就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
僕が今、就活を振り返った時に思うことがあります。
それは、
もっと業界についての理解を深めておけばよかった!!
ということでした。
なぜそれほどの業界の選択が重要なのか。
人気の業界を見る前に、確認していきましょう!
業界研究の仕方ってどこも曖昧なので、詳しく教えてください!
わかったよ!この記事を読めば、業界について基礎知識は必ず身につくから。
- 業界の選択だけで人生は大きく変わる
- 業界とは?|業界と業種の違いについて
- 業界は大きく8つに分類することができる
- 就活生に人気の業界【8選】
- 「キャリアアップ」を重視する就活生におすすめの業界の選び方
- 「安定性」を重視する就活生におすすめの業界の選び方
- 「夢の実現」を重視する就活生におすすめの業界の選び方
- 業界を理解するうえでおすすめの本
- まとめ
業界の選択だけで人生は大きく変わる
業界の選択によって、本当に人生は大きく変わります。
同じ時間働いて、同じだけ大変な思いをしても業界の違いによって、待遇が変わるからです。
業界の違いによる圧倒的な格差
例えばブライダル業界に入社したとします。
毎日夜の11時まで残業したとしても20代での年収は300万円に届かないでしょう。
しかし一方で、不動産業界に入社して、毎日夜の11時まで残業したら20代で年収1000万円を超えることも可能です。
労働時間=同じ給料ではない
ブライダルでも、不動産でも両者ともに、同じ時間働いている。
どちらも大変で労力は変わりません!
なのになぜ、これほどまでに年収が違うのでしょうか?
それは「業界の生産性」によるものです。
利益率が高く、儲かる業界の方が人件費も多く出せる。
利益率が低く、儲からない業界はいくら忙しくても人件費にお金をかけることができないんですよね。
つまりどの業界に入社するか、業界の選択の時点で、年収だけでなく福利厚生などの待遇は変わるということです。
業界理解は重要だができている人が少ない
そんな重要な「業界の理解」ができている就活生はどのぐらいなのか?
実際のところ、業界への理解をほとんどしないで就活を進める人は多いです。
そこで本記事では、皆さんに業界の理解を深めてもらうべく、就活生に人気の業界だけでなく、全8業界を徹底解説していきます!
「業界」という言葉を就活生になってからよく聞くようになりました。でもその意味がいまいち分かっていないんですよね。
僕も就活生の時は「取り扱っている商品が違うんだろうな」ぐらいにしか思っていなかった。
けれど、今ではどの業界に入社するかで人生が変わると本気で思っているよ!
それほどに業界理解は重要なんですね。詳しく知りたいです!
今回は業界について理解してもらうために全8つの業界の解説と、就活生に人気の業界について詳しく解説していくね。
業界とは?|業界と業種の違いについて
まず最初に「そもそも業界とは何か?」という疑問がありますよね。
僕自身、就活生の時には漠然としたイメージで業界という言葉を把握していました。
そして調べてみると実際に業界という言葉の定義は曖昧であり、「どんな種類の製品を扱っているのか」ということによって、業界は分類されます。
一方で「業種」という言葉も存在します。
こちらの業種については定義がはっきりしており、「その企業が関わっている分野」のことを指します。
総務省の日本標準産業分類によると、以下の画像のとおり様々な業種が存在します。
▼総務省による業種の分類分け
画像引用:総務省『総務省|統計基準・統計分類|日本標準産業分類』
業界と業種の違いについては非常に曖昧です。
よって、ここでは業界とは「どんな種類の製品を扱っているのか」という扱う製品での分類のことだと理解しておいてください。
業界という言葉は非常に曖昧な言葉なのですね!
そうなんだよね。
でも例えば食品を扱っていれば食品業界、車を扱っていれば自動車業界と非常にシンプル。何を扱っているかで分けられるよ!
業界は大きく8つに分類することができる
業界は「どんな種類の製品を扱っているのか」という分類分けだと話しました。
しかしこれだと業界を理解するのが難しいですよね。
そこで就活攻略論では、業界をその役割ごとに大きく8つに分類しました。
【業界の大きな8分類】
・メーカー(役割:モノを作る)
・サービス/インフラ(役割:無形のモノを売る)
・商社(役割:モノを動かす)
・小売(役割:モノを売る)
・金融(役割:お金を動かす)
・ソフトウェア(役割:情報を売る)
・広告/マスコミ/出版(役割:情報を広げる)
・官公庁(役割:国や地方団体の仕事を行う)
これら8分類の中で、扱う製品ごとに業界が分類されます。
例えば「食品業界」と「自動車業界」は“モノを作る”という役割で同じ「メーカー」に属します。
また「不動産業界」と「人材業界」は“無形のモノを売る”という役割で同じ「サービス」に属します。
このように業界はそれぞれの役割によって、大きく8つに分類すると分かりやすい。
よって、まずはこれら8つの業界を解説していきますね。
①メーカー
まずはメーカーですが、これは「モノを作る」という役割を持ちます。
自社で工場を持ったり、工場に生産を依頼することで企業ごとに様々な種類のモノを作ります。
僕が新卒で入社したのは「食品企業」だったのですが、これは食品を作るメーカーと言えますね。
メーカーを見る時は何を作っているかに着目すべし
メーカーは何を作るかによって、売上や安定性が大きく変わります。
例えば「食品」は比較的時代の変化に影響されず、ずっと需要があります。
大不況になったからと言って、食品を食べなくなることはありませんよね。
また技術革新の影響で将来なくならないモノを作る業界も安定性が高いと言えます。
例えば「自動車」ですが、実は将来的には需要がなくなる可能性があります。
なぜなら「自動運転技術」の発達によって、道を自動運転のタクシーが常に走っていて、自分で運転する必要がなくなる未来があり得るからです。
一方の食品はどれだけ技術が発達しようが、その食品の需要がなくなることは少ないですよね。
このようにメーカーを見る際は「どんなモノを扱っているのか?」
そして、「そのモノは景気の影響を受けにくいのか?」「将来なくなることはないのか?」という目を持つことが重要ですよ。
【小分類(業界を更に細かく分けたもの)】
食品、化粧品、化学、繊維、農林、水産、建設、住宅、自動車、機械、電子機器、医療機器、輸送機器など
②サービス・インフラ
次にサービス・インフラですが、これは「無形のモノを売る」という役割を持ちます。
メーカーは形のあるモノを作る役割がありましが、こちらのサービスは無形のモノを売ります。
イメージしやすいのは、医療や介護などですよね。
病気を治療してくれたり介護してもらうことは、無形の価値です。
他にも事業の相談に乗ってくれるようなコンサルティング業界や、雇用に関するサポートを行う人材業界も役割別でこちらに含みます。
【小分類】
コンサルティング、人材、不動産、鉄道、航空、物流、電力、ガス、フード、医療、福祉など
③商社
続いて紹介するのが商社です。商社は「モノを動かす」という役割を持ちます。
正直な話、僕は大学後半まで「商社って何?」と知りませんでした。
就活の時期になるとやたらと商社の人気が高いので調べる人も多いですよね。
商社のメイン業務はトレーディング
この商社の役割ですが、「トレーディング」という機能がメインとなります。
これは世界中に存在する売り主と買い手を繋ぐ役割ですね。
つまりは仲介役です。
そして商社は仲介役としてだけでなく、そのモノを動かす物流手配まで一貫して行います。
例えば自動車会社A社があったとして、自動車を作るためには「鉄鋼」が必要ですよね。
ではこの鉄鋼をどう調達するのか?
この時に商社に頼むことで、商社は世界中になる鉄鋼の調達先とその自動車会社を繋ぎます。
このように原材料だけでなく、様々なモノを仲介役として繋ぎ、モノを動かすことで利益を産むのが商社の役割です。
【小分類】
総合商社、専門商社
④小売
次に紹介するのが小売です。小売の役割は「モノを売る」ですね。
コンビニやスーパー、百貨店などメーカーからモノを仕入れて売ることで利益を出すのが小売の役割です。
小売は最近かなり厳しくなってきている
最近はAmazonなどを利用してネットで購入する人が増えてきているので、小売の売上は減少していますね。
正直な話、あと10年20年したら更にネットで便利に購入することができるようになります。
生鮮食品を扱う「Amazon Fresh(アマゾンフレッシュ)」などもより便利になり普及すると予想されるので小売は厳しくなる一方だと思います。
このように新技術、新サービスによってその業界がどう変わってしまうのかという視点を持てる就活生は強いですね!
【小分類】
百貨店、コンビニ、スーパー
⑤金融
次は金融です。金融の役割は「お金を動かす」ですね。
一番わかりやすいのは銀行です。
銀行は「貯金」としてお金を集めて、企業や一般人にお金を貸してその利息で利益を生みます。
他にも保険も同じですね。
多くの人から保険金を集めて、何かあった人にその集めた保険金でサポートして、余ったお金を利益にします。
金融はお金を動かすだけで利益が生まれるから利益率が高い
金融はお金を動かすことで莫大な利益を生み出します。
メーカーのようにモノを作るための原材料費などがかからないので、比較的利益率が高い商売です。
【小分類】
銀行、証券、生命保険、損害保険、クレジット、リース
⑥ソフトウェア
続いてソフトウェアですが、この役割は「情報を売る」です。
ソフトウェア単体で言うと、スマホやパソコンを動かす基本的なプログラムのことを指します。
しかし、ここではインターネットに関連する全てをソフトウェアとして分類してみました。
インターネットを使って情報を売ることで利益を生み出します。
現実世界とは違って、インターネット上には無限に土地が存在する。
よって格安で商売ができたり、情報を売ることができるんですね。
【小分類】
ソフトウェア、インターネット、通信
⑦広告・マスコミ・出版
続いて広告・マスコミ・出版ですが、これらの役割は「情報を広げる」です。
テレビや本なんかは分かりやすいですよね。
情報をテレビや本を経由して伝えることで、その情報を広げます。
最近はネット広告が伸びまくり
今はインターネットでの広告が非常に増えてきています。
これらインターネット上の広告を専門で扱う企業も多く出現していますよね。
ちなみにYoutuberの年収が超高いのは、Youtubeを見る人が増えて、同時に広告を見る人が増えているからです!
人気のチャンネルだと、ゴールデンのテレビ番組よりも視聴者数が多かったりするので、そりゃ稼げますよねw
【小分類】
広告、テレビ、新聞、出版
⑧官公庁
では最後8つ目の分類ですが、官公庁です。
官公庁の役割は「国や地方団体の仕事を行う」としてみました。
つまり簡単に言うと、国や地方に関わる団体のことです。
市役所や官公庁などで基本的な国としての機能を守る役割ですね。
【小分類】
官公庁、公社、その他団体
就活生に人気の業界【8選】
ここまで様々な業界を8つに分類分けしてきました。
業界とは「取り扱う製品」での分類のことで、それらは役割ごとに大きく8つに分類できることを把握できたと思います。
これらの基礎知識を理解した上で、ここからは就活生に人気の業界をまとめて紹介します!
就活生に人気の業界はやっぱり給料が高いとかですか?
いや、そんなこともないんだよ。
就活での人気度はかなり「知名度」に左右されてしまう。
例えば普段食べている食品を作っている会社の知名度は高いよね。
他にもテレビCMを流している会社も知名度が高い。
働きやすさや給料の多さに関係なく、こうした知名度の高い会社が含まれる業界は人気だね。
なるほど。たしかに就活生は既に知っている会社に「とりあえずエントリーしよう」と考えますよね。
そのとおり!だからこそ「知名度」と「自分との適性の高さ」は切り分けて業界を見ることが重要だよ。
就活生に人気の業界① 総合商社(商社)
就活生に人気の業界として挙げられるのが「総合商社」です。
商社のビジネスモデルは非常に利益が出やすいので、それゆえに給料が非常に高いんですよね。
総合商社は高い年収の代表格
総合商社の代表格である三菱商事は、平均年収が1500万円。
伊藤忠商事は平均年収が1400万円と、非常に高いですよね。
それゆえに「商社マンはモテる」という事実があったりして、特に超高学歴の就活生に人気です。
しかし商社はかなり体育会系の人が多い業界なので、パワハラがひどかったりという話をよく聞きます。
憧れて入社したけど、先輩社員からのあたりがきつ過ぎて毎日辞めたいと言っている知り合いを複数人知ってますw
ちなみに総合商社は入社ハードルがめちゃくちゃ高いです。
学歴がない人は語学力がないと非常に厳しいですね。
まぁ、僕は個人的に商社マンは「俺は商社マンだぜ」感を出しすぎているので嫌いですが...w
【人気企業例】
伊藤忠商事、三菱商事、三井物産、丸紅、住友商事、双日、豊田通商
就活生に人気の業界② 食品(メーカー)
次に就活生から絶大な人気を誇るのが「食品業界」です。
食品業界は景気に左右されにくい「抜群の安定性」と「知名度の高さ」を誇ります。
倍率ランキングを見ると、明治が総合職の入社倍率が2000倍を超えていたりとえげつないですよね。
食品業界が人気の秘訣は「安定性」
なぜこれほど人気かというとまずは「安定性」にあります。
例え景気が悪くなっても食べ物の需要は減らないので、売上が極端に減るリスクが低い。
更には「食品メーカーを新しく立ち上げよう!」とする企業は少ないです。
なぜなら工場を建てたり、大量の原材料を仕入れるなど莫大な初期投資が必要だから!
これによって新規で入ってくる競争相手(=競合他社)が少ない点も、食品業界の安定性を支える1つだと僕は考えています。
知名度の低い食品企業は超狙い目
ちなみにどうしても食品業界に入りたいなら「超有名食品企業」を狙うだけでなく、「知名度が低い食品企業」を狙うのをおすすめします。
サントリー、キリン、明治、味の素などは有名すぎるために倍率が数百倍になるので入社難易度が高い。
よって、もっとマイナーな食品を扱っているような知名度の低い企業なら倍率は数倍、数十倍になります。
僕の友人で知名度の低い食品企業で働いている人がいますが、普通に年収や福利厚生も良くて、仕事の自由度が高いです。
むしろ超大手になればなるほど、仕事がマニュアル化しすぎてつまらなかったりしますからね。
僕が勤めていた食品企業も、もはや大きすぎて仕事が固定化されすぎいてつまらなかったですから!
【人気企業例】
サントリーグループ、キリン、味の素、明治、森永乳業、カゴメ
就活生に人気の業界③ 航空・鉄道・観光(サービス)
就活生に人気の業界、3つ目は「航空・鉄道・観光業界」です。
これらの人気の裏には「憧れ」がある気がしますね。
例えばANAやJALとかに入社する人って、「スチュワーデスさんに憧れる!」とか「旅行好きすぎ!」みたいな憧れを持っていますよね。
憧れの職業や会社はやっぱり人気
言い方を変えると「憧れの会社」ですね。
鉄道会社が人気なのも、同じことが言えると思います。
これら憧れ色の強い会社は、就活ではとにかく人気です。
僕は1度だけマイナビの超大型の合同説明会に参加したことがあるんですが、JALのブースに人が集まりすぎてすごかったですねw
【人気企業例】
全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)、JTBグループ、東日本旅客鉄道、東海旅客鉄道
就活生に人気の業界④ 自動車(メーカー)
続いて就活生に人気の業界は「自動車業界」です。
日本の代表的な業界と言っても過言ではないと思います。
トヨタやホンダ、日産自動車など、自動車業界には日本を代表する企業が多くありますよね。
それゆえに就活生の中でも非常に人気の業界になります。
自動車業界には「自動運転」の影がせまっている
しかし将来的には不安要素のある業界だと僕は考えています。
なぜなら「自動運転車」の普及の波がせまっているからですね。
例えば自動運転車にGoogleやAmazonが参加してきて、トヨタやホンダが対抗できない可能性がある。
更には自動運転の普及によって、車離れが更に加速します。
街中に自動運転車が走っていて、超格安で乗れるのなら自分の車を持つ必要がなくなるからです。
自動車業界はこれまで圧倒的な成長と売上の高さを見せてきましたが、これからは分からない業界ですね!
【人気企業例】
トヨタ、ホンダ、デンソー、豊田自動織機、日産自動車、マツダ、アイシン精機、ヤマハ発動機、三菱自動車工業
就活生に人気の業界⑤ 銀行・証券(金融)
次に就活生に人気の業界が「銀行・証券業界」です。
銀行の人気が下がってきたとは言え、まだ圧倒的な人気を保っています。
特にメガバンクは不動の人気を誇ります。
僕の周りでも、特に女性は銀行への入社を希望する人が非常に多かったです。
銀行はAI化が進めば人員削減されまくる
しかし銀行の仕事は「AI(人工知能)」に代替されやすい。
よってほとんどのメガバンクが人員削減を行っており、今後更に削減されていくと思います。
たしかに銀行の窓口業務って、タッチパネルとかで十分ですもんね。
最近では振り込みなどもアプリで簡単にできたりと、どんどん便利になっています。
便利になればなるほど、社員が必要なくなっていくのは確実です。
(もちろん銀行だけじゃないけどね!)
【人気企業例】
三菱UFJ銀行、みずほフィナンシャルグループ、三井住友銀行、野村證券、東京海上日動火災保険
就活生に人気の業界⑥ 広告代理店(広告)
次に「広告代理店業界」も就活生には非常に人気があります。
広告代理店とは、企業の広告活動を代理で行う企業のことを指します。
テレビCMやネットで広告を出したりと、顧客に合わせた広告を出すことで報酬を貰うビジネスモデルです。
実際にテレビCMを出そうと考えた時に、タレントをキャスティングしたり構成を考えるのは非常に難しいですよね。
そこで企業はこうした広告代理店に任せます。
広告代理店で人気は電通・博報堂!
ちなみに広告代理店の中でも電通と博報堂は知名度が高く、年収も高いので人気があります。
博報堂で働いている友人がいるのですが、仕事は私服でおこなっていたりと自由度は高いそうです。
一方で仕事量は多いので、どうしても仕事中心の生活になってしまう。
しかし給料が高いから満足しているとも言っていました。
【人気企業例】
電通、博報堂、アサツーディ・ケイ(ADK)、サイバーエージェント、オプト、ワンスター
就活生に人気の業界⑦ 通信(ソフトウェア)
この記事で紹介する最後の人気業界は「通信業界」です。
通信業界と言っても様々な仕事があります。
携帯電話の技術開発や安全対策をしたり、サーバシステムを開発する仕事もありますね。
通信業界は比較的大手企業が多いので、安定性が高く知名度も高いので人気です。
例としては楽天やNTTドコモ、ソフトバンクグループが挙げられますね。
ソフトウェア業界は競争が激しい業界
しかし一方で通信業界は新規参入企業も多いので、競争が激しいです。
企業によっては超激務になるみたいなので、入社を希望する人は内定獲得後にでもOB訪問をして実情を聞くことをおすすめします。
【人気企業例】
楽天、野村総合研究所、NTT東日本、NTTドコモ、Sky、日本IBM、ソフトバンクグループ
【超重要】就活生向けの企業選びの最適解
ここまで就活生に人気の業界を紹介してきました。
僕は就活の成功は「自己分析」と「企業選び」の2つが決めると考えているのですが、就活では特に企業選びに迷いますよね。
そこで僕が考える企業選びの最適解を図でまとめてみました。
エントリーする企業を探す方法としてやっぱり最適なのは「求人サイト+就活エージェント+逆求人サイト」の3本柱ですね。
求人サイトは自分で探す一方で、就活エージェントと逆求人サイトは1度登録してしまえば、あとは自動的に企業との繋がりを持つことができます。
▼求人サイトのおすすめ
※マイナビとリクナビは企業数が多すぎるので検索条件で厳しく絞り込むのが重要。
▼就活エージェントのおすすめ(※2つ以上利用して合う担当者だけ継続利用)
ミーツカンパニー就活サポート、キャリアチケット、キャリアパーク就活エージェント
※これらは保有求人数が多くて実績のある大手が運営会社なので利用するならまずは上記あたりが良い。良い担当者にあたると質の高いES添削や面接対策も受けられるので一石三鳥。微妙な担当者は即切りすべき。
▼逆求人サイトのおすすめ(※2つ以上利用してスカウト数を増やす)
※まずはこの2つを登録、プロフィールはどちらかのをコピペでいける。
上記の3本柱で企業との接点を獲得しつつ、気になる企業があれば、必ず口コミサイトでリアルな職場の状況を確認するようにしてください。
そして最後に最も大切なのが、最終面接まで進んだ企業、または内定を獲得した企業に対して「本当にここに入社すべきか」という確認のために、人事以外の社員に話を聞く機会を、人事にお願いして設けるようにしてください。
現場の社員さんに話を聞くことで(特に残業時間や人間関係、仕事内容など)、入社後のギャップを減らすことができて、企業選択の精度を大幅に上げることができます!
(正直面倒な作業だけど、入社後のギャップに後から苦しむよりだいぶマシ!)
以上の方法を1つの企業選びの軸として、ぜひ運用してみてください!
加えて、企業選びと同じぐらい重要な「自己分析のやり方」は下記の記事でマンガで解説しているので絶対に読んで自己理解を深めてください。
(自己理解を深めることが、企業選びと選考対策の精度を上げる基盤なので!)
» マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】
「キャリアアップ」を重視する就活生におすすめの業界の選び方
人気の業界がよく分かりました。たしかに企業例を見ると、知名度が高くいかにも人気そうな業界ですね!
そうだね。しかし何度も言うけど、企業選びで重要なことは「自分との適性」なんだよ。
具体的に自分との適性とは何ですか?
例えば「キャリアアップして40代では年収1000万円稼ぎたい!」というのを第一優先にしている人。
それと「毎日せかせかしないで年収は500万円で良い」というのを第一優先にしている人とでは、選ぶべき業界や企業が違うんだよね。
たしかにそうですね。Aさんにとってはブラック企業でも別のBさんにとってはホワイト企業という場合がありますもんね。
まさにそのとおり!そこでここからは「自分の持つ価値観ごとにおすすめの業界の選び方」について解説していくよ。
業界や企業を選ぶ時は、自分の価値観に合わせて選ぶことが重要!
「人気だからとりあえずここ!」と選ぶのはNGです。
業界ごとに特性が異なるので、価値観ごとにそれぞれおすすめの業界の選び方を解説します!
この章では「キャリアアップ」を最重要視している人のための業界の選び方について解説していきます。
年収を増やしたり、どの企業でも必要とされる人材になりたい人は参考にしてください!
成長業界または今後成長する業界を選ぶ
「キャリアアップ」を重視する人はとにかく成長業界または今後成長する業界を選ぶことが重要です。
名著「転職の思考法」でも、「成長業界に身をおくことは昇りのエスカレーターを歩いているようなもの」だという表現がありました。
逆に衰退業界では、反対向きのエスカレーターを歩いているようなものと言えます。
成長業界にいると市場価値が高まる
また成長業界で経験を積むことで常に必要とされる人材になれます。
なぜなら成長業界なので、その分人材を必要とする企業が増える一方だから。
例えば今はYoutubeが人気ですよね!
その人気とともに、動画編集者の需要が超高まっている。
つまり、成長業界にいるとそこでのスキルが他でも必要とされやすいってことです!
衰退業界にいると市場価値が下がる
逆に衰退業界では、反対に人員削減が加速します。
つまり同じ業界での転職が難しいということです。
キャリアアップするためには、転職も選択肢に入れつつ都度自分の市場価値を最も高く評価してくれる企業に身を置くことが重要です。
これらの理由から「キャリアアップ」を重視する人は、確実に成長業界や今後成長する業界に進むことを意識してください。
生産性が高い業界を選ぶ
またキャリアアップにおいて、「年収」を重視するのなら、同時に「生産性の高い業界」を選ぶことが重要になります。
生産性の高い業界とはつまりは「営業利益率の高い業界」とも言い換えることができます。
例えばブライダル業界は残業が超多いのに年収は良くても400万円ぐらい。
残業しまくってもブライダル業界で年収1000万を貰うことは難しいですね。
一方で不動産の営業なら20代でも年収1000万を超えることが不可能ではありません。
これらの違いは何でしょうか?
ブライダルでも不動産でもどちらも同じぐらい大変なのに、年収に2倍3倍の差が簡単に付きます。
利益が多ければ人件費にかけるコストも多い
これらの違いはつまりは「利益率(生産性とも言える)」なんですよね。
ブライダルって顧客を集めるための広告を出して、式場案内をして、当日までの準備をして、当日は料理もだして、それでやっと数百万円払ってもらえます。
それらにかかった人件費や料理代を差し引いたらそんなに利益は残らない。
一方で不動産なら1000万円で仕入れた土地を1500万円で売れば、500万円の利益が出ます。
これにかかるのは大きく人件費のみなので、大きな利益が残りますよね。
大きな利益が残るからこそ、人件費にお金をかけることができる。
つまり生産性が高い事業だからこそ、不動産の営業に多くの給料を払うことができるのです。
このように業界の生産性が高いところに身を置き続けることで、年収を上げることが可能なんですよ!
業界の選択だけで年収が数倍変わってくる
業界の選択によって年収が数倍変わっているという事実を就活生は理解していないですが、超重要なので意識しましょう。
最後に、これら成長業界や今後成長する業界を選ぶことの重要性は「転職の思考法」に書かれているので必読です。
「キャリアアップ」を最重要視している人は特に就活生の間に読んでおきましょう。
自身のキャリアを重視する場合は、成長業界に身を置くことで市場価値がエスカレーターを登っているように上がっていくんですね。
成長が止まった企業だと「会社の成長」よりも「社内の噂話」にみんなが夢中になるんだよ。
そんな環境ではキャリアアップは目指せないよね。
たしかに同年代が成長業界でメキメキと伸びている時に、社内の噂話なんかに夢中になっていたらキャリアアップは見込めないと思います。
実際見込めないよ。
僕が入社した会社でも社内の噂話ばっかりしてたから、9割の飲み会は断ってたしね。ここにいるとクズになるなって思ったよ。
「安定性」を重視する就活生におすすめの業界の選び方
次に「安定性」を重視する就活生におすすめの業界の選び方を紹介します。
最初に言っておきますが、この世に“完全な安定”は存在しません。
未来には何が起こるのかわからないからです。
それを踏まえた上で、安定性が“比較的高い”業界の選び方を紹介しますね!
生活必需品を扱う業界を選ぶ
まず生活必需品を扱っている業界は安定性が高いです。
例えば、「ドローン」ってありますよね。
ドローンの成長はすごいですが、ドローンは生活必需品ではないのでドローンよりも便利なものが出てきたら一発で需要がなくなります。
一方で「食パン」ってありますね。
食パンは食品であり、生活必需品なので何が出てこようが需要がなくなることはありません。
食品は新ブランドよりもずっと買ってるブランドが強い
更に食品は「安心感」が重要なので、ブランドの価値が非常に高いんですよね。
「うちはずっと山崎だから」という感じで、味や価格に関係なく買う人も多いです。
このように生活必需品は圧倒的に需要が減りにくいので安定性が高いと言えます。
少し細くですが、「自動車」も生活必需品ですが、これは「自動運転車」に代替される可能性があります。
このように何かに代替される可能性がある製品は注意が必要ですね!
参入障壁が高い業界を選ぶ
次に「参入障壁が高い業界」は安定性が高いです。
参入障壁とは何かというと、新しい企業がその事業に参入しやすいかどうかですね。
新しい企業が参入しにくい業界は、その分競争相手が少ないので安定性が高いです。
途中でも説明した通り、「今から会社を建てるぞ!」と考えた時に工場を建てないといけなかったりすると参入しにくいです。
また、一部の通信事業のように(au・ドコモ・ソフトバンク・楽天などのキャリア)国に割り振られているような事業も参入しにくいです。
またインフラなども新しく始めにくいので参入障壁は高いですよね。
一方でメディアを運営している企業などは参入障壁が低いので、競争相手も多いのでいつ売上がガクッと減るか分かりません!
更にはメディアなどは、Googleの方針転換で一発アウトになったりするので安定性に欠けますよ。
このように「安定性」を重視する人は以下の視点を持って業界を選んでみてください。
比較的に安定な企業の3要素
・生活必需品かどうか?
・将来代替されにくいかどうか?
・参入障壁が高いかどうか?
この世に安定はないと言えども、「比較的安定性の高い業界」は存在するということですね。
そのとおり!やっぱり参入障壁の低いIT企業に入社すれば、競争が激しいし安定とはかけ離れてしまうからね。
ここは完全に相性ですよね。就活マンは大手食品企業に入社したそうですが、安定性はどうでした?
やっぱり安定性においては抜群だったね。
食品は参入障壁が高いし、既にスーパーやコンビニで売られる定番化していたから売上がゼロになることはないしね。
「夢の実現」を重視する就活生におすすめの業界の選び方
それでは最後に自分の「夢の実現」を重視する就活生におすすめの業界の選び方を解説します。
これはつまり元々「◯◯になりたい!」という夢がある人ですね。
途中で話した「JALに憧れている!」とか「商社マンになって周りをブヒブヒ言わせたい!」みたいな人は多いと思います。
夢の実現とその他条件を一度切り離して業界を見る
こうした価値観を持つ人は、まずは夢の実現と、その他の条件を一度切り離して業界を見る必要があります。
例えばJALに入社することは夢だけど、残業時間が毎日5時間あったら耐えられないという人はいると思います。
つまりその夢や憧れと、労働条件などを天秤にかけて考えてくださいねってことです。
夢や憧れだけで業界を選んでしまうと、「入社したら違った!」という事態になりやすいです。
「憧れ」は現実を見えなくしてしまう
なぜなら夢や憧れは視野を狭くするからですね。
僕のおすすめとしては、夢や憧れを抱いている業界の労働条件を徹底的に調べたり、OB訪問をして実情を聞くことですね。
現場のリアルを押さえた上でその業界に進むのか、視野を広く持って業界を選びましょう!
夢ややりがいを重視して業界を選ぶことも重要だけど、労働条件などにもしっかりと目を向ける必要があると。
そうだね。好きを仕事にするとうまくいかないとはよく言うけど、やっぱり好きなことを仕事にする人は強いし、やりがいもある。
その中でしっかりと自分に合った労働環境かも見極めることが重要だよ。
業界を理解するうえでおすすめの本
最後にすこし情報を補足しておきます。
業界を理解する上では、ネットでちまちま調べるよりも本で全体像を把握した方が効率的だと僕は思っています。
そこで「業界地図」という本をおすすめしておきます!
この本は「業界研究といえばこれ!」という本であり、各業界の説明や企業例についても豊富に書かれています。
この記事を読んで、業界研究の重要性を理解した人はぜひ合わせてご覧ください!
まとめ
ここまでお疲れ様でした!
業界についての理解が少しでも深まったでしょうか。
僕が就活生の時、正直「業界の選択」はそこまで重要視していませんでした。
「農学部から大企業を狙うなら食品業界か化学業界かな」ぐらいの認識だったんですよね。
しかし食品業界は僕みたいな超向上心が高いタイプの人間には合わなかった。
実際にサラリーマンになって初めて、「業界の選択ってこんなに重要なんだ!」と思いましたね。
僕ならベンチャー企業やIT企業が合っていたと、今なら思います。
もちろん転職することで後からいくらでも軌道修正することはできます。
しかし当然、新卒から自分にぴったりの企業に入社できた方が良い。
だからこそ自分の価値観に合わせた業界選びを考えてみてください。
また今回の記事と関連して、ホワイト企業やブラック企業が比較的多いと言われている業界をまとめた記事もぜひ読み込んでみてください!
» 【ホワイト業界ランキング15選】僕が考えるホワイト業界を厳選!
» 【ブラック業界ランキング20選】ブラックだと言われがちな業界を解説!
今日も読んでくれてありがとう。
君の就活はきっとうまくいく。