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【求人広告の書き方まとめ】テンプレートを使い3ステップで解説!

本記事にはPR情報が含まれます。詳細は広告掲載ポリシーをご覧ください。

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
※本気で就活を成功させたい方のみ読んでください。

» 就活マンとは?|運営者のプロフィールや立ち上げ経緯はこちら

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今回の記事では、採用担当者様向けに「求職者が集まる効果的な求人広告の書き方」について解説していきます。

 

こんにちは!

これまで1000記事以上の就活記事を執筆し、日本最大の就活ブログを運営している就活マンこと、藤井智也と申します。

 

私が代表を務める会社では現在、新卒向け就活ナビサイトを運営しています。

その中で、当ナビサイトを利用していただく企業のご担当者様の多くが「求人広告の書き方」について悩まれているんですよね。

 

一般的な必要事項だけを羅列した求人広告であれば、誰でも作ることはできます。

ただ、採用担当者の方々が悩まれているのが「どうしたら就活生や求職者に興味を持ってもらえる求人広告が書けるのか?」という点です。

 

私にはこれまで就活生に向けた記事を5年に渡って1000記事以上書き続けてきたノウハウや経験があります。

よって、就活生がどんな文章に惹かれるかを熟知しているつもりです。

 

そこで今回、より就活生の興味を引く求人広告の書き方を本記事にまとめました。

3ステップでだれでも効果的な求人広告が書ける内容にしているので、ぜひ最後までご覧ください。

 

僕たち就活生が企業について最初に知る機会が求人広告なので、そこに書いてある文章がエントリーの大きなきっかけになるんですよね。

そうだよね。求人広告によって「あ、この企業気になるな!」と思ってもらうことが重要だからこそ、求人広告の書き方にはこだわるべきなんだ。

求人広告の書き方|3ステップ

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それでは早速、就活生の興味を引く効果的な求人広告の書き方について解説してきます。

書く前の準備段階も含め、以下3ステップで書くのがおすすめです。

 

【効果的な求人広告を書くための3ステップ】

  1. 求人広告のターゲットを考える
  2. 求人広告に掲載する自社の強みや魅力を明確にする
  3. 項目ごとに必要事項を記載する

 

ステップ① 求人広告のターゲットを考える

 

一番最初にすべきは”求人広告のターゲットを考えること”です。

現在の自社の状況を考え、どんな人材を採用する必要があるのかを考えることこそ、求人広告を作成する上でのすべての基盤になります。

 

例えば新卒採用であれば、以下のような項目は押さえておきたいですね。

 

【求人広告のターゲットを定めるための項目】

  • どの職種の採用なのか
  • どんな人柄や適性が必要なのか
  • どんなスキルが求められるのか
  • どんな学部や学科が適しているのか
  • どんな経歴や経験を持つ人材がいいのか など

 

新卒採用によって強化したい自社のポイントを明確にし、その業務に必要な項目を洗い出すことで、求人広告のターゲットが明確になります。

 

このターゲットがブレると、就活生に響く求人広告を作ることができません。

すべての就活生に興味を持ってもらうことは不可能なので、ターゲットとする一部の就活生に突き刺さる求人広告を目指しましょう。

 

ステップ② 求人広告に掲載する自社の強みや魅力を明確にする

 

求人広告のターゲットが決まったら、次に”求人広告に掲載する自社の強みや魅力”を明確にしていきましょう。

 

就活生に伝えたい自社の魅力は何なのか。

「給料」「休暇数」「残業時間の少なさ」「福利厚生などの制度」「業務の多様性」「キャリアアップの可能性」など、自社が掲げる魅力は必ずあるはずです。

ただ、ここで注意しておきたいのが以下2点です。

 

【自社の魅力を考える際に注意しておきたいこと】

  • ステップ①で考えたターゲットに響きやすい魅力なのか
  • 欲張って複数書くのではなく、焦点を絞った魅力にする

 

ステップ①で考えたターゲットに響きやすい魅力なのか

求人広告でアピールする自社の魅力を決める上で、ステップ①で考えたターゲットは必ず意識すべきです。

いくら魅力的な強みでも、狙っている層に響かなければ意味がありません。

 

▼ターゲットと自社の魅力が噛み合っていない例

ターゲット:向上心を持った営業職

アピールする自社の魅力:残業時間の少なさ

 

この例の場合、ターゲットが「向上心を持った営業職」なのであれば、アピールするのは残業時間の少なさより、キャリアアップの環境や給料面などの方がターゲット層が興味を持ちますよね。

 

このように、自社が持つ魅力の中で最もターゲットに響く魅力を見定めた上で、求人広告において優先的にアピールすることが重要です。

 

欲張って複数書くのではなく、焦点を絞った魅力にする

自社が強みとする魅力は当然1つではないと思います。

ただ、だからといって自社の強みを複数羅列してしまっては、肝心のターゲット層を集めるための魅力がぼやけてしまいます。

 

▼魅力を複数羅列した場合の例

「休暇数は平均以上、残業も少なく、福利厚生も充実したアットホームな企業」

 

▼魅力を絞って記載した場合の例

「残業時間は月平均で5時間、繁忙期でも15時間以内の働きやすい環境」

 

いかがでしょうか。

複数羅列した場合、就活生は結局何が良いのかに悩んでしまう一方。魅力を絞れば、企業の良さもイメージしやすくなりますよね。

 

ステップ③ 項目ごとに必要事項を記載する

 

求人広告のターゲットを決め、アピールする自社の魅力が明確になったら、いよいよ求人広告を書いていくステップに入ります。

求人広告を作る際には、法律に沿った「必須項目」と「プラスアルファの情報」を分けた上で書くのがポイントです。

 

求人者は求人の申込みに当たり公共職業安定所、特定地方公共団体又は職業紹介事業者に対し、労働者供給を受けようとする者はあらかじめ労働者供給事業者に対し、それぞれ、求職者又は供給される労働者が従事すべき業務の内容及び賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。

 

引用:職業安定法 第5条の3第2項

 

職業安定法で定められているとおり、求人広告には必ず書かなければならない必須項目があります。

これに加えて、就活生の興味を引くためのプラスアルファ情報を入れたのが求人広告ですね。

 

【求人広告の必須項目】

  • 会社名
    企業の正式名称
  • 所在地
    本社所在地(支社があれば支社なども含める)
  • 電話番号
    法人の電話番号
  • 事業内容
    自社が手掛ける事業を分類してすべて記載
  • 募集職種
    具体的に記載(営業だけでなく、法人営業、個人営業など)
  • 雇用形態
    正社員や非正規雇用など(試用期間も記載)
  • 応募資格
    自社の採用したいターゲットを広く拾えるようにする
  • 勤務地
    転勤の有無も含めて具体的に記載
  • 勤務時間
    始業時間から終業時間まで
  • 休日休暇
    週休2日や完全週休2日など(年間数も記載)
  • 給与
    基本給や賞与など具体的に記載
  • 応募方法
    就活生がどう申し込めばいいか具体的に記載

【求人広告のプラスアルファ情報】

  • プロフィール
    企業のヒストリーや魅力を最も伝えられる項目
  • キャッチコピー
    自社の一番の魅力をストレートかつ簡潔にわかりやすく
  • 仕事内容
    入社後のイメージが湧くことを意識する
  • 月平均残業時間
    就活生がかなり気になる部分なので、具体的な数字で記載
  • 離職率
    就活生向けなら新卒3年以内の離職率も記載
  • 福利厚生や制度
    退職金制度や育休産休制度など具体的に記載
  • 募集背景
    欠員募集なのか、増員なのかなど募集の経緯を詳細に記載
  • 写真
    オフィスの雰囲気や社員の服装、年齢層などがわかると良い

 

ここに挙げた必須項目とプラスアルファ情報があれば十分ですね。

それぞれの項目について、単純に書くのではなく”いかにターゲットに届けるか”を意識した記載をするのがポイント。

 

例えば仕事内容を書くのであれば、ただ箇条書きで羅列するのではなく、一日の業務イメージとして具体的な社員の一日スケジュールを記載するなど。

 

この細部へのこだわりが、最終的には他社との差別化に繋がり、エントリー数の違いにも影響するので、1つ1つの項目にこだわりぬきましょう!

 

たしかにこれだけの情報があれば、就活生もかなりイメージできますね。

そう、まさに就活生がイメージできることが重要なんだ。求人広告を通じて、働くイメージが湧けば、安心してエントリーできるからね!

求人広告のテンプレート

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先程の3ステップを元に、この章では実際のテンプレートを共有しますね。

実際にどんな求人広告ができるのかがイメージできるかと思います!

 

なお、会社名や所在地、電話番号といった工夫のしようがない項目については、本テンプレートでは省略しています。

他社との差別化が狙える項目に絞って、テンプレートをご紹介していきます。

 

▼求人広告のテンプレート

※今回は僕が代表を務める株式会社L100を例にします。

 

ターゲット:

成長企業にコミットできる自主性のある人材

ヒアリング力が求められるので傾聴や聞き手として優れた人材

 

自社の強み:

「ホワイト企業ナビ」という社会性の高いサービスを持つ点

 

【事業内容】

ーメディア運営事業

「価値のある本質的な情報だけ」をテーマにした日本最大の就活ブログ「就活攻略論」を運営。累計1200万PV、月間50万PVを突破し、多くの就活生にに役立つ情報を発信。

 

ー求人サイト運営事業

「ブラック企業の根絶」を理念にした新卒ナビサイト「ホワイト企業ナビ」を運営。平均残業時間・3年後離職率・年間休日数の3項目で基準を設け、基準を満たした優良企業のみを掲載することで、就活生が働きやすい企業と出会える機会を創出。

 

【キャッチコピー】

1度きりの人生だからこそ、挑戦と働きやすさの両立を目指す

 

【プロフィール】

突然ですが、株式会社L100を作った理由は、僕の生い立ちが大きく関係しています。

僕は親の離婚やいじめなどによって、混沌とした小学生時代を過ごしていました。ただ、その中で「一度きりの人生、このままで終わらせたくない」という思いが日に日に強くなっていきました。

新卒で入社した会社を1年で辞め、独立したのもこの思いがあったからです。当社のL100という一見変わった名前は、「Life Is Only Once(人生は1度きり)」に由来します。頭文字の「L I O O」が「L100」と読めますよね。

「人生は1度きり」という信念のもと、1度きりの人生だからこそ挑戦をやめず、常に新しい価値を提供し続けることが当社の理念です。

 

そんな僕が今実現したいことは2つ。

 

1つ目は「仕事を通して社員さんという仲間を作っていくこと」。

僕はもともと友達が少ないので、会社を通して友達のような仲間を作ることに喜びを感じます。仕事を通して出会う人たちも本当に面白い人が多いので楽しいです。今回の採用でも、そんな仲間と出会えることを楽しみにしています。

 

2つ目は「ブラック企業を排除すること」。

社員さんにそんな辛い思いをさせないと売上が上がらないような会社いりますかね?これを実現させるための一助となるサービスがホワイト企業ナビです。知名度はないが、社員が生き生きと働ける優良企業にこそ、就活生は就職してほしい。この思いを実現させるため、就活攻略論の集客力を武器に、ホワイト企業ナビを提供しています。

 

L100が手掛ける「新卒向けメディア運営」と「新卒向け求人サイト運営」という2つの事業を通して、あなたの1度きりの人生を、常に挑戦し続けられる人生にしませんか? 

 

【仕事内容】

ー法人営業業務

ホワイト企業に求人広告を掲載いただく企業への営業活動です。当社では、広告掲載の営業活動ではなく、お客様である企業の新卒採用を成功に導くため、常に寄り添い、現状課題を共に考え抜いていく「パートナー」であることを最重要視しています。当社、お客様である企業、利用者である就活生の3者が全てwin-winとなることが最大目標です。

 

ー求人広告作成業務

掲載いただく企業の魅力や強みを最大限に引き出し、就活生に伝えるための求人広告を作成していただきます。掲載企業に対するヒアリングによって現状課題や魅力を明確化し、就活生に伝わる言葉にて言語化することで、優良企業の新卒採用を成功に導くための業務を担っていただきます。

 

【募集背景】

事業拡大に伴う増員にための募集です。現在、100社を超える企業様にホワイト企業ナビをご利用いただいていますが、まだ知名度のない優良企業は数多く存在します。それら企業の魅了を引き出し、一人でも多くの就活生とのご縁を作り出すため、共に働ける人材を求めています。

 

どれくらいの就活生が求人広告を見ているのか?

 

そもそも就活生が企業選びをする際、求人広告は見られているのか。

求人広告を作る上で、採用担当者の皆様も気になる点かと思います。

 

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引用:株式会社ディスコ「2022年卒7月1日時点の就職活動調査

 

22卒に対する調査によると、全体の85.4%の就活生が新しい企業を探す手段として就職情報サイトを活用していることがわかります。

就職情報サイト=ナビサイトなので、それだけ求人広告を見ているということ。

 

2位以下の結果を見ても、圧倒的に求人広告を見ていることがわかります。

つまり、効果的な求人広告を作ることができれば、かなり高い確率で就活生の目にとまり、採用に繋げることができるんです!

 

プロのライターに求人広告を依頼したい場合は?

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ここまで求人広告の書き方やテンプレートを共有しました。

こちらの内容を参考にしていただければ、一定の質を保った求人広告の作成が可能かと思います。

 

ただ、求人広告を自社で行わずプロのライターに依頼する方法も一つです。

僕が代表を務める株式会社L100では、「ホワイト企業ナビ」という新卒採用に特化した求人サイトを運営しています。

 

ホワイト企業ナビでは、サービスリリースに伴い、100社限定で1年間無料で求人を掲載することが可能です。

また、求人広告に関してもヒアリングを元に、全て当社で引受させていだきます。

 

\サービスリリースに伴い1年間掲載料・求人作成料が完全無料/

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これまで就活攻略論において1000記事以上を執筆し、累計1200万PVを達成したライティング力を駆使し、他にはない魅力的な求人広告を作成いたします。

1年間利用し、継続利用をしなければ費用は一切いただきません。

 

「求人広告を改善したいけど他業務が忙しくて手に付かない」「自社の魅力をプロに引き出して欲しい」と考えてる採用担当者の皆様、ぜひこの機会に一度ご利用を検討してみてはいかがでしょうか!

 

プロのライターに依頼するのも一つの方法ですね!

新卒に特化したメディアを5年に渡って運営してきたからこそ、就活生に響く文章については圧倒的な自信があります!

求人広告の書き方が魅力的な企業例

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次にこの章では、実際に魅力的な求人広告を作っている企業をご紹介します。

書き方やテンプレートなど、ノウハウを理解することも重要ですが、実際の求人広告例を見ることで、さらにイメージが湧きやすくなるかと思います。

 

僕が魅力的な求人広告だと感じた企業は以下の3社です。

いずれも、自社の魅力や事業内容について非常にわかりやすく、かつ就活生の興味を引く工夫がされていますよ!

 

トゥモローゲート株式会社

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【公式HP】https://tomorrowgate.co.jp/

 

トゥモローゲート株式会社は大阪に拠点を置き、採用ブランディング事業などを展開する企業です。

世の中の常識に囚われない”面白い会社づくり”を理念に、SNSなどでも「ブラックな会社」として知名度が非常に高いですね。

 

採用ブランディングを事業とする会社だけあって、自社の採用ページなども非常にオリジナリティに溢れており、ブラックな企業というブランドを確立しています。

 

求人広告を見ても、MISSION(存在意義)VISION(将来展望)VALUE(守る価値観)という自社の理念を明確にすることで、ターゲットが明確になっています。

SNSを使った戦略など、求人広告のみならず、ブランディングにおいて非常に参考になる企業だと思います。

 

株式会社フリースタイルエンターテイメント

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【公式HP】https://www.freestyle-entertainment.co.jp/

 

株式会社フリースタイルエンターテイメントは名古屋に拠点を置く企業です。

Wenサイトの制作といったクリエイティブ事業や採用ブランディングなどを行う採用ツール制作・採用支援事業などを展開しています。

 

この会社は公式HPのトップページからかなりインパクトのあるデザインになっており、一度見た就活生はかなり印象に残るかと思います。

 

求人広告における自社の魅力を「企業理念」「事業優位性」「戦略・ビジョン」の3つに絞り、それぞれに明確なメッセージを載せることで魅力がストレートに伝わってくる工夫がなされています。

 

また、「3年後に社員100名を目指す」など、具体的なビジョンを掲げ、入社後のキャリアビジョンについても求人広告からイメージがしやすくなっていますね。

 

株式会社セレブリックス

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【公式HP】https://www.cerebrix.jp/

 

株式会社セレブリックスは東京に本社を置き、社員数が1000名を超える大企業です。

営業支援事業と人材支援事業を展開しており、全国に拠点を構えています。

 

この企業の採用における魅力は、現役社員インタビューの質の高さですね。

入社後のヒストリーからセレブリックスの魅力、一日の具体的なタイムスケジュールやプライベートに至るまで、非常に情報量が豊富です。

 

このインタビューを読めば、一気に入社後のキャリアを就活生がイメージできるかと。

エントリーに悩む就活生の最後のひと押しという点において、求人広告での社員インタビューの質の高さは非常に大きなポイントです。

 

どの企業も自社の魅力をストレートに伝えていますね。

情報過多になることなく、自社の一番の強みを最大限に語っているよね。求人広告を見ただけで、いろんなイメージが湧く点も共通する魅力だよ!

求人広告の魅力を高める書き方のコツ

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基本的な求人広告の作成方法やテンプレートは記事の冒頭で共有しました。

次にこの章では、作成した求人広告の魅力を高めるためのコツを解説します。

 

せっかく作った求人広告なので、より就活生の集客に繋がる効果がほしいですよね。

ただ、現在公開されている求人広告のほとんどが、テンプレにならった違いのない内容になっているのも事実。

 

それでは熱量の高い求職者からの応募を増やすことはできません。

つまり、求人広告の質・魅力を高めることによって、「絶対にここで働きたい」という熱量の高い就活生を集めることができるもといえるわけです。

 

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記事冒頭で共有した作成方法に加え、魅力を高めるための工夫が必要です。

求人広告の質や魅力を高め、効果を最大化するためのコツは以下の5つです。

 

【求人広告の効果を高めるコツ】

  1. 競合他社と比較した時の自社の強みを明確化する
  2. 社員に自社の最大の魅力を聞いて回る
  3. 明確化した自社の強みを小学生がわかるような魅力的な言葉に変換する
  4. なぜその強み・魅力が生じたのか理由を明確化する
  5. 「強みや魅力+理由」をストーリーとして求人情報に組み込む

 

コツ① 競合他社と比較した時の自社の強みを明確化する

 

求人広告を作成する上で、最大のライバルとなるのは競合他社ですよね。

ターゲットとする就活生の特徴や必要なスキルなども同じ場合がほとんどなので、これら競合他社より魅力的な求人広告を作ることが至上命題です。

 

例えばハンバーガー業界を例に考えてみましょう。

日本ではマクドナルドとモスバーガーが業界大手になっていますが、両者は全く異なる強みを押し出しています

 

【ハンバーガー業界大手の強み】

  • マクドナルド:価格の安さ、店舗数の多さ、ファミリー層向け
  • モスバーガー:高級感、素材の品質、大人向け

 

マクドナルドは価格が安く、学生なども利用しやすい設定にしていたり、ハッピーセットによって子供向け商品なども提供しています。

一方、モスバーガーは価格は高い上にハッピーセットなどもありませんが、素材の良さなどを売りに、高級路線で利益を上げています。

 

それぞれ自社の強みを分かっているので、決してどちらかに寄せることはないですし、広告やPRもそれを考慮した内容になっていますよね。

 

これは企業ブランディングの話ですが、求人広告も同じ理論です。

競合他社が人気があるからといって、同じような強みを押し出すのではなく、「自社の強みは何なのか」を徹底的に考え抜き、唯一無二の強みを明確化することが求人広告の魅力を高めるコツです。

 

また強みに関しては「事業面」「社員面」「条件面」などあらゆる角度から自社を捉え、焦点を絞った強みを探すのがおすすめです。

条件が絞られている方が就活生は理解しやすいですからね!

 

コツ② 社員に自社の最大の魅力を聞いて回る

 

現在働いている社員に自社の最大の魅力を聞いて回るのも重要なポイントです。

人事部署や採用担当者だけで自社の魅力を考えても、限界があります。

 

なぜなら、普段同じような業務をしているから。

自社の魅力は通常の業務の中で感じることがほとんどのため、同じ部署で同じ業務を行っている社員からは、似たような魅力しか出てきません。

 

よって、部署を縛ることなく、あらゆる部署・立場の社員からヒアリングを行ってください。

新入社員・中堅社員・管理職・経営陣・営業職・事務職など、それぞれの立場から魅力を聞き出すことで、今まで気づけなかった魅力を知る機会が生まれます。

 

また、どうしても魅力がないのであれば今から作りましょう。

魅力のない企業に人は集まらないので、計画的に魅力を作り出していくことも採用戦略の一つです。

 

コツ③ 明確化した自社の強みを小学生がわかるような魅力的な言葉に変換する

 

明確化した自社の強みは、できる限りわかりやすい言葉に変換しましょう。

新卒採用であれば、求人広告を見るのは大学生です。

 

つまり、社員にしかわからないような専門用語はもちろん、小難しい横文字や固い文章は絶対に嫌われます。

(就活攻略論で就活生向けに1000記事以上書いて、これは本当に痛感しました。)

 

どれだけ素晴らしい文章でも、伝わらなければ全く意味がありません。

目安としては、小学生でもわかるレベルの簡単かつ印象に残る言葉が良いですね。

 

▼強みや魅力をわかりやすく魅力的な言葉で伝えるためにはセールスコピーの知識が活きてきます。
人はどんな言葉になぜ魅力を感じるのか、それがセールスコピーの根幹にあるからです。

 

コツ④ なぜその強み・魅力が生じたのか理由を明確化する

 

明確化した強みについては、なぜその強みや魅力が生じたのかの”理由”も合わせて伝えることが必要です。

 

「発想力が強み」なら、「読書や新しい街に出かける機会を意識的に作っているから」といった理由を伝えて、初めて相手は「なるほど!だからその強みを持っているんだね」と納得してくれます。

 

自社がその強みを持つに至った理由を伝えれば、就活生も納得します。

また、その理由部分に共感をして入社してくれれば、ミスマッチが生じるリスクも回避することができますよ!

 

コツ⑤ 「強みや魅力+理由」をストーリーとして求人情報に組み込む

 

人に対して、何かを伝える時に大事なことは「ストーリー」です。

なぜ映画を見るのでしょうか?なぜアニメを見るのでしょうか?なぜ本を読むのでしょうか?

それはストーリーがあるからです。

 

僕の場合は発想力が強みですが、もともと小学生の時に親が離婚し、その際に毎日親が喧嘩していたんですよね。

その罵声から逃れるように、頭の中でSFの世界を妄想し、そこで生きるようにしていました。

そんな経験から妄想力が育ち、それが発想力となり、今では読書や新しい街に出かけることで盤石化してきている。

 

このようにストーリー形式で自身の魅力を伝えることは、恋愛でも有効です。

もちろん求人にも同じことが言えます。

 

退屈な「自社の沿革」とは訳が違います。

自社の最大の強みや魅力が、どんな経緯で生まれ、それを育てているのか?

そんなストーリーにこそ求職者は魅力を感じ、ここで働きたいと思ってくれると僕は信じています。

 

▼ストーリーで語ることは求人の作成だけでなく、今後入社してくれる社員さん、はたまた既存の社員さんのモチベーション・熱量の向上に繋がります。
会社のストーリーを語るというテクニックは「PR」で実は重要でして、こちらの本ではプレスリリースをストーリーとして語るテクニックが書かれています。

 

これらのコツを実践することで他社との差別化が狙えますね。

多数ある求人広告の中で、まずは就活生の目に留まることが重要だからね。そういう意味でも、これらのコツは有効な手段だよ!

求人広告を書く際の注意点

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求人広告の効果を高める方法について共有しました。

では逆に、求人広告を書く上で注意しておくべき点はどこか、そこが気になる採用担当者の方も多いかと思います。

 

そこで本章では、最低限押さえておきたい注意点について解説していきます。

せっかく作った魅力的な求人広告を台無しにしないためにも、この注意点をぜひチェックしてみてください。

 

【求人広告を書く際の注意点】

  • 欲張って自社の強みを色々書き過ぎないようにする
  • ポジティブな情報だけでなくネガティブな情報も記載する
  • 一度掲載して終わりではなく、常に内容を改善していく

 

注意点① 欲張って自社の強みを色々書き過ぎないようにする

 

1つ目の注意点は”欲張って自社の強みを色々書き過ぎないようにすること”です。

記事の冒頭でもお伝えしましたが、数を追い求めて全ての就活生に響く求人広告を作ろうと思っても、それは不可能です。

 

重要なのは、ターゲットを絞り、そのターゲットに突き刺さる求人広告であること。

そのためには、自社の魅力を絞って厳選し、選んだ魅力について最大限のアピールをすることが必要になります。

 

注意点② ポジティブな情報だけでなくネガティブな情報も記載する

 

2つ目は”ポジティブな情報だけでなくネガティブな情報も記載すること”です。

求人広告は就活生を集めるための広告塔なので、ついポジティブな情報ばかりを掲載してしまいがちです。

 

でも良い情報しか書いていない広告って、怪しく感じませんか?

どの企業にも良い面と悪い面があるのは当然です。

 

例えば、平均よりも高い給料が貰える分、毎月の残業時間は平均以上になったり、1年目から裁量権を与えられる反面、責任が常に伴うことなど。

このような負の側面についても、隠すことなく求人広告に掲載すべきです。

 

そうすれば、エントリーしてくる就活生はデメリットもわかった上で自社にエントリーしてくれていることが明確になります。

そのような就活生は入社後のギャップも感じにくいでしょうし、結果的に早期離職やミスマッチを防止することに繋がりますよ!

 

注意点③ 一度掲載して終わりではなく、常に内容を改善していく

 

3つ目の注意点は”一度掲載して終わりではなく、常に改善していくこと”です。

ある年に作成した求人広告によって、想定以上の就活生からエントリーが集まった場合、次年度も同じような広告を作ってしまうかと思います。

 

しかし、就活生のニーズや自社のターゲットは年々変化するものです。

求人広告を改善しなければ、そうした変化に対応することができないため、結果的にミスマッチを生んだり、集客が上手くできなくなるリスクを伴います。

 

同じ年度で集客が上手く行かない場合はもちろん、集客が上手くいった求人広告についても、常に改善する意識を持っておくことをおすすめします。

 

新卒就活に関わって7年になりますが、本当に変化の激しい業界だと痛感します。よって、前年の実績にとらわれることなく、常に改善をしていくことが求人広告にも求められますね!

求人広告に関するよくある質問

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それでは最後に、求人広告を書く上で知っておいて欲しい情報についてお伝えさせていただきます。

 

ここで紹介する質問は、僕自身がナビサイトを運営する中で、実際にいただいた質問になるので、採用担当者の皆様にもぜひ参考にしていただければと思います!

 

質問① 求人広告に関する法律で知っておくべき法律はどれですか?

 

求人広告含め、人材の採用について知っておくべき法律はいくつかあります。

中でも、求人広告の作成において必ず確認しておきたいのが「職業安定法」と「男女雇用機会均等法」になります。

 

職業安定法

職業安定法とは、企業が求人活動を行う際や職業紹介を行う際に、明示するべき事項や禁止された事項などが定められた法律です。

それぞれの能力に合った職業に就く機会と、労働力充足、職業の安定、経済及び社会の発展を目的としています。

 

▼職業安定法で定められた明示事項

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引用:厚生労働省「労働者を募集する企業の皆様へ

 

雇用に関しては、法律でさまざまな事項が定められています。

参考資料としては「厚生労働省 労働者を募集する企業の皆様へ」が非常にまとまっていたので、こちらを参考にしてください。

※法律が改定されることもありますので、最新のものをご確認ください。

 

男女雇用機会均等法

男女雇用機会均等法とは、労働者の募集及び採用に関わる性別を理由とする差別を禁止し、男女均等な取扱いを求める(法第5条)法律で、男女の平等な機会及び待遇の確保などを目的として作られています。

具体的には、以下の項目が禁止事項になっていますね。

 

▼男女雇用機会均等法における禁止事項

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引用:厚生労働省「男女均等な採用選考ルール

 

男女で雇用に関する差別をすることは一切禁止されています。

こちらも「厚生労働省 男女均等な採用選考ルール」が非常に参考になるので、求人広告作成の参考にしてください。

※法律が改定されることもありますので、最新のものをご確認ください。

 

質問② 求人広告の中で年齢制限をしても大丈夫ですか?

 

求人広告の中で年齢を制限するのは、原則禁止されています。

目的は、「個々人の能力、適性を判断して募集・採用することで、一人ひとりにより均等な働く機会が与えられるようにすること」です。

ただ、合理的理由がある場合は年齢制限を設けることはできます。

 

▼年齢制限における例外

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引用:厚生労働省「その募集・採用年齢にこだわっていませんか?

 

例外事由に関する詳しい事例などについては「厚生労働省 その募集・採用年齢にこだわっていませんか?」に掲載されているので、こちらも参考にしてください。

 

質問③ 求人広告を含め新卒採用にはどれくらいコストがかかるものですか?

 

リクルートが発表した「就職白書2020」によると、2019年度の新卒一人あたりにかかったコストは93.6万円でした。

前年の2018年が71.5万円なので、20万以上跳ね上がっている状況です。

 

また、上場企業の新卒採用コストの総額は1783.9万円、中小企業は375.1万円と大きな差があるものの、平均すると550万円程度のコストがかかっています。

 

求人広告を使ったナビサイト以外にも、合同説明会への出展や自社における説明会の開催など、やはり採用には一定のコストがかかりますね。

 

なお、新卒採用のコストについては、以下の記事で詳しくまとめています。

現状のコストを紹介するとともに、新卒採用コストを削減する方法についても解説しているので、コストに悩む採用担当者の方はぜひ参考にしてください。

 

 

新卒採用にはかなりのコストがかかるものなんですね。

労働人口自体が減っていることも影響して、新卒採用にかかるコストの平均額は年々高くなっているんだよ。

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!

就活攻略論の運営を開始して約5年、これまで新卒人材領域に特化して活動してきたので、採用や就活生のニーズに関する知見があります。

そんな僕が持つ「魅力的な求人広告の書き方」について、全てお伝えしたつもりです。

 

求人広告は就活生が企業を知る上で、最も活用する手段です。

よって、利用する企業も非常に多く、一般的な書き方では埋もれてしまいがちかと。

 

まずは自社がターゲットとする層を明確にし、その層に突き刺さる魅力や個性を全面に押し出すことで、必ず他社との差別化が実現できます。

今回の記事が、貴社の新卒採用を成功させることに役立てば幸いです。

 

僕が経営する株式会社L100では、特に新卒採用に特化して採用支援を行っているので、何でも気軽にご相談ください。(相談はこちらから)

 

それでは最後に、本記事に要点をまとめて終わります。

お忙しいところ、本記事をお読みいただきありがとうございました。

 

【本記事の要点】

  • 求人広告の書き方は「①求人広告のターゲットを考える」「②求人広告に掲載する自社の強みや魅力を明確にする」「③項目ごとに必要事項を記載する」の3ステップがおすすめ。
  • 就活生の85.4%が新しい企業を探す手段として就職情報サイト(=求人広告)を利用しているため、効果的な求人広告は新卒採用に有効な手段である。
  • 求人広告の効果を高めるコツは「①できるだけ数字を使って具体的に記載する」「②ストーリー性のある内容で共感を引き出す」「③キャッチコピーで就活生の目に留まるようにする」の3つである。
  • 求人広告を書く際の注意点は「①欲張って自社の強みを色々書き過ぎないようにする」「②ポジティブな情報だけでなくネガティブな情報も記載する」「③一度掲載して終わりではなく、常に内容を改善していく」の3つである。

 

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