションが取れずに、「コミュニケーション力が低い」と評価される可能性大ですからね。
NGな回答例文② 結論が全然出てこないパターン
面接官「最近何か読んだ本はありますか?」
「私は読書が好きでよく読書をします。
先週、本屋に行ったのですがその時に気になった本を探していたのですが、なかなか見つからず1時間ぐらい本を物色していた中で、「超一流の雑談力」という本を見つけ、読むことにしました。
先日、その本を読み終わりまして非常に感銘を受けましたね。」
結論がなかなか出てこないと、聞き手は常に「いつ結論が出るんだ?」と気を張り続けないといけません。
これは非常に不快なので、聞き手は「この人と会話したくない」と直感で思うんですね。
当然、この人と話したくないと思われれば「コミュニケーション力が低い」と判断されてしまいます。
本当に結論が出てくるのが遅く、ずっと余談ばかり話す就活生は多いんですよ。
特に就活ではどんな質問にも結論ファーストを徹底してください。
それだけで面接の通過率が格段に上がりますからね!
こうしてNG例文を見ると、意識してないとなりがちですよね。
そうなんだよ。僕も意識してないと、結論ファーストで話せないからね。普段から意識してみると就活で自然にできるようになるよ!
【重要】面接ではよく聞かれる質問への対策が大事
ここまでで「最近読んだ本」への答え方をお伝えしましたが、どの企業でも必ず聞かれる質問ではありません。
就活の面接ではどの企業でも聞かれやすい頻出質問が存在します。
必ず準備しておくべきなのが、「志望動機・自己PR・ガクチカ」の就活3大質問への回答。
この3つはほぼ全ての企業で聞かれるといっても過言ではありません。
また、この就活3大質問の回答は選考結果にも大きく影響します。
よって、よく聞かれる質問に対して評価される回答を準備しておくことが大事なのです。
これら3大質問に関しては、回答の構成から例文までをまとめた記事をそれぞれ用意しています。
以下の記事を参考にして回答を準備しておいてくださいね。
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「最近読んだ本」としておすすめの本5選
それではこの章にて、僕がおすすめの本を紹介していきます。
「最近読んだ本としての回答にぴったりの本」なので、ぜひ1冊でも手にとって本質を押さえましょう。
タイトル | 料金 | |
---|---|---|
![]() |
入社1年目の教科書 | ¥1,572 |
![]() |
死ぬこと以外かすり傷 | ¥1,050 |
![]() |
1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術 | ¥1,540 |
![]() |
超一流の雑談力 | ¥1,518 |
![]() |
短期間で〝よい習慣〟が身につき、人生が思い通りになる! 超習慣術 | ¥1,490 |
① 入社1年目の教科書
1番におすすめしたいのが「入社1年目の教科書」という本です。
この本は入社1年目の新卒社員がどのように立ち振る舞えば、周りから評価されるのか書かれた本ですね。
就活生のうちから、入社1年目の働き方について勉強している姿勢を面接官にアピールすることができます。
またこの本は社会人なら誰もが知る名著です。
よって面接官も「ああ、入社1年目の教科書ね」と話に乗りやすいです。
内容も非常に読みやすく、理解しやすい
またこの本は非常に読みやすいです。
そもそも新卒をターゲットにしているので、著者も読書初心者に向けて書いているのでしょう。
内容についても、読み進める中で「これは社会人になったら実行してみよう!」と共感できるポイントが多々あります。
面接で「その本からどんなことを学びましたか?」と追加質問された時に答えやすいんですよね。
学びを会社に活かせること、入社1年目の働き方を勉強している向上心の高さをアピールできること、読みやすいこと。
どれを取っても「最近読んだ本」として語るのにベストな本だと言えますね!
② 死ぬこと以外かすり傷
次におすすめするのは「死ぬこと以外かすり傷」という本です。
この本はベストセラーを連発する編集者である、箕輪厚介さんが書かれた本。
先ほど紹介した「入社1年目の教科書」よりも尖っており、行動力をアピールしたい就活生におすすめです。
行動力の高さをアピールするにうってつけ
タイトルの通りで、「死ぬこと以外はかすり傷なんだからとにかく行動!」という内容ですね。
この考え方には僕も完全同意で、どうせ人生1回しかないんだから、とにかく行動すれば良い。
それでうまくいかないなら軌道修正すれば良い。
それが僕の考え方でもあります。
この本から学んだ内容として、行動することの重要性を語れます。
よって長所が行動力の人は、ぜひこの本を読んで長所をより尖らすと良いですね!
③ 1分で話せ
3冊目におすすめしたいのが「1分で話せ」という本です。
僕はこの本を最近読んだのですが、マジで就活に活かせるのでびっくりでした。
面接対策として必読本である
「最近読んだ本」として語るのも良いですが、それ以上にそもそもの面接対策として読むべき1冊でした。
今回解説したような、「結論+理由」をバシッと伝えようという内容も書かれていたり、とにかく“簡潔に話すことの重要性”を学べる一冊です。
面接の本質って案外シンプルなので、分厚い面接対策本って9割いらない情報を入れて作っている感じなんですよね。
就活専用の面接対策本を読むのなら、ぜひこの「1分で話せ」を読んでください。
就活だけでなく、これからの仕事にも確実に活かせる知識が書かれていますよ!
④ 超一流の雑談力
次におすすめなのが「超一流の雑談力」という本です。
この本は「雑談」の重要性について書かれた本で、人と信頼関係を作る上で、雑談することがどう役立つのか書かれています。
ベストセラーなので面接官も知っているでしょう。
更に、これから社会人として活躍するためには、どの職種であれ「信頼構築力」は絶対に必要となります。
信頼構築力に目を付けている人材は評価されるだろう
社会人として必須能力である信頼構築力に、就活生のうちから目をつけていることをアピールできるのは最高ですね。
「雑談の仕方が本書の本質ではなく、この本は信頼構築の重要性について書かれた本でした」と面接でドヤ顔で言えば、間違いなく評価されますw
このように社会人として必須能力から逆算して読む本を選ぶというのは、本の選び方として最適なのでぜひ実行してみてください。
⑤ 超習慣術
最後、5冊目におすすめしたいのが「超習慣術」という本です。
社会人なら誰もが知っていることですが、「習慣は最強」です。
習慣化してしまうことで、人の成長は加速します。
習慣の重要性を語れる人材になれると強い
何ごとも習慣になると、労力がかからなくなってくるんですよね。
皆さん、歯磨きするのに労力いらないじゃないですか?
それは習慣化されているからで、小さい頃に歯磨きするのがめちゃくちゃ嫌いだった人は多いはずです。
どんなスキルを得るにも、成長するにもある行動を習慣化することが肝になります。
そんな成長の土台となる「習慣」について、大学生のうちから目を付けて語れるようになっておけば、確実に面接でのアピール材料になるのでおすすめしました!
ちなみにこれら以外に就活で使える本については「【就活生の必読本19選】就活マンが“絶対に読むべき”おすすめの本を厳選紹介!」にまとめています。
こちらも合わせて参考にしてください!
僕がおすすめの5冊はこれだね!ちなみにどれも就活関係なしに、タメになる情報が書かれた良書だからぜひ読んでみて欲しいな!
特に「1分で話せ」が気になりました。話が長くなりがちなので、読んでみますね!
面接官に刺さる「最近読んだ本」を選ぶ時のポイント
おすすめの本をご紹介しましたが、最近読んだ本としてどのような本を選ぶべきか迷いますよね。
そこで、この章では面接で答えるための本選びのポイントを共有していきます。
最近読んだ本の回答としておすすめの本選びのポイントは以下の4つです。
【最近読んだ本の選び方のポイント】
- 読みやすい本を選ぶ
- 企業が求める能力を学べる本を選ぶ
- 企業のニーズと逆行する本は選ばないこと
- 漫画や雑誌・小説は避けること
本選びのポイント① 読みやすい本を選ぶ
まず最初のポイントは「読みやすい本を選ぶ」ということです。
内容が難しい本は、そもそも読むのに時間がかかりますし、本質を理解するのが非常に難しいんですよね。
特に読書初心者の方は、とにかく読みやすい本を選んでください。
最初から難しい本を読むと、「やっぱり読書無理だ」となりがちです。
また専門用語だらけの本だと、それを面接官に説明するのが難しい。
相手になにか伝える時は難しい単語は避けて、分かりやすい言葉で伝えることが基本ですよ。
まずは購入する前に、まずは店頭で5分ほど読んでみると良いですね。
それで読みやすいなと感じたら、ぜひ購入して読んでみてください!
本選びのポイント② 企業が求める能力を学べる本を選ぶ
次にあなたが入社しようとしているのは「組織」です。
よって会社という組織に役立つような学びが得られる本を読むべきですね。
ちなみに企業が新卒に求める能力は以下です。
引用:帝国データバンク「企業が求める人材像」
上記のデータをみると、「コミュニケーション能力」「意欲的」といった人材が求められていることがわかりますよね。
よって、これらの能力を学べる・アピールできるような本を読むことで、面接官にも好印象を与えられるでしょう。
たとえば、「日本文学についての本を読んで、日本文学の奥深さを学びました」と伝えても、仕事でどう活躍するのかは掴めません。
そこで、「実行力の重要性についての本を読んで、実行力の重要性を学びました」という人の方が圧倒的に仕事に役立つイメージが付きますよね。
よって、企業が求める人材像を把握して、能力をアピールできる本を選ぶとよいでしょう。
本選びのポイント③ 企業のニーズと逆行する本は選ばないこと
次に企業のニーズと逆行する本は読まないようにしましょう。
例としては以下のような本ですね。
【企業のニーズと逆行する本】
- 起業についての本
- 副業についての本
- 個の時代(個人が活躍することの重要性)についての本
企業は独立心の強い人材を求めていません。
それは当然で辞められたくないからですね。
企業が求めていることは「組織内での活躍」です。
よってこのニーズと逆行するような内容の本を読むことはおすすめできません!
本選びのポイント④ 漫画や雑誌は避けること
最後に、漫画や雑誌は避けるようにしましょう。
面接官は「趣味」を聞いているわけではなく、この質問のおける「本」とは漫画や雑誌のことを指していません。
僕自身、漫画は大好きですが漫画では、「読書習慣があるかどうか」「向上心があるか」「知識量があるか」などの面接官の質問意図を満たすことができないですよね。
面接官の質問意図に立ち直ると、やはり伝えるべきはビジネス書がベストでしょう。
この質問に関しては、漫画や雑誌を伝えたい気持ちを押さえてください。
なるほど!4つのポイントを押さえた上で、本を選ぶと良いんですね!
そうだよ。上記のポイントに合う本を選んでみてね!
「最近読んだ本」がない場合の対処法
ここまで最近読んだ本の回答方法や、おすすめの本について解説しました。
時間がなくて「最近読んだ本がない」という状態になりそうな人もいるのではないでしょうか?
そんな状態にある人に向けて、対処法をこの章で話しておきますね。
とにかく1冊だけは読みましょう
まずどれだけ時間がなかろうが、1冊は読んでください。
正直「時間がない」ってのは言い訳で、絶対に時間は作れます。
多くの人が、「時間がない」「忙しい」を口癖にしてますね。
それに対して思うことは、「いや、無駄なことしすぎ」です。
無駄な行動をまずは排除する。
徹底的に「この行動は必要だっけ?」「この人と関わることは自分にとってプラスになっているかな?」という視点を持ちましょう。
その結果、時間を生み出して本を読んでください。
関わってマイナスにしかならない人との時間よりも、読書した方が10年後に勝ち組でいる可能性が格段に上がりますから。
本の要約サイトを見て読んだとするのはNG
他の就活サイトを見ると「本の要約サイトを使いましょう」と書かれています。
ですが、これは確実にバレますね。やめましょう。
特に普段から読書している人は、要約サイトだけ読んだような人の回答は確実に「あ、こいつ読んでないな」と違和感を覚えます。
個人的に本の要約サイトの使い方は「読む本を決めるため」です。
要約だけ読んで、その本のポイントだけを押さえるぐらいなら、そもそも読書する必要がないので要約サイトはおすすめしません。
それでも読んでない場合は正直に言えば良い
要約サイトも使えない、時間も作れない、てか本を読みたくない。
そんな人は、「最近読んだ本はありません。読書はしないです!」と正直に答えれば良いですよ。
何度も言いますが、「最近読んだ本は何ですか?」という質問の面接での重要度はそこまで高くありません。
よって、そこで嘘を付いたり、要約サイトを見て取り繕うなら、正直者アピールした方がむしろ有効です。
「すべての質問に完璧に答えなければ!」と考えている就活生は多いですが、そんなことは無理です。
僕が就活生の時も、「なにそれ?」という質問をされて、「すぐに思いつきませんね」と答えることもよくありました。
しかし、自己PR・志望動機・ガクチカを徹底的に深堀りしておけば全然評価されます。
この面接の本質さえ押さえておけば、最近読んだ本が答えれなくても問題ないです。
たしかに「全ての質問にちゃんと答えないと評価されない」という固定観念がありました。
ほとんどの就活生はそうだよね。「◯◯の質問に回答できなかった!面接オワタ」とか言うけど、その質問の重要性が低ければ全く問題ない。
もちろん志望動機や自己PRが全然話せないなら落ちるけど。
面接官が最近読んだ本を聞く理由(=質問意図)
なぜ最近読んだ本を面接で聞かれるのか、面接官の質問意図を把握していきましょう。
質問意図を把握することで、その質問意図を満たす回答を考えることができますよね。
最近読んだ本の質問意図は以下の6つです。
質問意図① 読書の習慣があるか確かめるため
まずは読書の習慣があるか確かめるために質問していますね。
僕が就活生の時、最近読んだ本を聞かれたのは2回ぐらいでした。
面接を受けた回数は60回ぐらいだったので、そもそも出題頻度は低いですよね。
そして、この質問をしてくる面接官は読書好きであることが多かった。
おそらくその企業は読書を推進しているのでしょう。
よって新卒にも読書習慣のある人材を求めている。
「読書習慣のある人=良い人材」という評価をしている可能性が高いです。
質問意図② 向上心があるか確かめるため
次に最近読んだ本を聞くことで、向上心の有無を確かめることができます。
なぜならそもそも本を読む人がめちゃくちゃ少ないから。
最近本を読んでいる読書習慣のある人は、向上心が高いと評価することができます。
ちなみに文化庁のデータによると、16歳以上の読書量は以下です。
つまり、社会人のおよそ8割はほぼ読書をしません。
そんな中で、読書習慣のある2割は他と比べて向上心が高いと評価できますよね。
質問意図③ 知識量を確認するため
読書習慣があれば、それだけ知識量があると評価することができます。
その就活生が「他と比べて知識量が多いか」という判断をするためにも、最近読んだ本を聞くのは有効ですよね。
本っていうのは、「著者の知識を超濃縮したもの」です。
1500もの超濃縮液を頭に入れているので、読書習慣のない人が知識量で勝てるわけないですよね。
だって本を読んでいない人は、“自分1人がこれまでの人生で得た知識のみ”しか頭に入っていないんですから。
これらの理由によって、「本を読む人=知識が豊富な人」だと評価することができるのです。
質問意図④ 本質の理解力があるか確かめるため
次に読書習慣がある人は、「本質の理解力が高い」と評価することができます。
本ってめちゃくちゃ分厚いですよね。
約8割はいらない情報、言葉で埋められている。
それが本です。
よって読書する中で、その8割の情報を排除しつつ、残りの2割の重要なところだけを抽出することが読書のポイントです。
これをすることで、その本の本質を見極めれるようになる。
だからこそ、読書習慣がある人は本質を見極める力があると評価することができるのです。
質問意図⑤ 就活生の興味関心を理解するため
最近読んだ本を聞くことで「その就活生の興味関心」を理解することができます。
そもそも本は、自分の興味のある分野の本を読みますよね。
興味がない分野の本を読もうとする人は少ないはずです。
よって最近読んだ本を聞くことによって、その就活生の興味関心を知る。
そして、その興味関心を元に自社の商品や仕事内容が合うか確認するのが目的です。
この目的のために、「趣味」を聞く企業が多いですね。
短い選考の時間で、その就活生の興味関心を把握することは面接官の大きな目的の1つだと覚えておくと良いですよ。
質問意図⑥ 説明能力の高さを確かめるため
次に「説明能力の高さを確かめること」も最近読んだ本を聞く理由の1つです。
これはどういうことか?
最近読んだ本を聞く
→たいていの場合は、面接官が読んだことのない本である
→その本の内容を説明してもらって理解しやすいか確認する
→その説明のわかりやすさによって説明能力の高さを測る
面接官の頭の中には、上のような意図があるんですよね。
読んだ本を聞いて、「その本の説明をしてちょうだい」と言って説明させることによって、説明能力の高さを確かめようとしているわけです。
最近読んだ本をわかりやすく説明する方法については、後でしっかりと説明しますね!
それに沿って回答すれば、この質問意図は簡単に満たせますよ。
「最近読んだ本」を聞くのには、さまざまな意図があるんですね。
そうなんだ。質問意図を把握すると、どう回答すればいいのかわかりやすいよね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
最近読んだ本の回答方法について、詳しく理解できたかと思います。
ただ、最近読んだ本に関する質問は面接で聞かれる機会は少ないです。
逆に、ほぼ必ずどの企業でも聞かれるであろう質問が、「志望動機・自己PR・ガクチカ」の就活3大質問。
就活3大質問をはじめとする面接でよく聞かれる質問に対する回答を、念入りに準備しておきましょう。
また、記事内でもお伝えしたとおり面接は実践練習も大切です。
就活エージェントにサポートしてもらいながら、本番と同じような環境で練習してみてくださいね。
ちなみに、「【現役人事10人に聞いた!】ES・GD・面接で最も重視するポイント 」で選考でとくに見られているポイントをまとめています。
現役人事の方に聞いた具体的な内容を解説しているので、ぜひこちらの記事もチェックしておいてくださいね!
では最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょう。
【本記事の要点まとめ】
- 本来、面接で最近読んだ本について質問するのは不適切である。
- もし最近読んだ本について聞かれた場合は、「結論+理由」で簡潔に答える。
- 面接ではよく聞かれる質問への回答を準備しておくことが重要。
- 最近読んだ本として答えられる本選びのポイントは、読みやすく企業が求める能力に合うものを選ぶこと。
- 企業のニーズと逆行するものや漫画・雑誌は評価されない可能性があるので避けるべき。
- 最近読んだ本がない人は、とにかく一冊は読んでみる。
- 最近読んだ本を聞かれたときに、要約サイトで見た内容を答えるのはNG。
- 面接官が最近読んだ本を質問する意図としては、読書習慣や向上心、本質の理解力を確かめる目的などが挙げられる。