今日の記事はコラムです。
いや、僕からのメッセージです。
僕は度々、この就活攻略論で「他人と違うことをしろ」と言います。
つまり差別化することです。
なぜ僕がこれほどまでに「他人との違い」を強調するのか。
それは他人と違うことをする楽しさを知って欲しいから。
例えば僕はES(エントリーシート)の自由記入欄に切り絵を貼っていました。
なぜなら目立つためです。
しかし、それ以上に「切り絵」という自分が考えたアイデアを実行することが楽しかったからです。
他人がしないことをするワクワクを感じていました。
しかし「他人と違うことをすること」は必ず他人からの目を気にしてしまいます。
新しいことをすれば必ず叩かれることを恐れるものなのです。
人間は他人の目を気にする生き物です。
だからこそ、人と同じことをする道を選びます。
しかし他人の目を気にしていては「他人と違うこと」はできません。
そんな僕のメッセージを、どうすれば読者の皆さんに伝えられるか。
考えてみました。深く深く考えてみました。
そして答えが出たのです。
僕が出した答え。
それは「一人ユニバ」でした。
僕はよく一人映画をしますし、仕事は記事を書くことがメインなので基本一人です。
よって孤独には慣れていますが、「一人◯◯界」のレジェントとも言える「一人ディズニー」「一人ユニバ」は僕でもビビります。相当ビビります。
ですが就活生に「他人と違うことをすること」の素晴らしさを伝えるためには、僕が率先して他人の目を浴びまくり、他人と違うことをすることは怖くないぞと伝えたいと考えたのです。
そうと決まればすぐに行動。
やめるのは簡単だけれど、やるのは難しい。
だからとりあえず動く。自分の中の言い訳を無視して動く。
僕はすぐにユニバーサル・スタジオジャパンの最寄り駅である「ユニバーサルシティ駅」へと向かいました。
この時、心の中で思っていたのです。
「今日は平日だ、そこまで人はいないだろう」と。
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大晦日のバーゲンセールですか?
平日にも関わらず、ユニバーサルスタジオはこの人だかりです。
この時引き返す言い訳ばかりが頭を巡っていました。
しかし、今日は快晴です。
神様も僕のこの企画を祈ってくれている。
そう信じてユニバーサル・スタジオの門をくぐりました。
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見放すの早くないですか?
こんな雲は見たことがないという雲が、一瞬で僕の頭上にあらわれました。
アーメン。
では、これから一皮むけるために一人ユニバに挑戦したいという方に向けて、僕の一人ユニバの奮闘記を紹介していきたいと思います。
基本的な一人ユニバーサルの立ち回り
【基本的な一人ユニバーサルの立ち回り】
①ユニバーサルシティ駅近くのローソンで「マスク」を購入する。
②すぐにマスクを装着して、入場券を購入し入場ゲートへ進む。
③お目当てのアトラクションにシングルライダーで乗り倒す。
(後述するが、この時「フライングダイナソー」「ハリーポッターライド」はシングルライダー列がないため除く)
④お目当てのアトラクションに一通り乗ったら、レストランに入って休憩し、「一人で行動できるという自分のメンタル」を存分に褒めつつ、食事にありつく。
⑤どうしても「フライングダイナソー」または「ハリーポッターライド」に乗りたい場合は、アルコールを一杯投入してから通常列に並ぶことをおすすめ。
(この時バタービールをアルコールだと勘違いして飲まないように注意。バタービールはノンアル。もう一度言います。バタービールはノンアル。)
⑥帰り道、もう他人の目を気にする生き方から卒業した自分に卒業証書を与えて帰宅。
さすがに「マスク」の装着だけは許してください。
もちろん「お前は真剣佑ではないのだから、マスクする必要はない」という反論はわかります。しかし、これは精神衛生上の問題なのです。
シングルライダーとは?
一人ユニバーサルを攻略するために必須なのが「シングルライダーの活用」です。
シングルライダーとは、アトラクションに乗る際にシングルライダー専用列という列に並び、奇数が発生した時点で数を合わせるための要因として早くにアトラクションに乗ることができる仕組みです。
各アトラクションの楽しみ方
いざアトラクションへと足を踏み出しました。
まず入場ゲートからアトラクションまでの10分間で僕の頭をよぎったのはこんなことです。
◯笑い声がすべて自分への笑い声に聞こえる
◯高校生からの目が痛い
◯どれだけ目線が痛くても目線で俺は殺せないぞと自己暗示
他人の目をまだまだ気にしている自分は未熟者だとはっきりと認識しましたね。
そんな自戒をしつつアトラクションへ到着。
エヴァンゲリオンXRライド
最初に乗ることを決めたのは、入場ゲートからも近いエヴァンゲリオンXRライド!
通常の待ち時間が60分。しかしシングルライダーは待ち時間が30分とのこと。
シングルライダー専用の並び列を通って、実質10分待ちで乗り場に到着。
むしろ優越感に浸ることができる。
(常にディズ二ーのファストパスで隣の人を抜いていくあのイメージ)
隣の通常列からの目が痛いだろうなと予想していたのだが、シングルライダーにはシングルライダーの列があるため寂しさを全く感じないのが素晴らしいところ。
前の人も後ろの人も皆が孤独の仲間。
そう、僕らはアトラクションが友達なのである。
しかし僕の前に並んでいた仲間はすぐに撃墜されてしまう。
彼は50代のシングルライダーだったのだが、イケイケな高校生3人組との相席乗車が決定。
その瞬間、高校生からこんな言葉を言われていたのを、僕は聞き逃さなかった。
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こうして50代のシングルライダーの仲間が、一人、孤独の海へと沈んでしまった。
一方で僕は母親、娘、父親の3人組と相席乗車をすることに。
2人席だったので、父親と乗車。
すると素晴らしいことが起こった。
片親だった僕としては、お父さんとユニバに来た感覚に陥り、妙に幸せな気持ちになったのだ。
ありがとう、これからはあなたをお父さんと呼ばせて頂きます。
アーメン。(神は見捨てていなかった。)
ジュラシックパークザライド
次に乗ったのが、みんな大好きジュラシックパーク!
早速、一枚の画像を見て欲しい。

画像を見ての通り、通常の待ち時間が40分に対して、シングルライダーの待ち時間は5分。
そしてこの「5Min.」だが、おそらくスタッフさんが「5Sec.」と間違えて貼ってしまっている。
つまり待ち時間は5秒だった。
隣に40分も待つ長蛇の列がある中で、まさにVIP待遇。
「俺はスティーブンスピルバーグか」と勘違いするほどに乗り場へ一直線。
そしていざ乗車すると、隣は中国人だったのでもはや何も視線は感じない。超快適。
安定の最後のスプラッシュは爽快だった。シェイシェイ。
ハリウッドドリームザライド
次に乗ったのは、ハリウッドドリームザライド!
絶叫好きな僕としては一番好きなアトラクションだ。
表示されていた待ち時間は通常40分待ち。
シングルライダーも30分待ちとのこと。
まだ10分以上待っていない僕からすると、30分シングルライダーの列に並ぶことは恐怖でしかない。
しかし並んでみると5分待ち。なんと素晴らしいことか。
下の画像のようにスイスイと進み、完全にハリウッドスター状態です。
(ハリウッドドリームザライドだけに...。)
そしていざ乗車すると、隣は超イケイケの男子高校生。
「おにーさん!これ怖いよね!やべえよね!」と無駄に絡まれてしまった。
そこで、ここは負けじと「いやー、俺の友達もこれは乗るべきだよなぁ!」とあたかも友達と来ました感をプンプン匂わせつつ、最高に楽しんでやりましたね。
ハロー、ハリウッド。
ミニオンハチャメチャライド
そして本日最後のアトラクションとなったのが、ミニオンハチャメチャライド!
これがまさかの「シングルライダー専用列なし」とのことで、60分間通常の列に並ぶことに。
このアトラクションは乗ったことがなかったので、諦めずに並び切ることにしました。
60分。長い。長過ぎる!!
ひたすらスマホのメモ帳にてこの記事を執筆していました。笑
そしてようやくアトラクション乗り場へ。
ここで本日最大の事件が発生するのだった。
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ここだけ切り取ると、羨ましいと思われるかもしれない。
しかしこのアトラクションは、一緒に乗る8人が完全に密室へと案内され、乗車にあたっての説明を聞くという方式なのだ。
さぁ、見る準備は整っただろうか。
7人のJKと僕が完全密室へと誘導された地獄絵図を。
「お、おにいさんも一緒なんや(笑)」と苦笑いされたそのシーンを。
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神は僕を見捨てたのではなく、
むしろ「女子校の先生」という僕の夢を叶えてくれたのですか?
完全に女子校教員。
遠足の引率です。(ラップっぽく)
しかし、これほどまでに他人の目が気になった瞬間はなかなかないですね。
完全に場違いです。場違いの中の場違いの、中心地です。
本当にJKでした(j 冗談は k 顔だけにしろ)
一人ユニバーサルの注意点
もしこの記事を読んで、「私も一人ユニバへ行ってみたい!」という方へ少しだけ注意点をお知らせします。
シングルライダー列がないアトラクションがある
まず第一に一人ユニバは「シングルライダー」を活用することに意味があります。
しかし紹介したミニオンハチャメチャライドのように、シングルライダーの列がないアトラクションもあるので、紹介しておきます。
【シングルライダーの列がないアトラクション】
- ミニオンハチャメチャライド
- ハリーポッターライド
ハリーポッターライドは、乗り場から50m地点からのみしかシングルライダー列がないので、それまでの間は通常列にずっと並ぶ必要がありました。
スタッフさんに聞いたところ、「シングルライダーでも待ち時間に変わりはないがシングルでも乗れますよ」とのこと。
シングルライダー列でも待ち時間が変わらない場合がある
ちなみにシングルライダーの方が常に早く乗れるわけではありません。
ジュラシックワールドエリアにある「フライングダイナソー」は、平日の水曜にも関わらず通常120分待ち、シングルライダーでも110分待ちと待ち時間に差がありませんでした。
さすがに一人で110分を待つことはできない。
そこでおすすめなのが、長島スパーランドの「アクロバット」というアトラクションで代替するというテクニック。
長島スパーランドは三重県にある遊園地なのですが、平日だとほとんどのアトラクションに15分待ち以内で乗れます。
更には「フライングダイナソー」と「アクロバット」はほぼ変わらないという事実。
下記の写真を見てください!
画像引用:Newswalker
「フライングダイナソー」は諦めて、「アクロバット」に乗った方が賢いですよ。
(僕は愛知在住なので、この遊園地が近いから言える完全なるポジショントーク)
記念撮影スポットには目を向けないこと
最後の注意点です。
これに注意しないと、確実に精神がやられてしまいます。
「ジョーズが吊るされている撮影スポット」「スパイダーマンがぶら下がっているところ」これらのいわゆる「吊られてる系スポット(僕が勝手に命名しました)」は記念撮影しているカップルが常にいますね。
それは一向に構わないのですが、彼らは運動会当日の朝の太陽のように眩しい笑顔をしているので、見ると胸が苦しくなります。
一人ユニバーサルを通して思った就活生に伝えたい5つのこと
おまたせしました。
アトラクションの詳細など、僕が本当に伝えたいことではありません!!
今回の「一人ユニバーサル」を通して感じた5つの教訓を、最後に皆さんへのメッセージとさせて頂きます。
① 他人は自分が思っている以上に自分を見ていない
一人ユニバーサルに来ている人がどれぐらいいるかを確認するために、意識的に歩いた結果15人ほどの一人ユニバーサルを発見しました。
しかし、意識的に見ないと視界に入ってこないレベルなので、複数人で来てる場合はもはや視界に入っていないと思います。
SHOWROOMの社長の前田さんが以前こんなことを語っていました。
「自分は福山雅治じゃないんだから、自分のことなど誰も気にしていないんだよ。」
まさにこの言葉が示す通りだと実感したし、就活中に気にする様々な他人の目は全く気にする必要がない。
「集団面接で他の就活生から変な目で見られたらどうしよう」「グループディスカッション(GD)で変な発言をしてしまい嫌な目をされたらどうしよう」そんな悩みはすべて捨ててしまえば良い。
なぜなら他人はあなたが思うほど、あなたのことを見ていないんだから。
② 時間の使い方で人生が決まる。
「ミニオンハチャメチャライド」を通常の列で60分並んだ時に、この記事の7割を書き上げました。
友人と来ている人も、カップルで来ている人もいる中で彼らを観察していると「スマホゲーム」をやっている人の割合が圧倒的に多かったんですよね。
もはや複数人で来る必要のないほどにスマホゲームに熱中していたのだが、彼らに問いたい。
スマホゲームはアンインストールした瞬間に何も残らないぞと。
そんなことを考えられる「思考の時間」は孤独から生まれるのだと改めて実感しました。
ちなみに就活において言うと、他の人と同じ時間の中でどう過ごすかが勝負になってきます。
就活を始める時期に差はあれど、卒業・入社する時期はほとんどの就活生が同じです。
そんな限られた時間の中でライバルに差をつけるには、有益なサイトを上手く活用することが重要。
これまで200以上のサイトを見てきましたが、利用するなら「キミスカ」がダントツでおすすめです。
なぜなら、スカウトの種類によって企業の本気度がわかるから。
「ゴールド」と「シルバー」のみを狙うことで、効率よく本気度の高い企業と繋がれるわけです。
内定までの時間を有利に進めていきたい人は、利用必須ですよ。
③ 人の幸せは人それぞれ
これは今回の一人ユニバーサルで改めて感じたことです。
孤独であろうが、それでも空き時間に記事を作成して仕事をしている時間が最高に幸せだった。
他人から見たら「可哀想な人」だけれど、僕からすれば平日に自分の嫌いな仕事をしている君らの方が「可哀想な人」だと思っています。
つまり幸せの定義は人それぞれ。
自分にとっての幸せの定義は何か?軸は何か?を徹底的に考えてください。
そしてそれに忠実に生きていきましょう。
周りの目は気にせず、他人と違うことにどんどん挑戦しましょう。
僕はサラリーマン時代、「上司」という存在がいることに不満を持っていました。
「上司」という存在がない環境に身を置こうとなれば、もう独立しかありません。
だから独立しました。
今は上司という存在がいないので、何をしていても本当に幸せです。
(毎日が幸せだからこそ、こんな企画ができるんだけどね。)
④ 緊張は場数でしか直らない
たまに就活生から「面接で緊張してしまうのですがどうすれば良いでしょうか?」という質問を頂きます。
これはまさに「一人でユニバにいくのが恥ずかしいのですがどうすれば良いでしょうか?」とほぼ同義だと思うんですよね。
今回一人ユニバーサルをするにあたり、さすがにマスクを装着しました。
マスクなしではさすがに恥ずかしいです。
しかし、あと10回ぐらい一人ユニバーサルをすれば確実に恥ずかしさはなくなると思います。
これがまさに場数を踏むことの重要性です。
他の記事にて面接で緊張する人は場数を踏もうと言いました。
場数を踏むことで確実に面接で緊張することがなくなりますよ!
⑤ 結局何があっても死にはしない!
ではでは最後に。
就活生へのメッセージとしてこんな言葉を送りたいと思います。
「人生、何があっても死ぬわけじゃない」そして「人生は一度きりしかない」
この2つです。
今回、別件で大阪に来たのですが「面白い記事を書きたいな」と考えて一人ユニバーサルに来ました。
もちろん恥ずかしいし、孤独も感じます。
しかし人生は一度きりなので思い立ったことはすべきだと思うし、どれだけ周りの視線が気になろうが死ぬわけじゃない。
だからどんなことも恐れず挑戦してみてください!
就活生であれば、「◯◯の企業は受けてもどうせ落ちそう」「社会人に話を聞くことが緊張してできない」「選考会に挑戦したい」「最終面接で内定をくれと懇願したい」もう何でもありです。
思い立ったら実行しましょう。
人生は一度きり。何をしても死なないのですから
と、一人ユニバーサルを、
“この笑顔で”楽しんでいる僕が言っていましたとさ。
おしまい。
今日も読んでくれてありがとう。
君の就活はきっとうまくいく。
ーまた次回もお楽しみに。本日もありがとうございまシューカツ!!ー