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面接での「最近読んだ本」の回答例【おすすめの本も紹介】

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
※本気で就活を成功させたい方のみ読んでください。

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就活生や転職者のみなさん、こんにちは!

これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!

 

面接で「最近読んだ本は何ですか?」という質問をされることがあります。

質問される確率は低いですが、「読んだ本はありません」と答えるのは評価を下げることになりますよね。

 

しかし、本を読む習慣がない人にとっては答えるのがむずかしい質問かと思います。

そこで今回は、「最近読んだ本」を聞かれたときの回答をご紹介していきますね!

 

また、最近読んだ本がない人向けの対処法や、“これだけは読んでおこう”という僕が厳選した本を紹介します。

ぜひ参考にしてくださいね!

 

僕もあまり本を読まないので、この質問をされたら撃沈してしまいます...。

最近読んだ本について聞かれたときの答え方やおすすめの本まで紹介していくから、最後までしっかり読んでみてね!

【注意】面接で「最近読んだ本」を聞くのは本来NG

 

はじめにお伝えしておくと、厚生労働省の「公正な採用選考の基本」において愛読書に関する質問は不適切とされています。

つまり、本来は面接で「最近読んだ本」について聞くのはNGなのです。

 

【採用選考時に配慮すべき事項】

<b.本来自由であるべき事項(思想信条にかかわること)の把握>

  • 宗教に関すること
  • 支持政党に関すること
  • 人生観、生活信条に関すること
  • 尊敬する人物に関すること
  • 思想に関すること
  • 労働組合に関する情報(加入状況や活動歴など)、学生運動など社会運動に関すること
  • 購買新聞・雑誌・愛読書などに関すること

引用:厚生労働省「公正な採用選考の基本

 

しかし、聞いてはいけないという認識がなく質問してくる企業もあります。

よって、この記事では万が一質問された場合の答え方について解説していきますね。

 

最近読んだ本について聞かれること自体すくないけれど、質問された場合に備えて答え方を次の章から解説していくね。

面接で「最近読んだ本」を聞かれたときの答え方

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ではさっそく、最近読んだ本の答え方を紹介します!

回答は、以下の構成がおすすめです。

 

【最近読んだ本の回答の文章構成】

  • 最近読んだ本(結論)
  • なぜその本を読んだのか(理由)

→ 面接官から追加の質問をされたら答える

 

基本は、上記の構成でOKです。

他のサイトには、「◯◯を読みました。◯◯という内容でした。◯◯を得ました。・・・・」と答えなさいと書いていますよね。

 

しかし、僕からすると

いや、長ぇよ!

としか思いません。

 

「最近読んだ本」を聞かれたら、結論と理由だけをパッと答えましょう。

それ以上については、面接官から追加で質問された場合にのみ答えれば良いんですよね。

 

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本のタイトルから学んだことまで一気に答えるのが正解なのかと思っていました…!

他のサイトではよく書かれているよね。ただ、最近読んだ本についての質問の重要度は低い。よって、もっと大事な質問に時間を割くためにも簡潔に答えるのがベストだよ。

面接で「最近読んだ本」を聞かれた時の回答例文

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それでは、回答例文を紹介します。

僕が読んだおすすめの本をベースにした回答を紹介していきますね。

 

回答例文①

 

面接官「最近何か読んだ本はありますか?」

 

「私が最近読んだ本は、入社1年目の教科書という本です。(結論)

既に社会人として活躍している先輩から、就活生のうちにどんな人材が新入社員として活躍できるのかを把握しておくことが重要だと伺ったので、読み始めました。(理由)

 

面接官「有名な本ですよね!読んでみて何か学びはありましたか?」

 

「常に上司の立場に立って、上司が求めることを先読みして動くことの重要性を一番に学びました。(結論)

この学びを得てからは、実際に友人や恋人が何を求めているのかを意識するようになりましたね。(学びを既に活かしていることを伝える)

 

面接官「大事なことですよね。回答ありがとうございます。」

 

このぐらいシンプルに回答するのがベストです。

聞かれてないことまで、タラタラ話してしまうと面接官からの追加質問がなくなってしまいますからね。

(1人あたりの面接時間はだいたい決まっているので)

 

回答例文②

 

面接官「最近何か読んだ本はありますか?」

 

「先週、1分で話せという本を読みました。(結論)

普段、話が長くなってしまうことがあるのですが、それを改善するためにこの本を読むことにした次第です。(理由)」 

 

面接官「今話題の本ですよね。私はまだ読んでないのですが、どのような内容の本なんですか?」

 

「この本の本質は「結論を話すこと」にありました。(結論)

余談や前置きなどを省いて、常に結論から述べること。

必要であれば、その結論を補強するような理由や具体例を、結論の後に話すことが重要だという内容でしたね。(簡潔なまとめ)

 

面接官「結論から話すことは重要ですよね。ちなみに次に読もうとしている本はあるんですか?」

 

「はい。社会人になった時に役立つ知識を更に得たいので、入社1年目の教科書という本を読みたいと考えています。(結論)

既にアマゾンで購入済みで届くのを待っています。(行動力をアピール)

 

結論+理由」で答えれば、このように追加の質問によって会話が展開していきます。 

もちろん追加質問に対しても結論から述べて、シンプルに回答することを常に意識してください。

 

たしかに「結論+理由」で答えることで、会話が展開していくイメージが湧きますね。

そうだよ。1度にすべて伝えきりたい気持ちは分かるけど、そこは我慢してとにかく簡潔に回答することを心がけようね。

面接で「最近読んだ本」を聞かれた時のNGな回答例文

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次に、NGな回答例文を紹介していきますね。

文章で見ると「こんなふうに話さないよ!」と思うかもしれません。

しかし、面接になると本当にNG例文のような回答をしてしまう人が続出するので気をつけてください。

 

NGな回答例文① 質問への回答が長すぎるパターン

 

面接官「最近何か読んだ本はありますか?」

 

「最近読んだ本は、死ぬこと以外かすり傷という本です。

この本は箕輪厚介さんという編集者の方が書いた本なのですが、本のタイトルから非常にインパクトがあり気になって読むことにしました。

内容はとにかく行動することの重要性を説いています。

死ぬこと以外かすり傷でしかないんだから、どんなことにも挑戦すべきだということです。

たしかにこうしたメンタルで様々なことに挑戦すれば、自分が目指すゴールを達成できるとも思います。

実際にこの本を読んでから、様々なことに挑戦することにしました。

来月は1人で海外旅行に行くことにしました。そこで様々な挑戦をしようと思います。」

 

いかがでしょうか?

他のサイトでは、こうした例文を「正しい例文」として紹介してたりします。

 

もちろん就活において正解はないですが、こんな長く話してたら面接官が聞きたいことを聞けないですよね。

聞かれていないことまで、ダラダラと話すのはおすすめしません。

面接官とのコミュニケーションが取れずに、「コミュニケーション力が低い」と評価される可能性があります。

 

NGな回答例文② 結論が全然出てこないパターン

 

面接官「最近何か読んだ本はありますか?」

 

「私は読書が好きでよく読書をします。

先週、本屋に行ったのですがその時に気になった本を探していたのですが、なかなか見つからず1時間ぐらい本を物色していた中で、「超一流の雑談力」という本を見つけ、読むことにしました。

先日、その本を読み終わりまして非常に感銘を受けましたね。」

 

結論から話さないと、面接官には「なにを言いたいんだ?」と思われてしまうので要注意!

いつまでも結論が出てこないと、聞き手はかなりのストレスを感じます。

 

質問に対しすぐに結論を伝えないと、「コミュニケーション力が低い」と判断されてしまうことが多いです。

就活ではどんな質問にも結論ファーストを徹底してください。

それだけで面接の通過率が格段に上がりますからね!

 

面接通過率を上げるためにはエントリー数も確保しておこう!

面接通過率を上げるためには、エントリー企業数を増やして場数を踏むことが大事です。

事前に回答を考えておいても、いざ本番になると緊張してうまく答えられない…なんてことも少なくありません。

面接通過率を上げるためには、まず面接の場に慣れる必要があります。

 

そして、面接の場に慣れるにはエントリー企業数を増やして、場数を踏むことが重要です!

エントリー数を増やすことで、面接をうける回数もおのずと増えますからね。

 

エントリー数を増やすには、就活サイトをうまく活用しましょう。

これまで100以上のサイトを見てきた僕のおすすめは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ミーツカンパニー就活サポート」の2サイトです。

 

これら2サイトは、あなたに合う企業を効率よく見つけられるのがメリット。

企業からスカウトが届いたり、エージェント経由で選考を有利に進められることもあるので、利用しないとかなりもったいないですよ!

 

 

なお、以下の記事で就活に役立つサイトを6つ紹介しています。

面接の通過だけでなく、内定獲得率をあげるためにもぜひ参考にしてくださいね。

 

 

NG例文を見ると、意識しないとやってしまいがちな話し方ですね。

そうなんだよ。僕も意識してないと、結論ファーストで話せないからね。普段から意識してみると就活で自然にできるようになるよ!  

「最近読んだ本」に関して想定される追加質問

 

「最近読んだ本は?」と聞かれたら、結論+理由だけを語りましょう。

その上で、追加質問されたらそれに対して回答すれば良いだけの話ですね。

想定される追加質問は以下の3問です。

 

【想定される追加質問】

  • どんな内容の本なのでしょうか?
    →本の内容を説明させることで、説明能力の高さを判断したい。
    加えて、その本の内容を面接官自身が把握することで、その就活生の興味関心を知ることを目的にこの質問をしてくるだろう。

  • その本からどんなことを学びましたか?
    →読書を通して学びを得ることができるような向上心のある人材かを確かめるために、この質問をしてくる可能性がある。

  • 次に読もうとしている本はありますか?

    →次に読もうとしている本があるかどうかを聞くことで、読書習慣の有無を確認しようとしてくる可能性が高い。

 

これら3問に対する回答はシンプルで構いません。

それぞれの回答の基本構成をお伝えしておきますね。

 

追加質問① どんな内容の本なのでしょうか?への回答

 

一言で言うと、◯◯の重要性を書いた本でした。

 

本の内容を語るときは要注意です。

あらすじをツラツラと長ったらしく話してしまいがちですからね。

 

回答は簡潔な方が、優秀な人材だと評価されやすい。

重要なことは“本質を語ること”です。

 

本を通して著者が伝えたい、本質だけを回答すれば良いでしょう。

本を読むときも、「結局この本は何を伝えたいのか」を1言で語れるように意識できると良いですね。

 

追加質問② その本からどんなことを学びましたか?への回答

 

◯◯という学びを得ました。それを◯◯に活かしています。

 

「どんなことを学んだのか」についてもシンプルな回答でOK。

まずは「何を学んだのか」という結論を伝える。

その上で、「本から得た学びをすでに活かしています」とアピールすると効果的ですよ。

 

読書は「インプット」です。

インプットをするだけで満足してしまう人が多いので、すぐに「アウトプット」につなげている人は高く評価されますよ!

 

追加質問③ 次に読もうとしている本はありますか?への回答

 

社会人になったときに役立つ知識をさらに得たいので、◯◯を読もうと考えております。

 

次に読む本を答えるときは、「社会人になったとき役立つ知識をさらに得たい」と前置きすると、向上心をアピールできます。

「社会人になっても一生懸命学ぶ姿勢がありそうだ」と、良い印象をもってもらいやすいです。

 

ちなみに面接では、「質問→回答」の回数が多い方が良い。

つまり、「面接官」と「就活生」のやり取りの回数ですね。

 

質問に対しての回答が長すぎると、それはもはや「プレゼン」です。

コミュニケーション力が低い、と評価されてしまいます。

 

面接官とのやり取りを増やすためにも、1回ですべて答えようとするのではなく、追加質問を事前に想定しておくといいですよ。

 

面接に向けて実践的な対策を行っておくことが重要!

 

追加質問に備えて、実践的な面接対策も行っておきましょう!

回答を用意しておくだけだと、想定とちがう質問が飛んできたときに、焦って答えられないこともあります。

どんな質問がきても落ち着いた答えられるよう実践的な対策を行うことが大事です。

 

おすすめなのは、就活エージェントに模擬面接を行ってもらうこと。

就活エージェントは企業紹介だけでなく、選考対策もサポートしてくれるんですよね。

 

就活エージェントに模擬面接を行ってもらうことで、本番と同じような雰囲気で面接練習ができます。

エージェントはたくさんの就活生をサポートしてきており、企業とのつながりもあるので、的確なアドバイスをしてくれますよ。

 

僕がいま就活生だったら、「ミーツカンパニー就活サポート」「キャリアチケット」を利用します。

これまでに50以上の就活エージェントを分析してきましたが、この2つはオンライン面談に対応していますし、利用者からの評判も良い。

 

 

ただ担当者の質が悪いと、面接対策を要望しても雑な対応しかしてくれません。

初回面談を受けて、とくに親身になってくれる担当者に面接対策をお願いしましょう。

 

優秀なエージェントほど担当枠がすぐに埋まってしまうので、はやめに初回面談をうけて合う担当者を見つけてくださいね!

 

なるほど!まずは「結論+理由」を簡潔に語り、追加質問をされた場合にその回答を加えていくイメージですね!

そうだよ!1つ1つの質問への回答が長すぎる人が多いけど、それはもはやプレゼン。面接官とのコミュニケーションが取れていないんだよ。 

「最近読んだ本」としておすすめの本5選

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それでは、僕がおすすめの本を紹介していきます。

最近読んだ本としての回答にぴったりの本」なので、ぜひ1冊でも手にとって本質を押さえましょう。

 

  タイトル 料金
入社1年目の教科書 入社1年目の教科書 ¥1,572
死ぬこと以外かすり傷 死ぬこと以外かすり傷 ¥1,050
1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術 1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術 ¥1,540
超一流の雑談力 超一流の雑談力 ¥1,518
短期間で〝よい習慣〟が身につき、人生が思い通りになる! 超習慣術 短期間で〝よい習慣〟が身につき、人生が思い通りになる! 超習慣術 ¥1,490

 

① 入社1年目の教科書

入社1年目の教科書

入社1年目の教科書

Amazon

 

1番におすすめしたいのが「入社1年目の教科書」です。

この本は入社1年目の新卒社員がどのように立ち振るまえば、まわりから評価されるのか書かれた本ですね。

 

就活生のうちから、入社1年目のはたらき方について勉強している姿勢を面接官にアピールすることができます。

また、この本は社会人なら誰もが知る名著です。

よって面接官も「ああ、入社1年目の教科書ね」と話に乗りやすいです。

 

内容も非常に読みやすく、理解しやすい

読み進めるなかで、「これは社会人になったら実行してみよう!」と共感できるポイントが多々あります。

よって、面接で「その本からどんなことを学びましたか?」と追加質問されたときに答えやすいです。

 

学びを会社に活かせること、入社1年目の働き方を勉強している向上心の高さをアピールできること、読みやすいこと。

どれを取っても「最近読んだ本」として語るのにベストな本だと言えますね!

 

② 死ぬこと以外かすり傷

死ぬこと以外かすり傷

死ぬこと以外かすり傷

Amazon

 

 

次におすすめするのは「死ぬこと以外かすり傷」という本です。

この本はベストセラーを連発する編集者である、箕輪厚介さんが書かれた本。

「入社1年目の教科書」よりも尖っており、行動力をアピールしたい就活生におすすめです。

 

行動力の高さをアピールするにうってつけ

タイトルの通りで、「死ぬこと以外はかすり傷なんだからとにかく行動!」という内容ですね。

この考え方には僕も完全同意で、どうせ人生1回しかないんだから、とにかく行動すれば良い。

 

それでうまくいかないなら軌道修正すれば良い。

それが僕の考え方でもあります。

 

この本から学んだ内容として、行動することの重要性を語れます。

よって長所が行動力の人は、ぜひこの本を読んで長所をより尖らすと良いですね!

 

③ 1分で話せ

 

3冊目におすすめしたいのが「1分で話せ」という本です。

僕はこの本を最近読んだのですが、マジで就活に活かせるのでびっくりでした。

 

面接対策として必読本である

「最近読んだ本」として語るのも良いですが、それ以上にそもそもの面接対策として読むべき1冊でした。

「結論+理由」をバシッと伝えようという内容も書かれていたり、とにかく“簡潔に話すことの重要性”を学べる一冊です。

 

面接の本質って案外シンプルなんですよね。

就活専用の面接対策本を読むのなら、ぜひこの「1分で話せ」を読んでください。

就活だけでなく、これからの仕事にも確実に活かせる知識が書かれていますよ! 

 

④ 超一流の雑談力

 

次におすすめなのが「超一流の雑談力」という本です。

「雑談」の重要性について書かれた本で、人と信頼関係を作る上で、雑談することがどう役立つのか書かれています。

ベストセラーなので面接官も知っているでしょう。

 

信頼構築力に目を付けている人材は評価されるだろう

これから社会人として活躍するためには、どの職種であれ「信頼構築力」は絶対に必要となります。

社会人として必須である信頼構築力に、就活生のうちから目をつけていることをアピールできるのは最高ですね。

 

「雑談の仕方が本書の本質ではなく、この本は信頼構築の重要性について書かれた本でした」と面接でドヤ顔で言えば、間違いなく評価されますw

社会人として必須な能力から逆算して選ぶというのは、本の選び方として最適なのでぜひ実行してみてください。

 

⑤ 超習慣術

 

最後、5冊目におすすめしたいのが「超習慣術」という本です。

社会人なら誰もが知っていることですが、「習慣は最強」です。

習慣化してしまうことで、人の成長は加速します。

 

習慣の重要性を語れる人材になれると強い

なにごとも習慣になると、労力がかからなくなってくるんですよね。

歯磨きするのに労力いらないじゃないですか?

それは習慣化されているからで、小さい頃に歯磨きするのがめちゃくちゃ嫌いだった人は多いはずです。

 

どんなスキルを得るにも、成長するにも、行動を習慣化することが肝になります。

そんな成長の土台となる「習慣」について語れるようになっておけば、確実に面接でのアピール材料になるのでおすすめしました!

 

ちなみにこれら以外に就活で使える本については「【就活生の必読本19選】就活マンが“絶対に読むべき”おすすめの本を厳選紹介!」にまとめています。

こちらも合わせて参考にしてください!

 

僕がおすすめの5冊はこれだね!ちなみにどれも就活関係なしに、タメになる情報が書かれた良書だからぜひ読んでみて欲しいな!

特に「1分で話せ」が気になりました。話が長くなりがちなので、読んでみますね!

面接官が最近読んだ本を聞く理由(=質問意図)

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なぜ最近読んだ本を面接で聞かれるのか、面接官の質問意図を把握していきましょう。

面接官が「最近読んだ本」を聞く理由は、以下の6つです。

 

【面接で最近読んだ本を聞かれる理由】

  • 読書の習慣があるか確かめるため
  • 向上心があるか確かめるため
  • 知識量を確認するため
  • 本質の理解力があるか確かめるため
  • 就活生の興味関心を理解するため
  • 説明能力の高さを確かめるため

 

質問意図① 読書の習慣があるか確かめるため

 

まず、読書の習慣があるか確かめるために質問しています。

僕が就活生のとき、最近読んだ本を聞かれたのは2回ぐらいでした。

 

面接を受けた回数は60回ぐらいだったので、そもそも出題頻度は低いですよね。

そして、この質問をしてくる面接官は読書好きであることが多かった。

 

おそらくその企業は読書を推進しているのでしょう。

よって新卒にも読書習慣のある人材を求めている可能性が高いです。

 

質問意図② 向上心があるか確かめるため

 

最近読んだ本を聞くことで、向上心の有無を確かめている場合もあります。

なぜなら、そもそも本を読む人が少ないから。

 

本を読む人の多くは、なにか新しい知識や学びを得ようとしていることが多いですよね。

よって、読書習慣のある人は、向上心があると評価できます。

ちなみに文化庁のデータによると、16歳以上の読書量は以下です。

 

【1か月の読書量】

  • 47%が1ヶ月に1冊も読まない
  • 37.6%が月に1、2冊しか読まない

参考:文化庁「平成30年度「国語に関する世論調査」の結果について

 

つまり、社会人のおよそ8割はほぼ読書をしません。

そんな中で、読書習慣のある2割は他と比べて向上心が高いと評価できますよね。

 

質問意図③ 知識量を確認するため

 

読書習慣があれば、それだけ知識量があると評価することができます。

本っていうのは、「著者の知識を超濃縮したもの」です。

 

本を読むことで、読他人の知識を超濃縮したものを頭に入れていることになります。

本を読んでいない人は、“自分がこれまでの人生で得た知識のみ”しかありません。

最近読んだ本を聞くことで、どれくらい知識があるのかを確かめているのです。

 

質問意図④ 本質の理解力があるか確かめるため

 

本質の理解力があるか」を確かめるために、最近読んだ本を聞いていることもあります。

本ってめちゃくちゃ分厚いですよね。

約8割はいらない情報、言葉で埋められている。

 

よって、いらない8割の情報を排除し、残り2割の重要なところだけを抽出することが読書のポイントです。

これをすることで、その本の「本質」を見極められるようになる。

最近読んだ本を質問することで、本質を理解する力があるかを確かめているのです。

 

質問意図⑤ 就活生の興味関心を理解するため

 

最近読んだ本を聞くことで「その就活生の興味関心」を理解することができます。

そもそも本は、自分の興味のある分野の本を読みますよね。

興味がない分野の本を読もうとする人は少ないはずです。

 

よって最近読んだ本を聞くことによって、その就活生の興味関心を知る。

その興味関心を元に自社の商品や仕事内容が合うか確認するのが目的です。

 

質問意図⑥ 説明能力の高さを確かめるため

 

説明能力の高さを確かめること」も最近読んだ本を聞く理由の1つです。

これはどういうことか?

 

最近読んだ本を聞く

→たいていの場合は、面接官が読んだことのない本である

→その本の内容を説明してもらって理解しやすいか確認する

→その説明のわかりやすさによって説明能力の高さを測る

 

面接官の頭の中には、上のような意図があるんですよね。

読んだ本を聞いて、「どんな内容ですか」と説明させることで、説明能力の高さを確かめようとしているわけです。

 

「最近読んだ本」を聞くのには、さまざまな意図があるんですね。

そうなんだ。質問意図を把握すると、どう回答すればいいのかわかりやすいよね。

面接官に刺さる「最近読んだ本」を選ぶ時のポイント

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「最近読んだ本」として、どのような本を選ぶべきか迷いますよね。

そこで、面接で答えるための本選びのポイントを共有していきます。

本選びのポイントは、以下の4つです。

 

【最近読んだ本の選び方のポイント】

  • 読みやすい本を選ぶ
  • 企業が求める能力を学べる本を選ぶ
  • 企業のニーズと逆行する本は選ばないこと
  • 漫画は避けること

 

本選びのポイント① 読みやすい本を選ぶ

 

1つ目のポイントは「読みやすい本を選ぶ」ということです。

内容がむずかしい本は、そもそも読むのに時間がかかりますし、本質を理解しづらいんですよね。

 

とくに、普段あまり本を読まない人は、とにかく読みやすい本を選んでください。

最初からむずかしい本を読むと、「やっぱり読書ムリだ」となりがちです。

また専門用語だらけの本だと、それを面接官に説明するハードルも高い。

 

まずは購入する前に、店頭で5分ほど読んでみると良いですね。

それで読みやすいなと感じたら、ぜひ購入して読んでみてください!

 

本選びのポイント② 企業が求める能力を学べる本を選ぶ

 

2つ目のポイントは、「企業が求める能力を学べる本」を選ぶこと。

会社は、「組織」です。

よって、会社という組織に役立つ学びが得られる本を読むべきですね。

 

ちなみに、企業が新卒に求める能力は以下です。

 

引用:帝国データバンク「企業が求める人材像

 

データをみると、「コミュニケーション能力」「意欲的」といった人材が求められていることがわかりますよね。

よって、これらの能力を学べる本を読むことで、面接官にも好印象を与えられるでしょう。

 

たとえば、「日本文学についての本を読んで、日本文学の奥深さを学びました」と伝えても、仕事でどう活かせるのかわかりませんよね。

「◯◯を読んで、コミュニケーション能力の重要性を学びました」という仕事に役立つイメージができる本を選びましょう。

 

本選びのポイント③ 企業のニーズと逆行する本は選ばないこと

 

次に企業のニーズと逆行する本は読まないようにしましょう。

例としては以下のような本ですね。

 

【企業のニーズと逆行する本】

  • 起業についての本
  • 副業についての本
  • 個の時代(個人が活躍することの重要性)についての本

 

企業は独立心の強い人材を求めていません。

辞められたくないから当然ですね。 

 

企業が求めていることは「組織内での活躍」です。

よって、このニーズと逆行するような本を読むことはおすすめしません!

 

本選びのポイント④ 漫画は避けること

 

「最近読んだ本」の回答で、漫画は避けるようにしましょう。

僕も漫画は大好きです。

 

しかし漫画では、「読書習慣があるか」「向上心があるか」「知識量があるか」など面接官の質問意図を満たすことができないんですよね。

面接官の質問意図を考えると、やはり回答としてはビジネス書がベストでしょう。

 

【補足】「最近読んだ本」で小説を答えるのはアリ

 

「最近読んだ本」で漫画はNGですが、小説を答えるのはアリです。

ビジネス書とはちがうテイストですが、小説からでも学べることはたくさんあります。

また、答える小説のジャンルによって、あなたの人柄や興味・関心を面接官は知ることができますしね。

 

ただ注意点として、どんなに有名な小説でもすべての面接官が知っているとはかぎりません。

最近読んだ本で小説を挙げるならば、「◯◯(タイトル)という推理小説です」と小説のジャンルも伝えると良いですよ。

 

なるほど!4つのポイントを押さえた上で、本を選ぶと良いんですね!

そうだよ。上記のポイントに合う本を選んでみてね!

「最近読んだ本」がない場合の対処法

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ここまで最近読んだ本の回答方法や、おすすめの本について解説しました。

しかし、「最近読んだ本がない」という人もいるのではないでしょうか?

最近本を読んでいない人に向けて、対処法をこの章で話しておきますね。

 

【最近読んだ本がない人向けの対処法】

  • とにかく1冊だけは読む
  • 要約サイトはNG
  • それでも読んでいなければ正直に言う

 

とにかく1冊だけは読みましょう

 

まずどれだけ時間がなかろうが、1冊は読んでください。

「時間がない」「忙しい」が口癖の人は多いです。

 

ですが、ムダな行動を排除すれば、絶対に時間は作れます。

いまの生活をふり返り、「この行動は必要だっけ?」「この人と関わることは自分にとってプラスになっているかな?」と考えてみましょう。

 

その結果、時間を生み出して本を読んでください。

関わってマイナスにしかならない人との時間より、読書した方が10年後に勝ち組でいる可能性が格段に上がりますから。

 

本の要約サイトを見て読んだとするのはNG

 

他の就活サイトを見ると「本の要約サイトを使いましょう」と書かれています。

ですが、これは確実にバレますね。

やめましょう。

 

とくに普段から読書している人は、要約サイトだけ読んだ人の回答は確実に「あ、こいつ読んでないな」と違和感を覚えます。

要約サイトは「読む本を決めるため」だけに、使いましょう。

 

それでも読んでない場合は正直に言えばいい

 

要約サイトも使えない、時間も作れない、てか本を読みたくない。

そんな人は、「最近読んだ本はありません。読書はしないです!」と正直に答えればいいですよ。

 

面接での、「最近読んだ本は何ですか?」という質問の重要度はそこまで高くありません。

よって、そこで嘘をついたり、要約サイトを見て取りつくろうなら、正直者アピールした方がむしろ有効です。

 

「すべての質問に完璧に答えなければ!」と考えている就活生は多いですが、そんなことは無理です。

僕が就活生のときも、「なにそれ?」という質問をされて、「すぐに思いつきません」と答えることもよくありました。

 

面接では、3大質問と呼ばれる「自己PR・志望動機・ガクチカ」を徹底的に深堀りしておけば評価されます。

この面接の本質さえ押さえておけば、最近読んだ本が答えれらなくても問題ないですよ。

 

たしかに「全ての質問にちゃんと答えないと評価されない」という固定観念がありました。

ほとんどの就活生はそうだよね。「◯◯の質問に回答できなかった!面接オワタ」とか言うけど、その質問の重要性が低ければ全く問題ない。

もちろん志望動機や自己PRが全然話せないなら落ちるけど。

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました! 

最近読んだ本に関する質問は面接で聞かれる機会は少ないです。

 

逆に、どの企業でもほぼ必ず聞かれるのが「志望動機・自己PR・ガクチカ」の就活3大質問。

就活3大質問をはじめとする面接でよく聞かれる質問に対する回答を、念入りに準備しておきましょう。

 

また、記事内でもお伝えしたとおり面接は実践練習も大切です。

就活エージェントにサポートしてもらいながら、本番と同じような環境で練習してみてくださいね。

 

ちなみに、「【現役人事10人に聞いた!】ES・GD・面接で最も重視するポイント 」で選考でとくに見られているポイントをまとめています。

現役人事の方に聞いた具体的な内容を解説しているので、ぜひこちらの記事もチェックしておいてくださいね!

 

では最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょう。

 

【本記事の要点まとめ】

  • 本来、面接で最近読んだ本について質問するのは不適切である。
  • もし最近読んだ本について聞かれた場合は、「結論+理由」で簡潔に答える。
  • 面接ではよく聞かれる質問への回答を準備しておくことが重要。
  • 最近読んだ本として答えられる本選びのポイントは、読みやすく企業が求める能力に合うものを選ぶこと。
  • 企業のニーズと逆行するものや漫画・雑誌は評価されない可能性があるので避けるべき。
  • 最近読んだ本がない人は、とにかく一冊は読んでみる。
  • 最近読んだ本を聞かれたときに、要約サイトで見た内容を答えるのはNG。
  • 面接官が最近読んだ本を質問する意図としては、読書習慣や向上心、本質の理解力を確かめる目的などが挙げられる。