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【新卒採用を無料でする方法10選】無料の求人サイトや採用手法を共有!

本記事にはPR情報が含まれます。詳細は広告掲載ポリシーをご覧ください。

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
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この記事では、採用担当者様向けに「新卒採用を無料でするための手法」を紹介していきます。

 

こんにちは!

これまで1000記事以上の就活記事を執筆し、日本最大の就活ブログを運営している就活マンこと、藤井智也と申します。

 

以前、無料の求人サイトまとめという記事を公開しました。

おかげさまで反響があり、その中でも「新卒採用を無料化する方法をまとめて欲しい」という声があったので、今回は新卒採用に特化して解説していきます。

 

私が知る限り、全ての方法を網羅しています。

おそらく現状存在する全ての無料手法を網羅できているので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

 

» 追記

私が運営する株式会社L100では、無料で新卒採用に関する相談を受け付けているので気軽にお問い合わせください。(お問い合わせはこちらです)

新卒採用を無料でする方法10選

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結論である無料で新卒採用する方法から共有していきます。

世の中には就活エージェントや逆求人サイトなど、実際に採用まで無料のサービスはよくあるのですが、今回はそういった「成果報酬型」のサービスも除きました。

 

求人の掲載から実際の採用まで、完全無料で利用できる手法は以下の10種です。

 

【新卒採用を無料でする方法】

  1. 求人サイトの利用
  2. 口コミサイトの利用
  3. 求人検索エンジンの利用
  4. ハローワークへの出稿
  5. 大学のキャリアセンター(就職課)への求人出稿
  6. 大学の学内合同説明会への出展
  7. SNSの利用
  8. コーポレートサイトと採用情報の充実化
  9. インターンシップの実施
  10. 企業診断サービスの利用

 

①求人サイトの利用

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※こちらリリースから2年が経過し利用企業数に対する利用学生が非常に多くなったため、無料キャンペーンを終了いたしました。

 

まず新卒を無料で採用する方法としては求人サイトが挙げられます。

新卒向けの求人サイトとして、代表的なサイトはマイナビやリクナビ、ワンキャリアが挙げられますが、これらは期間に応じて掲載料が発生してしまいます。

 

私が経営する株式会社L100が提供している「ホワイト企業ナビ」では、優良企業なら1年間完全無料にて求人を出すことができます。

(掲載条件:年間休日数120日以上・3年後離職率3割未満・月の残業時間25時間以内)

 

こちらの就活攻略論が月間50万人の就活生に読まれており、公式ラインの登録者が6000人を超えています。

 

この情報発信力を活かして、優良企業の新卒採用を後押しするために立ち上げた求人サイトです。

掲載条件を満たす企業様からのお問い合わせをお待ちしています。

 

ちなみに求人の作成も完全無料です。

私を含めたプロのライターがインタビューを通して丁寧に行うので、就活生が知りたい情報を丁寧に伝えることができます。

(正直世の中にある求人情報は、就活生が読んでもよく理解できないような質の低いものばかりなので...。)

 

自社の運営サイトを宣伝してしまって申し訳ございません!ですが、本当に価値のある求人サイトを全力で運営しているのでぜひ興味を持たれた企業様はお問い合わせください。

 

②口コミサイトの利用

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次に新卒採用を無料でする手法として、口コミサイトが利用できます。

代表的なサイトとして、openwork(オープンワーク)やエンライトハウス、就活会議が挙げられます。

 

中でもopenworkは、コロナ禍における企業支援として、23卒の採用成果報酬費を無料にて提供しているんですよね。

24卒以降の成果報酬額が無料になるかは未定ですが、23卒の採用だけでも利用してみて、効率的な採用活動が可能かどうか確かめてみるのもおすすめです。

 

▼openworkによる23卒完全無料化宣言

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openworkの23卒無料化宣言はこちら:

https://www.vorkers.com/recruiting/newgraduate

 

口コミサイトは悪い口コミが書かれてしまった時に、求職者へのイメージダウンに繋がることがありますが、社員を大切にしている企業なら長期的に運用する価値のあるサイトだと言えますよ。

23卒の採用が無料であるこの機会に1度利用してみるのも良いかと思います。使用感などが分かるので。

 

③求人検索エンジンの利用

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続いて、求人検索エンジンを利用することで新卒採用を無料化できます。

求人検索エンジンとは、求人に特化したGoogle検索のようなもので、世の中にある求人情報を1つのサイトで検索することができます。

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以下のNHK就活ニュースの調査を見ても分かるように、現状、新卒は求人検索エンジンをあまり利用しません。

 

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画像引用:NHK就活ニュース「変わる大学生の就活 ナビサイト2強時代にも変化の兆しが

 

更には、求人検索エンジンは基本的に無料で掲載できるのですが、無料だとすぐに無数の求人情報に埋もれてしまい、検索順位が下がってしまう。

目安としては求人検索エンジンに掲載されてから数週間ほどで、検索順位が下がってしまうんですよね。

 

これらの理由から、新卒採用においては求人検索エンジンのおすすめ度は低いです。

しかし、少しでもコストをかけられる場合は、クリック課金で検索順位を上げられるので非常におすすめの採用手法だと言えます。

 

まずは無料で掲載してみて、少しでも就活生からの反応があれば課金してみるといった使い方をおすすめします。

 

engage(エンゲージ):

https://en-gage.net/

(エンゲージは求人ページを無料で作成できるサービスで、こちらで求人を作成すると自動的にindeedや求人ボックスなどの他の求人検索エンジンに掲載されるようになるのでおすすめです)

 

indeed(インディード):

https://jp.indeed.com/

(日本最大の求人検索エンジンで利用者数はトップです。課金額の最小値も15円から少額なのでまず優先的に利用すべき求人検索エンジンだと言えます)

 

求人ボックス:

https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/

 

ちなみに中途採用を無料で行いたい場合は、求人検索エンジンが最もおすすめです。

転職では新卒における代表的なサイトが存在せず、様々なサイトを利用する傾向にあるので、求人検索エンジンを利用する転職希望者が多いからです。

世の中には「求人検索エンジンの運用代行サービス」も多くありますが、正直なところ提供価値に対する価格が高いので、自社で運営ノウハウを蓄積した方が良いですよ。調べればいくらでも情報があるので。

 

④ハローワークへの出稿

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次に新卒採用を無料化する方法としては、ハローワークに求人を出す方法があります。

ハローワークは厚生労働省が運営している非営利団体なので、求人の掲載から採用の成立まですべて無料で利用することができるんですよね。

 

またハローワークは、新卒採用向けに新卒応援ハローワークというコーナーを設置しているので、一定数就活生が利用していることが考えられます。

 

メリットとしてはこのように完全無料で利用できること。

デメリットとしては、地元の人材しか採用できない点が挙げられますね。

 

補足にはなりますが、ハローワークの求人票の書き方を「【ハローワークの求人票の書き方】新卒の応募を集める3つのコツを解説」にて解説しているので、必要な場合はぜひ合わせて読んでみてください。

 

ハローワークインターネットサービス:

https://www.hellowork.mhlw.go.jp/

 

ハローワークは無料で求人を出すことができますが、やはり利用者数はそこまで多くないので大量の応募に期待することはできません。

ですが、地元で数名だけ採用したいという企業にとっては利用価値がありますね。

 

⑤大学のキャリアセンター(就職課)への求人出稿

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続いて、大学のキャリアセンター(就職課)を利用することで新卒採用を完全無料化することができます。

 

この方法は地元のみで新卒を採用したい場合に非常に有効。

大学との関係性を長期的に積み上げることで、次に紹介する合同説明会への出展にも繋がるためおすすめできます。

 

具体的には大学のキャリアセンターに問い合わせて求人票を入手。

求人票を記入後、担当者に貴校向けに求人を出したい旨を説明してください。

(郵送やFAXでの提出も可能ですが、大学の担当者との信頼関係を構築するためにも直接渡しに行くことをおすすめします!)

 

大学のキャリアセンター経由での応募は意外と多いです!この時に重要なことは魅力的かつ分かりやすい求人票を作成すること。

多数ある求人票の中から就活生に興味を持ってもらうためには魅力の明確化と簡潔さは最重要です。

ちなみに具体的な求人票の書き方については「【求人票の書き方まとめ】人を集めるコツをテンプレート付きで解説」にて解説しているので、ぜひ合わせて読んでみてください。

 

⑥大学の学内合同説明会への出展

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画像引用:名城大学「今期最大の学内就活イベント!!「MEIJOバーチャル合説」を開催中

 

続いて、新卒採用を無料化するなら各大学で開催される学内合同説明会への出展も非常におすすめです。

 

この学内合同説明会は、各大学が学生向けに開催するもので、出展はキャリアセンターへの求人出稿と同じく無料ですることができます。

 

学内合同説明会は大学によって開催の有無が異なりますが、学生数が多い大規模な大学の場合は開催されることが多いです。

よってまずは自社が採用したい大学の中でも、大きめな大学を狙ってキャリアセンターに求人を出稿、そして学内合同説明会の実施の有無を確認すると良いでしょう。

 

ちなみに大学によっては、コロナ禍なのでオンラインでの合同説明会を実施しているところもあります。

そういった柔軟な対応をしている大学は、今後も学生の就活に注力することが予想されるので信頼関係を構築しておくと、長期的に見てその大学からの採用に繋がります。

 

まずは大学への求人出稿でキャリアセンターとのコネクションを作り、その後、学内の合同説明会に出展するという流れがおすすめです。

魅力的な企業であることをアピールすることができれば、大学への求人出稿と学内合同説明会だけで数十人レベルで採用することも可能ですよ。

 

⑦SNSの利用

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次に私がおすすめの新卒採用手法として、SNSの利用があります。

SNSは企業も無料で利用することができ、ツイッターの場合はフォロワー数が資産として蓄積されるので長期的な採用効率化を実現することができるんですよね。

 

SNSとしてはツイッターやフェイスブック、インスタグラムがありますが、新卒を無料で採用するとしたらおすすめはツイッターです。

 

自社の宣伝だけでなく、就活に役立つ情報を発信することで就活生に拡散され、フォロワーが増えていく。

その中で会社に興味を持ってくれた学生が、プロフィールの採用情報からエントリーしてくれるという動線が生まれるんですよね。

 

実際にツイッターで採用アカウントを作成して運用している会社がいくつかあります。

 

▼ツイッターでの採用に力を入れているアカウント例

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上記のように、人事部の方が個人のアカウントとして運用するのも良いですし、企業の採用アカウントとして運用してしまっても良いでしょう。

企業の公式採用アカウントにした方が、会社の資産という観点からはより良いかと思いますが、両方とも注力するのがベストです。

 

ちなみにフェイスブックの場合は、広告を回さないと拡散しません。

採用において広告色が強くなると就活生が引いてしまうので、そういった観点からもツイッターへの注力がベストでしょう。

 

より細かいツイッターでの採用アカウント育成方法は、弊社の採用ブログに書きました。合わせて参考にしてください。

 

▼SNSを活用して新卒を集める方法

» 【会社説明会に新卒が集まらない】新卒の“賢い集客方法”を解説します!

 

就活に役立つ情報9割、自社の宣伝や採用情報1割のアカウント運用を目指すことが重要です。

ちなみに就活に役立つ情報として参考になるのは、就活系のインフルエンサーアカウントです。

就活生が共通してフォローしているアカウントをいくつかフォローして発信内容を考えることをおすすめします。

 

⑧コーポレートサイトと採用情報の充実化

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続いて、コーポレートサイトと採用情報を充実化させることも有効です。

ここまで紹介した新卒を無料で採用する数々の手法によって、会社に興味を持ってくれたとしましょう。

ですが結局のところ、エントリーにはすぐに繋がりません。

 

マーケティング用語に、AIDMA(アイドマ)という言葉があります。

「Attention(注意)→Interest(関心)→Desire(欲求)→ Memory(記憶)→Action(行動)」という消費者の心理を示すものですが、求人サイトやSNSで求人を見て興味を持ってくれた段階は、まだ「関心」のフェーズです。

 

そこですぐにエントリーするのではなく、その会社のコーポレートサイトを訪問して「この会社は面白そうだ」「ここで働きたい」という欲求が生まれて初めて記憶に残る。

そして、エントリーという行動を取ってくれます。

 

どれだけ求人情報にこだわったとしても、会社ホームページがダサかったり、内容がイケてないと、若者の欲求を引き出すことはできません。

 

会社ホームページや採用情報の内容を魅力的かつ分かりやすくすること。

これは採用における根幹となるので、自信がない企業はまず見直すと良いですよ。

(ちなみに会社の採用情報はindeedなどの求人検索エンジンにも表示されるので、注力しておくと求人検索エンジンからの流入面でもメリットがあります)

 

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この考えの根拠として、株式会社ディスコの調査結果を見てください。

20卒から22卒にかけて、採用ページと会社サイトの就活生の閲覧率は大幅に上がってきています。

これだけ就活生の検索力が上がってきていることを示しています。

 

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画像引用:ディスコ株式会社「2022 年卒 採用ホームページに関する調査

 

コーポレートサイトの質が低いと、せっかく求人サイトやSNSなどの手法で就活生からの関心を得ても、欲求や行動を引き出せない結果になることがあります。

バケツの底に穴が開いた状態で効率が悪いので、一番最初に見直しておくべきポイントだと言えますよ。

 

⑨インターンシップの実施

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続いて、長期インターンシップを通して新卒採用を無料化することもできます。

具体的な方法としては「インターンシップガイドのような無料で利用できるインターン専門の求人サイトに掲載→長期インターン生を採用→そのまま正社員として採用する」がベストでしょう。

 

ポイントとしては、無料で掲載から採用までできるインターンシップ専門の求人サイトを利用することです。

インターンシップガイドは追加オプションを購入しなければ無料で利用できます。

私の方で見たところ、他のインターンシップ専門の求人サイトは成果報酬型がほとんどでインターン生の採用が決まると費用が発生してしまいます。

 

採用後のミスマッチの観点から考えると、長期インターンとして採用してから正社員として採用するのがベストでしょう。

私もこれから新卒を採用するなら必ずインターンをはさみます。

 

日本は特に労働者が守られているので、1度採用してしまうと解雇が難しい。

よっていかに採用前に精査するかが大きなポイントとなります。

 

新卒は過去の仕事の実績がなく、その能力や自社との適性が最も分かりづらい人材だと言えます。

それゆえに1度実際に働いてもらってから採用するインターンシップ経由は非常に有効ですよ。

 

インターンシップガイド:

https://internshipguide.jp/

 

特にまだ社員数が少ない企業はインターンシップを通して1人1人精査すべきです。

よく企業の方から「インターン生を迎え入れる制度や仕組みがないのですが」と聞かれることがありますが、特に変わった制度や仕組みは必要なく、新卒を採用したと思ってインターン生と接すれば良いだけです。

変にインターン生用に仕組みや働き方を用意する必要はありません。より採用した時に近い状態で働いてもらい、自社との適性を見ると良いですよ。

 

⑩企業診断サービスの利用

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それでは最後に、無料で新卒採用する手法として企業診断サービスも利用できます。

私が確認した中だと、CIYワークが利用料から成果報酬まで無料で提供してました。

 

CIYワークは企業診断を受けてから求人を作成、その求人を見て自社との相性が良い学生からの応募が集まるという仕組みですね。

おそらく利用企業数を広げるために、まずは無料でサービスを提供しているのだと思います。

(サイトにも「最初に企業向けの診断を受けていただくなど、従来の採用サービスとは異なるため、実際に利用していただかないとイメージしにくいサービスでもあります。そこでCIY®では、インターンの募集・採用など、完全無料で求人掲載をご利用いただき、CIY®を気軽にお試しいただける機会を提供しています。」との記載があるとおり)

 

このようにまだ知名度が低いがゆえに無料で提供しているサービスも狙い目です。

1度無料で使ってみて、効果があれば継続利用という流れがベストでしょう。

 

CIYワーク:

https://ciy-biz.com/posts/2340/

 

知名度がまだ低いサービスだと、利用しても結局応募が全然来ないという可能性はあります。

ですが無料で利用できるなら1度活用して効果を見てみるのも良い選択だと私は考えています。

新卒採用を無料で行うためのポイント

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ここまで新卒採用を無料でおこなうための手法を共有してきました。

更に採用可能性を高めるために、この章では新卒採用を無料でおこなうためのポイントを3つ解説していきますね。

 

【新卒採用を無料で行うためのポイント】

  • 1人1人のエントリーを大切にする
  • 長期的にゼロコスト採用を目指す
  • 採用費をかけないことが適切なのか再検討する

 

ポイント① 1人1人のエントリーを大切にする

 

新卒採用を無料でおこなう上で、まず第一に意識すべきは「1人1人のエントリーを大切にすること」です。

そもそも日本において、新卒1人の平均採用コストは約70〜90万円*です。

*出典:株式会社リクルート 就職みらい研究所「就職白書2019」「就職白書2020

 

この採用コストの中には、会社説明会の実施費用や人事担当者の人件費なども含まれますが、その中で求人サイトへの掲載費や逆求人サイトの利用費も含まれます。

 

要するに無料で新卒採用をするというのは、非常にハードルの高いことなんですよね。

(だからこそ、その部分のコストカットができれば会社の強みになるのですが)

 

これらの事実を把握しておくと、いかに1人1人のエントリーが重要か分かると思います。

エントリーが来る度に真摯に対応し、就活生側が持つ悩みや不安点までヒアリングしてあげるような姿勢が重要です。

 

ポイント② 長期的にゼロコスト採用を目指す

 

続いて、新卒採用を無料化するのは長期的な作業だと理解する必要があります。

特にSNSを活用して就活生からの関心・認知を獲得するためには、フォロワーをじっくり伸ばしていく必要があるんですよね。

 

よって「今年だけでツイッターで採用できるようになろう」といった短期的な視点だとなかなかうまくいきません。

求人検索エンジンや自社の採用サイトも、どのような言葉や訴求が就活生に響くのか、毎年検討していく必要があります。

 

すぐに新卒を無料で採用できるようにしようと考えるのではなく、最低でも3年以上の長期視点を持ってゼロコスト採用化を進めていくことをおすすめします。

 

ポイント③ 採用費をかけないことが適切なのか再検討する

 

そして最後に、元も子もない話にはなりますが「果たして新卒採用費を無料化するのは正しい経営判断なのか?」と再検討することも重要です。

 

ここまで紹介してきたように、新卒採用を無料化するためには、人事部の工夫や長期的な作業を必要とします。

これらは「人件費」としてコストにかかってくるものなので、安易に「無料のサイトだけを使おう」と決めないことが重要だったりするものです。

(特に中途採用になると無料でおこなうのは、相当に企業や労働環境に魅力がないと厳しいのが現状です)

 

他社の「集客力」を買って、効率的に新卒からの興味・関心を獲得することも、また1つの正しい選択肢だと言えるでしょう。

 

タダより高いものはないと言いますが、自社に最も合うやり方が無料の手法だとは限りません。

ここで紹介した方法の中で、適性が高いと感じた手法を取り入れつつ、有料の手法も積極的に取り入れていくことをおすすめします。

新卒採用を無料で行うことのメリット

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それではこの章にて、新卒採用を無料で行うことのメリットを解説します。

次の章にてデメリットまで網羅的に解説するので、合わせて読み込んでください。

 

【新卒採用を無料で行うことのメリット】

  • 採用コストを削減することができる
  • 人事部の中で採用に対して工夫や新しい思考が生まれる
  • 求人検索エンジンなどの新しい採用手法に対する知見が蓄積される

 

メリット① 採用コストを削減することができる

 

まず第一に、新卒採用を無料化できれば採用コストが減ります。

マイナビやリクナビなどの大手求人サイトだと掲載費用が1シーズンあたり90〜110万円ほどかかります。

更に就活生へのDMや上位表示のオプションを付けると、平気で200万円以上の採用コストがかかってしまうんですよね。

 

新卒の採用人数が10人以上といった比較的大手の企業であれば、求人サイトにこれだけのコストを払ってもペイできるでしょう。

しかし、採用人数が数人規模の会社にとって、あまりにも非効率だと言えます。

 

その点、数人の採用ならエントリー数もそこまで多く必要ないので、無料化して採用コストを減らすことは大きなメリットになりますよね。

 

メリット② 人事部の中で採用に対して工夫や新しい思考が生まれる

 

続いて、新卒採用を無料化するとなると、人事部の中で採用に対する工夫や新しい思考が生まれてきます。

 

途中で紹介したようなツイッターを用いて人事が就活生向けに発信活動をおこなうのが、まさに良い例ですよね。

人事部が一致団結して「無料で新卒を採用できるようになろう」と決意すれば、今まで取ってこなかった行動が生まれます。

 

仕事を「作業」としてしまうとやりがいは生まれません。

去年と同じことをただ単に作業として取り組めば良いと考える会社がほとんどです。

 

一方で、仕事を「創作活動」と考えて行うとやりがいが生まれます。

更には毎年毎年、新しいアイデアが生まれ、行動した結果が資産として蓄積されていくのが非常に良い循環が生まれるでしょう。

 

そういった魅力的な人事がいる会社には、結果的に人も集まるので一石二鳥ですね。

 

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メリット③ 求人検索エンジンなどの新しい採用手法に対する知見が蓄積される

 

そして最後に、新卒採用を無料で行おうとした場合に、求人検索エンジンなどの新しい採用手法に対する知見が蓄積されます。

 

失礼な言い方にはなりますが、ほとんどの企業が「新卒の採用手法は昨年と同じで良い」と考えています。

これだとより効率的で効果的な採用手法が出てきても、取り入れることはできません。

 

一方で、できるだけ新卒を無料で採用しようという姿勢を持っていると、求人検索エンジンを運用してみたりと人事部に知見が積まれていきますよね。

 

1度利用してみて、「自社には合わない採用手法だ」と判断するのは大事なことですが、1度も利用せずに無知でいると損失を生む可能性があります。

 

これらをまとめると、無料で新卒採用を行うことのメリットは、採用コストの削減と採用ノウハウの蓄積化だと言うことができます。

新卒採用を無料で行うことのデメリット

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新卒採用を無料でおこなうことにはメリットがある一方で、デメリットもあります。

両方の視点を認識して経営判断を行うことが重要です。

 

【新卒採用を無料で行うことのデメリット】

  • エントリーが少ないので優秀な人材を採用できる確率が下がる
  • 人事の負担が増える
  • 長期的に結果が全く出ない可能性がある

 

デメリット① エントリーが少ないので優秀な人材を採用できる確率が下がる

 

まず新卒採用を無料でおこなおうと考えると、エントリー数が減ります。

 

求人サイトや求人検索エンジンが提供している価値は「集客力」に他なりません。

求人システムだけなら、自社の採用ページだけで事足りますからね。

 

求人サイトや求人検索エンジンは、その圧倒的な集客力を価値として提供して、対価として掲載費を得ます。

 

よってこれらに課金しないとなると、その集客力を使うことができなくなります。

その結果、当然ながらエントリー数が減るため、優秀な人材を採用できる確率が減ってしまうのです。

 

これは短期的なデメリットとしては最も大きな要因なので、今すぐに優秀な人材を確保して売上を伸ばしたいと考える成長企業には無料での採用はおすすめできません。

 

デメリット② 人事の負担が増える

 

次に無料で新卒を採用しようと考えると、人事の負担が増えます。

先ほど説明したように、求人サイトや求人検索エンジンには「集客力」があるので、そこに課金すれば簡単に就活生との接点が得られます。

 

その集客力を使わないとなると、人事部が自ら考えて就活生を集客する必要が出てくるため、大きな負担となるでしょう。

 

ですが、特にSNSの場合はフォロワーは資産となります。

拡散力は成長曲線を描くので、「最初はきついけど後から楽になる」という状態を作ることができるため、人事の労力が余っているような企業には、ぜひSNSを使った採用手法を取り入れて頂きたいと考えています。

 

デメリット③ 長期的に結果が全く出ない可能性がある

 

そして最後に、新卒採用を無料で行おうと努力しても全く結果が出ない可能性もあります。

例えば求人検索エンジンを無料で運用しようと努力しても、あまりに有料掲載の企業が増えると埋もれてしまって就活生から全く見られない可能性があります。

 

正直なところ、求人検索エンジンの利用企業は右肩上がりで上がっていくでしょう。

その際に蓄積した無料での運用ノウハウが使えなくなってしまい、結果的に有料での掲載に頼らざるを得ないという結果に終わってしまうリスクは見逃せないですよね。

 

新卒採用を無料で行う場合のデメリットをまとめると、直近でエントリー数が減ってしまうこと、それに加えて人事の労力が増えること。結果的に蓄積したノウハウが使えなくなり、長期的に見て徒労に終わってしまう点が挙げられます。

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

新卒を無料で採用しようと考えた場合に、とれる手法を全てお伝えしました。

 

個人的には、1年無料で利用できる弊社の求人サイトを利用してもらいつつ、大学のキャリアセンターを活用するのが最もおすすめだと考えています。

 

企業によって採用ターゲットや、採用数が異なるので一概には言えないですが、有料の採用手法だけでなく、ここで紹介した無料の手法も併用していくと良いでしょう。

人事部内でのマンネリ化を避けつつ、自社にノウハウが蓄積しますからね。

 

今回の記事が貴社にとって、採用を加速させる情報源になれば嬉しい限りです。

私が経営する株式会社L100では、特に新卒採用に特化して採用支援をおこなっているので、何でもご相談ください。(相談はこちらから)

 

【本記事の要点】

  • 新卒は無料で採用することができます。
  • 新卒を無料で採用する手法としては、大きく10つの手法があります。
  • 具体的な手法としては、「求人サイトの利用・口コミサイトの利用・求人検索エンジンの利用・ハローワークへの出稿・大学のキャリアセンター(就職課)への求人出稿・大学の学内合同説明会への出展・SNSの利用・コーポレートサイトと採用情報の充実化・インターンシップの実施・企業診断サービスの利用」が挙げられます。
  • 新卒を無料で採用したいと考えた場合、1人1人のエントリーを大切にし、自社にノウハウを蓄積しようという姿勢が重要となります。
  • 新卒を無料で採用するデメリットとして、短期的にエントリー数が減ってしまい、優秀な人材を採用できない可能性があることが挙げられます。

 

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