就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
今回は大学院生向けの学歴フィルターについて解説します。
「そもそも大学院まで出ていれば、学歴フィルターなんてかからないでしょ?」と思うかもしれませんが、かかります。
本記事では、大学院生でも学歴フィルターがかかるのか、詳しく解説していきますね!
大学院生の方はぜひ参考にしてください。
学歴フィルターは大学院卒でもかかる
学歴フィルターとは、就活のときに企業がする利用するフィルターのこと。
学歴フィルターにかかる大学は選考に応募しても、書類審査で落とされたりします。
また、そもそも説明会やインターンシップにすら参加させてもらえないことも。
「うちは学歴で判断します!」なんて、はっきり言っている企業はありませんが、学歴フィルターをかける企業は多々ありますね。
(でもエントリーシートの質が高いと、全然通過するので諦めないことが重要)
さて、学歴フィルターは、大学院卒でもかかるのか?
これについてお答えします。
答えはズバリ。
大学院卒でも学歴フィルターはかかります!
特に理系学生は学歴の影響が大きいです。
なぜ、理系学生は学歴フィルターが強いのか?
1つの理由としては、理系学生は大学で学んだ知識や技術が重要だからです。
文系だと、大学で勉強した知識が仕事に直結することは少ないです。
そのためコミュニケーション能力や行動力などの、ポテンシャルが重視されます。
(文系の大学院卒でも学歴フィルターはありますが、理系よりは若干ゆるい印象)
しかし、理系だと大学で勉強した知識が、仕事に直結します。
大学の研究と似たことを、企業でも研究するかもしれないわけです。
だからメーカーなどの理系企業は、「学生が大学で何を学んだか」を重視します。
しかし関係ある勉強を大学でしていても、「ちゃんと勉強していたのか?」「しっかり知識と技術を身に着けているのか?」ということまでは企業にはわかりません。
そこで出てくるのが学歴フィルター。
「難関大学に入学して、そして卒業した学力がある学生なら間違いないだろう」
企業はそう思って、学歴フィルターをかけるんですね。
【必見】学歴フィルターを避けたいなら「逆求人サイト」が有効!
学歴フィルターを避けたくても「うちは学歴でフィルターをかけています!」と公言している企業はありません。
よって気になる企業があっても、過去の採用実績などから学歴フィルターがあるのか予測するしかないんですね。
もちろん予測が外れて、応募しても学歴フィルターで落ちることもあります。
1社1社調べるのって、かなり時間がかかりますし効率も悪い。
そこでぜひ活用してほしいのが、逆求人サイトです。
逆求人サイトはプロフィールを入力しておけば、企業からスカウトが届くサイト。
つまり、学歴フィルターを気にせずとも選考を受けられる企業と自動的につながれるんです!
企業はプロフィールを読んだ上でスカウトを送ってくるので、適性が合う可能性も高い。
とくに大手の「キミスカ」は、スカウトの種類が3つにわかれていて、企業の本気度を見分けられるのでおすすめです。
(一括でスカウトを送れるサイトだと、プロフィールを読んでいないことも多い…)
僕がいま就活生だったら、ゴールドとシルバーのスカウトのみに対応して効率よく自分に合う企業を探しますね。
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大学院生にも関わらず、学歴フィルターはかかるんですね!
そうだよ。結局のところ、学歴フィルターは1つの判断基準に過ぎないからね!
企業によっては「大学院でも◯◯大学以上にしましょう」って決めれば、かかるわけだ。
大学院からの推薦により学歴フィルターを回避できる
そんな学歴フィルターの回避方法も合わせて紹介しましょうか。
学歴フィルターを回避するための1つ目の方法は、大学院からの推薦を利用することです。
これは理系の学生なら、大体の方が知っていると思います。
「学校推薦は理系学生の特権」です。
利用しない手はありません。
学校推薦に関しては、既に知っている方も多いと思いますが、一応説明しておきます。
理系院生の応募方法には2種類ある
理系の就職活動での企業への応募方法は、「自由応募」と「推薦応募」の2つがあります。
自由応募とは、各企業の採用サイトや就活情報サイトから選考にエントリーする方法です。
一方で「推薦応募」は大学院に来ている推薦求人から応募したい企業を選んで、応募する方法です。
学校推薦の受付は、だいたい修士1年の2~3月ごろから始まります。
(各大学で違うのでちゃんと確認してくださいね!)
受付のあとは学内選抜などを経て、企業への推薦状がもらえます。
学内選抜があるとちょっと大変ですが、誰にでも発行するわけじゃないからこそ、推薦状に価値があります。
推薦状があれば、大学から「イチオシの学生です!」とお墨付きがもらえたも同然です。
推薦状を添えてエントリーすれば、いきなり最終面接に呼ばれたり、リクルーターに面談をしてもらえたり、選考過程で何らかの恩恵が受けられます。
(推薦状の影響力は、大学のレベルや企業によって違うので、あまり期待をしすぎてもいけませんが、何もないよりは合格率は飛躍的に高まります)
推薦状で学歴フィルターを回避して面接にこぎつけられれば、直接自己アピールする機会が与えられる。
書類選考で落とされないだけ、希望が見えてきますよね。
ただ学校の名前を背負って受験しているので、合格後は内定辞退はほぼできないです。
デメリットもあることは理解しておきましょう!
難関大学以外の大学院でも優良企業の募集枠はある
「自分の大学の推薦なんてたかが知れているんじゃ?」と思う人もいるかもしれません。
たしかに、推薦がもらえる先に優良企業がなければ、学歴フィルター回避うんぬん以前の話です。
やっぱり自由応募でがんばるしかないのか・・・?
いえ、そうとは限らないんです!
難関大学以外の大学でも、意外と優良企業からの募集枠はあります。
難関大学の方が、学校推薦がもらえる企業も、募集されている枠も多いのは事実です。
でも難関大学ではない大学でも、一部優良企業が入っている場合があります。
大学と企業との間にパイプがある場合や、卒業生が企業で実績を残しているために推薦枠が与えられている場合などは、一覧に有名企業の名前があったりします。
諦めて自由応募でエントリーする前に、大学院や学部の推薦枠は必ずチェックしてみてください!
目標の企業の推薦があるかもしれません。
それでも目標の企業の名前が、ひとつもなかったら・・・?
やっぱり諦めるしかないのか・・・?
いや、まだ早いです!
大学院の推薦を使う以外にも学歴フィルターを回避する方法はあります!
以下、裏技をどんどんご紹介していきますよ!!
学歴フィルターがかからない大学院
学歴フィルターにかからないと言える大学院を確認しましょう。
まずは「絶対フィルターを通過する」大学。
これは旧帝大や一部難関大学です。
【学歴フィルターを受けない上位大学】
・旧帝大(東京・京都・北海道・東北・名古屋・大阪・九州)
・東京工業・一橋・神戸
・難関私大(早稲田・慶應義塾・上智・東京理科)
次に、ほとんどの企業で問題なく通過する大学。
これは国公立大学と一部私大です。
【学歴フィルターをほとんど受けない大学】
・上記で紹介した以外の国公立大学
・G・MARCH(学習院・明治・青学・立教・中央・法政)
・関関同立(関西・関西学院・同志社・立命館)
上記の大学であれば、学歴フィルターにかかる可能性は低いと言えます。
そして、最近では就活売り手市場なこともあり、優秀な人材を集めるため一部の大企業では通常よりも学歴フィルターを緩めているよう。
そこで、学歴フィルターが下がったことにより、フィルターにかからない希望が出てきた大学をご紹介します。
こちらの大学の方は、有名企業に応募しても書類通過できる可能性があります。
・日東駒専(日本、東洋、駒沢、専修)
・産近甲龍(京都産業、近畿、甲南、龍谷)
また以下の大学は、人気度が低い企業であれば、学歴フィルターを通過できる可能性があります。
・大東亜拓桜帝国(大東文化、東海、亜細亜、拓殖、桜美林、帝京、国士館)
・摂神追桃(摂南、神戸学院、追手門学院、桃山学院)
いかがでしょうか?
自分の大学の名前は入っていたでしょうか。
意外と競争力がある大学だとわかった方は、正攻法での応募を検討してみてもいいですね。
ただ学歴フィルターが緩められていない企業もあるので、過信は禁物です。
推薦応募が狙えるのなら、そちらも検討することをオススメします。
大学院生向けの学歴フィルターを回避するコツ
それではここからは「大学院からの推薦も使えない」「大学のネームバリューもない」場合の打開策をご紹介します。
学歴フィルターがあると、「書類選考で落とされる」「説明会に応募できない」「インターンシップに応募できない」などの不利な扱いを受けることがあるかもしれません。
「こうなっては手詰まり」と思えますが、打開策もあるにはあるんです。
① 電話で問い合わせをする
学歴フィルターがかかっていると、ネットの応募フォームからは、説明会やインターンシップに応募できないことがあります。
たとえば説明会の申し込みをしようとしたときに、個人情報に学歴フィルターにかかる大学名を書くと「満員」と表示されるシステムが入っていることがあります。
ターゲットの大学を決めていて、それ以外の学生をこっそり除外しているんです。
そのなかに入っていこうと思ったら、普通に応募しても無駄です。
1つの方法としては、電話して説明会やインターンシップのキャンセルがないか、電話して聞いてみることです。
参加したいことや、次回はいつ開催されるのかなどを聞いてみれば、参加させてもらえるかもしれません。
少なくとも、はっきり「お前はお呼びじゃないんだよ!!!」とは言われません。
フィルターにかかって応募できないときは、ネット以外から参加する方法を探ってみるといいかもしれません。
② 他の就活情報サイトから申し込めないか調べる
説明会やインターンシップに参加させないとまではいかなくても、学歴フィルターにかかる大学生の応募は早々に締め切る場合があります。
東大生はまだ応募を受け付けているのに、中堅以下の大学の名前では予約ができないことがあるのです。
応募が締め切られてしまった場合も、電話で問い合わせてみたら良いと思いますが、その前に他の就活情報サイトでの募集枠が残っていないか確認するのもオススメです。
電話するのは結構勇気がいりますからね・・・。
電話のマナーなんかで失敗して、変なヤツから電話がきたと思われても嫌ですし・・・。
複数サイトで募集をかけている場合、他のサイトならまだ応募できる可能性があります!
③ 当日現地でお願いしてみる
説明会当日になると、体調不良で行けない学生や、寝坊して参加できない学生が出ることがあります。
もしかしたら席が空いているかもしれません。
ダメ元で、当日「予約してないんですけど~~~」とか言って参加させてもらえないかお願いしたら、意外と入れてもらえるかもしれません。
参加できたら儲けもんですw
④ インターンシップでアピールする
ここまでの方法でインターンシップの応募にこぎつけたら、そこで人事の目に留まるように自己アピールをしましょう。
最近のインターンシップは、単なるイベントではなく、選考要素が強まっています。
インターンシップに応募してきた学生から、良い学生がいれば採用に繋げることがあります。
インターンシップは直接人事の方に会える貴重な機会。
学歴では負けているかもしれないけれど、自分だって結構やれるっていうところを見せれば、気にかけて見てくれるかもしれません。
とはいえ、自己アピールと考えすぎて不自然になっていたり、人のことを考えずに自分ばかり目立とうとしたりすると印象が悪いので、気をつけてくださいね。
⑤ ツテを頼る
大学のOB・OGや、先輩、知人、親戚、友人・・・あらゆる人脈を総動員して、希望の企業の関係者がいないか探してみましょう。
要はコネですけど・・・。
味方になってもらえば、もしかしたら・・・もしかしたら・・・選考にねじ込んでもらえるかもしれないですし・・・。
あとは、単純に企業に関することを聞けるので、企業研究になるはずです。
それから単純な話ですが、大学のOB・OGが入社しているということは、それは自分の学歴で入社できる会社っていうことですよね。
OB・OGにどうやって入社したか、アドバイスをもらえば、俄然希望がでてきますよ!
とりあえずどう転んでも得しかないので、キャリアセンターで卒業生に関係者がいないか確認したり、知り合いにお願いしたりしてみましょう。
⑥ 最後はもう真正面から応募するしかない!
ここまでの方法を試しても、内定に繋がるものがなかった場合は、もう正面から突破するしかありません。
完全に学歴で足切りしている企業は仕方ありませんが、多少は難関大学ではない大学生にも採用枠を与えている会社もあります。
入社したいという意思が固いのであれば、気合いを入れたエントリーシートを作成して応募しましょう!
他の同レベルの学生に勝てば、採用してもらえます!
要は1番になればいいんです・・・・・!
裏ルートの就職活動も大切ですが、エントリーシートに何を書くか、面接で何を話すかの対策は1番重要です。
そこだけは忘れないでくださいね。
おわりに
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
大学院生だろうが、学歴フィルターは1つの判断基準として企業は使います。
学歴フィルターだけにとらわれず、「どうすれば上位大学の学生よりも評価されるか?」ということを徹底的に考えることが重要です。
ぜひ本記事で書いた内容を参考に、就活を進めてくれると嬉しいです。
陰ながら応援しています!
今日も読んでくれてありがとう。
君の就活はきっとうまくいく。
ーまた次回もお楽しみに。本日もありがとうございまシューカツ!!ー