就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
今回は企業の過去の採用大学に、自分が在籍している大学の名前がない場合の対処法、要するに動き方を解説していきます。
実際のところ、僕が入社した大手食品メーカーの過去の採用大学には、僕の大学の名前がなかったんですよね。
このように採用実績校に名前がなくても、採用されることはあります。
ですが、同時に採用実績校に名前がない中で採用されるのは難しいのも事実です。
これらを踏まえた上で、採用実績校に名前がなかった時の動き方を解説します!
僕が今就活生で、狙った企業の採用実績校に名前がなかったら、こんな動き方をするというのを共有していきます。
採用実績校に自分の大学の名前がないと諦めようかなってなります。
諦める必要はないけど、同時に確実に内定を取りに行くための施策も打つ必要がある!それを共有していくよ。
- 過去の採用大学(採用実績校)に自分の大学がない場合の対処法
- そもそも過去の採用大学(採用実績校)とは何か?
- 採用実績校に書いてない大学からは採用しないのか?
- 採用実績校が高学歴ばかりの企業は学歴フィルターがある?
- 採用実績校に関してよくある質問
- 本記事の要点まとめ
過去の採用大学(採用実績校)に自分の大学がない場合の対処法
狙った企業の採用実績校に自分の大学の名前がない場合、僕なら次の動きをします。
【採用実績校に名前がない場合の動き方】
- 採用実績校に名前がなくてもエントリーする
- 確実に内定を獲得するために知名度の低い優良企業のエントリー数を増やす
- 採用実績校に名前がない企業からの内定獲得のための差別化をする
この動きは、これまで7年就活だけを研究してきてベストだなと。
1つずつ詳しく解説していきますね。
ステップ① 採用実績校に名前がなくてもエントリーする
まず第一に、採用実績校に名前がなくても僕はエントリーします。
なぜなら後の章で詳しく解説しますが、採用実績校は直近の採用大学だけを書いていたり、その大学からの採用人数が少ないから書いていないといった場合があるからです。
それに加えて、過去に自分の大学から1人も採用されなくても、自分なら採用される可能性があるのは事実なので、その可能性を捨てません。
(そのためにこうして就活攻略論として様々な就活戦略を皆さんは取っているわけで!)
ステップ② 確実に内定を獲得するために知名度の低い優良企業のエントリー数を増やす
採用実績校に自分の大学がなくてもエントリーするという「攻め」を大切にする一方で、僕は「守り」もめちゃくちゃ大切にします。
採用実績校に自分の大学がない以上、不採用になる可能性も十分ある。
つまりは採用実績校に自分の大学がない企業ばかり受けていると、全落ちのリスクがあるんですよね。
それを回避するために、僕なら知名度の低い優良企業にエントリーします。
就活と大学受験の大きな違いは、「上位大学=入学ハードルが高い」という式が成り立つのに対して、「良い会社=採用ハードルが高い」とは限らない点にある。
要するに、良い会社でも就活生からの知名度が低いと、エントリーする人が少なくて、内定を獲得できる可能性が高い。
こうした知名度の低い優良企業を、いかにエントリーできるかが内定獲得という「守り」において重要だと僕は考えています。
働きやすい良い会社からの内定を獲得できていれば、心の余裕も生まれて、採用実績校に自分の大学がない企業もガンガンエントリーできますからね。
(就活においてはこうした心の余裕が超重要)
大手求人サイトだけでなくエージェントや逆求人サイトが有効
知名度の低い優良企業のエントリーをする上で、マイナビやリクナビだけで自分で探すのは大変です。
そこで利用したいのが、無料で就活のプロから、自分に合った求人を紹介してくれる就活エージェントを利用すること。
それに加えて、プロフィールを登録しておくとスカウトが届く、逆求人サイトの併用もおすすめです。
僕が今就活生なら、就活エージェントは「ミーツカンパニー就活サポート」一択。
逆求人サイトなら「キミスカ」と「ホワイト企業ナビ」を利用しますね。
どちらも利用することで、1社でも多くのスカウトの獲得に繋がります。
特にキミスカは、利用企業数の多い大手かつ、スカウトに種類があって企業の本気度が高いゴールドスカウトとシルバースカウトだけ狙う戦略が取れるのが強いです。
これら就活サイトのおすすめに関して、「結局どの就活サイトを利用すべきなの?」という声が多かったので、100サイト以上から5サイトだけ厳選した記事を書きました。
ぜひ参考にして、エントリー企業を増やしていきましょう!
» 【結局どれ?】僕が今就活生なら絶対利用する就活サイトはこの5つ!|100サイト以上から厳選
僕が就活生の時は良い会社の指標として3条件を重視していた
就活エージェントや逆求人サイトを利用して、知名度が低い企業との接点を増やすことができますが、それでも難しいものです。
難しいからこそ、他の就活生も簡単にできず、差別化に繋がるのでここは押さえておく必要がある。
まず僕が就活生の時、良い会社の定義として「残業時間が短い・休日が多い・離職率が低い」の3条件を重要視していました。
就職四季報や求人サイトで絞り込んで探すのですが、それが面倒だったので、2023年に以下の3条件をすべて満たすホワイト企業だけを掲載する求人サイト「ホワイト企業ナビ」を立ち上げました。
すでに東証プライム上場企業も多数掲載されており、また1求人あたり取材から求人作成まで6時間かけています。
事業内容・仕事内容の理解をどこの求人サイトよりも深く、わかりやすくできるサイトなので、「知名度は低いけど働きやすい企業が知りたい!」という就活生はぜひ見てみてください。
就職四季報の利用も超おすすめ
そしてこのホワイト企業ナビに加えて、おすすめが就職四季報です。
僕が就活生の時も常に持ち歩いて、エントリー先の企業を探していました。
就職四季報には「総合版」「優良中堅・中小企業版」があるのですが、特にこの「優良中堅・中小企業版」がおすすめで、買っている就活生が少ない。
(みんな総合版ばかり買うので)
掲載されている企業も、中堅・中小だけど良い会社が多いので、絶対に持っておいてエントリー先を探し「守り」を固めていきましょう。
ここで紹介した2つの方法は、知名度は低いけど良い会社を探すための手段の一部です。
僕が考えうる方法をすべてまとめた記事を別で書いているので、「知名度は低いけど良い会社を探す方法を私は全然知らないかもしれない」という方は必ず読んでブックマークしてください。
» 【優良企業の探し方12選】中小企業を含めた働きやすい会社を見つける方法!
ステップ③ 採用実績校に名前がない企業からの内定獲得のための差別化をする
そして最後に、採用実績校に名前がない企業を受ける厳しさも自覚する必要があります。
仮に採用実績校が上位大学ばかりなら、それは学歴フィルターがある可能性もあるし、少なくとも学歴を重要視している企業であることは間違いありません。
学歴を重視する企業に対して、僕のような中堅大学の学生が普通にエントリーしても、上位大学の学生に負けます。
ではどうすれば良いのか?
僕の就活戦略の基本である「差別化」を行いましょう。
僕が入社した大手食品メーカーの人事からこう言われました。
「エントリーシートの提出開始のメールを送った次の日に、藤井くんから速達でエントリーシートが届いた時は驚いて、印象に残っている」と。
僕はエントリーシートの提出依頼が届いたら、どの企業に対しても、当日に作成して当日、または次の日の午前中に速達で送っていました。
(更に手書きで書いた添え状も添えて。この添え状の内容もただテンプレじゃなくて、自分のその企業への想いも書くようにしてました)
これは差別化の1例ですが、誰もが実行できる差別化です。
どうせエントリーシートを提出するなら、それを圧倒的スピードでするだけ。
労力は一緒なのに、絶大な差別化に繋がる戦略の1つです。
他の差別化施策も以前ツイートしました。
【大企業にマジで刺さる就活施策】
— 就活マン®︎ (@shukatu_man) November 26, 2019
・ESの提出依頼、即日・速達での送付
・自由記入欄で写真以外の個性を出す(僕は切り絵)
・志望動機で競合他社じゃいけない理由を書く
・自分のキャラに一貫性を持たせる
・逆質問でアイデア披露(若者視点がベスト)
・面接後、当日中に自分の言葉でお礼メール
更に詳しく、この差別化のための行動をまとめた記事も書いています。
過去の採用大学に自分の大学の名前がない時は、エントリーして大丈夫です。
ですが、実績も学歴も自信がない状態でただエントリーしても、高確率で落ちる。
できる差別化施策を徹底的に積み上げていきましょう。
» 【最重要】「倍率の高い難関企業からの内定」を獲得するために僕が取った行動を共有!
採用実績校に自分の大学がない場合、差別化をしつつエントリーして攻める!
一方で、内定獲得が難しい企業ばかり受けて全落ちを防ぐために、知名度は低いけど自分に合う良い会社のエントリー数を増やす、守りを固めること。
僕が今就活生ならこの2つを同時に実行するよ。
そもそも過去の採用大学(採用実績校)とは何か?
ここまで過去の採用大学に自分の大学の名前がなかった時の動き方を解説しました。
この章からは補足的に、「過去の採用大学」「採用実績校」への理解を深めるための知識を共有していきますね。
まずそもそも過去の採用大学とは、その企業が過去にどの大学から採用しているのかを指します。
言葉のとおりですね。
どこで確認することができるのかと言うと、主に求人サイト、会社の採用ページ、就職四季報から確認することができます。
▼就職四季報に記載されている採用実績校
画像引用:東洋経済オンライン「就職四季報サンプル」
特に就職四季報は、このサンプル画像を見てのとおり、去年の採用実績校が記載されているのでここに書かれていなくても、何年か前に自分の大学の学生が採用されている可能性は十分にありますよ。
過去の採用大学は、マイナビなどの求人サイトや企業の採用ページ、就職四季報に書かれていることが多いんだ!
採用実績校に書いてない大学からは採用しないのか?
続いて、大切なことが過去の採用大学に自分の大学がないからといって、必ずしも内定が出ないとは限らないことです。
実際、僕が入社した大手の食品メーカーでは、就職四季報を見たときに、大学の名前は採用実績校としてありませんでした。
このことから、過去の採用大学はあくまで1つの目安であり、記載していない大学からも採用する可能性があるといえます。
ではなぜ過去の採用大学に記載のない大学からも採用するのか?
僕が考えるに、その理由としては大きく2つあります。
【過去の採用大学にない大学からも採用する理由】
- 採用人数がごくわずかだから記載していない
- 直近での採用がないから記載していない
理由① 採用人数がごくわずかだから記載していない
まず第一に、その大学から超少人数しか採用していない場合です。
この場合、過去の採用大学として記載せず、採用人数の多いメインの大学の名前だけ記載すると言う企業も多いことが考えられます。
例えば、1年で500名を採用する企業があったとして、その500名を100の大学から採用している。
50の大学をすべて採用実績校として記載すると、あまりに長くなってしまうので、採用人数の多い30校だけを書くといった感じですね。
理由② 直近での採用がないから記載していない
次に直近での採用がないから記載していない場合もあります。
先の章で、就職四季報は去年の採用大学を記載していましたが、企業の採用ページや求人サイトでも、直近2、3年の採用大学だけを記載している場合があります。
この場合も採用実績校には書かれていないけど、実際は過去に採用しているので、採用実績校にないからといって諦める必要がないケースですよね。
なるほど!採用実績校として書いてないけど、その大学からの採用人数が少ないから書いていなかったり、ここ数年での採用がないから書いていない場合もあるんですね。
そうなんだよ。こうしたケースがあるからこそ、採用実績校に名前がないからと諦めるのはもったいない。
採用実績校が高学歴ばかりの企業は学歴フィルターがある?
途中でも少し出てきた「上位大学ばかりが採用実績校として書かれている企業」が、僕が就活をしていた時も何度も出てきました。
この場合に「この企業は学歴フィルターを設置していて上位大学の学生しか採用しないんだろうな」と考えるのが普通だと思います。
実際に、エントリー数が数千、数万くるような企業は、まず大学名でざっと書類選考している可能性は十分にあります。
なぜなら数千、数万のエントリーを数人の人事で対応しないといけないからです。
こうした採用側の背景もあって、自己PRやガクチカまで見られず不採用になる可能性は企業によってはあり得る話です。
しかし、そういった企業を完全に見極めることはできません。
よって結論としては、「採用実績校が上位大学ばかりの企業は学歴フィルターを採用している可能性が高いが、すべての企業がそうじゃないのでエントリーすべき」となります。
1点、超人気企業なのに、1年の採用人数が数人という企業の場合、それで過去の採用大学が上位大学ばかりだと、学歴で落とされる可能性が非常に高いです。
僕もこうした企業の書類選考はどれだけ添え状で思いを伝えて差別化しても、書類落ちすることが多かったです。
採用実績校として上位大学ばかりの企業は、学歴フィルターを使っている可能性は高いけど、全てが全てそうは言い切れないから挑戦すべきということですね。でも年間の採用人数が1桁の企業だとさすがに厳しいと。
採用実績校に関してよくある質問
それでは、この章にてここまでで解説しきれなかった内容をまとめていきます。
採用実績校・過去の採用大学に関してよくある質問に回答しますね。
質問① 採用実績校に嘘を書いている企業はあるか?
採用実績校として嘘を書いている企業はほとんどありません。
なぜなら嘘を書くメリットが企業側にないからです。
それよりも嘘の記載をしてバレるリスクの方が大きいですよね。
採用実績校として上位大学ばかりを書いたところで、エントリー数が減る可能性が上がるだけであって、しいていうなら「これだけ上位大学から採用しているんですよ」というアピールに繋がるぐらいでしょう。
「採用実績校で嘘をつく」というメリットを感じるような企業はほとんどないので、そういった企業は少ないと考えておいて大丈夫です。
質問② 採用実績校に書いてない大学から採用される確率は何%ですか?
採用実績校に自分の大学がない企業に受かる確率ですが、一概には言えません。
そもそも就活は企業によって内定が出る可能性も違うし、更には受ける人によって(強みや学歴、選考対策の質など)内定が出る確率も変わってきます。
よって就活においては「◯◯は◯%」という数字を当てにしない方が良いですよ。
(%として当てにできるのは、企業側は公式に発表しているES通過率や労働条件の部分ぐらいです)
質問③ 採用実績校はどこから確認することができますか?
企業の過去の採用大学は、マイナビなどの大手求人サイト、その企業の採用ページ、就職四季報に書かれていることが多いです。
一方で、過去の採用大学をどこにも公開していない企業も多いので、あくまで参考として「書かれていたら見る」という立ち回りが良いと僕は考えています。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
過去の採用大学に自分の大学の名前が書いてないと不安になりますよね。
ですが、学歴などの「過去の事実」は変えることはできません。
変えることができるのは、”今できること”だけです。
(未来の自分の動きも、今の自分には操作できないので、今の自分だけ)
採用実績校として名前がなくとも、エントリーして、内定を狙う。
そういった「攻め」とともに、知名度は低いけど、自分に合うような良い会社を探してエントリー数を確保していく「守り」の二刀流で動いていく。
それは今の自分にできることです。
この記事がそんな二刀流を実現する参考になれば嬉しいです!
あなたの就活の成功を、僕は心から応援しています!!
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点】
- 過去の採用大学(採用実績校)とは、その企業が過去にどの大学の学生を採用したのかを記載するものである。
- 過去の採用大学に自分の大学の名前がない場合でも、採用される可能性は十分にある(しかし、1年の採用人数が1桁で、かつ過去の採用大学が上位大学ばかりの企業は学歴フィルターを使っている可能性が高い)