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【法学部の就職先一覧】法学部生はどんな進路・企業を選択する?

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
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就活生や転職者のみなさん、こんにちは!

これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!

 

「法学部」と聞くと、弁護士などの専門職をイメージするかもしれないですが、民間企業に就職する人の方が多いんですよね。

なぜなら「法律」に関する知識は、企業でも活かせるからです。

 

今回はそんな法学部の主な就職先について詳しく解説していきます。

現在、法学部に在籍している人も、法学部への入学を検討している人も、ぜひ参考にしてくださいね!

 

法学部の就職先ですが、弁護士しか想像がつきません!

法学部から弁護士になる人は一握り。他にどんな進路を歩むのか一緒に見ていこう!

法学部の主な就職先|業界と企業例

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法学部というと弁護士や政治家などのイメージが強いかと思いますが、これらの職業に就く学生はほんの一握りです。

 

では、法学部の学生はどんな業界や職種を目指して就活しているのか?

今回は法学部の学生が実際にどんな企業に就職するのか、いくつかの大学の就職先を調査してみました。

法学部の就職先として多かった業界は以下の通りです。

 

【法学部の就職先として多かった業界】

  1. 法律関係
  2. 公務員・公立学校教員
  3. 金融業・保険業
  4. 製造業(メーカー)
  5. 情報通信業
  6. 建設業
  7. 不動産業

 

法学部では、法律はもちろんのこと法律の適用状況や国内外の政治、ビジネス方や経済などの幅広い知識を得ることができます。

したがって、法曹以外にも活躍できる分野は無数にあるのです。

 

法学部の学生の興味は多岐にわたり、企業側からしても幅広い知識を持った法学部の学生のニーズは高いです。 

それでは、ここからは法学部の学生の就職先について詳しくみていきましょう。

 

① 法律関係

 

法学部の就職先としてまず挙げられるのが「法律関係の仕事」です。

法律関係と言うと弁護士や検察官、裁判官などの「法曹」の職業をイメージされるかと思います。

しかし、これらの職業は国内最難関の司法試験に合格できないと就くことができません。

 

司法試験を受けるためには、大学で法律系の学部を卒業したあとに法科大学院(ロースクール)に通うのが一般的とされています。

そのため、大学を卒業してすぐに法曹の道に進むことは滅多にないでしょう。

 

ただし、法律関係の仕事が全て司法試験に合格してからでないとできないものばかりではありません。

資格がなくても法律事務所や行政書士事務所、裁判官事務所などに就職することは可能です。

 

仕事と同時進行で試験の勉強をする人も少なくはないので、法曹を目指す学生はサポート役として法律関係の仕事に就くケースもあります。

司法試験は非常に難易度が高いので、法曹の道に進む学生の割合は非常に低いです。

 

法律関係の就職先例 

弁護士、行政書士、司法書士、社会保険労務士、弁理士、検察官、家庭裁判所調査官、裁判官事務官、裁判官、検察事務官、労働基準監督官など

 

② 公務員・公立学校教員

 

法学部の学生は国家公務員や地方公務員、警察官や消防官などの「国や自治体に関する仕事」に就職する割合が高いです。

 

もともと公務員を目指して法学部に入る学生もいますし、中には法学部で学ぶうちに国や自治体の運営に興味を持つ学生もいます。

とくに法学部の政治学科では国や地方の政策について学ぶことも多いため、住民のより良い生活のために行政運営をしたいと考えるようになる学生は多い。

 

公務員試験で出される問題は法律関係がほとんどなので、法学部は公務員を目指す学生にとって非常に有利な学部だと言えますね。

 

また法学部には、公務員である公立学校教員を目指す学生も割合として多いです。

法学部とは無縁なイメージがありますが、教職向けの単位をとって試験にさえ受かれば法学部でも教員を目指すことは可能です。

 

公務員・公立学校教員の就職先例

国家公務員、地方公務員、教職員、警察官、消防官、自衛官、国税専門官、海上保安官、刑務官、法務教官、入国審査官など

 

③ 金融業・保険業

 

法学部の学生の就職先としてもっとも多いと言っても過言ではないのが「金融・保険業界」です。

どの大学を見ても金融・保険業界への就職率が非常に多く、大学によっては就職先企業のTOP3全てが金融業界に独占されていることもあります。

 

どの企業にも法務は不可欠ですが、お金を扱う金融・保険業界はとくに法律が重要視される傾向にあります。

そのため、企業としても法学部の学生のニーズが非常に高いのです。

 

金融業の就職先として選ばれることの多い銀行では、主に「預金業務」と「貸付業務」の2つの業務を担当することになります。

個人や法人相手にお金の貸し借りを行うことが、銀行員のメイン業務です。

 

保険業に就職する場合は、個人や企業に対して保険の加入を提案することがメインの業務になるでしょう。

給料が高い一方で、厳しいノルマや社内の競争に追われて、精神的に追い込まれてしまう方も少なくありません。

そのため、給料や会社の規模だけではなく、仕事内容に関しても慎重に検討することが大切になります。

 

金融業・保険業の就職先例 

日本政策金融公庫、三井住友信託銀行、三菱UFJ銀行、みずほフィナンシャルグループ、ゆうちょ銀行、りそな銀行、朝日生命、かんぽ生命保険、住友生命、日本生命、第一生命保険、明治安田生命など

 

④ 製造業(メーカー)

 

意外に思われるかもしれませんが「製造業」も法学部からの就職が多い業界です。

製造業と一口に言っても分野はさまざまで、重工業から軽工業までの幅広い就職先があります。

食品の製造はもちろん、化学製品や金属製品、石油製品などの製造に携わることができます。

 

製造業の就職先は非常に多いため、自分の興味がある分野に就職しやすいところがメリットですよね!

法律関係の仕事だけではなく、営業や事務、マーケティングなどの多岐にわたる職種に就くことが可能です。

 

製造業の就職先例 

積水化学工業、伊藤園、象印マホービン、伊藤ハム、ダイキン、大塚製薬、大正製薬、コカ・コーラ、ニトリ、富士フイルムメディカル、丸美屋食品工業、三菱電機エンジニアリング、資生堂ジャパン、村田製作所など

 

⑤ 情報通信業

 

年々需要が増大している「情報通信業」も法学部の卒業生が進む割合の高い業界です。

一口に情報通信業と言っても、その中でさらに5つの仕事に分類されます。

 

  1. 通信業:固定電話や携帯電話、無線センターなど
  2. 放送業:テレビ局やラジオ局
  3. 情報サービス業:ソフトウェア開発会社やゲームソフト会社
  4. インターネット付随サービス:ポータルサイト運営会社やウェブコンテンツ提供会社
  5. 映像・音声・文字情報制作業:テレビや映画の制作、出版・広告・新聞社など

 

見ていただくと分かると思いますが、情報通信業には本当に幅広い職種が含まれています。

一般的な企業と同じように営業や企画、生産やマーケティングなどの分野があり、業界ごとの特徴的な仕事もあります。

 

一般的に情報通信業には大企業が多いので、比較的安定している業界だと言えるでしょう

「常に最新の技術や情報に触れられる」ということもあり、いろいろな人と関わりながら刺激的な仕事をしたい学生におすすめの業界です。

 

公共性の高い仕事が多いため、社会に貢献している実感を得られやすいところが大きなメリット。

ただし競争が激しい一面もあるので、企業選びには慎重になる必要があります。

 

情報通信業の就職先例 

NTTドコモ、日本マイクロソフト、KDDI、朝日新聞社、サイバーエージェント、伊藤忠テクノソリューションズ、富士通、日立ソリューションズ、日本放送協会、日本テレビ、読売新聞、楽天、東日本放送など

 

⑥ 建設業

 

建設業」も法学部卒の方が就職する割合の多い業界。

業務内容は、建物を作るための計画から現場の管理、完成した建物の設備管理など非常に幅広いと言えます。

 

主に法学部を卒業した方は、建設業界の中でも以下の職種につくことが多いです。

 

  • 営業
    不動産会社や観光庁など、社内の各部門とお客様とコミュニケーションを取りながら自社の技術を提案して工事の受注を目指します。
    お客様と社内の橋渡しをし、引き渡しまでサポートをする仕事です。
  • 施工管理
    工事現場にて、安全・環境・原価・工程・品質などを管理する仕事です。
    工事の進捗状況や業者の管理、工程の管理や材料の手配など業務は多岐にわたります。

 

一見法学部と関わりがないように思えますが、建設は法律とは切っても切り離せないもの。

建物を建てる前の申請や建てている最中も、建築基準法や国土利用計画法などの法律を遵守して適切に行う必要があります。

したがって建設業は、法律や政治に精通している法学部の学生の就職先としては適していると言えるでしょう。

 

建築業の就職先例

大東建託、一条工務店、大和ハウス工業、積水ハウス、住友林業、鹿島建設、大林組、清水建設、竹中工務店など

 

⑦ 不動産業

 

建設業同様に「不動産業」も法律とは切っても切り離せない業界です。

日本での土地売買には、必ず宅地建物取引業法などの法律が付きまといます。

とくに不動産業は、ビジネスの根幹に法律が関わっている業界なので、法学部の就職先として人気なのです。

 

実際、有名私大の法学部学生の就職先トップ10を見てみると、不動産業界の企業が多数ランクインしています。

 

不動産業界で重宝される資格である宅地建物取引士(宅建)は、民法など法学部で学ぶ法律からの出題も多い傾向にあります。

そのため、法学部の学生にとって不動産業界は、非常に有利な業界だと言えるでしょう。

 

不動産の売買や賃貸だけではなく、不動産投資や不動産開発などの幅広い業務を担える業界です。

若いうちから責任のある仕事を任せてもらいやすいメリットがある一方で、体育会系の職場が多いので注意が必要。

プレッシャーや体育会系のノリが苦手な学生は、避けた方がいいでしょう。

 

不動産業の就職先例

野村不動産、住友林業ホームサービス、パナソニックホームズ、三菱地所、三井不動産、オープンハウス、レオパレス21、東京建物など

 

法学部生が民間企業への内定を取るのに使えるサイトは?

ここまで紹介したように、法学部生は民間企業に就職する人が多いです。

よって自分に合う民間企業を効率よく探すこと、加えて選考対策を進めることが重要になってくる。

 

効率よく民間企業を探すなら、「逆求人サイト」が一番おすすめです。

逆求人サイトはプロフィールを登録したら、あとは企業からのスカウトを待っておくだけでOK。

手間を省いて、効率的にあなたに合う企業との出会いを増やせます。

 

これまで200以上のサイトを見てきた僕がおすすめする逆求人サイトは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つ!

どちらも完全無料なので、ぜひこの機会に利用してくださいね。

 

 

なるほど!法学部といっても民間企業へ就職する人が多いんですね!

そうだよ!だからこそ、早めから有益なサイトを活用して動き出すことがポイントになってくるよ!

法学部生におすすめの企業の探し方

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ここまで解説したとおりで、ほとんどの就活生が「民間企業」に就職します。

公務員を志望している人でも、公務員試験に落ちて民間に切り替える人も多い。

 

よって法学部生はしっかりと企業の探し方を押さえて置く必要があります。

 

企業の探し方に関して、ほとんどの就活生がマイナビとリクナビを使います。

その結果、マイナビやリクナビに掲載されている有名企業の倍率はめちゃくちゃ上がってしまうんですよね。要するに内定を獲得しにくい。

 

そこでマイナビやリクナビを使う以外の方法も押さえておきましょう。

就活マンがおすすめする優良企業の探し方9選」という記事を書いてまとめておいたので、法学部生はぜひこの記事を参考に企業探しの手段を増やしておいてください!!

 

なるほど!法学部生は民間企業に就職することが多いからこそ、早めから企業探しの手段をしっかり把握しておくことが重要なんですね。

まさにそのとおり!企業探しの手段を1つでも多く知っているだけで、就活しやすくなるからね。

大学別の法学部の就職先一覧

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法学部卒の学生の主な就職業界と企業についてみてきました。

法学部に進んでどんな企業に就けるのかは、大学が公開している「法学部の主な就職先」をチェックすれば一目瞭然です。

 

企業によっては、「同じ大学から毎年卒業生を採用する」なんて傾向もあるので、通っている大学名が有利に働く可能性がある企業を見つけ出すこともできるでしょう。

 

ただし、大学の実績アピールのために大企業や有名企業のみを掲載しているケースも非常に多いです。

特定の大学の法学部出身だからといって、必ず記載されているような有名企業に就職できる訳ではない点を理解しておきましょう。

 

① 中央大学の法学部の主な就職先(=私立・中堅大学)

 

司法試験の合格者全国No.1にも輝いたことがある中央大学。

「法学部といえば中央大学」と認識している人も多いほど、法学部の学生の教育に力を入れています。

 

そんな中央大学の2020年における主な就職先は、以下のようになります。

 

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出典:中央大学

 

就職先企業としてご紹介した「公務員や金融・保険、製造業や通信・情報サービス業界」への就職率が高いことが分かりますね!

 

就職先企業トップ20についても抜粋してみました。

 

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法学部のトップ大学なだけあり、都庁や国税庁、各自治体への就職が多いことが分かります。

トップ20を占めているのは、「公務員や金融・保険業、製造業(メーカー)」ばかり。

中央大学は進学者も多いため、法曹を目標としている学生が多いことも予想されます。

 

② 早稲田大学の法学部の主な就職先(=私立・上位大学)

 

首都圏トップの頭脳を持つ学生が集まる早稲田大学。

司法試験に関しては日本有数の合格実績を持っていますが、民間企業への就職率も非常に高い点が特徴です。

法曹・民間の両方を目指す学生がいる大学となっています。

 

そんな早稲田大学法学部の学生の主な就職先は、以下のようになります。

 

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出典:早稲田大学

 

2016年と少し古いデータになりますが、早稲田大学も中央大学同様に「公務員や金融・保険業、製造業」への就職率が非常に高くなっています。

とくに金融・保険業への就職者が多いところが特徴的ですね。

 

13位にランクインしている「ワークスアプリケーションズ」は、海外にも拠点を持つソフトウェアやコンサルティングを提供する企業です。

さすが早稲田大学なだけあり、就職先は国家公務員や大企業ばかりですね。

 

③ 大阪大学の法学部の主な就職先(=国立・上位大学)

 

東京大学や一橋大などには知名度で劣る大阪大学も、実は法学部が強い大学。

司法試験の合格率40%以上を叩き出すこともあり、合格率だけを見れば早稲田大学などを含むほかの上位大学よりも数値は高いです。

 

そんな大阪大学の主な就職先は、以下の通りです。

 

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出典:大阪大学

 

こちらは公務員だけのデータになります。

言語とコミュニケーション力を育むことをミッションとしているため、大阪が大学からは外務省や中央省庁などに就職する学生が多いです。

ここには記載されていませんが、関西だけではなく東京や神奈川の役所へ就職する学生もいらっしゃいます。

 

民間企業の就職先も抜粋してみました。

 

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今まで見てきた大学とは違い、電気・ガスや運輸・郵便業に就く学生も多いことが分かりますね。

 

④ 関西大学の法学部の主な就職先(=私立・上位大学)

 

次に紹介するのは、大阪府にある私立大学「関西大学」の法学部の就職先です。 

関西大学は、偏差値60の上位大学です。

 

2019年度の就職実績を見ていきましょう。

 

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引用:関西大学「就職先一覧【法学部】

 

上記のグラフを見ると、さまざまな業界への就職実績があることがわかりますね。

「公務員、サービス業、金融業・保険業」へ就職した人の割合が、約17%と同等の結果になりました。

 

次に製造業が13.4%、卸売業・小売業が12%となっています。

その他にも、建設業や運輸業などへの就職も見られます。

 

就職先の企業名も掲載されていました。量が多いので、一部抜粋して紹介していきますね。

 

業種

企業名

公務員

国家公務員一般職、国税専門官、財務専門官、警察官、県や市の職員など

金融業・保険業

三井住友信託銀行株式会社、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社みずほフィナンシャルグループ、朝日生命保険相互会社など

製造業

株式会社伊藤園、伊藤ハム株式会社、コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社、積水化学工業株式会社など

卸売業・小売業

株式会社赤ちゃん本舗、イオンリテール株式会社、エプソン販売株式会社、株式会社ヤマダ電機など

サービス業

エン・ジャパン株式会社、日本郵便株式会社、コナミスポーツ株式会社、西日本高速道路株式会社など

情報通信業

ソフトバンク株式会社、株式会社日立システムズ、楽天株式会社、富士通株式会社など

不動産業

住友不動産販売株式会社、野村不動産株式会社、パナソニックホームズ不動産株式会社など

建設業

株式会社一条工務店、積水ハウス株式会社、大東建託株式会社、タカラスタンダード株式会社など

運輸業・郵便業

SGホールディングス株式会社、全日本空輸株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、福山通運株式会社など

 

どの業種も大手企業が含まれています。

法学部で学んだ知識や経験は、業界問わずニーズがあるということですね。

明確な数字は記載されていなかったですが、法曹界を目指して進学する人も少なくないようです。

 

⑤ 名城大学の法学部の主な就職先(=私立・中堅大学)

 

5つ目に紹介するのは、愛知県にある私立大学「名城大学」の法学部の就職先です。 

名城大学は、偏差値50の中堅大学になります。 

2020年の就職実績を見ていきましょう。

 

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引用:名城大学「業種別就職状況

 

最も多いのは「卸売・小売業」で23.7%。

次いで「サービス業」が16.1%、「公務員」が15.3%となっています。

 

関西大学と同じく、さまざまな業界へ就職していますね。

就職先の企業名も掲載されていたので、合わせてチェックしていきましょう。

 

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引用:名城大学「主な就職先

 

卸売・小売業の企業名はあまり掲載されていないようですが、サービス業の大手企業が目立ちますね。

 

また、地元の東海地方で公務員として就職した人も多く見られます。

市役所をはじめ、警察本部や消防本部などさまざまです。

 

ちなみに2020年は大学院へ進学した人は1人のみ。

ほとんどの人が一般企業や公務員へ就職しています。

 

⑥ 帝京大学の法学部の主な就職先(=私立・中堅大学)

 

6つめに紹介するのは、東京都にある私立大学「帝京大学」の法学部の就職先です。

帝京大学は、偏差値47.5の中堅大学になります。

2020年の就職実績は、以下のとおり。

 

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引用:帝京大学「卒業後の進路実績

 

「公務員」が22.4%、「サービス業」が17.5%、「小売・流通業」が13.3%という結果になりました。

 

とはいえ、他の業界へ就職している人も一定割合いますね。

帝京大学でも、就職先の業界は幅広いということがわかりました。

 

法曹界を目指すために大学へ進学した人は、全体の4.5%です。

 

続いて、主な就職先の企業名も見ていきましょう。

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引用:帝京大学「主な進路

 

掲載されている就職先の半数は公務員です。

省庁や国税局、警察本部などがあります。

先に紹介した関西大学や名城大学と同じように、やはり公務員になる人が多いのですね。

 

⑦ 北海道大学の法学部の主な就職先(=国立・上位大学)

 

最後に紹介するのは、北海道にある国立大学「北海道大学」の法学部の就職先です。

北海道大学は、偏差値57の上位大学になります。

こちらは、平成30年度(2018年度)の就職実績が掲載されていました。

 

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引用:北海道大学「産業分類別就職者一覧

 

細かくて少し見づらいかもしれませんが、最も多いのは「公務員」です。

国家公務員と地方公務員合わせて35.4%という結果になりました。

 

次いで「情報通信業」が18.4%、「金融業・保険業」が14.2%、「卸売・小売業」が9.3%、「製造業」が8.4%となっています。 

また大学院へ進学した人の割合は16%ほどです。

 

北海道大学で就職率が高い5業種の主な就職先は、以下のとおりです。

 

業種

企業名

公務員

内閣府、経済産業省、厚生労働省、入国管理局、地方検察庁、家庭裁判所、法務局、県庁、市役所など

情報通信業

SCSK北海道株式会社、NTTデータフォース株式会社、ソフトバンク株式会社、日本放送協会など

金融業・保険業

株式会社三井住友銀行、株式会社りそな銀行、株式会社北海道銀行、日本生命保険相互会社、株式会社かんぽ生命保険など

卸売業・小売業

伊藤忠商事株式会社、札幌トヨタ自動車株式会社、株式会社セブン‐イレブン・ジャパン、株式会社ニトリなど

製造業

旭化成株式会社、新日鐵住金株式会社、三菱電機株式会社、東芝インフラシステムズ株式会社など

 

北海道大学も、幅広い業種へ就職していることがわかります。

 

7つもの大学の法学部の主な就職先を見てきたけど、とにかく「公務員・保険業・金融業」への就職がめちゃくちゃ多いことが分かるよね!

法学部だからと言って、弁護士など専門職種に就く人は少ないことがよく分かりました。

法学部出身者が就く主な職種

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次に「法学部出身の人がどんな職種につくのか」について解説していきます。 

法学部の学生は、法律を熟知したオールラウンダーとも言える存在。

 

実際に就職先で法律の知識を活かす機会がない職種に就いても、大学で学んだリーガルマインドやゼミで培った調整力は必ず役に立ちます。

そのため、法曹や法務に関する職種以外でも活躍する先輩方は非常に多いのです。

 

そんな法学部出身者は、法曹や公務員を除くと以下の職種につくことが多いです。

それぞれの仕事内容について、詳しくみていきましょう。

 

【法学部生が就く主な職種】 

  1. 法務
  2. 人事・経理・総務
  3. 労務
  4. 営業

 

① 法務

 

法務職は、企業では欠かせない法律を扱う職種のこと。

一概に法務職と言っても業務にはいくつか種類があり、仕事内容は全く違います。

 

ここでは、法務食の仕事内容を4つに分けて解説します。

 

【法務職の4つの種類】

  • 契約・取引法務
    企業間の契約や取引に関する法務。
    売買契約や秘密保持契約、業務委託契約などの契約書を確認したり作成したりすることが主な業務内容です。
  • 機関法務・組織法務
    株主総会や取締役会など、会社運営に関する法務を問い扱う職種です。
    会社法や株式の発行、子会社の設立など運営に欠かせない法的手続きを担います。
  • コンプライアンス・社内規定
    会社の信頼を守るために、コンプライアンスの周知徹底を促進する仕事です。
    社内の研修や相談窓口の設置、社内規定の作成や整備を行なっていきます。
  • 紛争対応法務
    取引企業や消費者などと問題が発生した際に、法務が間に入って対応することがあります。
    とくに訴訟になった場合は、法務の知識がある人がメインとなって対応していきます。

 

② 人事・経理・総務

 

人事・経理も、法学部出身者が就職することの多い職種です。

企業によって担当する業務は異なりますが、ここではメインとなる業務内容をご紹介していきます。

 

  • 人事
    社員の採用から退職までをサポートする職種です。
    採用はもちろん、教育・研修や人事評価などを通して、企業の活性化を図っていきます。
  • 経理
    企業活動で発生するさまざまなお金の情報を収集して、帳簿に記帳することが主な業務です。
    年次決算日にまとめる決算書の作成を目的に、社内のお金の動きを管理していきます。 
  • 総務
    企業の事務業務および各部門の管理業務を担う職種です。
    経営トップのサポート業務や社内の折衝業務などを行います。

 

③ 労務

 

労務の仕事は「労働者が安心して働けるための環境づくり」をすることです。

労働環境の整備や給料計算、福利厚生や社会保険の手続きなどを行う職種になります。

 

労働環境などのトラブルがあった際に、企業と従業員の橋渡しをする立場です。

問題解決を迫られる難しい職種ですが、従業員をサポートできる大きなやりがいが感じられる仕事だと言えるでしょう。

 

④ 営業

 

営業は自社のサービスの魅力をより多くの顧客に伝え、企業と顧客の架け橋となる職種です。

顧客の問題や課題に対する解決策を一緒に考え、提案していく仕事になっています。

 

営業には、既存の顧客に対して提案を行う「ルート営業」と新しい顧客を開拓する「新規開拓営業」の2種類があります。

飛び込みや厳しいノルマが苦手だという学生は、ルート営業での就職がおすすめです。

 

法務職はまさに法学部生がぴったり合う仕事だよ。気になる職種があれば、ぜひ挑戦してみよう。他の学部の就活生と差別化できるからね! 

法学部出身者が就職するためのポイント

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法学部は、さまざまな業界へ就職しやすい学部です。

公務員、金融業、保険業、製造業、商社など、選択肢はたくさんあります。

とはいえ、安心しきってしまうのは危険!

 

「法学部だから余裕でしょ」なんて考えは捨てて、気を引き締めて就職活動をおこないましょう。

この章では、法学部出身者が就職するためのポイントを3つ紹介します。

 

① 自分の適性や興味がある分野を明確にする

 

いくら就職先の選択肢が多いと言っても、自分に合わない職種に就いてしまっては意味がありません。

自分の適性や興味がある分野を明確にして、エントリーする企業を決めることが大切です。

 

興味を持った科目に関する業界や、自分の性格に合った職種など、しっかり考えてみましょう。

悩んだり迷ったりしたときは、就職課や先輩などに相談してみてくださいね。

 

ちなみに自分の職務適性などは深い自己分析によって完了することができます。

マンガで分かる自己分析の8ステップ」という記事を書いたので、ぜひこちらを参考にしてみてください!!

 

② インターンシップに参加する

 

興味がある企業のインターンシップには、積極的にに参加しましょう。

何事も経験が大切です。

インターネットや本だけでは、十分な知識や感覚は得ることはできません。

 

実際に業務を体験することで、仕事に対する理解も深まるし、自分の適性を再確認することもできます。 

インターンシップは一般企業だけでなく官公庁でも実施しているので、ぜひ参加してみてくださいね。

 

ちなみにインターンシップは長期がおすすめです。

1日だけのインターンは、ただの会社説明会で終わることが多いので、、、!

 

③ 資格を取得する

 

資格の取得は、法学部だからこそ就職活動に役立ちます。

法学部の学生におすすめの資格は以下のとおり。

早めに資格を取得して、就活対策をすることをおすすめします!

 

【法学部生におすすめの資格】

  • 日商簿記:業界問わず経理業務に役立つ
  • TOEIC:グローバルに活躍する企業への就職に役立つ
  • 宅地建物取引主任者:不動産業への就職に役立つ
  • ファイナンシャルプランナー:金融業や保険業への就職に役立つ
  • ビジネス実務法務検定:多くの業種に適用できる

これらの基本ポイントを押さえて、内定の獲得率を高めようね!! 

 

\法学部生に特に読んでほしい記事がこちら!/

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今回のまとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

法学部生の主な就職先について理解できたと思います。

 

とにかく「公務員・保険・金融」への就職が多いですね。

法学部だからこその知識を活かせる職種なので、他の就活生と差別化できるのが魅力です!!

 

ぜひ法学部だからこその自己PRを用意したり、知識を活かせる企業を早めから探すようにしてみてください。

選考の突破率を高めるための知識を、この就活攻略論では毎日伝え続けるので!!