就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マンです!
今回は、これまでホワイト企業に関する記事を100以上書いてきた知見を活かして、保険会社のホワイト企業について調査した結果を共有していきます!
保険会社は保険商品を企画・販売したり、事故や災害時の対応をしたりと、想定外のトラブルが起きた際に人々の生活を守ってくれる会社。
一般的に安定したイメージがあることから、毎年就活生からの人気が非常に高い業界ですね!
ですが調べてみると、本当に保険会社は会社によって労働環境・労働条件に差がある。
そこでこの記事を通して、比較的ホワイトな保険会社について理解を深めていきましょう!
■保険会社に固執しない方が良いしOB訪問もすべき
実は僕が就活生の時、平均年収の高さから保険会社も志望した時期がありました。
ですが、結論、保険会社の営業はきついと思って志望から外したんですよね。
僕がサラリーマン時代、会社のエレベーター前に保険会社の方が毎日立っていて、営業していました。大変そうでした。
保険会社の仕事は様々なので一概にこうは言えないですが、本当に合う合わないがある業界だし仕事だと思うので、保険会社への就職に固執せず、1度保険会社に勤める方にマッチャーなどのOB訪問やFacebookを使って話を聞いてみることをおすすめします。
(他にも合同説明会や、会社説明会で社員さんと1:1で話を聞く機会を作ったり)
また1つの業界に固執しないために僕が最もおすすめしているのがスカウトサイト。
企業側からスカウトが届くので、業界の視野が広まるし、何より自分からエントリーしないで企業からアプローチが届くのが最強です。
具体的に僕が使うなら「ホワイト企業ナビ」と「キミスカ」を併用します。
ホワイト企業ナビでホワイト企業からのスカウトをピンポイントで狙いつつ、キミスカで企業の本気度の高いゴールドとシルバーのスカウトをピンポイントで狙う戦略です。
ぜひ保険会社を志望する方は、こうしたスカウトサイトの活用や現役の社員さんに話を聞く機会を設けるなど、視野を広げるように動くようにしましょう!
就活攻略論では、上記のように「本当に役立つと自分が思える情報」もどんどん書き込んでいるので、ぜひいろんな記事を読み込んでもらえると嬉しいです!
では本題に入っていきましょうか!
保険会社は当たり外れの大きいイメージがありますね。
どの業界もそうだけど、たしかにそういうイメージが強いよね。だからこそ、ホワイト企業を見極めるための基準などを把握しておくべきだよ。
- 保険会社のホワイト企業を見分ける5つの指標
- 保険会社のホワイト企業ランキング|利益率編
- 保険会社のホワイト企業ランキング|勤続年数編
- 保険会社のホワイト企業ランキング|平均年収編
- 保険会社のホワイト企業を探す方法|新卒向け
- 【転職者向け】保険会社のホワイト企業に転職する方法
- 【注意】保険会社にはブラック企業も多い
- 【基礎知識】そもそも保険会社とは?
- 本記事の要点まとめ
保険会社のホワイト企業を見分ける5つの指標
具体的な企業の紹介は次の章でしていきますが、まずはこの章にて、保険会社のホワイト企業を見分ける指標を紹介します。
安定したイメージのある業界ですが、残念ながらすべての保険会社がホワイト企業とは限らないんですよね。
ただ、働きやすい環境が整った優良企業には共通する特徴があるので、これらを指標として持っておけば、ホワイト企業に入社できる可能性を高められます。
ここでは以下5つの指標を共有するので、保険会社に限らずホワイト企業に入社したいと考えている人はぜひ参考にしてください!
【保険会社のホワイト企業を見分ける指標】
- 福利厚生が充実しているか
- 有休取得率が高いか
- 業績が安定しているか
- 平均勤続年数が長いか
- 平均年収が高いか
指標① 福利厚生が充実しているか
1つ目の指標は、福利厚生の充実度です。
福利厚生とは、給与やボーナスといった基本的な報酬以外に、企業が従業員やその家族に対して提供するサービスのこと。
福利厚生には、大きく以下の2種類があります。
健康保険や厚生年金などは、整備することが法律で決められた福利厚生です。
よって、企業のホワイト度を判断するための指標にはなりません。
保険会社のホワイト企業を見分ける際に確認すべきは、法定外の福利厚生です。
具体的には、住宅・通勤手当や社員食堂などのことですね。
これらは整備しなければいけない決まりはないので、福利厚生として設けている会社は社員を大切にしていると考えられます。
各企業が整備する福利厚生は、それぞれのHPで確認できますよ。
さらっと流し見している人が多いですが、企業によって差が大きい部分なので、気になる保険会社があれば欠かさずチェックしておきましょう。
指標② 有休取得率が高いか
ホワイト企業を見分ける際には、有休取得率の高さも一つの指標になります。
社員の働きやすさを重視する優良企業は、プライベートの充実を尊重してくれるので、一般的な会社よりも有休取得率が高くなりやすいからです。
有休を取得しやすい雰囲気があるので、実績として数字にも表れるわけですね。
逆に仕事を優先させられるような会社では、有休の申請をしにくい空気感があり、取得率が低くなりがちです。
では、具体的にどのくらいの数字であれば取得率が高いといえるのか。
目安の数値を紹介するために、有給休暇の取得率平均をまとめた厚生労働省のデータを共有しますね。
引用:厚生労働省「令和2年就労条件総合調査の概況」
上記を参考にすると、有休取得日数10日・有休取得率56%以上がホワイト度を判断する際の一つの指標となります。
平均値以上の会社であれば、一般的な企業よりは働きやすい環境といえますね。
なお補足情報ですが、法律では年5日以上の有休取得が企業に対して義務付けられています。
取得日数の平均が5日に近い会社はブラック企業の可能性が高いので、もし見つけた場合は避けるのが無難です。
指標③ 業績が安定しているか
3つ目の指標は、会社の業績が安定しているかどうかです。
社員にとって働きやすい環境を整備するには、それなりに多くのコストがかかります。
たとえば、住宅手当や通勤手当などを整備しようと思ったら、毎月かなりの費用がかかると容易に想像できますよね。
つまりホワイト度を高めるためには、すべての基盤として業績の安定が欠かせません。
業績が安定していることではじめて、社員に対しても給料や待遇として還元できるわけですね。
一つ注意点をお伝えすると、保険会社の業績を確認する際には売上高だけでなく利益率もチェックしましょう。
いくら売上が大きくても、利益率が低いと経営状態には余裕がないからです。
利益率が低い会社に就職してしまうと、給料アップや待遇改善が期待できません。
また業績が悪化して、倒産に巻き込まれる可能性もあります。
経営状態に余裕のある会社に就職するためにも、気になる企業があれば売上高と利益率を確認しておきましょう。
指標④ 平均勤続年数が長いか
平均勤続年数の長さも、ホワイト企業を見分けるための重要な指標です。
優良企業では誰しもが長期的に働きたいと思うものなので、離職率が低く平均勤続年数が長くなりやすいです。
ほかの企業のほうが待遇が悪ければ、わざわざ転職しようとは考えないですからね。
逆にいえば、ブラック企業では離職率が高く平均勤続年数が短くなりやすいです。
これらの数字は実情がシビアに反映されるので、ごまかしがきかないんですよね。
よって入社する側としては、指標として活用しない手はありません。
ブラック企業を避けるためにも有効な手段なので、気になる保険会社を見つけたら平均勤続年数も確認しておきましょう。
指標⑤ 平均年収が高いか
そして5つ目の指標は、平均年収の高さです。
ホワイト企業は売上を積極的に社員に還元するので、一般的な会社よりも平均年収が高い傾向にあります。
前述したように、そもそも業績自体が安定しているので、給料や福利厚生として多くのコストを払っても経営状態に支障がないんですよね。
結果として、毎月の給与やボーナスの額が高くなりやすいです。
どのくらいの収入を期待できるかは誰しもが確認すると思いますが、平均年収はホワイト企業を見分ける上でも重要な指標となります。
社員を大切にする保険会社に就職したい人は、平均年収も欠かさずチェックしておきましょう。
ホワイト企業の特徴・ホワイト企業に入社する方法まとめ
保険会社のホワイト企業を見分けるための指標を5つ紹介しました。
しかし、ホワイト企業に共通する特徴は上記以外にもいくつかあります。
そのほかの指標については「【ホワイト企業の特徴とは?】重要な15の特徴を一覧で共有!」でまとめました。
ホワイト企業に入社する可能性を少しでも高めたい方は、ぜひ一度目を通してみてくださいね!
ちなみに、就活攻略論ではホワイト企業に入社するための立ち回りをまとめた記事も用意しています。
結論部分だけ共有すると、以下のとおりです。
【ホワイト企業に入社するための立ち回り】
- 逆求人サイトを利用して自分を評価しやすい企業と繋がる
- 口コミサイトでホワイト企業の条件を満たすか調べる
- ES閲覧サイトやエージェントを活用して選考突破する
- 内定獲得後に社員さんにOB訪問して最終確認する
完全無料で使える就活サイトのみを活用した、非常に効率的に方法です。
特別な対策をせずに就活を進める場合よりも、かなり成功確度の高い立ち回りなので、本気でホワイト企業に入社したい人はぜひ参考にしてください!
ホワイト企業には共通する特徴があるのですね!
同じ福利厚生や平均年収を見るにしても、この視点があるかどうかで企業の見え方が変わるはず。非常に有効な手段だから、ぜひうまく活用してみてね!
保険会社のホワイト企業ランキング|利益率編
ではここから、保険会社のホワイト企業を具体的に紹介していきます。
まずは、利益率が高い保険会社のホワイト企業についてです。
利益率ランキングの上位10社をピックアップしたので、各社の概要やおすすめポイントについて順に確認していきましょう。
【利益率が高い保険会社のホワイト企業ランキング】
- 株式会社T&Dホールディングス(生命保険)
- 第一生命ホールディングス株式会社(生命保険)
- セコム株式会社(損害保険)
- 株式会社かんぽ生命保険(生命保険)
- SOMPOホールディングス株式会社 (損害保険)
- 東京海上ホールディングス株式会社(損害保険)
- MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社(損害保険)
- 共栄火災海上保険株式会社(損害保険)
- ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社(損害保険)
- トーア再保険株式会社(損害保険)
引用:業界動向リサーチ「生命保険業界 利益率ランキング(2020 - 2021年)」
引用:業界動向リサーチ「損害保険業界 利益率ランキング(2020 - 2021年)」
1位:株式会社T&Dホールディングス(生命保険)
企業HP:株式会社T&Dホールディングス
主な勤務地:全国
事業内容:国内生命保険事業、クローズドブック事業、アセットマネジメント事業、ペット保険事業など
【ホワイト企業ポイント】
株式会社T&Dホールディングスは、太陽生命・大同生命・T&Dファイナンシャル生命などを傘下に持つ同グループの持株会社です。
小会社の経営管理をおこなうことで、各社の強みや独自性を最大限に引き出している企業ですね。
株式会社T&Dホールディングスは、保険会社の利益率ランキングで1位となりました。
同社の利益率は、数ある生命・損害保険会社のなかでもトップの9.1%となっています。
持株会社であるT&Dホールディングスでは採用募集がされていませんが、太陽生命や大同生命などでは求人が出されています。
経営状態が安定した生命保険会社で働きたい人には、有力な候補となるでしょう。
2位:第一生命ホールディングス株式会社(生命保険)
企業HP:第一生命ホールディングス株式会社
主な勤務地:全国
事業内容:生命保険会社・損害保険会社その他の保険業法の規定により子会社とした会社の経営管理、その他前号の業務に付帯する業務
【ホワイト企業ポイント】
第一生命ホールディングス株式会社は、第一生命保険・第一フロンティア生命保険・アセットマネジメントOneなどを管理する持株会社です。
持株会社体制に移行したのは2016年なので、現在の体制になってからは比較的歴史が浅い会社ですね。
第一生命ホールディングスの利益率は、7.7%でした。
保険会社のなかでは、トップクラスに高い利益率となっています。
ただT&Dホールディングスと同様に、同社でも人材の募集はされていません。
同グループに興味がある人は、第一生命保険などの関連会社を受けるとよいでしょう。
3位:セコム株式会社(損害保険)
企業HP:セコム株式会社
主な勤務地:全国、海外
事業内容:セキュリティ事業、防災事業、メディカル事業、保険事業、地理空間情報サービス事業、BPO・ICT事業
【ホワイト企業ポイント】
セコム株式会社は、セキュリティ事業などを中心にビジネスを展開する会社です。
幅広い事業によって「あらゆる不安のない社会」の実現に貢献している会社ですね。
セコム株式会社の利益率は、7.2%でした。
前年よりは数字が低下していますが、それでも保険会社のなかでは優れた利益率となっています。
社宅制度や独身寮を整備したり、国内620箇所に提携スポーツクラブがあったりと、福利厚生が充実しています。
世の中に安心を届ける仕事がしたい人は、同社の詳細を調べてみるとよいでしょう。
4位:株式会社かんぽ生命保険(生命保険)
企業HP:株式会社かんぽ生命保険
主な勤務地:全国(初期配属は東京)
事業内容:生命保険業
【ホワイト企業ポイント】
株式会社かんぽ生命保険は、「お客さまから選ばれる真に日本一の保険会社」を目指して生命保険業をおこなう会社です。
日本郵便やゆうちょ銀行と同様に、日本郵政グループに属する大企業ですね。
かんぽ生命保険の利益率は、6.2%でした。
前年より利益率が上がっていることから、情勢が厳しいコロナ禍においても成長を続けていることがわかります。
日本郵政グループは、福利厚生として社宅(世帯用・独身用)や付属医療機関(逓信病院)などを整備しています。
採用実績・学部などは多岐にわたるので、少しでも同社に興味がある人は積極的に応募してみるとよいでしょう。
5位:SOMPOホールディングス株式会社 (損害保険)
企業HP:SOMPOホールディングス株式会社
主な勤務地:全国
事業内容:損害保険会社、生命保険会社その他の保険業法の規定により子会社等とした会社の経営管理およびこれに附帯する業務
【ホワイト企業ポイント】
SOMPOホールディングス株式会社は、損保ジャパンやセゾン自動車火災などの小会社を傘下に持つ同グループの持株会社です。
損害保険業が有名ですが、そのほかにも海外保険事業や国内生保事業・デジタル事業などを展開している会社ですね。
SOMPOホールディングスの利益率は、4.9%でした。
同社も前年より利益率が上がっており、経営状態が右肩上がりになっているとわかります。
前述した持株会社と同様に、SOMPOホールディングスも人材は募集されていません。
ただ損害保険会社としてはトップクラスの規模感なので、同分野に関わりたい人は関連会社への就職を目指してみるとよいでしょう。
6位:東京海上ホールディングス株式会社(損害保険)
企業HP:東京海上ホールディングス株式会社
主な勤務地:全国
事業内容:損害保険会社・生命保険会社・証券専門会社・保険業を営む外国の会社、その他の保険業法の規定により子会社とした会社の経営管理、その他前号の業務に附帯する業務
【ホワイト企業ポイント】
東京海上ホールディングス株式会社は、東京海上日動やイーデザイン損保などを傘下に持つ同グループの持株会社です。
日本と世界46の国・地域で事業を展開しており、国内・海外の利益比率がそれぞれ約半数程度であることが特徴的な会社ですね。
東京海上ホールディングスの利益率は、4.5%でした。
同社は前年度と比べると、利益率が低下した1年だったようです。
主な仕事内容や享受できる福利厚生などは、グループ会社によって異なります。
大手の損害保険会社で働きたい人は、東京海上日動などの募集要項をチェックしてみるとよいでしょう。
7位:MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社(損害保険)
企業HP:MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社
主な勤務地:全国
事業内容:国内損害保険事業、国内生命保険事業、リスク関連サービス事業
【ホワイト企業ポイント】
MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社は、三井住友海上やあいおいニッセイ同和損害保険などを傘下に持つ持株会社です。
SOMPOホールディングスや東京海上ホールディングスとともに、損害保険業界を牽引している大手のグループですね。
MS&ADインシュアランスグループホールディングスの利益率は、4.1%でした。
利益率は横ばいとなっており、コロナ禍においても以前と同じ経営状態をキープしていることがわかります。
同グループは健康経営の視点を重視しており、社員が心身ともに健康・安全に過ごせるような環境整備に努めています。
自己成長につながるような制度も豊富に用意されているので、会社を通じて能力を高めたい人には優れた選択肢になるでしょう。
8位:共栄火災海上保険株式会社(損害保険)
企業HP:共栄火災海上保険株式会社
主な勤務地:全国(勤務地を限定した募集もあり)
事業内容:損害保険業、他の保険会社の保険業に係る業務の代理または事務の代行、自動車損害賠償保障事業委託業務など
【ホワイト企業ポイント】
共栄火災海上保険株式会社は、火災保険・海上保険・傷害保険などの損害保険業を中心に利益を上げている会社です。
損害保険業界では中堅の会社ですが、利益率ランキングで8位に入りました。
共栄火災海上保険株式会社の利益率は、2.2%となっています。
完全週休2日制で、年間休日は120日以上です。
独身寮や社宅貸与制度もあるので、毎月の家賃の負担も軽減できます。
有名大学から中堅大学まで非常に幅広い採用実績があるので、学歴に自信がない人でも積極的に応募してみるとよいでしょう。
9位:ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社(損害保険)
主な勤務地:全国
事業内容:生命保険会社、損害保険会社、銀行、その他の保険業法および銀行法の規定により子会社とした会社の経営管理など
【ホワイト企業ポイント】
ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社は、ソニー生命やソニー損保などを傘下に持つ、ソニーが作った金融サービスグループです。
ソニーグループの完全小会社であり、株式構成は同グループ100%となっています。
ソニーフィナンシャルホールディングスの利益率は、2.1%でした。コロナによる打撃を受けたのか、前年よりも低い利益率となっています。
同グループは、既存の金融機関が満たしきれないニーズを追求して、新しいビジネスモデルに挑戦しています。
テクノロジーに強い保険会社に就職したい人には、とくにおすすめです。
10位:トーア再保険株式会社(損害保険)
企業HP:トーア再保険株式会社
主な勤務地:東京
事業内容:損害保険業のうち再保険事業、他の保険会社(外国保険業者を含む)の保険業に係る業務の代理または事務の代行、債務の保証その他の前号の業務に付随する業務 など
【ホワイト企業ポイント】
トーア再保険株式会社は、損害保険と生命保険の両分野を扱う総合型の再保険会社です。
保険会社のための保険を提供する存在として、人々の安全な暮らしに貢献している会社ですね。
トーア再保険株式会社の利益率は、0.9%でした。
10位にランクインしたものの、一般的にはあまり高くない利益率となっています。
再保険ビジネスでは日本以外の企業ともつながりが多く、業務のなかで英語の書類を扱うことも少なくありません。
やや特殊な会社ではありますが、英語力を生かして仕事がしたい人には適性があるといえるでしょう。
IT業界や不動産業界などと比べると、30%超えのように圧倒的に利益率が高い企業はないのですね。
確かにそのとおりだね。ただ、この10社は同業界のなかでは優れた業績。保険会社への就職を考える人にとっては、間違いなく有力候補になるよ。
保険会社のホワイト企業ランキング|勤続年数編
続いて、平均勤続年数が長い保険会社のホワイト企業を紹介します。
さっそく結論を共有すると、ランキング上位の企業は以下のとおりです。
【勤続年数が長い保険会社のホワイト企業ランキング】
- MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社(損害保険:22.9年)
- 株式会社T&Dホールディングス(生命保険:21.8年)
- 東京海上ホールディングス株式会社(損害保険:18.1年)
- セコム株式会社(損害保険:16.8年)
- SOMPOホールディングス株式会社 (損害保険:16.0年)
- 株式会社かんぽ生命保険(生命保険:15.7年)
- 第一生命ホールディングス株式会社(生命保険:14.8年)
- トーア再保険株式会社(損害保険:14.7年)
- 共栄火災海上保険株式会社(損害保険:14.3年)
引用:業界動向リサーチ「生命保険業界 勤続年数ランキング(2020 - 2021年)」
引用:業界動向リサーチ「損害保険業界 勤続年数ランキング(2020 - 2021年)」
ホールディングス系の会社を中心に、勤続年数が非常に長くなっていますね。
とくに平均値が20年以上となっている2社は、働きやすい環境が整っており、居心地のよい会社であると考えられます。
また上記の会社はすべて、前述の「利益率ランキング」で紹介した企業と重複していました。
よって各企業の詳細な説明は省略しますが、いずれも複数の指標で上位にランクインしたことからホワイト度が高いといえます。
なるほど。ホワイト企業に共通する特徴を多く持っているほど、優良企業である可能性が高いわけですね!
まさにそのとおりだよ。つまり2回連続でランクインした上記の会社は、ホワイト度が高いといえる。保険会社で働きたい人は、ぜひ入社を目指してみてね!
保険会社のホワイト企業ランキング|平均年収編
では最後に、平均年収が高い保険会社のホワイト企業を紹介します。
別サイトのデータを参照したこともあってか、前述の2つのランキングとは異なる顔ぶれとなりました。
上位10社の概要について、順に確認していきましょう。
【平均年収が高い保険会社のホワイト企業ランキング】
- アフラック生命保険株式会社(生命保険)
- 損害保険ジャパン株式会社(損害保険)
- ジブラルタ生命保険株式会社(生命保険)
- メットライフ生命保険株式会社(生命保険)
- 大樹生命保険株式会社(生命保険)
- 東京海上日動火災保険株式会社(損害保険)
- 大同生命保険株式会社(生命保険)
- 三井住友海上火災保険株式会社(損害保険)
- あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(損害保険)
- 第一生命保険株式会社(生命保険)
引用:PR TIMES「企業口コミサイトキャリコネ「保険業界の年収ランキング」を発表」
1位:アフラック生命保険株式会社(生命保険)
企業HP:アフラック生命保険株式会社
主な勤務地:全国
事業内容:生命保険業
【ホワイト企業ポイント】
アフラック生命保険株式会社は、「生きる」を創るリーディングカンパニーとして、がん保険や医療保険などを提供する生命保険会社です。
がん保険といえば、同社をイメージする人も多いでしょう。
そんなアフラック生命保険は、平均年収ランキングで1位となりました。
同社の平均年収は、648万円となっています。
完全週休2日制で年間休日は120日以上、有休取得率も87%(2019年度実績)と非常に高いです。
フレックスタイム制度やテレワークも導入されているので、仕事とプライベートの両立もしやすいでしょう。
2位:損害保険ジャパン株式会社(損害保険)
企業HP:損害保険ジャパン株式会社
主な勤務地:全国
事業内容:損害保険事業(損害保険の引受、損害調査および保険金の支払い、新商品の企画・開発、資産運用、国際関連事業、その他各種事業
【ホワイト企業ポイント】
損害保険ジャパン株式会社は、日本で初めての火災保険会社「東京火災」をルーツに持つ損害保険会社です。
前述の2つのランキングで登場した「SOMPOホールディングス」の中枢を担う大企業ですね。
損害保険ジャパン株式会社の平均年収は、582万円でした。
同社は独身寮や社宅制度、育児・介護に関する各種両立支援制度など、充実した福利厚生を用意しています。
通勤手当や単身赴任手当などがあるのも魅力的ですね。
希望ポストへチャレンジする制度や、他部署に半年ほど異動する制度などもあるので、自分が理想とするキャリアを築きやすいでしょう。
3位:ジブラルタ生命保険株式会社(生命保険)
企業HP:ジブラルタ生命保険株式会社
主な勤務地:東京、長崎
事業内容:個人保険、個人年金保険、団体保険、団体年金保険、再保険
【ホワイト企業ポイント】
ジブラルタ生命保険株式会社は、世界最大級の金融サービス機関「プルデンシャル・ファイナンシャル」の日本法人として営業を開始した会社です。
47都道府県に営業拠点を構える外資系の生命保険会社ですね。
ジブラルタ生命保険の平均年収は、573万円でした。
完全週休2日制で、年間休日は120日以上となっています。
役割やパフォーマンスによって昇給が見直されたり、年4回ボーナスがあったりと、日本企業では珍しい仕組みも少なくありません。
住宅補助や育児・介護休業制度もあり働きやすい環境なので、外資系の保険会社に興味がある人はエントリーしてみるとよいでしょう。
4位:メットライフ生命保険株式会社(生命保険)
企業HP:メットライフ生命保険株式会社
主な勤務地:全国
事業内容:生命保険業(個人保険、企業向け保険、個人年金保険各種生命保険商品の販売および保全サービス、資産運用)
【ホワイト企業ポイント】
メットライフ生命保険株式会社は、1973年に日本初の外資系生命保険会社として営業を開始した会社です。
母体となるのは、アメリカで同分野のサービスを150年以上提供している「メットライフ」という保険会社ですね。
メットライフ生命保険の平均年収は、548万円でした。
住宅手当や通勤手当・家族手当など、さまざまな手当が用意されています。
リフレッシュ休暇やボランティア休暇・生理休暇など、独自の休暇制度も非常に多く整備されていますよ。
誰でも発言・提案できる文化が醸成されているので、年齢や経験に関わらず自分の力を最大限発揮したい人は入社を目指すとよいでしょう。
5位:大樹生命保険株式会社(生命保険)
企業HP:大樹生命保険株式会社
主な勤務地:全国
事業内容:生活保障(ライフコンサルティング)、受託資産の運用など
【ホワイト企業ポイント】
大樹生命保険株式会社は、生命保険業を中心にビジネスを展開する会社です。
2015年に日本生命グループの一員となり、2019年に「三井生命保険」から社名を変更して現在の「大樹生命保険」となっています。
大樹生命保険の平均年収は、517万円でした。
独身寮や社宅・診療所など、社員にとって魅力的な福利厚生が整備されています。
国公立大学や有名私立大学だけでなく、日本大学や龍谷大学といった中堅大学の採用実績も確認できました。
明らかな学歴フィルターはなさそうなので、中堅大学の出身者でも気軽に挑戦してみるとよいでしょう。
6位:東京海上日動火災保険株式会社(損害保険)
企業HP:東京海上日動火災保険株式会社
主な勤務地:全国
事業内容:損害保険業、業務の代理・事務の代行、確定拠出年金の運営管理業務、自動車損害賠償保障事業委託業務など
【ホワイト企業ポイント】
東京海上日動火災保険株式会社は、火災保険や海上保険などの損害保険業を中心にビジネスを展開している会社です。
1879年に前身となる会社が設立され、業界最大の141年の歴史を持つ損害保険会社ですね。
東京海上日動火災保険の平均年収は、508万円でした。
完全週休2日制で、5日間特別連続休暇(年2回取得)やリフレッシュ休暇など、特別休暇制度も多数用意されています。
女性従業員の割合が全体の約半数を占めていることも珍しい特徴ですね。
就活生から毎年人気が高い企業ですが、歴史ある同社で働いてみたい人はぜひ積極的に応募してみてください。
7位:大同生命保険株式会社(生命保険)
企業HP:大同生命保険株式会社
主な勤務地:全国
事業内容:生命保険業など
【ホワイト企業ポイント】
大同生命保険株式会社は、中小企業市場に特化して保険商品・サービスを提供している会社です。
太陽生命やT&Dファイナンシャル生命などとともに、T&Dホールディングスの中核を担う会社ですね。
大同生命保険の平均年収は、505万円でした。
テレワークを推進しており、2019年にはテレワーク協会主催の「テレワーク推進賞」で優秀賞を受賞しています。
また、経済産業省が認定する「健康経営優良法人~ホワイト500~」に選ばれるなど、社員にとって働きやすい環境の整備に積極的です。
第三者機関にも認められるホワイト企業で働きたい人には、同社は優れた選択肢となるでしょう。
8位:三井住友海上火災保険株式会社(損害保険)
企業HP:三井住友海上火災保険株式会社
主な勤務地:全国
事業内容:損害保険業(保険引受、資産の運用)、他の保険会社の保険業に係る業務の代理または事務の代行、債務の保証、確定拠出年金の運営管理業務、自動車損害賠償保障事業委託業務など
【ホワイト企業ポイント】
三井住友海上火災保険株式会社は、損害保険業を中心に利益を上げている会社です。
損害保険業界を牽引する大手グループ「MS&ADインシュアランスグループホールディングス」の中核を担う企業ですね。
三井住友海上火災保険の平均年収は、502万円でした。
完全週休2日制で、有給休暇のほかにクリエイティブ休暇・自己啓発休職・ボランティア休職など用意されています。
独身寮・社宅も整備されているので、家賃の負担も軽減できますね。
大手の損害保険会社に就職したい人には、応募先の候補となるでしょう。
9位:あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(損害保険)
企業HP:あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
主な勤務地:全国
事業内容:損害保険事業
【ホワイト企業ポイント】
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社は、同じく損害保険業をおこなう会社です。
三井住友海上火災保険と同様に「MS&ADインシュアランスグループホールディングス」に属する会社ですね。
あいおいニッセイ同和損害保険の平均年収は、459万円でした。
完全週休2日制で、年間休日は120日以上となっています。
同社は日本次世代企業普及機構が主催する「第4回ホワイト企業アワード2019」で受賞履歴があるなど、先進性や多様性を尊重する会社です。
時代の流れに即したホワイト企業で働きたい人には、非常におすすめですよ。
10位:第一生命保険株式会社(生命保険)
企業HP:第一生命保険株式会社
主な勤務地:全国
事業内容:生命保険業(個人及び企業向け各種保険・年金商品の引受、契約保全サービス等の保険料業務及び関連業務、有価証券投資・貸付・不動産投資などの資産運用など)
【ホワイト企業ポイント】
第一生命保険株式会社は、110年以上の歴史がある生命保険会社です。
利益率ランキングで2位に入った「第一生命ホールディングス」の小会社として事業をおこなっている会社ですね。
第一生命保険の平均年収は、453万円でした。
保険会社全体の平均年収(438万円)と比べると、やや多い収入となっていますね。
同社は完全週休2日制・年間休日は120日以上と、非常に働きやすい環境です。
若手にどんどん仕事を任せる社風で、かつ自己啓発支援制度も充実しているので、年齢を問わず全力で働きたい人に適しているでしょう。
保険会社以外のホワイト企業とは
ここまで保険会社に特化してホワイト企業を共有しました。
ただ、なかには保険会社以外のホワイト企業が知りたい就活生もいますよね。
就活攻略論では、企業規模などに応じていくつかの記事でホワイト企業を紹介しています。
それぞれ基準を満たした企業を多数掲載しているので、ぜひ参考にしてくださいね!
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保険会社のホワイト企業20選を共有したので、少しでも気になる企業があれば、ぜひより詳細な情報を調べてみてね!
保険会社のホワイト企業を探す方法|新卒向け
そこで本章からは、ホワイト度が高い保険会社を探す方法を共有していきます。
この章では新卒向け、次章では転職希望者向けに対策を紹介していくので、ぜひ自分に合った内容を実践してみてくださいね!
【保険会社のホワイト企業を探す方法】
- ホワイト企業に特化した求人サイトを使う
- 就活エージェントに優良企業を紹介してもらう
- 逆求人型サイトを利用してホワイト企業との接点を増やす
- 口コミサイトを見て企業のリアルな評判を確認する
探し方① ホワイト企業に特化した求人サイトを使う
ホワイトな保険会社を見つけたいのであれば、ホワイト企業に特化した求人サイトを使うのが一番おすすめです!
たくさんの保険会社の求人の中から、ホワイト企業かどうかを調べるのにはかなり手間がかかりますよね。
しかし、ホワイト企業に特化している求人サイトであれば、”ホワイトな保険会社の中からあなたに合う企業”を探せます。
そこでぜひ利用してほしいのが、「ホワイト企業ナビ」です!
ホワイト企業ナビは僕が運営している求人サイトなのですが、厳選した優良企業だけを載せているのが特徴。
具体的には、以下の3つの基準をすべて満たしたホワイト企業しか載せていません。
企業には編集部が1社1社ヒアリングしており、どこよりも濃い求人を作成することにこだわっています。
業務内容やホワイトな点だけでなく、ミスマッチを防ぐために仕事での大変な面や「こんな人には向いていないかもしれない」といった面も記載しているのがポイント。
自分に合うホワイトな保険会社を見つけたい方は、ぜひホワイト企業ナビをチェックしてみてくださいね!
探し方② 就活エージェントに優良企業を紹介してもらう
就活生にとくにおすすめしたい対策は、就活エージェントを活用することです。
就活エージェントとは、面談を元にして自分に合った求人を紹介してもらえるサービスのこと。
求人紹介だけでなく、以下のサービスも無料で受けられます。
ES添削・面接対策と、あらゆる過程をサポートしてもらえることがわかるはず。
【就活エージェントのサービス内容】
- 就活相談
- 自分に合った求人の紹介
- 選考支援(ES添削や面接対策)
- 企業との面接のセッティング
- 面接後のフィードバック共有
しかもこれらを担当してくれるのは、就活のプロであるキャリアアドバイザーです。
非常に多くの就活生を支援してきているので、自分の現状や就職先に求める条件などを伝えると、的確にアドバイスをしてくれるんですよね。
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)
探し方③ 逆求人型サイトを利用してホワイト企業との接点を増やす
次におすすめの対策は、逆求人型サイトを利用することです。
逆求人型サイトとは、プロフィールを登録しておくと自分に興味を持った企業からスカウトが届く就活支援サービスのこと。
スカウトが届くのは、自分のプロフィールに興味を持った企業からのみです。
よって逆求人型サイトでは、自分と相性のよい可能性が高い企業とのみ効率的につながれるんですよね。
スカウトを送る時点である程度自分のことを評価しているわけなので、仮にその後の選考に進んだ場合にも、スムーズに進むことが多いです。
利用経験がないとイメージしにくいかもしれませんが、逆求人型サイトでは大手や有名企業からオファーが届くことも決して珍しくありません。
これまで200以上のサイトを見てきた僕のおすすめは、「キミスカ」と「ホワイト企業ナビ」の2つ!
どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。
探し方④ 口コミサイトを見て企業のリアルな評判を確認する
最後におすすめなのは、口コミサイトで企業の実情を把握することです。
これは就活生だけでなく、転職希望者にもぜひ実践してほしい対策ですね。
口コミサイトには、企業で実際に働いている方・過去に勤務経験がある方のリアルな声が投稿されています。
よってその内容を見れば、社内の雰囲気や残業時間・有休の取得しやすさなど、企業のリアルな内情を把握できるんです。
逆に口コミサイトを使わないと、公式HPの募集要項などの情報だけで企業の良し悪しを判断しないといけません。
公に公開される情報は美化されがちなので、これだけで実態を把握するのはかなり難しいんですよね。
そこで僕は、以下のような口コミサイトの利用をおすすめしています。
【おすすめの口コミサイト】
もちろん、上記の口コミサイトもすべて完全無料で使えます。
よって口コミサイトを利用することに、とくにデメリットはありません。
各社の評判を調べるのは大変な作業ですが、ミスマッチを防ぎたいならやはり時間をかけてでも取り組むべきです。
早期退職してしまっては元も子もないので、入社前にできる対策はすべて実践して、心から納得できる企業に就職しましょう。
ちなみに、ここまでで紹介したように就活を進める上で有益なサービスは他にも数多くあります。
僕はこれまで就活を7年以上研究し、200以上のサービスを見てきました。
そこで、「僕がいま就活生だったらこれを使う!」というサービスを厳選してまとめた記事をご用意しました!
ランキング形式でご紹介しているので、使ったことがないサービスがあれば、ぜひ上から順に利用してみてくださいね。
確かに、入社後にギャップを感じてすぐに退職してしまっては意味がないですね。
まさにそのとおりなんだよね。口コミサイトを使えば、早期退職のリスクはかなり下げられる。面倒に感じるかもしれないけど、将来の自分のためにもぜひ実践してね。
【転職者向け】保険会社のホワイト企業に転職する方法
では続いて、転職者に向けておすすめの対策方法を紹介していきます。
結論、保険会社のホワイト企業に転職したい方は、スカウトサイトや転職エージェントを活用するのがおすすめです。
転職エージェントは、求人紹介や選考支援・条件交渉などをサポートしてくれるサービスのこと。
無料ながら転職市場に精通したプロが専任でサポートしてくれるので、ホワイト企業への転職を成功させたいなら使わない理由がありません。
しかし、どのサービスを使うべきかわからない人が大半でしょう。
とくにおすすめの転職サイトは「ビズリーチ」です。
ハイクラス向けの求人がメインなので、求人の質が高いのが特徴です。
またビズリーチは転職エージェントからのスカウトも届くので、企業からのスカウトと転職エージェントからのスカウトの両方を受けられるのが効率的ですね。
未経験者向けの転職エージェントだと、本当にブラック企業を紹介されることも多いので注意してください!
僕が今、保険会社をメインとして志望して転職するなら、まずはビズリーチをフル活用してどんなスカウトが届くか、自分のスキルや実績の現状把握から行うね!
【注意】保険会社にはブラック企業も多い
最後に補足情報として、保険会社のホワイト企業を探す人へ注意事項を共有します。
それは「保険会社にはブラック企業も多く存在する」ということです。
保険会社は安定したイメージがありますが、すべての会社の労働環境が優れているわけではありません。
業務内容やサービスを提供する顧客の属性などにより、同分野には労働環境が悪い会社も多く存在します。
よって保険会社に就職・転職するなら、ブラック企業を避けられるように根本的な問題点を把握しておくことが重要です。
本章では、ブラック企業が多くなりやすい理由を紹介していくので、保険会社への就職を検討している人はぜひ参考にしてください。
【保険会社にブラック企業が多い理由】
- ノルマ(目標)に追われがちだから
- 外回りの仕事が多く体力が必要だから
- お客様の都合に合わせる必要があるから
ブラック企業が多い理由① ノルマ(目標)に追われがちだから
1つ目の理由は、ノルマ(目標)に追われがちであることです。
保険会社は保険を契約してもらうことで利益を上げているので、営業担当にはノルマを課されることがあります。
「ノルマはないが目標はある」といった会社もありますが、表現を変えただけで数字に追われ続けることは同じです。
身内や親戚に勧めることが当たり前のようになっている保険会社も珍しくありません。
就業経験がなくても何となく想像できると思いますが、ノルマなどの数字に追われる生活では大きなストレスを感じます。
保険を扱うゆえにある程度仕方のない部分もありますが、口コミサイトなどを使ってできる限りノルマがない会社への就職を目指しましょう。
ブラック企業が多い理由② 外回りの仕事が多く体力が必要だから
2つ目の理由は、外回りの仕事が多く体力が必要であることです。
通常、保険を契約する際には、見込み客がいる場所に直接足を運びます。
よって多くの契約を得るためには、天気が悪くてもアクセスが難しい場所でも、足を運ばなくてはいけません。
もちろん毎回契約してもらえるとは限りませんし、移動時間に毎回余裕を持って行動できるとも限りません。
このような仕事で成果を出すには、ある程度の体力が必須です。
実際、体力的な問題で保険会社を退職する人も一定数いますよ。
経営状態が悪い会社では社員に無理をさせがちなので、就職先の候補を厳選する際には利益率などをよくチェックするとよいでしょう。
ブラック企業が多い理由③ お客様の都合に合わせる必要があるから
3つ目の理由は、お客様の都合に合わせる必要があることです。
前述のとおり、保険会社では契約をしてもらうためにお客様の元へ足を運びます。
ただお客様が要望する時間が、毎回自分にとって都合のよいタイミングとは限りません。
場合によっては、平日の夜遅くや土日・祝日などを指定されることもあります。
よって完全週休2日制(土・日)などではない会社では、プライベートに支障をきたすことも珍しくありません。
現職の社員がどのように働いているかは口コミサイトで確認できるので、休日出勤などが当たり前になっている会社は極力避けましょう。
保険という商品を扱っているゆえに、ブラック体質な企業も多く存在するのですね。
もちろんすべての企業には当てはまらないけどね。ブラック企業では早期退職しかねないから、口コミサイトなどを活用して悪質な会社を見極めよう。
【基礎知識】そもそも保険会社とは?
この章では、保険会社の概要について解説していきますね。
保険会社のホワイト企業を調べる人のなかには、同分野についてあまり深く理解できていない人も一定数いるはずだからです。
業界理解が浅い状態では、ホワイト企業を具体的に紹介されてもどの会社が自分に合っているか的確に判断できません。
以下の内容をそれぞれ簡潔に解説していくので、まずは前提知識を得るためにさくっと読み進めてみてください!
【保険会社の概要】
- 保険会社の種類
- 保険会社の主な職種・仕事内容
- 保険会社の平均年収
保険会社の種類
まずは、保険会社の種類について見ていきましょう。
保険会社は、以下の3つに分類できます。
【保険会社の種類】
- 生命保険会社
死亡や病気・ケガなどに備える「生命保険」を販売する - 損害保険会社
交通事故や火災発生時などに備える「損害保険」を販売する - 保険代理店
保険商品の販売や、トラブル発生時の査定・支払い手続きなどをおこなう
保険会社と聞いて一般的にイメージするのは、生命保険会社と損害保険会社なはず。
保険会社への就職を検討している人のなかにも、現在これらの保険を契約している人は多くいるのではないでしょうか?
ただ保険商品の販売などをおこなう代理店も、保険会社の一つです。
もちろん大手の保険会社は、代理店ではなく自社商品を販売するところがほとんどですけどね。
大手志向の人でも、生命保険会社・損害保険会社のどちらに就職するかで担当する業務内容は変わってきます。
保険会社への就職を検討しているなら、まずは同分野の企業の分類について確実に理解しておきましょう。
保険会社の主な職種・仕事内容
大まかな分類を把握できたら、より詳細な職種なども見ていきましょうか。
保険会社の主な職種・仕事内容は、以下のとおりです。
【保険会社の主な職種・仕事内容】
- 開発・企画職
市場や競合の動向・自社の強みなどを考慮して、新しい保険商品を開発する - 営業職
電話や対面にて、それぞれの顧客に適した保険商品を販売する - 事務職
契約書類の作成やアフターフォロー、入金処理などをおこなう
職種自体も大きく3つに分かれており、保険商品の開発・販売・管理がそれぞれ分業されているとわかりますね。
ほかの業界と同様に、保険会社の選考時にも希望職種を聞かれることは多くあります。
保険会社を志望する際には、どんな仕事を担当したいか事前に考えておきましょう。
保険会社の平均年収
やはり就職先の企業を決める際には、どのくらいの収入を期待できるかも確認しておきたいですよね。
保険会社とサラリーマンの平均年収を比較した結果は、以下のとおりです。
【保険会社とサラリーマンの平均年収】
- 保険会社:438万円
- サラリーマン:436万円
引用:マイナビAGENT「業種別平均年収ランキング:生命保険・損害保険」
引用:国税庁「令和元年分 民間給与実態統計調査」
保険会社の平均年収は、会社員全体の平均と同程度であるとわかります。
安定したイメージのある業界ですが、著しく収入が高いわけではないようですね。
もちろんこれは平均値なので、実際の年収は企業によって異なります。
実際、後述する「保険会社の平均年収ランキング」を見ると、平均より多くの収入を得ている会社は多くありました。
期待できる収入を考える一つの目安にはなりますが、あくまでも参考値として頭に入れておくとよいでしょう。
【補足】保険会社に就職するのはやめとけと言われる理由
保険会社への就職について調べていると、「やめとけ」というキーワードが出てきて不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
保険会社の中でもとくに、営業職に就くのをやめとけと言われることが多いです。
やめとけと言われる理由としては、主に以下の点が挙げられます。
【保険会社に就職するのはやめとけと言われる理由】
- ノルマが厳しいから
- 長時間労働(休日出勤)になりやすいから
- 契約が取れないと給料が安定しないから
上記のような保険営業の大変な面を挙げ、「やめとけ」と言われることがあります。
一方で、歩合の割合が高く結果を出せば出すほど稼げたり、営業スキルが身につくといったメリットもあります。
他の仕事と同様に、良い面もあれば大変な面もあるということです。
企業選びをする上で何を重視するのかは人によって違いますよね。
あなたが働く上で重視する点はなんでしょうか?
企業選びの軸を明確にした上で、保険会社を就職先として考えるのか判断すると良いでしょう。
また、会社や職種によっても働き方はまた違ってくるので、企業研究を徹底的に行っておくことがなによりも大事です。
以下の記事で企業研究のやり方を解説しているので、本記事と合わせて読んでおいてくださいね!
なるほど。保険会社には3つの種類があり、そのなかでも大きく開発職・営業職・事務職の3つに分類できるのですね!
全体像を把握すると企業研究も進めやすいから、まずは基本的な知識を確実に押さえておこうね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
保険会社のホワイト企業を見分ける指標や、3つのランキングをもとにして同分野のおすすめ企業などを紹介してきました。
保険会社は一般的に安定したイメージがあり、就活生からも毎年人気の業界です。
しかし、保険という商品を扱っているゆえに、ブラック体質になってしまっている企業も少なくありません。
ただ、就活・転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談したり、口コミサイトを活用したりすれば、悪質な企業は見極められます。
本記事で紹介したような有用なサービスを活用して、ぜひ働きやすい環境が整った保険会社からの内定を勝ち取ってくださいね。
ちなみに、この記事を読み終わったら「【就活生必読】ホワイト企業に入社するための具体的な方法|僕が今就活生ならこの動きをする! 」も読んでみてください!
就活記事を1000以上書き、ホワイト企業に特化した求人サイトを運営する僕が考える「ホワイト企業に入社するためのステップ」をまとめています。
ホワイトな保険会社に入社したい人は、事前に必ず読んでおいてくださいね。
また保険会社の職種の中でも、保険営業について就職するメリットとデメリットをまとめた記事も別で書きました。
「保険営業についてもっと知りたい」という方は、合わせて読んでみてください!
» 【保険営業はやめとけ?】やばいと言われる5つの理由を徹底解説!
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 保険会社は保険商品によって、想定外のトラブルが起きた際に人々の生活を守ってくれる会社である。
- すべての保険会社の労働環境が優れているわけではないので、ホワイト企業に共通する特徴を把握しておくことが重要である。
- 保険会社のホワイト企業に入社したいなら、エージェントサービスや逆求人型サイト・口コミサイトを最大限活用すべきである。
- 保険会社にはブラック企業も多く存在するので、根本的な問題点を把握した上で対策をすべきである。