こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
今回は、新卒の最終面接後のお礼メールについて共有していきます。
最終面接までの道のりは険しかったはずですから、やれることは全てやっておきたいですよね。
お礼メールもその手段の1つだと思います。
結論、お礼メールによって不合格が合格に反転するかと言うと、可能性はかなり低いでしょう。
しかし、間違いなくプラスに働きますし、送り方に気を付ければマイナス評価につながることもまずありません。
本記事では、そんな最終面接後のお礼メールについて網羅的に解説していきます。
今までの努力を無駄にしないよう、1つずつ丁寧に確認していきましょう!
そもそもお礼メールが必要なのかも気になりますし、必要だとしても書き方がイマイチ分かりません。
そういう就活生のために、お礼メールの必要性と書き方を丁寧に解説するよ!本記事を参考にして、最後まで手を抜かずに就活をやり切ろう!
- 新卒の最終面接にお礼メールはいらない?必要性を解説
- 最終面接後のお礼メールを書く時のポイント
- 新卒の最終面接後のお礼メール例文
- 最終面接後にお礼メールを送る際の注意点
- 最終面接後のお礼メールに関するよくある質問
- 本記事の要点まとめ
新卒の最終面接にお礼メールはいらない?必要性を解説
はじめに、「そもそも新卒の最終面接後にお礼メールって必要なのか?」という疑問に答えていきますね。
結論、お礼メールは絶対に必要ではないですが、送ったほうが良いです。
理由はいくつかあり、最も大きいのは「ほぼ確定でプラス評価になるから」ですね。
単純な話ですが、「ありがとう」と言われて「ふざけんな」と思う人っていませんよね。
採用担当者も同じで、自分が色々準備して担当した就活生から「ありがとうございました!」とメールが来たら、必ず良い気持ちでその面接を終われます。
就活って結局は人対人のコミュニケーションなので、万物に通用する“正解”なんてない。
それゆえ、「◯◯はした方が良いのか」と悩むことは多々あると思いますが、このお礼メールに関してだけは「送ったほうが良い」という事実が明らかになっているんです。
もちろん、「この子は不合格だけど、お礼メール来たから採用!」なんてことはありませんし、そもそも担当してくれた面接官にメッセージが届くのかも分かりません。
しかしそれでも、送り方さえ気を付ければマイナスに働くことは絶対にない。
ノーリスクで効果があるのなら、それは送ったほうが良いはずですよね。
企業規模にもよりますが、運が良ければ「この子の採用は迷っていたけど、メールで真摯な姿勢が伝わったから採用にしよう!」という最後の一押しになる可能性だってあります。
以上が、最終面接後のお礼メールが必要になる理由ですね。
第一志望じゃなくてもお礼メールを送るべきか
第一志望でなくとも、最終面接後のお礼メールは送ったほうが良いです。
先ほど言った通り、マイナスに働くことはまずないので、第何志望であっても送って損はないですからね。
ただ、そのメールを作ることに時間を割いて、第一志望の企業への準備をおろそかにしてしまうなら、送らないのもアリです。
あくまでプラスアルファの要素なので、そのために本命への準備が削られてしまうのは本末転倒ですから。
自分の状況やリソースに応じて、やれることをコントロールするのは全然OKです。
したがってお礼メールに関しては、欲を言えば全企業、無理なら志望度の高い企業のみ、というスタンスで送るのがオススメですね。
内定獲得率をあげたいならエントリー数を増やそう!
志望企業からの評価を意識してお礼メールを送る前に、エントリー数を増やすことが大事です。
お礼メールはプラス評価になる可能性が高いとはいえ、それだけで内定につながるとは言えません。
エントリーしている企業がそもそも少なければ、いくらお礼メールを送ったところで内定を獲得できる確率は低いでしょう。
内定獲得率を上げるには、お礼メールについて考える前に、まずはエントリー企業数を増やすことがめちゃくちゃ重要なんです!
以下の記事で、これまで100以上のサイトを見てきた僕が「いま就活生だったら絶対に使う5サイト」をまとめています。
内定獲得率を上げたい方は、以下の記事で紹介しているサイトを利用して、エントリー数を増やしてくださいね。
確かにノーリスクで効果があるならやってみる価値はありますね!
そう、感謝されて嫌な気持ちになる人はいないからね!ただし、書き方にもポイント・注意点があるから、油断せずに確認していこう!
最終面接後のお礼メールを書く時のポイント
ここまで「お礼メールはマイナスにならない」と伝えてきましたが、あくまで押さえるべきポイントを押さえればの話です。
油断しなければ簡単に意識できるポイントなので、ひとつひとつ丁寧に確認していきましょう!
【最終面接後のお礼メールを書く時のポイント】
- 本文構成の全体像を意識する
- 件名・宛先・署名は正しく分かりやすく
- 面接で話した内容をシンプルに織り込む
- 返信不要の旨を必ず伝える
- 誤字・脱字は徹底的に避ける
- 完成したら最後にチェックを
ポイント① 本文構成の全体像を意識する
本文を作成するにあたって、まずは構成の全体像を確立させましょう。
このステップが抜けると、複雑な文章になったり、宛先などの必要な情報が載っていなかったり、不完全な文章のままお礼メールを送ることになりますからね。
構成の全体像は以下の通り。
【お礼メール本文構成の全体像】
<件名>
【◯月◯日 最終面接のお礼】 名前 ◯◯ ◯◯
<宛先>
株式会社◯◯
採用担当 ◯◯ 様
<挨拶>
お世話になっております。
本日最終面接を受けました◯◯大学の◯◯でございます。
<感謝>
本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございました。
<感想>
お話を聞く中で、貴社の◯◯事業にますます興味が湧きました。
<決意>
入社後は強みの◯◯を活かし、貴社に貢献できる人材になります。
<返信不要の旨>
ご多忙かと思いますので、ご返信には及びません。
<再度挨拶>
改めまして、本日は最終面接の機会を頂きありがとうございました。
貴社の益々のご発展を、心よりお祈り申し上げます。
<署名>
◯◯大学◯◯学部◯◯学科
氏名
メールアドレス
電話番号
詳細に分けると、おおよそ以上のような構成になります。
個性をアピールするとしたら「感想」と「決意」の部分になるかと思うので、ここでは自分の思いを柔軟に伝えるようにしてください。
逆にその他の部分はほとんど変えようが無いので、後述するテンプレートをそのまま用いても問題ないですね。
後では、ひとつひとつの要素でどんなことに気を付ければよいのかを解説していくので、この構成を頭の中に入れながら確認していきましょう。
つまらないテンプレートのコピペはやめよう
就活攻略論を含むほとんどのサイトで、上で紹介した構成に則ったお礼メールテンプレートが紹介されていると思います。
ですが、ありきたりすぎる文章をそのまま使うのはあまりオススメできません。
理由は単純で、採用担当者側が「このお礼メール、完全にテンプレのコピペじゃん」と感じるから。
ある程度ユーモアの感じられる文章ならまだ良いですが、明らかに手間をかけた形跡のないお礼メールはかえって逆効果になることもあります。
採用側は何年も新卒採用をしてきているので、そんな小手先のテクニックで騙せるわけがないんですよね。
とは言ってもかけられる時間の問題もあると思うので、コピペ自体を否定するわけではありません。
むしろ時間の効率化を図れる部分的なコピペならオールOKだと思います。
しかし、先ほど伝えた個性の伝わる箇所「感想・感謝」の要素でテンプレートを利用してしまうと、本来の目的から根本的にずれてしまう。
せっかくお礼メールを送るなら、“その他大勢”のレッテルを張られないよう、自分しか作れない本文を作成するのをおすすめしますね。
ポイント② 件名・宛先・署名は正しく分かりやすく
ポイントの2つ目に、メールの構成要素である「件名・宛先・署名」は分かりやすく、という点が挙げられます。
いわばメールのルールみたいなもので、「誰が誰に送った何のメールなのか」を明示しておかなければなりません。
署名はいざというときに使える情報になり得ますし、宛先が書いてあると誰が返答すべきなのかもわかりやすいですよね。
加えて、件名が表示されていることもかなり重要です。
採用担当者は一日に何通ものメールを処理しますが、基本メール一覧のページって件名しか映りませんよね。
すなわち、件名を見るだけで内容が分かり、自分がいつ対応すべきものか分かるとすごい助かるんです。
逆に、お礼メールの件名が「【お礼】」だけだった場合、一回開いて見ないと何が書いてあるか分かりませんし、「なんなんだよ」とイラつかせる可能性もありますから。
これらの要素はビジネスメールに慣れていない就活生によくみられる特徴なので、気を付けてくださいね。
送付先のメールアドレスは最後に入力しよう
ちなみに送付先のメールアドレスについてですが、必ず本文を作成した後に入力するようにしてください。
こちらも理由は簡単で、本文作成中に誤って送信するのを防ぐためです。
お礼メールに関して言えば、もし作成中のモノを送ってしまってもその後の対応をすれば問題は無いのですが、他のビジネスメールで同じことをやったら思わぬ事態が起こることもあります。
無駄な失敗を増やさないよう、今のうちから「送付先のメールアドレスは最後に入力」という習慣をつけておくのがおすすめ、ということですね。
また、送付先のメールアドレスを入力・登録する際は、できるだけコピペを使うようにしましょう。
万が一の、まったく知らない第3者に送られてしまうなどのリスクを避けるためにも、あまり油断せずに徹底してくださいね。
ポイント③ 面接で話した内容を簡潔に織り込む
3つ目のポイントは、「面接で話した内容を簡潔に織り込む」ですね。
担当者が見たときに「あっ、あの話をした学生か!」とすぐに思い出せますし、その後の印象にも残る策の1つです。
主に、構成の話でお伝えした「感想」の部分で伝えるのが一般的で、「◯◯という話を聞いて、感銘を受けた」という感想を簡潔に伝えると良いでしょう。
例えば、「入社前に勉強すべき事や、おすすめの本まで教えて頂き、大変勉強になりました」という感謝文なら、具体的なので思い出しやすいですし、簡潔なので理解しやすい。
「具体的かつ簡潔」というのは口に出すのは簡単ですが、やってみると結構難しいものです。
これぞまさに“コミュニケーション能力”と呼ばれるものなのですが、自分で文章を作って成長していく他ないので、試行錯誤しながら文章を練ってみてくださいね。
マイナスになりそうな言い訳はしない
若者に結構ありがちなのが、言い訳をしてしまうこと。
言い訳自体には良い面もあるのですが、それを表に出してしまうとデメリットしかありません。
例えば、「前日風邪をひいていたから、上手く話せなかったのですが~」とか、「電波が悪くてつながらなかったのですが~」とか。
悔しい気持ちはわかるのですが、面接を担当してくれた社会人にこれらのくだらない言い訳は通用しません。
社会人から言わせれば、「大事な商談でも同じことを相手に言うんですか?」という感じ。
風邪をひいたのは体調管理ができない証拠、電波が悪いのは準備をおろそかにした証拠、と判断されうるわけです。
どちらも別の方法を模索すれば改善できた点なんですよね。
こんな風に、学生までは通用した遅延証明書のようなものも、ひとたび社会に出れば通用しなくなる、ということは世の中たくさんあります。
伝えたいのは分かりますが、お礼メールの中には絶対に書かないようにしてくださいね。
ポイント④ 返信不要の旨を必ず伝える
「返信不要の旨を伝える」も、大切なポイントの1つです。
ビジネスメールのポイントにも共通するのですが、メールを送る際は「相手に何をしてほしいか」を明記しておくことが重要なんですよね。
これが書いていないと、返信を返した方が良いのか、何か手伝った方が良いのか、資料を準備すべきなのか、という点を自分で考えないといけない。
学生の感覚で言うと、LINEが来た際に「これ返信した方が良いのかな?する必要あんのかな?」という瞬間ってありますよね、それと一緒です。
時間の限られている採用担当者に考える時間や返信の手間をかけさせないために、気遣って「返信不要ですよ」と伝えてあげる。
そうすることで、お互いがスマートにコミュニケーションを取れるようになるわけです。
伝え方としては、「ご多忙かと思いますので、ご返信には及びません。」程度で十分でしょう。
後の例文にもテンプレートを示しておくので、そちらも参考にしてみてくださいね。
返信待ちを意味する表現にも気を付けよう
数いる就活生の中には、無意識に「返信待ちを意味する表現」を使ってしまう人もいるようです。
例えば、「面接の中で◯◯という話をお伺いしましたが、自分では~~ではないかと疑問を感じました。」という、回答待ちなのか分かりづらい表現ですね。
先ほどもお伝えした通り、「返信すべきか否か」と迷わせるのは避けたほうが良いので、こういった表現は使わないようにしましょう。
もし疑問を伝えたいなら、その後の機会で質問するか、メール本文中に「またお話しできる機会があれば、お伺いしたいと思います。」などの自分で完結するという文章を書き足しておいてください。
細かいですが、こういった詳細な気遣いは社会人になってからも大切になってきます。
今のうちから身に付けておくのがおすすめですね。
ポイント⑤ 誤字・脱字は徹底的に避ける
続いてのポイントは、「誤字・脱字は徹底的に避ける」ですね。
会社名や御社・貴社の使い分けなどの基本的なところも、入念に確認しておきましょう。
人間ですので失敗するのは仕方がないですが、企業側からすると「第一志望がウチなら、丁寧に見直しながら書くはず。それでも安易な間違いをしているんだから、第一志望じゃないんでしょ」と感じます。
これは結構大切な話で、ずっと楽しみにしていたライブの日に寝坊しないのと同じように、本当に大切なものなら失敗しないのが人間なんですよね。
最近だと、文章校正ツールがあったり、Wordに書くだけで校正できたりするので、そういったものは存分に利用してくださいね。
「誰も気にしないでしょ」という部分も出てくると思いますが、どうせお礼メールを送るなら誤字・脱字のない完璧な文章にしてしまいましょう。
日本語の間違いにも気を付けよう
誤字・脱字に加えて、日本語の文脈的な間違いにも注意しましょう。
具体的に言うと、主語・述語の一致、句読点の位置、敬語表現の使い方、などですね。
以前、就活生のESで以下のような文章を見たことがあります。
【主語・述語が一致していない文章例】
「私が、学生時代に頑張ったことはカンボジアで現地の幼い子のために、学校を作ることを頑張りました。」
「頑張ったことは」から始まったのに、最後が「頑張りました。」はおかしいと分かるかと思います。
主語が「頑張ったこと」なら、最後は「~です。」で終わるはずです。
また、句読点の位置もなんだか違和感がありますよね。
修正すると、以下のような文章になります。
【主語・述語が一致している文章例】
「私が学生時代に頑張ったことは、カンボジアで現地の幼い子のために学校を作ったことです。」
近年、若者の読解力の欠落は話題になっていますが、それを裏付けるかのように、こういった日本語の間違いにピンとこない方も大勢いると思います。
例えこの文章の間違いが読み取れても、他の表現、例えば敬語表現などはかなり難しいはずです。
ここに示したのはかなり簡単な例なので、他の重要な表現については別記事にてまとめました。
「自分が正しい日本語を使えているか試したい!」という方は、「【お手数おかけしますがの正しい使い方】就活メールで使える例文を共有!」を参考にしてみてくださいね!
ポイント⑥ 完成したら最後にチェックを
ここまでで、お礼メール本文のポイントはすべて解説しました。
これで本文作成は完成まで持っていけると思うので、ここでは最後に行うチェックについて共有しますね。
チェックする項目は以下の6ステップです。
【お礼メール本文のチェック項目】
- 件名/宛先/署名は正しく書かれているか
- 面接の内容を、感想で簡潔に伝えているか
- 返信不要の旨は伝えているか
- 誤字/脱字、日本語の間違いはないか
- 初めから順に読んでみて違和感がないか
- 送信先のアドレスは合っているか
これらの項目を突破できれば、お礼メール本文は完成ですね。
「ここまで丁寧にやったんだから、見直し無くても行けるでしょ」と思うかもしれませんが、見直してみると意外と初歩的なミスをしてることもよくあります。
就活攻略論の記事も、一度完成した後に見直しをすると誤字・脱字があったりするんですよね。
書いている最中は全く気付かないんですが、最後にもう一度すべて読んでみると気付くんです。
それと同じことが今回のお礼メールに関しても言えると思うので、丁寧にやったからと言って油断せず、一度見直してみてくださいね。
また今回は“最終面接のお礼メール”に限定して解説しましたが、面接すべてに使えるお礼メールに関しては、別記事にてまとめています。
「一次や二次に関しても送るべきなのか知りたい!」という方は、「【新卒向け】面接後に送るべき「お礼メール」の書き方|例文あり」を参考にしてみてくださいね。
意外と意識すべきポイントは多いんですね!
かなり詳細に説明したからね!逆に言えば、今回のポイントを拾いきれれば、もう文章は問題ないよ!
新卒の最終面接後のお礼メール例文
ここまでで「お礼メールで意識するポイント」を把握できたと思います。
本章では、いよいよ実際に使える例文を共有しますね。
「少しユーモアが無いけど感謝がしっかり伝わる文章」と「少し砕けた表現で個性を伝える文章」の2種類を用意しました。
自分が受ける企業によって、どちらの例文の方が響くか考えながら、確認していきましょう!
【最終面接後のお礼メール例文】
- 無難な正統派で行きたい方向け
- 自分の個性をアピールしたい方向け
例文① 無難な正統派で行きたい方向け
まず、「無難な正統派で行きたい方向け」の文章を共有しますね。
例文②に比べると印象には残りづらいですが、しっかりと礼儀の伝わる良い文章になっていますよ!
【お礼メールテンプレート(無難な正統派型)】
件名:【◯月◯日 最終面接のお礼】 名前 ◯◯ ◯◯
株式会社◯◯
採用担当 ◯◯ 様
お世話になっております
本日最終面接を受けました◯◯大学の◯◯でございます。
ご多忙の中、貴重なお時間を取っていただき、誠にありがとうございました。
お話を伺う中で、貴社の◯◯の事業についての理解が深まり、ますます力になりたいという気持ちが強くなりました。
特に、今後数年の動きについてのお話を受け、自分の想像をはるかに超えるイメージに心底感銘を受けました。
貴社に入社しましたら、チームの一員として尽力し、誰よりも成長したいと考えております。
取り急ぎ、面接のお礼を申し上げたく、メールを差し上げました。
お忙しいかと存じますので、ご返信には及びません。
最後になりますが、改めまして、本日は面接の機会を頂きありがとうございました。
貴社の益々のご発展を、心よりお祈り申し上げます。
――――――――――――――――――――――――
◯◯大学◯◯学部◯◯学科
氏名
メールアドレス
電話番号
例文② 自分の個性をアピールしたい方向け
続いて、「自分の個性をアピールしたい方向け」の少しユーモアのある文章を共有します。
どこかに載っているようなテンプレートでは気持ちも個性も伝わりませんから、以下のような印象の残るお礼メールを送るのもおすすめですね。
【お礼メールテンプレート(個性アピール型)】
件名:【◯月◯日 最終面接のお礼】 名前 ◯◯ ◯◯
株式会社◯◯
採用担当 ◯◯ 様
お世話になっております
本日最終面接を受けました◯◯大学の◯◯でございます。
ご多忙の中、貴重なお時間を取っていただき、誠にありがとうございました。
連日の面接でお疲れだと思いますが、
そんな中でも私の言葉に丁寧に耳を傾けて頂けたこと、本当に嬉しかったです。
貴社は私が大学1年生の頃にホームページを通して知りました。
それから事業内容に興味が湧いて調べていくうちに、貴社に入社することが目標になっていきました。
だからこそ緊張したため、上手く私のことをお伝えできたか不安でたまりませんが、
貴社に入社して活躍したいという気持ちはだれにも負けません。
取り急ぎ、面接のお礼を申し上げたく、メールを差し上げました。
お忙しいかと存じますので、ご返信には及びません。
最後になりますが、改めまして、本日は面接の機会を頂きありがとうございました。
貴社の益々のご発展を、心よりお祈り申し上げます。
――――――――――――――――――――――――
◯◯大学◯◯学部◯◯学科
氏名
メールアドレス
電話番号
これならば、失礼な印象も一切与えずに個性をアピールできます。
採用活動に対しての感謝も存分に伝えられるので、多くの学生は例文①の方を使うと思いますが、個人的にはコチラの方を強く推しますね。
多くの学生が堅い文章を送るということはすなわち、一味違った文章を送るだけで差別化要因になるわけです。
当サイト(=就活攻略論)では繰り返しお伝えしていますが、就活においてはこの“差別化”というのが非常に重要なキーワードになる。
自分はその他大勢ではない、自分にはしっかりと色がある、と伝えることができれば、内定までの道は自然と切り開けるはずです。
今回のお礼メールに限らず、他の就活生と差別化するための戦略は他にもたくさんあるので、気になる方はぜひ下記の記事を覗いてみてください。
中堅大学出身の僕が、実際に大手食品メーカーから内定を獲得できた戦略なので、必ずあなたの就活に役立つ情報が得られると思いますよ!
例文②の方が個性が伝わりますが、送っても問題ないのか心配です。
確かに多少砕けた文章だから怖い気持ちもあると思うけど、結論全く問題ない!そもそも正解なんてないんだから、そんな堅く考えなくても大丈夫だよ!
最終面接後にお礼メールを送る際の注意点
お礼メールのポイントや例文を確認できたところで、今度は本文以外の注意点について解説していきます。
せっかく作成したお礼メールが無駄にならないよう、知っておくべき事を3つ共有するので、油断せずに確認しましょう!
【最終面接後のお礼メールを送る際の注意点】
- 翌日朝までの営業時間内に送る
- 送信先のアドレスをもう一度確認する
- 手紙などのメール以外のツールはNG
注意点① 翌日朝までの営業時間内に送る
まず、「翌日朝までの営業時間内に送る」に注意しましょう。
“翌日朝まで”と言っているのは、感謝を伝えるならできるだけ早い方が良いからです。
お互いに鮮明な記憶があるうちに送ることで、真摯な態度も伝わりますし、強い印象を残すこともできます。
また“営業時間内に”に関しては、できるだけすぐ見られる時間帯に送りましょうという意味。
理由は先ほど同様で、すぐ見れた方が記憶が鮮明なうちに印象を残せるからですね。
就活生の中には、これを守らずに夜中11時以降にメールを送ってしまう学生がいますが、夜中の連絡を良く思わない人も大勢います。
「この子、規則正しい生活を送れてないな。」とマイナスな印象を与えないためにも、営業時間内に送付することが重要になってくるわけです。
ベストは「最終面接が終わってすぐ」のタイミングですが、原則「翌日朝まで・営業時間内に」は守るようにしましょう。
注意点② 送信先のアドレスをもう一度確認する
「送信先のアドレスをもう一度確認する」のも、間違いを起こさないための大切な注意点です。
本文は完成したら最後にチェックするよう解説しましたが、それと同じタイミングでやってほしいタスクですね。
念のため、起こりうるリスクを共有しておきます。
【送付先を間違えたときに起こり得るリスク】
- まったく知らない第3者に個人情報を明かしてしまう
- 別の会社に送ってしまい志望度の低さがバレる
- アドレス間違いで送付できていなかった
お礼メール記載の署名は完全な個人情報なので、第3者にバレれば悪用される可能性だってありますね。
また、本文に「御社が第1志望です!」という内容が書いてあるお礼メールを、別の会社アドレスに送付すれば「ウチへの志望度は低いんだな」と容易にバレてしまいます。
さらに、アドレスが間違っていたから送付すらできていなかった、ということも起こりますね。
「自分は送ったつもりだったのに実は送れてなかった」なんて後悔の残る形は嫌でしょう。
これらのリスクを避けるためにも、最後の最後でもう一度アドレスをチェックすることは重要です。
「自分は大丈夫」という固定概念を捨てて、入念に確認してくださいね。
注意点③ 手紙などのメール以外のツールはNG
大前提として、メールというツールは相手が好きなタイミングで見ることができるんですよね。
加えて、開いて読むのも一瞬というメリットを持っているツールなんです。
それに対して、電話は同じ時間を共有しなければならないため、お礼をするためのツールとしては迷惑と感じられるかもしれません。
また、手紙については「気持ちが伝わりやすい」というメリットもありますが、手に取って開けるまでに手間がかかりますし、開けてみるまで件名も分からないので、これもまたNG。
採用担当者がどんなツールで受け取ったら楽か、という観点を意識するのが大切です。
時間は有限であり貴重な資源なので、強制的に奪う手段を取らないようにしてくださいね。
たかがメール一通の送付と考えていましたが、意外と気を付けるべき点は多いんですね!
メールはマナーや文章力が直で伝わってくるからね!失敗を簡単に見抜けるツールだから、今回説明したポイント・注意点は必ず押さえよう!
最終面接後のお礼メールに関するよくある質問
最後に、「最終面接後のお礼メールに関するよくある質問」に回答していきます。
答えきれなかった疑問を拾っていくので、読み込んでお礼メールのノウハウを完璧にしましょう!
【最終面接後のお礼メールに関するよくある質問】
- 最終面接後のお礼メールは誰に送るべきですか?
- お礼メールを翌日まで忘れてしまったらどうすべきですか?
- お礼メールによって結果が変わる可能性はどれぐらいありますか?
- お礼メールに返信が返ってきたらどうすべきですか?
質問① 最終面接後のお礼メールは誰に送るべきですか?
最終面接のお礼メールは、採用担当者・面接官に送りましょう。
担当者の名前がわかる場合は、「採用担当 ◯◯様」と記載します。
ただ、採用担当者の名前がわからない場合や面接官が複数人いることもありますよね。
その場合は、「採用ご担当者様」「面接担当者の皆様」といった書き方でOKです。
面接官が複数人いると、全員の名前を書いた方がいいと思いがちですよね。
ですが、採用のやり取りをしている担当者の名前を代表として書けば問題ありません。
メールの本文に「面接をご担当いただいた皆様にくれぐれもよろしくお伝えください」と一言入れておきましょう。
質問② お礼メールを翌日まで忘れてしまったらどうすべきですか?
結論、1~2日以内なら今すぐにお礼メールを送っても大丈夫です。
すぐに送るよりも効果が薄れるだけで、マイナス評価になることは無いはずですから。
ただ、それ以上遅れるとなると、話は変わってきます。
僕の考えは以下の通り。
【お礼メールが遅れてしまった場合の対処】
<1~2日の遅れ>
お礼メールを送っても大丈夫。ただ、すぐに送付する場合よりも効果は下がる可能性がある。
<3~6日の遅れ>
メール内に遅れた理由を軽く記載しておけば、送付しても大丈夫。「送らない」という手段を取るのもアリ。
<1週間以上の遅れ>
基本的には送らない。対応が遅い印象を与える可能性が高い。
※明確に遅れた理由を書けるなら送付しても大丈夫。
「お礼メールはノーリスクで送れる」と何度か伝えてきましたが、日が経つごとにリスクは増大していきます。
お礼メールを送らなくてもマイナスに評価されることは無いので、3日以上の日が経っているなら「送らない」という選択肢を取るのもアリですね。
質問③ お礼メールによって結果が変わる可能性はどれぐらいありますか?
お礼メールによって結果が変わる可能性はほとんど無いでしょう。
そんなことで結果がコロコロ変わるほど、就活は簡単ではありませんからね。
ただ、“ほとんど”という表現が重要で、ベンチャー企業などでは稀に結果が変わることが起こり得ます。
採用体制をガチガチにする必要のないベンチャーならば、社長や部長の一存で内定を出されることも多いんですよね。
逆に、すでに人数の多い大企業だと、そんな勝手が許されるほど自由な体制ではないので、たかがお礼メール1つで結果を反転させることは無いはずです。
あえて数字で示すなら、お礼メールで結果が変わる可能性は、大企業なら0.0001%、ベンチャーなら3~4%ってところでしょう。
(完全に肌感ですが)
まとめると「あんまりお礼メールに期待しないほうが良い」ということですね。
ほぼ確定でプラスに働くと言えど、判定をひっくり返すほどのパワーはない、ということをしっかり把握しておきましょう。
質問④ お礼メールに返信が返ってきたらどうすべきですか?
お礼メールに返信が返ってくることはあまりありませんが、もし返信が来たらそのメールに再度返信しましょう。
送られてきたメールの内容にもよるのですが、基本的には自分がボールを持っていない状態(=メールを投げた状態)を保つようにした方が良いですね。
おそらくお礼メールへの返信なら「ただ今選考中ですので、恐れ入りますが今しばらくお待ちください」という旨が書いてあるでしょう。
これに対して堅苦しい文章を送る必要はないので、「ご返信ありがとうございます」で始まり、「引き続き宜しくお願いいたします!」で終わる簡単な返信で十分です。
お礼メールへの返信の返信であろうと、本記事で解説したメール本文のポイントと送付の際の注意点などは変わらないので、少し見返しながらメールを作成するのがおすすめですね。
また、汎用的に使える就活でのメール返信のポイントは、「【コピペOK】就活でのメール返信のおすすめ文章|テンプレあり」で詳細に解説しています!
「メールに関して、現状の知識だけでは不安だな」という方は、ぜひ参考にして極めてみてくださいね。
基本的に、メールの返信はすぐにするのが大切なんですね!
その通り!就活生として、というよりも社会人として即レス(=すぐに返信すること)は大切な考え方だからね!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
最終面接後に送付するお礼メールについて、網羅的にポイントを押さえられたと思います。
僕も就活生時代は、最終面接後に不安を感じて「何かできることは無いか」と情報を探していました。
ゆえに、結果が出るまでの不安な心境は痛いほど共感できます。
だからこそ「何らかのアクションを起こしたい」という学生の力になれるよう、今回のお礼メールに関しての記事を執筆しようと思いました。
技術的に押さえるべきポイントや、お礼メールが実際にどこまでの効果があるのか、については事細かくお伝えしたつもりです。
僕は7年に渡って就活を研究しているので、今回共有した内容は必ずあなたの就活に役立ってくれる内容だと自負しています。
根拠としては十分だと思うので、ぜひ自分の就活ノウハウに肉付けして実践してみてください。
ひとりでも多くの就活生が笑顔で就活を終えられるよう、微力ながら応援しております。
ちなみに、この記事を読み終わったら「最終面接の結果はいつ来る?【1週間が目安は本当でした!】」も読んでみてください。
最終面接の結果が来るまでの目安をまとめています。
最終面接を受けて結果が出るまでドキドキや不安を感じている人は、ぜひ読んでみてくださいね。
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりますね。
【本記事の要点】
- お礼メールはリスクなく感謝や個性を伝えられるので、送ったほうが良い。
- お礼メールを送る際は、できるだけ人事の時間を奪わないように工夫することが大切である。
- つまらないテンプレートをコピペしても仕方ないので、できるだけ個性の伝わる文章を作成する。
- 個性を伝えるには、面接を経験した自分にしか話せないような内容を書くのが重要である。