MENU

【レビュー】転職と副業のかけ算は就活生も読むべきか?

本記事にはPR情報が含まれます。詳細は広告掲載ポリシーをご覧ください。

20180401154528syukatuman-about

就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
※本気で就活を成功させたい方のみ読んでください。

» 就活マンとは?|運営者のプロフィールや立ち上げ経緯はこちら

20230401120248

 

こんにちは!

就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。

 

皆さんは「moto」という人を知っているでしょうか?

転職系の情報を発信されている方で、ツイッターでは6万人のフォロワーを抱えている有名人です。

 

そんなmotoさんが今回、「転職と副業のかけ算」という本を出版しました!

早速この本を読んだところ、就活生の皆さんにもぜひ読んで欲しい内容だったので、今回はレビュー記事として紹介していきます。

 

f:id:shukatu-man:20190810170617p:plain

 

3年以内に30%の人が転職を経験する!
3年で30%なんだから、人生全体で転職を経験する人は本当に多いんだよね。

だからこそ、就活生のうちから転職に関する情報を集めて転職で有利になれる人材になるよう働くことが重要だよ! 

\就活攻略論から求人サイトが生まれました!/
(僕が就活生の時に感じていた「働きやすい条件の良い企業だけを丁寧に紹介してくれるサイトはないのかな」を形にした求人サイトです!)

ホワイト企業ナビをチェック »

就活生こそ転職に関する情報を入手すべき理由 

f:id:shukatu-man:20190810170150p:plain

 

僕はこの就活攻略論で、就活の成功を定義しています。

それは「10年後、自分が幸せかどうか」です。

 

別にどんな大企業に入社しようが、地元の小さな企業に入社しようが、10年後幸せなら新卒で入社した企業の選択は正解だったと言えます。

 

そしてここで重要なことは就活の成功なんてのは、後々、結果でしか分からないということなんですよね。

 

新卒で入社した企業がブラック企業で、残業ばかりで死にそうになっても、そこでの地獄の経験によって転職先が超天国に感じて、結果として幸せなら、最初にブラック企業に入社したことが正解とも言えるじゃないですか?

 

つまりはすべてが「結果論」です。

就活で入社する企業の選択を「正解」にするためには、転職という手段についての知識を深めて軌道修正することも重要。

 

だからこそ僕は就活生こそ、意味もなく卒業旅行に行きまくるのではなく、空いた時間にでも転職に関する勉強を1日でも早くしておくことが重要だと考えています。

 

「情報」は自分の人生を幸せに向けて軌道修正するための武器になるんだよ。

そして情報を入手するのは若ければ若いほど、おトク!
なぜならその情報という武器を使える年数が若ければ若いほど長いからね!

転職と副業のかけ算のポイントまとめ

 

では早速、「転職と副業のかけ算」のエッセンスをまずは理解してもらいましょう。

僕が今回「転職と副業のかけ算」を読みながらスマホのメモに書いた内容をそのまま一覧で紹介します。

 

ちなみに僕が本を読むときは、このようにメモをせずにバンバン読み進めていきます。

しかし読書初心者のうちは、「その本で重要だと思えるポイント」をこのようにスマホのメモに記入していくことはおすすめですよ!

 

【僕が読みながらメモした内容】

 

・正解がない、その時代を生き抜くためには個人で稼ぐ力を持つこと

(例として3つ。キャリアを自分で取りにいく。年収を自分で上げていく。副業を通じて自分で稼ぐ。)

 

・すぐには潰れない企業はある。が、その企業が生き残る可能性と"そこで"自分が生き残れるのか(大手企業でのサバイブ力)は別問題

 

・本当の安定とは3つ。自分はいつだって転職できる。どんな環境でも自分でお金を稼げる。給料以外に収入がある。(=個人で稼ぐ能力)

 

・転職や副業は手段。より高い給料、成長機会、環境を変えるために誰もが使える手段。

 

・早期に評価される会社の特徴=短期で結果が出せる。自分が自由にやっても怒られない。転職で評価される実績が出せる。

→その会社の改善点を具体的に(解像度高く)描けるか?

→それが実行できれば実績が残せる。(motoさんが大企業ではなくホームセンターを選んだ理由。短大だったから大手でも昇進で不利になるってことも懸念)

 

・20代のうちは高い給料を求めるよりも、自分のスキルを貯めた方が長い目では大きな価値になる。

(そのスキルは、企業依存ではなくどこに勤めても自分の考え方、姿勢、目線で得られるもの。受け身ではだめ)

 

・転職で年収を上げるためには大前提として、今いる会社で成果を出すことが必要。

 

・入社後にすべきこと=自分がやりたいこと、なりたい姿を周りに伝える。デキる人の真似をする(終日同行させてもらうなど)。

 

・上司や会社からの評価よりも、市場からの評価に重きを置く必要がある。(なぜなら転職市場においては自分より10倍、100倍以上の実績を残す人がいるという事実があるから)

→具体的な方法としては年に1度職務経歴書を更新して転職エージェントと面談することで転職での市場価値を把握すること。

=自分という名の商品の価値を知ることが重要である。

 

・キャリアアップの3ルート→出世によるキャリア、職種のスペシャリストになるキャリア、業界のスペシャリストになるキャリア

 

・とりあえず3年、履歴書に傷が付くのを恐れてダラダラ過ごしても無意味。大事なのは在籍期間よりも期間における中身。

 

・転職してはいけないタイミングはある。それは「今の仕事が嫌になった」というタイミング。今の仕事を辞めることを目的にするのはだめ。

むしろ今が最高潮のタイミングこそ転職すべきタイミングである。採用側はネガティブな理由での転職者より実績を出して乗ってる人材のが欲しいから。

 

・年収を上げるなら「軸ずらし転職」。「職種×業界」によって年収が決まる。役職よりも職種や業界(商社、コンサル、金融、通信、広告など)の方が年収に与える影響が大きい。

※企業ブランドや役職を優先する人には向かない転職法。あくまで年収アップのキャリア。

 

次の章からはこれらのポイントの中から特に重要なことを深堀りして紹介していくよ! 

要点① 「安定」なんてないんだよ!

f:id:shukatu-man:20190810172110p:plain

 

まずこの本の序章では、「安定」について納得できることが書かれていました。

 

それは、この世には「潰れにくい企業があることはたしかだけど、それとその企業で自分が生き残れることは別問題」ということです。

 

たしかに食品メーカーや化学メーカーなど、参入障壁が高く、一度シェアを取ると潰れにくい業界や企業はあります。

しかしそうした安定業界でも、早期退職優遇制度(定年前に高待遇を条件に辞めてもらうこと) によって辞めさせられることも今後増えていきます。

 

親世代は「終身雇用と年功序列」が当たり前。確約されていた。

しかし僕らが30代、40代となるにつれて更に「終身雇用と年功序列」は壊滅していきます。

 

理由としては「モノ余り」の時代なので、高度経済成長のように「作ったら売れる」という状態ではなくなったからです。

どれだけ安定した業界であろうが、売上が減少していけば従業員への待遇を悪くしたり、社員数を削減するしかないですよね。

 

個人で稼げる人材になることが重要

 

そんな安定がない時代で重要なことこそが、「個人で稼げる人材になること」だと本書では書かれています。

これについては僕も完全同意ですが、実際に「その企業じゃないと働けない」という人ばかりです。

 

僕が新卒で入社した企業でも、その企業でしか使えない知識ばかり持っていて、「こいつは転職できないだろうな」って思う人が大量にいましたからね。

 

では具体的にどうすれば「個人で稼げる人材」になることができるのか?

それはまず、今いる会社で成果を出すことです。

 

要点② 今いる会社で成果を出すことが一番重要

f:id:shukatu-man:20190810172322p:plain

 

「転職と副業のかけ算」を読んで一番に重要だと思ったのが、「今いる会社で成果を出すこと」の重要性です。

たしかに転職市場で価値があるのは、「若さ」だけでなく、前職での成果、そしてスキルですよね。

 

実績とスキルを手に入れるためには、今いる会社で成果を出すことにフォーカスする必要がある。

これは転職という手段によってキャリアアップするための大前提になります。

 

「転職と副業のかけ算」では年収を上げるため、キャリアアップのための転職について書かれていますが、今いる会社で実績を残すことができていないのなら、そもそも転職市場で必要とされません。考えてみれば当然ですよね。

 

「真似る」ことで成果を出していく働き方

 

では具体的にどうすれば、今いる会社で成果を出すことができるのか?

「転職と副業のかけ算」に書かれていた手法を1つ紹介します。

 

成果を出すためには、やはり「成果を出している人の真似」が重要。

motoさんは、成果を出している人に終日同行させてもらって、その人の営業スタイルを真似していったそうです。

 

僕も「真似」こそが成功の一番の近道だと考えてます。

ナルトという漫画に出てくる「カカシ」で言うなら、写輪眼を持って成果を出している人の動きを真似てみる。

なぜ成果を出しているのか、自分なりに仮設を立てて実行してみる。

このように普段の仕事に向き合うことで成果を出すことができます。

 

就活生もぜひ企業に入社したら、成果を出している人に同行させてもらいましょう!

ちなみに僕が新卒で入社した時も、社内で一番成果を出していた10個上の社員さんに同行させてもらったり、手帳の使い方を真似させてもらったりしました。

 

まずは真似る。

そしてそれを続けることで、「もっとこうした方がいいかも」と自分の個性ややり方が加わっていき、オンリーワンな働き方ができると思います。

まさに「守破離」の考え方ですが、僕が人生で重要にしている仕事スタンスなので、皆さんもぜひ覚えておいてくれると嬉しいです。

 

真似る相手は厳選すべきだよ!
上司が全然仕事できない人なら、その上司を真似るのではなく、社内で他に成果を出している人を探して同行を頼んでみよう。

真似は大事だけど、真似する相手の選択を間違えるとゲームオーバー。

要点③ キャリアアップの3ルートを理解せよ

f:id:shukatu-man:20190810172317p:plain

 

次にこの本を読んで面白いなと感じたのが、「キャリアアップのためには3つのルートがある」ということでした。

皆さんが新卒で入社した後、キャリアアップするためには次の3つのルートがあることをぜひ覚えておいてください!

 

【キャリアアップの3ルート】

・出世によるキャリア

・職種のスペシャリストになるキャリア

・業界のスペシャリストになるキャリア

 

ちなみに僕の場合は、会社を辞めて自営業になることによって「職種のスペシャリストになるキャリア」と「業界のスペシャリストになるキャリア」のかけ算によって自分のキャリアを形成しています。

 

「メディア運営のスペシャリスト」✕「就活(人材)業界のスペシャリスト」

このようにキャリアを形成しているので、自営業から正社員として働くことになろうが、就活業界でメディア運営をしている企業から必要とされます。

(だから自営業でも不安定だと思っていないんですよね!)

 

ではこれら3つのルートについて詳しく解説していきます!

 

出世によるキャリア

 

まずは1つの会社で上り詰めるというキャリア形成法があります。

出世していくことによって、役職がつくので年収が上がっていきますね。

 

このキャリア形成法の難しいところは、出世は「成績」だけで決まらないこと。

上司の権力や経営層から気に入られているかどうか、などが影響してくるので自分でコントロールし切れないキャリアの形成法だと思います。

 

またそもそもその会社がずっと潰れないかどうかも分からない。

出世によるキャリアアップに時間がかかる、特に大企業で勤める場合は「出世によるキャリア」だけに依存しない方が良いですよ。

 

職種のスペシャリストになるキャリア

 

次に「職種のスペシャリストになるキャリア」があります。

これは例えば、「法人への営業」を極め続けることでどの企業からも必要とされる人材になることを指しますね。

 

ちなみにmotoさんは「営業職」を極めることによって、転職でキャリアアップをされています。

 

このキャリア形成において重要なことは、その職種としてのスキルが「他の企業でも転用できるのか」ということにあると僕は思います。

つまりその会社のブランドがないと成果を出せないのなら、それはその職種のスペシャリストであると言えません。

 

つまり会社のブランドに依存せず、どんな会社でもその職種で成果を上げられる自分なりの知識ややり方がないとダメでしょう。

 

例えば僕の場合は、「就活」だけでなくても他のジャンルのブログを伸ばせるかどうかとかですね。

ブログでどうやったらアクセスを増やせるのか、文章力や独自のデータ分析能力があれば、その道のスペシャリストとして他の企業から必要とされます!

 

業界のスペシャリストになるキャリア

 

最後に「業界のスペシャリストになるキャリア」があります。

これはつまり1つの業界で超有名になることです。

 

食品業界だとすると、例えば食品企業を数多く転職して食品業界の知識を増やしていくことで「食品業界の知識なら◯◯さん」と言われるまでになることです。

 

1つの業界の知識が誰にも負けないレベルになれば、その知識を必要として競合他社から好条件でのオファーが来るでしょう。

 

キャリアアップしたい人は自分がどのルートでキャリアアップしていくのか、考えることが重要だよ! 

要点④ 年収は役職よりも「職種 ✕ 業界」で決まる

f:id:shukatu-man:20190810172311p:plain

 

では最後!!

motoさんと言えば「軸ずらし転職」という方法が有名です。

 

この軸ずらし転職とは、「職種」または「業界」をより年収が上がるものに変更する転職方法です。

 

年収に影響を与えるものとして、皆さんは「役職」を一番重要だと考える人は多いと思います。

「社長」とか「部長」って聞くと、「年収高そう!」って思いますよね。

 

もちろん役職が上がることで年収は上がります。

しかしそれ以上に、業界や職種によって年収は大きく変わるんですよね。

 

・ブライダル業界の部長=年収700万円

・コンサル業界の5年目の役職なし=年収800万円

 

こんな感じで、役職がなくても「コンサル業界」だからこれだけの年収が支払われているケースはザラにあります。

 

他にも...

 

・事務職の部長=年収600万円

・エンジニア職の3年目の役職なし=年収800万円

 

職種の違いによって、役職がなくても部長を大きく超える年収があったりします。

このように「職種」と「業界」が年収に与える影響をぜひ皆さん知っておいてくださいね。 

 

勤続年数が長くて、役職がついていても年収が低い業界なら全然年収は低いなんてことがザラにあるよ。

「役職や勤続年数」よりも「職種と業界」の方が年収に与える影響が大きいと覚えておこう!

【補足】就活生が読むべき章

 

ここまでお疲れ様でした!

「転職と副業のかけ算」という本の中でも特に就活生が知っておくべきポイントを深堀りしてみました。

 

ぜひこの本は就活生にこそ読んで欲しいですが、読書が苦手な方も多いと思うので、就活生が読むべき章を紹介しておきます!

 

【就活生が読むべき章】

・序章(これからの時代のキャリアの正解。本当の安定とは何かが書かれている)

・第2章(入社後の働き方、姿勢が書かれている)

・第3章(2章よりも具体的に入社後に転職市場価値を上げる方法や転職法が書かれている)

 

この3つの章を読むだけでも、これから新入社員として働く上で役立つ情報が手に入ります。

 

何度も言いますが、情報は若いうちに入手しておくべきです。

 

50歳、60歳の人が本を読んでもその情報やスキルを使える時間は少ないですが、皆さんがそれを手に入れれば使える時間はたっぷりあります。

更には読書をしている若者は少ないので、圧倒的に差別化することができます!

その差は時間がたつにつれて、絶対に埋められない差になりますからね〜。

 

読みやすい本だったので、読書初心者の方も最初の1冊に読んでみましょう!

 

今日も読んでくれてありがとう。

君の就活はきっとうまくいく。

 

ーまた次回もお楽しみに。本日もありがとうございまシューカツ!!ー