今回の記事では、大学中退者におすすめの転職サイトについてバシッと解説します!
(サイトを有効活用するコツや、就活成功の秘訣なども共有するよ!)
こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
一般的に就活や転職活動をするときには、就活・転職サイトが活用されます。
なかには単に求人を掲載するのではなく、専任の担当者がついて企業探しや選考対策を手伝ってくれる有用なサイトも少なくありません。
ただ、大学を中退した人は具体的にどのサイトを利用すべきよくわからないものですよね。
大衆向けのサイトでは大学中退者に理解のある求人が少ないことも珍しくないので、自分に合ったサービスを吟味した上で登録先を決めることは重要です。
そこでこの記事では、大学中退者におすすめの就活・転職サイトを厳選して5つ紹介します。
後半では、就活支援サービスを有効活用する秘訣やそもそも大学中退者の就活は難しいのか?といった疑問にも回答していくので、ぜひ参考にしてください。
大学を中退した場合、どのサイトを使うべきか悩みますよね。
そうだよね。ただ、大学中退者向けのサイトもいくつかあるので、それらを優先して使うのがおすすめだよ!
- 大学中退者は転職サイトではなく就活サイトを使うべき
- 大学中退者におすすめの就活・転職サイト5選
- 大学中退者が就活・転職サイトを最大限活用するポイント
- そもそも大学中退者の就職・転職は難しいのか?
- 大学中退者の就職・転職が難しい理由
- 大学中退者の主な進路とは?
- 大学中退者が就活を成功させる秘訣
- 本記事の要点まとめ
大学中退者は転職サイトではなく就活サイトを使うべき
おすすめのサイトを紹介する前に、まずは前提となる重要な内容を共有しますね。
この記事を読む人は、転職サイトの利用を検討しているかと思います。
ただ結論からいうと、基本的に転職サイトより就活サイトを使うべきなんですよね。
これらは対象者を分けてサービスを展開していることが多いので、登録前に自分に適したサイトを知っておくことは重要です。
おすすめのサイトは次章にて紹介しますが、まずは転職サイトではなく就活サイトを使うべき理由についてさくっと確認していきましょう。
【大学中退者が転職サイトではなく就活サイトを使うべき理由】
- 転職サイトは社会人経験を持つライバルが大半なため
- 転職サイトは中退者を対象とする求人があまり多くないため
理由① 転職サイトは社会人経験を持つライバルが大半なため
そもそも転職サイトは、転職希望者に向けてサービスを展開しています。
簡単に言い換えると、一回以上は社会人経験を持つ人を対象としているわけですね。
つまり社会人としての就業経験がない大学中退者の場合は、転職サイトを使うと求人探しをする上で不利になりやすいです。
単純に学歴や経歴などを比較したときに、ライバルに見劣りしやすいんですよね。
ただ就活サイトであれば、社会人経験のない人向けの求人を多く扱っているので、転職サイトのような不利な状況にはなりません。
とくに次章で紹介するような大学中退者の支援にも強いサイトを使えば、効率的に内定獲得を目指せますよ。
自分にとって不利な状況で就活をしないためにも、大学中退者は転職サイトではなく就活サイトを使いましょう。
理由② 転職サイトは中退者を対象とする求人があまり多くないため
2つ目の理由として、中退者向けの求人が少ないこともあげられます。
転職サイトは転職希望者向けにサービスを提供しており、一般的にこういったサイトでは中退者向けの求人はあまり充実していません。
その点、大学中退者の支援に強みを持つサイトなら、当然自分が対象となるような求人をより多く扱っています。
応募できる企業の選択肢が多いほど自分の希望に近い会社も見つけやすくなるので、紹介してもらえる求人の豊富さは重要な要素ですよ。
大学中退者が内定獲得を目指すなら、より多くの求人を紹介してもらえるような就活サイトを利用すべきといえるでしょう。
補足:大学中退者で就業経験のある人は転職サイトでもOK
ライバルの存在や紹介してもらえる求人数などを考慮すると、大学中退者は転職サイトより就活サイトを使うべきとお伝えしました。
初めて就活をする人が上記のようなことを知らないのは当然ですが、冷静に考えると就活サイトのほうが利点があると理解できたはずです。
ただ1点補足をすると、就業経験のある人は転職サイトの利用でも問題ありません。
大学中退という経歴を持っていても、社会人として働いた経験があれば、転職サイトでも実績重視で企業を紹介してもらえるからです。
もちろん学歴を懸念する企業から評価を受けるのは難しいですが、過去の勤務経験などを重視する企業なら正当な評価を受けられます。
大学中退者で就業経験のある人は、転職サイトの利用を検討するとよいでしょう。
なお、次章で紹介するおすすめのサイトは、就業経験のある・なしに関わらずサービスを提供してくれます。
大学中退者の支援に強みを持つサービスばかりなので、どのサイトに登録すべきわからない人は就業経験の有無を問わず参考にしてみてくださいね。
▼転職サイトを活用する3ステップ
» ホワイト企業に転職する方法(3ステップ)【転職を7年研究した僕の最適解】
なるほど、社会人経験を持つライバルや求人数の少なさを考えると、大学中退者は就活サイトのほうが利用メリットが大きいのですね。
まさにそのとおりなんだ。より効率的に内定獲得を目指すためにも、自分が登録すべきサイトの種類を適切に把握しておこうね。
大学中退者におすすめの就活・転職サイト5選
では次に、本題である大学中退者におすすめのサイトを共有していきます。
いずれも完全無料で使えるので、安心して利用を検討してみてくださいね。
ちなみに僕が今同じ立場に置かれたとしたら、上位で紹介している「就職Shop」と「UZUZ(ウズウズ)」にまず登録しますね。
その上で、東海エリアで就活するなら「アドプラ」も同時に利用します。
大学中退者の支援に強いサービスとはいえ、大卒の人材を対象とする求人と比べると1つのサイトで紹介してもらえる求人は少ないです。
そのため大学中退者が就活をするなら、持ち駒を増やすためにも2〜3社を併用すると効率的なんですよね。
僕が大学中退者なら利用する就活・転職サイトは、以下の5つです。
各サービスの概要について、順に詳しく見ていきましょう。
【大学中退者におすすめの就活・転職サイト】
- 就職Shop
- UZUZ(ウズウズ)
- アドプラ ※東海エリア限定(愛知/岐阜/三重)
- JAIC(ジェイック)
- ハタラクティブ
1位:就職Shop
就活サイトタイプ:エージェント
対象地域:関東・関西(現在すべてオンライン面談で対応中)
僕が大学中退者ならまず最初に登録するのが「就職Shop」です。
学歴や経歴などで不利になりやすい人を主な対象として、正社員の就職活動を丁寧にサポートしてくれるサービスですね。
利用者の9割が20代、利用者数はのべ10万人以上と実績豊富です。
人材業界大手のリクルートが運営していることからも、安心感がありますね。
書類選考なしで面接に進める
就職Shopの最大の魅力は、書類選考なしで面接に進めることです。
書類選考では学歴や経歴・資格といった基本的な内容を見られますが、就職Shopではこの選考がそもそもないんですよね。
そのため、学歴的に不利になりやすい大学中退者でもいきなり面接に進めます。
大学中退の経歴があるだけで書類選考に通過できないような企業は少なくないので、いきなり面接に進めることはやはり大きなメリットですね。
取り扱い求人のすべてが未経験者を対象としている
就職Shopでは、取り扱い求人のすべてが未経験者を対象としています。
これは言い換えると「学歴や職歴・社会人経験などを問わずに人材を採用している企業の求人ばかりである」ということ。
書類選考を実施しない企業は、肩書などではなく人物重視で人を評価します。
よって大学中退者でも、未経験から正社員就職を目指せるわけですね。
実際就職Shopでは、フリーターや高卒・中卒から入社した人が多数いるとのこと。
学歴に偏見なく評価してくれる企業が多いことは、大学中退者にとって非常に魅力的な要素でしょう。
直接訪問して取材した安心できる求人しか保有していない
一般的な就活サイトでは、際限なく企業の求人を掲載していることがあります。
しかし、就職Shopでは直接訪問して取材した企業の求人しか掲載しておらず、安心感を持って応募できるような会社しか取引がありません。
また直接取材しているからこそ、労働環境や職場の雰囲気・教育体制など、入社前に気になることがあればリアルな実態を気軽に確認できます。
登録企業は10,000社を超えているので、求人の選択肢が少なくて不満を抱くこともまずありません。
大学中退者が就活をするなら、正直利用しない理由がないほど有用なサイトかと。
個人的に全体のなかでも強く利用をおすすめしたいので、どのサイトに登録すべきかよくわからない人はまずは就職Shopを利用してみるとよいでしょう。
就職Shopの公式サイト:
2位:UZUZ(ウズウズ)
就活サイトタイプ:エージェント
対象地域:オンラインで対応可能
就職Shopの次におすすめな就活サイトは「UZUZ(ウズウズ)」です。
(理系出身者の場合は、理系に特化した「UZUZ(理系特化)」を利用できます。)
UZUZは、20代の第二新卒やフリーター・ニート向けに就活支援を提供しており、学歴などに自信がない人でも利用できるサイトですね。
キャッチフレーズに「失敗しない就職を」と掲げており、利用者との相性がよい仕事や会社を紹介してくれると定評があります。
利用者からの評価・入社後の定着率が高い
UZUZは、サポート対応満足度や信頼できる就活支援サービスなどの項目において、No.1の実績を保有しています。
利用者からの評価が高いことは、それだけサービスの質が高い証拠といえるかと。
また、入社後の定着率も96.8%とかなり優れた値になっています。
ミスマッチが起きたりブラック企業を紹介したりすると定着率は低くなりやすいので、いかに利用者に寄り添った支援をしているかがわかりますね。
利用者の評判だけでなく支援実績が優れているUZUZは、サービスの質の高さを重視する人でも納得できるサイトといえるでしょう。
独自の基準によりブラック企業を排除している
UZUZは、自社で独自に作成したブラック企業基準を保有しています。
この基準は、3,000社以上の企業を実際に訪問して作り上げたとのこと。
たとえば、残業時間が規定を超えていたり離職率が高かったりする企業は、ブラック企業基準を満たさないとして排除されています。
ゆえに、こういった優良度の低い企業は紹介されることがありません。
つまりUZUZでは、企業を紹介される段階である程度の優良度が保証されています。
ブラック企業の求人がないことは、どんな利用者にとってもメリットになるでしょう。
似た経験・経歴を持つカウンセラーがサポートしてくれる
UZUZのカウンセラーは、全員が元第二新卒・既卒となっています。
よって、カウンセラーは過去に自分と似た悩みや挫折の経験を持っており、利用者に寄り添ったサポートを提供してくれるんですよね。
入社後の定着率が高いのも、アドバイザーが利用者と同じ目線に立ってサポートしている部分が大きいのかもしれません。
似た経歴を持つ人から支援を受けたい人も、UZUZに登録してみるとよいでしょう。
UZUZの公式サイト:
理系出身者に特化したUZUZのサイト:
3位:アドプラ ※東海エリア限定(愛知/岐阜/三重)
就活サイトタイプ:エージェント
対象地域:東海エリア(愛知・三重・岐阜)
3つ目におすすめの就活サイトは「アドプラ」です。
アドプラはサポートの対象地域を東海エリアだけに限定して、就活・転職支援サービスを提供しているサイトですね。
エリアが限定されている分利用できる人も限られますが、東海地方の就活にはかなり強みを持つので、該当者は絶対に利用すべきですね。
東海エリアの企業数No.1・取引社数10,000社以上
アドプラは、東海エリアにおいて取り扱い企業数がNo.1となっています。
具体的には、同エリアの10,000社以上と取引があるとのこと。
具体的な内訳を見ても、大手や中小・ベンチャー企業まで幅広い会社と取引しているようでした。
東海エリアに限定しているだけあって、愛知県の会社やメーカー系の会社の求人がとくに多いようですね。
いずれにしても、東海地方で就職先を探すならかなり利用価値が高いかと。
もちろんメーカー系以外の会社とも多く取引があるので、どんな業種を志望している人にもおすすめできますね。
オンラインでの支援に対応している
アドプラは、リモートでの就職支援にも対応しています。
つまりサポートを受けるためにアドプラの事務所などに足を運ばなくとも、就活や転職活動を進められるわけです。
また、現在は東海エリアに住んでいない人が東海地方の企業を探す場合にも、現在の居住地からサポートを受けられます。
自宅からならより気軽にサポートを受けられるので、就職支援がオンラインに対応していることは魅力的な要素といえるでしょう。
アドプラの公式サイト:
https://www.ap-net.co.jp/service-introduction/
4位:ジェイック(JAIC)
就活サイトタイプ:就活エージェント
対象地域:東京・大阪・名古屋・九州
4つ目に紹介する就活・転職サイトは「JAIC」です。
JAICは個々人の「働きたい!」を叶えるために、利用者の属性に応じて幅広い就職支援サービスを提供しているサイトですね。
なかでも、20代の就職支援に強い「就職カレッジ」というサービスが有名です。
就活が初めての方にもおすすめしたい就職エージェント・安心して相談できると思う就職エージェントなどの項目でNo.1を獲得するなど、実績豊富なサービスですね。
未経験者の就職に特化
JAICが提供する就職カレッジは、未経験者の就職・転職サポートに強みを持っています。
実際に支援対象となる属性を見ても、フリーターや大学中退者・既卒・第二新卒の人などと記載がありました。
つまり大学中退者も最初から支援対象となっており、それゆえ大学中退に偏見がないような企業の求人も豊富に扱っているんですよね。
一般的な就活サイトでは大学中退者に理解のある求人は少ない傾向があるので、未経験者の就職に特化しているJAICは相性がよいといえます。
書類選考なしで面接できる集団面接会を開催
JAICの就職カレッジでは、優良企業と出会える面接会が開催されています。
具体的には、参加者の全員が書類選考なしで優良企業20社ほどと面接できるので、学歴的に不利になりやすい人でも内定獲得を目指しやすいんですよね。
入社後の定着率も91.5%と高く、安心して入社できる会社ばかりのようでした。
最短2週間で内定をもらえている人もいるようなので、できる限り早く内定を得たいと思っている人にもおすすめです。
JAICの公式サイト:
5位:ハタラクティブ
就活サイトタイプ:就活エージェント
対象地域:カウンセリング場所は10拠点(渋谷支店、立川支店、池袋支店、秋葉原支店、横浜支店、さいたま支店 大阪支店、名古屋支店、福岡支店)
最後5つ目に紹介する就活サイトは「ハタラクティブ」です。
前述のサイトと同様に、20代の就職・転職サポートに強みを持つサービスですね。
未経験OKの求人を豊富に保有しており、最短2週間で内定をもらえるとのこと。
できる限りすぐに働き始めたい人とも相性がよい就活サイトです。
学歴に自信がない人が非常に多く利用している
ハタラクティブは、スキルや経歴に自信がない人の就職・転職支援に特化したサービスです。
ゆえに、フリーターやニート・既卒・中退者などが主な支援対象とのこと。
実際の利用者データを見ても、37.9%が高卒・40.6%が大学卒・大学院卒者となっていました。
ほかのサイトと比べて高卒者の割合が高いことからも、学歴を重視する企業の求人が少ないとよくわかります。
利用者の86.5%が大企業に内定している
ハタラクティブの利用者は、大多数が大企業の内定を得ています。
具体的には、利用者の86.5%が社員数1,000名以上の大企業から内定をもらっているとのこと。
経歴に関わらず大企業への入社を目指せるのはとても魅力的ですよね。
待遇や教育体制などが優れた大手の会社に就職したい人は、「就職Shop」と「UZUZ(ウズウズ)」に加えてハタラクティブに登録してみるとよいでしょう。
ハタラクティブの公式サイト:
大学中退者が就活をするなら「就職Shop」と「UZUZ」への登録はマストだよ。その上で、自分が気になるサイトに追加で登録しておくのがおすすめだね。
大学中退者の支援に強みを持つようなサイトもいくつかあるのですね!
大学中退者が就活・転職サイトを最大限活用するポイント
大学中退者におすすめの就活・転職サイトを共有しました。
続いてこの章では、これらのサイトを有効活用するポイントをお伝えします。
(ちなみに、登録作業って面倒に感じると思いますが、後回しにすると忘れがちなのでこの場で登録だけでも済ませておくといいですよ!)
前章で紹介したようなサイトは使い方次第で就活を効率化できるのですが、逆に適切な使い方をしないとあまり効果を実感できないものなんですよね。
ここでは、僕がとくに重要と考える内容のみピックアップしました。
以下3つのポイントについて、順に確認していきましょう。
【大学中退者が就活・転職サイトを最大限活用するポイント】
- 利用者の評判がよいサイトに登録する
- まずは複数のサービスを同時に使ってみる
- 担当者の言葉を信用しすぎない
ポイント① 利用者の評判がよいサイトに登録する
1つ目のポイントは、利用者の評判がよいサイトに登録すること。
これは大前提となる内容ですが、非常に重要なポイントなんですよね。
というのも、知名度で登録サイトを選ぶと後悔するケースが多くあるから。
世の中には非常に多くの就活サイトが存在しますが、サービスの質の高さは知名度に比例するわけではありません。
そのため、あくまでも実際に利用した人の評価の高さで判断すべきなんですよね。
前章で紹介したサイトは、この点はもちろんクリアしているので心配不要です。
ただ、もしこの記事で紹介した以外のサイトを利用する場合は、登録前に必ず利用者の評判が悪くないか確認しておくようにしましょう。
ポイント② まずは複数のサービスを同時に使ってみる
まずは複数のサービスを同時に使ってみることも大切ですね。
就活サイトに登録すると専任の担当者がつきますが、結局は人と人なのでアドバイザーとの相性がどうしても生じるからです。
相性が悪い人だと、なかなか本音ベースの相談が難しいんですよね。
相手が熱意のある人でも、自分と合わない人では就活はスムーズに進められません。
その点で最初から複数のサービスに登録しておくと、自分と相性の良さそうな担当者を見極めることができ、変なストレスを感じずに済みます。
純粋に紹介してもらえる求人数も増えるので、とくに応募先が見つかりにくい大学中退者の就活ではこの点でも複数登録の価値は高いといえるかと。
目安としては、少なくとも2〜3社に登録しておくのがいいですね。
最初に登録するときは時間がかかるものの長い目で考えると効率的なので、就活を始めるときはまず複数のサービスに登録しましょう。
ポイント③ 担当者の言葉を信用しすぎない
3つ目のポイントとして、担当者の言葉を信用しすぎないことも重要です。
そもそも就活サイトは、求職者と企業の間に入って採用成立を斡旋することで、企業側から紹介手数料を受け取りサービスを提供しています。
つまり、ある意味で採用を成立させることがゴールなわけです。
そのため、なかには本音ベースで企業紹介や選考支援をするのではなく、内定を得やすい企業を紹介するような担当者も存在するんですよね。
よって担当者の言葉をすべて鵜呑みにしていると、自分とあまり相性がよくないような会社に入ってしまう可能性もあるわけです。
もちろん、上記のようなひどいケースが乱立しているわけではありません。
ただ、就活サイト側の構造を知らないで担当者を信用しすぎるとミスマッチを起こす可能性があるので、利用前に注意点として頭に入れておくようにしましょう。
知名度とサービスの質の高さが比例するわけではないのですね。たしかに利用者の評判を見ると、本当の質の高さを判断できそうです。
そのとおりなんだよね。その点でも前章で紹介したような就活サイトは、強く利用をおすすめできるような存在なんだ!
そもそも大学中退者の就職・転職は難しいのか?
次にこの章では、そもそも大学中退者の就活は難しいのか?という疑問に対してデータを用いて回答していきます。
まずは結論をお伝えすると、大学中退者であっても就職すること自体は難しくないですが、正社員としての就職はやや難しいです。
もちろん上記はあくまでも全体の傾向の話なので、大学を中退した人でも正社員として内定を得ることは可能ですけどね。
以下では、上述の結論に至ったデータを2つ共有します。
学歴別の就職率・正社員就職率について、順に確認していきましょう。
【大学中退者の就活・転職が難しいか判断する際に有用なデータ】
- 就職率は高卒と大卒でほぼ同じ
- 正社員就職率は大卒者が圧倒的に高い
データ① 就職率は高卒と大卒でほぼ同じ
1つ目に紹介するのは、高卒者と大卒者の就職率を比較したデータです。
以下は、厚生労働省が公表する就職内定率の推移をまとめたものです。
引用:厚生労働省「新規高等学校・大学卒業予定者の就職内定状況等について(令和2年 10 月末)」
このデータを見ると、全体を通して高卒者のほうが大卒者よりもむしろ優れた就職率になっているとわかります。
最新の数値を見ると、令和2年3月卒の3月末時点での就職率は高卒者で99.3%・大卒者で94.7%となっていますね。
つまり、大学中退者の就職すること自体のハードルは決して高くありません。
「大学を中退したことで就職できないのでは…?」などと不安になる必要はないので、今よりも楽観的に考えるとよいでしょう。
データ② 正社員就職率は大卒者が圧倒的に高い
2つ目のデータは、学歴別の正社員就職率をまとめたものです。
以下は、独立行政法人労働政策研究・研修機構が実施した調査結果を引用しました。
対象 | 正社員就職率(%) |
---|---|
中学卒 | 20.9 |
高校卒 | 44.3 |
大学・大学院卒 | 57.8 |
大学・大学院中退 | 26.4 |
このデータからは、大学中退者の正社員就職率が低いことがわかります。
大卒者の就職率と比較すると50%以下の数値となっていますね。
また純粋な高卒者と比べても、大卒中退者の割合は少なめとなっています。
あくまでも全体の割合を整理したデータですが、大学を中退してからの正社員就職はややハードルが高いことを理解しておくとよいでしょう。
大学中退の経歴があると、正社員として就職するのが難しくなるのですね。
全体の傾向からはそう結論を出せるね。ただそれでも全体の1/4以上は正社員として就職しているし、最初から諦める必要は一切ないよ!
大学中退者の就職・転職が難しい理由
続いてこの章では、一般的に大学中退者の就職・転職が難しいといわれる理由について解説します。
自分が置かれた立場を客観的に正しく把握するために、世間的な意見も知っておくことは重要なんですよね。
大学中退者の就職が難しいといわれる理由は、大きく2つあります。
以下の内容について、順に詳しく見ていきましょう。
【大学中退者の就職・転職が難しい理由】
- 最終学歴が高卒になるから
- 途中で投げ出すイメージを持たれるから
理由① 最終学歴が高卒になるから
大学を中退すると、最終学歴が高卒になります。
つまり求人時点で大卒者を募集する企業には、応募ができなくなるんですよね。
特定の資格がないと応募できない職種と同じように、学歴が理由で応募資格を満たせないケースが出てくるわけです。
また、一般的には大卒者のほうが裁量権の大きな仕事を任せられる傾向があります。
そのため会社自体に応募することはできても、自分が希望するような職種は大卒者しか受け入れていないケースも出てくるかもしれません。
もちろん、実力主義を採用するような会社は例外ですけどね。
まとめると、最終学歴が高卒になることで就職先の選択肢が限られてしまうわけです。
とくにやりたい仕事などが明確でない場合は問題ありませんが、応募資格として大卒を求められる可能性があることは知っておくとよいでしょう。
理由② 途中で投げ出すイメージを持たれるから
大学を中退すると、途中で投げ出すようなイメージを持たれることも多くあります。
世間的には大学に入るとそのまま卒業する人が大半なので、反対に中退した人は何かしらの問題があると思われやすいんですよね。
そして途中で投げ出すような印象は、企業からするとイメージが悪いです。
社員の採用活動や教育には多大なコストがかかるので、会社では基本的に長期的に働く人材が求められているからですね。
もちろん肩書などではなく人物重視で評価する会社であれば、上記のような世間的なイメージは問題になりません。
とはいえ、ときには大学中退というだけでネガティブな視線を送られる可能性もあるので、就活を始める前に懸念点として把握しておくとよいでしょう。
最終学歴が高卒になると、応募先が限定されることがあるのですね。
日本ではとくに社会的信用が重視されやすいからね。この点を納得できない人は、実力主義を採用するようなIT企業などを志望するといいよ。
大学中退者の主な進路とは?
続いてこの章では、大学中退者の主な進路について解説していきます。
この記事を読んでくれている人のなかには、そもそも就職すること自体を迷っている人もいると思うからです。
大学中退者の進路として考えられるものは、大きく以下の4つです。
自分にとってよりよい人生とするためにも、改めて選択肢を整理しておきましょう。
なお詳しくは「【大学中退後の進路一覧】就職成功の秘訣も合わせて共有します!」にて解説しているので、こちらも合わせて参考にしてください!
【大学中退者の主な進路】
- フリーター
- 就職
- 起業
- その他(大学進学・留学・ニート)
進路① フリーター
1つ目の進路はフリーターです。
フリーターは特定の職種には就かないで、アルバイトや日雇いの仕事によって生計を立てていく生き方ですね。
フリーターのメリットは、やはり自由な時間が手に入りやすいこと。
アルバイトとしてでも、自分のやりたい仕事に着手しやすい点もメリットですね。
一方で経済的に不安定であったり、その後に就職を考えたときにネガティブ要素になりやすかったりする点はデメリットです。
もちろん生き方は人それぞれが納得できるものを選ぶべきですが、大学中退後にフリーターになる場合はデメリットも把握しておくことをおすすめします。
進路② 就職
就職は、もっとも一般的な進路といえるかもしれません。
前章までで紹介してきたように、特定の企業に入ることで生計を立てる形ですね。
基本的に毎月の固定給があるので、フリーターよりも生活が安定します。
安定性や将来性などを考えたときにも、メリットの大きい無難な選択肢かと。
デメリットとしては、基本週5日働くことになるので自由時間を確保しにくいことが考えられます。
とはいえこれは大多数のほかの人も同様なので、仕方のないことかもしれません。
大学中退の経歴があっても、正社員としての就職を目指すことは可能です。
安定的な生活を送りたい人は、一般企業への就職を目指して対策するとよいでしょう。
進路③ 起業
3つ目の進路として、起業する選択肢もあります。
特定の会社で働くのではなく、自ら事業を興して生計を立てる生き方ですね。
起業すると、自分の関心がある分野で仕事ができます。
そのため一般企業に魅力を感じなかったり、自分で強くやりたいことがあったりする人には合っているかもしれません。
もちろん誰もが成功できる世界ではないので、リスクの把握は必須ですけどね。
うまく事業が軌道に乗れば、高収入を得ることも十分に期待できます。
明確な事業アイデアがある人や自分でビジネスをすることに関心がある人は、1つの選択肢として起業も検討してみるとよいでしょう。
進路④ その他(大学進学・留学・ニート)
最後4つ目の選択肢は、大学進学や留学・ニートといった進路です。
一度大学をやめた後に学びたい分野が見つかった場合は、再度ほかの大学に入ったり留学したりするのもありかもしれません。
自分が関心のある分野であれば、改めて大学を卒業した後にも自分が心から興味を持てるような仕事に就ける可能性もあります。
それ以外の選択肢としては、ニートが考えられます。
ただ、ニートは経済面や社会的な信用を考えるとデメリットが大きすぎるので、個人的にはやはりおすすめできません。
ニートから就職を考えても、どうしてもマイナス評価を受けやすいですからね。
もちろん最終的な進路は、個々人が納得できるものを選ぶべきです。
自分の人生を納得できるものにするために、ぜひ最適と思える決断をしてくださいね。
経済的なことや社会的な体裁とかもあるけど、最終的に自分の人生を生きるのは自分だけだよ。後悔することがないように、ぜひ自分が納得できる進路を選んでみてね。
大学中退者が就活を成功させる秘訣
最後に本章では、大学中退者が就活を成功させる秘訣を共有していきます。
客観的なデータや世間からの見られ方なども紹介しましたが、大学中退者の就活は大卒者と比べると決して簡単とはいえません。
よって自分が納得できるような企業への入社を成功させたいなら、いくつかのポイントを意識しておく必要があります。
ここでは、就活を7年以上研究してきた僕が秘訣を6つまとめました。
以下の内容について、順に確認していきましょう。
【大学中退者が就活を成功させる秘訣】
- 就活サイトをフル活用する
- 未経験OKの求人に応募する
- 人手不足の業界を志望する
- 中退した理由を説明する
- 空白期間をできる限り短くする
- 資格を取得する
秘訣① 就活サイトをフル活用する
まず何より実践すべきは、就活サイトを最大限に活用すること。
大学中退者に理解のあるような会社を多く見つけることは、 大卒者向けの求人を探すのと比べて簡単ではありません。
また大学中退者の就活では、学歴的な部分をできる限りネガティブな印象を残さないように伝える必要があります。
これらを現実的にクリアするには、就活サイトの利用が圧倒的に効率的なんですよね。
大学中退者の支援に強い就活サイトでは、学歴や経歴といった表面的な肩書よりも人物重視で採用活動をおこなう求人を豊富に扱っています。
自分と似た境遇の人材も数多く支援しているので、アピール内容の質も高められます。
よって大学中退者が就活を成功させたいなら、これらのサイト利用は必須かと。
この記事では繰り返し伝えていますが、「就職Shop」と「UZUZ(ウズウズ)」を使えば大きく失敗することはまずありません。
世間的には不利になりやすい立場だからこそ、無料でプロが支援してくれるサービスを有効活用しましょう。
秘訣② 未経験OKの求人に応募する
2つ目の秘訣は、未経験OKの求人に応募することです。
未経験OKの求人は、学歴や経歴などを問わずに人材を募集しています。
つまり大学中退者であっても、フラットな状態で評価を受けられるんですよね。
この点を考えても、「就職Shop」のようなサイトはすべてが未経験OKの求人となっており、大学中退者との相性が非常によいです。
一方で大卒者などが使う一般的な就活サイトでは、このような未経験者を対象とする求人はあまり簡単に見つかりません。
もちろん大学中退者でも、経歴などを求められる一般的な求人に受かる可能性はあります。
とはいえ少しでもスムーズに内定を得たい人は、未経験OKの求人に応募するとより順調に就活を終えられるでしょう。
秘訣③ 人手不足の業界を志望する
人手不足の業界を志望するのも1つの方法ですね。
人材が不足している業界ではほかの分野よりも多くの人材が募集されやすく、採用倍率が低くなりやすいからです。
採用倍率が低いと、当然内定をもらいやすくなりますからね。
たとえば、業界自体が急速に発展しているIT業界では人手不足の傾向があります。
また販売系の職種や不動産系の会社でも、人手不足のところは多い印象ですね。
とくにIT系の会社では、実力主義で学歴などもあまり問われないことがあります。
IT企業で働くことに関心がある人は、実力主義の会社を探した上で求められるスキルを把握し、まずはスキル習得を目指すのもよいでしょう。
秘訣④ 中退した理由を説明する
大学中退者の就活では、中退した理由を聞かれるケースがほとんどです。
そのため内定獲得の可能性を高めたいなら、選考前の対策が欠かせません。
企業側からするとすぐに辞めそうな人材は採用したくないので、大学を中退した理由として納得できる内容を答えることがポイントです。
例をあげると、「できる限り早く社会に出て、働きたいと思った」などですね。
「何となくやる気が起きなかったから」のようにネガティブな理由を伝えると、たとえ本音の回答だったとしても悪印象を与えかねません。
企業は長期に渡って会社に貢献してくれる人材を求めているので、中退理由としては納得感を得られるものを求めているからです。
中退理由についても、就活サイトを利用するとプロが一緒に回答を考えてくれます。
自分一人で納得感のある回答を考えられないときは、就活サイトに登録してプロにアドバイスをもらうとよいでしょう。
秘訣⑤ 空白期間をできる限り短くする
大学をやめてから就活を始めるまでの期間を短くすることも大切です。
というのも、空白期間が長いと何もせずフラフラしていたと思われやすいから。
目的意識などを持たずにただ大学を中退していたと思われると、企業側はやはりいい印象を抱きません。
企業は自社に貢献してくれる人材を求めているので、やる気のなさそうな人を積極的に採用しようとは思わないですからね。
もしすでに空白期間が長くなっている場合は、中退後の過ごし方として納得してもらえそうな理由を語りましょう。
たとえば、「資格勉強やスキル習得に時間を使っていた」などですね。
中退理由と空白期間は、大学中退者を面接する企業がまず気にする内容です。
面接の場でいきなり質問されて困ることがないように、大学中退後に就活をするなら事前に回答を考えておきましょう。
秘訣⑥ 資格を取得する
最後6つ目に紹介するのは、資格を取得することです。
資格を保有していると、必ずしも就活で有利になるとは限りません。
しかし、なかには資格がないとそもそも応募できないような仕事があります。
また資格取得時に得た情報が仕事で活かせるような職種の場合は、多少なりとも選考時にプラスに作用するかもしれません。
つまり自分が気になる仕事に関連する資格があるなら、取得を目指してみても決して損することはないわけですね。
もちろん、単に暇つぶしとして資格を取得しても意味はありません。
ただ、気になる仕事に関連する資格がある場合は、取得を目指すのもアリでしょう。
やはり大学中退者が就活を成功させるには、就活サイトの利用が必須なんですね。
大学中退者の採用に前向きな会社を探すのは簡単ではないからね。中退理由や空白期間への質問にうまく答えるためにも、プロから受けるサポートは有用だよ。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
大学中退者が就活サイトを使うべき理由や具体的なおすすめサービス、就活サイトを最大限活用するコツなどについて網羅的に解説しました。
ライバルの存在や紹介してもらえる求人数などを考慮すると、大学中退者は転職サイトよりも就活サイトを使うべきです。
とはいえ、大学中退者の支援に強みを持つような就活サイトを使えば、学歴や経歴を問わず人材を募集するような会社は多く見つかります。
担当者の言葉を信じすぎないなどの注意点はありますが、この記事で紹介したような評判のよいサイトを使えば大きな失敗はまずありません。
現在の自分にも取り組める対策をできる限り実践して、ぜひ自分が少しでも納得できる企業の内定を勝ち取ってくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「【大学中退者の就活のやり方】全体の流れや具体的な方法を共有!」も読んでみてください。
大学中退者の就活のやり方について、全体の流れ・具体的な方法に分けて詳しく解説しました。
大学中退者には就活サイトの利用が圧倒的におすすめですが、そのほかにも考え得る方法を選択肢としてまとめています。
多くの選択肢を把握すればより自分に合った方法も選びやすくなるので、大学中退者で今後就活を始める人はぜひあわせて目を通してみてくださいね。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 社会人経験を持つライバルの存在や求人数の少なさを考えると、大学中退者は転職サイトではなく就活サイトを使うべきである。
- 大学中退者の就活では「就職Shop」と「UZUZ(ウズウズ)」の利用がおすすめである。
- 就活サイトは大前提として評判のよいものを選び、まずは複数サービスを併用すべきである。
- 最終学歴が高卒となる大学中退者は就職自体は難しくないが、正社員就職はやや難しい。
- 大学中退者が就活を成功させたいなら、何より就活サイトを有効活用すべきである。
今回の記事が少しでもあなたの役に立ったのなら幸せです。
就活攻略論には他にも、僕が4年に渡って書き続けた1000の記事があります。
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