今回の記事では、大学中退者でもハローワークを使えるのか?という疑問に対してバシッと解説します!
(ハローワークの概要やメリット・デメリットだけでなく、そのほかに利用価値の高いサービスも共有するよ!)
こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
(このブログ以外にも、僕を含めた編集部が企業を厳選した求人サイト「ホワイト企業ナビ」の運営も開始しました! » 求人一覧を見る)
大学中退後に就活を始める際、ハローワークの存在を頭に浮かべる人は多くいます。
しかしハローワークの利用経験がないと、そもそも大学中退者が就活する手段としても活用できる?と疑問に思うことが少なくありません。
結論からお伝えすると、大学中退者でもハローワークは利用できます。
ただしハローワークを使った就活にはデメリットもあるので、個人的には別のサービスとの併用がベストだと考えています。
この記事では、まずハローワークの概要をお伝えします。
その上で、就活成功のためによりおすすめなサービスや有効活用するコツなども共有していくので、大学中退者で就活を始める人はぜひ参考にしてください。
ハローワークを使うべきなのか気になります。
有効な手段だけど、ハローワークだけでは不十分。就活サービスも併用することで正社員採用の確率が高まるんだ!
- ハローワークとは?大学中退者でも使えるのか?
- 大学中退者が正社員になるにはハローワークと就活サイトを併用すべき
- 大学中退者におすすめの就活サイト3選
- 大学中退者がハローワークや就活サイトを有効活用するコツ
- 大学中退者がハローワークを利用するメリット
- 大学中退者がハローワークを利用するデメリット
- ハローワークの利用を検討する大学中退者からよくある質問
- 本記事の要点まとめ
ハローワークとは?大学中退者でも使えるのか?
最初の章では、ハローワークの概要を解説していきます。
ハローワークの利用経験がないと、大学中退者に限らずどんなサービスなのかよくわからないと思いますからね。
概要を理解する上で知っておくべき内容は、大きく以下の2つです。
それぞれの内容について、順に確認していきましょう。
【ハローワークの概要】
- ハローワークは国が運営する就職支援機関
- 年齢や社会人経験に関わらず利用できる
ハローワークは国が運営する就職支援機関
そもそもハローワークとは、国が運営する就職支援機関のこと。
公共職業安定所とも呼ばれ、民間企業の職業紹介などでは就職が難しい人を中心に支援する最後のセーフティネットとしての役割を担う存在ですね。
職業紹介のほかに、雇用保険や雇用対策などに関わる業務もおこなっているようです。
国が運営しているゆえに、ハローワークは全国の各都道府県にあります。
具体的な所在地などは、厚生労働省が公開する専用ページ内で確認できますよ。
ここで伝えたかったのは、ハローワークは企業が営利目的で運営しているサービスではないということ。
国が運営する公共機関なので、学歴などに関わらず堂々と利用すればOKです。
年齢や社会人経験に関わらず利用できる
国が運営するハローワークは、当然ながら年齢や社会人経験を問わず利用できます。
言い換えると、大学中退者でもまったく問題なく利用できるわけですね。
民間企業のサービスでは就職が難しかったような人材を中心に支援しているので、実際に学歴や経歴的に不利な人の利用が主なのかもしれません。
いずれにしても大学中退者も支援対象なので、積極的に利用すべきかと。
「ハローワークは失業者が利用するところ」といったイメージを持っている人もいますが、実際はそんな決まりはありません。
大学中退後の就活を始める上で何から手をつけるべきかわからない人は、ハローワークの利用を検討してみるのもよいでしょう。
なるほど、ハローワークは国が運営していて、大学中退者でも利用できるのですね。
まさにそのとおり。学歴や経歴に関わらず使えるから、少しでも気になるなら次に紹介するメリットデメリットも知った上で利用を検討するといいよ!
大学中退者が正社員になるにはハローワークと就活サイトを併用すべき
これからハローワークを使う予定の方にお伝えしたいことがあります。
それは、ハローワークだけでは大学中退後の就活では不十分だということ。
なぜなら、大学中退向けの求人は探すこと自体が簡単じゃないから。
加えて、ブラック求人なども多く含まれるため、マンツーマンサポートであなたに合った求人を紹介してもらうことが必要になります。
そこでおすすめなのが”ハローワークと就活サイトを併用する方法”です。
特に大学中退者向けの就活サイトでは、大学中退者の就活支援のプロがマンツーマンで支援してくれるので、利用しない手はありません。(完全無料です)
僕がハローワークと就活サイトの併用をおすすめする理由は以下の3つです。
それぞれの内容について、順に詳しく確認していきましょう。
【大学中退者にハローワークと就活サイトの併用をおすすめする理由】
- 大学中退に理解のある会社を紹介してもらえるから
- 応募できる求人の選択肢が増えるから
- 親身な担当者と出会いやすくなるから
理由① 大学中退に理解のある会社を紹介してもらえるから
登録するサービスをよく吟味した上で利用を開始すると、就活サイトでは大学中退に理解のある会社を紹介してもらえます。
就活サイトにはそれぞれ特色があり、なかには大学中退者やフリーターといった学歴や経歴が乏しい人材の支援に特化しているものがあるからです。
支援対象を限定していないハローワークは、大学中退者でも利用できます。
しかし、間口が広すぎるゆえに利用企業の種類も多岐にわたり、大学中退に理解のある求人があまり多くはないんですよね。
その点、大学中退者などを多く支援している就活サイトでは、自身を求めるような求人の情報をより多く紹介してもらえます。
結果としてハローワークだけを使うよりも、就活を効率化できるわけです。
いくらハローワークが無料で使えるといっても、紹介してもらった企業が大学中退者に否定的だったらなかなか内定はもらえません。
学歴をあまり重視しないで人材採用をする企業を効率的に見つけるためにも、就活サイトを併用する価値は大きいといえるでしょう。
理由② 応募できる求人の選択肢が増えるから
ハローワークと就活サイトを併用すると、応募できる求人の選択肢が増えます。
これは当然のことですが、企業を紹介してくれる相手が増えることで、自分が出会える求人の数も増えるからですね。
応募先の候補が増えると多くの選択肢のなかからエントリーする会社を選べるので、自分にとってより魅力的な企業に出会いやすくなります。
よって単純なことですが、企業の候補を増やすことは就活において重要なんですよね。
また、1つ目の理由で紹介したように、ハローワークでは大学中退に理解のある企業の求人はそこまで多くありません。
その点を考慮しても、大学中退者に偏見のない企業と効率的に出会える就活サイトの存在は、かなりありがたいといえます。
理由③ 親身な担当者と出会いやすくなるから
一般的に就活サイトでは、利用者に対してマンツーマンで担当者がつきます。
ハローワークと同じように、専任の担当者が就活支援をしてくれるわけですね。
ゆえにハローワークと就活サイトを併用すると、自分の就活支援をしてくれる担当者が自然と増えることになります。
そして担当者の数が増えると、親身な担当者とも出会いやすくなるわけですね。
就活サイトはハローワークとは異なり事業としてサービスをおこなっているので、利用者が内定を獲得できるように徹底的に支援してくれます。
もちろんなかには事務的な対応をする人もいますが、個人的な感覚としてはハローワークよりも親身な担当者が多くいる印象ですね。
ハローワークにしろ就活サイトにしろ、サポートをしてもらえるといっても対応が雑な人ではあまり就活を有利に進められません。
自分のことを本気で考えてくれるような対応者に出会うためにも、ハローワークに加えて就活サイトを利用するとよいでしょう。
ハローワーク以外にも、就活支援をしてくれるサービスは多くあるんだよね。大学中退者も対象とするサイトはとくに相性がいいから、併用するメリットは大いにあるよ!
求人のみを掲載しているような就活サイトしか知りませんでした。無料かつこんなにメリットがあるなら、ぜひ利用してみようと思います!
大学中退者におすすめの就活サイト3選
ハローワークと就活サイトを併用するメリットをお伝えしました。
就活サイトを同時に使う価値は大いにあると理解してもらえたと思います。
すると次に気になるのは「具体的にどのサイトに登録すべきか」ですよね。
就活サイトは世の中に非常に多く存在するので、就活を専門としている人でないと自分に合ったサービスは見つけにくいんですよね。
そこで本章では、就活を7年以上研究してきた僕がおすすめのサイトを厳選しました。
以下3サイトの概要について、順に確認していきましょう。
(ちなみに、大学中退者におすすめのサービスについては「【大学中退者におすすめの就活サイト5選】中退者向けサービスをまとめた!」でより詳しくまとめています!)
【大学中退者におすすめの就活サイト3選】
- 就職Shop
- UZUZ(ウズウズ)
- アドプラ ※東海エリア限定(愛知/岐阜/三重)
1位:就職Shop
就活サイトタイプ:エージェント
対象地域:関東・関西(現在すべてオンライン面談で対応中)
大学中退者に僕がもっともおすすめしているのは「就職Shop」です。
人材業界大手の株式会社リクルートが運営している就職・転職支援サービスですね。
のべ10万人以上の利用者が支援を受けており、実績もかなり豊富です。
利用者の9割が20代となっていることからも、大学中退後に初めて就活をするような人にはぴったりなサイトといえるかと。
書類選考なしで応募できる
就職Shopの最大の魅力は、書類選考なしで面接に進めることです。
就職Shopでは、面接前の段階でふるいにかける書類選考を受ける必要がありません。
書類選考なしで応募できるのは、経歴や資格などを重視しないで採用活動をする企業ばかりが利用しているからです。
よって、一般的には学歴的に不利になりやすい大学中退者であっても、偏見なく評価してもらえる企業と効率的に出会えるわけですね。
求人のすべてが未経験者を対象としている
就職Shopの取り扱い求人は、そのすべてが未経験者を対象としています。
これもまさに、学歴や職歴・社会人経験などを重視していない証拠といえるかと。
実際、既卒やフリーター・高卒・中卒などから入社している人が多数いるようです。
単なる謳い文句ではなく、実際に採用につながっているわけですね。
しかも登録企業数は10,000社を超えており、紹介してもらえる企業の数が少ないわけでもありません。
大学中退者が就活サイトを利用するなら、就職Shopは迷わず登録しておくべきといえるほど価値が高いサービスでしょう。
就職Shopの公式サイト:
2位:UZUZ(ウズウズ)
就活サイトタイプ:エージェント
対象地域:オンラインで対応可能
2つ目におすすめの就活サイトは「UZUZ(ウズウズ)」です。
(理系出身者の場合は、理系に特化した「UZUZ(理系特化)」を利用できます。)
UZUZは「失敗しない就職を」をキャッチフレーズとして、20代の第二新卒やフリーター・ニートなど向けに支援しているサービスですね。
学歴や経験に自信がない人の支援に特化しているので、大学中退後に就活をするような人でも問題なくサポートを受けられます。
利用者の評価や実績が非常に優れている
UZUZは、利用者からの評価や実績が圧倒的に優れています。
具体的には「就活支援サービス対応満足度」「信頼できる就活支援サービス」という2項目において、No.1の評価を受けていました。
また入社後の定着率についても、96.8%と非常に高い値となっています。
企業とのミスマッチが多いと、定着率は低くなりやすいです。
UZUZがいかに利用者と相性のよい会社を紹介しているかがわかりますね。
ハローワークでは、自分と相性のよい企業と出会えないケースが珍しくありません。
本質的に相性のよい企業に就職したいなら、一度はUZUZを利用すべきといえます。
独自の基準を設けてブラック企業を排除している
UZUZは、ブラック企業を排除するために独自の基準を設けています。
取り扱い企業を選別する際の基準を明確にすることで、悪質な会社が利用することを避けているわけですね。
この基準は、3,000社以上の企業を訪問するなかで作り上げたとのこと。
たとえば、残業時間が規定を超えていたり離職率が高かったりする会社などは、紹介不可の求人として取り扱いをしていないようです。
ある程度の優良度が担保されていれば、紹介された求人に安心して応募できます。
サイト自体がブラック企業を排除していることも、UZUZの魅力といえるでしょう。
UZUZの公式サイト:
理系出身者に特化したUZUZのサイト:
3位:アドプラ ※東海エリア限定(愛知/岐阜/三重)
就活サイトタイプ:エージェント
対象地域:東海エリア(愛知・三重・岐阜)
最後3つ目におすすめの就活サイトは「アドプラ」です。
アドプラは、対象地域を東海3県のみに限定している就活サイトですね。
エリアが限られているので、ほかの地域の企業を志望する人には合いません。
ただ東海エリアの就活支援にはかなり強みを持っているので、愛知県などで就職を考えているなら利用する価値が高いですよ。
東海エリアの企業数がNo.1
アドブラの最大の強みは、東海エリアの取り扱い企業数がトップであること。
愛知・岐阜・三重の1万社以上と取引があり、同エリアにおいてはNo.1です。
大手や中小・ベンチャー企業など、求人企業の種類もさまざまでした。
東海エリアで就職先を探しているなら、間違いなく利用すべきといえます。
リモートでの支援に対応している
アドブラは、リモートでの就職支援にも対応しています。
具体的には、ビデオ通話や電話を使った就活サポートに対応していました。
よって現在は東海エリアに暮らしていない人でも、離れた場所からリモートで就活サポートを受けられます。
実家が東海エリアで現在は別の地域に暮らしているような人も、気軽な気持ちでサポートをお願いするとよいでしょう。
アドプラの公式サイト:
https://www.ap-net.co.jp/service-introduction/
大学中退者が就活をするなら、「就職Shop」と「UZUZ」の利用が圧倒的におすすめだね。加えて東海エリアで就活をする人は、アドプラにも登録しておくといいよ!
大学中退者の就活支援にも強いようなサービスがいくつもあるのですね!
大学中退者がハローワークや就活サイトを有効活用するコツ
大学中退者におすすめの就活サイトを3つ厳選して共有しました。
続いてこの章では、ハローワークや就活サイトを有効活用するコツを紹介します。
ハローワークなどは就活支援をしてくれるありがたい存在ですが、コツを押さえていないと意外と就活に苦戦しやすいんですよね。
以下の2つについて簡潔に解説していくので、利用前にさくっと確認しておきましょう。
【大学中退者がハローワークや就活サイトを有効活用するコツ】
- 複数のサービスを同時に利用する
- 対応が雑な担当者の意見は無視する
コツ① 複数のサービスを同時に利用する
1つ目のコツは、複数のサービスを同時に利用すること。
たとえばハローワークだけを使うのではなく、ハローワーク+就活サイト1〜2個を利用するようなイメージですね。
というのも、1つのサービスだけではハズレの担当者に当たるリスクがあるから。
また紹介してもらえる求人も限られるので、就職先の候補が自然と少なくなってしまい、魅力的な会社にも出会いにくくなります。
上記のようなネガティブ要素をなくすには、複数サービスの利用が手っ取り早い。
管理工数は増えますが、いずれも無料で使えるので大きなデメリットはないですよ。
個人的にはハローワークよりも就活サイトのほうが利用価値が高いと考えているので、就活サイトを2〜3個併用するのがおすすめですね。
可能な限りリスクを減らすためにも、就活支援サービスは複数を併用しましょう。
コツ② 対応が雑な担当者の意見は無視する
2つ目のコツは、対応が雑な担当者の意見は無視することです。
記事内でも何度かお伝えしましたが、就活支援サービスでは微妙な担当者に当たってしまうことが珍しくありません。
担当者も人なので利用者との相性があるのは当然ですが、対応が雑なアドバイザーの意見を聞いても意味がないことは明白です。
それなら、ほかの担当者からも支援を受けて意見を聞いたほうが有益ですよね。
こういったリスクを排除するためにも、特定のサービスに依存して就活を進めるのは避けるべきなんです。
残念ながら、対応が雑な担当者に当たる可能性はゼロではありません。
担当者の対応に少しでも違和感を覚えることがあれば、そのアドバイザーの意見は無視して就活を進めましょう。
なるほど、就活支援サービスならではのリスクを減らすためにも、複数サイトを同時に利用することが重要なんですね。
管理工数が増える分大変ではあるけど、何より無料で使えるし、就活を成功させたいならできる限り妥協せずに取り組むべきだよ。
大学中退者がハローワークを利用するメリット
続いてこの章では、大学中退者がハローワークを利用するメリットを紹介します。
概要だけでなく、メリット・デメリットを整理するとより理解が深まりますよ。
ハローワークの利用メリットは大きく以下の4つですね。
それぞれ簡潔に紹介していくので、ぜひさくっと目を通してみてください。
【大学中退者がハローワークを利用するメリット】
- 完全無料で使える
- 居住地を問わず利用できる
- 気軽に就職の相談できる
- 就職サポートを受けられる
メリット① 完全無料で使える
1つ目のメリットは、完全無料で使えること。
就活をサポートしてもらえるのに、利用者は一切費用を支払う必要がありません。
ハローワークは全国各地にあるので、多くの利用者によって足を運びやすく、交通費などもあまりかからないはずです。
就活前は収入が不安定なことも多いので、無料で使えるのはありがたいですね。
メリット② 居住地を問わず利用できる
2つ目のメリットは、居住地を問わず利用できることです。
ハローワークは各都道府県に拠点があるので、全国のどの地域に住む人であっても利用できるんですよね。
もちろん拠点との距離によって、アクセスのしやすさには違いがあると思います。
とはいえ、たとえば東京にしか拠点がないようなサービスと比較すると、全国各地に用意されているハローワークは利用しやすいサービスといえます。
メリット③ 気軽に就職の相談できる
3つ目のメリットは、気軽に就職の相談できること。
ハローワークは就職支援における最後のセーフティネットとしての役割を担っており、どんな立場の人でもキャリアに関する相談ができます。
大学に通っている人は、学内のキャリアセンターの職員などにいつでも相談できるような環境があると思います。
ただ一方で、大学を中退した人やフリーターの人などは、意外とキャリアに関する相談ができる相手っていないものなんですよね。
その点、無条件で就職の相談ができるハローワークの存在はありがたいかと。
この記事の読者のなかにも、キャリアに関する悩みを自分一人で抱えてしまっている人がいるかもしれません。
こういった人は、公共の支援機関であるハローワークを利用してみるとよいでしょう。
メリット④ 就職サポートを受けられる
最後4つ目のメリットは、就職サポートを受けられることです。
ハローワークでは単に就職に関する相談ができるだけでなく、内定獲得に向けたサポートも受けられるんですよね。
具体的には、求人紹介や面接対策などの選考支援を受けられます。
普段からあらゆる人の就職支援をしている人が客観的なアドバイスをくれるので、就活経験のない大学中退者の人にもぴったりといえるかと。
自分一人で就活を進めると、どうしても視野が狭くなりやすいです。
その点でも幅広いサポートを提供してくれるハローワークは、新たに就活を始める大学中退者にとって有用な存在といえるでしょう。
ハローワークの利用にお金は一切必要ないのですね。ほかの都道府県に足を運ぶ必要がないのも、たしかに魅力的ですね。
就活を始めるためにお金がかかるとかなり困るから、完全無料なのは助かるよね。間口は限定されていないから、ぜひ気軽に相談してみるといいよ。
大学中退者がハローワークを利用するデメリット
次にこの章では、大学中退者がハローワークを利用するデメリットを紹介します。
どんなサービスでも、メリットだけでなくデメリットが存在するものです。
ゆえに重要なのは、デメリットも把握した上で利用を検討すること。
ネガティブな点も知った上で利用を開始すれば、ギャップを感じて後悔することはまずありません。
僕が考えるハローワークのデメリットは大きく3つあります。
以下の内容について、順に詳しく見ていきましょう。
【大学中退者がハローワークを利用するデメリット】
- ブラック企業の求人も含まれる
- 事務的な対応をされやすい
- 否定的な意見をいわれることがある
デメリット① ブラック企業の求人も含まれる
1つ目のデメリットは、ブラック企業の求人も含まれること。
ハローワークを利用するなら、これは絶対に知っておくべき内容ですね。
ハローワークは国が運営しており、利用者は完全無料で使えるとお伝えしました。
ただし、これは求人を募集する企業に対しても同様です。
一般的な求人サイトでは企業は手数料を支払って人材を募集しているのに対し、ハローワークでは企業側も無料で求人を掲載できるんですよね。
つまり財政的にあまり余裕がなかったり、採用にできる限りお金をかけたくなかったりするような企業が利用している可能性もあるわけです。
そして、このような会社は社員の待遇改善などにも予算を使う余裕がないので、ブラック度も高い傾向があるわけですね。
まとめると、求人を無料で掲載できるハローワークはどんな企業も利用しやすいため、なかにはブラック企業の求人も含まれています。
国が運営しているからといって利用企業の質もすべてが高いわけではないので、ハローワークを使う際には必ず頭に入れておきましょう。
デメリット② 事務的な対応をされやすい
2つ目のデメリットは、事務的な対応をされやすいことです。
ハローワークは公共の就職支援機関であり、採用を成立させたところで職員側にはあまりメリットがありません。
もちろん社会的な意義はありますし、表面的には大きな価値があります。
しかし採用成立時に運営側が手数料を受け取る就活サイトなどとは異なり、内定獲得をサポートしても利益は発生しないんですよね。
ゆえに、ある意味単に仕事としてサポートされる傾向があるわけです。
当然ながら、職員全員の対応が事務的というわけでもありません。
ただ構造上の理由で事務的な対応をされやすいことは、ハローワークの利用前に知っておくとよいでしょう。
デメリット③ 否定的な意見をいわれることがある
最後3つ目のデメリットは、否定的な意見をいわれることがあることです。
ハローワークのメリットとして、無料で就職相談ができたり就職サポートを受けられたりすることをお伝えしました。
しかし、就活相談などに対応してくれるのはハローワークの職員です。
そのため、担当となる職員によってどんな意見をくれるかは差があるんですよね。
事務的な対応をする職員がいるだけでなく、なかには学歴や経歴など的に不利な人にネガティブな声をかける人も存在するんです。
もちろん、こういった否定的な意見をいう職員の声は信じる必要はありません。
学歴など的に不利な状況であっても、その前提を踏まえてどうすべきかを考えることが、就職支援において本来やるべきことだからです。
ただ、とくに自分に自信がない状態で否定的な意見をいわれると、過度に受け入れてしまい就活にも悪影響が生じる恐れがあります。
人が対応する以上なかには質の低いサポートをする職員もいるので、ハローワークを利用する際には懸念点として知っておくとよいでしょう。
国が運営する公共の機関ゆえに、財政的な余裕がない企業も使っていたり、事務的な対応をする職員もいたりするわけですね。
まさにそのとおりなんだよね。メリットだけを知って利用すると後悔する可能性があるから、事前にネガティブな点も頭に入れておこう。
ハローワークの利用を検討する大学中退者からよくある質問
最後に本章では、ハローワークの利用を検討する大学中退者からよくある質問に回答します。
以下4つの質問について、順に見ていきましょう。
【ハローワークの利用を検討する大学中退者からよくある質問】
- ハローワークの利用の流れは?
- ハローワークに行くときの持ち物は?
- ハローワークに行くときの服装は?
- 大学中退者でもハローワークで正社員を目指せる?
質問① ハローワークの利用の流れは?
ハローワークの利用の流れは以下のとおりです。
【ハローワークの利用の流れ】
- 登録手続きをする
- ハローワークカードを受け取る
- 施設の利用方法や求人の検索方法を教えてもらう
- パソコンで求人検索をする
- 必要に応じて担当者に相談をする
- 気になる企業に応募する
- 実際に選考に進む
初めて利用する際には、まず窓口での登録手続きが必要です。
窓口で初めて利用する旨を伝えると案内してもらえるので、まずはハローワークの利用意思を伝えてください。
手続きが進むと、担当者がハローワークの利用方法を詳しく教えてくれます。
必要に応じて就職相談などもできるので、会話のなかで不明に思うことや相談したいことがあれば気軽に話をしてみるとよいでしょう。
質問② ハローワークに行くときの持ち物は?
初めてハローワークを利用する際に必要な持ち物はとくにありません。
強いていえば、担当者の方の話をメモできるように紙や筆記用具だけ持っていくと安心ですね。
質問③ ハローワークに行くときの服装は?
服装についても、特別指定はありません。
普段着で行っても決して失礼ではないので、気楽に足を運んでみてください。
質問④ 大学中退者でもハローワークで正社員を目指せる?
結論、大学中退者でもハローワークで正社員を目指せます。
しかし、ハローワークには優良度が高いとはいえないような企業の求人も豊富にあるため、正社員を目指すのは決して簡単ではありません。
大学中退者が正社員就職を目指すなら、個人的にはハローワークよりもやはり就活サイトの利用をおすすめします。
大学中退者でも正社員として就職することは可能なので、最初から諦めずに愚直に対策を進めるとよいでしょう。
利用経験がないと不安に思うこともあるけど、ハローワークは敷居が高い場所ではないよ。疑問点は担当者に質問するだけだし、まずは気軽な気持ちで利用してみてね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
ハローワークの概要やメリット・デメリット、就活サイトと併用すべき理由やこれらを有効活用するコツなどについて網羅的に解説しました。
ハローワークは年齢や社会人経験などを問わず、誰でも無料で利用できます。
しかしブラック企業の求人も含まれていたり、事務的な対応をされやすかったりとデメリットも無視はできません。
これらのネガティブ要素を減らすには、やはり就活サイトとの併用が効果的です。
この記事で紹介したおすすめサービスやコツを踏まえて、ぜひ大学中退という経歴があっても納得のいく企業から内定を勝ち取ってくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「【大学中退者の就活のやり方】全体の流れや具体的な方法を共有!」も読んでみてください。
大学を中退した後の就活のやり方について、全体の流れ・具体的な方法に分けて詳しく解説しました。
大学中退者が就活を進める方法は、ハローワークを使ったやり方だけではありません。
全体像を把握しておけば自分にとって最適なやり方で就活を進めやすくなるので、ぜひあわせて目を通してみてくださいね。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- ハローワークは国が運営する就職支援機関であり、大学中退者でも問題なく使える。
- ハローワークは、完全無料かつ居住地を問わず利用できる。
- ブラック企業も使っていたり、事務的な対応をする職員もいたりする点がデメリットである。
- ハローワークのリスクヘッジのために、就活サイトとの併用がおすすめである。
- 大学中退者が就活を始めるなら「就職Shop」や「UZUZ(ウズウズ)」の利用がおすすめである。
今回の記事が少しでもあなたの役に立ったのなら幸せです。
就活攻略論には他にも、僕が4年に渡って書き続けた1000の記事があります。
ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです\(^o^)/